コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 世界終了ハウマッチ!?
- 日時: 2015/10/28 20:57
- 名前: 彩都 (ID: vKymDq2V)
初めまして、彩都(サイト)と申します。
四作目です。
帰宅途中に思い付いた五分クオリティです。
気楽にお読み下さい。
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- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.29 )
- 日時: 2016/02/18 21:58
- 名前: 彩都 (ID: /.e96SVN)
いえいえ!
この作品は5分で思い付いた駄作ですよ!
全然、奥なんて、深くないですよ!
最終回は呆気無いですよ!
確かに予期せぬ展開が多いですね(笑)
書くその日に考えて、その日に投稿してますからねwww
逆に短編小説を投稿したい位ですよ!
- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.30 )
- 日時: 2016/02/24 18:30
- 名前: 彩都 (ID: jWLR8WQp)
「んー……もうすぐ、ライブ開始時間だな……」
と、祐介は呟きながら、左手の腕時計を見る、
時間はライブ開始10分前だった、祐介は、綾川琴音を確認しに行く。
「琴音ちゃんいる〜……?……あれっ?居ないですねぇ……トイレかなぁ……?」
祐介はそう呟きながら、先宮に連絡を入れる。
「中に居ないんですけど……どうしましょう?」
『どうしましょう、じゃねぇだろ!トイレに居るかもしれねぇじゃねぇか?』
電話の先宮に祐介は言った。
「いえいえ……トイレもマネージャーさんに確認してもらいましたが、いないんですよ……」
それを言った瞬間、先宮は怒鳴る。
『バカ!それが誘拐や拉致だろが!マジか……』
それを言われて、やっと事態の事が分かった……そうかそうか……琴音ちゃんが誘拐か拉致かー……って、それはヤバくないか!?そう思いながら、瑠璃御子の電話を弄る……そして、瑠璃御子が出た。
『はいはい……どうしたの?』
そう言った瞬間、祐介は言った。
「今から、綾川琴音ちゃんの居場所を探して下さい……!今すぐに!誘拐か何かされているかもしれません!御願いします!」
電話越しにお辞儀をする祐介、すると、瑠璃御子は言った。
『……東京の廃工場……安佐倉(あさくら)重工って所に居るわ……但し、中には、武装した大人が三人居るから、気を付ける事』
瑠璃御子はそう言って、紙に書かれた、綾川琴音の居場所を言った。
「有難う御座います、このご恩は忘れずに返します」
『ご恩って……そんな大袈裟な……』
そう言いながら、祐介は電話を切った。
そして、急いで、先宮に綾川琴音の居場所を言った。
そこから、パトカーで、爆走した……
祐介が瑠璃御子に電話をした頃……安佐倉重工では……
「アニキィ!成功しましたね!後はボスに渡すだけだ!」
「そうだな!」
黒尽くめの男はそう言いながら、中に入る……そこには、黒いバイクスーツを着た女性が座っていた……顔は隠されており、胸はでかかった。
「おぉー……綾川琴音を連れてきたかー、より、計画が進むな!よし!起こせ!」
そう言うと、二人の男が、頬を叩いて、綾川琴音を起こす。
「ん……?此処は……?何処……?」
手足が縛られている琴音は、自分の状況に強張る……何この状況……?訳分かんないし……ていうか、此処は何処なの!?私は何をされるの!?
そういう思いが体の中を駆け巡る……まさか、私……殺されるの……?
そう思っている瞬間に、ライダースーツの女は言った。
「なぁ……綾川琴音……私と共に世界を制さないか?」
その問いに琴音は焦った。
何言ってんだ、この人……?そんな事が頭を過ぎる……すると、ライダースーツの女は言った。
「……何を言っているんだ、この人は……かしら……?生憎、そう言う思考の持ち主なの……私がしたい事は、世界征服なの、貴女の能力である、何でも、具現化する能力があれば、この世界は私の物!さぁ!私と世界征服して、世界を楽しまない?」
ライダースーツの女はそう言った。
……何を考えているの……?琴音は少し、恐怖を覚える……
此処で、綾川琴音の能力について、大まかな説明をしよう。
一直線の音……という能力だが、『言えば、大体言った事が正確に行われる』能力なのだ、そして、この能力は、『強盗が来ないかな?』という思いを強く、そして、言うと、強盗を犯す直前の人間に心の中の悪魔として、囁かれ、その人は強盗を犯してしまうのだ……これが大まかな能力である。
そして、『世界征服をしたい』と言えば、周りの人が決起し、琴音を女王として崇め、世界征服が出来てしまう……だが、そんな事はさせまい、と思いながら、自分は生きているのに……何で、そんな『つまらない』事をするかなー……?そんな顔でライダースーツの女を見つめる琴音……そして、琴音は言った。
「おねーさん、そんな『つまらない』事をするより、慈善活動をした方が良いんじゃない?結構良いよ、精神にも、良心にも」
そう言った瞬間、ライダースーツの女は、拳銃を取り出す。
「私は本気で世界征服がしたいの……こんなつまらない世界……私が壊す!」
そう言うと、すかさず琴音は言った。
「そう言う奴に限って、もっと世界を、日本を知らないんだよね……井の中の蛙、大海を知らず……だっけ?そんな感じ、貴女はもっと、この世を見るべきよ、貴女みたいな人が居るから戦争や紛争、喧嘩が絶えないのよ……貴女はこの世の素晴らしさを知らないだけ、だから……そんな『しょーもない』事をするな!」
いきなりの怒声に三人はビビる……だが、ライダースーツの女はあまり怯まずに言う……
「アンタ……完全に私を舐めてるでしょう!?あったまに来たわ!」
そう言いながら、胸の谷間から、小振りの拳銃を出した……そして、その拳銃の銃口を、琴音のおでこに当てる……少し冷たいな……と、琴音は思うだけだった。
「もしも、私の計画に乗らなかったら、貴女を殺すわ、さぁ……私の仲間になって、世界を征服するのよ!?」
すると、琴音は言った。
「もしも、私が、『拳銃の弾に当たらない』!って言えば、どうなるかしら……?」
それを言われて、『うぐっ』と少し後ろに仰け反るライダースーツの女。
「う、う、う、煩いわね!ぐちぐち言わないで!私の計画の仲間になりなさい!」
そう言って、頭に当てた拳銃は、パァン……と音を上げた……
- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.31 )
- 日時: 2016/03/02 21:43
- 名前: 彩都 (ID: 3i70snR8)
パァン……と、銃声が鳴る……だが……琴音には傷一つ付いていない!
「なっ……何でよ……何で、『傷が付かない』のよぉぉぉ!?」
ライダースーツの女は完全に戸惑っていた。
何故、銃声が鳴ったのに、琴音のおでこには傷一つ付いていないの!?そう思いながら、琴音を見る……すると、琴音は笑っていた……な……何故笑っている……!?
「アンタは分かってない様ね……もう、その能力は発動していた!」
「!?何ですって!?」
そう思いながら、拳銃を見る……拳銃の中の薬莢は詰まっていた。
「なっ……!?薬莢が……詰まって……!?」
「能力はもう発動していた……これが私よ……」
そう言いながら、もう一度、琴音は言った。
「『手足の紐が外れたら良いなぁ』……」
そう言うと、手足の紐がズタボロになって行く……そして、手足の紐が千切れた。
その光景に、三人は驚いていた……
「……ほら……千切れた……私を縛る枷は無いよ?どうするの?」
そう言いながら、体をコキコキと、鳴らす……そして、琴音は言った。
「どうするの……?このままほっとくと、警察に連絡するよ?」
すると、琴音は、スマホを取り出して、ピッピッピッ……と鳴らす……すると、黒尽くめの男のアニキは急いで、スマホを奪う。
「なっ!?何やってんだ!?お前、一応人質!」
そう言いながら、スマホの電源を消す。
「いえ、貴方方が私の人質ですよ?だって、私の能力を使えば……貴方方を殺す事も可能なんです……そして、その殺害は『事故扱い』となります……だから、私は犯人にはなりませんよ」
そう言うと、三人は、ビビる……な……何て達観した女なんだ……怖い……怖過ぎる……何でこんな女が居るんだよ……可笑しい……コイツ、何れは悪女になるんじゃねぇの?とか、思い始めていた……
「バッバカ言うんじゃないよ!そんなのが……そんなのが有り得る筈が無いだろ!」
ライダースーツの女が言うと、目の前に鉄骨が降って来た……
「……強く思ったら、声に出さなくてもいいんだよ……」
そう言うと、ライダースーツの女は尻餅をついた。
「ヒッヒィッ!」
悲鳴を上げながら、後ろへ後退る……恐怖しかない……そう思いながら、次は何するか分からなかった。
「まぁ、お遊びはこれ位にして……もう出てきて下さいよ……私を助けて下さいよ……」
そう言うと、先宮、祐介が現れる……そして、先宮が言った。
「つまんねぇなぁ……もう少し、正体が暴けると思ったが……」
「いやいや……何暴露してンスか、人の黒い所を見るなんて……まぁ、面白い所もありますがね……ですが、琴音ちゃんの悪い所は見たくありませんがねぇ……というか、瑠璃御子さん凄いな……武装って所も合ってる……あの人凄いなぁ……流石、未来を見る事が出来る人だ……」
二人はそう言いながら、先宮は手錠を用意、祐介は指を鳴らす。
「「行くぞぉぉぉ!」」
二人は、殴り込みに行った……
「ふぅぅ……何とか終わったな……」
そう言いながら、先宮は、ライダースーツの女を倒して、祐介は黒尽くめの男二人を倒した……
「これで良いんでしょう、先宮さん?」
と、祐介が言うと、先宮は言った。
「そうだな……まぁ、お前が戦うとは……怒られるのは俺なんだぞ……」
「アハハ……それはすみません……」
そして、琴音は言った。
「私置いてけぼり!?」
すると、祐介は言った。
「その前にライブを早くしようよ、会場の皆が待ってる……」
そう言うと、琴音は言った。
「そうね……もう、話は置いといて、早く行動しましょう?」
「そうだな」
「そうだね、琴音ちゃん」
三人はそう言いながら、安佐倉重工から、離れた……そして、パトカーに乗って、移動した……残った三人は、先宮さんが呼んだ仲間で連行された……
「『愛してる〜♪ あなたの事も〜♪ それは永遠に〜♪』」
「いい曲だなぁ……今回の新曲も買おう……」
「……アイドルオタクが……」
そう言うと、祐介は反論した。
「俺はドルオタではないんです!ただ、琴音ちゃんが好きな思春期少年です!」
「いや、それは知らない」
先宮は、興味無しにバッサリ切る。
祐介は少し焦った……
「そうですか……」
そう言いながら、祐介は琴音の新曲を聴いた……
「ふぅー……終わった終わった……」
そう言いながら、琴音は自分の楽屋に行った……
そして、少し着替える……
「やっと終わった……これで、今日は終わりかぁ……」
琴音は今日の事を思い出す……祐介が来て、話が、今日の話がでかかったな……今迄に無い大きさだったな……誘拐なんて初めてだったしな……そう思いながら、服を着替える。
そして、この会場に来た時の服に着替える。
そして、マネージャーと一緒にライブ終了会をした……
そのライブ終了会にまさかの、祐介が参加する事に……
理由は誘拐から助けてくれたから、だと言う。
祐介も断る理由も無く参加した。
そして、何とか、そのライブ終了会も終わり、祐介は帰る事にした……
その帰り道、祐介は三人目が誰か考えた……
次の相手は誰なのか……祐介は知らなかった……
- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.32 )
- 日時: 2016/03/09 22:37
- 名前: 彩都 (ID: YzSzOpCz)
『世界終了ハウマッチ!?』 本章 第三章 NO天気な男
三日後……祐介は自宅近くの公園でとある人物を待っていた……
右腕に付けた腕時計を手を開けながら見る……時間は午後の一時……今か今か、と待っている……すると、帽子を深々と目深に被った女の子が現れる……よく見ると、サングラスに口にマスクをしていた……これが彼女の外へ出る格好なのだろう……そう思ってると、彼女が喋る。
「やっほー!祐介君!元気かい!?」
そう言いながら、サングラスを外す……その瞳はとある人物に似ていた……その人物は、綾川琴音だった。
「元気だよ、琴音ちゃん」
祐介がそう返答すると、むっすーと、頬を膨らませる琴音。
「二人きりなんだから、呼び捨てで良いのに……」
そう言うと、祐介は言う。
「そお?なら、琴音、さっさと行こう、時間は限られてるからね」
祐介はそう言いながら、立ち上がる。
そして、二人は少し出かけた……はたから見れば、二人はカップルに見えたという……
「今日、集めたいのは、能力は良く分からないけど、強力厳魁(ごうりきげんかい)……何か厳(いか)つそうな名前だな……」
「そうねぇ……」
琴音はそう言いながら、思いながら、発言する……
「『強力厳魁さん、出て来ーい』!」
大声で言ったので、祐介はとても驚いた。
「うわっと!?」
そして、祐介は尻餅をついてしまう……
すると、突然、晴れていたのに、雨になる。
「えっ!?いきなりの雨!?そんなぁ……聞いてねぇ……」
そう思いながら、目の前に金髪の物腰柔らかそうな、お兄さんが、此方に駆け寄った……
「大丈夫かい?早く中に入って?」
そう言いながら、二人を建物の中に入る……すると、天気は晴れた……そして、お兄さんが言った。
「あれっ……?晴れた……何時もなんだよね、僕が外へ出ると、雨が振るって言うね……そう言えば、君達、兄さんを呼んでたよね?厳魁兄さん呼ぼうか?」
そう言うと、二人は驚いた。
「えっ!?お兄さんが厳魁さん!?」
「本当に発見!?」
二人はそう言って、お兄さんは少し走った……
そして、お兄さんよりでかく、そしてごつごつした学ラン姿のお兄さんが立っていた……二人は少しの間、会話して、二人はこっちにやってきた。
「俺が厳魁だ……お前ら……俺に話か……?」
祐介は怖気づいたが、何とか言った。
「俺は、長谷川祐介……世界を守る為に俺の仲間になって欲しい」
その話を聞いて、ごつい男は言った。
「そうか……世界を守るか……だが……何故俺を仲間にしようと……?」
祐介は単刀直入に言った。
「厳魁さん、貴方には能力がある……」
そう言った瞬間、お兄さんはガクガクと震える……何故震えてるかは分からないが、ごつい男が左手で止める。
「能力だと……?俺にそんな物は無いな……だから……もう、能力の事は関わるな……!」
「何が言いたい……?研究施設に入れられたか?」
「だから、それ以上言うな!」
そう言いながら、ごつい男は、祐介の首を絞める……
「もう、能力に関わるな……関わらなかったら、この手を離そう……」
だが、祐介は伸びていた……舌を出しながら……
「フンッ……法螺吹きの様な男だったな……」
ごつい男とお兄さんは立ち去る……だが、祐介は立ち上がる……
「ハッハハ……アハハ……それでも、厳魁さんよう……俺はアンタを仲間にしないといけないんだ……それが宿命なんだよ……だから……俺は『諦めない』……世界を救う為に……!!」
すると、二人は小声で話す。
(どうしよどうしよ兄さん、あの人、全然折れないよ!?)
(まぁ、待て……どうせは折れるからな……その時迄待つんだ……)
そう言いながら、話は終了する。
「ってその前に何で能力に関わってはいけないんだ?研究施設なら、さっさと言ってくれ、こっちだって、時間が無いんだ」
そう言うと、二人は話した……
「俺の能力が、分かったのは、六歳の遊園地に行く時だった……俺が楽しんで行ったら、着いた瞬間、雨が降った……これが始まり……そして、小学校に行く様になって、初めての遠足も学校に集まって、行こうとした瞬間、雨が降った……おまけに降水確率0%なのにな……それで、皆驚いてたよ……『雨降ったギャーギャー!』ってな……まぁ、それが四年間も続いてな……五年生の時……疑われたよ……そして、家族が研究施設へ連れて行って、研究されたよ……」
「僕も研究された……同じ能力者かもしれないって……でも、弟には無かった……」
「そう……私には無かった……」
その話を聞いた瞬間、齟齬が生まれた。
「って待て待て……弟には無かった……私には無かった……?じゃぁ誰が、厳魁さんなんだ……?」
その話をして、げっ!しまった!という顔をする二人……
「どういう事ですか?」
琴音が言うと、二人は謝った……
「ゴメン!厳魁は僕なんだ!騙してゴメン!」
そう言いながら、顔写真付き生徒手帳を見せる……確かに、こんなに物腰柔らかそうなお兄さんが、祐介より年下で、名前が厳魁、とは……誰も思わないだろう……
「そして、このごついのが、弟の優(やさし)だ、因みに中二」
「騙してすみませんでした……何分兄はひ弱なので、弟である俺が守らないといけなかったですし……」
こんなごつい体で名前が優!?二人の名前のギャップに驚く二人だった。
そして、話は研究施設の話になった……
- Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.33 )
- 日時: 2016/03/16 18:11
- 名前: 彩都 (ID: ACwaVmRz)
研究施設はね……『能力の開発及び能力の開花及び能力の研究及び……『神』の製作』を目的としていた……
そう言い始めた厳魁の言葉に、祐介が止める。
「っておいおい……厳魁さん……『『神』の製作』って何なんだよ?」
その発言に対し、琴音も言った。
「『神』……もしかして、能力の『名前』……とか……?」
「いえ、多分違うと思いますね……『『神』の製作』……僕も詳しくは知らないけど……大まかな話だと……『神』という人物を製作し、世界を統一する……と言う意味に取れましたね……」
「俺が聞いた話だと、『『神』の製作』……『神』という能力を製作して、世界征服をする……と言う様な感じだったんだが……」
「二人共、意見が食い違うわね……」
そう言いながら、琴音は自分の持論を言い始める。
「私持論、としては『『神』の製作』……『神』と言う人物を作って、『神』と言う能力を作って、世界を混乱させたい、世界征服、世界の圧制……とまぁ、こんな感じかしら……」
「そう言う考えも有りますね……」
そう言いながら、厳魁は言った。
「ですが、『『神』の製作』には、色々な能力の存在が必要不可欠だったんですよ、だから、今の時代で出来るかどうか……」
「そうなんだ……んで、施設で何をされた?」
「あっ、忘れてました……」
僕等は研究施設で、研究されました……肉体に対して、注射とか、しましたね……そして、僕、厳魁の能力が分かったんですよ……その能力は、『天候を雨に変える』能力です……
「何その無駄な意味の無い能力は……」
そう言いながら、祐介は言った。
「だから、雨が降ったんだ……二人が居る時に……」
「はい、そうですね……後、発動条件もありまして……『自分が外に出ない』と意味が無いんですよね……外に出た時だけ発動する能力……」
「でも、使い所によっちゃあ、良い能力なんだよなぁ……」
祐介が言った、その発言に厳魁は驚いた。
「だって、運動会とか、雨になるじゃん?」
「確かに……そうですが……」
「体を動かしたくない奴には嬉しい能力だと思うぜ?俺は欲しいと思ったぜ?」
その発言を聞いて、厳魁は涙した……
僕の能力に対して、喜べる……?『雨を降らす』程度の能力が?そして欲しいとも言った……この人は……この人は僕の能力を貶さない、良い人だ……
今迄何度、虐げられてきたんだろう……僕はこの能力を『要らない』『ウザい』『邪魔』としか考えてなかったのに……何で、この人はそう言う能力を『欲しい』なんて……
そして、祐介は言った。
「厳魁さん……俺の為に、その能力を貸してはくれないかな?」
「俺の為に……?それはどういう意味……?」
「おっと、それを忘れていた……」
祐介と琴音で、世界が隕石で消える事を話す。
「日本大変だねぇ……僕でよければ、力を貸そう、僕も日本を失いたくないからね」
「有難う、厳魁さん」
こうして二人はメアド交換して、別かれた……
「でも、凄かったなぁ……研究施設で『神』を作るなんてさ……」
「そうねぇ……でも、現実味が無い訳でもないわ……」
「えっ?どういう事、琴音ちゃん?」
祐介がそう聞くと、琴音は溜息を吐いた……
「もっと、色々なニュースを見た方が良いわよ……何れは、AIが人間を支配するかもしれないって話……つまり、AIが『神』みたいになる話よ……そして、人間を奴隷にするの」
「ナニソレコワイハナシダナァ」
「突然の片言で怖いわよ!、もしかしてAI!?」
「リッパナニンゲンダヨ?」
「嘘に感じるのは気の所為かしらぁ!?」
そんな会話をしながら、祐介の家に着いた。
「ただいま〜、母さん、晩御飯何?」
「晩御飯?今日は──」
祐介の隣を見て、布巾で拭いていたお皿を落とす。
「ん?どうかし──」
祐介は母に指を指される……祐介はその方向を見た。
「何で……琴音ちゃんがいるの……?」
そこにいたのは、琴音だった。
「えっ?ダメかな……祐介君……?(アイドルスマイル)」
上目遣い&猫撫で声で言う琴音。
「いえっ!!大丈夫です!!」
GOOD!と親指を立てる祐介。
そして、靴を脱いで、スリッパを履いて、母の頭を撫でる。
「偉いわねぇ〜お母さんのお手伝い?祐介君の妹さん、可愛いね、何歳?」
その発言に、祐介は青ざめる……母も青ざめた……
「私は……私は……祐介の母親だぁ!」
そう言いながら、泣き喚く母。
その状況に驚く琴音。
「お母さん!?嘘でしょ!?こんなろりぃな体型のお母さんが居るか!?」
「此処にいるもん!お母さんだもん!」
そう言いながら、母はポケットから、免許証を出す。
その免許証を見て、年齢に驚く琴音。
「マジでだ……何か……すみません……」
頭を下げて、謝る。
「もぅ慣れてるもぉ〜ん」
そう言いながら、落としたお皿を拾う。
慣れてるとは言え、頭を撫でられる事は流石に母でも、耐えれなかった、なので泣いたのだろう……と、祐介は考えた。
そして、今日、琴音ちゃんは泊まる様だ、家族にもお泊り会と言っているようで。
「それにしても、此処の家の味噌汁は美味かったわね」
そう言いながら、祐介の部屋のベッドに座る琴音。
「そう?あれが普通と思うけど……」
そう言いながら、自分の椅子に座る祐介。
そして、琴音は言った。
「エロ本が無くてつまらない部屋ね」
「年齢制限に引っ掛かるでしょうが」
「普通は持ってるわよ……知り合いも持ってるし」
「それはレディースコミックでは?」
「いや、男の娘」
「ん?何か言い方が変だったような……?」
「気にしない♪気にしない♪」
そう言いながら、立ち上がる琴音、祐介はドアを開けようとして立ち上がり、開けた。
だが、少し足が滑ってしまう……
「うわっ!?」
「きゃっ!?」
祐介に巻き込まれる形で琴音は押し倒されてしまう……
祐介は、琴音の上に四つん這いの姿になる……琴音は仰向けのまま祐介を見た……
四つん這いの姿のまま、祐介は驚く……今……この状況はヤバいような……
だが、琴音は動じない……
「……あっ、ゴメン……」
「良いわよ、誰だって、失敗はあるんだし……」
そう言いながら、祐介は立ち上がる、琴音も立ち上がって、祐介の部屋を出た……
そして、扉を閉めて、顔を赤らめた。
(キャー!何てシチュ!?恥ずかしいわ!でも、祐介君にも間違ってあぁなったんだし……もう、考えない考えない!)
そう思いながら、琴音は母の部屋で寝る事にした。
(……流石に恥ずかしかった……今度から、足は気をつけよう……)
そう思いながら、祐介は顔を赤らめた……二人の夜はとても長く感じられた……
そして、四人目は誰なのか……祐介は考えた……
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