二次創作小説(新・総合)

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きらびやかな日常
日時: 2021/07/03 22:15
名前: 桜木 霊歌 (ID: xIyfMsXL)

優衣「タイトルコールです。」
ソニック「作者のネタ切れが原因で打ちきりになった日常が復活したぜ!」
エミー「料理対決や小話とかいろんなお話があるわよ!」
作「未熟者の作者だが宜しく頼む。」

オリキャラ紹介
>>718>>722>>747>>782>>796

世界観
>>751

優の特務司書生活
優が特務司書になりました 『失くし物探し駅』 著者:桜木霊歌 >>754-759
奇襲作戦!『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』ヲ浄化セヨ! >>789-793

在りし日の記憶
Welcome to the Villains' world >>769-781

マジックロンパ ( No.100 )
日時: 2018/04/03 20:25
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

chapter1 一回100円絶望ゲーム

この極限的な状況になってから数日が経った。今のところ誰も血を流した者はおらず犠牲者もおらず多少は互いの事を信用できる位までになり平和と言う文字が似合うほどだった。しかし、そんなある日霧夜から突然呼び出しが入った。嫌々思いながらも体育館に向かう16人。そうして全員が揃うと霧夜は前置きも無しに話始めた。
霧夜「よし!全員集まったみたいだな?単刀直入に言うとさ、犯人クロが現れなくてつまんないんだよ。どうして殺人が起きないのかと思ったら簡単な事だった。殺人を犯す理由・・・つまり、『動機』が無かったんだよ。簡単に動機を説明すると何があっても殺人を犯したくなるんだよ。そんじゃ、今からこのDVDを配る。視聴覚室で見ろよ。見なかったら『おしおき』だぜ?」
今の言葉を聞いてたくさんの者が凍りついた。今の霧夜の言葉が正しいとするとこの極限的な状況が助長されてしまった事になる。しかし『おしおき』というワードが気になったのかシャロンが質問する。
シャロン「申し訳ありません。あなたの仰有る『おしおき』とは一体何なんですの?」
霧夜「あぁ、簡単に答えるとな・・・









¨処刑¨だぜ?」
優衣「しょ、処刑!?」
今の霧夜の言葉でたくさんの者が悲鳴を上げた事は間違いない。現に、ソニックも今震えているのだ。
霧夜「そうそう、因みに『おしおき』を受ける条件は校則を破ること、もう1つは後の楽しみに・・・って訳だぜ。さっきも言った様に、そのDVDを見なかったら『おしおき』だ。」
優衣「・・・分かりました。それで、あなたは私達に何をさせたいのですか?」
霧夜「一言で言うと、絶望してほしい。それだけだ。」
そんな事を平然と口にする霧夜に恐怖を覚える生徒達。実際に質問を投げ掛けている優衣も、動揺と恐怖の入り雑じった表情だった。そうして視聴覚室に向かいソニックは自分に配られたDVDを見る。真っ白なDVDには汚い文字で『ソニックの動機DVD』と表記されていた。本当にこんな物が自分が殺人を犯しかねない様になるのか事態不思議だが見なければ自分は処刑されてしまう。隣にいる優衣もとても不安そうな表情だった。そうしてDVDレコーダーに自分の動機DVDを入れる。そしてモニターに内容が映される。映された場所はどこかの家で3人の人物が映されていた。どの人物も自分がよく知る者ばかりだった。
ソニック母『ソニック、見てる?元気にしているかしら?』
ソニック父『俺はお前が天下のホープファンタジーアカデミーに入学する事になって嬉しいぞ!お前は自慢の息子だ!』
ソニックの部活仲間『ソニック、俺部活メンバー代表としてメッセージを送るぞ!まさか同じ学校の同じ部活の仲間からあの有名なホープファンタジーアカデミーに行く奴がいるなんて思わなかった!学校生活頑張れよな!』
ソニック「母さん、父さん、皆・・・」
大切な人達のメッセージにソニックは思わず笑顔になる。しかし、これのどこが殺人の動機になるのかと疑問に思う。すると突然砂嵐の画面になる。そうして画面は先程と同じ場所だがかなり荒れ果てており先程ソニックにメッセージを送っていた3人の姿はなくなっていた。そうしてしばらく経つと『ソニックの大切な人達は一体どうなったのか!?続きは卒業の後で!』というテロップが映し出され無意識の内に「早くここから出ねぇと・・・」と呟いていた。しかしソニックはそんな考えを振り払う。
ソニック(あんな映像偽物だ・・・作り物に決まってんだろ・・・冷静になるんだ。)
エミー「い、嫌・・・」
クッパjr「嘘だよ・・・お父さん・・・!」
リク「う、嘘だよ・・・こんなの・・・」
カイ「リク、あんなもん・・・見るんじゃない・・・!」
クロウ「おい・・・!?マジかよ・・・!?」
優衣「何で・・・?どうして・・・?」
たくさんの者達が動揺する声が聞こえる。恐らく全員がソニックと同じように大切な人、大切な場所、大切な物に異変が起こるビデオが送られたのだろう。実際、普段の様子から取り乱す事もなく冷静な優衣と妖でさえも動じてしまう。唯一動じなかったといえばセリオス位だろう。そうして寄宿舎に戻ろうとしたところ優衣を見つけた。普段の冷静で落ち着いた様子は何処いずこへと言わんばかりに震えていた。
優衣「どうして・・・?何故・・・!?」
ソニック「優衣、お前は一体何を見たんだ?できるなら教えてくれ。俺でよかったら話を聞くからな。」
優衣「・・・大切な家族と、今まで私が依頼を遂行してきた依頼人の皆さん。早く、ここから出なくちゃ・・・」
ソニック「優衣、落ち着け!取り乱してたらまともな判断すらつかなくなる!それに、あんな映像なんて偽物に決まってる、霧夜が俺らにコロシアイを起こさせる為に作った作り物に決まってる!だから落ち着け!」
優衣「ソニック・・・ありがとう、あなたと仲良くなってなかったら頭がどうにかなって誰かを殺してたかも。ありがとう。」
ソニック「どういたしまして。大体、あんな現実味の無い映像なんて、誰も信じないと思うぜ。」
しかし、この時の二人は知らなかった。悪夢へのカウントダウンが徐々に進んでいることを・・・

早速の動機・・・ソニックのご両親と部活仲間については想像におまかせします。感想まだ

マジックロンパ ( No.101 )
日時: 2018/04/03 21:30
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

続き

優衣と別れた後ソニックは自分の個室に戻り眠りについた。彼の服装はここに来たとき同様の青いパーカーに紺色のジーンズ、赤いスニーカーだった。本来ならパジャマに着替えて寝た方が良いだろうがここに用意されてある替えの服が自分が着ている物と同じ柄に同じ材質の物しか無いためこの服で寝るしかなかったのだ。あの映像は偽物、ずっとそう思っているも心の中では不安なのだ。家族や部活仲間は無事なのか・・・その不安までは払い切れていなかったのだ。
霧夜『お前ら!朝の7時だぞ!さっさと起きろ!』
ソニック「・・・」
大きな音楽に同じく大きな霧夜の大声アナウンス。朝と昼を伝える為のアナウンス、正直誰かに縛られる事を嫌うソニックにとってはいい迷惑だった。軽く身だしなみを整えて食堂へと向かう。毎朝、毎夜それぞれの安否確認の為に食堂に向かって食事会を開くのだ(提案者は優衣と妖で理由は食事なら自然に集まれるかららしい)。
ソニック「お待たせ。」
優衣「おはようソニック。今日も遅刻者は出なければいいんだけど・・・あっ、セリオスさんは何があっても遅刻するか・・・」
集まっているのはソニックと優衣以外に妖やリク、クロウにシャロン、カイ、テイルスだった。しばらく待つとほぼ全員が集まった。そう、誰か1人だけこの場に来なかったのだ。不安に狩られたセリオス以外のメンバーは残された仲間、エミーを探しに行く。ソニックは優衣と共に行動したが特に収穫は無し。別の場所を探そうとするとテイルスの悲鳴が上がった。
テイルス「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ソニック・優衣「!?」
優衣「ソニック今のって・・・」
ソニック「テイルスの悲鳴だ!一体何があったんだよ・・・!?」
何があっても悲鳴が聞こえたら不安になるのが普通である。実際、この二人もそうだった。そうして悲鳴が聞こえた場所・・・即ちエミーのネームプレートが貼られてある部屋に入ってみる。テイルスはシャワールームの前で腰を抜かして震えており何事と思いつつシャワールームの中を覗く。しかし二人はテイルスが腰を抜かしていた原因を知ったと同時にシャワールームを覗いた事を後悔した。何故なら中にいたのはピンク色のセミロング、ぷよぷよの飾りが付けられた赤いカチューシャ、赤いワンピースに赤いブーツの華奢な少女・・・即ちエミー・ローズの姿。彼女の体には・・・










何かしらの刃物が腹に刺さり、たくさんの返り血が撒きちり、壁にへたりこむ、エミーの変わり果てた姿だったからだ。
ソニック「なんじゃこりゃあ!?」
優衣「そんな・・・!エミーさん!」

『ピンポンパンポーン・・・』
霧夜『死体が発見されたぞ。一定の自由時間の後、魔法裁判を開く!』
今のアナウンスに対する疑問はあったもののそんな疑問はエミーの死体に対する衝撃の方が遥かに超越していた。優衣が自分達以外の全員を呼びに行き集まった者達は愕然としていたり死体から目を背けたり何も変わらない表情等と反応は様々だった。
霧夜「よーし!とうとう始まったぜ!最初の殺人!」
その言葉に言い返す者は誰もいなかった。確かに殺人が起こった事は事実なのだから・・・ここで優衣は気になっていた事を質問する。
優衣「霧夜さん。質問なんですが、殺人が起きれば誰かを殺した犯人クロは即卒業できるのですか?」
そんな優衣の言葉に霧夜は「まっさか」と鼻で笑うように答える。
霧夜「誰かを殺しただけじゃ卒業扱いにはならないぞ。殺人が起きたばかりだからな。そうしてしばらく経った後に犯人クロに対する卒業試験みたいなもんを受けて貰う。その試験ってのはついさっきの死体発見アナウンス・・・あのアナウンスは死体を3人以上の人間が見つけると流れるんだ。ともかく、ついさっきのアナウンスにもあった全員参加が義務付けられた魔法裁判だ。正しい犯人クロを指摘できれば犯人クロだけがおしおき。但し、間違った人物を犯人クロとしてしてしまったら犯人クロ以外の全員がおしおきされて、全員を欺いた犯人クロだけが卒業となるぜ。でも、いきなり挑めなんて言われても出来ないよな?だから一定の捜査時間の後にこの裁判を開く。そんで、お前らは対して検死も出来ないだろ?だから簡単な検死書を作っといたぞ。それも捜査の参考にしておけ。いいな?」
こうして始まってしまったコロシアイ。ソニックは死んでしまったエミーの為にも捜査を開始する!

とうとう犠牲者が・・・;エミーファンの皆さんごめんなさい。感想まだ

マジックロンパ ( No.102 )
日時: 2018/05/12 23:30
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

捜査タイム

捜査開始!

ソニック(そんじゃあまずはついさっき配られた検死書・・・もといマジックファイルを読んでみるか・・・)
『被害者は超魔法級のタロット占い師、エミー・ローズ。現場はテイルスの個室で死亡推定時刻は午前1時頃で死因は腹部に刃物が刺さった事による失血死』
ソニック「なるほどな・・・現場がテイルスの部屋って・・・まさかテイルスが・・・いやいや、そんなはず無い・・・!おっ!優衣。お前は誰が怪しいって思うんだ?」
優衣「まだ検討は付けられない。でもここテイルスさんの個室よね?ついさっきここに入って来たとき確認したけどネームプレートがテイルスさんの物じゃ無くてエミーさんのネームプレートだったの。これは本人に聞くべきだと思うの。」
ソニック「そうか・・・じゃあ聞きに行くか。」

テイルス「えっとね、僕はエミーと部屋を交換していたんだ。あんな映像見せられた後だから自分の部屋で寝るのが怖いって言うから一晩だけって条件で部屋を交換したんだ。僕が断ってたらこんな事にならなかったのかな?」
ソニック(部屋を交換・・・!?これは重要だな・・・!)

言魔法 マジックファイルを獲得しました。

言魔法 テイルスの証言を獲得しました。

ソニック(包丁が一本足りない・・・エミーの腹に刺さってた刃物の包丁っぽかったし凶器の包丁で間違いないな・・・!ここは昼時間にしか入れないし事件の前の日に厨房に立ち寄って持ち出したのかもな・・・!)

言魔法 厨房の包丁セットを獲得しました。

リク「そういえば僕は昨日の昼時間中はずっと図書室にいたよ。ついでに・・・になっちゃうけどその時図書室には兄さんとテイルス君、シャロンちゃんがいたよ。全員昼時間中はずっと図書室にいたからね。」
ソニック「それじゃあ図書室にいた連中は容疑から外れるな。」

言魔法 リクの証言を獲得しました。

優衣「・・・」
ソニック「優衣、もしかしてその模擬刀が気になるのか?」
優衣「ええ。この模擬刀、かなり塗装が剥がれてるみたいだし更には鞘に傷が付いてるからね。」
ソニック「その模擬刀の塗装に使われている金箔は少し触っただけでもすぐ手についちまうから気を付けろよ。」

言魔法 金箔の模擬刀(抜身)

言魔法 金箔の模擬刀(鞘)

ソニック(現場がテイルスの部屋なのに工具セットに使われた形跡が無いだと・・・?)

言魔法 工具セットを獲得しました。

ソニック(ドアノブがねじ外されてぶっ壊れてるな、それにこのドア、テイルスの話だと立て付けがかなり悪くてコツ知らないと開ける事が出来ないらしいし・・・)

言魔法 壊されたドアノブを獲得しました。

言魔法 立て付けの悪いドアを獲得しました。

ソニック(あっ!右手首の腫れ上がってる所に金箔が付いてるな・・・しかも左手首に血が付いてるし・・・手のひらには何も付いてないが・・・ん?背中側の壁に何か書かれてる?MO7O?意味わかんねぇな・・・しかも最後のOだけ途中で力尽きたのか書きかけだし・・・でもダイイングメッセージっぽいし覚えておいて損は無いな)

言魔法 死体の状況を獲得しました。

言魔法 ダイイングメッセージを獲得しました。

ソニック「優衣!何か見つかったか?」
優衣「ええ、筆圧を鉛筆で擦って浮かび上がらせる方法あるでしょ?その方法を試してみたの。そしたらビンゴ、こんなのが出てきたわ。」
ソニック「えっと、何々?」
『二人きりで話したい事があるの。だから今から10分後にあたしの部屋に来てね。部屋を間違えないようにネームプレートを確認してね。
エミー・ローズ』
ソニック「・・・!?これって・・・」
優衣「どうやら彼女は誰かをこの部屋に呼び出していたみたいね。」

言魔法 エミーの手紙を獲得しました。

妖「私は昨日の昼時間中はずっと食堂にいたぞ。その時は桜も一緒にいたから彼女に聞けば私の無罪が分かる。その時は疑われているテイルスはおろか、誰も来なかった。」
ソニック(待てよ・・・?だとしたらいつ包丁は持ち出されたんだ?)

言魔法 妖の証言を獲得しました。

ソニック(鉄格子が斧みたいな物でぶっ壊されてる?それにこの焼却炉の近くに落ちてる赤いワイシャツの燃えカス・・・?って血が付着してんじゃねぇか!?って事はここで犯人の着ていたであろうワイシャツは燃やされたのか?)

言魔法 壊された鉄格子を獲得しました。

言魔法 赤いワイシャツの燃えカスを獲得しました。

霧夜『捜査時間が終了したぞ!これから魔法裁判を開く!全員体育館に集合しろ!』
捜査終了を表すアナウンスが校内に流される。そうしてソニック達は体育館へと向かった。

皆さん犯人は分かりましたか?次は裁判!感想まだ

マジックロンパ ( No.103 )
日時: 2018/04/04 06:43
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

今回は裁判パート

全員が体育館に集まるまで、時間はかからなかった。しかし、優衣とソニック、テイルス以外の者達には大きな共通点があった。それは、優衣とソニック以外の全員がテイルスにうたがいの眼差しを向けていた事だった。しかし、無理も無いだろう。現場がテイルスの部屋だった上に第一発見者までテイルスなら誰もが十中八九テイルスが犯人クロだと認識するだろう。霧夜が魔法でエレベーターを出現させ、エレベーターに乗り込んだ際もこの視線は変わらなかった。疑われていない優衣とソニックはその恐怖を知らないが疑われているテイルスにはその恐怖が痛いほど分かる。そうしてエレベーターはなんの前触れもなく止まる。その場所は裁判所と言って良いのか分からないがそう思える場所だった。それぞれの席が円上に用意され、死んだエミーの立つ場所になるはずだった場所にはエミーの身長に合わせて写真立てが置かれており写真はモノクロで赤いインクでばつ印が書かれていた(霧夜曰く仲間外れは可哀想だから)。それぞれ自分の名前が書かれた証言台の上に立つ。ソニックの席は死んでしまったエミーとリクに挟まれていた。こうして命懸けの裁判が始まった!

魔法裁判・・・開廷!

霧夜「それじゃあ、魔法裁判のルールを説明するぞ。お前らには、殺人を犯した犯人クロは誰かと議論して貰うぜ。議論の結果は投票によって決められ、正しい犯人クロを指摘できれば、犯人クロだけがおしおきされ、間違った人物を犯人クロとしてしてしまったら犯人クロ以外の全員がおしおきされ、全員を欺いた犯人クロだけが卒業となるぜ。」
セリオス「犯人など、すでに決まっているだろう?テイルス、お前がそうなんだろう?」
テイルス「そんな!僕は違うよ!」
クロウ「そんなこと、言葉でなら言い訳できるだろ。」
テイルス「だから違うんだってぇ!」
ソニック(まずい・・・皆テイルスが犯人だって思ってる・・・皆が間違った方向に進もうとしてるんなら・・・俺が・・・導いてやる!)

議論開始!

セリオス「それでは一応分かりやすい凶器の話から行こう」
シャロン「マジックファイルによると、彼女は腹部に刃物が刺さった事による失血死とありましたわね。」
カイ「テイルスがナイフかなんかでエミーを刺したって事か?」
ソニック「それは違うぞ!」論破!!

ソニック「カイ、その推理はおかしいぞ。」
カイ「え?おかしいって・・・どこがだ?」
ソニック「厨房を調べてたら包丁が一本少なくなってたんだ。全部揃ってたらまだナイフって考えれるが少なくなってるのに凶器がナイフってつじつまが合わないんだ。」
セリオス「なるほどな。しかし、テイルスの容疑が晴れた訳ではない。」
テイルス「だから違うんだってえ!信じてよぉ!」

議論開始!

セリオス「それでは犯人クロへの尋問といこう。」
レオン「テイルスがエミーを殺したのか?」
テイルス「だから違うんだって!そもそも僕は包丁がある厨房に立ち入りできる昼時間中・・・厨房に行ってないんだ!」
ソニック「それに賛成だ!」同意

ソニック「俺はテイルスに賛成だ。皆、テイルスを信じて大丈夫だと思うぞ。」
セリオス「何故そう思える?」
ソニック「テイルスは確かに厨房に行ってない。そのテイルスの証言を裏付けてくれる奴がいるからな。そうだったよなリク?」
リク「あっ!そういえばそうだったね。彼はずっと図書室にいたよ。昼時間中ずっと図書室にいたから包丁を持ち出す事は不可能だよ。」
テイルス「も、もっと早くその話をしてよぉ!」
ソニック「だろ?だからテイルスには犯行は不可能なんだ‐‐‐‐」
セリオス「詰めが甘いな!」反論!!

ソニック「セリオス?一体何なんだよ?」
セリオス「お前の推理は甘すぎる。それならば僕が現実を突き付けるまでだ!」

反論ショーダウン開始!

セリオス「テイルスはずっと図書室にいたと言うが、それは事実上なのか?彼が見つからないように図書室から出て包丁を持ち出したんじゃないのか?」

発展

ソニック「それはあり得ないぞ。図書室にはリクがいたんだぞ。もし図書室から出ようものならリクに姿を見られてなきゃおかしいぞ。」
セリオス「ならば、幻影魔法などを使ってリクに見つからないようにすればいい。そうして食堂に誰もいない時にこっそりと持ち出せるだろう。」
ソニック「その言葉斬るぞ!」論破!!

ソニック「テイルスがリクに気付かれずに図書室から出る方法はたくさんあるかもしれない。でも、食堂には妖と桜がいたんだぞ。食堂に行けば、二人に姿を見られてないとおかしい。」
セリオス「なんだと・・・!?」
優衣「あっ!そもそもここでは魔法が使えないように強力な結界が張られてるので幻影魔法を使う事事態が不可能ですよ。」
セリオス「なるほど、甘かったのはお前ではなく僕の方だったのだな?」
ソニック「そういう事になるな」

一旦区切ります。

マジックロンパ ( No.104 )
日時: 2018/04/04 10:48
名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)

続き

リク「えっと、ついでにになっちゃうけど図書室には僕とテイルス君以外には兄さんとシャロンちゃんがいたよ。少なくとも3人のアリバイは僕が保証するから。」
吽「でも確か妖さんと桜さんはずっと食堂にいたんですよね?それなら妖さんか桜さんが包丁を持ち出したんじゃ・・・」
妖「それはあり得ない。今ここで言うのもなんだが実は1人だけ食堂に来た輩がいる。」
クロウ「何で黙ってたんだよ!?」
ネス「でもその人が犯人クロって事だよね?誰が来たの?」
妖「そ、それは・・・もう、ここにおらぬ者だ。」
ソニック(ここにいない奴?それって・・・)「エミーの事を言ってるのか?」
妖「ああ、あいつは『水を飲みに来た』と言っていたがもしや、そのときに・・・!」
クッパjr「でも関係無いよね?エミーは被害者なのに・・・」
リク「でも気になる事があるんだけど、テイルス君が犯人クロじゃないなら何でテイルス君の個室が犯行現場だったの?」
ソニック(現場がテイルスの部屋だったのに肝心のテイルスが犯人クロじゃない・・・それはあいつが証言してくれたよな)「テイルス、確かお前はエミーと部屋を交換していたんだよな?」
テイルス「うん。そうだよ。」
レオン「部屋を交換ってどういう事だよ!?」
テイルス「あのね、事件の前の日の夜時間前にエミーが来てさ、自分の部屋で寝るのが怖いって言うからさ、一晩だけって条件で交換したんだ。」
セリオス「しかし、それでは何故エミーが死んでいる?犯人は本来テイルスを殺すはずがエミーがいて仕方なく殺したのか?」
優衣「いえ、彼と彼女の部屋のネームプレートは交換されていました。ですからエミー・ローズさんのネームプレートの部屋には本当にエミーさんがいた事になります。その証拠もあるんですよ。」
ソニック「・・・証拠って、あの手紙の事だよな?」
吽「あの手紙?」
ソニック「そうだ。見てみろ。」
『二人きりで話したい事があるの。だから今から10分後にあたしの部屋に来てね。部屋を間違えないようにネームプレートを確認してね。
エミー・ローズ』
桜「これって・・・」
ソニック「エミーが誰かを呼び出しているみたいだろ?しかもネームプレートを確認しろと書かれてる。こんなの、部屋を交換した上でネームプレートを交換した張本人しか書けない。当然、テイルスじゃないよな?」
テイルス「うん、そもそも部屋の交換を知ってるのは僕とエミーだけだし、交換できるのはエミーしかいないよ。」
桜「話がややこしくなってきた;とにかく、まずは部屋で起こった事を整理してみるのも大事じゃない?」
ナックルズ「確かにそれも大事だよな。」
レオン「部屋はかなり争った形跡があったし部屋に模擬刀が落ちてたしそれが争いに使われたのかもな。」
優衣「それに彼女の右手首の骨折原因はおそらく模擬刀の攻撃を受けたからです。」
クロウ「何でそんなことが分かるんだよ?」
優衣「彼女の右手首の腫れ上がってる所に金箔が付いてるんです。あの金箔は少し触っただけでも手についちゃいますから。」
桜「犯人の犯行方法も明らかにしないと・・・」

議論開始!

桜「犯人はテイルスの部屋に入った後、模擬刀を手にしたのよ。最初に模擬刀の攻撃があったのよ!」
ソニック「それは違うぞ!」論破!!

ソニック「いや、最初に模擬刀の攻撃があったとは考えられないんじゃないか?」
桜「え?どうして?」
ソニック「模擬刀の鞘にある傷だ。刃物で切りつけたみたいな跡があるだろ?」
吽「刃物って包丁ですよね?現場にあった刃物って包丁だけですし・・・」
カイ「それに鞘つけたままなんて重くて邪魔だし、威力も弱いだろうからな・・・」
優衣「こう考えればどうですか?最初に模擬刀が使われたのは攻撃ではなく包丁に対する防御の為。それならどんなに剣筋がある相手でも、鞘を抜く暇なんてありません。」
リク「じゃあ最初に模擬刀が使われたのは包丁に対する防御の為だったんだ。」
シャロン「では彼女は包丁を持った犯人クロに押し入られ、模擬刀で抵抗しますがその模擬刀すら奪われ右手首を骨折し、シャワールームに逃げ込みますがそこで止めを・・・」
優衣「いえ、彼女が模擬刀を使ったとは考えられません。それは、彼女の体のある部分を見ればわかります。」
ソニック(優衣の言ってるある部分・・・それって・・・)「エミーの手のひら、だよな?」
カイ「何で手のひら見たら使ってない事が分かるんだよ?」
ソニック「あの模擬刀の金箔は少し触っただけでもすぐ手に付くんだよ。だからエミーの手のひらが綺麗なままなのはおかしいんだ。」
優衣「それに、夜時間の水が出ない、死亡推定時刻は夜時間でしたからエミーさんが使ったという事にはなりません。」
ネス「そっか、じゃあ模擬刀を使ったのは犯人クロの方だったんだね。・・・え、じゃあ包丁を持って襲い掛かったのって・・・!」
ソニック「え、エミーなのか!?」
優衣「そう、エミーさんはここから脱出するために犯人をテイルスさんの部屋に誘き寄せ殺害しようとしたんです。おそらくその後にネームプレートを戻してテイルスさんに罪を被せようとしたんですよ。」
シャロン「しかし、そんな彼女の計画も失敗に終わった。」
セリオス「あいつは模擬刀の攻撃を受けて包丁を落とし、シャワールームに逃げ込んだが・・・」
リク「逆に標的の人に殺されちゃった・・・」
クッパjr「でも呼び出された相手が事件の犯人クロなんだよね?早くその人を突き止めないと!」
クロウ「分かってたら苦労しないって・・・」

議論開始!

クロウ「犯人クロが誰かって言われてもな・・・もう新しい手掛かりが無いんだぞ?」
ソニック「それは違うぞ!」論破!!

ソニック「いや、手掛かりならまだ残ってる。エミーが遺してくれたダイイングメッセージだ。」
リク「確か、MO7Oって数字とアルファベットだっけ?」
カイ「数字やアルファベットなら、テイルス当たりが詳しくないか?確か『超魔法級のプログラマー』なんだろ?」
テイルス「それが全然で・・・この数字とアルファベットの意味すら見出だせなくて・・・」
優衣「当たり前ですよ。だってこれ、単なる数字やアルファベットでは無いんですから。ほら、最後のOは敢えてそう書いたみたいですよね?」
ソニック(なるほど・・・後一歩って所まできてんのに分からねぇ・・・どうすりゃいいんだよ・・・!)
優衣「時計周りに、ひっくり返すのよ・・・」
ソニック(時計周り・・・!そうか、このダイイングメッセージを時計周りに180度回転させれば、見えてくるはずだ・・・!それは、お前しか考えられない!)

とうとう犯人クロ判明!感想まだ


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