二次創作小説(新・総合)

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きらびやかな日常
日時: 2021/07/03 22:15
名前: 桜木 霊歌 (ID: xIyfMsXL)

優衣「タイトルコールです。」
ソニック「作者のネタ切れが原因で打ちきりになった日常が復活したぜ!」
エミー「料理対決や小話とかいろんなお話があるわよ!」
作「未熟者の作者だが宜しく頼む。」

オリキャラ紹介
>>718>>722>>747>>782>>796

世界観
>>751

優の特務司書生活
優が特務司書になりました 『失くし物探し駅』 著者:桜木霊歌 >>754-759
奇襲作戦!『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』ヲ浄化セヨ! >>789-793

在りし日の記憶
Welcome to the Villains' world >>769-781

悪ノ娘パロ 紺のクロデュアール ( No.200 )
日時: 2018/08/14 17:53
名前: 桜木 霊歌 (ID: hM8dNcPd)

悪ノ娘のパロです。小説と同じように、章の間にキャラ紹介を入れます(第一章のみ最初にも入る)
国の名前はそのままですが、別名を変更しています。設定は基本的に原作キャラを元にしています。

character『ルシフェニア王国を導く者』

カイリア・ルシフェン・ドートゥリシュ
モチーフ カイ
年齢 17歳
国籍 ルシフェニア国
人種 生粋ルシフェニア人
宗教 レヴィン教レヴィア派
家族構成 父:先代ルシフェニア王(故人)、母:先代ルシフェニア女王(故人)、弟:リクア(気づいていない)
ルシフェニア王国の王子。成人するまで即位しないという理由で、あえて王子の位にとどまっている。傍若無人な政策から、国民達から悪ノ王子と呼ばれており、忌み嫌われている。王宮に綴じ込もって遊んでばかりいるため、姿を知るのは王宮に仕えている者と王族や貴族のみ。

リクア・ロレッタ(本名:リクリア・ルシフェン・ドートゥリシュ)
モチーフ リク
年齢 17歳
国籍 ルシフェニア国
人種 生粋ルシフェニア人
宗教 レヴィン教レヴィア派
家族構成 父:先代ルシフェニア王、母:先代ルシフェニア女王、兄:カイリア、義父:クノット、義兄:クロット
カイリアと顔のよく似た召使。正体は王子、カイリアの双子の弟で幼い頃に政治の跡継ぎ争いに巻き込まれ死んだことになってるが、三英雄の1人、クノットの家に引き取られている。やむを得ない処置とはいえ、当時の彼の心には拭いがたい傷を作る事となり、大人に不信感を抱いている。

クノット・ロレッタ
モチーフ クノウ(クロウのお父さん)
年齢 40歳
国籍 ルシフェニア国
人種 NO DATE
宗教 レヴィン教レヴィア派
家族構成 養子:クロット、リクア
クロットとリクアの義父。ルシフェニアの領地拡大に貢献した三英雄の1人。無類の酒好きで、クロットとリクアを呆れさせる事もしばしば。カイリアとは考え方の違いから犬猿の仲。

クロット・ロレッタ
モチーフ クロウ
年齢 18歳
国籍 ルシフェニア国
人種 ベルゼニア人
宗教 レヴィン教レヴィア派
家族構成 義父:クノット、義弟:リクア
三英雄の1人、クノットの養子でリクアの義兄にあたる。明るく仲間思いで、以外と頭が良い。クノットを尊敬している。父が酒が好きなのに対して牛乳が大好き。独学で剣を学んでいる。

まずはメインの紹介。感想まだ

悪ノ娘パロ 紺のクロデュアール ( No.201 )
日時: 2018/08/14 19:53
名前: 桜木 霊歌 (ID: hM8dNcPd)

巨大な庭園のある王宮をたくさんの使用人達があわただしく、掃除をしている。
ここは『ルシフェニア王国』。別名『紺ノ国』と呼ばれる先進工業国だ。
その王国の時間を知らせる時計塔の鐘の音が鳴り響く。
リクア「あっ!もう3時だ!」
その中で、紺色のショートボブに動物のような耳と尻尾、白いシャツの上に羽織った紺色のベストに紺色の革のズボン、白い靴、紺色のロングジャケットが特徴的な青年がそう呟いた。
彼の名前はリクア。このルシフェニア王宮に仕える召使の1人である。
ロロ「ちょっと、リクア!もう面倒臭いから適当にやっていい?」
と、ピンクの髪をツインテールにして、メイド服にホワイトブリム(メイドさんがつけているあれ)をつけており、猫の耳と尻尾の生えた少女が本当に面倒臭そうに答えた。
彼女の名前はロロ。リクアの幼馴染兼、リクアの同僚だ。
・・・しかし、問題があり、仕事事態はそつこなくこなすのだが、面倒臭がり屋で手を抜く事が多く、その度にリクアが叱責するのがお約束なのだ。
リクア「それは駄目だよ。今日はカイリア様の誕生日で、たくさんの国の王族が来る。ちゃんと綺麗にしなくちゃいけないよ。」
ロロ「でも~・・・」
リクア「なら打ち首になってもいいの?」
ロロ「それは嫌!ちゃんとやるから報告だけはやめて!」
リクア「それで良し。」
この王宮でのクビと、王国でのクビではまるで違う。王国でのクビが解雇されるだけなら、この王宮のクビは処刑だ。先月はルシフェニアの王子、カイリアによって、もう10人近くが処刑された。理由は、カイリアの靴を踏んでしまったり、カイリアを見た時ににやけていたり・・・理由は様々だったが、この王宮では、王子のご機嫌取りも命を守る為に必要なのだ。
ロロ「ってああああああああああああああ!!!?そう言えば今日のおやつの担当ってリクアじゃっなかった!?早く戻らないと!」
リクア「その事なら大丈夫だよ。レコットに変わってもらったよ。おやつの時間までにこの庭園の掃除が終わるとは思えなかったし、侍女長に言っても掃除をする使用人を増やせるとは思えないし・・・」
ロロ「良かったぁ・・・リクアが打ち首になるかと思ったよ・・・」
慌てていた様子のロロが、落ち着いた様子を取り戻す。
クノット「おっ!リクア、ロロ。元気でやってるか?」
ロロ「あっ、クノットさん。」
リクア「クノット殿。どのようなご用件でしょうか?」
赤と黒の髪に赤い鎧、ハリネズミの耳と尻尾の特徴的な男性の名前はクノット・ロレッタ。ルシフェニアの領地拡大に貢献した三英雄の1人で王族の親衛隊長を務めている。
クノット「お堅いなぁ・・・家にいた時みたいに父さんって呼んでくれよ・・・」
リクア「そういう訳にもいかないのですよ。」
ロロ「もしかして、酒蔵のお酒を漁りに来たんですか~?」
クノット「いや、こう見えても今は禁酒しているんでね。」
そのクノットの言葉にリクアとロロは驚きの表情となる。国民達が酒場を探せば彼が見つかると言われるほどの酒好きなのだ。

感想まだ

悪ノ娘パロ 紺のクロデュアール ( No.202 )
日時: 2018/08/16 15:17
名前: 桜木 霊歌 (ID: hM8dNcPd)

ロロ「え?あのお酒好きで有名なクノットさんが!?」
クノット「今は食料難だ。王族の親衛隊が、贅沢をする訳にはいかない。」
リクア「・・・カイリア様のご機嫌が悪いのも、それが原因なのでしょうか?」
クノット「そうだ。王宮には蓄えがある。それを分けてやればいいのに・・・」
そこまで言うと、クノットは呆れ返り、ため息をつく。
クノット「あの暴君王子、『パンが無ければおやつを食べれば良いだろう。』だぞ。」
ロロ「カイリア様はおやつが大好きだからね~」
クノット「そういう事じゃない。あいつは何も分かっていないんだ。今の国民に出される料理が自分の愛馬の餌より貧相だって事に。カイリア様は16歳・・・今年で17歳になる。国を治めるのに、まだ幼いのは分かる・・・」
しばらく黙っていると、『そう言えば』とクノットが声を出す。
クノット「王子は出掛けているのか?」
ロロ「出かけるって・・・どこに?」
リクア「今日は誕生日を祝っての舞踏会です。勝手にお出かけになるなど、あり得る事ではありません。いきなり何故そのような事を・・・」
クノット「ああ、ついさっき馬小屋によってみたんだ。ジョセフィーヌ、馬小屋にいなかったぞ。」
ロロ「え?まさか、盗まれたとか・・・」
リクア「いや、今日は警備が厳重になってる。侵入者が来るなんて・・・」
クノット「いや、侵入者への警備が厳しい分、脱走者に目を向けられていない可能性が高い・・・」
嫌な予感を覚えて一時掃除を終わらせて王宮に入って探してみる。そこで、白髪ロングヘアーにメイド服、ホワイトブリム、彪のような耳と尻尾の少女を見つける。彼女の名前はレコット・ルーアだ。三英雄の1人、ペイン・ルーアの義妹だ。少し問題があるとしたら、噂好きで口が軽く、王子にある事無い事を吹き込む事と、力が強いあまり、物をよく壊す事だ。その分、王子の情報源として気に入られ、力仕事は男以上に得意なのだ。
レコット「カイリア様ー!どこにおられるのですかー!」
リクア「レコット、どうしたの?」
レコット「リクア!大変なんだ!カイリア様がいない!」
どういう事かと問い詰めると、おやつを用意してカイリアの部屋に行くと、どういう訳か部屋におらず、鏡の間か広間にいるのかと思ったのだが、そこにもいなかった為、カイリアの部屋をよく調べて、暖炉にあった隠し通路を見て固まってしまったらしい。当然ながら、王宮は大騒ぎになり、しかもあろうことか、危険と言われる『迷いの森』へと向かってしまったのだ。
親衛隊員A「何故、カイリア様が迷いの森に行くのを止めなかった!?止めなかったとしても、何故護衛としてついて行かなかった!?」
親衛隊員B「すみません・・・」
新人で何も知らない様子の隊員に何を言っても仕方ないと判断したのか、それ以上は言わなかった。迷いの森はかなりいりくんでいて、歩きづらい。ジョセフィーヌの足跡がある為、行けない事は無いが厳しい。なお、ロロはここに来ていない。幼い頃に、盗賊に拐われ、それがトラウマとなっているロロは、頑固として入る事はなかった。しかし、リクアには少なからず、心当たりがあった。それを察したのか、クノットは、『心当たりがあるのか?』と聞いた。リクアはその問に頷く。クノットは行ってこいと伝え、リクアはその心当たりの場所へと向かった。

その場所はとても開けた、大きな海辺だった。その場所には、リクアと本当に酷似した容姿の青年が黒い馬と共に浜辺で座っていた。彼こそが、ルシフェニア王国の第一王子、カイリア・ルシフェン・ドートゥリシュだ。
リクア「カイリア・・・様」
カイリア「む、リクアか・・・」
顔をむっとさせながら自分の名前を呼ぶカイリアに、多少は安堵する。
リクア「舞踏会だというのに、いきなり姿を消すので心配しましたよ。」
そう言うと、カイリアはニヤリと笑う。
カイリア「いい気味じゃな。我が舞踏会までに現れなければ、クノットが打ち首になったというのに・・・リクア、お主のせいで失敗じゃな・・・」
その言葉に何かしらの罪悪感を感じて謝罪をする。
カイリア「別によいであろう。今日は我の誕生日なのだからな。」
そう答えると、カイリアは器用な手つきでジョセフィーヌに股がる。あんな足場が悪く、歩きづらい所を走ったというのに、疲れた様子を見せない。たいした馬だと、リクアは素直に感心する。
カイリア「リクアよ。お主もジョセフィーヌに乗って帰らぬか?」
リクア「ご遠慮しておきます。馬も剣も、僕はからっしきなので・・・後から歩いて行きます。」
こう言ってはいるが、嘘だ。実際は、クノットに馬も剣も手解きを受けていた。しかし、ただの召使が馬や剣を扱えるなど、悟られてはいけない。

クノット「カイリア様!ご無事でしたか・・・何故勝手に出向くなど・・・」
カイリア「どうするかは我の自由だろう。それよりも、我の無事を喜ぶのが、親衛隊として当然ではないのか?」
はっきりかつ、最もな事をカイリアは答える。
カイリア「さあ、跪くがいい!」
その言葉と共に家臣達は跪く。カイリア・ルシフェン・ドートゥリシュ・・・リクアの仕えるべき男であり、そして・・・





リクアの、双子の兄・・・





character『ルシフェニア王宮のメイドコンビ』
ロロ・リーファル
モチーフ ロージア
年齢 14歳
国籍 ルシフェニア国
人種 NO DATE
宗教 レヴィン教レヴィア派
家族構成 父、母
ルシフェニア王宮に仕えるメイドの1人でありリクアとクロットの幼馴染。嫌な事や好きな事はすぐ顔に出るため隠し事が下手。面倒臭がり屋で仕事をサボり、その度にリクアに叱責される事がお約束。気さくな性格もあり、カイリアに気に入られており、ティータイムを共に過ごすが、暴君で傲慢なカイリアに苦手意識を持っている。意外と力持ち。

レコット・ルーア
モチーフ ハンドレッコ
年齢 17歳
国籍 ルシフェニア国
人種 マーロン人
宗教 レヴィン教ビヒモ派
家族構成 義母:ペイン
ルシフェニア王宮に仕えるメイドの1人であり、三英雄の1人、ペイン・ルーアの義娘。仕事はできるが、力が強いあまり、よく物を壊す。噂好きで口が軽く、よくカイリアにある事無い事を吹き込む。しかし、カイリアに気に入られており、カイリアの情報源となっており、力仕事も男以上に得意。

感想まだ

悪ノ娘パロ 紺のクロデュアール ( No.203 )
日時: 2018/08/14 22:19
名前: 桜木 霊歌 (ID: hM8dNcPd)

カイリアの誕生日を記念した舞踏会は盛大に行われた。『黒ノ国』と呼ばれ、キモノやカタナと呼ばれる、独自の文化の発展する『蛇国』からは現将軍の瑠璃川るりかわ 鈴也すずなりとカイリアの許嫁であり、次期将軍の瑠璃川 鈴歌すずかが出席した。隣国、『黄ノ国』と呼ばれ、植物で囲まれた国、『エルフェゴート』からは、蛇国出身の商人、璃里野りりの 紫と現エルフェゴート国王、エルファンド・エルフェゴートが出席した。絢爛豪華な調度品の数々・・・たくさんの国の要人達がカイリアを祝福していた。昼間のように拗ねた様子を見せない明るい様子。安心はするものの、リクアには思う所があった。
リクア(どうして、同じお母様から生まれたのに・・・こんなにも境遇に差があるの・・・?)
彼の心に嫉妬の念が無いと言えば、嘘となってしまう。幼い頃に、彼は、政治の跡継ぎ戦争に巻き込まれ、死んだことになっている。その事から彼の心には拭い難い傷が残っている。王子と彼が双子の兄弟だと知っているのは、三英雄の者達と先代から仕えている大臣、レノワーとリクア自身だけだ。その様子を見かねたのか、緑髪を三つ編みに纏めたメイド服にホワイトブリムの女性が声をかける。その女性の名前はペイン・ルーア。三英雄の1人で、レコットの義母であり、侍女長であり、謀報活動を得意としている。
ペイン「リクア、疲れているのならば、今の内に使用人室で休みなさい。時間が経てば、休みづらくなるわ。」
リクア「侍女長、ありがとうございます。ただ、考え事をしていただけで・・・」
ペイン「何故、同じ親から生まれたのに、こんなにも境遇に差があるのか・・・でしょう?」
リクア「・・・侍女長は読心術でもお使いになられるのですか?」
ペイン「まさか、優衣菜じゃあるまいし・・・でも彼女も読心術は使えるけどむげには使わないって・・・」
笑顔でそう返すペインに対して、リクアの表情は不安そうな表情だった。
リクア「でも・・・僕とカイリアが双子の兄弟ってばれないんですか?顔だって、おかしい位によく似てるし・・・」
優衣菜「大丈夫ですよ。」
不安になるリクアにそう答えるのは、緑のかかった黒髪に、白と緑のハカマと呼ばれる東洋の服に、ゾウリと呼ばれる東洋の靴を履いた少女だ。その少女の名前はぜんまい 優衣菜。三英雄の1人であり、蛇国出身で、さらには三英雄最年少である。そして、優衣菜の隣には金髪をツインテールにしており、黄色いローブを身に纏った少女。その少女の名前はレトリ。優衣菜の弟子である。
優衣菜「忘れたのですか?私の発言件は高めで『世界には顔がよく似た人が3人はいる』と答えて、ばれなかったことを・・・私の信者は多いので大丈夫ですよ。」
レトリ「僕が、保証する・・・」

リクア・・・感想まだ

悪ノ娘パロ 紺のクロデュアール ( No.204 )
日時: 2018/08/15 10:30
名前: 桜木 霊歌 (ID: hM8dNcPd)

多少は安堵して、ペインの言葉に甘えて少し使用人室で休む。休んだ後は、休む余裕すら無いほど、忙しく、ペインの言葉に甘えて正解だったと思う。
リクア「これで予定は全部かな・・・」
ロロ「違うよリクア!まだ残ってるよ!大きいのが!」
そんな大きな声で否定するロロの言葉に疑問を覚えるリクア。自分がしている限り、たった今終わった事で全部だと思ったからだ。
・・・しかし、それは一瞬にして覆った。カイリアの命令と共に運ばれてきたのは、大きなお菓子のお城だったのだ。大きさはリクアの身長の2倍は軽くあるだろう。外壁にはクリームやクッキーが使われており、屋根にはチョコレートが使われており、扉を開けば、中から魔女が出迎えるような感じがした。後から聞いた話によると、カイリアは今朝このアイデアを思い付いて、パティシエやショコラティエに作らせたらしい。リクアは凄いと感心と同時に、何て物を作らせるんだと呆れた。ただでさえ食料難だと言うのに・・・そんな時クノットはいきなり、席を外した。
リクア「父さ・・・クノット殿!どこえ行かれるのですか!?」
クノット「外回りに行ってくる!」
これまで聞いた事も無いような大声で王宮の外へと出る。
カイリア「自分の欲で自分の思うような世界を作る・・・まさに『悪ノ魔術師』・・・『悪ノ王子』だ・・・」
そう吐き捨てて、外回りを始めた。
優衣菜「クノットさんの言う事が最もなのですが、肝心のカイリア様の性格があれですから・・・」
レトリ「うん。あれだから絶対直らない。」
リクア「・・・」
その頃、カイリアは笑顔でフォークを槍のようにしてお菓子のお城を解体して、そのお菓子を食べていた。しかし、リクアはその前の海での様子を見ていたので分かる。彼はその時、寂しそうな様子だった。そして、聞こえないような小さい声でこう言っていた。
カイリア『太陽は一人ぼっちじゃな・・・我と同じように・・・』
偶然リクアには聞こえてしまったが、リクアにはカイリアが一人ぼっちだとは思えなかった。誰もが、カイリアの為に動いて、あのお菓子のお城だって作らせる事ができるのだ。だから、あの言葉に違和感を感じたのだ・・・

感想まだ


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