二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。4
日時: 2022/12/14 20:01
名前: 桜 (ID: V1z6MgX2)

新しい日常日和。4に来て下さりありがとうございます。このたび前の掲示板のデータがいっぱいになったことにより後継掲示板で日常日和。を4として再開することになりました。なのでブタのヒヅメとの戦いやぷよクエ実録も今後はここですることになります。それでも私は変わらないし変わるつもりもありませんので見ていただければ幸い!


「目次」


「短編」
多才のわらじ>>1-2
賢者大作戦!>>38-43
成りすましアラビア二番手>>49-50
ツキノちゃんと孤高な天騎士さん>>73
サックスとリンゴ>>78-79
恋愛裁判地獄絵図>>85-89
Ai:birthday>>146-147
可愛い可愛いメイドさん>>177-179
栄光の天騎士ロード>>183-190
隠しの天才>>196-197
疑惑のラブレター>>203-204
悪魔さんの歌と少女のオーボエ>>248-249
2番手vsローティーン共の大戦争>>265-267
フルートの約束>>276-278
海水浴での休暇>>338-342
ふうりんアフェットゥオーソ>>365-369
月光の進化と共に>>374-377
王ドラ、イーブイ達を拾う>>382-383
とっておきのうた>>389-392
ある日降り立ったウーベルチュール>>410-411
学☆芸☆会☆大☆騒☆動>>415-416
サウンド・ショウ・タイム>>420-421
大量の楽器紛失事件>>425-429
龍笛を巡る運命(さだめ)>>434-435
今時の温泉パークはプールも付いているらしい>>451-452
トラブルな仙女!>>467-468
影の怪盗と妹の姫君と操りのポケモン>>471-475
お花見は時に危険なこともあるらしい>>478
争奪のシナリオ>>515-519
Nebula from Sunny>>522-525
勘違いにご用心!>>528-530
舞い降りた花>>543-545
桜版裸族による裸族のための講座2>>548-550>>552-553
解き放たれた恋愛のもつれ>>558-561
8月31日のポルックス>>605-606
月下の明かりの下で>>607-608
Flying to you>>637
ロックパンダは騒動がお好き!?>>638-639
オーボエはギネスブックになるほど難しいらしい>>640-642
ファゴット・ミッション!>>643-646
アリシアと魔法のエメラルドの腕輪>>649-650
Nostalgie Voice>>651-652
雑草達のそばにあるキレイな二輪花>>655-656
薔薇とリンゴとトロンボーンとモノクルの香り>>657-658
狐をめぐるもつれ>>659-660
乙女のカメラ対決!?>>661-662
主の居ぬ間に洗濯!?>>663-671
Mysterious Days>>672
オトナになったもん!>>673-675
若頭と雅楽師と笛と>>676-678
ニュージーランド劇場に参加しまショー!>>681-685
北海道inアンサンブルコンテスト>>686-687
髪は男女ともに命らしい>>688-689
ジャパンの侍犬魂>>690-691
没ネタ2本立て>>692-694
大騒ぎなお嬢様参観日>>695-696
ロックパンダとの別れの時>>697
薔薇色の狙撃>>698-700
嬉し恥ずかし修羅場>>701-704
とある日の海水浴事情>>705-707
NOBUNAGA to visit shores>>710-712
カメラにご注意を>>715
ドタバタ☆アクション!>>741-744
いつの世も儚きや>>773-774
クリスマス☆ラブパニック!>>777-778
森の女王様と闇の美少女と花の魔導師>>781-783
違う時代からの流通者>>787-788
ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜>>794-795
アンダーノースザワでの出会い>>802-804
生徒会番長の苺の裏事情!>>808-811
初夏の露呈式!?>>815-818
天の川の天から舞い降りた落とし子>>822-823
ラブナの隠されたとある秘密>>826
少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語>>829-830
ラブっとvTORIスティック>>849-850
アムール☆トリップ>>854-857
日本のライブではハープやチェロも採用されるらしい>>858-859
やって来たのは少女剣士さま!?>>860-861
全面協力のバレンタインのラプソディ>>871-872
愉快!痛快!寿司狂騒詩!>>873-877
ルナティック・スウィング!?>>878-879
スパイハッピーバースデイ>>880-881
スーパー☆アストルフォちゃん!>>886-887
髪の毛は人間の命らしい>>888-889
一頭身の人形とヒーロー>>890


「やってきた。」
音大生漫画家がスマブラ屋敷にやってきた。>>439-440
ロック・パンダがスマブラ屋敷にやってきた。>>634-636
生意気司令官がスマブラ屋敷にやってきた。>>653-654


「ぷよクエキャラで料理対決!」
その2>>10-16
結果発表>>22-25
オシオキ編>>32


「テストネタ」
テストネタ1>>443-448
テストネタ2>>455-462


「フルート実録」
フルート実録2>>1
フルート実録3>>173


「闇天使の“重責”の呪縛」
猫と踏切と闇天使>>208-209
恋したサックス>>212
一旦の別れ>>215-216
事件の波乱>>221-223
神様も止められない紅蓮の羽四つ>>227-228
ウサギランド出現>>231-234
“願い”の先>>238-244


「ブタのヒヅメ決着」
月長石と星の水晶と黄玉物語>>283-284
全ては「キミ」のため>>289
慕う気持ち、向上心と小さな籠>>292-293
夕焼けの空と曇りの空>>296-298
青空はいつでも夕陽を待っている>>301
ゾーアの覚醒>>307-308
未来への絆>>313-314
悲しみはここに置いて>>318-320
さようなら、ありがとう>>324-326
終わりの始まり>>331-332


「全国学生音楽コンクールでの絆」
夏の花の嵐>>564-565
紅葉からの条件>>568-569
圧倒的な表現力がボレロを貫く>>574-575
四葉宮高校との対面>>578-579
四葉宮高校とのアンサンブル対決!>>582-584
棟梁と魔人と黒音と>>587-589
黒音学園とのアンサンブル対決!>>592-594
それぞれの動向と彼女から手を引いて>>597-598
本来の音>>601-602


「天空のレビアッタでの激闘と決戦」
星の舞う庭>>609-610
ゆっくり回り始めた歯車>>611-615
秋のルビー、悲しみを歌いながら愛しさを>>616-619
激闘の瞬間ーーーときーーー>>620-621
兎蝶グラフィティ>>622-623
道化とスライムのレジリエンス>>626-628
悲しみよりも深く優しく>>629-630
No charge memorys>>631-632
これからの課題と目的>>633


「トランペッターのケロン人襲来!」
占いの結果のトランペットとウラハラとタママ>>747-748
純粋アンチテーゼ100%>>751-752
トランペットでのイリュージョン>>755-756
大切な人からくれた宝物>>759


「マリア・ザ・リッパーの行く末」
休息にトロイメライ>>841-842
White fox the Ripper>>843-844
マリア・ザ・リッパー!>>847-848


「ぷよクエ実録」
時空の旅人クリアまでの道のり>>254
マーベットの挑戦状日和>>270


「前後編」
旋律幻想曲>>56-58>>64-66
果てなき命の宴>>132-134>>139-140
フルートのショコラティエ>>151-152>>156-157
吸血鬼の赤き洗礼>>257-258>>261-262
オルガンストレッタ>>348-351>>356-360
秋のポケモンコンテスト!>>397-400>>405-406
愛と涙のサッカーバトル!>>533-535>>538-540
それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行>>762-764>>767-770
大切な思い出>>833-834>>837-838
ダイ山神話聖杯大戦>>862-866>>867-870
Composer:C>>882-883>>884-885
無垢なるアイの願い星>>891-895>>896-899>>900-905>>906-909(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「特別編5」
序章:八奇人>>94-95
第一章:わがまま>>101-102
第二章:見てきたもの>>107-109
第三章:夢涙>>115-117
第四章:絆>>121-122
終章:響く>>123-124


「特別編6」
序章:オーボエの王子様>>481-482
第一章:小さな店で>>486-488
第二章:シグレの覚醒>>492-495
第三章:目には目を、口撃には口撃を>>500-503
第四章:オーボエの涙>>507-509
終章:運命の奇妙な巡り合わせ>>510-511


「特別編7」
序章:始まりの約束>>718-719
第一章:デートの途中で>>722-723
第ニ章:すれ違い・・・?>>726-727
第三章:本当のこと、その本当の気持ち>>730-732
第四章:報復☆DEATH>>735-736
終章:日本までやってきた来客>>737-738

少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語(その2) ( No.830 )
日時: 2020/09/10 19:20
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

朝。ブラックはふと目を覚ますと、アイレーンとハンドレッコが来ていた!


ブラック「ん?・・・!?」
アイレーン「別に我らは怪しい者ではないのだ。ペイペインなら今朝食を作ってるのだ」
ハンドレッコ「しかし、よくもまあメイドが・・・」
ブラック「お前らは何者だ?」
アイレーン「我が名はアイレーン!BVLのギターボーカル、この世の闇を統べる者なのだ!」
ハンドレッコ「アタイはハンドレッコ。BVLのドラム担当でそこのマスターのミューモロイドなのさ」
ブラック「マスター・・・?」
アイレーン「まあ、ペイペインがそう名乗っておけと言うからな。まさかあのペイペインが子供とはいえ毛嫌いしていた男子を連れてくるとは!」
ブラック「?毛嫌い・・・?」
ハンドレッコ「あー、正確に言うならメイドがマスターに近づく輩は嫌ってるということ。そんなメイドが子供とはいえ男子を屋敷に連れてくるなんて本来ならアタイでもあり得ないことだよ!あのメガネ紫少年の影響はちょっと受けてるということかな・・・」
ブラック「・・・」


すると、彼らの話を聞いたペイペインがハンドレッコをたしなめる。


ペイペイン「ハンドレッコ、下らないことは申し上げないで下さい」
ハンドレッコ「あー、ごめんね;」
アイレーン「?ペイペイン、そのカゴは・・・」
ペイペイン「ああ、今日からバンド合宿ですよ。予定外ですが一人にしておいては可哀想ですからブラックもですが」
ブラック「な!?オレは行くとは言ってな・・・」
アイレーン「男だけどまだ子供だから一緒に付いていくのだ♪」
ブラック「ちょっ!?話を・・・」


そして合宿先の山。その山はオンレン兄妹の祖母が所有している山の一つであり、合宿の時はその祖母から貸してくれるのだ。


ブラック「山?」
アイレーン「そうなのだ。こんな時の合宿は山なのだ。おばあさまが合宿の際に貸してくれたのだ♪」
ハンドレッコ「さ、荷物を置きに行くよ」


その後にBVLがスタジオで今度のライブのための新曲作りのためにカンヅメをする中でブラックは先程ハンドレッコに言われた言葉を思い返していた。


ハンドレッコ『そんなメイドが子供とはいえ男子を屋敷に連れてくるなんて本来ならアタイでもあり得ないことだよ!』
ブラック(・・・男でも放っておけなかったということか。それはオレがまだ子供だと思っているから?・・・そういえば、あいつも男でも女でも関係ないと言ったな)
???『私が男でも女でも関係ない。ただマスターであるブラックとサーヴァントとして一緒にいたくて守りたいだけだ』
ブラック「・・・。あのメイドにあいつの面影が少し重なるなんてなあ・・・」


すると、ブラックの頬に冷たい感触がした!冷たいジュースを持ったペイペインだ。


ブラック「ひゃんっ!」
ペイペイン「こんなところに居続けたら熱中症になりますよ。あ、子供のあなたに合いそうなジュースを選びましたから」
ブラック「リンゴジュース・・・」


すると、ブラックはリンゴジュースを持ちながらペイペインに聞くように言う。


ブラック「・・・どうしてお前は、オレを助けたんだ?」
ペイペイン「・・・」


ブラックの問いにペイペインは沈黙をしてブラックは墓穴を掘ったように思う。


ブラック(やっぱり聞くんじゃなかった!そりゃあ、生かすか殺すかに思いーーーーー)
ペイペイン「・・・あの時倒れていたあなたが昔の私にそっくりだったからですよ」
ブラック「えっ」
ペイペイン「私はアイレーン様のご両親様が経営する財団に連れて行かれた元・実験体の闇麒麟族でした」
ブラック「嘘だろ;」
ペイペイン「連れて行かれる前は実験の繰り返しで、人と触れ合うことさえも許してはくれなくて、でも連れて行かれてメイドとして仕えることになった時にアイレーン様が何も偏見もなく接してくれたんです。だから、あなたが倒れていた時に「もしかしてとある組織に実験されてる?」と直感ながらに思いましたし、あなたの付けられた傷を見てからその組織に憤りを感じていました。だから昔の私によく似ていたあなたを守るために放っておけなかった。傷が治ればいつでも出て行っていいです。でも、これからあなたが帰る場所はあの組織ではなく私達の住む屋敷だと思いなさい。まあ、あのクソ七三メガネと同じことを言うようで私がムカついてると感じますが、私達はあなたを歓迎します」
ブラック「・・・!あの、ありが・・・」


すると、ガサガサと茂みの音がした!気配に気付いたペイペインがブラックを守るようにして彼を背中にいさせ、スカートの中から隠し持っていた武器を構えた!


ペイペイン「誰です!?」
実験組織の研究者A「見つけたぞ!そこの実験体、大人しく組織に戻れ!」
ペイペイン「はぁ!!?」


すると、ペイペインがブラックを捕らえに来た研究者達に反論する!


ペイペイン「この子はお前らの実験体ではない!ただの人間の子供だから大人しく諦めろ!」
実験組織の研究者B「うるさい!女であろうと容赦しねーぞ!(火炎放射器でペイペインに攻撃する」
ブラック「!!やめろ!!やめてくれ!!」


ペイペインは火炎放射器で髪の毛を燃やされかけたが、それでも少しの火傷を負いながらも立ち上がる!


ペイペイン「・・・お前らなんかに、この子は死んでもやらん!!」
実験組織の研究者C「てめぇ・・・!「もしもし、こちら警察か?」


すると、研究者達が横を見やると、スマホで警察に通報していたアイレーンと自身に内蔵されていたカメラ機能で撮っていたハンドレッコがいた!彼らは現場の一部始終を見ており、証拠を残すために立ち上がったのだ・・・!


アイレーン「こちらうちのおばあさまが所有している山なのだ、今うちのメイドが男達に襲われてるから今すぐ来るのだ!ハンドレッコ、ちゃんと撮っているか?」
ハンドレッコ「当たり前だよ、こちとら情報収集してるよ!」
アイレーン「そこの貴様ら!今のはバッチリ見てるからな!逃げても無駄なのだ!」
実験組織の研究者D「クソォ!!そこのミューモロイドをよこせ!!」
ハンドレッコ「!」
ペイペイン「ハンドレッコ!アイレーン様!」


すると、ペイペインの目の前に花が散らした。その花を散らした剣技は研究者達を攻撃する!それを見たペイペインは男か女かわからない人物に戸惑う。


ペイペイン「あなたは・・・?」
???「私が見えてるのか。うちのマスターが世話になったね。悪い奴だったら引き離そうと思ったけどね」
ペイペイン「何を言ってーーーーー」
ブラック「デオン!」


すると、ブラックはデオンと呼ばれた人物に抱きつく!デオンは優しく微笑みながら言う。


デオン「ただ一人の大切なブラックのことを迎えに来たんだ。あの魔法陣を見たからもしかしてと思ってね。さて、そこのメイド、私と共闘はできるかな?」
ペイペイン「できます!」
デオン「OK!じゃあ、攻撃開始!」


そしてペイペインとデオンはその研究者達に究極の攻撃をする!その研究者達は二人の攻撃を読みきれず、ただ大ダメージを受けるばかりであった・・・!






そのあと、ハンドレッコがカメラ機能で撮った動画とブラックが付けられた傷などが証拠となって研究者達は警察に逮捕された。デオンはBVLに謝りながら言う。


デオン「勝手な真似をしてすまなかった。これ以上キミ達の迷惑にはならないようにブラックと一緒に行くから」
ブラック「・・・ああ」


デオンとブラックが立ち去ろうとしたが、ペイペインはそれを遮るかのように言う。


ペイペイン「待ちなさい!迷惑なんて思ってないですよ。ただ、・・・あなたは男でも女でもなさそうな感じでしたし、せめてものあの実験組織が本格的に壊滅されるまでは私達の屋敷で一緒に暮らしたらどうですか?」
アイレーン「私はそれでも構わないのだ!」
デオン「えっ!?いいのか?私は一介のサーヴァントだぞ!」
ハンドレッコ「サーヴァント?あんたの言ってることは今はわからないけど、あんたは人間の姿をしている。だから、メイドが許可を取っている限り大丈夫だよ。あまり暴れたら追い出すだろうけどね」
ブラック「BVL・・・」
デオン「・・・」


すると、デオンはBVLに跪き、これにBVLは戸惑う。


ペイペイン「なぜに跪いているんですか?そんなことしなくてもいいと」
デオン「いえ、せめてものお礼と挨拶としてこうさせてくれ。ーーーーーよろしくお願いします!」
アイレーン「ブラック、デオン、よろしくなのだ!」


BVLはブラックやデオンと打ち解けた。まるで数奇な運命を辿るかのようだが、この時のBVLはまだ知らなかった。デオンがサーヴァントであること、サーヴァントの詳細、そしてそのサーヴァントに関して波乱が待ち受けていることに・・・。






その数日後、ブラックはデオンと一緒に買い出しに出かけていた。ペイペインに頼まれたおつかいだ。


ブラック「せめてもの手伝わせろと言ったが、こんなおつかいだけでよかったのか?」
デオン「まあまあ、そんなこと言わずに買うものは買って行こーーーーー」


すると、デオンはある人物を見かけた。サクソンことエージェントのサーヴァントであるサンソンだ。


デオン「サンソン・・・?(バカな。彼がなぜこの世界に・・・!?」
ブラック「?」


すると、ブラックはサンソンと合流したエージェント一行を見かけた。ブラックはその一行の中に一人だけ覚えがある人物を見かけた。それはーーーーー






ブラック「ーーーーープロキオン・・・?」






もう一つの物語へ続く






感想OK

Re: 日常日和。4 ( No.831 )
日時: 2020/09/18 23:11
名前: ネオイクス (ID: 3oxnBTDH)

ネオイクス「今回は少年戦士ブラックとペイペインのお話ですね。アイレーンに仕えてるペイペインもブラックと同じ実験体だったんだ・・・。」
アリシオン「そういえば、アビゲールって確か、兵器として生み出された人造モンスターだよね。」
アビゲール「ああ。あの研究者たち、ブラックに対して酷い仕打ちを与えていたようだな。そのうえペイペインにも容赦なく火炎放射器で攻撃するとは、奴らはゴキブリ以上人間以下、いやゴキブリ以下としか言いようがない。ブラックを助けに駆けつけたサーヴァントのデオンのおかげでペイペインたちは助かって、ハンドレッコが撮った動画とブラックがつけられた傷が証拠となって研究者たちは逮捕されて一安心だな。」
アリシオン「うん。サンソンとアレキサンダーだけじゃなく、セイバークラスのサーヴァントのデオンまで出てきちゃったよ・・・。」
ネオイクス「研究者たちの逮捕後は実験組織が完全に壊滅するまでブラックとデオンはアイレーンの屋敷に住むようになったけど、お使いの最中にエージェントたちの中にサンソンとプロキオンを見かけたみたいだね。次はもう一つの物語になるけど、どうなるのかな・・・。それでは、次回も楽しみにしてます。」

コメント返し! ( No.832 )
日時: 2020/09/23 19:47
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

〉ネオイクスさん
実はペイペインの実験組織にいた設定は公式の設定みたいなんですよ。ゴキブリ以下の研究者達は逮捕されましたが、ペイペイン達を助けに来てくれたセイバーのサーヴァントであるデオンがようやく初登場しました!ラストを含めて次の話がどうなるか次回もお楽しみに!

大切な思い出(前編)(その1) ( No.833 )
日時: 2020/09/23 19:50
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回は久々の前後編です!前回からの続き物。
大切な思い出とは言いますが、時にはそれを置いて自分の足で歩かないといけないとは思うのでしょうか?






とある日のエージェント達が住む屋敷。エージェントはサンソンことサクソンが料理を作る音で目を覚ましていた。サクソンは彼に気付く。


サクソン(サンソン)「おはようございます、エージェント様」
エージェント「おはよう・・・って、いい加減に様付けで呼ぶのはやめろよな;」
サクソン(サンソン)「自分のマスターですので。アレクにもそう言うように叩き込みますが」
エージェント「いや、叩き込まなくていいよ;アリシア達を起こすためにお前が提案したアレやっておく」
サクソン(サンソン)「好きにして下さい」


エージェントは屋敷の階段からの屋根の上に立ち、フルートを構える。彼はいつもの快晴のまだ暑さが残る青空の下でアリシア達を起こすために吹く。


BGM:エージェントのフルートソロ版ハトと少年


そのエージェントのフルートソロを聞いたアリシア達が次々と目を覚まして起きる中で彼らは自分達のそれぞれの部屋の前にある階段から降りる。その曲が終わった後にサクソンは広々としたリビングに来た彼らに朝の挨拶をする。


サクソン(サンソン)「おはようございます。朝食の準備はできましたよ」
プロキオン「おはよー。今日の朝食、焼き食パンの目玉焼き乗せとローストビーフサラダとイチゴのヨーグルトだね」
ベリー「イチゴ大好きー!」
アリシア「ローストビーフサラダに嫌いな玉ネギがある・・・;」
サクソン(サンソン)「アリシア様。好き嫌いすると身体に良くありません。大人しく食べなさい」
アリシア「うーん・・・サンソンがいつものやつやってくれたら食べる」
サクソン(サンソン)「全く仕方ないですね・・・」


すると、サクソンはエージェントのポスターをアリシアの前に見せてそのポスターには「好みのタイプは玉ネギをちゃんと残さずに食べる人かな」のセリフ付きの吹き出しの文字が書かれてあった!


アリシア「いただきまーす!(嫌いな玉ネギをガツガツと食べる」
サクソン(サンソン)「もうこれはやめたいですね・・・」
アレク「サンソン、ファイトだよ!」


その後にエージェントと合流した後はエージェントとアリシアとベリーは仕事や学校の身支度をして屋敷を出た!


エージェント「じゃあ、行ってくる!」
アリシア&ベリー「行ってきまーす!」
アレク「行ってらっしゃーい」


彼らを見送った後はサンソンとアレクとプロキオンとフルシュが屋敷内の部屋を掃除する中でサンソンは言う。


サンソン「そういえば、プロキオン君は学校に行かなくていいのですか?」
プロキオン「来月から星ノ宮学園初等部に編入が決まってるよ」
サンソン「ああ、なるほど」


すると、屋敷内のインターホンが鳴った。アレクはドアを開けた。


アレク「エージェント宛の荷物かな?はーい」


すると、アレクが開けるとそこにはブラックがいた。ブラックを知らないアレクは戸惑う。


アレク「あの、キミ、どちら様?」
ブラック「・・・ここにプロキオンという奴はいるか?」
アレク「プロキオン?ちょっと待ってて今すぐ呼ぶ!プロキオーン!」


アレクはプロキオンを呼んで彼がその場に駆けつけるとブラックの方をじっと見る。


アレク「キミ、友達が来てたよ。ほら、あいさ・・・」
プロキオン「あの、どちら様?」
アレク「えっ;」
ブラック「・・・」


ブラックが無言でその場から立ち去ると、アレクはブラックの纏う雰囲気に何かを感じながらプロキオンの発言に戸惑っていた。


アレク「あっ;(今あの子からサーヴァントの匂いがしたんだけどなぁ」
プロキオン「アレクさん、結局何だった?」
アレク「キミ、本当に何も知らないのかい?」


一方、ブラックは自身のサーヴァントであるデオンに今朝のことを報告していた。デオンは言う。


デオン「えっ、じゃああの子はブラックのことは何も覚えていないのかい!?」
ブラック「・・・ああ」


すると、二人の前にある人物が降り立った。珠黄泉族の副頭領のチーママ・マホだ。


Cマホ「あら?まだ決めかねているのね。アレを使うこと」
ブラック「!」
デオン「・・・またキミか。何度も言うが、これ以上ブラックに付き纏うのは・・・」
Cマホ「そう。でも、ブラックにこれだけは言わせてもらえないかしら?」


すると、Cマホはブラックに耳打ちをしながら言う。


Cマホ「あなたも昔はかつてのプロキオンと同じような扱いを受けながらあの頃に戻りたいと思ってるんじゃないのかしら?」
ブラック「・・・」
Cマホ「まあ、どう決めるのかはあなた次第よ。私がもう一度現れるまで返事を期待してるわ」


そう言ってCマホは立ち去った後にデオンは彼女に訝しげな表情を浮かべながらブラックの方を横目で見ていた・・・。


プロキオン「〜♪」


その翌日、プロキオンはサンソンことサクソンと一緒にお使いに出ていた。サンソンがシチューを作るからその材料を買うためだ。


サクソン(サンソン)「シチューは聞いたことないですが、こんな材料だったんですね」
プロキオン「元々はシチューはこんな感じだよ。そういえば、サンソンさんとアレクさんはシチューを知らなかったね」
サクソン(サンソン)「でも、あやクルさんが作り方を教えてくれましたし、なんとかなると思いますよ。ーーーーーあ」


すると、サンソンとプロキオンは何かを探しているような様子のブラックを見かけた。サンソンが声をかけた。


サクソン(サンソン)「ぼっちゃん、どうしました?」
ブラック「誰がぼっちゃんだ!あっ」
プロキオン「?キミ、こないだの!あっ」


すると、プロキオンはブラックの服に隠れて首にかけている木製のネックレスを見た。


プロキオン「そのネックレス、木製にしては素敵だね!ボクも付けてみたいな!」
ブラック「!!」


すると、ブラックは何かを察したのかその場から立ち去った!


プロキオン「あっ!待ってよ!」
サクソン(サンソン)(あの少年、サーヴァントの匂いがしているような・・・?)


一方、待っていたデオンのところに逃げたブラックにデオンは声をかけた。


デオン「ブラック。だいじょう・・・」






プロキオン『はい、木製のネックレス!木製のネックレスは地味だけど、未来への希望も含まれてるんだよ!』






ブラック「・・・プロキオン。どうして覚えてないんだ・・・?」
デオン「ブラック・・・」


すると、そんな彼らの前にCマホが現れた!彼女はブラックに声をかけた。


Cマホ「どう?返事は考えたかしら?今更断るとか「決めた」
ブラック「オレは・・・決めた。オレはあんたの言ってたアレを使う・・・!」


ブラックの返事にCマホはニヤリと笑いながら言う。


Cマホ「わかった。じゃあ、使い方は説明するわ。ーーーーー」

大切な思い出(前編)(その2) ( No.834 )
日時: 2020/09/23 19:52
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

エージェント「は!?最近プロキオンに会いにくる奴がいる!?」


一方、エージェント達が住む屋敷ではエージェントがサンソンからブラックのことを聞いて知った。サンソンは言う。


サクソン(サンソン)「そうです。プロキオン君も嫌がってはいないようですし、ですが・・・」
エージェント「?なんだ?」
サクソン(サンソン)「・・・これは彼らの前では言えないことですが・・・」


すると、サンソンは一緒に絵本を読んでいるプロキオンとアリシアとベリーを見る。そんなサンソンの雰囲気に気付いたのかエージェントは言う。


エージェント「もしかしてなんかこいつらの前では言えないような下ネタがあるのか?」
サクソン(サンソン)「誰もそんなこと言いませんよっ;」


すると、ドアを破壊されたような音がした。彼らが振り向くと、そこにはアレをCマホから入手した上でドアを破壊したブラックだ!


ブラック「オレはオレの目的を果たす。それだけだ」
アレク「あっ、キミ、昨日の・・・!」
サクソン(サンソン)「アレクも会ったんですか?」
フルシュ「それよりも見て下さい!この子はとてつもない怪力の持ち主です!」
アリシア「フルシュは黙ってて!!」
エージェント「つか、お前がサンソンの言ってた奴か!?」


エージェントの問いを無視してブラックはアレをプロキオンにかけた!それは見た目はよくある香水のようだ。


ベリー「プロキオン君!!」
ブラック「プロキオンが目を覚ましたらオレを思い出してこっちの方に行くだろうがな。こんな忌まわしいスパイの方から!!」


すると、ブラックはエージェントをかなりの威力で蹴る!エージェントはその蹴りの強さのあまりに気を失った・・・。






誰だ?お前は気付いたらオレの前にいた。それにオレがいたのは水場で下手したら溺れちまう。


プロキオン「ねえ。もしかして起きてる?」


お前はオレの前に遺伝子操作で完成され成功した第一号のーーーーー


プロキオン「よかった!やっと目を覚ましてくれた!先生、目を覚ました子がいたよー!」


遺伝子操作の成功例の第二号として目を覚ましたオレはお前に引きずられて先生と呼ばれた人のところに行く。そこには白衣の姿をした男がいた。


プロキオン「ヴァイス先生、ボクの前にやっと目を覚ました子がいたよー!」
ヴァイス「ああ、それはよかった。はじめまして、自分の名前はわかるね?」


オレはヴァイス先生と呼ばれた男の問いにうなずく。ヴァイス先生は言う。


ヴァイス「それはよかった。慌てることはない、確かにここは非道な研究者達が多いが、私はキミ達の味方だよ。よろしく、ブラック」


ブラックと呼ばれたオレはまず最初の試みが行われ、プロキオンとともに過酷なある実験に耐えてきた。でも、別に辛くはなかった。ヴァイス先生やプロキオンが味方でいてくれたから。ヴァイス先生は優しい。時には絵本を読んだり、秘密の部屋に入らせてくれたりした。
しかし、そのような穏やかな日々は長く続かなかった。それを知らなかったオレとプロキオンはいつも通りにヴァイス先生のところに向かったが・・・


プロキオン「ヴァイス先生、絵本読んでー!」
ブラック「?いないな。ヴァイス先生、仕事かな・・・」


オレ達はヴァイス先生を別の研究室に探しに向かったが、そこにはたくさんの研究者達がいた。


ブラック「おい。ヴァイス先生はいないか?」
研究者A「ああ、ヴァイスなら・・・」






研究者A「逃げたよ」
プロキオン「えっ・・・?」






研究者B「ヴァイスはなんでもキミ達のサーヴァントのマスター実験に反対意見が出たらしくて、それで追放しようとしたら勝手に逃げたんだ。未来のマスター候補にあいつのような人間らしい研究者は必要ない」
ブラック「未来の・・・マスター・・・?」


それからオレとプロキオンの地獄の日々は始まった。ある時はずけなく扱われたり暴言を浴びせられたり恐怖を感じ取られたりしていた。そのような日々の中でもプロキオンは言う。


プロキオン「みんなヴァイス先生のこと誤解してるだけだよ。だから、大丈夫だよ・・・」


プロキオンはいつもオレを励ましてくれた。オレが泣いた時は一緒に寄り添ってくれた。でも・・・


研究者C「もうプロキオンからデータは取れないな」
研究者D「お払い箱ってことか・・・」


研究者達はそう噂していた。そしてオレはその中の研究者からある事実を告げられた。


研究者E「プロキオンの記憶を消して彼はとある夫婦の家に引き取ってもらう」


ーーーーー今なんて言った?プロキオンの、今までの記憶を消す?オレとの出来事を消すだと?いやだ!!プロキオンは渡さない!!記憶を消しさせない!!
オレはその後にずっと泣いていた。


ブラック「なんでだよ・・・!なんで・・・!」


すると、とある声があった。プロキオンだ。


プロキオン「ブラック」
ブラック「!プロキオン・・・」
プロキオン「大丈夫、ブラックならできる。それに、ほら」


すると、オレはプロキオンに何かを首にかけられた。木製のネックレスだ。


プロキオン「はい、木製のネックレス!木製のネックレスは地味だけど、未来への希望も含まれてるんだよ!ヴァイス先生が出る前の時に教えてもらったんだ!」
ブラック「・・・プロキオン・・・!!」


オレはさらに泣いた。そしてその後に決意した。絶対に未来のマスター候補としてサーヴァントを召喚してやる。プロキオンに、もう一度会うために・・・。






そこでエージェントは涙を流しながら目を覚ました。今までの組織でのブラックとプロキオンの出来事は全て夢だったが、同時に彼らの過去の出来事でもあった。


サクソン(サンソン)「気が付きましたか」
エージェント「!サンソン!あの子供は!?」
サクソン(サンソン)「逃げられました。ですが、あの子は・・・ブラック君はプロキオン君に使ってはならないものを使ってしまったんです」


すると、サンソンはブラックがプロキオンにかけたあの香水のことを説明する。


サクソン(サンソン)「記憶の香水。一見は攻撃性はないですが、かけられたら忘れていい記憶も思い出させてしまうものなんですよ。ブラック君があの香水をどうやって手に入れたのかはわかりませんが、おそらくは誰かから譲り受けたものだったのでしょう。記憶の香水の入手経路は容易ではないですから。しかしながら記憶の香水の効果をなくすことはできます。その方法を今から探しに行きますが・・・」
プロキオン「いいよサンソンさん」


すると、隣にいたエージェントはプロキオンの雰囲気が変わっていることに気づく。


プロキオン「ボク・・・なんで忘れてたんだろう。そんな大事なことを今までずっと忘れていたなんて」
エージェント「プロキオン・・・?」
プロキオン「みなさん、今までよくしてくれたのにごめんなさい。ですが、ボクは・・・ブラックのそばにいるために行きます!」


すると、プロキオンがニャオニクスのルトとサリーを置いて屋敷を出て行ってしまう!


エージェント「プロキオン・・・!!」


一方、BVLの屋敷では彼女達は夕飯の前に一緒に食べるためにブラックとデオンの帰りを待っていた。


アイレーン「ブラックとデオン、遅いのだ〜」
ハンドレッコ「マスター、しょうがないけど今は待とうよ」


すると、インターホンが鳴っていたことをペイペインが気付く。


ペイペイン「はい。二人とも、おかえりなさいませ・・・」


すると、ペイペインはブラックの隣にいるプロキオンに気付く。


ペイペイン「あなた、ブラックのどなたですか?」
プロキオン「ボクは・・・ブラックの友達です」






後編に続く・・・!






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