二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》【報告あり】
日時: 2022/11/08 21:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1336

どうも。おろさんです。
『ウルトラワールドでの日常』の新スレ。第2章です。
様々な世界を巡る、『交叉伝クロスオーバー』の物語をお楽しみください。




~注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・(多分)不定期更新
・シリアス展開有
・登場作品のネタバレ注意
・誤字脱字あったらゴメンナサイ(蛇足)
・気軽にコメントお待ちしております
(*依頼の応募だけ、感想がなってない、荒らし・誹謗中傷 等はご遠慮ください)

(順次更新予定)


~目次~

序幕『新たな物語の前に』
・《始まり》《過去》>>1-3
・《月へ》>>4-5
・《月面対戦》>>6-8
・《ある事件》>>9-11


『世界を交える出会い』
パート1 >>14-15
パート2 >>16-19>>20


『日常話』(そうじゃないのもある)
とことん書いた小話2つ >>118
作成しましょうカードゲームを >>119-120
新しいシステムと新しい力 >>123
オリジナルカードゲーム始動 >>124
久々の松 >>244
米森サトルの憂鬱 >>247
月とバスターズと >>342
ダークアイwithぴえんハザード >>357-360
ロボットカルテット >>361
オバケのホテルで暗闇大パニック >>362-363
折角なので昔話(?) >>390
また来ましたウルトラワールド >>452
四季のフラワーマスターと警視総監煉獄王 >>480-481
念写天狗と忍者 >>484
夜兎とメイド。その信念は >>487-488
カリスマ祷(!?) >>491-492
破壊の力と羽を持つ者 >>495-497
秘封倶楽部初代会長 >>514-515
二童子と吉原 >>550-551
『暗鏡王』を探しに鏡の世界へ 前編>>554 後編>>558-560
思い付きで何か作ると最終的にトラブルが起きる >>593-595
きっかけの出会い >>596-598



『救出・ミッション』
イカした英雄 >>45
ワールドクラフター >>48
闇の魔導士と森姉弟 >>51
ソルジャー・クラス1st >>70
雇われ遊撃隊長 >>73-74
名もなき見習い魔女と格闘女王様 >>78-79
花のオーバーテクノロジー >>89
秘封のスペルと自称大王 >>125
チャンピオンを目指す者とゲーマーな少年 >>136
彗星の魔導士と恋心抱く占い乙女 >>139
雷撃のネズミポケモンとノイグラードの女王 >>140
孤高の処刑女王と深紅の咲き誇りし女帝 >>250
ジャングルの王者と南国の軽業師 >>258
史上最凶のエレベーターガール >>262
氷壁の双星 >>364
ドぎついピンクスナイパー >>365
超天才理系超美少女兼超電子ドーナツ研究部員 >>366-367
騒霊三姉妹 >>474
夢幻のパーカッショニスト >>477


『銭天堂・笑ゥせぇるすまん』
危機感みかん 前編>>464-465 後編>>468-470
人間回収車 >>518-519
大事なモノ 前編>>541-542 後編>>545-547
組み立てクッキー 前編>>599-600 後編>>601-603



『依頼』
・コピー >>54-55
・本探しのために図書館へ。救出のために鏡の世界へ。
前半 >>59-61 後編 >>64-65
・ハロウィンナイト・ガンシューティング >>85
・椿の花と魔石とワープスター >>128-131
・並行世界の銭天堂 >>143
・シャインの奪還を >>173-174
・倒壊した図書館 >>178
・カードゲームは分かりやすさも大事 >>181
・回避せよ。ブラッドウェディング >>254-255
・奪還と防衛 >>346-347
・クッパクラウンの改良 >>351
・戦闘訓練の手伝い >>354
・クローン社の情報を得ろ >>455
・勝手に動く卒業制作品 >>459-460
・たとえ道具であろうとも >>536-537


『インクウェル島編』
・勢揃い。クロスオーバー >>21-23
・何が何でも >>24
・息抜き程度の休息 >>25-28
・介入。インクウェル島 >>29-32
・いざ探索。 >>33-34
・再会と出会いと厄介な事態と >>35-37
・悪意の虚無 >>38-41
・心無き者達 >>92-93
・超高校級のマジシャンと赤き猫の地縛霊 >>97-98
・模倣体『コピー』 >>99
・『鍵』とボスレベルのディスペクター >>100-103
・突入。デビルのカジノ >>106
・心無きゲーム >>107-108
・崩せ。理不尽なゲーム >>111-112
・対決!!傲慢のボスエネミー >>113-114
・解放 >>115

・次の世界へ行くために >>146
・UMAの事 >>147
・再び捜索。インクウェル島 >>148-149
・緑の人気もの >>150
・言葉通りの悪魔 >>151
・導く鍵 >>155-156


『99コロシアム編』
・いざ次の世界へ >>160
・99コロシアム >>164
・ぷよぷよとテトリス >>167-168
・意外と早く見つかる乗組員探し >>171
・地下には何が >>172
・改装された地下 >>182-183
・突入。無情なレースゲームへ >>184
・再会。そしてレースゲームへ。 >>189-190
・厄介な展開だらけ? >>194
・亜空のバイクレースと刈り取る少女 >>197-198
・『正々堂々』と『卑怯』 >>201
・危機一髪。そして『フィギュア化』の意味の石化 >>205
・電撃の女子高生ギタリストと正々堂々と石化と >>206-207
・『動きを止める』石化 >>210-211
・ディスペクト。『侍』と『装甲戦車』、『不死』と『惨死』 >>212
・侍の士気と宝来の人の形 >>215-216
・継承の力『レクスターズ』 >>219
・いざ地下施設へ。99コロシアム編終盤 >>223
・大穴での交戦 >>226-227
・打ち破れ!リプログラム >>231
・いざ突入、中央部。現れるは強欲のボスエネミー >>234
・マザーコンピューター『メデューサ』 >>238-240


『かぶき町編』
・気を抜いてたら意外とトラブルに会うよね >>266-267
・犬の散歩から空の平和を守るまで >>270
・探しモノは案外早く見つかる >>273
・面倒ごとは意外と早く解決できるかもしれない >>276-277
・割とさりげなく結構な頻度で発生する再開と出会いのイベント >>280-281
・数が多ければ心当たりも多い >>285
・宿題終わらなくて困るのは後回しにした自分自身だ >>288
・時には大胆不敵に >>291-292
・集まれば大体ややこしくなる >>295
・お決まりのパターンなんてものは存在しない。多分 >>300
・追い込まれた途端に投げ出すのはやめなさい >>303
・所見殺しなんて大体の人が引っかかるんだよ >>306
・嫌いなモノはハッキリ嫌いって言うのも大事 >>309-310
・一度トラブルが起こったら色んな形で何度も起こる >>313-314
・『王』って字を付ければかっこよくなるとは限らない >>317
・どんなこともきっかけは最初は至って単純な理由 >>318
・抗え。若き者達よ >>319-321
・正義を謳いあげる奴にロクな奴いないって大体間違って無い >>322-323
・強そうなやつほどたまに出オチ要員になりやすい >>324-325
・信用しない人は勝手に信用しない >>328
・ちょっと色々話しておいたほうが良くって >>329
・いざ突入してみたらまさかの事態とか色々あった件 >>330-331
・怠惰な空間で踊り明かすかどうするか >>332-334
・人任せにし過ぎるのはダメ >>335-336
・天然パーマに大した奴はいない >>337


『幻想郷編』
・その日、2人の少女は幻想へと発つ >>368
・再会と巫女と生まれざる者 >>369-371
・奇怪な異変と裏切りの巫女!? >>372
・妖怪の山探索~河童とツノありと厄神と浮遊霊~ >>373
・秋を彩る探索劇 >>374
・片腕有角の仙人と改造された土司るカミさま >>375-376
・幻想郷捜索。起こりし異常 >>377-378
・昼でも尚月夜は輝いて >>379
・ゲッコウガの説明と、人里での逃走劇 >>380
・命蓮寺と銀河を巡る『王』 >>381-382
・再会とか出会いとか貸本屋での世間話(?)とか >>383-384
・いざ輝針城 >>385
・守れ。神霊廟 >>386
・博麗神社付近での出来事。解放を主張する怪しき男現る >>389
・レッツら紅魔館 >>391
・忍び寄る金色の影 >>392
・図書館を荒らす本型魔物 >>393
・悪魔の妹。触れずとも壊す『破壊王』 >>396
・追跡。吸血鬼連れ去る金色の青年 >>397
・魔法の森探索。世界最速のハリネズミと黄色い伝説現る >>398-399
・霧の湖でルーミアを探せ >>400-402
・いざ冥界。探すは境界に住む妖怪 >>405-406
・境を織る少女と大妖怪。感情無き世界望む男現る >>407
・『非想非非想天の娘』×『小さきエレクトロン巨人』 >>408
・永遠亭の薬師の元へ >>409-410
・銀色の侍VS神霊の依り憑く月の姫 >>411
・脅迫される博麗の巫女。次向うは地底 >>412-413
・閉じた恋の瞳 >>414
・地底を行き来するジャックフロスト >>415-416
・牙をむく三叉のディスペクター。地霊殿に向え >>421-422
・固き牙を破れ >>423-424
・内に秘めた感情と感情操作 >>425-426
・表情豊かなポーカーフェイス >>427
・クラキの証言。まだまだ漂う不穏な空気 >>430
・争い、追われ、騙され、閉じ込められ >>431-432
・地獄の女神介入。博麗霊夢解放大作戦 >>433-434
・ゲーチスの目論み。霊夢の本音 >>435-436
・負の感情と電撃の乱入 >>437
・ゲーチスを退けろ >>438
・空間王を止めろ >>442-444
・霊夢の証言。幻想郷解放のためにいざ行かん。 >>445
・嫉妬に染められた色彩 >>446
・博麗神社を取り戻せ。そして解放と帰還。またすぐに来るけどさ >>447-449


『外界編』
・オカルティズムな探偵 >>500
・真実知ール >>503-504
・外界に住む狂信者 >>507-508
・事態の収束と外界の協力者 >>511


『『謎』が集まる探偵事務所編』
・行【ひとさがしのために】 >>523
・主【じょしゅとたんてい】 >>526
・殺【じけん】 >>529
・隠【かくす】 >>532-533


『シャドウシネマラビリンス編』
・復元された世界 >>564
・早々に起こる厄介事 >>567
・大衆の映画館街。映画好きの少女と時空を彷徨う者達 >>568-569
・虚飾の栄光の映画 >>570
・目覚めた黒猫(ブラックキャット) >>571
・映画館街に現れる番人 >>572
・スティックス・カントリー >>573-574
・妨害電波装置を破壊せよ >>575-576
・とにかく立ちはだかる番人。とにかく色々判明する >>577-578
・キーパー・オブ・シザース >>579-580
・再会のために >>581-583
・ようやく。そして・・・ >>584
・いざ急げ。異変解決のために >>585
・虚飾の戦姫の映画・・・? >>588-589
・覚悟と鏡 >>590-591
・映画館は残り続ける。例え客がいなくとも >>592



タグ
クロスオーバー オリキャラ・オリ設定 東方project 秘封倶楽部 スマブラ登場作品関係 ポケモン ポップンミュージック ペルソナ スタジオわさび ぷよぷよ・ぷよテト ダンガンロンパ カップヘッド VOCALOID 妖怪ウォッチ おそ松さん 銀魂 銭天堂 デュエルマスターズ 笑ゥせぇるすまん 魔人探偵脳嚙ネウロ BLACK CAT ヘンリー・スティックミン  等(順次更新予定

BUG依頼応募用紙 >>42(休止)

BUGメンバー一覧 >>417

Re: ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》 ( No.543 )
日時: 2022/06/17 22:41
名前: 大瑠璃音葉(元:桜木霊歌) (ID: fVy8heSC)

こんにちは!大瑠璃音葉です!
音葉「黒須〜どうどう!守りたいって思うのは良いことだけど、自分の身を守った上で尚且相手も守らないと、相手が心配しちゃうよ?まあ、両方できる人間って少ないけどね・・・お守りの首輪のアクセサリー・・・ってあの男、完全に逆恨みじゃん!逆恨み駄目絶対!よろしくない!ねくろも何売ってんのさ!?・・・どんな危険からも身を護るアクセサリーと無敵の力が得られるクッキー・・・矛盾してない?相打ちにならない?」
次回も楽しみに待ってます!

コメント返却 ( No.544 )
日時: 2022/06/18 17:40
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)


>>大瑠璃音葉さん
コメントありがとうございます。
独特な心配性の性格の持ち主である鈴音黒須。そういや自分に優しくない奴は他人にも優しくできないってどっかの白血球が言っていたなぁ・・・
そしてさとりが喪黒から渡された首輪もといチョーカーと、逆恨みの感情を抱いた男がねくろから押し付けられたクッキー。これらが一体どういう事態を巻き起こすのか。それはこの後です。



コメントありがとうございます。本編までしばらくお待ちください。

大事なモノ ( No.545 )
日時: 2022/06/18 17:49
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。





・・・さて、前回喪黒にお守り効果がある首輪もといチョーカーを貰ったさとり。物語はどう動くのか。








《バトリオシティ:喫茶キャノン・ド》


黒須「・・・これを、俺に?」

さとり「・・・はい。・・・日頃の感謝を兼ねて。」

・・・翌日。さとりは、箱に入れた、首輪のようなアクセサリーを黒須に渡す。

黒須「うお、所謂『チョーカー』ってやつか。ありがとうございます。」

さとり「・・・そう言ってくれるとこちらも光栄です。」


・・・早速、黒須はさとりに貰ったチョーカーを付けてみる。


さとり「(意外と似合ってる・・・)」

黒須「・・・お、案外いい感じ・・・「バチィッ!!」!!・・・すいませんちょっと急用!!」


・・・『危機感みかん』の効果で察知能力が反応したらしく、黒須は反応の場所に行く。


さとり「早速ですか・・・待ってくださいって!!」←追ってみる






数分後・・・



黒須「いよしけしからんことしようとしてる輩は」




ニワトリ刑事「オラァ!!ようやく捕まえたぞ連続誘拐犯!!」

ネズミ刑事「刃物も没収!!そんで攫った奴等はどこだぁ!!」

誘拐犯の男「くそおおおおっ!!何でバレたっ!!」



みほ「えっ、誘拐犯!?いつの間に背後に!?怖っ!危なっ!!」


・・・黒須が駆けつける前に、既に何とかなっていた。



黒須「・・・ありゃ・・・(・□・)」




さとり「ゼェ・・・ゼェ・・・あ、あら・・・」←走って来た




黒須「・・・「バチィッ!!」チッ!!またか!!」←また移動



さとり「えっ!?ちょ、ちょっと待って・・・;;;」←また追う




数分後



銀行にて。



強盗「強盗だ!!手をあげろ!!金を出せ」


ドガッ!!バギッ!!ドゴッ!!ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!


大地「・・・アホくさっ」←強盗共の真後ろにいた



黒須「・・・(・ー・)」



数分後



殺人鬼「ぐははははは!!この特性の刀で世の中を荒らして」


銀時「自分のバイクで走ってるゥゥゥゥゥゥ!!」←バイクで走行中


殺人鬼「あっふぉ!!?」←バイクにはねられる


さっちゃん「銀さああああああああああああああああああああああん!!つか誰だお前邪魔ァァァァァァァァァァ!!」←苦無とかを投げまくった後蹴とばす


殺人鬼「ああああああっ!!!?こんなのって無いひ・・・」←ぶっ飛ばされて刀も壊れて失神



黒須「・・・えーっと・・・もしもし警察ですか」←警察呼んだ




・・・と言う感じでまぁ、黒須が駆けつけたその時には、大体自体が解決している感じだった。





さとり「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・勘弁してよ・・・でも、この感じは・・・」←物陰で見ていた

喪黒「どうです?物凄い効き目でしょう?」

・・・いつの間にか喪黒が。

さとり「ひゃっ!!?も、喪黒さん・・・これがあの首輪の効き目なのですか・・・」

喪黒「ええ、その通りです。・・・あの首輪は、身の危険が起きそうな時に反応して、未然に、それもとーっても自然に(?)、それを防ぐようにする効果を持っているのですよ。」

さとり「だからさっきから・・・本当に物凄い効き目ですね・・・」

喪黒「そうでしょう?・・・ただあの首輪、少し注意点があるのですよ。」

さとり「注意点・・・?」


・・・黒須が移動していくのを見て、それを追うように移動しながら、さとりは喪黒の話を聞く。



喪黒「あの首輪、防衛能力が行き過ぎて、たまに無関係の人に被害が及んでしまう場合があるんです。だから、定期的に首輪を外すようにしてください。」

さとり「えっ・・・し、しかし・・・」




黒須「・・・む?」


・・・歩道を歩こうとした黒須だが、横から信号無視のトラックが。


通行人「あっ!!危ない!!「ドォォォォン!!」


すると、トラックのタイヤがパンクし、スリップして通行人の方にぶつかりそうになる。・・・が、たまたま通りかかっていたクッパが怪力でトラックとの衝突を防いだ。


クッパ「ふぅ・・・大丈夫か?」

通行人「え、ええ・・・」



黒須「・・・!?危なっかしい・・・なんちゅう偶然なんだ・・・?悪い意味で・・・」





さとり「・・・・!」

喪黒「・・・ほら言ったでしょう?取り返しのつかない事になる前に、くれぐれもお願いしますよ?」


・・・そう言って喪黒は去って行った。



さとり「っ・・・」







男「くくっ・・・見つけた・・・!!」






一旦区切ります。感想まだ

大事なモノ ( No.546 )
日時: 2022/06/18 17:57
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き



・・・その夜。夜道を歩く黒須。



黒須「はぁ・・・何か妙な日だったなぁ・・・」




さとり「・・・どうしましょう・・・」


・・・さとりはまた悩み始めた。黒須に渡した首輪、本人は豪く気に入っているため外す気がしないのだ。

・・・だがそのままにしておけば、黒須が望ましくないことになってしまう。と言う事で、とにかく悩みの種が余計に増えてしまったのだ。


さとり「・・・どうしよう・・・・・・あら?」




・・・すると、昨日の不審な男が黒須の背後にいるのを見つける。



男「さぁ・・・俺のライフプランのためにお前にはくたばってもらうぞ・・・」

男は、『無敵クッキー』を缶から出して食べる。



男「うおおおお・・・力がみなぎってくる・・・うおらあああああああああああああああああああっ!!!」



さとり「!!黒須さんっ!!!」




黒須「・・・えっ?」


・・・何故か首輪の効果が発揮されず、男の攻撃が、黒須にクリーンヒットした。黒須は思いっきりぶっ飛ばされる。


黒須「がっ・・・!!」



さとり「黒須さんっ!!」←駆け寄る


・・・黒須はそのまま倒れこんで失神。


男「くくっ・・・邪魔者は消えた・・・これで・・・「ちょーっと待ちなさい。」!!」


・・・男の前に、喪黒が立ちふさがる。


喪黒「いけませんねぇそう言うマネは。」


さとり「も、喪黒さん・・・!?」


喪黒「ここは私にお任せください。」


男「だ、誰だお前!!ぶっ潰してやーー」


喪黒「ドーーーーーーーーン!!」


男「あぎゃっ!!?」


『ドーン』で男を思いっきり突き飛ばした。


男「っ・・・くそっ!!」←逃げる





さとり「黒須さんっ!!しっかりしてください!!」

黒須「うぐっ・・・」


喪黒「・・・これは・・・さとりさん、急いで彼を病院に・・・」




数十分後・・・



《バトリオ病院》


さとり「・・・それで、容態は・・・」


医師「・・・かなり異質な呪詛をかけられています。・・・普通の治療法ではまず目覚めることも・・・」


さとり「そんなっ・・・」






・・・ベッドで寝込む黒須と、それを傍で見るさとり。


さとり「っ・・・何で急にこんな事に・・・「厄介な事になってしまいましたねぇ。」!」


・・・病室に、喪黒が入って来る。


喪黒「どうやら、先程の男が黒須さんを恨んで、かなり悪質な所に頼ったようですね。まさか首輪の力を上回ってしまうなんて・・・」


さとり「・・・出て行ってください。」


喪黒「!しかしーー」


さとり「いいから出て行ってください!!こんなことになるのならあなたなんかに頼るんじゃありませんでしたよ!!!」


さとりは、無理矢理喪黒を追い出した。


さとり「っ・・・ううっ・・・」

・・・さとりは、涙をこぼしてしまった。



黒須「・・・(眠ったまま」


さとり「黒須さん・・・何でこんなことにっ・・・!!」



・・・黒須には、かなり異質な呪詛が植え付けられているようで、どうも現在の方法じゃ解呪が出来ないらしい。

・・・どうにもできないこの状況。・・・さとりは、泣いてもどうにもできないことに悔しさを覚え、病室から出て行った。



黒須「・・・・・・・



・・・「バチィッ!!」










《とある道》


男「くそっ・・・何でだ・・・無敵になれるんじゃなかったのか・・・!!?」


・・・先程喪黒に突き飛ばされたことに怒りを覚える男。


男「・・・いや、違う・・・きっと食べる量が足りないんだ・・これを全部食べて・・・」


・・・そう言って男は、無敵クッキーをバリバリ食べる。


男「ぐ・・・ぐ・・・



・・・ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」





一旦区切ります。感想まだ

大事なモノ ( No.547 )
日時: 2022/06/18 18:31
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き



数十分後・・・


・・・夜道。



さとり「・・・」


・・・黒須の事でまだ悲しくなっているさとり。自分が情けない。そんな感情をごまかそうと夜道を歩く。



さとり「・・・「よぉ・・・」!!」



・・・すると、さとりの背後にいたのは・・・


男「くくくっ・・・」


・・・先程の男だった。無敵クッキーの食べ過ぎのせいなのか・・・


男「うがああああああああああああああ!!!」


さとり「ひゃああっ!!?」



・・・逃げるさとり。だが、彼女の体力の低さと足の遅さで、男にすぐさま追いつかれる。



男「クククっ・・・いい女だ・・・まずはお前を・・・」


さとり「い、いやっ・・・!!」



《バトリオ病院》


喪黒「・・・追い返されてしまいましたが、流石に放っておくわけにはいきませんねぇ・・・おや・・・?」

病室に入った喪黒だが、すると病床で眠っていたはずの黒須の様子に変化が。


黒須「ぐおっ・・・あああああっ・・・!!!」


喪黒「これはまさか・・・呪詛を無理やり解こうとしていると!!?しかし見る限り・・・」


・・・黒須は能力で呪詛を破壊しようとしているようだが、その呪詛のせいで体が自由に動かない。だが、必死に抗おうとしている。大事な存在を守るために・・・


黒須「がっ!!ぐっ!!がああああああああああああああっ!!!」


喪黒「・・・貴方のその信念には感心しましたよ・・・良いでしょう。こうなれ手伝ってあげましょう。






・・・・ドーーーーーーーーーーーーーーーン!!!」


黒須「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

・・・そして、次第に呪詛が壊れ始め・・・







こいし「店長大丈夫かなぁ。何か通り魔に襲われた・・・らしいけど」

センリツ「だとしても何で病院に・・・何でそんな・・・「チュドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!」!!?」

・・・黒須が入院舌的な話を聞いて、こいし達がバトリオ病院に来たが、すると、激しい大爆発音が響き渡った。

こいし「えっ、何何!!?」

センリツ「・・・行ってみましょう・・・!!」



・・・黒須がいた病室に行くと、眠っていたはずの黒須の姿は無く、病室中が凍り、窓から誰か出て行ったような痕跡が。



センリツ「こ・・・これは・・・!!?」



・・・病床には、壊れた首輪が落ちていた。







男「クククッ・・・さぁ!!ここでーー」

さとり「っ・・・!!」


・・・窮地に陥っていたさとり。そしたら・・・









「させるかゴラァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」


・・・横から誰かが飛んできて、男を思いっきり殴り飛ばした。


さとり「あっ・・・・・・!!!」




男「ぐっ・・・・何で・・・何で・・・何で復活してるんだよ!!!」



黒須「・・・んなことどうでもいいだろ。・・・立て。仕置きの時間だ。」


さとり「黒須さん・・・!!」


黒須「・・・すみません。色々心配かけてしまって・・・」




男「くそっ!!ふざけやがって!!俺は無敵なんだああああああああああああああああああああああ!!!」



・・・男は、拳にエネルギーを溜め、とんでもない一撃をくらわそうとする。

・・・が


黒須「・・・どういう仕組みかは知らないが・・・




・・・その力、そっくりそのまま返してやるよ。」


黒須は、右腕を能力で凍らせ、レーザー砲のようにする。



黒須「・・・模倣『陽炎砲撃ブルー・メルキス』!!」


・・・そして、右腕から氷のレーザーが放たれる。男に直撃して、更に・・・


男「ぐっ・・・この程度・・・ん?」


・・・男に溜まっていたエネルギーが、黒須の方に吸収され始める。


男「て、テメェっ!!一体何しやがった!!?」


黒須「言っただろ?『そっくりそのまま返してやる』って。これぞメルキスさんから教わった、反撃を許さない究極の兵器の陽炎ようえんの一撃!!相手の呪文・・・この場合お前の能力を・・・こっちが使う!!」


・・・レーザー弾で男を突き飛ばした後、黒須は吸収したエネルギーで男を思いっきり殴りまくる。

黒須「しゃあああああああああああああああああああらあああああああああああああああああああああああっ!!!」

男「ぐああああああああああああああっ!!!」

・・・最後の一撃で、男を物凄い距離までぶっ飛ばした。



黒須「ゼェ・・・ゼェ・・・何とかなった・・・「黒須さんっ!!」


・・・疲労がたまり倒れかけたところを、さとりがキャッチして抱き着く。


黒須「どっ!!?さ、さとりさん・・・」

さとり「ううっ・・・心配かけないでくださいっ・・・!!」

黒須「それは・・・申し訳ない・・・(ーvー;)」



・・・そして、事態は収まったのだった。




《バトリオシティ:禁断王の神殿跡地》


男「くそっ・・・俺は・・・無敵なんだ・・・」

・・・黒須にぶっ飛ばされ、ここまで不時着した男。無敵クッキーの効果は切れていないようだが・・・



「・・・何者だ。この俺の眠りを妨げるものは・・・」


男「!?・・・誰だ!!出てこい!!俺は無敵なんだ!!どんな奴でもひねりつぶしてやる!!」


「ほう・・・大した自身じゃないか・・・」


男「い、良いから出てこい!!うおおおおお「バチィッ!!」ぎゃっ!!?」


男はなりふり構わずパンチをしようとすると、あっさり弾かれる。


「フン、分かり切った事だったがその程度か・・・まあいい。暇つぶしにはなるか・・・」


男「ぐっ・・・ひ、ひぃぃっ!!!?」


・・・男の目の前に、巨大なクリーチャーが現れる。


ドキンダムX「さぁ・・・この『ドキンダムX』の力の前にひれ伏せ!!そして贄となれ!!」


男「い、嫌だ・・・嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だーー






・・・・嫌だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」








メルキス「・・・む?今何やら断末魔が聞こえた気がするが・・・気のせいか・・・」









数日後・・・




《地霊殿》


・・・さとりの部屋。ある一通の手紙が届いていたが、さとりが読んだ後ゴミ箱に捨てられていた。


手紙の内容『黒須さんにかけられた呪詛を解くのに首輪の魔力を利用させていただいたため、首輪が壊れてしまいました。また首輪が必要な時はこちらへ。喪黒より』←住所が書かれてる





《バトリオシティ:喫茶キャノン・ド》


黒須「・・・はい、コーヒーおまちどうさまです。」

さとり「・・・ありがとうございます。」



・・・この日も、さとりはまた喫茶キャノン・ドに訪れ、黒須が淹れたコーヒーを飲む。



黒須「・・・しかし、この前は大変でしたなぁ・・・あんな不意打ち喰らうなんて・・・」


さとり「・・・ああなるのを避けたければ、自分の事も大切にしてくださいよ。」


黒須「それは・・・そうですよねぇ・・・あの一件で良く分かりましたよ。





・・・それに、『惚れた女』の涙は見たくないですし。」


さとり「・・・えっ?今・・・」

黒須「い、いや何でもないですよ!?あ、心は読ませませんよ!!?ぱーるーぱーるりぱーるりらぁぁぁぁ(?)」

さとり「く、黒須さーん・・・?


・・・フフッ・・・」




・・・ああ、そっか・・・



私、黒須さんの事・・・








喪黒「・・・やはり、首輪なんて最初から必要無かったようですねぇ。




・・・人は、身近な人の身に何かが起こった途端、大事な事に気づくものです。まぁさとりさんは妖怪ですし、それに、気づいた時には遅いなんてこともありますけれど・・・





どうであれ、自分の『思い』に気づけたさとりさんは、運が良かったのでしょうねぇ。ホーッホッホッホッホ・・・」





終演。





《補足・紹介》

~ふしぎ駄菓子~

『無敵クッキー』
とある男にねくろが押し付けた缶入りクッキー。
食べれば物凄い力を得られるが、謎が多い特殊な力や、日々の努力で力を身に着けた者の実力、そもそも規格外すぎる力には全く敵わない。






~後書き~
今回は『笑ゥせぇるすまん回』でした。こんな喪黒さんがあっても良いじゃない(?)
・・・さて、事態はあの秘神の部下2人が・・・銀魂世界のあの場所に?
今回はここまで。感想OK。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。