二次創作小説(新・総合)
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- きらびやかな日常
- 日時: 2021/07/03 22:15
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: xIyfMsXL)
優衣「タイトルコールです。」
ソニック「作者のネタ切れが原因で打ちきりになった日常が復活したぜ!」
エミー「料理対決や小話とかいろんなお話があるわよ!」
作「未熟者の作者だが宜しく頼む。」
オリキャラ紹介
>>718、>>722、>>747、>>782、>>796
世界観
>>751
優の特務司書生活
優が特務司書になりました 『失くし物探し駅』 著者:桜木霊歌 >>754-759
奇襲作戦!『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』ヲ浄化セヨ! >>789-793
在りし日の記憶
Welcome to the Villains' world >>769-781
- マジックロンパ ( No.110 )
- 日時: 2018/04/11 21:50
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
chapter2 ミラクル絶望セッション
クロウの殺人とおしおきから二度と殺人を犯さない、魔法裁判を開廷させないと結束する魔法使い達。それぞれが脱出の糸口を探していると霧夜から呼び出しがあった。正直行きたくないという感情があったが無闇に逆らう事は死を表す。無理矢理にでも感情を抑えて体育館に向かう魔法使い達。そこにはすでに霧夜がおり話始めた。
霧夜「よし、全員揃ったな?前置きは無しだ。単刀直入に言うと次のクロが現れなくってつまんないんだよ。という訳で・・・新しい『動機』を用意したぜ!今回のテーマは、『恥ずかしい思い出や知られたくない過去』!」
霧夜はそう言うと無駄に達筆な文字でここにいる全員の名前が書かれた手紙を取り出してソニック達に投げる。慌ててソニックは自分の名前が書かれた封筒を拾う。封筒に入れられていた手紙には封筒に書かれていた達筆な文字とはうって変わってとても汚い文字でこう書かれていた。
『ソニックは実は泳げなくて水泳競技だけ辞退している。』
ソニック「なっ!?」
何で知ってるんだという言葉を飲み込む。この秘密は自分の家族や信用している人物のみしか知らない秘密なのだ。
桜「何でこんな事が!?」
リク「嘘・・・何で知ってるの・・・!?」
それぞれ差はあるものの動揺していた事は確かだった。この中で唯一動揺していなかったのはセリオス位だろう。そんな状況の中大きな声で宣言するかの様に言った。
霧夜「もしも次のクロが24時間以内に現れなかったら・・・この秘密を世間にばらしちゃうぞ!」
その霧夜の言葉に慌ててソニックは時計を確認すると時計は12時丁度を指していた。つまり、この秘密が明日の同じ12時丁度になると世間に知られる事になるのだ。
吽「でも流石にこの位では人を殺さないのでは・・・」
妖「そうだな。」
ソニック「・・・」
秘密を誰かを殺さない限りばらされるこの動機。陸上選手のソニックにとって泳げなくて水泳競技だけ辞退しているという秘密は大したことないが知られたくない。しかし、この程度では人を殺すまでには至らないだろうという考え事・・・ソニックは自分の考えは楽観的なのかと不安になるが、明日になれば分かる事だと考えて眠りについた。
霧夜「お前ら!朝の7時だ!さっさと起きろ!」
ソニック「・・・」
流石に数日間も同じ方法で起こされるとなると慣れてくる。ソニックはここで改めて人というのは恐ろしいくらい慣れる生き物だという事を改めて知った。ソニックがゆっくり起き上がってあくびをしている様子を知っているかのような口調での放送が流れた。
霧夜「おいおい、いいのか?仲良しクラスメイトの¨誰か¨に何かあったっていうのにさ。」
ソニック「は・・・?」
その霧夜の言葉を聞いて絶句するしかなかった。当たり前だろう。流石に人を殺すレベルにまで至らない動機で殺人が起きたのだから・・・とにかく全速力でソニックは食堂へと向かい食堂に着くなり大声で何があったと聞いた。
優衣「多分だけど・・・また、起こっちゃったのかも・・・」
吽「あり得ませんよ!たかが恥ずかしい思い出ですよ?」
妖「しかし、そんなたかが恥ずかしい思い出程度でも知られたら人生が破綻しかねない秘密を持つ者もいる。一応探すぞ。」
こうして妖を筆頭にまだ集まっていない者達を探す事にした。
事件発生・・・?感想まだ
- マジックロンパ ( No.111 )
- 日時: 2018/04/12 18:48
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
被害者判明!
様々な場所を探すも見つかるのはまだ集まっていない者だけ、まだ見つかっていないのはセリオスだけだがまさかという嫌な予感を振り払いまだ探していなかったプールを確認する。しかし、事情と言えど、プールを確認した事を後悔した。何故なら、プールにいたのは短い銀髪のショートヘアーに身長の高い男・・・セリオスの姿だったが、彼は・・・
両手両足、そして首にダンベルを括りつけられ、そうしてプールの中に漂っていた。
ソニック「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!セリオス!?どうしたんだよ!?」
そんなソニックの悲鳴を聞いたのか優衣とリクが駆けつけて来た。
優衣「ソニック悲鳴が聞こえたけど何が・・・なっ!?」
リク「ソニック君一体何が・・・ひぃっ!?」
ピンポンパンポーン・・・
霧夜「死体が発見された。一定の自由時間の後、魔法裁判を開く。現場のプールに集まれ!」
死体発見アナウンスが流れてから全員が集まるのに時間は掛からなかった。・・・いや、ソニック達の感覚が麻痺していた可能性もある。しかし、共通している点は愕然、恐怖、怒りなどの様々な表情でセリオスを取り囲む様に見ていた事だった。彼らにとっては二度と起きて欲しくなかった第2の殺人・・・そうして裁判への火蓋は切って落とされた。
捜査開始!
『被害者は超魔法級の頭脳セリオス。現場はプールで死因は水の大量接種による溺死。頭部を殴打された形跡がある。』
優衣「・・・あら?」
ソニック「?どうしたんだ優衣?」
優衣「死亡推定時刻が書いてない・・・それがおかしいと思ってさ」
ソニック「あいつがミスったてのか?」
霧夜「残念!それは違うぞ~!」
ソニック「うわっ!?って違うぞってどういう意味だ?」
霧夜「そういえば言ってなかったな・・・このマジックファイルにはクロに繋がる情報は載せられないんだよ。そこんとこちゃんと理解してもらうぜ。」
優衣「なるほど・・・つまりクロにとっては死亡推定時刻を知られる事が致命的という訳ですね?」
ソニック「そういう事になるな。」
言魔法 マジックファイルを獲得しました。
ソニック「リク、そういやお前は食事会の待ち合わせに遅れただろ?どうして遅れたんだ?」
リク「えっとね、待ち合わせは7時半だよね?実は7時25分位に兄さんとあってさ、どういう訳か全身びしょ濡れでどうしたのかって聞いたら食事会すっぽかして購買調べてる時に花瓶を落として水を被ったらしいけど・・・それで兄さんの相手してる内に遅くなっちゃったんだ・・・」
言魔法 リクの証言を獲得しました。
シャロン「そういえば私は昨日の夜時間の少し前にセリオスさんとお会いしたのですわ。確か倉庫でお会いしてスポーツバックにジャージなどを詰め込んでいましたわ。私がスポーツバックからジャージが出ている事を指摘したら隠す様にしまってしまわれました。急いでいると申していたので誰かと待ち合わせていたようでしたわ。」
言魔法 シャロンの証言を獲得しました。
ソニック(?このロッカーだけ中が濡れてる・・・?覚えておいた方がいいのか?)
言魔法 濡れたロッカーを獲得しました。
優衣(?このダンベル・・・どころか全部のダンベルに傷がついてる?頑丈だろうし、そう簡単には傷なんてつかないはず・・・)
言魔法 ダンベルの傷を獲得しました。
レオン「俺が昨日見回り当番だったんだけどな、見回りしていた時にはセリオスの死体はなかったな。」
言魔法 レオンの証言を獲得しました。
優衣(この浴槽にだけ傷がついている?しかも、ダンベルと形が似ているとなると・・・)
言魔法 浴槽の傷を獲得しました。
ソニック(シャロンによると、セリオスはジャージを持って誰かとの待ち合わせに向かっていたみたいだから更衣室になんか手掛かりがないかなんて思ったが荷物が処分されてるし特に何もな・・・ん?割れたボトルにデフォルト霧夜のフィギュア?しかも百人一首の札を持ってるし・・・もしかしてボトルシップの霧夜バージョンか?そういやセリオスは頭を殴打されてたんだったよな。もしかしたらこれで殴られたのかもな・・・)
言魔法 セリオスの荷物を獲得しました。
言魔法 割れた霧夜ボトルを獲得しました。
優衣(プールのシャワーは人を感知して作動する仕組み・・・それに作動履歴が7時20分に作動している・・・それならあの人が怪しいな・・・)
言魔法 プールのシャワーを獲得しました。
言魔法 シャワーの作動履歴を獲得しました。
ソニック(実際に購買に来てみたら本当に花瓶が割れてるな。だったらリクの証言の信憑性も高くなるな・・・)
言魔法 割れた花瓶を獲得しました。
ピンポンパンポーン・・・
霧夜「捜査時間終了。魔法裁判を前回同様開く。体育館に集まれ!」
魔法使い達にとっては二度と来て欲しくなかった第2の裁判の時間。抵抗を感じつつも彼らは体育館に向かった。
次回は裁判!感想まだ
- マジックロンパ ( No.112 )
- 日時: 2018/04/13 15:34
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
裁判パート
前回同様エレベーターに向かい裁判場に向かう。前回との相違点といえば抵抗の感情があった事、それも当然だろう。失敗すれば前回のクロウと同じような処刑を受ける事になるのだから・・・しかし、死んでしまったセリオスの為にも命懸けの裁判へと挑む!
魔法裁判・・・開廷!
霧夜「それじゃあ、魔法裁判のルールを説明するぞ。お前らには、殺人を犯した犯人は誰かと議論して貰うぜ。議論の結果は投票によって決められ、正しい犯人を指摘できれば、犯人だけがおしおきされ、間違った人物を犯人としてしてしまったら犯人以外の全員がおしおきされ、全員を欺いた犯人だけが卒業となるぜ。」
リク「今回の殺人は前回のクロウ君の殺人よりかなり用意周到で計画的だからね・・・慎重にいくよ。」
吽「それに、今回の事件の場合犯行時刻が明らかになっていません。目撃証言を元に犯行時刻を割り出しましょう。」
議論開始!
桜「早速だけど・・・犯人を目撃した人はいる?」
ネス「いたら確実に名乗り出てるよ。」
桜「そう?それじゃあセリオスの目撃でもいいんだけど・・・」
クッパjr「それもいたら名乗り出てるよ。目撃証言が無いって事は・・・セリオスを見たのは犯人だけだよ。
ソニック「それは違うぞ!」
ソニック「セリオスを目撃した奴は犯人以外にもいる!シャロンだ。」
シャロン「ええ、確かに私はセリオスさんの姿を目撃しましたわ。この事はまだソニックさんと優衣さんにしか話していませんでしたわね。」
レオン「それを早く言えよ!」
リク「目撃の証言が出ただけでもありがたいよ。いつセリオス君を見たの?」
シャロン「私は昨日の夜時間の前に倉庫にてセリオスさんの姿を目撃しましたわ。スポーツバックにジャージなどを詰め込んでおられました。急いでいると申していたので誰かと待ち合わせていたようでしたわ。」
カイ「そんじゃあどう考えてもそいつが犯人じゃねえか。その相手が誰か分かればなぁ・・・」
クッパjr「でもプールが犯行現場って事は無いと思う。だから犯行現場を考えてみよう。」
議論開始!
カイ「犯行現場がどこかって言われてもなぁ・・・厨房のシンクとかどうだ?」
ネス「それだと時間掛かるし夜時間は厨房に入れないし抵抗されたら終わりでしょ。」
リク「それじゃあ大浴場とかはどうかな?」
ソニック「それに賛成だ!」
ソニック「リクの言う通りだ。犯人はセリオスを大浴場で殺したんだよ。」
妖「大浴場・・・本当なのか?」
ソニック「もちろんだ。当然証拠もあるからな。ほら1つだけ浴槽に傷がついてるだろ?しかも、ダンベルの傷の形と酷似してるんだ。」
優衣「おそらくセリオスさんは待ち合わせで向かった更衣室で犯人の奇襲を受けて頭部を殴打された・・・ボトルシップの霧夜さんバージョンの物が更衣室に落ちていたのでそれで殴られたんでしょう。そして大浴場まで運ばれてセリオスさんの殺害に使われた浴槽に入れたは良かった。しかし、セリオスさんが浴槽の中でもがいてしまったせいで出来た傷が浴槽とダンベルの両方に残ったんでしょうね。・・・ところでシャロンさん、確かセリオスさんはスポーツバックとジャージを持っていたんですよね?それには何か特徴はありましたか?」
シャロン「ジャージとスポーツバックの特徴?しかしスポーツバックは私が見たデザイン1つだけでしたので特に特徴は・・・」
リク「僕達の知ってる限りだとジャージには色んな種類があったよ。」
カイ「色んな色があったな。」
優衣「・・・情報提供ありがとうございます。それでは、そのジャージについて話し合って見ましょう。必ず犯人に繋がりますからね。」
ソニック(ジャージだけで犯人に繋がる?もしかしたら優衣には何か作戦があるのか?・・・ならその作戦に乗っかってやるだけだ!)
議論開始!
優衣「セリオスさんは犯人に呼び出され自らの足で更衣室に向かいました。その時彼は何故、あんなジャージを選んだんでしょうね?」
吽「あんなジャージ?」
リク「分かった!きっとセリオス君のジャージは犯人とお揃いだったんだよ!」
ここまでは普通だったが犯人は優衣の口車に乗せられたかの様にぼろを出す。
犯人の正体は?感想まだ
- マジックロンパ ( No.113 )
- 日時: 2018/04/14 22:33
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
犯人判明!
カイ「そんじゃあ犯人はあいつと同じ白いジャージを持ってる事になるよな。」
ソニック・優衣「!?」
ソニック「それは違うぞ!」
カイ「は?何が違うって言うんだ?」
優衣「ソニック気付いたようね。彼の発言の不用意な点に。」
ソニック「ああ。・・・おいカイ。どうしてセリオスのジャージの色が白だって分かったんだ?」
カイ「え・・・?」
ソニック「シャロンはスポーツバックにジャージを詰め込んだって言ってただけで、ジャージの色については何も言って無かったぞ?」
カイ「・・・!?」
妖「むしろ、今の失言するように仕向けたんだろう?」
ネス「誘導尋問って事?」
優衣「まあそうですね。妖さんの言う通り、私はカイさんに今の失言を引き出す為の物です。だって私は最初からカイさんが怪しいと思っていましたもんね!」
カイ「なっ!?」
リク「待ってよ!兄さんがセリオス君を殺す訳無いよ!根拠はあるの!?」
カイ「そうだ・・・怪しいって思ってた理由を教えてくれよ!」
ソニック「・・・それってカイがびしょ濡れだった事なのか?」
優衣「ええ、リクさんの証言によると花瓶を落としてそうなったらしいですが、そんな程度で全身びしょ濡れになるって・・・どんな独創的な落とし方をしたんですか?」
カイ「・・・!?」
リク「ちょっと待ってよ!」反論
ソニック「り、リク!」
リク「その推理違ってるよ!兄さんが犯人な訳無いよ!その推理、嫌でも考え直して貰うから!」
反論ショーダウン開始!
リク「兄さんが犯人な訳無いよ!僕はその事を一番よく知ってるしセリオス君のジャージの色が分かったのも当てずっぽうかもしれないじゃん!」
発展
ソニック「この裁判は全員の命が懸かっている重大な裁判なんだ!そんな状況の中で当てずっぽうなんて方法は危険すぎる!流石にカイでもそれは分かるんじゃないか?」
リク「それが違うならジャージを持ってたセリオス君が持ってたのを偶然見たんだよ!」
ソニック「その言葉斬るぞ!」
ソニック「カイが偶然セリオスの持っていたジャージの色を見る事は不可能だ。なんたってシャロンの証言によるとあいつはシャロンからジャージが出ている事を指摘された時隠す様にしまったらしいんだ。だから偶然見る事は不可能なんだよ。」
リク「え・・・?それなら捜査の時に見たんじゃないの?」
優衣「いいえ、セリオスさんが誰かと待ち合わせていた事を知っていたのはシャロンさんだけです。それに、捜査の時にはすでにセリオスさんの荷物は処分された時後でした。それなのに彼の持っていたジャージの色を知っていたと言うことは・・・」
クッパjr「死ぬ前のセリオスが持っていたのを見たから・・・」
カイ「ぐっ!?」
妖「それではシャロン、一応の為に確認するがセリオスのジャージの色とは何色だったんだ?」
シャロン「確かに、白でしたわね。」
優衣「決定的ですね。」
リク「待ってよ・・・その根拠は・・・」
優衣「そう言えばプールにはシャワーが設置されているのですが、そのシャワーは人を感知して作動する仕組みなんですよ。しかも、作動履歴が7時20分に作動していたらしいのですが、カイさんはその時間、アリバイはありましたっけ?」
リク「!?」
妖「言っておくがカイとセリオス以外は目撃証言があるし何人かは一緒に行動していた。その事に関してはどうだ?」
リク「そんなはず・・・そんなはず無いよ・・・」
カイ「・・・もういい。」
リク「え・・・?」
カイ「もういいって言ったんだ。そうだ。俺があいつを殺した。」
そうしてしばらく沈黙が続いた後、カイがあのなと口にして話始めた。
カイ「ソニック、お前が俺の殺人を頭から振り返って俺の犯行を暴いてくれないか?」
ソニック「え?」
カイ「そうしてリクや皆に納得して欲しいんだ。大丈夫だ。優衣の助言を貰いながらも俺とクロウの犯行を暴いたんだ。それが俺からの最後のお願いだ。」
ソニック「カイ・・・!分かった。俺が終わらせる。ここにいる皆に納得して貰う。お前の犯行を明らかにする!」
ソニック「これが事件の真相だ。」
まず、セリオスは犯人に呼び出されて更衣室に向かった。その待ち合わせの相手こそがこの事件の犯人なんだ!そうして犯人はセリオスが油断している間に霧夜ボトルを使ってセリオスの頭部を殴打し、気絶させた。その次は更衣室に置いてあったダンベルをセリオスの両手両足、首にくくって大浴場に向かった。そうして犯人はセリオスの浴槽の中に入れたんだ。当然セリオスは息苦しさで目を覚ましただろうな。なんとか出ようともがいたんだろうがそれもむなしく、セリオスは殺されてしまった。その痕跡はダンベルと浴槽の両方に残ってたことが救いだな。次は誤認トリックだ。犯人はプールのロッカーにセリオスの死体をしまった。誤認させたいのに見回りがいるなかでプールに入れてレオンに発見されたら何もかも終わりだからな。そうして朝のアナウンスの直後にセリオスの死体をプールに入れれば良かったんだがここで誤算が起きた。プールのシャワーが犯人が通った事が原因で作動して犯人が濡れてしまったんだ。さらにここで二つ目の誤算が起きた。濡れた状態をリクに見られた事だ。犯人は咄嗟の嘘でこう答えた。『購買を調べていたら花瓶を落として水を被った』ってな。
ソニック「お前の頼み、できるところまでは叶えたぜ。『超魔法級のドラマー』、カイ!」
論破!感想まだ
- マジックロンパ ( No.114 )
- 日時: 2018/04/17 18:48
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: PaYcrQQG)
カイがセリオスを殺した理由は・・・
ソニック「これがお前の犯行の真相だ。」
リク「嘘・・・そんな・・・」
カイ「ごめんな、リク。・・・それじゃあ霧夜、始めてくれ。投票タイムをよ。」
霧夜「分かったぜ!」
リク「駄目!待ってよ!」
霧夜「嫌だね、それじゃあお前ら、お手元のスイッチで投票しやがれ!」
リク「やめてぇぇぇぇぇーーーーー!!!!!」
そんなリクの必死の懇願にも霧夜は耳を傾けず投票を開始した。前回と同じようにルーレットが周り、カイの所で止まった。・・・まるでリクを嘲笑うかの様に・・・
霧夜「おお!?大正解!今回、『超魔法級の頭脳』セリオスを殺したのは、『超魔法級のドラマー』カイだったのだ!因みに投票は満場一致じゃなかったぞ。リク、お前まさか自分に入れるなんてな。まあ多数決に救われたな。」
その言葉を聞いた瞬間リクは膝から崩れ落ちた。呆然とした様子でカイを見ているしかできなかった。当たり前だろう。自分の大切な人が犯人となれば誰だってそうなるだろう。それも、自分の家族ならなおさら・・・カイはうつむいたままごめんなと呟いた。そんな様子に反応したのだろう。リクはカイの元に歩み寄った。そして、問い詰めた。
リク「兄さん・・・何で・・・?どうして・・・?」
そんな悲痛なリクの声が裁判場に響く。そして次はカイの怒りのこもった大声が響き渡る。
カイ「あんな奴・・・死んで当然だったんだ!実際お前は、あいつに脅されてただろ!?」
リク「!?」
そのカイの言葉に全員が疑問を抱く。どうやら、今回の事件にはリクも関係しているらしいが・・・
優衣「セリオスさんがリクさんを脅していた?どういう意味ですか?」
カイ「言葉通りの意味だ。あいつは俺ら二人の秘密を利用してリクを脅していたんだ!」
ソニック「秘密・・・それって動機の事か!?」
カイ「ああ・・・その動機を利用したんだ!」
リク「・・・」
二人の秘密・・・すなわち動機がこの事件の引き金になったらしい。実際カイは怒りを露にしており、リクは呆然とした様子で何も話していなかった。
霧夜「それじゃあ俺が二人の動機を話してやるぜ。二人の親父さんはな、二人をさらった誘拐犯なんだよな。」
今の霧夜の言葉で全員が驚愕の表情になった。当たり前だろう。何せカイとリクの父親が誘拐犯だったと言うのだから。
霧夜「二人が産まれたばかりの頃、二人は病院から誘拐されたんだ。二人の本当の家は御曹司の家だったから二人が狙われたんだ。当然動機は身代金。そんで二人の両親はどうなったと思う?なんと警察に届け出ないでそのまま身代金を渡しに行ったんだ。まっ、結果途中で交通事故にあって亡くなったがな。そんで二人をさらった誘拐犯は自分の不遇さを妬みつつも二人を気の毒に思い二人を育てたんだ。それが原因で親御さんとも全く似てないんだ。」
カイ「・・・そんなの知られたらなんて思われるか分からない・・・リクはその事を一度知られていじめられた事があるからリクが一番傷つく。それで俺は秘密を守ろうと頑張ったんだ・・・でも、知られたら最悪な奴に・・・セリオスに知られちまって、あいつがリクを共犯者にするって言ってたのを聞いちまって・・・しかもこの要求を断るなら殺すか罪を擦り付けるって言ってたのを聞いて・・・それであいつを殺そうと決意したんだ。ははっ・・・馬鹿だよな。ばれたら殺されて、ばれなかったらリクを含む全員が殺されちまうのに・・・殺人を犯すメリットが俺ら二人の秘密がばれなくなるだけで、それ以外無いのに・・・本当に馬鹿だったよ・・・」
その一方、リクは絶望の表情になっていた。なんたって大切な兄がこれから処刑され、しかも殺人を犯すきっかけを作ったのが自分なのだ。その絶望は、とてもではないがソニックには推し測れない。
カイ「それじゃあ皆、虫のいい頼みかもしれないけどよぉ・・・リクの事任せたぜ。そして、もう二度と、こんなコロシアイを起こさないでくれ!」
ソニック「そんなの・・・当たり前だ!」
優衣「カイさん・・・!」
カイ「それじゃあ霧夜、始めてくれ。俺は覚悟はできてるからな。」
リク「兄さん・・・」
カイ「リク、ごめんな。本当に・・・ごめんな・・・!」
リク「逝かないで・・・逝かないでよ・・・!僕は兄さんがいたから大丈夫だったのに・・・」
カイ「俺がいなくても大丈夫だ。俺がいなくても、ソニックや優衣がいる。ソニックや優衣を信じれば大丈夫だ。」
リク「うぅっ・・・えぐっ・・・」
リクは泣きじゃくるしかできなかった。つらい事はよく分かった。悲しい事はよく分かった。それほど、リクにとってはカイが一番の希望だったのだろう。そしてカイは押さえきれなくなった涙を流しながら最後の言葉を残した。
カイ「俺はお前らの事を信じてるからな!だからお前らも、自分と仲間を信じてくれ!な?約束だぞ?」
霧夜「それじゃあ行くぞ!おしおきターイム!」
とうとうおしおき・・・因みにカイとリクの秘密は嘘の秘密ですからご安心を。感想まだ
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