二次創作小説(新・総合)
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- きらびやかな日常
- 日時: 2021/07/03 22:15
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: xIyfMsXL)
優衣「タイトルコールです。」
ソニック「作者のネタ切れが原因で打ちきりになった日常が復活したぜ!」
エミー「料理対決や小話とかいろんなお話があるわよ!」
作「未熟者の作者だが宜しく頼む。」
オリキャラ紹介
>>718、>>722、>>747、>>782、>>796
世界観
>>751
優の特務司書生活
優が特務司書になりました 『失くし物探し駅』 著者:桜木霊歌 >>754-759
奇襲作戦!『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』ヲ浄化セヨ! >>789-793
在りし日の記憶
Welcome to the Villains' world >>769-781
- コメント返信です! ( No.170 )
- 日時: 2018/07/15 18:14
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
パールさん
初めてのラジオネタ楽しんでいただけましたか?楽しんでくれたなら嬉しいです!
次回も楽しみにしてください!それでは!
- 夜廻パロ ( No.171 )
- 日時: 2018/07/15 21:38
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
今回は夜廻のパロです。元ネタがホラーですから心臓の弱い方は読む事をおすすめできません。
黄昏
今にも日が沈みそうな夕暮れ時の空。山の近くであり、虫の鳴き声がうるさ過ぎず、静か過ぎずに響いている。
そこを一人の少女が青いリードと青い首輪で繋がれた白い犬が歩いていた。少女の名前は博霊姫。黄緑色のワンピースに緑のかかった茶髪、白いニーハイソニックに黒いブーツが特徴的だ。背中で水色のウサギのポシェットが揺れている。
彼女は愛犬である白い犬、ポロと散歩をしている。その際、トンネルに差し掛かった。そこはまるで、底無しの闇に包まれ、周りの温度が無くなっているような程寒かった。
姫「ポロ・・・帰ろう・・・」
怖くなって帰ろうとすると、小石が落ちている事に気づく。ポロは遊んでほしそうな様子だったので、これを投げて遊んであげようと思い、小石を投げる。しかし突如、大きなトラックが猛スピードで走って来て、ポロの姿は一瞬見えなくなる。
・・・トラックが去り、ポロがいたはずの場所には、べっとりと血がついていた。ガードレールも、ひどく湾曲している。
姫は呆然としながら千切れてしまった緑のリードを引き摺って家へと帰った。
家に帰ると、姫の姉である優衣がエプロンを着て出迎えてくれた。緑の巫女服のようなワンピースに、黒いタイツ、焦げ茶色のローファー。緑色の瞳に緑のかかった黒髪ロングヘアー、鈴の付いた緑のリボンの髪留めが特徴的だ。
優衣「姫、お帰りなさい。・・・あら?」
そんな彼女はポロがいない事に気づいて周りを見渡す。
優衣「ポロはどうかしたのですか?」
姫「・・・いなくなっちゃった・・・」
そんな姫の返答に優衣は何かを察したかのような表情を一瞬見せる。
優衣「逃げてしまった訳ではないのですね?」
姫「うん。いなくなっちゃった・・・」
一応念入りに聞いたがこれ以上追及するのは良くないと判断したのか、エプロンを脱ぐと部屋に戻って懐中電灯と、彼女愛用の白いリュックを背負って姫の所へと向かう。
優衣「私、ポロを探してきます。」
姫「でも・・・」
優衣「大丈夫です。あなたは家で待っていてください。ご飯は先に作っておいたので食べておいてください。食器はそのまま流し台に置いてくださいね。」
姫「・・・分かった。」
そのままポロを探しに行った優衣を見送った後、食事はほとんど喉に通らなかった。優衣は戻ってこない。そこで姫は、ある決心をした。
姫(優衣お姉ちゃんとポロを探しに行こう。)
玄関に置きっぱなしにしていたウサギのポシェットを背負って外へと出る。
・・・家から出たすぐ近くにある交差点。そこには黒い影があった。その目は、明らかに自分に敵対心をむき出しにしている。いきなりその影は襲って来て、姫はどんな時よりも早く走った。そうして振り切った後に、姫は理解してしまった。優衣がどうして家にいるように言ったのかを。それは、夜の町はこうなってしまうからだと・・・
ホラー苦手な人ごめんなさい。感想まだ
- 夜廻パロ ( No.172 )
- 日時: 2018/07/16 10:47
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
逢魔時
姫はありとあらゆるお化け達の猛攻に恐怖を覚えるも、その猛攻を振り切って、ようやく探していた優衣の姿を見つける。
そこは普段、優衣が『危ないからここに来ては行けません。』と言う場所だった。そんな場所まで探すという事は、よほど自分とポロを大切にしているかがよく分かる。
姫「優衣お姉ちゃん。」
優衣「!?・・・って、なんだ・・・姫だったんですね・・・驚かせないでください。」
姫が話しかけた瞬間は身構える体制を見せたが相手が姫だという事が分かり、安心したような、疑問を抱くような表情を見せる。
優衣「それより、家で待ってるように言いましたよね?どうしてこんな所まで・・・」
姫「優衣お姉ちゃん。ポロは?」
そんな素朴な疑問に一瞬吹き出した様子を見せる。
優衣「それだけ知りたかったんですか?大丈夫ですよ。まだ見つかっていませんが、絶対に見つけて来ますから。」
できるだけ笑顔で安心させて姫を帰らせようとする優衣。しかし、姫は全く引かない。
姫「嫌だ。一緒に帰ろう。」
そんな姫の言葉に何かまずいと感じたのか『私は大丈夫です。』や『夜道は危ないですよ。』等と言って帰らせようとする。
困り果てている優衣だったが、姫の後ろを懐中電灯で照らした瞬間驚愕の表情になった。
その様子で姫は自分の後ろに何かがいると察したが、恐怖で後ろを向けない。
そんな様子を察したのか、優衣は姫に静かに語りかける。
優衣「姫、良いですか?しばらくこの茂みに隠れていてください。顔を隠して、何が現れたとしても、何が聞こえたとしても、出てきてはいけません。何もいないと感じたら、まっすぐ家に帰ってください。分かりました?」
優しく、そして厳しく優衣は姫に言い聞かせる。あまり乗り気の様子ではなかったが言われるがままに隠れる。
姫が隠れた事を確認した優衣はその何かと対峙する。
優衣「―――――。この子だけは・・・妹だけは見逃してください。私は、どうなっても構いませんから・・・」
アニメやゲームなどで使われそうな言葉を発して、優衣は姫を連れていくなと懇願する。
しばらくすると、何かを強引にしまい込むようなバタバタとした音が響く。気配が無くなった事を確認すると周りを見渡す。
先ほどまで優衣の立っていた場所には優衣がおらず、優衣が使っていた懐中電灯が落ちていた。
ちなみに優衣と姫以外は全員本家、夜廻から出張してもらってます。感想まだ
- 夜廻パロ ( No.173 )
- 日時: 2018/07/16 17:18
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
宵の口
優衣がいなくなってから、姫はずっと夜の町をさまよって優衣を探すが、自分の通っている学校には特に手掛かりは無く、ポロの散歩コースである田んぼを探してみる事にした。
ここに来る途中、踏切を通ろうとするが、運悪く電車が来てしまったようだ・・・しかし、違和感を覚えた。今は真夜中なのだ。それに、とっくのとっくに終電の時間は過ぎている。しかし、姫の目は踏切の向こうに注がれる。
そこには水に濡れたような艶やかな黒い髪、汚れてよれよれになったワンピースを着た女性がいた。しかし、電車が通り過ぎると同時にその女性は姿を消した。
その事に姫は一瞬ぎょっとするが、あの女性がお化けだったと悟った。
踏切を抜けて、田んぼに着いてしばらくすると、ある物が目に入る。それは、とてもきらびやかなネックレスだった。そのネックレスをポシェットにしまい、しばらく進むと、踏切で見かけた女性の姿を見つけた。女性は何かを呻いている。
女性「ううううううううううううううううううう」
姫「あの・・・どうしたんですか?」
姫が心配の言葉をかけ、女性が顔を上げると、姫は声にならない悲鳴をあげた。
女性には目のあるはずの2つの場所には目が無く、口にも歯や舌が無い。鼻のある場所も同様だ。姫は恐怖に怯えて逃げ惑う。いつの間にか、普段は来ない林に逃げ込んでいた。
林を走り回っている際、分かれ道にたどり着いてしまう。
姫(確かまっすぐ行くと崖で危ないって優衣お姉ちゃん言ってたはず・・・)
事前に優衣から教えられていた事を思い出して左の道へと走る。
しかし、運悪くそこは行き止まりだった。そこには、先ほどから姫を襲っている女性の死体があった。
別に特別驚かない。ただ、姫が感じたのは首もとが寂しそうだったという事だ。そこで姫は、拾ったネックレスを女性の首もとに掛ける。
先ほどまで感じていた気配は無くなり、後ろを見ても女性の姿は無かった。すぐ近くに赤い花が咲いていたので、その花を摘み取る。
姫(ゆっくり祈ってあげられなくてごめんなさい。姫はポロと優衣お姉ちゃんを探しに行きます。優衣お姉ちゃんに会えたら、ここにあなたがいる事を教えます。それまで待っていてください。)
女性パート怖い・・・感想まだ
- 夜廻パロ ( No.174 )
- 日時: 2018/07/16 17:51
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
闇夜
結局田んぼにも優衣はいなかった為、今度は商店街を探す事にした。
そこは、お店が全てシャッターが閉じられている。優衣から聞いた話だと、この商店街を壊して、新しくショッピングモールを建築するらしい。ここで姫が思ったのは、商店街のお化けは皆大人しかった事だ。よく見ると、何ヵ所かに盛り塩が供えられている。これで大人しくなっているのだろうと思っていると、あり得ない物を見た。
それは、姫の身長の倍はあるだろう、目玉の付いた大きな手だった。
そんな異様すぎる光景に呆然としかできない姫。そんな姫を置き去りにするように、盛り塩を握り潰した。その瞬間、大人しかったお化け達は暴れ始める。姫は恐怖に染まるが、公衆電話が鳴っている事に気づく。とにかく、電話に出てみる事にした。
姫「もしもし・・・?」
一瞬キィーンという音が響いたと思うと、目眩を一瞬だが感じた。
目眩がおさまった時、周りの景色は赤く染まっていた。
姫「何・・・?何なの・・・?・・・ひぃっ!」
何が起きているのか分からない事に混乱しているのに加え、姫が見た物が余計に姫を混乱させた。それは・・・
商店街を覆う大きさの巨大なムカデだった。彼女がいるのは商店街にある小さな神社で、優衣からここの神社の神はムカデだと教えてもらった事がある。ムカデは何かを頼みたいような様子だった。そんな時、もう一度電話がなる。
姫「もう一回出ればいいの?」
ムカデは言葉を返さない(というか返せない)が、なんとなく肯定しているように感じて、姫はもう一度電話に出る。
最初に出た時と同じように一瞬キィーンと音が響き、一瞬目眩を感じる。そこは変わり無い場所だったが赤色が抜けている。ただし、姫の手に塩が握られている事除いては。
おそらくあのムカデは崩された盛り塩を治してほしいのだろう。優衣を探すのにはお化けが徘徊しているなかでは難しいし、何より、治している間に優衣に会えるかもしれない。そう思った。
今度はムカデの神様登場。感想まだ
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