二次創作小説(新・総合)

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きらびやかな日常
日時: 2021/07/03 22:15
名前: 桜木 霊歌 (ID: xIyfMsXL)

優衣「タイトルコールです。」
ソニック「作者のネタ切れが原因で打ちきりになった日常が復活したぜ!」
エミー「料理対決や小話とかいろんなお話があるわよ!」
作「未熟者の作者だが宜しく頼む。」

オリキャラ紹介
>>718>>722>>747>>782>>796

世界観
>>751

優の特務司書生活
優が特務司書になりました 『失くし物探し駅』 著者:桜木霊歌 >>754-759
奇襲作戦!『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』ヲ浄化セヨ! >>789-793

在りし日の記憶
Welcome to the Villains' world >>769-781

コメント返しだにゃん! ( No.180 )
日時: 2018/07/23 17:47
名前: 桜木 霊歌 (ID: AlgR.W1y)

パールさん
今回は(グラフィックに似合わない)ホラーゲーム、夜廻のパロでした。
私も初見の時に実況動画を見てビビりまくってました・・・;それでは!

深夜廻パロ ( No.181 )
日時: 2018/07/23 18:10
名前: 桜木 霊歌 (ID: AlgR.W1y)

今回は夜廻の続編、深夜廻のパロディです。前回同様、心臓の弱い方やホラーが苦手な方は読む事をお勧めできません。

黄昏

もうすぐ夏が終わります。
私は高校生。名前はスズといいます。
昨日、私の飼っていた犬の内一匹が死んでしまいました。
とても辛くて、悲しい出来事でした。

ある少女は一人で山を歩いていた・・・いや、一人と一匹が正しい。
その少女は黒髪ロングヘアーを三つ編みに結い、青縁のアンダーリムタイプの眼鏡をかけ、白いワイシャツの上に青いベストを羽織っており、青いチェック柄の膝丈プリーツスカートに黒いタイツ、焦げ茶色のローファーを履いおり、背中では青い針鼠のリュックを背負っていた。少女の名前はスズ。
青いリードを繋がれ、スズに連れられている茶色い子犬はチャコ。彼女の愛犬だ。
そして、スズの腕の中にいるのは、黒い子犬。名前はクロだ。そんなクロは、まぶたを閉じたまま、温かみも柔らかみも感じられなかった。
ある程度登ると、開けた場所に出てきた。
スズは、一部を掘り返し、そこにクロを入れる。ぴったりと収まった。
ようやくできた墓は、とても小さかった。スズは、木の枝を墓標代りに突き立てる。そのこんもりとした墓に、ペット用の魚のクッキーと小さく折り畳まれた紙を供える。
黙祷を終えると、スズはチャコにつけていた青いリードを外す。
チャコは不思議そうな表情をしていた。
スズ「チャコ、待て・・・だよ」
そうスズが指示すると、チャコはスズに言われたようにする。その様子を見てスズは薄笑いを浮かべて、『良い子ね』と答えて進行方向とは逆の方向に進む。
ある程度進むと、スズの身長ではギリギリ届かない木がある。近くに木箱が置いてあるのに気がつく。スズはそれを木の下に置いて、木箱に登る。そして、木の枝に青いリードを括り、自分の首にまく。そして・・・
スズ「これで・・・良いのよね・・・?」
両足で木箱を蹴った・・・

夜廻でのチュートリアルは嫌な予感しかしない・・・感想まだ

深夜廻パロ ( No.182 )
日時: 2018/07/23 19:14
名前: 桜木 霊歌 (ID: AlgR.W1y)

逢魔時

夕方。ある青年がとある人物の家の前に立っていた。
その青年は、紺色の外ハネヘアーでライムグリーンのスーツを着ているが、両側の袖を捲っており、白い靴を履き、背中には緑のショルダーバッグを背負っていた。青年の名前はカイ。

ピンポーン

カイ「おーい、スズー居るかー?」
カイが呼んでいるのは、幼馴染の少女、スズだ。
普段はカイが呼び鈴を押すと、すぐに2階の自室の窓から満面の笑顔を見せるのだが今回はカーテンが風になびくだけでスズの姿は見えない。
おかしいなと思い、もう一度呼び鈴を押そうとすると、後ろから、『わっ』と話しかけられた。
慌てて後ろを見ると、そこには自分が呼んでいた幼馴染・・・スズの無邪気に笑う姿だった。
カイ「マジでビビった・・・驚かせんなよ、スズ。」
スズ「ごめんね♪前にカイ君も同じ事してたか仕返しだよ。」
カイ「たくぅ・・・ようするに俺の自業自得って訳か・・・」
スズ「ふふっ!それよりカイ君。」
カイ「そうだったな。花火、始まっちまうぜ。」
二人は山へと向かい、夕焼けの町を走る。山の入り口に着き、あたりは虫や風の音色、植物の匂いに包まれていた。
事前に場所取りをしていた場所に着いた頃には既に花火が始まっていた。
カイ「花火、もう始まってたな・・・」
スズ「だね・・・でも、とっても綺麗・・・!」
二人はしばらく花火に魅了されていたが、カイがとある事を口にする。
カイ「そういや、花火を見れるの、今年で最後になるんだよな・・・」
スズ「カイ君とリク君、夏休みが終わったら引っ越しちゃうもんね・・・」
その事で二人の口は重くなる。そしてカイは、丸々1日考え抜いた、自分の本心を口にする。
カイ「あのな、スズ。その事なんだけどな・・・」
スズ「?」
カイ「俺、引っ越すのやめる。」
その言葉でスズは一瞬驚いたような表情になる。
カイ「スズと離れるなんて信じらんねぇ・・・ずっとこの街にいて、お前と一緒に暮らす。」
スズの表情は一瞬緩んだがすぐに花火の方に向く。
スズ「・・・花火・・・綺麗だね・・・」
カイ「・・・ああ・・・」
最後の一発が終わる。
スズ「花火・・・終わっちゃったね・・・」
カイ「そうだな・・・」
スズ「懐中電灯あるから、つけていこう。」
カイ「そうした方がいいよな・・・」
二人は帰路につく。二人の口は心なしかとても重かった。その道中様々な掲示板がある。
掲示板の張り紙『命を大切に。お困りの際は以下の電話番号へ・・・』

ガサゴソ・・・!

二人「!?」
スズ「今・・・何かいた・・・?」
カイ「気のせいだろ。怖くて何か居たように感じただけだ・・・」
いつもと変わらぬ笑顔でカイは答えるが、笑顔はひきつっていて、指もわずかに震えている。
カイ「あのな、スズ。」
スズ「カイ君?どうしたのは」
カイ「手を繋ごうぜ。手ぇ繋げるの、最後になるかもしれねえし・・・」
スズ「うん・・・分かったよ・・・」
繋いだカイの手はわずかに震えている。カイも恐怖を覚えているのだろう。しかし、ある程度進むと、カイの足が止まる。
スズ「カイ君・・・?」
カイ「誰かが俺を呼んでるんだ・・・」
一瞬カイの言葉にきょとんとするがすぐに耳をすます。しかし、聞こえるのは風や虫の音ばかり。
スズ「何も聞こえないよ。早く行こう。」
カイ「いや、間違いなく聞こえる・・・誰なんだ?」
カイを呼び掛ける声は遠退いたり近づいたりを繰り返す。スズはここで、ある決心をする。
スズ「私、懐中電灯持ってるし、私が見てくるよ」
カイ「はぁ!?」
そんなスズのリスクの高い行動に思わず声を上げる。
カイ「駄目に決まってるだろ!夜道の山道でしかも女一人だぞ!危険すぎる!」
スズ「大丈夫。すぐに戻って来るからね。それまでカイ君はそこの草むらに隠れてて。」
カイは歯痒はがゆさを感じつつも、スズに言われた通りに草むらに身を隠す。
スズはある程度歩くと、ある物が目に入る。よく調べてみるとそれは、自分がチャコとクロの散歩に使っていた子犬用の細く、青いリードだった。
スズ「どうして、これがここにあるの・・・?」
兎に角、カイの所へ戻ろうと顔を上げた瞬間、スズは恐怖で声にならない悲鳴を上げ、懐中電灯を落としてしまった。
スズが見た物は、人が何重にも折り重なって出来ているような巨大な蜘蛛くもだった。

カイ「・・・スズの奴・・・遅いな・・・すぐ戻るって言ってたのに・・・」
スズの身が心配になったカイは、スズが進んだであろう方向に進む。そこには、スズが先程まで使っていた懐中電灯が落ちていた。
カイ(これは・・・スズの懐中電灯・・・?何でこんな場所にあるんだ?)
そう思っている矢先、後ろに気配を感じ、振り向くとカイは悲鳴を上げた。そこにはマリモに気持ち悪い顔の付いた化け物がいたのだ。
当然ながら、カイはその場所を逃げる。しかし、前方にも同じ化け物がいる。挟み撃ちにされたと思ったが、近くの草むらに目が入る。
素早く草むらに隠れると、カイは息を殺して化け物がいなくなるのを待った。
いなくなった事を確認すると、素早く山を降りる。当然ながら、似たようなお化けがたくさんいて、逃げたり、隠れたりを繰り返していた。
カイ(スズ、家に居るのか・・・?)
ふとそう思い、スズの家に向かおうとするが、後ろに気配を感じた。
それは、山で挟み撃ちに合いそうになった、あの化け物だった。
同じように逃げるが、場所が開けた道路という事もあり、中々降りきれない。
カイ(もう駄目だ・・・)
そう思っていると、犬のけたたましい鳴き声が響く。それは茶色い子犬で、看板の裏に隠れた。
ここに隠れろという意味を含んでいると感じたカイは看板の後ろに隠れる。気配が消えた事を確認すると、看板から出る。
先程の茶色い子犬を見つける。どこか見たことのあると感じたが、カイに吠えて威嚇をする。威嚇すると、どこかに行ってしまったが、黒い毛の付いたぼろぼろのお守りを見つける。
持っていけという意味だろう。
街の中にもお化けはたくさんいた。音を立てて気を引いたり、隠れたりなど、お化けから逃れる。
ようやくスズの家に着くが、誰もいない。スズがいるかもという期待を裏切られた事にショックを受けるが、スズが帰ってきた時の為に置き手紙を残す。
カイ(スズを・・・探しに行かねぇと!)

メニューからいきなり出てきた時はマジでビビった・・・感想まだ

深夜廻パロ ( No.183 )
日時: 2018/07/23 22:14
名前: 桜木 霊歌 (ID: AlgR.W1y)

宵の口

スズ「う、うぅん・・・あれ?」
スズが目覚めた時に目に入ったのは、黒と黄色のバリケード、赤の三角コーン、青いシート。どうやら資材置き場らしい。
スズ(あれ?私、何でこんなところにいるの・・・?確か、カイ君と花火を見に行って・・・帰り道にカイ君が誰かが呼んでるって言ってて・・・駄目だぁ・・・全然思い出せない・・・)
思い出せない記憶は辿るしかないと考え、歩みを進める。すぐ近くは橋だった。しかし、ここであり得ない物を見てしまう。
それは、赤黒い血痕だった。刑事ドラマやサスペンスなどでしか見る事のない血痕を見て、吐き気を覚える。その血痕の中心には、腕が落ちていた。それは、大きさや形から見て、大人の男性のものという事は間違いない。
スズは、恐怖に覚えながらもカイではなかったと安堵する。・・・が、直後、明らかにおかしい音が響き渡る。それはまるで、はさみの擦れるような音だった・・・嫌な予感がしたスズは後ろを振り向くも時既に遅し・・・真っ赤なはさみを持ったお化けが自分めがけて刃を閉じようとしていた。

カイ「待ってくれ!」
カイは先程見かけた子犬を追いかけていた。どこかで見たような気がして、気になっていたのだ。ようやく子犬が止まったので追い付いた。ここでカイはこの子犬をどこで見たのかを思い出した。
カイ「お前は確か・・・スズが飼ってる・・・」
チャコ「わん!わん!わん!」
先程のように、チャコはカイを威嚇してどこかへと走り去ってしまう。しかし、その時にカイの目にある物が入った。それは、町内の掲示板で、その内の張り紙の一つにスズの写真が載っている物を見つけた。
張り紙『高校生の女の子が行方不明になっています。見かけた方は以下の電話番号へ』
カイ「嘘だろ・・・スズ・・・何で・・・」
確かにスズは現在行方不明の状況だ。しかし、はぐれてからまだ一時間も経っていないし、スズが両親に花火に行く事を話していなかった事も考えたが、それはあり得ない。花火を見に行く事はお互いの両親がおらず、カイの双子の弟であるリクは塾の合宿でいないからこそ実現できたのだ。簡単にいうなら、この日が、カイとスズで夜まで二人でいる事ができる、最後の日だったのだ。
カイ(スズ・・・どこにいるんだよ・・・)
歩いていると、メモが落ちているのに気がついた。
メモ『コトワ、リ様に出会、ったら手、と足と、首のある、物を渡、す事。』
カイ(コトワリ様?どういう事だ?)
裏にも何かが書いてある事に気付いて裏を見る。しかし、カイは裏を見た事を後悔した。
メモの裏『助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けてもう嫌だもう嫌だ助けて助けて助けて助けて助けてもう嫌だ嫌だ助けて助けて助けて嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ助けてもう嫌だ』
裏には血のような赤黒い文字でそう埋め尽くされていた。
カイ「なん・・・何だよ・・・こんなの・・・もう・・・嫌だ・・・」

ジョキン・・・

カイ「・・・?」
いきなり金属の擦れるような音が響いてその方向を向く。そこには、巨大なはさみを持ったお化けがいた。そのお化けはカイに気付いて追いかけてきた。
カイ「まさか、あれがコトワリ様なのかよ・・・」
どこまで逃げても執拗にカイを追うコトワリ様。なんとかする方法はないのかと考えていると、あのメモの内容がよみがえった。
『コトワ、リ様に出会、ったら、手、と足と、首のある、物を渡、す事。』
その内容を思い出したカイはごみ捨て場に向かう。そこに人形があった事を思い出したからだ。
カイ「ほら!お望みの手と足と首のある物だ!」
威勢良く言ってカイは人形をコトワリ様に投げつける。コトワリ様は怯む様子を見せずに人形を切り刻む。人形を切り刻んだ後、コトワリ様は姿を消した
カイ(スズ・・・頼む、無事でいてくれ・・・)

コトワリ様登場。感想まだ

深夜廻パロ ( No.184 )
日時: 2018/07/24 22:46
名前: 桜木 霊歌 (ID: AlgR.W1y)

夜四ツ

スズは気がつくと、本がたくさんある場所で目が覚めた。スズはすぐに、この場所が図書館だと分かった。カイを探す為に歩みを進める。しかし、足音が響いている事に気づく。立ち止まって後ろを向くと何もいないし音も聞こえない。気のせいだと思って進むが、何度も音は響く。奥まで進むと、大きな部屋を見つける。中に入って目に入ったのは、とても大きく、布の掛けられた鏡だった。とても視界が悪い為、四隅にあるスタンドライトを点ける。すると、鏡に掛かっていた布が独りでに動き、鏡から無数の青白い腕が出てきて、スズの手足を掴む。当然、驚いて腕を降りほどこうと抵抗する。だが、鏡から腕は出てくるばかりで、スズのリュックのファスナーかほどかれ、中身が床に落ちる。
スズ「やめて!放してよ!」
そんな事を言っていると、デジャヴを感じた。
スズ(あれ・・・?こんな事、前にもなかったかな・・・)
とある考えを頭で思い出そうとしている中で、両開きの扉の隙間から先程まで自分をつけていた足音の主の姿を見た。それは、顔の無い自分だった。

その頃カイは、コトワリ様の猛攻を振り切り、一息ついていた。ここで、カイは、スズが家以外に一番行きそうな図書館へと向かう。自分の双子の弟、リクとまではいかないが、読書家だからだ。期待はできないが、正面玄関の扉を開ける。案の定扉は鍵がかかり、入る事はできなかった。困っていると、窓から廊下を歩くスズの姿を見つける。よく確認すると、一つだけ無防備に開いた窓と脚立を見つけて、開いた窓から中に入る。そして、スズの進んだ方向へと進む。しかし、カイにはなんとなくだが、見かけたスズが、スズではないと感じていた。スズは、好きな物を『カイ君とリク君と一緒にいる時間』と答える程、スズはカイとリクが好きなのだ。そんな自分の声を等の本人が無視するはずがないと思ったのだ。今度は土偶や土器が期間限定で展示されている部屋に入る。しかし、急に電気が消えてしまう。
カイ「何なんだよ・・・俺はスズに会いたいだけなのに・・・もう嫌だ・・・」
スズの姿を見つけて、カイはスズの名前を大声で呼ぶ。しかし、反応は無く、そのまま別の部屋に進んでしまう。慌てて追いかけようとするが、その一瞬早く、はさみの擦れるような音と真っ赤な巨大なはさみでその追いかけようという事を忘れそうになってしまった。それは、コトワリ様だった。いきなり突進してきた為、かわすが、場所が狭い部屋だった事もあり、右腕をわずかにかする。かすった服の袖は刃物で切り裂かれたように切れており、右腕も攻撃をかすって、刃物で切ったような切傷がつき、赤い血が流れていた。恐怖に染まるカイをお構い無しに、コトワリ様は攻撃を仕掛けてくる。ここは狭い部屋という事もあり、手と足と首のある物を見つけられない。しかし、ある展示品がカイの目に入る。それは土偶。手と足と首のある物だ。ショーウィンドウに入っている為、コトワリ様の突進を誘導させて、土偶をショーウィンドウから出し、前と同じように土偶をコトワリ様に投げつける。コトワリ様も、前と同じように土偶を切り刻み、姿を消した。
カイ「一応持ってきといてよかった・・・」
こんな事もあろうかとショルダーバッグに入れておいた救護セットの包帯を取り出してコトワリ様の攻撃で怪我した箇所を軽く応急処置をした後、スズの向かった方向へと向かう。そこはとても大きな部屋で中央には鏡が置かれていた。そこにスズの姿が無かった為、振り出しに戻ったと落胆するが、鏡に視界を戻した瞬間、いつもスズとリクに静かにしろと言われていた図書館で悲鳴を上げた。鏡には紛れもなく自分が写っている・・・顔が無い事以外は全て同じ・・・顔の無いカイは鏡から這い出ようとする。すぐには出られないのか、鏡から距離を取って打開する方法がないのかを探る。ここでカイは、ここに来る途中で見つけた理科の本の内容を思い出した。
『鏡に物が写るのは、光が反射するから。明かりを消せば、鏡に物は映らない。』
よくよく周りを見ると、四隅に置かれたスタンドライトが光っている。カイは素早くスタンドライトを消しに向かった。ようやく全てのスタンドライトを消し終わったカイは、最後に鏡に布を被せる。そうすれば、鏡にはもう何も写らない。振り出しになった事には変わらないが、鏡の前にある物が落ちていた事に気づいた。それは、スズがペットの子犬に与えている魚の形をしたペット用のクッキーだった。どうやらいつの間にか入れ違っていたらしい。それでも、多少の進歩だと思い、別の場所を探しに向かう。

もはや夜廻は最初からトラウマ作りにきてる・・・感想まだ


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