コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 世界終了ハウマッチ!?
- 日時: 2015/10/28 20:57
- 名前: 彩都 (ID: vKymDq2V)
初めまして、彩都(サイト)と申します。
四作目です。
帰宅途中に思い付いた五分クオリティです。
気楽にお読み下さい。
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- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.249 )
- 日時: 2018/05/23 22:12
- 名前: 彩都 (ID: exZtdiuL)
春華に引っ張られながら、アリス、祐介は次の所に向かう、次の所は一体何なんだろう?そう思いながら、内心ワクワクしていると、急に春華が止まった。
「ん?どうしたの、春華ちゃん?」
「どうしたのお姉ちゃん?(急に立ち止まって?)」
「えっ……何これ……?」
春華がそう言って、不思議がる祐介、そして祐介は立ち上がって、春華の目線に近付く。
「んー……?……何だよこれ……!?」
祐介がそう言って、一歩、後ろに下がる、祐介、春華の目の前に描かれていたのは、『文字の羅列』だった、しかも、一つ目の問題より、『長く、大量の文字で埋め尽くされて』いた。
「えっ……何これ?読めない……(日本語難しい……)」
アリスも祐介達の方を見て、驚愕する、だが、文字の隣に何やら可愛らしい絵が描かれてある。
「えっと……何だこれ?お兄ちゃん分かる?(何これぇ?)」
「えっ?絵……?えーと、これは『狸』だな……」
「狸、か……成程」
「でも、何で狸が……?あっ……」
祐介はそう言って、目の前の文字の羅列を見る、あぁ、そう言う事か、『言葉を抜く』のか……祐介はそう判断し、文字を見て行く。
「えーと、まず、『狸』なんだから、『た抜き』、『たを抜く』んだよなぁ……」
祐介はそう言って、ゆっくりと解読していく。
「えーと……『まっすぐにすすんでね』ってか……『真っ直ぐに進め』、か……さぁ、春華ちゃん、アリスちゃん、真っ直ぐ進もうか?」
「えっ?でも、真っ直ぐって……『壁』じゃないの?」
祐介の発言に春華が言う、春華が言うと、祐介が『流石に横の扉から真っ直ぐって事だろう?』と、発言し、扉に手をかける、そして、扉の奥に消える。
春華は『あっそっか』と、発言して、祐介の後を追う、アリスも『成程、日本にはこういう遊びもあるのか……』と、考え、祐介、春華の後を追う──
「ふむ……此処は……?」
祐介がそう言って、頭を掻く、またしても、文字の羅列がある部屋だった、だが、前の部屋より文字は少なかった。
「うーん、今度はどんな絵があるのか……?」
「そ、そうだね……まずは絵を探さないとダメだね……」
「うー、難しい……(面倒だ)」
祐介、春華、アリスはそう言って、頭を垂れながら、絵を探す。
すると、祐介が『あっ』と、発言して、春華、アリスを呼ぶ。
「ねぇ、これはぁ?」
「これ……?これってタオル?」
「そうだよねぇ……これはタオルだよねぇ……(何処からどう見てもタオルだ)」
「い、いや違うよ……これは『襷(たすき)』だよ」
「は、はぁ?襷ぃ?そ、それはそうとして、どうしてそれが次の暗号を解く鍵になるの?」
「んー?あぁ、襷って言うのを分解して、考えるんだ、『たすき』、『た透き』って感じでね?」
「え、えーと、つまり、また、前回の部屋みたいに『たを抜く』の?」
「えっ?あぁ、そうだけど?」
「…………」
「…………(…………)」
春華、アリスは祐介の発言を受けて、静かに呆れる、そして祐介が文章を解読して行く。
「えーと……『右に曲がって、前に進め』ってさ?まぁだ進むのか……」
「そ、そうなんだ……」
春華はそう言って、アリスと手を繋いで、祐介の背中を追いかけて、前に進む──
「ふむぅ……今度は文が増えている……読むのが面倒だ……」
祐介はそう言って、溜息を吐く、すると、アリスが『あっ!イラスト発見!』と、叫ぶ。
「ねぇねぇ、お兄ちゃん達!これは何と言う絵なの!?(私には分からない!)」
「えっ?それは、『閂(かんぬき)』だな、昔の扉を閉める為に使った木だな、って、それにしても、『閂(かんぬき)』でさえ、使用するとは……知らん奴が見たら、困るだろうに……」
祐介はそう言って、『閂』で、『かん抜き』と、考え、『か、ん』を抜く、だが、問題を読んでも、何故か少し詰まった。
「んー?どうして詰まるんだぁ?……不思議だ」
祐介がそう言っている最中、アリス、春華が他のヒントを探そうとする、うーん、中々に見付からないなぁ?そう思いながら、春華が見ていると、『足元に何かが見えた』、一体何なんだろう?そう思いながら、足を退ける、すると、其処に『もう一つ絵が隠されて』いた、うわぁ、流石にこんな所、分かる訳無いじゃん……?春華はそう思いながら、祐介を呼ぶ。
「ゆ、祐介君!こ、これ!」
春華の発言を受けて祐介が顔を向ける、すると其処には、『栓抜き』の絵があった。
「せ、栓抜き……?ま、まさか!?じゃ、じゃあ、この部屋は『かん抜き』と、『せん抜き』、二つを抜かないとダメって事なのか!?」
祐介はそう言って、『せ、ん、か、ん』を合わせて、急いで暗号を解読する、すると、祐介が静かに言う。
「え、えーと……『これでもじをよむくいずはおわり、ひだりのへやをでると、このすてーじはおわり』だってさ……つまり、後は『脱出するだけ』ってこった」
「えっ……?それじゃ、私達、攻略出来たの!?」
「そうみたいだね……」
「やったぁ!(やったぜぇ!)」
春華、祐介、アリスはそう言って、安堵して、内心喜ぶ──そして三人は文字の羅列の部屋を脱出する──
- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.250 )
- 日時: 2018/05/26 23:56
- 名前: 彩都 (ID: 9ihy0/Vy)
「……はぁ、中々に大変な脱出迷路だった……」
祐介がそう言うと、『いや、迷路では無い気が……』と、春華がツッコミを入れる。
「ま、まぁまぁ?良いじゃないか?迷路っぽいじゃん?」
「そ、そうかなぁ……?」
首を傾げる春華に祐介は静かに返答する、すると、アリスが祐介に言う。
「ねぇ、お兄ちゃん?先宮さん、どうしよう?(どうしよう?)」
「あっ……」
「あっ……」
春華と祐介は同じ発言をして、『どうしよう……?』と、思う、いや、実際どうしようか?まぁ、先に進めば良いか、祐介はそう考え、アリスに『それじゃあ、先に進もうか』と、言って、先に進む。
春華は『本当に先に進んで良いのかなぁ?』と、思いながら、祐介を、アリスを見る──
そして、幾分か経った後、先宮さんは腕時計を確認する、腕時計には、祐介、春華、アリスが次の部屋に行って、もう五分が経過した事を理解出来た。
「……遅いな、と言う事は先に進んだんだろうか?」
そんな事を呟きながら、先宮さんはその場から立ち上がって、食堂を出る、さぁ、俺も祐介達と合流出来たら良いなぁ?先宮さんはそう思いながら、先に進む──
「えーと……次は何処に向かえば良いだろうか?」
祐介はそう呟きながら右、左、前を確認する。何処へでも行けそうな雰囲気はするんだけど……祐介はそう思いながら、顎に手を当てると、右の方から、祐介を貶した存在──先に出た存在だった──が現れる。
「にひひ……これで脱出用のパスワードを手に入れて、後はパスワードを入力するだけだ……」
そう言う存在に祐介が『おい!』と、指差して、相手を止める。
「んー?何だよ?……って、お前はあの時の?」
「あの時の!?どの時だ!?いや、今はそんな事を言っている場合では無いな?お前……少し聞きたい事がある、右の部屋から現れたよなぁ?と言う事は、『右が正解のルート』なのか?」
「……何だ、そんな事か?」
そう言う存在に少しイラッとする祐介。
「そんな事か?そんな事で済むような問題か?俺はさっさとこの脱出ゲームを攻略したいんだよ、だから、さっさと俺の質問に答えろ?」
「……知るかよ?他人に聞いて攻略する脱出ゲームが面白いか?」
「なっ!?何だと!?こういう協力型脱出ゲームは協力してこその脱出ゲームだろう!?」
「果たしてそれがこの脱出ゲームに適用されるのか?私は適用はされないと思うがなぁ?」
「こ、コイツ……!?あんまり俺をイライラさせるなよ?高校時代、『憤怒の祐介』って言われたからなぁ?これ以上怒らせると……お前、死ぬかもしれないんだぜ?」
祐介はそう言って、右手を鳴らす、勿論高校時代『憤怒の祐介』なんて、名乗った事も名乗られた事もない、ただの戯言だった、だが、目の前の存在は祐介の発言をモロに受けて、ニヤニヤと口の端を歪ませる。
「はぁ?『憤怒の祐介』ぇ?へぇ、アンタ、『憤怒野(ふんぬの)』っていう名前なんだ、『憤怒野祐介』、中々に面白い名前だなぁ?」
笑う存在を見、祐介は首を横に振って、『違う!俺の名前は長谷川祐介!『憤怒の祐介』は渾名だ!』と、発言する、その祐介を見て、『だろうな?私の記憶の中じゃあ、『憤怒野』って言う苗字は存在しないからな?』と、返答する。
「は、はぁ!?じゃ、じゃあ、今さっきのは……」
「ただのおちょくり」
「だー!やっぱりお前、ボコボコにする!」
祐介は完全に激怒し、目の前の存在に向かって、右手の拳を作り、顔面を殴ろうとする、だが、目の前の存在は優しく拳を受け止め、祐介に言う。
「こら、喧嘩をする訳じゃないのに、拳を作ってはいけない?どうしてか、分かるか?」
「……分かる訳無いだろ?今はお前と言うぶん殴りたい存在が居る、だから拳を作るだけだ」
「そりゃそうだろうねぇ?君みたいな馬鹿に何を言っても理解出来ないだろう?」
「何だと!?」
更に怒りを出す祐介に対し、目の前の存在はゆっくりと語る。
「あのなぁ、拳ってのは、『人を守る』為に使うもんだ、私に向かって喧嘩する為の拳なんか、痛くも痒くも無いんだよ?アンタの拳は人を殴る為に存在しているのか?」
「そ、存在している訳無いだろ!」
「じゃあ、手を下げな?そして私に暴力を揮(ふる)うな?揮(ふる)おうとすると、警察に突き出すぞ?」
「警察?何回も突き出されているよ」
まぁ、実際は一回だけだけど?祐介はそう思いながら、目の前の存在に言う、そして目の前の存在が『そうか』と、単と言って、祐介の顎に向かって、爪先で蹴った。
いきなりの攻撃、いきなりの痛みに祐介は『一体何が起きたのか?』とさえ、思ったレベルの出来事だった、そして『何時の間にか祐介は虚空を、天井を見て』いた。
「……?」
「これがお前の実力だ、……いや、『私の蹴りを受けても意識がある』っていうのは個人的に珍しいなぁ……アンタ、痛みに強い系の肉体か?それとも……『痛みを強制的に遮断出来る体』なのか?」
そう言う存在に対し、祐介は『何も出来なかった……』と、思う、そして『コイツには俺が手出しをしてはいけないな……』と、さえ、思ったレベルだった。
そして『それじゃあな?』と、言って、目の前の存在は何処か消えた──祐介は地面に倒れたまま、『アイツに勝てない……』と、心の中で思った──
- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.251 )
- 日時: 2018/05/27 23:07
- 名前: 彩都 (ID: kct9F1dw)
「ゆ、祐介、さん……?」
「お兄……ちゃん?(大丈夫?)」
春華、アリスが寝転ぶ祐介に言う、そんな祐介は意識だけ失って、目を開けて、虚空を見ていたが、ハッと、我に返って、起き上がる。
「えっ!?俺は!?」
驚く祐介に対し、『起きた!?』、『生きてる!?(マジか!?)』と、二人が言う。
そして祐介は周りを確認し、自分を蹴った存在を探すが、見当たらない。
「アイツは!?俺の顎を蹴った奴は!?」
春華の肩を掴んで叫ぶ祐介に対し、春華は『し、知りません!もう、何処かに行きました……』と、返答する。
「くそっ……!俺は……こんなにも弱かったのかよ……!」
祐介はその場で膝を曲げて、顔を両手で覆い、苛つきを隠す、くそぉ……!これじゃあ、お兄ちゃん失格じゃないか!祐介はそう思いながら目を細め、立ち上がって、祐介を蹴った存在が出た方向とは違う方向を見、アリス、春華に『二人共、こっちに向かおう!』と、発言する、祐介の発言を受けて、『うん!』と、二人は返答し、祐介の後を追いかける──
「……声がしない、音がしない、と言う事は『もう先に進んだ』って事か……」
先宮さんはそう判断して、祐介達が攻略した『文字の羅列の部屋』に到着していた。
そして先宮さんは文字を簡単に解読して行く。
「……『とある文字』が、多いな?もしかしてこれは『文字を抜く』っていう遊びか……?」
先宮さんは簡単に文字の羅列の秘密を解き、『文字を抜く為の絵』を探す、すると案外簡単に見付かり、文字を抜く。
「ふむふむ……中々に見付かりにくい所に配置されてらぁ?面倒だな」
先宮さんはそう言って、解読した文字の通りに先に進む──そして先宮さんは二部屋目に到着する。
「此処も『文字を抜く』遊びか……しかも長文だこと」
先宮さんは厭な顔をしながら、絵を探し、案外簡単に攻略する、そして先に進み、最後の部屋、三部屋目に到着する。
「な、何だこりゃあ……?」
先宮さんはそう言いながら、『文字の羅列の長さ』に驚愕する、こ、こりゃあ、解くのに時間が掛かりそうだなぁ?先宮さんはそう思いながら、頬を掻く、と、此処で、先宮さんは思った。
……そういえば、『祐介達を、見ないなぁ……』と。
一部屋目、二部屋目、三部屋目、どれもこれも隅々迄探ってはいたが、『人っ子一人感じる事が出来なかった』、一体どう言う事なのだろうか?つまり、『あの三人が簡単に攻略出来た』って事なのだろうか?うーむ、良く分からないな、先宮さんがそう思っていると、『祐介の声』が聞こえた、……アイツ、案外近くに居るんだな、それにしても、案外近くに居るってのが分かるから、案外この壁は薄いんだろうか?先宮さんはそう思いながら、『さっさと脱出して、三人に出会おう』と、思う、そして先宮さんは頑張って解くが、まだ言葉が多かった、一体どう言う事だ?そう思っていると、『もう一つの絵』を見付けた、あっ……この問題って、『二つを使わないとダメ』って事なのか!あぁ、道理で、こんなにも長い文章が出来上がっているんだ……先宮さんはそう判断し、二つの絵を使用し、問題を解いて、部屋を脱出するが、部屋を脱出しても、『祐介、アリス、春華』の三人は居なかった。
「……さ、先に進まれた!?」
先宮さんはそう呟いて、前の部屋に向かった──祐介達が向かったのは左の部屋とは知らずに──
「……此処は……?」
祐介はそう言って、周りを確認する、周りは真っ暗な部屋だった、床に照明はあるが、それだけでは、まだ暗かった、そしてあまりの暗さにアリスが春華の服の裾を掴む。
「……怖い(恐怖恐怖)」
「アハハ……大丈夫だよ、隣に居るからぁ」
「本当?(マジで?)」
「アハハ?本当だよ?」
春華はそう言って、服の裾からアリスの手を離し、左手でアリスの右手を強く握る、アリスはその時、『春華の手が震えている』事を感じ、『私と一緒で春華お姉ちゃんも怖いんだ……』と、理解した。
「……それにしても、何もない部屋だなぁ?」
祐介がそう言うと、春華が『確かに……暗いだけで何も無い……』と、返答する。
アリスは『確かに二人の言う通りだ……』と、思った。
「此処が四つ目の部屋、なのかなぁ……?」
祐介がそう呟き、部屋の周りを見る、すると、奥の扉から、一人の女性が現れた。
「あら?此処に来るのは珍しい」
そう言って、女性が口に手を置いて、頭を下げる。
「初めまして、この部屋の管理人、『クエスチョン・Q』の杭州(くいす)と申します」
「あっ、はい」
「あっ、はい」
「うん(うん)」
祐介達三人はこの部屋の管理人である『クエスチョン・Q』の杭州(くいす)に頭を下げる、そして祐介は杭州に発言する。
「え、えーと?この部屋では何をすれば良いんですか?」
「この部屋で?あぁ、簡単ですよ、此処は『クイズの間』ですから?クイズに正解すれば良いんです」
「クイズ……」
祐介はそう言って、『今回は結構簡単そうだな?』と、判断しながら、『分かりました』と、杭州に返答する、それにしてもクイズか……二択系統の問題だったら嬉しいなぁ?でも、四択とかだったら、面倒だ……祐介はそう思いながら、二択問題のみの問題を願う──一体どんな問題が出るだろうか?それは祐介、春華、アリスの三人には分からない──
- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.252 )
- 日時: 2018/05/30 22:47
- 名前: 彩都 (ID: zbxAunUZ)
「それでは、席にお座り下さい」
杭州がそう言って、奥の席に案内する、そして、目の前には大きなテレビがある、このテレビは一体何なのだろうか?祐介はそう思いながら不思議がる、すると杭州が説明する。
「それでは説明させていただきます、まず、目の前のボタンを押すと、解答権が得られます、お手つきもあるので、考えて、問題を解いて下さい」
「え、えと、杭州さん?目の前のテレビは……?」
祐介がそう言うと、『あぁ、それは問題が出される画面です』と、杭州さんが言う。
「そして問題形式は四択です」
「マジかよ……!?」
うーわ、二択じゃないのかぁ?祐介はそう思いながら、厭な顔をしながら、杭州から話を聞き続ける。
「問題は十問有ります、そして半分以上正解すると、この脱出ゲームを攻略するパスワードが手に入ります」
「成程……」
「そして勿論解答をしない、という手もありますので、自由に解答して下さい」
「成程、時間制限は?」
「時間制限は十秒です、十秒を過ぎれば、次の問題になります」
「分かりました……アリスちゃん、春華ちゃん、頑張ろう!」
「うん!」
「分かった!(オーケーオーケー!)」
祐介の合図を聞いて、春華、アリスが返答する、そして杭州が『それでは準備は良いですか?第一問!』と、大声で言う。
「問一、『解答』と『回答』、違いを選択して下さい
A、『解答』は問題、疑問を答える、『回答』は質問、照会に対する返事の意味である
B、『解答』は質問、照会に対する返事の意味、『回答』は問題、疑問を答える意味である
C、『解答』も『回答』も意味はほぼ一緒
D、『解答』、『回答』はA、B、C、上記三つの意味では無い
それでは、シンキングタイムスタート!」
杭州の発言を受け、祐介達の画面にA、B、C、Dの四つの選択肢と問題文が現れる、は、はぁ!?問題ってこういうの!?祐介はそう思いながら驚愕する。
ってか、早く解答しないと!?祐介はそう思いながら、顎に手を当てて、考える、『解答』と『回答』……二つ共意味が違うのか?それとも、一緒なのか?祐介は『この問題、難しいなぁ』と、考える、そして隣と奥の二人を見る。
春華は『うーん、うーん』と、悩んでいたが、アリスは首を傾げながら、『読めない……(マジかよ?)』と、呟いていた。
「…………こりゃダメだ」
祐介はそう呟いて、諦める、すると『ピー』と、高い音が鳴って、『それでは、第一問解答終了でぇす』と、杭州が言う。
「正解はAでした、だから、普通に使う場合は『解答』がお勧めです」
「な、成程……両方意味一緒だと思った……」
「分かります、あまり意味を理解していないとそう思いますよねぇ?」
杭州がそう言って、『ハハハ』と、笑う、そして二問目を言う。
「それでは第二問、『剣』と『刀』、違いを選択して下さい
A、『剣』は両刃、『刀』は片刃である
B、『剣』は片刃、『刀』は両刃である
C、『剣』と『刀』はどっちも一緒である、日本の武器か、外国の武器か、の違いである
D、『剣』と『刀』はそもそも存在しない武器なので、A、B、Cの解答は無駄
それでは、シンキングタイムスタート!」
杭州の発言を受けて、祐介は真っ先にボタンを押して、解答権を得る。
「はい!答えはAだ!『刀』は峰がある!だけど、『剣』には峰が無い!『剣』は何処でも斬れる様に両刃になっている!これが答だ!」
「……正解、確かに説明通りです」
「やったぜ!」
祐介はそう言って、右手を上げる、すると、春華、アリスが祐介に言う。
「凄い……!流石祐介さんですね!」
「よせやい、照れる」
「お兄ちゃん、凄い!私は『魔法』ばっかで、銃位しか武器は分からないから、凄い!(マジで凄い!)」
「あ、アリスちゃん……此処では『魔法』の話は禁句だって……」
「あっ……ゴメンなさい(ごめんなさい)」
「だ、大丈夫だよ……次から気をつけようね?」
祐介がアリスにそう言って、祐介は続けて杭州に『それでは、三問目、御願いします』と、発言する。
「は、はい……そ、それでは三問目……!『ビスケット』と『クッキー』の違いを選択して下さい
A、『ビスケット』は柔らかい菓子パン、『クッキー』は『ビスケット』系統の総称である
B、『クッキー』はは柔らかい菓子パン、『ビスケット』は『クッキー』系統の総称である
C、『ビスケット』は硬い菓子パン、『クッキー』は柔らかい菓子パンである
D、『クッキー』は硬い菓子パン、『ビスケット』は柔らかい菓子パンである
それでは、シンキングタイムスタート!」
杭州がそう言った瞬間だった、すぐさま『アリスがボタンを押して、解答権を手に入れて』いた。
「……か、解答どうぞ」
いきなりの速さに、祐介よりも早いボタン押しに、杭州は驚きながらアリスに解答を聞く。
「えっ?あぁ、答えは『A』、クッキーはそう言うお菓子の総称だからね?(外国人には優しいね!)」
「……せ、正解です……よく正解出来たなぁ」
驚く杭州を見て、祐介と春華は喜ぶ。
「すげぇ!俺よりも速い!」
「アリスちゃん凄いよ!もう半分も正解したよ!」
「え、えへへ……何だか照れるなぁ?(えへへぇ?)」
祐介、春華の発言を受けて、アリスが照れる。
そして、問題は四問目へと移る、四問目も解答出来たら、結構な収穫だ、祐介はそう思う。
だが、祐介達が四問目以降も解答出来るかは、それは杭州の出す問題次第だ──
- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.253 )
- 日時: 2018/06/02 22:41
- 名前: 彩都 (ID: xJyEGrK2)
「ふむ、第三問も解答されてしまった、それでは少しだけ本気を出しましょう!第四問!『日本で一番でかい本は広辞苑、ですが、広辞苑より大きい本は作れる!作れない!正解を選んで下さい』
A、作れる
B、作れない
C、作れるが、手作業で作らないといけない
D、そもそも日本国内で作った事が無いから不明
さぁ、シンキングタイム、スタート!」
「えぇっ!?こうじえぇん!?」
いきなりの問題提起に祐介はその場で混乱してしまう、そんな情報知らなかったし、まず、日本で一番でかい本は広辞苑って……初めて知った!祐介はそんな事を思いながら、冷や汗を拭う、多分アリスちゃんは解答出来ない、だから解答出来るのは春華ちゃんしか居ない!だって、俺、分かんないもん!祐介がそう思い、息を飲み込む、すると春華がボタンを押して、解答権を得る。
「はい、正解はCの『作れるが、手作業で作らないといけない』、だった気がします」
「……正解です!いやぁ、案外難しく作ったつもりなんだけどなぁ……?」
首を傾げる杭州に対し、『良かったぁ』と、安堵する春華、こっちもこっちで安心だ、そう思いながら、五問目を待つ。
「それでは第五問!第一問から第四問、正当した答えの順番を答えよ!
A、『A、A、A、C』
B、『B、A、B、C』
C、『C、A、C、C』
D、『D、A、D、C』
さぁ、シンキングタイム、スタート!」
「……はぁ!?」
えっ!?いきなりの問題で、解答なんかしらねぇよ!祐介はそう思いながら、その場で頭を悩ませる、でも、Aの問題だけ、異様に面白いなぁ?祐介はそう思いながら、ボタンを押して、解答権を得る。
「はい!答えはA!だと思います!」
「……正解!凄いねぇ!」
「……マジかよ」
祐介はそう言って、まぐれな正解を内心喜んだら良いのか、分からなくなった。
「やったぁ!凄いですね祐介さん!」
「そうだねぇ!(すごーい!)」
「お、おぅ……」
春華、アリスの歓声を受けて、少しだけ喜ぶ祐介、そして、第六問が始まる。
「それでは第六問!超有名な漫画作品を書き上げていたりする、石動鳴動先生、では、石動先生が連載を持った年は幾つでしょうか!?
A、16歳
B、17歳
C、19歳
D、20歳
さぁ、シンキングタイムスタート!」
「……えっ?」
いきなり石動鳴動先生が出て、祐介はその場で衝撃を受ける、まさかの石動先生を問題に!?祐介はそう思いながら、『さぁ、何歳だったかなぁ?』と、首を傾げる。
確か、多分20歳だった気がするんだけどなぁ?でも、結構作品終わらせているし、多分年齢的に16歳も間違いでは無いよなぁ……?うーん、一体正答は何歳だろう……?祐介はそう思いながら、顎に手を当てて、考える。
「…………」
無言で考える祐介に対し、春華、アリスは『わっかんねぇ!』と、思っていた。
いやいやいやいや!だって、私、石動先生を知らないし!そもそも作品も知らないし!そう思いながら、冷や汗を流す春華。
うーん、顔を見たし、話もした気がするけれど……流石に分からないなぁ、一体何歳かも分からない程老けていたし……アリスはそう思いながら、無言を貫いた。
「……はい!それでは、シンキングタイム終了!正解はCの19歳でしたぁ!うーん、難しかったですかねぇ?」
「え、えぇ、個人的には難しかったです……というか、石動先生の作品、あまり知らないのでねぇ」
そう言って、大嘘を吐く祐介、次に春華にコメントを求められる。
「え、えと……私もあまり知らないので……」
「私も……(出会った事はあるけれど)」
春華、アリスも同じ様に答え、『そうなんですかぁ』と、杭州さんが言う。
「因みに石動先生の初連載作品は『クロニクル・ウォーズ』という作品です」
「へぇ……そうだったんだぁ……」
流石に祐介は『クロニクル・ウォーズ』を知っていた、あの有名なアニメ作品、二回映画オリジナル脚本で石動先生がストーリー原案の作品だ。
この『クロニクル・ウォーズ』で、石動鳴動先生の名が知れたと言っても、過言では無い。
まさか、そんな作品が最初に連載していただなんて……それは思わなかった、祐介はそう思いながら、記憶していかないとなぁ、と思う。
「ふむ、これで第六問が終了、残りは四問ですが、どうです、三人共?中々に楽しめています?」
「えっ?あぁ、どうでしょう……ドキドキしているのは分かります」
「私は……どうでしょう?何も感じません」
「……クイズ、嫌い(大嫌い、頭使いたくない)」
三者三様の答を聞いて、杭州は焦る。
「あ、アハハ……確かにドキドキするのも分かります、次、私が知っている問題か知らない問題か、ドキドキしますもんねぇ?……何も感じませんか、まぁ、私達の問題で少しでも感じる事が出来たら嬉しいですねぇ……嫌い、ですか……でも、何時かは好きになれる時期が来ると思いますよ?クイズは貴方を嫌いにならないですからね!」
「……あっそ(だから何だよ?)」
そう言って、厭な顔をするアリス、そして、問題は残り四問、次で第七問、次も答えないと、段々と苦しくなる……祐介はそう思いながら、深呼吸して、画面を見つめた──次の問題、次の問題は祐介達が解ける問題か、それは祐介達にも分からない──
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