二次創作小説(新・総合)

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ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》【報告あり】
日時: 2022/11/08 21:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1336

どうも。おろさんです。
『ウルトラワールドでの日常』の新スレ。第2章です。
様々な世界を巡る、『交叉伝クロスオーバー』の物語をお楽しみください。




~注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・(多分)不定期更新
・シリアス展開有
・登場作品のネタバレ注意
・誤字脱字あったらゴメンナサイ(蛇足)
・気軽にコメントお待ちしております
(*依頼の応募だけ、感想がなってない、荒らし・誹謗中傷 等はご遠慮ください)

(順次更新予定)


~目次~

序幕『新たな物語の前に』
・《始まり》《過去》>>1-3
・《月へ》>>4-5
・《月面対戦》>>6-8
・《ある事件》>>9-11


『世界を交える出会い』
パート1 >>14-15
パート2 >>16-19>>20


『日常話』(そうじゃないのもある)
とことん書いた小話2つ >>118
作成しましょうカードゲームを >>119-120
新しいシステムと新しい力 >>123
オリジナルカードゲーム始動 >>124
久々の松 >>244
米森サトルの憂鬱 >>247
月とバスターズと >>342
ダークアイwithぴえんハザード >>357-360
ロボットカルテット >>361
オバケのホテルで暗闇大パニック >>362-363
折角なので昔話(?) >>390
また来ましたウルトラワールド >>452
四季のフラワーマスターと警視総監煉獄王 >>480-481
念写天狗と忍者 >>484
夜兎とメイド。その信念は >>487-488
カリスマ祷(!?) >>491-492
破壊の力と羽を持つ者 >>495-497
秘封倶楽部初代会長 >>514-515
二童子と吉原 >>550-551
『暗鏡王』を探しに鏡の世界へ 前編>>554 後編>>558-560
思い付きで何か作ると最終的にトラブルが起きる >>593-595
きっかけの出会い >>596-598



『救出・ミッション』
イカした英雄 >>45
ワールドクラフター >>48
闇の魔導士と森姉弟 >>51
ソルジャー・クラス1st >>70
雇われ遊撃隊長 >>73-74
名もなき見習い魔女と格闘女王様 >>78-79
花のオーバーテクノロジー >>89
秘封のスペルと自称大王 >>125
チャンピオンを目指す者とゲーマーな少年 >>136
彗星の魔導士と恋心抱く占い乙女 >>139
雷撃のネズミポケモンとノイグラードの女王 >>140
孤高の処刑女王と深紅の咲き誇りし女帝 >>250
ジャングルの王者と南国の軽業師 >>258
史上最凶のエレベーターガール >>262
氷壁の双星 >>364
ドぎついピンクスナイパー >>365
超天才理系超美少女兼超電子ドーナツ研究部員 >>366-367
騒霊三姉妹 >>474
夢幻のパーカッショニスト >>477


『銭天堂・笑ゥせぇるすまん』
危機感みかん 前編>>464-465 後編>>468-470
人間回収車 >>518-519
大事なモノ 前編>>541-542 後編>>545-547
組み立てクッキー 前編>>599-600 後編>>601-603



『依頼』
・コピー >>54-55
・本探しのために図書館へ。救出のために鏡の世界へ。
前半 >>59-61 後編 >>64-65
・ハロウィンナイト・ガンシューティング >>85
・椿の花と魔石とワープスター >>128-131
・並行世界の銭天堂 >>143
・シャインの奪還を >>173-174
・倒壊した図書館 >>178
・カードゲームは分かりやすさも大事 >>181
・回避せよ。ブラッドウェディング >>254-255
・奪還と防衛 >>346-347
・クッパクラウンの改良 >>351
・戦闘訓練の手伝い >>354
・クローン社の情報を得ろ >>455
・勝手に動く卒業制作品 >>459-460
・たとえ道具であろうとも >>536-537


『インクウェル島編』
・勢揃い。クロスオーバー >>21-23
・何が何でも >>24
・息抜き程度の休息 >>25-28
・介入。インクウェル島 >>29-32
・いざ探索。 >>33-34
・再会と出会いと厄介な事態と >>35-37
・悪意の虚無 >>38-41
・心無き者達 >>92-93
・超高校級のマジシャンと赤き猫の地縛霊 >>97-98
・模倣体『コピー』 >>99
・『鍵』とボスレベルのディスペクター >>100-103
・突入。デビルのカジノ >>106
・心無きゲーム >>107-108
・崩せ。理不尽なゲーム >>111-112
・対決!!傲慢のボスエネミー >>113-114
・解放 >>115

・次の世界へ行くために >>146
・UMAの事 >>147
・再び捜索。インクウェル島 >>148-149
・緑の人気もの >>150
・言葉通りの悪魔 >>151
・導く鍵 >>155-156


『99コロシアム編』
・いざ次の世界へ >>160
・99コロシアム >>164
・ぷよぷよとテトリス >>167-168
・意外と早く見つかる乗組員探し >>171
・地下には何が >>172
・改装された地下 >>182-183
・突入。無情なレースゲームへ >>184
・再会。そしてレースゲームへ。 >>189-190
・厄介な展開だらけ? >>194
・亜空のバイクレースと刈り取る少女 >>197-198
・『正々堂々』と『卑怯』 >>201
・危機一髪。そして『フィギュア化』の意味の石化 >>205
・電撃の女子高生ギタリストと正々堂々と石化と >>206-207
・『動きを止める』石化 >>210-211
・ディスペクト。『侍』と『装甲戦車』、『不死』と『惨死』 >>212
・侍の士気と宝来の人の形 >>215-216
・継承の力『レクスターズ』 >>219
・いざ地下施設へ。99コロシアム編終盤 >>223
・大穴での交戦 >>226-227
・打ち破れ!リプログラム >>231
・いざ突入、中央部。現れるは強欲のボスエネミー >>234
・マザーコンピューター『メデューサ』 >>238-240


『かぶき町編』
・気を抜いてたら意外とトラブルに会うよね >>266-267
・犬の散歩から空の平和を守るまで >>270
・探しモノは案外早く見つかる >>273
・面倒ごとは意外と早く解決できるかもしれない >>276-277
・割とさりげなく結構な頻度で発生する再開と出会いのイベント >>280-281
・数が多ければ心当たりも多い >>285
・宿題終わらなくて困るのは後回しにした自分自身だ >>288
・時には大胆不敵に >>291-292
・集まれば大体ややこしくなる >>295
・お決まりのパターンなんてものは存在しない。多分 >>300
・追い込まれた途端に投げ出すのはやめなさい >>303
・所見殺しなんて大体の人が引っかかるんだよ >>306
・嫌いなモノはハッキリ嫌いって言うのも大事 >>309-310
・一度トラブルが起こったら色んな形で何度も起こる >>313-314
・『王』って字を付ければかっこよくなるとは限らない >>317
・どんなこともきっかけは最初は至って単純な理由 >>318
・抗え。若き者達よ >>319-321
・正義を謳いあげる奴にロクな奴いないって大体間違って無い >>322-323
・強そうなやつほどたまに出オチ要員になりやすい >>324-325
・信用しない人は勝手に信用しない >>328
・ちょっと色々話しておいたほうが良くって >>329
・いざ突入してみたらまさかの事態とか色々あった件 >>330-331
・怠惰な空間で踊り明かすかどうするか >>332-334
・人任せにし過ぎるのはダメ >>335-336
・天然パーマに大した奴はいない >>337


『幻想郷編』
・その日、2人の少女は幻想へと発つ >>368
・再会と巫女と生まれざる者 >>369-371
・奇怪な異変と裏切りの巫女!? >>372
・妖怪の山探索~河童とツノありと厄神と浮遊霊~ >>373
・秋を彩る探索劇 >>374
・片腕有角の仙人と改造された土司るカミさま >>375-376
・幻想郷捜索。起こりし異常 >>377-378
・昼でも尚月夜は輝いて >>379
・ゲッコウガの説明と、人里での逃走劇 >>380
・命蓮寺と銀河を巡る『王』 >>381-382
・再会とか出会いとか貸本屋での世間話(?)とか >>383-384
・いざ輝針城 >>385
・守れ。神霊廟 >>386
・博麗神社付近での出来事。解放を主張する怪しき男現る >>389
・レッツら紅魔館 >>391
・忍び寄る金色の影 >>392
・図書館を荒らす本型魔物 >>393
・悪魔の妹。触れずとも壊す『破壊王』 >>396
・追跡。吸血鬼連れ去る金色の青年 >>397
・魔法の森探索。世界最速のハリネズミと黄色い伝説現る >>398-399
・霧の湖でルーミアを探せ >>400-402
・いざ冥界。探すは境界に住む妖怪 >>405-406
・境を織る少女と大妖怪。感情無き世界望む男現る >>407
・『非想非非想天の娘』×『小さきエレクトロン巨人』 >>408
・永遠亭の薬師の元へ >>409-410
・銀色の侍VS神霊の依り憑く月の姫 >>411
・脅迫される博麗の巫女。次向うは地底 >>412-413
・閉じた恋の瞳 >>414
・地底を行き来するジャックフロスト >>415-416
・牙をむく三叉のディスペクター。地霊殿に向え >>421-422
・固き牙を破れ >>423-424
・内に秘めた感情と感情操作 >>425-426
・表情豊かなポーカーフェイス >>427
・クラキの証言。まだまだ漂う不穏な空気 >>430
・争い、追われ、騙され、閉じ込められ >>431-432
・地獄の女神介入。博麗霊夢解放大作戦 >>433-434
・ゲーチスの目論み。霊夢の本音 >>435-436
・負の感情と電撃の乱入 >>437
・ゲーチスを退けろ >>438
・空間王を止めろ >>442-444
・霊夢の証言。幻想郷解放のためにいざ行かん。 >>445
・嫉妬に染められた色彩 >>446
・博麗神社を取り戻せ。そして解放と帰還。またすぐに来るけどさ >>447-449


『外界編』
・オカルティズムな探偵 >>500
・真実知ール >>503-504
・外界に住む狂信者 >>507-508
・事態の収束と外界の協力者 >>511


『『謎』が集まる探偵事務所編』
・行【ひとさがしのために】 >>523
・主【じょしゅとたんてい】 >>526
・殺【じけん】 >>529
・隠【かくす】 >>532-533


『シャドウシネマラビリンス編』
・復元された世界 >>564
・早々に起こる厄介事 >>567
・大衆の映画館街。映画好きの少女と時空を彷徨う者達 >>568-569
・虚飾の栄光の映画 >>570
・目覚めた黒猫(ブラックキャット) >>571
・映画館街に現れる番人 >>572
・スティックス・カントリー >>573-574
・妨害電波装置を破壊せよ >>575-576
・とにかく立ちはだかる番人。とにかく色々判明する >>577-578
・キーパー・オブ・シザース >>579-580
・再会のために >>581-583
・ようやく。そして・・・ >>584
・いざ急げ。異変解決のために >>585
・虚飾の戦姫の映画・・・? >>588-589
・覚悟と鏡 >>590-591
・映画館は残り続ける。例え客がいなくとも >>592



タグ
クロスオーバー オリキャラ・オリ設定 東方project 秘封倶楽部 スマブラ登場作品関係 ポケモン ポップンミュージック ペルソナ スタジオわさび ぷよぷよ・ぷよテト ダンガンロンパ カップヘッド VOCALOID 妖怪ウォッチ おそ松さん 銀魂 銭天堂 デュエルマスターズ 笑ゥせぇるすまん 魔人探偵脳嚙ネウロ BLACK CAT ヘンリー・スティックミン  等(順次更新予定

BUG依頼応募用紙 >>42(休止)

BUGメンバー一覧 >>417

改装された地下 ( No.183 )
日時: 2021/12/28 19:03
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き。




約5分後・・・




《ホテルのような施設》


・・・(道中に現れるエネミーも倒しながら)百鬼姫に連れられ訪れたのはホテルのような地下施設。やけに身長が低い(中学生くらいの身長の)赤髪一つ結びストレートのホテルマンの女の人が出迎えてくる。


百鬼姫「知り合いなのじゃが、同じ部屋に連れて行って構わんか。」


ホテルマンの女の人「はい。ご自由にどうぞ。」



完二&GUMI「・・・・?」





《ホテルの一室付近》


カービィ「ここって?」

百鬼姫「『自称』安全な場所らしい。だが、ハートレスだとかアウトロー兵だとかがホテルのスタッフをやっておるし、実際はただの幽閉施設みたいなものじゃ。


・・・ひとまず入るぞ。「ぺったんたんめうー!!!」うおっ!?」

陽介「ぎゃっす!!?」


・・・百鬼姫が鍵を開けて扉を開けると、唐突に大きなハンマーが振り下ろされる。百鬼姫が横によけたら、陽介にハンマーが直撃。



うさ耳付きヘッドフォンを付けた桃髪少女「めうっ?誰かと思えばひゃききだっためう?・・・でも今当てたの誰めう?」

ギャルっぽい金髪少女「・・・ってあれ?何か見覚えのある人たちがいるような・・・てか知らないのも混じってるし」

おっとりした感じの紫髪少女「何だかよくわかりませんが、とってもとっても安心できるような出来ないような・・・」

涼しい雰囲気の黒髪少女「でも、前までの状況よりは良いんじゃないのかしら?」



蓮子「えっ、この子たちは・・・」

メリー「もしかして、仲間?」


百鬼姫「ああ。・・・『日向美ビタースイーツ♪』・・・そういう名のバンドを組んでいる5人で、わらわの・・・友人じゃ。」



活発そうな茶髪少女「ふおおおお・・・何だかすごそうだよっ・・・!」


百鬼姫「ひとまず、お互いの情報を話そうかのう。まずは自己紹介が先じゃが。」




5分後・・・



・・・『日向美ビタースイーツ♪』の『山形まり花』、『和泉いずみ一舞いぶき』、『春日咲子』、『芽兎めう』、『霜月凛』。互いに自己紹介をして、まずBUG一行は、現在にいたるまでの事を説明する。


ギャルっぽい金髪少女→イブ「ディスタスとかハートレスって・・・意外と大変なことになってたのね・・・」

涼しい雰囲気の黒髪少女→凛「奇想天外な話ではあるけれど、急にこんな場所に飛ばされたり、あの妙な生き物やさっきの武器の事に説明がつくわね・・・」


リツ「さっきの武器?お前らにも発言したのか?」


活発そうな茶髪少女→まり花「うんうん!物凄いもさもさ(?)してたのが、ばーって出てきたと思ったら!」


蓮子「(あのノートから出る古代文字の事よね・・・?)」


・・・5名が発現した武器を現してみると、まり花は魔法少女感のあるステッキ、一舞は電撃を纏っている剣、咲子は僧侶が持ってそうな杖、めうはハンコみたいな大きなハンマー、凛はサバゲーのみたいな銃が。


うさ耳付きヘッドフォンを付けた桃髪少女→めう「デザインはめうがプロデュースしてたのにそっくりめう!!」

おっとりした感じの紫髪少女→咲子「なんだかとってもとってもしっくりきます。」


陽介「・・・で、何でさっきそのハンマーで殴りかかって来たの」


めう「はんこハンマーめう。ちなみにそのハートレスとやらと間違えたんだめう。あーめう。」


陽介「俺殴られ損じゃねーか!!?てか発言的に分かったけど俺死んでねーし!!(泣」



ロボット「・・・その武器、少し見せてみろ。・・・むぅ・・・?」


気になったロボットが発現した武器をじっくり見てみると、ロボットは武器から感じるエネルギーから、『光』の属性と『闇』の属性を感じる。
尚、そのエネルギーは百鬼姫も感じている模様。


百鬼姫「そういえば、護身用で闇の妖術で生んだ武器を渡していたが・・・それがこれに変化したというのか?」


まり花「うん。さっきのもさもさしてたのが、その武器を包んでそうなったよ。」


ロボット「成程な・・・本人がもつ『光』と、百鬼姫が持たせた『闇』の武器が、あの奇妙な古代文字によって変化したという事か・・・興味深い・・・」





完二「・・・(何か考え込んでる」

ワルイージ「ん?どうしたんだ完二。」

完二「いや、あのさっきのホテルマン・・・どこかで見覚えがある気がするんスよね・・・」

クマ「それって、もしかして気になる子クマか「何でそーなるんだよ!!!そういう意味でじゃねーよ!!」

GUMI「まぁ、どこかで見覚えがあるのは私も同じ。何か、前の依頼で面識があったような・・・」

雪子「えっ、そうなの?」


メリー「うーん・・・確かに変だったわよね。スタッフの大半はハートレスとアウトロー兵ばっかりだったし・・・」

直斗「怪しいですね・・・」


ティ「一応、気を付けた方が良いかもな。



・・・ん?そういえば、なんで99コロシアムの地下が改装されて、レースゲームが行われているんだ?」



ふと思い出したティがこう言うと、百鬼姫が知ってる限りの事を説明しようとする。



百鬼姫「・・・原因の根本は分からぬが・・・ただ、あの奇妙な乗り物競争の事なら大方分かる。




・・・まず、生目で見て概ねわかっておるかもしれぬが、あの競争に勝てば金がもらえて、負ければハートレスに連行されどうなるのか分からない・・・




だがどうやら参加している奴等の大半は、自らこの世界にやって来て参加しているらしい。」



一同「!!?」



百鬼姫「大方金に目がくらんだのじゃろう。」



千枝「でも、この世界は隔離されて道を絶たれてた・・・んだよね?ここも蓮子さんとメリーさんがキーブレードで開けるまで封鎖されてたわけだし。」



百鬼姫「ああ・・・だが、少し見てみろ。」



・・・百鬼姫が一室玄関の扉を開いて廊下を見ると、さっきの男が金を持って歩いている。




男1「ぐふ・・・ぐふふ・・・金だ・・・やっとこれで大金持ちに・・・にしても腹減ったな・・・「ウィィィン」・・・おっ」



テトリウィリー「パーット使エ。」

そこに、大量の食べ物(実際は安いモノだが全部高値で売られている)が積んであるカートを引いて移動しているハートレスが一体。
何か電波のようなモノを男に浴びせると・・・


男1「いひっ!!いひひっひっ!!全部くれ!!金は持ってるから!!」





エス「うわぁ・・・きっもーい・・・」

ピカチュウ「それは同感だが、ありゃどうなってるんだ?」


百鬼姫「・・・どうやら金銭感覚を鈍らせているらしい。唐突に大金を得た上に、あの妙な催眠電波を浴びせられた結果盛大に気が大きくなっておる。


・・・おそらく金も、ああいうのの使いまわしかもしれん。競争で腹を空かせた後、わざと安い作物を高値で売り、結果金が無くなり、その後またあの競争を開く。そんな感じで帰らせる機会を失くしている感じじゃな。
そもそもこ奴等、今になるまでここから出られなかったことにも、今でも気づいておらんのじゃ。」


悠「随分と悪質だな・・・」

ロボット「参加している者達も、欲にすっかり駆られていて話にもならん・・・」


凛「ああいう醜悪の集大成は不快極まりないわ・・・でも、これよりより一層不快なのが、そのレースゲームにあるわ。窓を見てみなさい。」



そう言って、窓越しにレースゲームの一部始終を見てみると・・・


女1「はぁ・・・はぁ・・・もう少し!!もう少しで金が手に・・・「ザシュッ!!!」えっ・・・?」


・・・突然現れた大型ハートレスが、女と女が乗っていたバイク諸共真っ二つにし、そのあと燃やしてしまった。あまりのえげつないため、一部の人には見せられない。

尚そのハートレスは、八つ裂鬼の頭と手(と鉈と包丁)が分離してカクカクした感じになっているのを宙に浮かせている、大きな人形代紙人形のようだった。
大きな炎の輪が2つに分裂し、車輪のようにレース場を走っている。



ハートレス《デジタヒューマ》「・・・・・」




男4「く、来るな!!オレはまだ死にたくな・・・」

テトリウィリー「・・・・(ぶつかって来る」

バーミリオンサンバ「・・・(ファイアを放つ」

男4「や、やめ「グシャッ」


・・・ハートレスが放った攻撃が直撃し、そのまま男が壁に激突して全身を強く打ってしまう。(後は以下同文)。




りんご「ひぃっ!!?何ですかあれはぁ!!?」


百鬼姫「・・・見ての通りじゃ。何故かああやって、突っ込んだり直接攻撃をしたりして、参加者の何名かを死傷に追い込んでいる。
特に、今のハートレスのようなかなりデカいのが、大量に参加者を狩っている。」

めう「みんながここに来る少し前にああいうのが出て来て、そしたらより一層物凄くグロテスクな事になっためう。あまりにも血みどろ過ぎていぶぶが怖がってりんりん先生に抱き着いてるめう。今も。」


イブ「オバケの方がよっぽどましぃぃぃぃ・・・」

凛「よ、洋服屋・・・だ、だから、ば、ばばば場を弁えなさ・・・(赤面」




アルル「それにしても、これは酷いよ・・・」

カーバンクル「ぐぐー・・・」

りんご「なぜこのようなおぞましいことをやってのけるのでしょうか・・・」


百鬼姫「悔しくもあるが全く分からぬ・・・だが、何か裏のルートを作って、参加者を招いているのだと思うが・・・


・・・だが、やり過ぎたせいか日に日に参加者が減っているらしくてのう。無理やり人を連れて来ては強制的にこの競争に参加させているなどと暴挙に出始めているようじゃ。

・・・その無理やり連れてこられた者の中には見知った顔もいたぞ。阻止しようとは考えたが、お前たちが来るまでエネミーに一切攻撃も通らなかったため中々近づけなかったのじゃ。」


フォックス「見知った顔って・・・俺達の仲間がこの世界にまだいるのか!!?」


百鬼姫「そうとしか考えられん。前にスマブラ屋敷で接触した者達も多いから・・・おそらくカゲムシ・・・もといゲムヲ殿も・・・」


ルイージ「『Mr.ゲーム&ウォッチ』も?そういえばいないと思ってたけれど・・・」


蓮子「ゲーム&ウォッチ?あの一番古い携帯ゲームの?」

ピチュー「そ。何か百鬼姫コイツと甘い物関係で仲良くなったみたいなんだ。」


カービィ「・・・でも、今だったら百鬼姫達もやっと戦えるから、このレースゲームを止めるチャンスかもよ!!」


咲子「確かにそれはカービィちゃんの言う通りです。」

まり花「うんうん。いつまでも百鬼ちゃんに頼るわけにもいかないもん!」


百鬼姫「お前達・・・」


メリー「決まりみたいね。ハートレスに連れて行かれた人たちの行方や発言も気になってたし、早いところ解決しなきゃ!!」




・・・ということで、悪質なレースゲームを止めるために、レース場に向かうことを決めたのだった。










ホテルマンの女の人「・・・やはり動きますか・・・(ドア越しに盗み聞き」







続く。感想OK。

突入。無情なレースゲームへ ( No.184 )
日時: 2021/12/29 18:23
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。




・・・前回、かなり酷いレースゲームが行われている、99コロシアムの改装された地下で、百期姫とひなビタ♪の5人と再会。
この理不尽なレースゲームに、仲間がいる可能性があるらしく、レースゲームを止めるため、仲間を救出するためにレース場へと向かおうとするのだった。



だが・・・






《ホテルらしき地下施設:一室》





ファルコ「とりあえず、さっさと行くぞ。」

シェゾ「・・・だな。あんなのを見てると目に余る。」

ヨッシー「ですが、あのレース場ってどう入ればいいんです?」

悠「言われてみればそうだな。下手に近づけばハートレスに侵入者扱いされる。」


百鬼姫「そういえば・・・分からんな・・・「あのーすいませーん。」・・・む?」


すると、ノック音が聞こえ、ドア越しに誰かが声をかける。



・・・扉を開けてみると、前髪で目の辺りが隠れている、何故メイドの服装をした黒髪の女の人が。


百鬼姫「誰だ。一体何の用じゃ」


メイド服の黒髪の女の人「・・・えっと、ここに『宇佐見蓮子』さんと『マエリベリー・ハーン』さんはいらっしゃいませんか。」



蓮子&メリー「!?」



・・・突然名指しされた蓮子とメリー。一応名乗って、メイド服の黒髪の女の人に前に出てみると・・・



メイド服の黒髪の女の人「くふっ・・・貴方達が・・・主催者様からこちらを。」


蓮子「主催者・・・?」

メリー「・・・あれ、これって・・・!?」




・・・メイド服の黒髪の女の人から渡されたのは、2枚の招待状のような紙。その紙には、『『99コロシアムレースゲーム』参加許可書』、そしてその内容等が書かれてある。



メイド服の黒髪の女の人「確かにお渡ししました。これさえあれば、貴方のお連れの方も、侵入者と認識されることはありません。
・・・あ、拒否権はございませんのでご了承ください。それでは・・・」←去って行く




まり花「・・・いきなり都合良さそうなのが手に入っちゃったよ。」

りんご「しかし大丈夫なのですか?最悪さっきの情景みたいに・・・」


蓮子「えっと・・・(紙の内容を見てみる)・・・あれ、ここに『相手やエネミーへの攻撃可能』って書いてある・・・」


エス「何か都合良すぎないかしら。」

ティ「だが、それだとハートレスの妨害を凌ぐのが難しそうだ。

・・・後、よく見たらさっきのその文章の上に『尚、このレースゲームには様々な妨害要素が含まれます。もし何も対策をせず、怪我を負ったりしてしまっても、我々運営は責任を一切負いません。』・・・って書いてあるぞ・・・」

オー「ピピ。」

ピカチュウ「てことは参加者あいつら、まさか金に目がくらみ過ぎて全く説明を読んでなかったのか?」

陽介「さっきの男のあの執着ぶりを見る限り、すっげーありえそうだな・・・」


メリー「私達なら、弾幕やキーブレードでどうにかできそうだけど・・・何で急にこんなのが・・・?


・・・しかも、『レースゲームに勝てば賞金が手に入りますが、負ければ石にされます』って・・・うう・・・;;」

ワルイージ「さっき参加者たちが『石になるのは嫌だ』なんて言ってたのはルールに言葉通り書かれていたからなのか・・・
つか、こういうルールってレース前にも教えられたりするもんじゃないのか?いや細かいところは知らねーけれど・・・」


百鬼姫「むぅ・・・危険ではあるが、これが本当ならば色々都合がよくなる。・・・参加者とやらも気になるところだが・・・」


リンタロウ「ここは、行ってみた方が手っ取り早いかも♪」



メリー「・・・そうね。何か、分かるかもしれないし。」

蓮子「決まりね。だったら行こう!この世界の『異変』を解決するために・・・ね!」



・・・こうして、レースゲームを止めるために、レース場へと向かうのだった。





ホテルマンの女の人「フフッ・・・予定通り、ですね・・・


・・・あなたも中々優秀ですよ。たしかに『容れモノ』にするには惜しいです・・・」



メイド服の黒髪の女の人「・・・誉め言葉をありがとうございます・・・



・・・くふっ・・・あのままあのコたちも・・・」



・・・メイド服を着た、(前髪で隠れていた)歪な形をした真っ黒な目の、黒髪の女の人の背後には、大量の蛇のような魔物が纏わりついていて・・・






《99コロシアム:地下のレース場》



女2「あはっ・・・あはははっ・・・やったわ!!夢にまで見た大金が遂に・・・(アウトロー兵から金を受け取る」


男5「そんな・・・嫌だ・・・石になるのは・・・ああああああ!!!(ハートレスに連れて行かれる。」




実況者のタコ『さぁ再び勝者が決まりました!え、えーと、勝者のは大金が送られます!!20人の内ワースト10位以内の方々は恐ろしい場所に・・・ていうか恐ろしいって言ってもどこに連れて行かれーー』


テトリダチョウ『クエエ・・・(脅す』


実況者のタコ『えええ、な、何でもないですスイマセン!!

と、とにかく哀れな敗者は石になってもらいます!!なんて残酷な末路なんだ!!くそっ!とにかく、実況は変わらず私『タコ』が行わせていただきます!!・・・あの、ところでそろそろ休ませ・・・』


テトリダチョウ『クエッ!!!(『働け』と言う意味でまた脅す』


実況者のタコ『な、なななな何でもございません!!命だけは!!』








マリオ「大丈夫なのか・・・あの実況者・・・」

咲子「あの方も数日間あんな感じです。」

フォックス「これもこれで少し複雑だな・・・」


コウ「それで、どうするつもりだ。エネミーも多い。内部に入るのは・・・まぁ強行突破で気をそらせることが出来るかもしれんが。「ふ、ふぅ・・・やっと終わった・・・かな・・・★」・・・む?」


りんご「おや・・・この声はもしや・・・!!」





・・・次回、レースゲームに挑戦。その前に再会も・・・!?





続く。

Re: ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》 ( No.185 )
日時: 2021/12/30 02:06
名前: 桜木霊歌 (ID: CrhN1.tR)

こんにちは!桜木霊歌です!
霊歌「うわ~・・・銭天堂みたいに有頂天になってる人や調子に乗ってる人が確実に読み飛ばすやつじゃん・・・何であのメイドさんメリーと蓮子に渡したの?私だったら絶対に渡さないと思うけど・・・」
次回も楽しみに待ってます!
PSこちらは今年最後の投稿ができました!時間があれば見てください!

Re: ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》 ( No.186 )
日時: 2021/12/30 16:29
名前: junris (ID: GbhM/jTP)

どうも、junrisです。感想と行きます

<カードゲーム>

 いい感じにできていましたか、ありがとうございます。実をいうと僕も少しの不安がありましたが、ありがとうございます!ちなみにマスターカードはストーリーが進むにつれて判明します

<99コロシアム>

 なるほど、ひなビタのスキルがイメージの通りの物に身についていましたか、何々?百鬼姫の護身用に武器から生まれたのですか...ってか、大金を持った人がなんかやばそうなことになってるんですけど!?やっぱり、マネーリテラシーは大事だな。(手取りとか貯金やネット銀行(おいおいおい、話がずれてるぞ))おっほん、さて参加にあたる紙には...『けがを負っても責任取れません』!?なんて恐ろしい事だ...ってか、参加者何も考えずにそれを読まなかったの!?これまた恐ろしいものだ...さて、今後どうなる事か楽しみにしていますよ

以上です、次回も楽しみにしています

Re: ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》 ( No.187 )
日時: 2021/12/30 16:56
名前: ゼット (ID: 0zy7n/lp)

ゼットです!

まさかとは思いましたが、ひなビタメンバーのお出ましですか!
というか敗者は石になるという恐怖がありますね・・・

更新お待ちしてます!


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