二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。4
日時: 2022/12/14 20:01
名前: 桜 (ID: V1z6MgX2)

新しい日常日和。4に来て下さりありがとうございます。このたび前の掲示板のデータがいっぱいになったことにより後継掲示板で日常日和。を4として再開することになりました。なのでブタのヒヅメとの戦いやぷよクエ実録も今後はここですることになります。それでも私は変わらないし変わるつもりもありませんので見ていただければ幸い!


「目次」


「短編」
多才のわらじ>>1-2
賢者大作戦!>>38-43
成りすましアラビア二番手>>49-50
ツキノちゃんと孤高な天騎士さん>>73
サックスとリンゴ>>78-79
恋愛裁判地獄絵図>>85-89
Ai:birthday>>146-147
可愛い可愛いメイドさん>>177-179
栄光の天騎士ロード>>183-190
隠しの天才>>196-197
疑惑のラブレター>>203-204
悪魔さんの歌と少女のオーボエ>>248-249
2番手vsローティーン共の大戦争>>265-267
フルートの約束>>276-278
海水浴での休暇>>338-342
ふうりんアフェットゥオーソ>>365-369
月光の進化と共に>>374-377
王ドラ、イーブイ達を拾う>>382-383
とっておきのうた>>389-392
ある日降り立ったウーベルチュール>>410-411
学☆芸☆会☆大☆騒☆動>>415-416
サウンド・ショウ・タイム>>420-421
大量の楽器紛失事件>>425-429
龍笛を巡る運命(さだめ)>>434-435
今時の温泉パークはプールも付いているらしい>>451-452
トラブルな仙女!>>467-468
影の怪盗と妹の姫君と操りのポケモン>>471-475
お花見は時に危険なこともあるらしい>>478
争奪のシナリオ>>515-519
Nebula from Sunny>>522-525
勘違いにご用心!>>528-530
舞い降りた花>>543-545
桜版裸族による裸族のための講座2>>548-550>>552-553
解き放たれた恋愛のもつれ>>558-561
8月31日のポルックス>>605-606
月下の明かりの下で>>607-608
Flying to you>>637
ロックパンダは騒動がお好き!?>>638-639
オーボエはギネスブックになるほど難しいらしい>>640-642
ファゴット・ミッション!>>643-646
アリシアと魔法のエメラルドの腕輪>>649-650
Nostalgie Voice>>651-652
雑草達のそばにあるキレイな二輪花>>655-656
薔薇とリンゴとトロンボーンとモノクルの香り>>657-658
狐をめぐるもつれ>>659-660
乙女のカメラ対決!?>>661-662
主の居ぬ間に洗濯!?>>663-671
Mysterious Days>>672
オトナになったもん!>>673-675
若頭と雅楽師と笛と>>676-678
ニュージーランド劇場に参加しまショー!>>681-685
北海道inアンサンブルコンテスト>>686-687
髪は男女ともに命らしい>>688-689
ジャパンの侍犬魂>>690-691
没ネタ2本立て>>692-694
大騒ぎなお嬢様参観日>>695-696
ロックパンダとの別れの時>>697
薔薇色の狙撃>>698-700
嬉し恥ずかし修羅場>>701-704
とある日の海水浴事情>>705-707
NOBUNAGA to visit shores>>710-712
カメラにご注意を>>715
ドタバタ☆アクション!>>741-744
いつの世も儚きや>>773-774
クリスマス☆ラブパニック!>>777-778
森の女王様と闇の美少女と花の魔導師>>781-783
違う時代からの流通者>>787-788
ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜>>794-795
アンダーノースザワでの出会い>>802-804
生徒会番長の苺の裏事情!>>808-811
初夏の露呈式!?>>815-818
天の川の天から舞い降りた落とし子>>822-823
ラブナの隠されたとある秘密>>826
少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語>>829-830
ラブっとvTORIスティック>>849-850
アムール☆トリップ>>854-857
日本のライブではハープやチェロも採用されるらしい>>858-859
やって来たのは少女剣士さま!?>>860-861
全面協力のバレンタインのラプソディ>>871-872
愉快!痛快!寿司狂騒詩!>>873-877
ルナティック・スウィング!?>>878-879
スパイハッピーバースデイ>>880-881
スーパー☆アストルフォちゃん!>>886-887
髪の毛は人間の命らしい>>888-889
一頭身の人形とヒーロー>>890


「やってきた。」
音大生漫画家がスマブラ屋敷にやってきた。>>439-440
ロック・パンダがスマブラ屋敷にやってきた。>>634-636
生意気司令官がスマブラ屋敷にやってきた。>>653-654


「ぷよクエキャラで料理対決!」
その2>>10-16
結果発表>>22-25
オシオキ編>>32


「テストネタ」
テストネタ1>>443-448
テストネタ2>>455-462


「フルート実録」
フルート実録2>>1
フルート実録3>>173


「闇天使の“重責”の呪縛」
猫と踏切と闇天使>>208-209
恋したサックス>>212
一旦の別れ>>215-216
事件の波乱>>221-223
神様も止められない紅蓮の羽四つ>>227-228
ウサギランド出現>>231-234
“願い”の先>>238-244


「ブタのヒヅメ決着」
月長石と星の水晶と黄玉物語>>283-284
全ては「キミ」のため>>289
慕う気持ち、向上心と小さな籠>>292-293
夕焼けの空と曇りの空>>296-298
青空はいつでも夕陽を待っている>>301
ゾーアの覚醒>>307-308
未来への絆>>313-314
悲しみはここに置いて>>318-320
さようなら、ありがとう>>324-326
終わりの始まり>>331-332


「全国学生音楽コンクールでの絆」
夏の花の嵐>>564-565
紅葉からの条件>>568-569
圧倒的な表現力がボレロを貫く>>574-575
四葉宮高校との対面>>578-579
四葉宮高校とのアンサンブル対決!>>582-584
棟梁と魔人と黒音と>>587-589
黒音学園とのアンサンブル対決!>>592-594
それぞれの動向と彼女から手を引いて>>597-598
本来の音>>601-602


「天空のレビアッタでの激闘と決戦」
星の舞う庭>>609-610
ゆっくり回り始めた歯車>>611-615
秋のルビー、悲しみを歌いながら愛しさを>>616-619
激闘の瞬間ーーーときーーー>>620-621
兎蝶グラフィティ>>622-623
道化とスライムのレジリエンス>>626-628
悲しみよりも深く優しく>>629-630
No charge memorys>>631-632
これからの課題と目的>>633


「トランペッターのケロン人襲来!」
占いの結果のトランペットとウラハラとタママ>>747-748
純粋アンチテーゼ100%>>751-752
トランペットでのイリュージョン>>755-756
大切な人からくれた宝物>>759


「マリア・ザ・リッパーの行く末」
休息にトロイメライ>>841-842
White fox the Ripper>>843-844
マリア・ザ・リッパー!>>847-848


「ぷよクエ実録」
時空の旅人クリアまでの道のり>>254
マーベットの挑戦状日和>>270


「前後編」
旋律幻想曲>>56-58>>64-66
果てなき命の宴>>132-134>>139-140
フルートのショコラティエ>>151-152>>156-157
吸血鬼の赤き洗礼>>257-258>>261-262
オルガンストレッタ>>348-351>>356-360
秋のポケモンコンテスト!>>397-400>>405-406
愛と涙のサッカーバトル!>>533-535>>538-540
それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行>>762-764>>767-770
大切な思い出>>833-834>>837-838
ダイ山神話聖杯大戦>>862-866>>867-870
Composer:C>>882-883>>884-885
無垢なるアイの願い星>>891-895>>896-899>>900-905>>906-909(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「特別編5」
序章:八奇人>>94-95
第一章:わがまま>>101-102
第二章:見てきたもの>>107-109
第三章:夢涙>>115-117
第四章:絆>>121-122
終章:響く>>123-124


「特別編6」
序章:オーボエの王子様>>481-482
第一章:小さな店で>>486-488
第二章:シグレの覚醒>>492-495
第三章:目には目を、口撃には口撃を>>500-503
第四章:オーボエの涙>>507-509
終章:運命の奇妙な巡り合わせ>>510-511


「特別編7」
序章:始まりの約束>>718-719
第一章:デートの途中で>>722-723
第ニ章:すれ違い・・・?>>726-727
第三章:本当のこと、その本当の気持ち>>730-732
第四章:報復☆DEATH>>735-736
終章:日本までやってきた来客>>737-738

コメント返し! ( No.211 )
日時: 2017/04/05 21:16
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

〉きらりさん
今回からは闇天使主体のお話でまずはニナ編でした。ニナの過去は我ながら辛すぎる・・・;次回からはレガさんことレガムント編が始まりますのでお楽しみに!

恋したサックス ( No.212 )
日時: 2017/04/05 21:20
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はレガさんことレガムントの桜オリジナルの過去です。・・・前回に引き続き結構好き放題に書いているので苦手な方はバック;






ハルトマン「もしかして「あの人」のこととツキノちゃんを同一視してない?」


ハルトマンの問いにレガは言葉を詰まらせながら言う。


レガ「・・・何を言ってるのか、分からんな」
ハルトマン「・・・レガムントって、何考えてるの?」
レガ「お前だってあるだろう。人に言えない秘密ぐらいは」


レガはそう言って先に飛ぶ。一方、ツキノはレガのことを待っていた。


ツキノ「レガさん、まだなのかな?」


すると、ツキノはレガの姿を見かけ、彼に喋りかける。


ツキノ「!レガさん!おかえりなの・・・」
レガ「・・・(スッとツキノを通り過ぎる」
ツキノ「!?レガさん、どうしたの!?」
レガ「来るな。もう・・・今は少しほっといてくれ・・・」


レガの言葉にツキノは自分が悪いのかと悩む。そんな様子を見たヤイバはサックスの練習中であるレガを尋ねる。


ヤイバ「レガ。開けるぞ」
レガ「・・・」
ヤイバ「お主、ツキノに恋していたはずなのに何故に避ける?見ての通り、お主の想いは故にみなにバレバレである。それでツキノに気遣って・・・」
レガ「違う!・・・。・・・違う。ツキノは悪くない。悪いのは全部俺なんだ。もうずっと俺が悪いと思っているから」
ヤイバ「えっ・・・?」
レガ「・・・今はサックスの練習中なんだ。飯はいらないと、アンゼリカに伝えてくれ」


ヤイバはそう言われ門前払いをされる。一方、ツキノはレガのためにサックスの短い練習曲を書いていた。もうすぐ完成するところだ。


ツキノ「えーっと、これはこうして、なの・・・」
ゼオ「ツキノ?お前も今から作曲?」
ツキノ「ゼオさん。これ、クリクリの曲じゃないの。実はレガさんにこの曲作ろうとしたら、本人にちょっといろいろあって・・・」
ゼオ「あー、レガも忙しいから疲れてるんじゃないか?」←恋愛に関して鈍感
ツキノ「そうなの?後でちゃんと謝るの!」


レガのことでゼオに相談する一方、レガは流石に言い方がきつ過ぎたと思い、ツキノに謝ろうとしていた。


レガ(・・・流石に言い方がきつ過ぎた;ヤイバにもツキノにもちゃんと謝らないと・・・ハルトマンのせいだな;)
エミリア「レガムントちゃんっ」
ゾフィス「レ〜ガム〜ント〜♪」
レガ「珍しい組み合わせだな」
エミリア「ニナちゃんからゾフィスちゃんを預かれって言われたのよ。ツキノちゃん、迎えに来たの?」
レガ「心を読むな」←図星
エミリア「読まなくても漏れてるわよ;」
ゾフィス「?」
エミリア「ゾフィスちゃん、どうしたの?」
ゾフィス「今は見ない方がいいかも〜♪」
レガ「えっ?」


レガが見ると、そこにはツキノがゼオに相談している姿だった。ツキノはただ相談しているだけだが、レガはバンとドアを開ける!


ツキノ「レガさん!」
レガ「・・・何してたんだ?」
ゼオ「いや?ツキノが相談乗れって言うから・・・ついでに」
ツキノ「ゼオさん!レガさんには言わないで欲しいの!」


すると、ゾフィスがレガにそっと耳打ちする。


ゾフィス「・・・レーダーちゃんの言う通り互いにそんな感情はなくてもツキノちゃんとゼオ君、すごく仲がいいんだね」
エミリア「ゾフィスちゃ・・・!」
レガ「・・・っツキノ、行くぞ!」
ツキノ「えっ?引っ張らないでなのレガさん!」


嫉妬したレガがツキノを連れて出て行った後、ゼオは言う。


ゼオ「・・・ゾフィス。今レガになんか言ったか?」
ゾフィス「え〜♪思ったこと言っただけだよ〜♪」
エミリア「・・・」


一方、レガはツキノを連れてある部屋に向かう。向かう途中にツキノは聞く。


ツキノ「レガさん?なんで怒るの?ゼオさん、優しいのに・・・」
レガ「・・・」


ツキノが無意識のうちにゼオを庇おうとすることにレガはツキノに壁ドンをする!レガは言う。


レガ「・・・他の男と仲良くできて嬉しいか?」
ツキノ「えっ?ゼオさんとはそんなんじゃないの。ゼオさんはププルさんと付き合ってるの」
レガ「・・・じゃあ、なぜあんな男と・・・」
ツキノ「えっ?何かあったの?」


ツキノの無意識の上目遣いにレガはもう何もできなかった。レガはツキノから離して言う。


レガ「・・・やめた。出直す」
ツキノ「えっ?」
レガ「大体勝つ要素がどこにもないことに薄々気付いてる。だが、絶対に越えてやる」
ツキノ「何がなの!?教えて!」






レガ「ツキノに近づく男達」






レガの言葉にツキノは驚く。そしてツキノは後にその言葉の意味を知り、顔を赤らめる。ぷよクエのユーリがツキノに話しかける。


ユーリ「・・・レガムントを心配してるんですか?」
ツキノ「あっ、ユーリちゃん(ポップンのユーリと同じさん付けは紛らわしいのでちゃん付け)!さっき、レガさんが・・・」
ユーリ「・・・あの、あなた達に何があったのかは聞きませんが、これは話していいかもと思いまして」
ツキノ「?」


一方、レガはあるビルの屋上で一人ツキノとのことで悩んでいた。ツキノへの恋愛感情のことだ。


レガ(あーあ、あそこで退いてどうするのだ。だが、ツキノを傷つけるわけにも行かん)
ハルトマン「レガムントー」
レガ「ハルトマン」
ハルトマン「どう?ツキノちゃんとは同一視してないこと」
レガ「・・・同一視はしていない。だから、怖いんだ」







ユーリ「ツキノさんの前世の女の子とレガムントの過去のことです」






続く・・・!






感想OK

Re: 日常日和。4 ( No.213 )
日時: 2017/04/05 22:35
名前: きらり星カービィ (ID: T2uN9H3j)

現在 エクエストリア キャンタロット キャッスル 王の間


プリンセスセレスティア
「トワイライトスパークル 世界の成績は
 いかがでしょうか? ルナ様」

プリンセスルナ
「結構良い成績を取っているのではないか!
 よくやっているな トワイライト」

プリンセスセレスティア
「そうですね これからの期待もしていますよ 更なる成長へ
 ではこのことを記録しておきましょう
 レガムントの過去ですね」

プリンセスルナ
「レガムントはツキノに近づく男性たちといって
 どこかへ行ってしまったようだ ツキノは心配する様子が見れたな・・・
 ユーリが話す言葉がちょっと気になるが 本当かは難しいところだ」


というわけで今回の話を語ったプリンセスルナたちでした♪
2つ目はレガムントの過去ですね。
レガムントはツキノに近づく男性たちを言って どこかへ行ってしまいましたね。
ツキノは心配する様子が見れましたが ユーリが話す言葉がちょっと気になりますね・・・。
次回はどうなるのでしょうか?楽しみにしています。
以上、きらり星カービィでした♪

コメント返し! ( No.214 )
日時: 2017/04/12 19:11
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

〉きらりさん
今回はレガさんことレガムントの過去編です。ツキノへの想い、そしてぷよクエのユーリが話すレガさんの過去とは・・・?お楽しみに!

一旦の別れ(その1) ( No.215 )
日時: 2017/04/12 19:16
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回でレガさんことレガムント編最後!次回からはあの青の闇天使編が始まりますのでお楽しみに!






ツースト(あいり、パティシエの学校みたいだし、ひとまずはサウンドワールドで時間を潰そう)←狼の耳と尻尾が生えたミューモンになる


すると、ツーストはゼオを見つける。彼は声をかける。


ツースト「おーい、ゼオ!」
ゼオ「ツースト」
ツースト「お前、こんなところで何してんだ?」
ゼオ「ツキノが書いた曲が忘れてたから、レガに届けようと思って」
ツースト「お前、本当その気がなくてもツキノにも優しいよなー」


すると、ツーストはレガとハルトマンを見つける。


ツースト「その建物の屋上にいるのはレガじゃ・・・!!」
ゼオ「ツースト!?どうした!?」


ーーー前世と現世は、たとえ魂が同じであっても、別人であることは変わらないのだ。たとえ似ていても、今までもこれからも。






ーーー今から100年ぐらい前のアメリカ。レガはかつての主人であった「サリア」という少女と恋愛関係はなくとも暮らしていた。レガが天界での戦いから帰って来た後、彼女は心配しながらも出迎えてくれた。


サリア「レガムント!どうしたのその傷!?」
レガ「なんでもない。・・・それよりも、サリアのサックスが聞きたい。それを聞けば俺は癒せる」
サリア「ーーーわかった。その代わり、レガムントも一緒にサックスを吹いてくれる?」


レガはそう頷き、帰って来てからレガはサリアとサックスの二重奏を吹くことが唯一の楽しみだった。そんなある日、レガはサリアのサックスの演奏会を聴く。無理はない、彼女はサックスのプロ演奏家なのだから。一緒にいたハルトマンは言う。


ハルトマン「・・・何か可愛いね、サリアちゃん。って、レガムント君・・・?」
レガ「綺麗だなぁ、サリア・・・このまま遠くに行ってしまうのだろうか・・・」
ハルトマン(あれ?レガムント君って、サリアちゃんのことーーー)


そんな冬の日のサリアの演奏会。レガはサリアの演奏会を終えたら、彼女に「あなたを想い続けます」という意味を込めたイタリアンホワイトの小さな花束を渡そうとしていた。すると、レガにハルトマンからのテレパシーがかかる。


レガ「何だ?」
ハルトマン「レガムント君・・・落ち着いて聞いて・・・!さっき、サリアちゃんがキミが待ってると思って走ったんだけど・・・その後に・・・」






ハルトマン「ば・・・馬車にはねられたって連絡がーーーーーー」
レガムント「!!!」






サリアは優秀な医師が懸命に治療をしたが、助からなかった。そしてそのサリアの葬儀の時、レガは轢き逃げ犯のことで怒り、当たり散らしていた。


レガ「轢き逃げ犯どこだあああああー!!!殺してやる!!殺してやる!!!殺してやる!!!!」
ハルトマン「レガムント君!!落ち着いて・・・!」


俺が待とうとしたから。俺が困らせたから。俺が心配させるようなことをしたから。どれだけ泣いても罪は消えない。大事なものはこんなにもいなくなってしまうのかーーー・・・!?
レガはサリアを亡くして以来誰とも馴れ合わない無気力な日々を過ごしていた。すると、偶然手違いで会ったツキノの笑顔を見てサリアの生まれ変わりだと気付いた。それ故にレガはまた自分から大事なものが消えて行くことが怖いのだ・・・。






ハルトマン「・・・それをレガムント君の過失だと言うのはあまりにも極端だよ」
レガ「・・・(首を横に振る)いや。あいつの亡骸を見た時、自分が自分じゃなくなりそうで怖かった。手にはイタリアンホワイトの花束を、握りしめて・・・」






レガ「この手は汚い!俺はおかしい心が冷たい!!」






レガが耳を塞ぐ中、すると・・・


ツースト「んなことでいちいち怖がるなーーーーー!!!(曲刀をギャグ風にレガの頭に投げつける」
レガ「!?(レガの頭が刺さる」
ハルトマン「えっ!?ツースト君!?」
ツースト「お前だって、ツキノとそのサリアは別人だと見抜いてるじゃねーか!!何を怖がる!!?」
ゼオ「おい、ツースト!きっとレガだって混乱して「それに」
ツースト「・・・俺もあいりと結ばれる前はお前とちょっと違うが、苦しかったからな・・・(ある写真を出す」
ゼオ「!?」


すると、ゼオとレガとハルトマンが見たのはツーストとその事故で亡くなったツーストの兄とその恋人のルリ。ルリはあいりとよく似た女性だ。


ゼオ「!これは・・・」
ツースト「・・・事故で亡くなった俺の兄貴とその恋人のルリ先生だ。ルリ先生は俺があいりと出会う前に想っていた人だ・・・」
ハルトマン「ツースト君!そんなに辛いなら話さなくても・・・」
ツースト「いいんだ。レガに言いたい。俺もあいりと出会って別人であることに気付いて苦しかったんだ。ルリ先生の代わりとして想っていいのかって・・・だけど、あいりはそれを受け入れてくれた。レガにも手遅れになる前にツキノにちゃんと想いを伝えるチャンスがある。それを決めるのはレガ本人だが、違うか?ツキノもお前がいなくなったら寂しいと思う。だって、お前といる時のツキノはいつもよりも楽しそうだからな」
レガ「・・・。俺が・・・ツキノに伝えたいこと・・・だが・・・」
ゼオ「レガ」


すると、ゼオはレガにツキノが作曲したサックスの練習曲の楽譜を渡す。ゼオは言う。


ゼオ「安心しろ。俺とツキノの互いにそんな感情はない。俺はププル一途だからな」
レガ「!・・・」


一方、ツキノは他のクリクリメンバーと一緒にMIDIハンバーガーを食べていた。しかし、ツキノは食欲がない。なぜならぷよクエのユーリにレガの過去を聞かされた上に言われたからだ。


ユーリ『私達はヤイバの魂を奪うのを止めさせる事を闇天使や天騎士の上層部に打診するために天界に帰りますよ。見送りたいのならどうぞ。・・・ただし、主人や友達としてではなく、女の子としてですよ。それができないのなら、もうレガムントのことはそっとしておいて下さいね・・・』


ツキノ「・・・」
ロージア「・・・。はい(食べてないポテトをあげる」
ツキノ「!」
ロージア「あげるわ」


ロージアの優しさにツキノは思わず気遣いさせてしまったと落ち込んだような微笑みを見せた。すると、店員がいろんな種類の大量のハンバーガーをツキノのところに運ぶ。


店員「お待たせしましたー!」
ツキノ「えっ!?頼んでな・・・」
店員「サービスですよ。食べてあげて下さい」
ツキノ「!」
ロージア「ツキノはレガさんの主人でしょ?バシッと言ってあげなさい!」
ホルミー「そうですよ!レガさんももう私達の仲間何ですから」
ジャクリン「そうやで!」
ツキノ「・・・!・・・うん!」


ツキノはそう言っていろんな種類の大量のハンバーガーを食べる。一方、レガは他の天騎士と一緒にヤイバの魂を奪うのを止めさせる事を上層部に打診するために天界行きの飛行船を待っていた。


レガ「・・・」


すると、ある人物の姿を見た。走ってきたツキノだ。


レガ「!」
マルス「レガムント」
ヴィオラ「おら達は先に乗るべ」


他の天騎士が飛行船に乗る中、ツキノはレガに対して謝る。


ツキノ「・・・ゼオさんとは本当に何もないの。ただそれで傷ついたなら謝るの。本当にごめんなさい・・・ツキノは・・・」
レガ「・・・みんな、お前のせいだ」
ツキノ「!・・・」


レガはその言葉の続きを言う。


BGM:Reminiscence






レガ「仲間を大切に思うようになったのも、サックスを続けたいと思ったのも・・・みんな、ツキノ(お前)のせいだ!」
ツキノ「!」






レガの涙を浮かべながらの本心の後、レガは飛行船に乗る前にあの練習曲を伝える。


レガ「・・・あのサックスの練習曲、よかったよ」
ツキノ「・・!」
レガ「俺達はお前の想いもヤイバの想いも踏みにじりたくないから」
ツキノ「!レガさん!」


レガは飛行船の入り口に入る中、ツキノに言う。


ヤイバ「・・・それを上層部に打診するために一旦は天界に帰る」
ツキノ「・・・そうなの」


そして飛行船の扉が閉まり飛行船が飛ぶ中、ツキノは飛んで行く飛行船に向かって走る。


ツキノ「レガさん!」


そしてレガは飛行船の窓を開き、初めて微笑みながらの涙を浮かべながら叫ぶ!


レガ「ツキノ!」
ツキノ「!レガさーん!!」
レガ「ツキノー!大好きだぁ!!!」


そして飛行船が空に飛び立つ中、ツキノは涙を浮かべながら言う。


ツキノ「待ってるの!ずっと!」


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