二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。4
日時: 2022/12/14 20:01
名前: 桜 (ID: V1z6MgX2)

新しい日常日和。4に来て下さりありがとうございます。このたび前の掲示板のデータがいっぱいになったことにより後継掲示板で日常日和。を4として再開することになりました。なのでブタのヒヅメとの戦いやぷよクエ実録も今後はここですることになります。それでも私は変わらないし変わるつもりもありませんので見ていただければ幸い!


「目次」


「短編」
多才のわらじ>>1-2
賢者大作戦!>>38-43
成りすましアラビア二番手>>49-50
ツキノちゃんと孤高な天騎士さん>>73
サックスとリンゴ>>78-79
恋愛裁判地獄絵図>>85-89
Ai:birthday>>146-147
可愛い可愛いメイドさん>>177-179
栄光の天騎士ロード>>183-190
隠しの天才>>196-197
疑惑のラブレター>>203-204
悪魔さんの歌と少女のオーボエ>>248-249
2番手vsローティーン共の大戦争>>265-267
フルートの約束>>276-278
海水浴での休暇>>338-342
ふうりんアフェットゥオーソ>>365-369
月光の進化と共に>>374-377
王ドラ、イーブイ達を拾う>>382-383
とっておきのうた>>389-392
ある日降り立ったウーベルチュール>>410-411
学☆芸☆会☆大☆騒☆動>>415-416
サウンド・ショウ・タイム>>420-421
大量の楽器紛失事件>>425-429
龍笛を巡る運命(さだめ)>>434-435
今時の温泉パークはプールも付いているらしい>>451-452
トラブルな仙女!>>467-468
影の怪盗と妹の姫君と操りのポケモン>>471-475
お花見は時に危険なこともあるらしい>>478
争奪のシナリオ>>515-519
Nebula from Sunny>>522-525
勘違いにご用心!>>528-530
舞い降りた花>>543-545
桜版裸族による裸族のための講座2>>548-550>>552-553
解き放たれた恋愛のもつれ>>558-561
8月31日のポルックス>>605-606
月下の明かりの下で>>607-608
Flying to you>>637
ロックパンダは騒動がお好き!?>>638-639
オーボエはギネスブックになるほど難しいらしい>>640-642
ファゴット・ミッション!>>643-646
アリシアと魔法のエメラルドの腕輪>>649-650
Nostalgie Voice>>651-652
雑草達のそばにあるキレイな二輪花>>655-656
薔薇とリンゴとトロンボーンとモノクルの香り>>657-658
狐をめぐるもつれ>>659-660
乙女のカメラ対決!?>>661-662
主の居ぬ間に洗濯!?>>663-671
Mysterious Days>>672
オトナになったもん!>>673-675
若頭と雅楽師と笛と>>676-678
ニュージーランド劇場に参加しまショー!>>681-685
北海道inアンサンブルコンテスト>>686-687
髪は男女ともに命らしい>>688-689
ジャパンの侍犬魂>>690-691
没ネタ2本立て>>692-694
大騒ぎなお嬢様参観日>>695-696
ロックパンダとの別れの時>>697
薔薇色の狙撃>>698-700
嬉し恥ずかし修羅場>>701-704
とある日の海水浴事情>>705-707
NOBUNAGA to visit shores>>710-712
カメラにご注意を>>715
ドタバタ☆アクション!>>741-744
いつの世も儚きや>>773-774
クリスマス☆ラブパニック!>>777-778
森の女王様と闇の美少女と花の魔導師>>781-783
違う時代からの流通者>>787-788
ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜>>794-795
アンダーノースザワでの出会い>>802-804
生徒会番長の苺の裏事情!>>808-811
初夏の露呈式!?>>815-818
天の川の天から舞い降りた落とし子>>822-823
ラブナの隠されたとある秘密>>826
少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語>>829-830
ラブっとvTORIスティック>>849-850
アムール☆トリップ>>854-857
日本のライブではハープやチェロも採用されるらしい>>858-859
やって来たのは少女剣士さま!?>>860-861
全面協力のバレンタインのラプソディ>>871-872
愉快!痛快!寿司狂騒詩!>>873-877
ルナティック・スウィング!?>>878-879
スパイハッピーバースデイ>>880-881
スーパー☆アストルフォちゃん!>>886-887
髪の毛は人間の命らしい>>888-889
一頭身の人形とヒーロー>>890


「やってきた。」
音大生漫画家がスマブラ屋敷にやってきた。>>439-440
ロック・パンダがスマブラ屋敷にやってきた。>>634-636
生意気司令官がスマブラ屋敷にやってきた。>>653-654


「ぷよクエキャラで料理対決!」
その2>>10-16
結果発表>>22-25
オシオキ編>>32


「テストネタ」
テストネタ1>>443-448
テストネタ2>>455-462


「フルート実録」
フルート実録2>>1
フルート実録3>>173


「闇天使の“重責”の呪縛」
猫と踏切と闇天使>>208-209
恋したサックス>>212
一旦の別れ>>215-216
事件の波乱>>221-223
神様も止められない紅蓮の羽四つ>>227-228
ウサギランド出現>>231-234
“願い”の先>>238-244


「ブタのヒヅメ決着」
月長石と星の水晶と黄玉物語>>283-284
全ては「キミ」のため>>289
慕う気持ち、向上心と小さな籠>>292-293
夕焼けの空と曇りの空>>296-298
青空はいつでも夕陽を待っている>>301
ゾーアの覚醒>>307-308
未来への絆>>313-314
悲しみはここに置いて>>318-320
さようなら、ありがとう>>324-326
終わりの始まり>>331-332


「全国学生音楽コンクールでの絆」
夏の花の嵐>>564-565
紅葉からの条件>>568-569
圧倒的な表現力がボレロを貫く>>574-575
四葉宮高校との対面>>578-579
四葉宮高校とのアンサンブル対決!>>582-584
棟梁と魔人と黒音と>>587-589
黒音学園とのアンサンブル対決!>>592-594
それぞれの動向と彼女から手を引いて>>597-598
本来の音>>601-602


「天空のレビアッタでの激闘と決戦」
星の舞う庭>>609-610
ゆっくり回り始めた歯車>>611-615
秋のルビー、悲しみを歌いながら愛しさを>>616-619
激闘の瞬間ーーーときーーー>>620-621
兎蝶グラフィティ>>622-623
道化とスライムのレジリエンス>>626-628
悲しみよりも深く優しく>>629-630
No charge memorys>>631-632
これからの課題と目的>>633


「トランペッターのケロン人襲来!」
占いの結果のトランペットとウラハラとタママ>>747-748
純粋アンチテーゼ100%>>751-752
トランペットでのイリュージョン>>755-756
大切な人からくれた宝物>>759


「マリア・ザ・リッパーの行く末」
休息にトロイメライ>>841-842
White fox the Ripper>>843-844
マリア・ザ・リッパー!>>847-848


「ぷよクエ実録」
時空の旅人クリアまでの道のり>>254
マーベットの挑戦状日和>>270


「前後編」
旋律幻想曲>>56-58>>64-66
果てなき命の宴>>132-134>>139-140
フルートのショコラティエ>>151-152>>156-157
吸血鬼の赤き洗礼>>257-258>>261-262
オルガンストレッタ>>348-351>>356-360
秋のポケモンコンテスト!>>397-400>>405-406
愛と涙のサッカーバトル!>>533-535>>538-540
それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行>>762-764>>767-770
大切な思い出>>833-834>>837-838
ダイ山神話聖杯大戦>>862-866>>867-870
Composer:C>>882-883>>884-885
無垢なるアイの願い星>>891-895>>896-899>>900-905>>906-909(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「特別編5」
序章:八奇人>>94-95
第一章:わがまま>>101-102
第二章:見てきたもの>>107-109
第三章:夢涙>>115-117
第四章:絆>>121-122
終章:響く>>123-124


「特別編6」
序章:オーボエの王子様>>481-482
第一章:小さな店で>>486-488
第二章:シグレの覚醒>>492-495
第三章:目には目を、口撃には口撃を>>500-503
第四章:オーボエの涙>>507-509
終章:運命の奇妙な巡り合わせ>>510-511


「特別編7」
序章:始まりの約束>>718-719
第一章:デートの途中で>>722-723
第ニ章:すれ違い・・・?>>726-727
第三章:本当のこと、その本当の気持ち>>730-732
第四章:報復☆DEATH>>735-736
終章:日本までやってきた来客>>737-738

Re: 日常日和。4 ( No.272 )
日時: 2017/06/08 20:40
名前: カノン (ID: K3f42Yhd)

えっと、初めましてです。カノンと申します。
この板で東方×ぷよクエ的な何かを書いているので良かったら覗いてみてください。

マーベットがお好きなんですね!

私はあの召喚士シリーズの中ではマーベットの他にアルガーとべストールが好きです。

なので今度再来するべストールのテクニカルクエストにガチ艦隊を作って行く(予定)です。

ところで

フェスを1発で当てるとは凄い運ですね!

更新頑張ってください。
次回も楽しみにしてます!

Re: 日常日和。4 ( No.274 )
日時: 2017/06/09 08:08
名前: 匿名さん (ID: K3f42Yhd)

またお前か、北大路さくら。

スレ主さん。無視しちゃっていいと思いますよ。

コメント返し! ( No.275 )
日時: 2017/06/14 17:40
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

〉カノンさん
初めまして!桜です!小説は時間があったら見に行きます。私はマーベットが一番好きなんですけど、ベストールではこの前の収集で黄色の戦力が上がりましたので私も今までの成果で行く予定です!いえ、私はフェスはあおいインキュバスの他にロッピー、赤アミ、クールなシェゾの四人だけなんでまだまだです;(しかも単発で当てた)次回もお楽しみに!

フルートの約束(その1) ( No.276 )
日時: 2017/06/14 18:02
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回のタイトルの意味は読めば分かると思います。このお話でぷよクエの青の精霊使い(兼)が登場!やってるうちに気に入ってしまったんだ・・・。






ある日のあるドラマの収録後。ゼオはそのドラマのゲスト役として出演し、その監督から「完璧。短期間でやったとは思えない役の感情を出してた」という理由でOKをもらい、ロボット運転手が運転するリムジンに乗っていた。同席していた城戸ことキッドは言う。


城戸(キッド)「ゼオ。社長(王ドラ)が呼んでるから事務所寄るぞ」
ゼオ「なんだ?ドラマなら端役でやるのが好きだからゲスト役はもうやらない」
城戸(キッド)「本気で音楽一筋で生きるつもりかよ;せっかく一応芸能界なんだからいろんな仕事をやらんと王ドラが怒るぜ;」
ゼオ「構わん。それよりも王ドラはそんなに嫌ならやらなくていいと言われるだろうからな」
城戸(キッド)「それが王ドラでも断れない仕事が来たんだよ」


キッドの発言にゼオが気づく中、彼は言う。


城戸(キッド)「“この映画は絶対ゼオで撮りたい”って。原作はロングセラーだし、まあ題材はお前の大好きなフルートで音楽映画だぜ」
ゼオ「・・・。原作と監督誰だ?ロングセラーって?」
城戸(キッド)「音楽で認められてえか」
ゼオ「!」
城戸(キッド)「オレは今でも大人気とはいえもっと世間にcantabileの実力を認めさせてやりてえよ。王ドラは多分自分がプロデューサーをするという条件でピアニッシモの女社長に変装したんだ」
ゼオ「・・・。よっく言うな。「私を信じて牛車牛のように働け」とか言ってたくせに」
城戸(キッド)「まあ、オレは最初は王ドラのやり方に反感を持ってたがな。cantabileは他のその辺のアイドルとは違ったからな。普段はちゃんぽんらんになりながらもステージや現場では一切手を抜かずに本気の仕事するじゃねえか。オレや王ドラ達はずっとそれを見てきたんだ。せっかくのチャンスを棒に振るなよ」


一方、白薔薇女学園ではラン達も学校が終わり、ランは歌手の仕事、紗智は舞台役者の仕事に向かおうとしていた。


ふわちゃん「ランー、紗智ー。今から仕事?」
ラン「うん、仕事に向かう合間にベストセラーの小説「フルートの約束」を読むから」
しほみ「ラン、ふわのお父さんが勧めた本にすっかり夢中だねー」
紗智「うん、私もそう思う」


一方、それをある人物が見ていた・・・。その翌日、ランは仕事に向かうために靴を履きに下駄箱に向かうが、すると、ある手紙があった。


ラン(?手紙?女子校でラブレターじゃないし・・・)






「今すぐ体育館裏に来て下さい。ラビスケより」






ラン(ブタのヒヅメの刺客かもしれないし、行くだけ行ってみよう)


ランは体育館裏に向かうが、そこにふわちゃん、紗智、しほみがいた。


ラン「みんな!?」
紗智「ラン?そっちも?」
ラン「ということはみんなも?」
ふわちゃん「うん」
しほみ「でも、お嬢様の女子校で警備が厳しいから流石に敵は来ないね」


すると、ある人物が現れた。個性的な制服の着こなしをした中等部2年生の少女だ。


紗智「えっと、この手紙をくれたラビスケさん・・・?」
???「うん。こんなところでごめんッス、目立ちたくなくて。はいっ(ある紙を渡す」
しほみ「?」
ふわちゃん「なにこれ」






???「あたし、ベストセラーのフルート小説「フルートの約束」の作者マーベットッス」






四人「!!?」
ラン「マーベットって今期待の新人小説家の・・・?」
マーベット「はいッス」
紗智「フルートの約束って大人気の音楽小説の・・・?」
マーベット「はいッス」
ふわちゃん「来月からその小説が週間少年漫画雑誌「週間少年スペード」で原作付きでの連載スタートしたり、映画化したりする・・・?」
マーベット「はいッス。短期連載っスけどね」
しほみ「えっ、マジで!?これ、原稿!!?ギャーッ!!ウマー!!」
紗智「すごい・・・」
マーベット「信じてもらえないかと思って持ってきたッス」
ラン(これがあのマーベットさんの生原稿!すごい熱いフルート部の日常を描く人だから、意外と本人はマイペース!)
マーベット「その映画で頼みたいことがあるンスけど・・・」


一方、BRRのカフェではアイオーンもフルートの約束の小説を真剣に読んでいた。セレンが勧めたフルートの約束が気に入ったからだろう。


クロウ「おい、真剣に読んでやがるぜ;ヘタレオンなりに気に入ったんだな;」
ロム「ったく、あんな小説のどこが気に入ったんだか・・・」
メイプル「ロムくーん。ちょっと話がありますぞ」
ロム「ああ、はい」


ロムが退席する中、すると、ププルがゼオの同伴で急ぎながら入ってきた!


ププル「アイオーン!大変だよ!」
アイオーン「ヴッ!?なんだ!?まさか・・・」
ププル「違うよ!実は・・・」


ププルが話した内容は・・・






アイオーン「ヴッ!!?「フルートの約束」が映画化!!?」






アイオーン「やめるがいい。萎えた・・・フルートの約束の主人公の「三杉勇気」は俺の中では・・・」
ププル「その勇気役の主演がゼオでも!?」
アイオーン「!」
ゼオ「・・・(無表情ながら照」
アイオーン「ぴったりだ!」
クロウ「えっ!?映画化の話マジか!俺は今週の少年スペードでそのフルートの約束の短期連載の話の予告は知ってるが」
ププル「クロウも漫画見ようとしてんじゃん!」
クロウ「まあ、作画の漫画家はアイオーンもファンの可愛い絵柄の大人気少女漫画「音楽クエスト!」を連載中として描いている松乃いのり先生だからな」
アイオーン「!!!そ、それは本当か!?」
クロウ「シアン経由で松乃先生のツイッターを気まぐれでみたらそうなってたっぽい」
ゼオ「アイオーン、その漫画家のファンなんだ・・・;」←よくわからない嫌な感じがした
ププル「アイオーン、嬉しいことだらけでしょ?マーベット先生もその映画の相沢監督も松乃先生も勇気役はゼオ以外は考えられないってさ。今は吹き替えができるけど、監督がたまには本人の吹き替えなしの演奏の腕前を見せてもらいたいって」
アイオーン「フルートの約束はマーベット先生なりの本気だからな。だから、ベストセラーに・・・」


すると、ロムがドアを殴りながら出てきた!これに大半の全員はビクッとなり、ロムは椅子に座る。


ロム「あ〜;なんで俺があの映画の出演なんか・・・;しかも、重要な役だし・・・;」
ププル「あの映画?」
ゼオ「ロム、もしかしてフルートの約束の顧問の先生役のオファーが来たりしてー」
ロム「どうして分かったんだよ!!?」
ゼオ「えっ、冗談のつもりだったんだが」
クロウ「うわーお!ピッタリ!」
ププル「どうしたの?」
クロウ「ウーノも出るんだよ!あの映画の副顧問として!しかも、俺が知ってる奴らも出てる!」
ププル「ウーノ!」
アイオーン「ウーノ!」
ゼオ「ウーノ!」
ロム「いぎゃあああああー!!!あの映画の出演を決められるし、ウーノもゼオも出演するし、最悪だー!!!」
アイオーン「すごいな・・・ウーノの方がツーストよりもなんとかはできるそうだ」
ププル「すごいよね」
ゼオ「うんうん」
クロウ「違うロムの場合はそうじゃない」


一方、四人はマーベットの仕事場に特別に招かれた。ある頼みのためだ。


ラン「仕事場だー!」
紗智「それで頼みはなんですか?」
マーベット「タメ口でも構わないッス。実は紗智とランに主人公の三杉勇気の妹の双子役を演じてほしいッス」
ふわちゃん「えっ!?なんで!?」
しほみ「妹の双子役の候補はいるんでしょ?」
マーベット「実は一番の双子の候補の子が有名中学受験の勉強するらしくて・・・代わりに誰か立ててと言われたッス;ラビスケさんはそれは嘘ではないと見抜いてるッス」
ラン「ラビスケさん?」
マーベット「あたしの担当の精霊ッス。今は精霊姿ッスけど、場合によっては人間に変身するッス。って、こんな話信じなさそうッスけど」
ラン「信じるよ」
マーベット「えっ?」
紗智「まあ、知り合いにもそういう人はいますから、信じるしかありません」
ふわちゃん「それに人ではなくてもイケメンばかりだしねv」
しほみ「マホちゃん(マホロア)だって可愛いじゃん」


マーベットはその話を聞いて彼女達に微笑む。ランと紗智はその頼みで答えを出す。


紗智「そういうことなら双子役やります」
ラン「空きが出たんじゃまあやるしかないよね」
マーベット「ホントッスか!?ありがとうッスー!」


一方、ゼオはフルートの約束の台本を見ていた。ここからはフルートの約束のストーリーを割り出してみよう。

フルートの約束(その2) ( No.277 )
日時: 2017/06/14 18:06
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

「フルートの約束のストーリー」
これはとある男子高校生の物語。三杉勇気の家は貧しく、両親を亡くして自分一人で妹の双子の面倒を見ていた。そんな彼の心の拠り所は一つのフルート。これは勇気が小さい時に彼の両親に買ってもらった唯一の宝物で守り抜いた宝物だった。そして勇気が奨学金を受けて「星宮高校」に入学し、彼のフルートの才能を見抜いた「フルート部」の部長の七峰航の勧誘を受けたことから彼の運命を変える。廃部寸前のフルート部に入部した勇気と七峰を含めた四人と敏腕顧問と副顧問は全国音楽コンクールの出場を目指すことに!仲間割れ、部員の悩み、そして音楽に関する悩みを乗り越えながら彼らの音楽は友情とともに育まれる!






ゼオ(勇気ってビンボーだったんだな;俺にできるのか?とりあえずセリフを読もう)


ゼオは「勇気」の最初のセリフを読む。


ゼオ「「今日から俺も高校生かぁ。バイトをしながら頑張らなきゃな」。・・・(なんだこれ・・・これ・・・俺が言うのか・・・?」


ゼオはとりあえずセリフを読んで暗記をすることにする。その数日後、シーン1〜5のために星宮高校の舞台のモデルである星ノ宮学園に向かうことになった。


ゼオ(もぐもぐ(ホットドッグを食べる)
城戸(キッド)「おい、ゼオ、食べきれるか?今日から本番なんだからな」
ゼオ「はへひへる(訳:食べきれる」


そしてたどり着いた時、そこにはナルカミやシグレ、カナカやウーノ、そして魔法によりヒョウの耳と尻尾を一時的に焼失したロムがいた。


ナルカミ「あっ、ゼオさん!」
ゼオ「ナルカミとシグレ、カナカも出演すんのか」
カナカ「そりゃあ・・・」
シグレ「・・・今日はよろしく」
ゼオ「よろしくー」
ウーノ「おーい、小童共。仲良くはいいが撮影はちゃんとしろよ?」
ゼオ「はーい」
ロム(ある日から事務所に来ないヤイバはどうしたんだろう・・・?)←ヤイバは前回のミラクル☆4の巻き添えで謹慎中


そして撮影の本番のシーン4。リハーサルを終えた勇気役のゼオは屋上でフルートを持ちながら本番の撮影の準備をしていた。


AD「フルートを吹くシーン、行きます!」
相沢「よーいスタッ!」


そしてゼオはフルートで監督が選んだ曲であるハトと少年を吹く!これにウーノとロムは驚く。


ウーノ(何!?本番に入った途端に一瞬で色気と男らしさを醸し出している・・・だと!!?)
ロム(セリフも完璧に暗記してやがるし・・・これがゼオの真の姿だと言うのかーーーーー!!!?)
相沢「うん、いいよー!本番に入った途端に年不相応の色気、ほんのちょっとの寂しさ、そして男らしさ・・・とてもシーン4が初めてとは思えない!完璧!」
シグレ(男らしさは一応俺担当・・・;)
カナカ(年不相応の色気は私担当・・・)
相沢「ナルカミ君、次のシーンで出てくれないかな?」
ナルカミ「はい!」


ナルカミはシーン5で勇気を勧誘する航がやってくるシーンのために彼は上手い演技をするもゼオほど相沢にほめられなかった。今日のシーンは終わったが、時間が空いたためにシーン6〜10をやることになった。しかし、ゼオを除く出演者全員は・・・


相沢「ロム君、ウーノ君、緊張しなくていいよー!力を抜いて!」
ロム&ウーノ「はい!すいません!」


相沢「シグレ君、そこはもうちょっと色気が欲しいなー」
シグレ「はい!」


相沢「カナカちゃん、もっとゼオ君の方を見て!」
カナカ「は、はい。すいません・・・」


相沢「ナルカミ君、そこはもうちょっとチャラそうな感じが欲しい!もう一回!」
ナルカミ「はい!」


大半の出演者全員「つ、疲れた・・・;」


大半の出演者全員は相沢の的確かつスピーディな指摘に疲れていた。ナルカミは言う。


ナルカミ「ゼオさんは注意が少なかったのに・・・;」
シグレ「まるで演劇の天才だな」
ゼオ「ありがとー」
カナカ「否定しないんかい」
ウーノ「こ、こんな空色のアホ毛のガキに負けるなんて・・・;」
ロム「ウーノ、冷静に・・・」
ゼオ「でも、相沢監督はちゃんと俺達ができることわかってるんじゃないか?だって、それが演技の世界だからな」
シグレ「あんた、本番に強いんだもんな・・・;(こっちはOKのハードルが非常に高いフランツさんによるフルートレッスンだぞ;」






フランツ「シグレ君、シランクスの13小節目の半音階、少しリズムが取りにくいかな?」
シグレ「ああ、はい・・・」
フランツ「そこ、難しいよね」
シグレ「はい・・・」
フランツ「じゃあ、できるまで一緒に頑張ろうね」






シグレ(兄貴はOKが出されたのに、こっちは昨日までエンドレス状態だったんだぞ;)
ナルカミ(いえいえ、私はまだまだです。フルートの約束はシグレが演る七峰嵐と勇気の友情がありますから、それだけ期待されてるんじゃないですか?)
シグレ「・・・」


その翌日、ランと紗智はマーベットとともに撮影でフルートの約束の現場に来ていた。ゼオの姿を探す。


紗智「ゼオさん、どこに行ったんだろう?(キョロキョロ」
相沢「あっ、マーベット先生、代役は・・・って、えぇっ!!?本物ぉ!!?」
ラン「本物です」
マーベット「あたしが代役を立てろとプロデューサーさんに言われたんでランと紗智にお願いしたンスよ!大丈夫ッス、ちゃんとOKもらいましたから!」
相沢「マーベット先生、自らが出す功績はすごいなぁ・・・;」


すると、ゼオがランと紗智の姿を見かける。ゼオはこれに顔が喜び、ブンブンと手を振る。


ラン「ゼオさん!」
ゼオ「おーいおーい!代役立てたって聞いたが、まさかお前らだったなんて・・・」
紗智「私のお母さん(ブラウ梅)にもちゃんと許可は取ったんで」
ゼオ「ん?」


すると、ゼオはマーベットを見る。ゼオは聞く。


ゼオ「一つ聞こう。お前がマーベット先生?」
マーベット「はい、そうッス」
ゼオ「ベストセラー作家の割になんかイメージと違うなぁ」
マーベット「よく言われるッス」
ゼオ「ま、いいや、マーベット先生。俺の本気の演技をよく見とけよ!」


そして本番の時、ゼオとランと紗智は演技の世界に入る。そのシーンは厳しい練習で疲れていた勇気を妹の双子の心と円が励ますシーン。三人ともそのたぐいまれなる演技力で見事マーベットを顔には出さないものの感嘆する。


マーベット「ほう、すごい演技力ッスねー。あたしの勇気のイメージ通りッス」
AD(感嘆してるんだなー)
マーベット(あっ、そうッス、監督。ちょっとフルート部が全国に行けた後の全国音楽コンクールのシーンに関して頼みがあるンスけど・・・)
相沢(それはいいかもしれないね!ただし、ちょっとアドリブを利かせることになるけど、それでもいいかい?)
マーベット(はい、お願いするッス!)


そして撮影は進み、いよいよ最後の全国音楽コンクールのシーンでゼオはピアニッシモのスタジオでその曲であるドボルザークのユーモレスクを練習していた。それを星華の姿の王ドラと城戸の姿のキッドが見る。


城戸(キッド)「ゼオの奴、もうこんなに吹けてるなんてすげーなー」
星華(王ドラ)「まあです。でも、マーベットさんは最後のシーンに関してちょっとしたアドリブを思いついたらしいですよ。キッドは気付いてませんか?」
城戸(キッド)「あっ。そっか」
星華(王ドラ)「それは耳の良い本人には言わないことにします。幸いにも彼は練習中でこっちの言葉に耳は入りませんからね」
城戸(キッド)「・・・」


その翌日、最後のシーンのために出演者全員はその現場に向かっていた。落ち込む勇気を勇気づける嵐の役で重要なシーンを任されたシグレは緊張する。


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