二次創作小説(新・総合)

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ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》【報告あり】
日時: 2022/11/08 21:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1336

どうも。おろさんです。
『ウルトラワールドでの日常』の新スレ。第2章です。
様々な世界を巡る、『交叉伝クロスオーバー』の物語をお楽しみください。




~注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・(多分)不定期更新
・シリアス展開有
・登場作品のネタバレ注意
・誤字脱字あったらゴメンナサイ(蛇足)
・気軽にコメントお待ちしております
(*依頼の応募だけ、感想がなってない、荒らし・誹謗中傷 等はご遠慮ください)

(順次更新予定)


~目次~

序幕『新たな物語の前に』
・《始まり》《過去》>>1-3
・《月へ》>>4-5
・《月面対戦》>>6-8
・《ある事件》>>9-11


『世界を交える出会い』
パート1 >>14-15
パート2 >>16-19>>20


『日常話』(そうじゃないのもある)
とことん書いた小話2つ >>118
作成しましょうカードゲームを >>119-120
新しいシステムと新しい力 >>123
オリジナルカードゲーム始動 >>124
久々の松 >>244
米森サトルの憂鬱 >>247
月とバスターズと >>342
ダークアイwithぴえんハザード >>357-360
ロボットカルテット >>361
オバケのホテルで暗闇大パニック >>362-363
折角なので昔話(?) >>390
また来ましたウルトラワールド >>452
四季のフラワーマスターと警視総監煉獄王 >>480-481
念写天狗と忍者 >>484
夜兎とメイド。その信念は >>487-488
カリスマ祷(!?) >>491-492
破壊の力と羽を持つ者 >>495-497
秘封倶楽部初代会長 >>514-515
二童子と吉原 >>550-551
『暗鏡王』を探しに鏡の世界へ 前編>>554 後編>>558-560
思い付きで何か作ると最終的にトラブルが起きる >>593-595
きっかけの出会い >>596-598



『救出・ミッション』
イカした英雄 >>45
ワールドクラフター >>48
闇の魔導士と森姉弟 >>51
ソルジャー・クラス1st >>70
雇われ遊撃隊長 >>73-74
名もなき見習い魔女と格闘女王様 >>78-79
花のオーバーテクノロジー >>89
秘封のスペルと自称大王 >>125
チャンピオンを目指す者とゲーマーな少年 >>136
彗星の魔導士と恋心抱く占い乙女 >>139
雷撃のネズミポケモンとノイグラードの女王 >>140
孤高の処刑女王と深紅の咲き誇りし女帝 >>250
ジャングルの王者と南国の軽業師 >>258
史上最凶のエレベーターガール >>262
氷壁の双星 >>364
ドぎついピンクスナイパー >>365
超天才理系超美少女兼超電子ドーナツ研究部員 >>366-367
騒霊三姉妹 >>474
夢幻のパーカッショニスト >>477


『銭天堂・笑ゥせぇるすまん』
危機感みかん 前編>>464-465 後編>>468-470
人間回収車 >>518-519
大事なモノ 前編>>541-542 後編>>545-547
組み立てクッキー 前編>>599-600 後編>>601-603



『依頼』
・コピー >>54-55
・本探しのために図書館へ。救出のために鏡の世界へ。
前半 >>59-61 後編 >>64-65
・ハロウィンナイト・ガンシューティング >>85
・椿の花と魔石とワープスター >>128-131
・並行世界の銭天堂 >>143
・シャインの奪還を >>173-174
・倒壊した図書館 >>178
・カードゲームは分かりやすさも大事 >>181
・回避せよ。ブラッドウェディング >>254-255
・奪還と防衛 >>346-347
・クッパクラウンの改良 >>351
・戦闘訓練の手伝い >>354
・クローン社の情報を得ろ >>455
・勝手に動く卒業制作品 >>459-460
・たとえ道具であろうとも >>536-537


『インクウェル島編』
・勢揃い。クロスオーバー >>21-23
・何が何でも >>24
・息抜き程度の休息 >>25-28
・介入。インクウェル島 >>29-32
・いざ探索。 >>33-34
・再会と出会いと厄介な事態と >>35-37
・悪意の虚無 >>38-41
・心無き者達 >>92-93
・超高校級のマジシャンと赤き猫の地縛霊 >>97-98
・模倣体『コピー』 >>99
・『鍵』とボスレベルのディスペクター >>100-103
・突入。デビルのカジノ >>106
・心無きゲーム >>107-108
・崩せ。理不尽なゲーム >>111-112
・対決!!傲慢のボスエネミー >>113-114
・解放 >>115

・次の世界へ行くために >>146
・UMAの事 >>147
・再び捜索。インクウェル島 >>148-149
・緑の人気もの >>150
・言葉通りの悪魔 >>151
・導く鍵 >>155-156


『99コロシアム編』
・いざ次の世界へ >>160
・99コロシアム >>164
・ぷよぷよとテトリス >>167-168
・意外と早く見つかる乗組員探し >>171
・地下には何が >>172
・改装された地下 >>182-183
・突入。無情なレースゲームへ >>184
・再会。そしてレースゲームへ。 >>189-190
・厄介な展開だらけ? >>194
・亜空のバイクレースと刈り取る少女 >>197-198
・『正々堂々』と『卑怯』 >>201
・危機一髪。そして『フィギュア化』の意味の石化 >>205
・電撃の女子高生ギタリストと正々堂々と石化と >>206-207
・『動きを止める』石化 >>210-211
・ディスペクト。『侍』と『装甲戦車』、『不死』と『惨死』 >>212
・侍の士気と宝来の人の形 >>215-216
・継承の力『レクスターズ』 >>219
・いざ地下施設へ。99コロシアム編終盤 >>223
・大穴での交戦 >>226-227
・打ち破れ!リプログラム >>231
・いざ突入、中央部。現れるは強欲のボスエネミー >>234
・マザーコンピューター『メデューサ』 >>238-240


『かぶき町編』
・気を抜いてたら意外とトラブルに会うよね >>266-267
・犬の散歩から空の平和を守るまで >>270
・探しモノは案外早く見つかる >>273
・面倒ごとは意外と早く解決できるかもしれない >>276-277
・割とさりげなく結構な頻度で発生する再開と出会いのイベント >>280-281
・数が多ければ心当たりも多い >>285
・宿題終わらなくて困るのは後回しにした自分自身だ >>288
・時には大胆不敵に >>291-292
・集まれば大体ややこしくなる >>295
・お決まりのパターンなんてものは存在しない。多分 >>300
・追い込まれた途端に投げ出すのはやめなさい >>303
・所見殺しなんて大体の人が引っかかるんだよ >>306
・嫌いなモノはハッキリ嫌いって言うのも大事 >>309-310
・一度トラブルが起こったら色んな形で何度も起こる >>313-314
・『王』って字を付ければかっこよくなるとは限らない >>317
・どんなこともきっかけは最初は至って単純な理由 >>318
・抗え。若き者達よ >>319-321
・正義を謳いあげる奴にロクな奴いないって大体間違って無い >>322-323
・強そうなやつほどたまに出オチ要員になりやすい >>324-325
・信用しない人は勝手に信用しない >>328
・ちょっと色々話しておいたほうが良くって >>329
・いざ突入してみたらまさかの事態とか色々あった件 >>330-331
・怠惰な空間で踊り明かすかどうするか >>332-334
・人任せにし過ぎるのはダメ >>335-336
・天然パーマに大した奴はいない >>337


『幻想郷編』
・その日、2人の少女は幻想へと発つ >>368
・再会と巫女と生まれざる者 >>369-371
・奇怪な異変と裏切りの巫女!? >>372
・妖怪の山探索~河童とツノありと厄神と浮遊霊~ >>373
・秋を彩る探索劇 >>374
・片腕有角の仙人と改造された土司るカミさま >>375-376
・幻想郷捜索。起こりし異常 >>377-378
・昼でも尚月夜は輝いて >>379
・ゲッコウガの説明と、人里での逃走劇 >>380
・命蓮寺と銀河を巡る『王』 >>381-382
・再会とか出会いとか貸本屋での世間話(?)とか >>383-384
・いざ輝針城 >>385
・守れ。神霊廟 >>386
・博麗神社付近での出来事。解放を主張する怪しき男現る >>389
・レッツら紅魔館 >>391
・忍び寄る金色の影 >>392
・図書館を荒らす本型魔物 >>393
・悪魔の妹。触れずとも壊す『破壊王』 >>396
・追跡。吸血鬼連れ去る金色の青年 >>397
・魔法の森探索。世界最速のハリネズミと黄色い伝説現る >>398-399
・霧の湖でルーミアを探せ >>400-402
・いざ冥界。探すは境界に住む妖怪 >>405-406
・境を織る少女と大妖怪。感情無き世界望む男現る >>407
・『非想非非想天の娘』×『小さきエレクトロン巨人』 >>408
・永遠亭の薬師の元へ >>409-410
・銀色の侍VS神霊の依り憑く月の姫 >>411
・脅迫される博麗の巫女。次向うは地底 >>412-413
・閉じた恋の瞳 >>414
・地底を行き来するジャックフロスト >>415-416
・牙をむく三叉のディスペクター。地霊殿に向え >>421-422
・固き牙を破れ >>423-424
・内に秘めた感情と感情操作 >>425-426
・表情豊かなポーカーフェイス >>427
・クラキの証言。まだまだ漂う不穏な空気 >>430
・争い、追われ、騙され、閉じ込められ >>431-432
・地獄の女神介入。博麗霊夢解放大作戦 >>433-434
・ゲーチスの目論み。霊夢の本音 >>435-436
・負の感情と電撃の乱入 >>437
・ゲーチスを退けろ >>438
・空間王を止めろ >>442-444
・霊夢の証言。幻想郷解放のためにいざ行かん。 >>445
・嫉妬に染められた色彩 >>446
・博麗神社を取り戻せ。そして解放と帰還。またすぐに来るけどさ >>447-449


『外界編』
・オカルティズムな探偵 >>500
・真実知ール >>503-504
・外界に住む狂信者 >>507-508
・事態の収束と外界の協力者 >>511


『『謎』が集まる探偵事務所編』
・行【ひとさがしのために】 >>523
・主【じょしゅとたんてい】 >>526
・殺【じけん】 >>529
・隠【かくす】 >>532-533


『シャドウシネマラビリンス編』
・復元された世界 >>564
・早々に起こる厄介事 >>567
・大衆の映画館街。映画好きの少女と時空を彷徨う者達 >>568-569
・虚飾の栄光の映画 >>570
・目覚めた黒猫(ブラックキャット) >>571
・映画館街に現れる番人 >>572
・スティックス・カントリー >>573-574
・妨害電波装置を破壊せよ >>575-576
・とにかく立ちはだかる番人。とにかく色々判明する >>577-578
・キーパー・オブ・シザース >>579-580
・再会のために >>581-583
・ようやく。そして・・・ >>584
・いざ急げ。異変解決のために >>585
・虚飾の戦姫の映画・・・? >>588-589
・覚悟と鏡 >>590-591
・映画館は残り続ける。例え客がいなくとも >>592



タグ
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BUG依頼応募用紙 >>42(休止)

BUGメンバー一覧 >>417

Re: ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》 ( No.538 )
日時: 2022/06/16 21:28
名前: 大瑠璃音葉(元:桜木霊歌) (ID: fVy8heSC)

こんにちは!大瑠璃音葉です!
音葉「・・・桔梗本丸の審神者さんがやったおまじない、おまじないはおまじないでも、呪いと書いて御呪おまじないと呼ぶ方じゃん・・・エビテンは何をしてるの!?いやでも、これで一期の鍛刀のためだけに犠牲にされた粟田口の子たちは助かったからいい、のかな?」

・図書館本丸

優彼「国広さん長義さん、今回はお疲れ様でした。」
長義「政府にいた頃、ブラック本丸はたくさん見てきたけど、あそこまで酷かったのは初めて見たよ。」
国広「ああ・・・ところで、桔梗本丸の刀剣男士たちはどうなる?」
優彼「担当さんに聞いたら、加州さん含む一部の刀剣男士は刀解を希望、一期さんを始め、一部の刀剣男士は他の本丸に配属を希望、残る刀剣男士は南海先生と肥前さんを始めとし、政府保護になるそうです」
長義「主からビブリオランドプレミアムペアチケットは貰ったけど、今すぐ楽しみに行く余裕は無いね。というわけだから主、俺と国広に3週間ほど休暇をくれないかな?」
国広「え?いや、俺は大丈夫「いいから、ね?」
長義「しばらく休んで、ゆっくりビブリオランドを満喫するとするよ」
優彼「はーい。休暇申請受理しましたよー」
次回も楽しみに待ってます!
追伸:南海先生の話し方はこんな感じです。

南海「・・・そろそろ交代だよ。」

南海「おや、誰かと思えば長義くんじゃないか。隣の彼は初めて見るけど、見たところ人間みたいだね」

ここだけ修整お願いします。

Re: ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》 ( No.539 )
日時: 2022/06/17 20:01
名前: 葉月 (ID: ymYDaoPE)

おろさんどうもお久しぶりです、葉月です。今回は大瑠璃さんの依頼でしたね。私も刀剣乱舞をやってますが、最近はログインしてないからほったらかしなんですがねw(ドクズ
Pixivでよく見かけるブラック本丸ネタはいつ見ても胸糞悪くて苦しくなりますね(´・ω・`) 刀解は人の姿のまま燃やすとかエグすぎませんか!? こりゃいち兄(一期一振のことです)が発狂するのも無理ないですよね。

あと、修正部分があります。

刀剣男子ではなく、刀剣男士ですね。そこも修正お願いします。
あとちょぎ(長義のことです)の口調ももう少し優しい感じです。「ああ」とか「うん」とかは言いますが「おう」とは言いません。

「偽物くん、お前の考えは甘すぎるよ。この俺を誰だと思ってるんだ?」
「これで終わり……かな」
「これはこれで楽しめそうだな」

ちょぎはこんな感じの口調ですね。ちなみに私のところのちょぎはまんば(国広のこと)のことを偽物くんと呼びます。


おろさん、フランを借りてレミリアがブチギレてますがwww 人の妹を借りてキレるのは当たり前ですがwww

依頼の応募の件は了解しました。

PS.刀剣乱舞に興味がおありでしたら動画を見たり、ご自分でプレイしてみてはどうですか? 刀剣乱舞無双というゲームもありますし、実況者も刀剣乱舞無双をきっかけに刀剣乱舞にハマったといいますしね

長くなりましたが、今回はこれで失礼します。

コメント返却 ( No.540 )
日時: 2022/06/17 22:11
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

>>大瑠璃音葉さん
コメントありがとうございます。
今回の本丸の審神者、とんでもない人でした。ブラックな現場、ダメ。ゼッタイ。
そしてまるで手を貸したような行動をとったエビテン。理由は不明ですが、お陰で何とか粟田口の刀も一期一振も無事でしょう。
あ、南海先生に関しては直ちに修正しておきました。

>>葉月さん
お久しぶりのコメントありがとうございます。
例え刀でも実際に感情を持ち動いていますし、人間にも言える事だけどブラックなのはダメですねぇ・・・
ご指摘に関してはどうもです。公式も間違えるらしいやつらしいですが、昨日pixivで見てみたら気づきましたが、時間の事もあって放置していました←
私も様々な作品を知っていますが、キャラクターの細かい部分を把握しきれていない部分があるためご了承を。
はい、レミリアは怒りました。隠岐奈さん、剛欲異聞の時はどうなってたんだろ・・・
依頼に関しては、またどこかで再開しようと考えております。ただタイミングが悪くて何かスイマセン;
PS.に関しましては、ゲームをプレイする予定は無いですが、ある程度の作品は見てみようかと思ってます。興味が出た作品はたしかに見てみたりやってみたりすると良いですよねぇ・・・



みなさんコメントありがとうございます。本編までしばらくお待ちください。

大事なモノ ( No.541 )
日時: 2022/06/17 22:20
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。昨日くらいからいくつかの作品に興味が出て、その要素とかキャラとか取り入れるなら色々学んだ方が良いかなおろさんです。



・・・今回は・・・






私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

ただのセールスマンじゃございません。私の取り扱う品物は『ココロ』・・・人間の心でございます。





ウルトラワールドでの日常
『笑ゥせぇるすまん回』





この世は老いも若きも男も女も心の寂しい人ばかり。そんな皆様のココロの隙間をお埋めいたします。

いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたらそれが何よりの報酬でございます。

さて今日のお客様は・・・




黒須「・・・お、いらっしゃいませ。それでご注文は・・・」

さとり「・・・いつものコーヒーをお願いします。」




古明地さとり(■■■才)サトリ妖怪兼地霊殿当主







『大事なモノ』






《喫茶キャノン・ド》


数分後。


黒須「・・・はい。いつものコーヒーです。」


さとり「・・・ありがとうございます。・・・(コーヒーを飲む)・・・やはり、ここのコーヒーも中々です。」


黒須「ははっ、そう言ってくれると光栄ですよ。」


さとり「・・・(少し微笑む」


・・・心を読めるサトリ妖怪の古明地さとり。地霊殿に引き籠っているが、アガサクリスQの推理小説の影響で探偵業を行ったりしたこともある。

・・・鈴音センリツの事で手を貸したことがあり、そこから彼女は喫茶キャノン・ドの常連となっている。





「・・・お邪魔するよ。」


さとり「あら・・・」



・・・すると、客が1名来る。・・・レーザー砲のような姿をしているクリーチャー・・・『ブルー・メルキス』である。尚、内蔵した音声合成ソフトで話しているようだ。



黒須「ああ、メルキスさん。いらっしゃい。」


メルキス「直接会うのは久しぶりだね。そっちは・・・古明地さとり君・・・だったかな。初めまして。」


さとり「こちらこそ初めまして。貴方が、黒須さんが店を立てる際に土地を提供してくれたのでしたよね。」


メルキス「ああ。理由や経緯はどうであれ、これくらいはお安い御用だ。・・・とりあえず、私もコーヒーをお願いしよう。」


黒須「・・・かしこまりました。」



・・・数十分後。


・・・一通り食事を終えたさとり。


さとり「ふぅ・・・ごちそうさまでした。」


黒須「ありがとうございました。・・・また来てくださいね。」


さとり「はい。そのつもりです。」


・・・今の所こういう感じの毎日なのだが、さとりには黒須に関する悩みがあった。


黒須「・・・「バチィッ!!」!!・・・む・・・」





男「ハァ・・・ハァ・・・ぐふっ・・・裏サイトから仕入れたこれがあれば・・・」


・・・付近に男が通りかかる。その男は、不気味なエネルギーを放っているお札を持っているが・・・


こころ「・・・こいしが働いているという店はこの近くのハズだが・・・」


・・・男は、喫茶キャノン・ドに向かおうとしているらしい秦こころにそのお札を張ろうとする


男「・・・今だ「待ちやがれオラァァァァァ!!」ヒッ!!?」



張られる前に黒須が店を出て介入。男をバドミントンラケットでぶっ叩こうとする。


黒須「ブッ裁くそしてすりおろしてなんかしてやらあァァァァァァァァァァァ!!」


男「ひっ、ひいいいいいっ!!こんなの聞いてない!!聞いてないいいいいいいい!!」


・・・男はお札を落として、そのまま逃走した。


黒須「チッ、逃げやがったか・・・まあいい・・・」

・・・お札を拾い、能力で凍らせて破壊した。


こころ「む、お前は確かこいしのバイト先の・・・」

こいし「こころちゃん!来てくれたんだねー!!」←店から出てきた

こころ「・・・うん。」



黒須「・・・ふぅ・・・」



メルキス「・・・何だか、やはり吹っ切れているようだな」

さとり「・・・吹っきれ過ぎて変なところまで行ってますけどね・・・」


・・・そう、さとりの悩みはこれである。黒須は、誰か、少なくとも身近にいる者の人生を歪ませられそうになるとああいう衝動を起こす。

・・・彼自身は、ほぼ不死身に近い体ゆえ余計に身の危険を顧みない性格になっている。だからこそ、さとりは黒須の事がどんどん心配になって行くのだ。


さとり「・・・」


メルキス「・・・さて、私はそろそろこれで。」←代金を払って去って行く


センリツ「ありがとうございましたー」







メルキス「・・・しかし、あの行動は少し心配だな・・・「どうされました?」!?」

すると、メルキスの近くにいつの間にか黒づくめの服装の男が。

メルキス「い、いつの間に・・・誰なんだ?」

喪黒「おっと失礼。私はこう言う者です。」

男が名刺を渡すと、その名刺には『ココロのスキマお埋めします。喪黒福造』と書かれてあった。

メルキス「・・・要するにセールスマンか?」

喪黒「まぁそんな感じです。何やら、あの青年(黒須)の事で少し気にかかっていたみたいなので話しかけちゃいました。」

メルキス「そういう事か・・・まぁ、あながち間違いではないな。・・・彼の先程の行動、少し心配ではある。」

喪黒「そういう事であれば、私が手伝いましょうか。私ボランティアをやっている身でして。」

メルキス「手伝う・・・?うーむ・・・



・・・いや、それを言うのであれば、私ではなく・・・彼女にそれを提案してくれ。彼女の方が、黒須との関りは深い。」


メルキスは、視線をさとりに向ける。




さとり「・・・」




喪黒「ほほう・・・そうですか・・・わかりました。だったらあのお嬢さんが安心できるようにしてあげませんと。ホーッホッホッホッホッホッホ。」




一旦区切ります。感想まだ

大事なモノ ( No.542 )
日時: 2022/06/17 22:31
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き




数時間後・・・



《地霊殿》



さとり「・・・さて・・・」


・・・地霊殿に戻ったさとり。すると・・・



お燐「さとり様ー」


さとり「・・・『何やら来客がきている』と。私に会いたがっているのですか・・・」


お燐「・・・はい。これ名刺・・・それで、どうしますか?」


さとり「・・・わかりました。一応中に入れてください。何か企んでいた場合は何が何でも追い返しますから。」


お燐「分かりました!」


・・・と言う事で、地霊殿にやって来たという来客を部屋に招き入れると・・・


喪黒「どうもこんにちは。」


・・・その客と言うのは、『喪黒福造』だった。


さとり「ど、どうも・・・こちらに・・・(・・・!?)」


・・・怪しげな雰囲気を感じ、さとりは能力で心を読もうとするが、何故か心が読めない。能力に異常が出たとかそう言うのではなく、本当に喪黒の心が読めないのだ。


・・・ソファに座った喪黒は、さとりにこう言う。


喪黒「・・・もしかして、『何で心が読めないんだ』・・・なんて思ってます?」

さとり「!!?」

喪黒「案外図星ですか。心を読まなくたって分かっちゃいましたねぇ。

・・・それで、貴方が古明地さとりさんですね?貴方が、とある喫茶店の店主さんの事で心配事があるみたいなことを聞きまして。」

さとり「それは・・・そうなのですが・・・」

喪黒「随分と珍しいですなぁ。私が知る限り、貴方は他者との接触を避け、この屋敷に引き籠っていると聞いたのに。」

さとり「・・・」

喪黒「まぁ、生きていれば考えも変わるものです。・・・それで、その店主さんの事、ちょっと話していただけませんか?もしかしたら力になれると思いますので。」

さとり「・・・わかりました。・・・ですが、変な真似は止めてくださいよ?」


・・・と言う事で、さとりは喪黒に黒須の事を説明する。


喪黒「成程・・・それは少し厄介な衝動ですなぁ。」

さとり「はい・・・黒須さんには色々感謝されていますが、私も妹の事で感謝したいことが多いんです。


・・・ですが、どうも守ることに気を取られ過ぎているようで・・・簡潔に言ってとにかく痛みを全く顧みなさ過ぎなんです。」

喪黒「・・・となれば、まずは黒須さん自身を危険から守れるようにしてみましょうか。」

さとり「・・・本気で言っているのですか?」

喪黒「ええもちろん。ちょうどうってつけの道具があるのですよ。普段妖怪にはこういう事はしませんが・・・」

そう言って喪黒が取り出したのは、首輪のようなアクセサリーだった。

さとり「・・・これは・・・?」

喪黒「これはお守りの効果を持つ首輪でしてねぇ、大事にしているモノに付けると効果を発揮し、身の回りの危険から守ってくれるようになるのですよ。」

さとり「・・・これ、本当に効果が発揮されるのですか?」

喪黒「ええもちろん。嘘だと思うなら、日ごろの感謝も込めて渡してみたらどうです?」

さとり「・・・わかりました。試してみることにします。

・・・えっと、だとしたらーー」

喪黒「ああ、お金はいりません。貴方が満足してくれればそれでいいのですから。」

・・・そう言って、喪黒はこの場を去って行った。

さとり「・・・行っちゃったわ・・・




・・・この首輪・・・・・確かめてみないとわからないわね・・・」








・・・その夜。とある夜道。



男「くそっ・・・一体何だったんだアイツ・・・」



・・・先程の男は、黒須に怒りを覚えていた。明らかに逆恨みだろうが・・・すると・・・



ねくろ「おやおやおじさん、何か悩み事かい?」


男「!?だ、誰だお前!!」


ねくろ「通りすがりの菓子売りよ。・・・それよりおじさん、何やら誰かに強い怒りを覚えてるみたいねぇ?」


男「・・・まぁそうさ。アイツに邪魔されてお陰で俺のプランが・・・」


ねくろ「・・・それだったら、邪魔者を排除できる良い菓子があるよ?えっと・・・」


ねくろは、缶に入ったクッキーを取り出す。


ねくろ「これは『無敵クッキー』。これを食べれば物凄い力が身について無敵になれるよー」

男「ほ、本当に!?」

ねくろ「本当本当♪・・・嘘だと思うなら、倒したい相手を見つけた時に食べてみなよ。お代はいらないから。」

男「お、おう・・・」

ねくろは男に『無敵クッキー』を押し付け、この場を去った。



男「無敵、ねぇ・・・面白そうだ・・・これさえあればきっと俺のライフプランが思い通りだ・・・!!」






・・・忍び寄る不穏な空気・・・






続く。感想OK。


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