二次創作小説(新・総合)
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- きらびやかな日常
- 日時: 2021/07/03 22:15
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: xIyfMsXL)
優衣「タイトルコールです。」
ソニック「作者のネタ切れが原因で打ちきりになった日常が復活したぜ!」
エミー「料理対決や小話とかいろんなお話があるわよ!」
作「未熟者の作者だが宜しく頼む。」
オリキャラ紹介
>>718、>>722、>>747、>>782、>>796
世界観
>>751
優の特務司書生活
優が特務司書になりました 『失くし物探し駅』 著者:桜木霊歌 >>754-759
奇襲作戦!『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』ヲ浄化セヨ! >>789-793
在りし日の記憶
Welcome to the Villains' world >>769-781
- マジックロンパ ( No.135 )
- 日時: 2018/06/04 23:00
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
捜査開始!
『被害者はホープファンタジーアカデミー校長、森近霧夜。死亡推定時刻は午後9時である。死因は後頭部の外傷で頭蓋骨の陥没骨折で即死だった模様。特にこれと言った外傷は無い。』
言魔法 マジックファイルを獲得しました。
シャロン「あっ、ソニックさん。ちょっと気になる事があるんですの。」
ソニック「気になる事?何なんだ?」
シャロン「確かあなたと優衣さんは私達の前に図書室に来たんですわよね?ですけれど本来ならば桜さんが来た時に鳴るのに私が来た時に鳴ったのですわ。それに違和感を感じて・・・」
言魔法 シャロンの証言を獲得しました。
ソニック(?本棚にカメラが付けられてる?インスタントカメラみたいだけどな・・・テイルスに聞いた方が手っ取り早いな・・・)
言魔法 本棚に取り付けられたカメラを獲得しました。
テイルス「あっ、そのカメラなんだけど実は優衣に頼まれて倉庫にあったインスタントカメラを改造した物なんだ。」
ソニック「えっ?優衣に?どんな目的で作って貰うように頼んだんだ?」
テイルス「それを僕も聞こうとしたんだけどはぐらかすばかりで教えてくれないんだ。」
言魔法 テイルスの証言を獲得しました。
ソニック(ここに転がってる砲丸が凶器っぽいな。血もべっとりついてるし・・・)
言魔法 血のついた砲丸を獲得しました。
リク「そう言えばなんだけど何かソニック君達が図書室に着く10分くらい前に空き教室でブザーみたいな音がしたんだ。すぐに音は止まったけど優衣ちゃんがその教室から大急ぎで出てったんだ。」
言魔法 リクの証言を獲得しました。
ソニック(本が綺麗に積み重なってるから誰かが本棚の上を歩いた形跡は無いな。あったら本棚に積み上げられた本が落ちてるだろうし・・・ん?通気ダクトの中に通気ダクトの蓋が立て掛けられてる?何でだろうな・・・)
言魔法 積み上げられた本を獲得しました。
言魔法 立て掛けられた通気ダクトの蓋を獲得しました。
ソニック(写真には全部霧夜が写ってるな・・・ん?この写真の手前には霧夜が写ってるけど取り外そうとしてるのか?でもやけに手前にいる霧夜が前これと同じカメラを使って撮影したときのより明るいな・・・)
言魔法 霧夜の写真を獲得しました。
???『自由時間終了だぜ!これから魔法裁判を開くからいつも通りな?」
感想まだ
- マジックロンパ ( No.136 )
- 日時: 2018/06/06 07:24
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
裁判を進めていく内に全員のアリバイ、証言、状況、殺害方法・・・これら全てを纏めたソニックは遂に今まで自分達にヒントを与え助け船を出しており、自分と仲が良い優衣が犯人だと気づいてしまう。その事を嘘だと思いながらもソニックは優衣が犯人だと看破する。ソニックやここにいる全員的には『私が犯人?そんなはずありません』という返答が嬉しかっただろう。しかし、彼女の返答は・・・
優衣「正解だよ。私が霧夜さんを殺したわ。」
テイルス「どうして・・・!?皆でここから出ようって約束したじゃん!」
リク「優衣ちゃんは人を殺してここから出る事を拒んでたじゃん!そんな優衣ちゃんがどうして・・・」
ソニック「・・・違う・・・!」
優衣「えっ・・・?」
そんなソニックの反論に優衣は呆けるしかなかった。
ソニック「優衣は・・・そんな理由で人を殺したりする奴なんかじゃない!」
吽「そんな理由・・・?」
シャロン「どういう理由ですの?」
優衣「・・・いいよソニック・・・私自身が自分で自白するって決めたんだから・・・何で私を庇うの?そこまで私を庇うからには何か理由があるのよね?ソニック・・・あなたには、私の本当の目的・・・本当の何が分かるの!?」
そんな優衣の反論の糾弾にソニックは怯む様子を見せず、歯痒そうな言葉で返した。
ソニック「これで・・・終わりだ!・・・優衣、お前の本当の目的は・・・このコロシアイを仕組んだ霧夜を殺す事なんだよな?」
優衣「!」
ソニック「お前はあいつに嵌められて霧夜を殺した訳じゃない・・・お前があいつを殺した本当の理由は・・・このコロシアイを仕組んだ霧夜を殺して、このコロシアイを終わらせる事が目的意識だったんだろ?」
シャロン「首謀者である霧夜さんを・・・殺す・・・?」
優衣「ええ、大正解よ。でも彼の死体を調べている時に、気づいたの。このコロシアイを仕組んだ首謀者が他にもいるって・・・」
リク「嘘でしょ・・・そんな・・・!」
優衣「嘘じゃありません。ですから私が殺したのは首謀者ではなく首謀者の手下・・・手下を殺しても皆を助けることなんてできません・・・ソニック、最後にあなたが私の事件を1から振り返って私の事件の全てを暴いて。ソニックから話せば皆納得してくれるはずだから・・・」
ソニック「・・・分かった。俺が終わらせる。皆に納得してもらうからな!」
ソニック「これが事件の真相だ!」
事件の発端は2日前、霧夜が追加の動機を発表したときだ。この動機で追加された殺人のタイムリミットが結果的に、犯行の引き金になっちまったんだ。まずは倉庫に行って必要な物を揃えに行ったんだ。1つ目は凶器の砲丸、2つ目はインスタントカメラと防犯ブザーだ。インスタントカメラと防犯ブザーをテイルスに改造してもらう事にして図書室で犯行の準備に取り掛かった。まずは本棚に積み上げられた本を整理・・・する振りをして階段状に本を並べて、通気ダクトの蓋を中に立て掛けて凶器の通り道を作ったんだ。そうしてテイルスに改造してもらったカメラと防犯ブザーを受け取って殺害場所の近くにカメラを仕掛けた。そしてタイムリミット1時間前。ブザーが鳴り響いた。犯人は用意していた砲丸を教室の通気孔に投げてたんだ。そうして素早く図書室に向かった。けどここで誤算が起きた。自分の姿をリクに見られて、ブザーの音をリクに聞かれた事だ。そうして場所は図書室に戻る。犯人に呼び出されていた霧夜がすでに図書室にいたんだ。ここで仕掛けられたカメラがフラッシュを焚きながらあいつの姿を写した。当然霧夜は仕掛けられたカメラの存在に気づいて本棚を調べた。ここで犯人の作った凶器の通り道を通って砲丸があいつの頭上に落ちてあいつの命を奪った。リクに見られた事に気づかずに俺と合流した犯人は偶然を装って図書室に向かった。ここでの誤算は死体発見アナウンスが犯人以外の3人が発見したことで流れるから桜が来た時に鳴らなかった事だ。・・・霧夜の死体を見た時に犯人はこう思っただろうな・・・『首謀者は死んだ。これでコロシアイは終わる。これで皆帰れる』ってな。でも犯人の願いは叶わなかった。あいつ以外に首謀者がいたんだ。俺達全員を守る為に行われた殺人・・・これがこの事件の真実・・・
ソニック「違うって言うんなら反論しろよ・・・!皆を守る為に殺人を犯したんじゃないんなら反論しろよ・・・!『超魔法級の霊媒師』、博霊・・・優衣!」
ロンパ!
- マジックロンパ ( No.137 )
- 日時: 2018/06/07 21:10
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
なぜ優衣は殺人を犯したのか・・・
投票がいつも通り始まる。それぞれ全員歯痒そうだったり泣きそうな様子だった。ソニックも今までなら躊躇いながらも犯人となった人物のボタンを押した。しかし今回は押す事ができなかった。そんな様子に優衣が気づいてしまった。投票制限時間は残り30秒・・・このまま放棄したら全員が処刑されてしまう。しかし、優衣以外の全員は投票する事ができない。
優衣「皆さん!なりふり構わず私に投票してください!」
ソニック「でも・・・!」
優衣「早く!このままでは全員処刑されてしまいますよ!」
彼女の気迫に押されて指を震えさせながらも優衣のボタンを全員が押した。・・・結果は言う間でもなく、本人含めて全員が優衣に投票していた。
優衣「皆さん・・・申し訳ございません・・・」
ソニック「そんな・・・お前は本当に殺人を犯しちまったのかよ・・・!何で・・・」
優衣「・・・さっきも言った様に私は首謀者を狙っていたの。でも殺したのは首謀者の手下・・・殺す相手を完全に間違えちゃったね・・・」
リク「でもどうしてあの時罪を告白しなかったの?首謀者を殺して終わりにするんなら黙ってる方が効率が悪いよ。」
優衣「そうですね・・・強いて言うであれば、生きたいという私の意思が勝ってしまったんです。ごめんなさいね。」
その瞬間ソニックの脳裏にある記憶がフラッシュバックした。
優衣『ソニック待ちなさい!』
ソニック『嫌だよ!お前の説教長いし!』
優衣『かと言って逃がすわけには・・・あっ!』
ソニック『へぇー、ドーリィの曲かぁ・・・お前も可愛い所あるじゃん』
優衣『ソニック!?あなたはずっと私が聞いていた音楽を聞いていたの!?』
それはあの名前もしない少女・・・いや、優衣との思い出であり夢に出てきた少女は彼女で、彼女の言っていた幼馴染が自分だったこと、そして、彼女がボロボロになるまでつけていたあの髪止めは自分がプレゼントした物だという事を思い出してしまった。
ソニック「あ・・・あぁ・・・優衣・・・」
そんな様子のソニックを見て優衣は喜びと寂しさの混じったような微笑みを見せて『ごめんなさい』と返した。
優衣「ようやく思い出してくれたんだね。7年も経ってるから忘れてるだろうと思ってたけど本当に忘れてたんだね。」
そう言うと優衣はいつも肌身離さずつけていたボロボロになった緑のリボンの髪止めを外してソニックに手渡す。
優衣「お守りだよ。絶対にどんな時でも希望を捨てないでね。それと、私の事をこれからも覚えていてね。」
ソニック「優衣いいいいいいいいいいー!!!!」
ソニックの懇願を聞き入れる言葉なく、彼女は自分で今までクロウ、カイ、レオン、クッパjrを葬り去っていったスイッチを押した。ソニックは手を伸ばすも優衣はその手を掴まない。しかしソニックには分かった。連れていかれる優衣の瞳から一筋の涙が流れていた事を・・・
- マジックロンパ ( No.138 )
- 日時: 2018/06/07 21:40
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
おしおきタイム・・・
『優衣さんがクロに決まりました。おしおきを開始します。』
彼女は廃墟と化したお寺の様な場所にいた。死体発見アナウンスと同じ人物の声が響いた。
???「お経を噛んだり間違えたりしないで全て言えたら助けてやるぜ。」
『優衣のお経教室 ~超魔法級の霊媒師 博霊 優衣処刑執行~』
優衣「故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚・・・」
家が神社でありお経を唱える機会が多い優衣はここまでミスせず答える。
優衣「故説般若波羅蜜多呪 即説呪日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若之繞・・・!?」(しまった・・・!)
彼女にあった生きたいという願い・・・そこから生じた焦りの感情によって最後の最後で噛んでしまい失敗してしまった。この地点で優衣はもう助からない・・・その為普段感じる事の無い恐怖を感じる。そこで優衣が目にしたのはいつの間にか接近していた鬼が優衣目掛けて金棒を振り下ろす場面だった。
- マジックロンパ ( No.139 )
- 日時: 2018/06/07 22:07
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
全てが終わった後のソニックは膝から地面に崩れ落ちた。やっと思い出した優衣との思い出・・・思い出した矢先にこんな自分と彼女を引き離す様な出来事にソニックはショックを通り越して絶望していた。リクもカイが処刑された時こんな気持ちを味わったのだろう・・・
部屋に戻った後もソニックは泣き続けていた。絶望し続けていた。後悔し続けていた。もっと自分が良い方向に導く事はできなかったのかと思うとソニックの後悔と絶望はカイが死んだ時のリクの絶望を超越しているだろう。
ガチャっ!
ソニック「・・・?どうぞ・・・」
部屋に入って来たのはテイルス、リク、桜、吽、シャロンだった。
ソニック「何しに来たんだよ・・・今は1人でいたいんだ・・・」
テイルス「・・・ソニック、どうして諦めちゃうの?」
ソニック「?」
テイルス「ソニックはいつも僕が疑われた時に庇ってくれたじゃん・・・それに、死んだ皆の為に裁判も頑張って・・・おしおきで怖くて震えていた時いつも励ましてくれたのに、諦められるの?」
ソニック「それは・・・」
リク「ソニック君はいつも僕の事を気遣ってくれたよね?兄さんが死んで辛かった時に励ましてくれたよね?正直に言うと、死体を見ても、どんな絶望的な状況を突き付けられても負けない君が羨ましかったんだよね。お互い大切な人があんな残虐な方法で殺されたんだから少なくとも気持ちは分かるよ・・・」
ソニック「リク・・・」
桜「あんたはどんな時でも皆を優先して行動してたよね?レオンの事件で疑われた私を庇ってくれたよね?」
吽「だからこそあなたに全てを託したんだと思います。」
シャロン「どんな絶望を突き付けられても、残虐な処刑を見せつけられても、皆さんの死を引き釣りながらも乗り越えていったソニックさんだったからこそ優衣さんは大切な人であり、強い人物であったあなたに託したのでしょう。」
ソニック「皆・・・!」
それぞれが思い思いの言葉を投げ掛けてソニックを励ます。彼の手に握られているのは優衣の形見である髪止め。ソニックの目には涙が浮かぶ。
ソニック(そうだよな・・・優衣は、俺を信じてくれたんだ・・・だから俺がその思いに答えてやらないと・・・このまま絶望なんかしてたまるか・・・希望を捨てない・・・絶望なんかに・・・負けるもんか!)
感想OK!
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