二次創作小説(新・総合)

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きらびやかな日常
日時: 2021/07/03 22:15
名前: 桜木 霊歌 (ID: xIyfMsXL)

優衣「タイトルコールです。」
ソニック「作者のネタ切れが原因で打ちきりになった日常が復活したぜ!」
エミー「料理対決や小話とかいろんなお話があるわよ!」
作「未熟者の作者だが宜しく頼む。」

オリキャラ紹介
>>718>>722>>747>>782>>796

世界観
>>751

優の特務司書生活
優が特務司書になりました 『失くし物探し駅』 著者:桜木霊歌 >>754-759
奇襲作戦!『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』ヲ浄化セヨ! >>789-793

在りし日の記憶
Welcome to the Villains' world >>769-781

夜廻パロ ( No.175 )
日時: 2018/07/16 20:08
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

夜半

あの大きな手が壊した盛り塩はまだまだたくさんあった。少しばかりてこずり、手が塩でざらざらになったが、お化けは大人しくなった。
すると、ムカデの尻尾が空中にあるのに気がついた。それはまるで、『こっちだよ。』と導いているようだった。
導いてもらった場所にもお化けはたくさんいて、懐中電灯の光に反応して動くお化けもおり、懐中電灯の扱いには注意しなくてはと思った。
しばらく歩いていると、突き当たりに花畑を見つけた。そこにはずっと探していた愛犬のポロの姿があった。首輪を着けていないポロが眠っている。
姫「ポロ、帰ろう。」
ポロは動かない。ポロの首からは鉄臭く、生暖かく、赤い物・・・血が流れていた。姫自身は考えたく無かった。ずっと探していたから信じたく無かった。ポロがすでに、死んでしまっている事に・・・
姫「ポロ・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」
姫はお化けに見つかるなど考えもせず、泣きじゃくっていた。ようやく泣き止んだ後、姫は小さいが、ポロのお墓を作った。今も姫は、『あの時石を投げなかったら・・・』と後悔している。
今度は優衣を探そうとポロのお墓を後にしようとする。しかし、電車の通過する音が響く。そこには線路はあるが、使われていない古い物。電車が来るわけ無いのだ。しかし、電車の通過する音は響くし、あろうことか、電車らしきシルエットまで見える。もう駄目だと思い、目をぎゅっと閉じる。その瞬間・・・
???「ワン!」
犬の鳴き声が聞こえたと思うと、近くには千切れた緑色の首輪が落ちていた。これは、ポロの首輪だ。こんなに遠く離れた場所にまで飛ばされたのだ。痛かったのだろう。
心機一転して優衣を探そうとする。しかし、姫は気がつかなかった。後ろから優衣をさらったお化け、よまわりさんが袋を開いていた事を・・・

よまわりさん登場。感想まだ

夜廻パロ ( No.176 )
日時: 2018/07/17 14:23
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

夜更け

目が覚めると、どこか暗い場所にいた。目が慣れてくると、その場所がコンテナだと分かった。幸いにも鍵はかかっていないので扉を開ける。
姫「ここ・・・工場・・・?」
不安になる姫に影が忍び寄る。
それは、よまわりさんだった。恐怖で何もできない姫に、さらなる恐怖が起きる。
布をひっくり返すようによまわりさんの体もひっくり返っておぞましい肉の体になる。思わず恐怖で姫は声にならない悲鳴をあげてしまう。
大急ぎで走り周り、ようやくよまわりさんを振り切った。ここで扉が開いているコンテナを見つけた。
中には自分が探していた姉の・・・優衣の字で書かれた手紙とムカデの神社で優衣が買ったお守りだった。手紙にはこう書かれていた。
優衣の手紙『拐われた人は全て、トンネルの向こうで生贄にされてしまいます。』
ここで姫は優衣がトンネルの向こうにいて、生贄にされそうになっている事を知った。
恐怖に押し潰されそうになるが、優衣を助ける為にトンネルへと向かう。

次レスではラスボスが登場します。感想まだ

夜廻パロ ( No.177 )
日時: 2018/07/17 14:41
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

丑三つ時

トンネルの向こうと書かれている紙を握りしめる姫。自分の知っているトンネルはあそこ・・・最後にポロの散歩に向かった場所しか思い付かなかった。
やはり、現状もあのままで、あの時の血痕も残ったままだった。
姫(あの時、石を投げなかったら・・・あの時、優衣お姉ちゃんに伝えてたら・・・)
この惨状を見て、姫の脳内には悲しみと後悔の感情が渦巻いている。優衣に怒られる覚悟もできていた。

トンネルの先は山道だった。鳥居が所々にあるため神社だろう。しかし、商店街で見かけた手のお化けがいる。近くにあった祠に優衣のお守りが当たるとほんのりと光を放ち、お化けの姿は消えていく。
これを何度か繰り返して、ようやくてっぺんに着く。
そこで目に入ったのは、神社の社でうつ伏せになって倒れていた、自分の探し求めていた優衣だ。
姫「優衣お姉ちゃ・・・」
しかし、ここで異変が起こる。突如、周りの音がいきなり消えたのだ。ここで姫は、ムカデの時みたいな固有空間だと悟った。
そんな中音も無く現れたのは、人が何重にも重なってできた、巨大な顔のお化けだった。
思わず声にならない悲鳴を上げるが、周りにここに来るまでに見かけた祠がある。
走って祠全てに光を灯す。その瞬間、あのお化けは姿を消した。
安心して倒れている優衣に姫は駆け寄る。
姫「優衣お姉ちゃん・・・一緒に帰ろう・・・一人ぼっちは・・・嫌だよ・・・」
涙ぐみながら、姫は優衣を抱えて山を降りる。帰りはお化けがいなかった為隠れたり走ったりする必要は無かった。

トンネルを抜けると、目に痛みを感じる。まるで、何かが姫の目を握り潰そうとしているかのように・・・
姫(目の1個くらい、あげるから・・・)
そんな姫の思いが届いたのか、風船の割れるような音が響く。左目からは血が流れる。
姫(暗いよ・・・電気をつけなきゃ・・・)
そこで姫の意識は途絶えた。

ラスボス戦ざっくり終わった。感想まだ

夜廻パロ ( No.178 )
日時: 2018/07/17 14:49
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

明け方

1週間後、姫と優衣はポロのお墓参りに来ていた。あの後、奇跡的に姫は一命を取り留めたものの、左目は失明してしまった。
もう二度と左目は見えないが、優衣と一緒にいられるなら、それでも良かった。姫は残された右目だけで生活をしていた。かなり不便で転ばない日は無く、何度か事故に遭いかけた事もあった。
お墓と摘んだ花の距離感がつかめない。
優衣「ゆっくりでいいですよ。」
ようやく花を供える事ができ、ポロの冥福を祈る。

実は姫は、あの後も夜を廻り続けている。いつかはポロと再び巡り逢える事を信じて・・・

おまけ 立場紹介
ことも(夜廻主人公)姫
ともこ(ことものお姉ちゃん)優衣
ポロorよまわりさんorラスボスor女性の幽霊orモブお化け 全員夜廻から出張

感想OK!

Re: 新・きらびやかな日常 ( No.179 )
日時: 2018/07/17 15:54
名前: パール (ID: HBzIqIh1)

こんにちわ!

パールです!

今回は夜廻パロですね。

少しホラーでした。


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