二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。4
日時: 2022/12/14 20:01
名前: 桜 (ID: V1z6MgX2)

新しい日常日和。4に来て下さりありがとうございます。このたび前の掲示板のデータがいっぱいになったことにより後継掲示板で日常日和。を4として再開することになりました。なのでブタのヒヅメとの戦いやぷよクエ実録も今後はここですることになります。それでも私は変わらないし変わるつもりもありませんので見ていただければ幸い!


「目次」


「短編」
多才のわらじ>>1-2
賢者大作戦!>>38-43
成りすましアラビア二番手>>49-50
ツキノちゃんと孤高な天騎士さん>>73
サックスとリンゴ>>78-79
恋愛裁判地獄絵図>>85-89
Ai:birthday>>146-147
可愛い可愛いメイドさん>>177-179
栄光の天騎士ロード>>183-190
隠しの天才>>196-197
疑惑のラブレター>>203-204
悪魔さんの歌と少女のオーボエ>>248-249
2番手vsローティーン共の大戦争>>265-267
フルートの約束>>276-278
海水浴での休暇>>338-342
ふうりんアフェットゥオーソ>>365-369
月光の進化と共に>>374-377
王ドラ、イーブイ達を拾う>>382-383
とっておきのうた>>389-392
ある日降り立ったウーベルチュール>>410-411
学☆芸☆会☆大☆騒☆動>>415-416
サウンド・ショウ・タイム>>420-421
大量の楽器紛失事件>>425-429
龍笛を巡る運命(さだめ)>>434-435
今時の温泉パークはプールも付いているらしい>>451-452
トラブルな仙女!>>467-468
影の怪盗と妹の姫君と操りのポケモン>>471-475
お花見は時に危険なこともあるらしい>>478
争奪のシナリオ>>515-519
Nebula from Sunny>>522-525
勘違いにご用心!>>528-530
舞い降りた花>>543-545
桜版裸族による裸族のための講座2>>548-550>>552-553
解き放たれた恋愛のもつれ>>558-561
8月31日のポルックス>>605-606
月下の明かりの下で>>607-608
Flying to you>>637
ロックパンダは騒動がお好き!?>>638-639
オーボエはギネスブックになるほど難しいらしい>>640-642
ファゴット・ミッション!>>643-646
アリシアと魔法のエメラルドの腕輪>>649-650
Nostalgie Voice>>651-652
雑草達のそばにあるキレイな二輪花>>655-656
薔薇とリンゴとトロンボーンとモノクルの香り>>657-658
狐をめぐるもつれ>>659-660
乙女のカメラ対決!?>>661-662
主の居ぬ間に洗濯!?>>663-671
Mysterious Days>>672
オトナになったもん!>>673-675
若頭と雅楽師と笛と>>676-678
ニュージーランド劇場に参加しまショー!>>681-685
北海道inアンサンブルコンテスト>>686-687
髪は男女ともに命らしい>>688-689
ジャパンの侍犬魂>>690-691
没ネタ2本立て>>692-694
大騒ぎなお嬢様参観日>>695-696
ロックパンダとの別れの時>>697
薔薇色の狙撃>>698-700
嬉し恥ずかし修羅場>>701-704
とある日の海水浴事情>>705-707
NOBUNAGA to visit shores>>710-712
カメラにご注意を>>715
ドタバタ☆アクション!>>741-744
いつの世も儚きや>>773-774
クリスマス☆ラブパニック!>>777-778
森の女王様と闇の美少女と花の魔導師>>781-783
違う時代からの流通者>>787-788
ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜>>794-795
アンダーノースザワでの出会い>>802-804
生徒会番長の苺の裏事情!>>808-811
初夏の露呈式!?>>815-818
天の川の天から舞い降りた落とし子>>822-823
ラブナの隠されたとある秘密>>826
少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語>>829-830
ラブっとvTORIスティック>>849-850
アムール☆トリップ>>854-857
日本のライブではハープやチェロも採用されるらしい>>858-859
やって来たのは少女剣士さま!?>>860-861
全面協力のバレンタインのラプソディ>>871-872
愉快!痛快!寿司狂騒詩!>>873-877
ルナティック・スウィング!?>>878-879
スパイハッピーバースデイ>>880-881
スーパー☆アストルフォちゃん!>>886-887
髪の毛は人間の命らしい>>888-889
一頭身の人形とヒーロー>>890


「やってきた。」
音大生漫画家がスマブラ屋敷にやってきた。>>439-440
ロック・パンダがスマブラ屋敷にやってきた。>>634-636
生意気司令官がスマブラ屋敷にやってきた。>>653-654


「ぷよクエキャラで料理対決!」
その2>>10-16
結果発表>>22-25
オシオキ編>>32


「テストネタ」
テストネタ1>>443-448
テストネタ2>>455-462


「フルート実録」
フルート実録2>>1
フルート実録3>>173


「闇天使の“重責”の呪縛」
猫と踏切と闇天使>>208-209
恋したサックス>>212
一旦の別れ>>215-216
事件の波乱>>221-223
神様も止められない紅蓮の羽四つ>>227-228
ウサギランド出現>>231-234
“願い”の先>>238-244


「ブタのヒヅメ決着」
月長石と星の水晶と黄玉物語>>283-284
全ては「キミ」のため>>289
慕う気持ち、向上心と小さな籠>>292-293
夕焼けの空と曇りの空>>296-298
青空はいつでも夕陽を待っている>>301
ゾーアの覚醒>>307-308
未来への絆>>313-314
悲しみはここに置いて>>318-320
さようなら、ありがとう>>324-326
終わりの始まり>>331-332


「全国学生音楽コンクールでの絆」
夏の花の嵐>>564-565
紅葉からの条件>>568-569
圧倒的な表現力がボレロを貫く>>574-575
四葉宮高校との対面>>578-579
四葉宮高校とのアンサンブル対決!>>582-584
棟梁と魔人と黒音と>>587-589
黒音学園とのアンサンブル対決!>>592-594
それぞれの動向と彼女から手を引いて>>597-598
本来の音>>601-602


「天空のレビアッタでの激闘と決戦」
星の舞う庭>>609-610
ゆっくり回り始めた歯車>>611-615
秋のルビー、悲しみを歌いながら愛しさを>>616-619
激闘の瞬間ーーーときーーー>>620-621
兎蝶グラフィティ>>622-623
道化とスライムのレジリエンス>>626-628
悲しみよりも深く優しく>>629-630
No charge memorys>>631-632
これからの課題と目的>>633


「トランペッターのケロン人襲来!」
占いの結果のトランペットとウラハラとタママ>>747-748
純粋アンチテーゼ100%>>751-752
トランペットでのイリュージョン>>755-756
大切な人からくれた宝物>>759


「マリア・ザ・リッパーの行く末」
休息にトロイメライ>>841-842
White fox the Ripper>>843-844
マリア・ザ・リッパー!>>847-848


「ぷよクエ実録」
時空の旅人クリアまでの道のり>>254
マーベットの挑戦状日和>>270


「前後編」
旋律幻想曲>>56-58>>64-66
果てなき命の宴>>132-134>>139-140
フルートのショコラティエ>>151-152>>156-157
吸血鬼の赤き洗礼>>257-258>>261-262
オルガンストレッタ>>348-351>>356-360
秋のポケモンコンテスト!>>397-400>>405-406
愛と涙のサッカーバトル!>>533-535>>538-540
それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行>>762-764>>767-770
大切な思い出>>833-834>>837-838
ダイ山神話聖杯大戦>>862-866>>867-870
Composer:C>>882-883>>884-885
無垢なるアイの願い星>>891-895>>896-899>>900-905>>906-909(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「特別編5」
序章:八奇人>>94-95
第一章:わがまま>>101-102
第二章:見てきたもの>>107-109
第三章:夢涙>>115-117
第四章:絆>>121-122
終章:響く>>123-124


「特別編6」
序章:オーボエの王子様>>481-482
第一章:小さな店で>>486-488
第二章:シグレの覚醒>>492-495
第三章:目には目を、口撃には口撃を>>500-503
第四章:オーボエの涙>>507-509
終章:運命の奇妙な巡り合わせ>>510-511


「特別編7」
序章:始まりの約束>>718-719
第一章:デートの途中で>>722-723
第ニ章:すれ違い・・・?>>726-727
第三章:本当のこと、その本当の気持ち>>730-732
第四章:報復☆DEATH>>735-736
終章:日本までやってきた来客>>737-738

ダイ山神話聖杯大戦(前編)(その4) ( No.865 )
日時: 2021/01/24 15:58
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

ゼオ「見張りの配下は二人だけか・・・」
クルーク「後ろからの奇襲が良さそうだね。クー!」
ブラック「デオン」
クー「任せな!」
デオン「任せて!」


クーとデオンが後ろから見張りの配下を奇襲する中でその隙に彼らはその場所の地下水路に駆け込んだ!地下水路に入った彼らは持っていた電光ライトを使って地下水路内を探した。


ヤス「この地下水路には確か牢があるってアサトから聞いた。多分まっすぐ歩けば着くだろうって」
アミティ「ちょっと暗いから怖いねー・・・;」
プロキオン「あ。ここだ」


すると、その地下牢には例の男性二人が鎖に繋がれたままに幽閉されていた。他にも鎖に繋がれている人も二人いた。


アレク「この鎖を壊せばいいんだよね?」
アリシア「アレク、その鎖には触らないで」アレク「?」
あやクル「これは見るからにサーヴァント殺しの鎖だ。サーヴァントが触れれば死に至る場合もあるだろう。よくこんなもの持っていたな」


すると、あやクルが魔法でそのサーヴァント殺しの鎖を一気に壊した!その男性ーーーサーヴァントであった青年はサーヴァント殺しの鎖から解き放って倒れ込みそうになったところをシグが抱き抱えた。


シグ「大丈夫かー?」
???「・・・!?あんたら誰だ!?どうやってここに入って来たんだ!?」
サクソン(サンソン)「その話は後でですよ。あなた、真名は?」
???「・・・ロビンフッドだ。ロビンでもロビンフッドでも構わないぜ」
ゼオ「じゃあ、ロビンフッド。すぐにそいつらを連れて地下水路から脱出するぞ」
ロビンフッド「は?どうやって・・・?」


その数分後、彼らは走りながら地下水路から脱出しようとするが、その直後にベリーが突然の攻撃を受けそうになったところをサンソンに助けられた!


サクソン(サンソン)「ベリー!大丈夫かい!?」
ベリー「大丈夫だよ」
メイヴ「この攻撃は・・・」
???「突然一斉に裏切ったということはそういうことか」
フィン「!!」


すると、彼らの前に現れたのはおぞましい雰囲気を纏ったクー・フーリンだった!顔立ちもクルークのクー・フーリンによく似ているが・・・


クルーク「あんた・・・クーだけど、クーじゃないね」
クー(?)「人間の小僧、サーヴァントを見る目に関してはあるみたいだな。俺はバーサーカーとして現界したクー・フーリンだ」
アレク「バーサーカー・・・!かなりの強敵じゃないか!」
クー(バーサーカー)「人間の小僧に話を聞く。ロビンフッド以外のサーヴァントはどうした?」


すると、クルークはおぞましい雰囲気を放ったバーサーカーのクー相手にも毅然とした態度で答えた。


クルーク「どんな答えでもキミはボク達を殺す気だろ?だから、あえて答えないよ」
メイヴ「クルーク・・・!流石バーサーカーのことやサーヴァントを熟知してるわね♪」
クルーク「いや、ただの勘による偶然なんだけど・・・;」


クルークの毅然とした態度にほんの少しだけ苛立ったバーサーカーのクーは攻撃の刃を放った!


クー(バーサーカー)「ほう。じゃあ、お前の隣にいるメイヴと一緒に消えな」
エージェント「来るぞ!サンソン、アレク、頼む!」
サクソン(サンソン)「任せて下さい!」
アレク「わかった!」
ほわん「ジャックちゃん!」
ジャック「うん!」
ププル「フィン!ティムムッド!」
フィン「任せたまえ」
ティムムッド「はっ!」
クルーク「メイヴ!」
メイヴ「こうなったからには任せなさい!」


今いる味方のサーヴァント達がバーサーカーのクー・フーリンと戦う中で一方、アサト達はゼオ達の帰りを待ちながらツキノ達を守っていた。


アサト「遅いね〜」
うしお「遅いですね」
ベンちゃん「遅いですな」
ロージア「クルーク君達、この山の中で何か急いでたみたいだけど何してるのかな・・・?」
ハルトマン「放っておけよ。またお腹が空いたら帰ってくるさ」


一方、ゼオ達は今いるサーヴァント達が地下水路でバーサーカーのクー達と戦っていたが、なかなかにダメージを与えられたもののお互いに互角という形でダメージを与えていた。


クー(バーサーカー)「なかなかやるみたいだな。だが、こいつはどうかな・・・」
ゼオ「!!」


すると、ゼオ達の前に現れたのは弓使いの肌が黒い青年。そう、この青年もアーチャークラスのサーヴァントだ!


サクソン(サンソン)「!?アルジュナだと!?」
アルジュナ「私の真名にはお気付きみたいですね。こんな形で殺したくはなかったのですが、青の吸血鬼一族の第五始祖のミリアム様の命令を果たさせていただきます」
ジャック「くっ・・・!!」


すると、無数の槍がアルジュナの方に飛んできた!遠方からではあるが、アルジュナとバーサーカーのクーはその槍の行く末を探すが、クルーク達が上を見上げるとそこには彼らを助けに来たクーとデオンだった!


クー「クルーク達、無事かー!」
デオン「今クーが無数の槍で引き付けてるから急いで登って来い!」
クルーク「クー!」
ブラック「デオン!」


彼らが全員地下水路から脱出した後にバーサーカーのクーは取り逃したことをほんの少しだけ悔やんだ。


クー(バーサーカー)「ちょっと惜しいことはしたな。いい殺し相手だったのに」
アルジュナ「次は彼らは私の宿敵のカルナを引き連れてミリアム様のところに来ると思いますのでその時を待機しましょう」


彼らが脱出した後はツキノの家に帰路に着く中でクルークはメイヴに言う。


クルーク「それにしてもよく愛する人を目の前にして殺そうとしたよね」
メイヴ「?なんのことかしら?」
クルーク「だってクーはキミが一番執着する相手なんだろ?今までの態度からそのぐらいは察するよ」
メイヴ「・・・。歴史を見なくても流石わかるのね。私は確かに私に逆らったあの男には執着があった。クーちゃんが二人いるなら私は敵でも良かった。でも、クルークはクーちゃんとは違った意味で何か他の男とは違うわね。そこにいるだけで力になるというか、見抜いても距離感をぎゅうぎゅうと詰めようとはしない・・・」
クルーク「結局何が言いたいんだ・・・」


すると、クルークが目にしたのはメイヴではなくゴスロリを着たとある幼い少女だった。少女は言う。


???「別にそのままのあなたで大丈夫ってことよ」
クルーク「・・・?」


すると、クルークが目を擦るとそこにはメイヴがいた。メイヴは驚いた様子のクルークに聞く。


メイヴ「?クルーク、大丈夫?」
クルーク「あ、いや。なんでもないよ」


その翌日、クルーク達一同はツキノの実家の近くの湖で簡素だがバーベキューをしていた。


ホルミー「誰か肉食べたい人はいますかー?」
ゼオ「食う。焼く」
ベンちゃん「簡素ですがクルーク殿の持ってきた肉は美味ですな」
ラフィーナ「そりゃあクルークが知り合いの猟師兼肉ソムリエさんのところから持ってきたやつですもの!」
レガムント「アサト、野菜をもう少し入れるか?」
アサト「いいよぉ〜」


一方でクルークは自分の隣のメイヴの隣で食べている人物を見ていた。サーヴァントで実はクー・フーリンの師匠であり養父であったフェルグス・マック・ロイだ。


クルーク「あんた、ゼオが隠し持っていたスペアポケットから出てきたのによく食うね;」
メイヴ「こういう男なのよ」
フェルグス「いやー、俺もまさか無限のポケットに窮屈もなく入れられるとは思わなかったよ」


フェルグスの他に二人のサーヴァントもゼオが隠し持っていたスペアポケットから出てきた。ビリー・ザ・キッドとラーマだ。


ププル「ビリー君、肉は食べれる?」
ビリー「食べれるよ。やっぱこの世界の料理は最高だね!」
リデル「すみませんが、ラーマさん。そのような見た目して誘拐されかけたりしませんか?」
ラーマ「誰が誘拐されるか!余を甘く見るでない!」


彼らはバーベキューを楽しんでいる中で今日の夕方にはエジソン達のところに行って同盟を持ちかける予定だった。エージェントは天体望遠鏡を持ちながら簡素バーベキューで焼いた肉や野菜を食べていた。


サクソン(サンソン)「エージェント様、早く食べないとゼオ殿が食べますよー」
エージェント「今確認したら行く」


すると、エージェントは空上から何かを見つけた。エージェントは確認してみるとそこには青の吸血鬼一族の配下の戦乙女らしき者達がこっちの方に来ていた!


エージェント「!!サンソン!青の吸血鬼一族の配下だ!すぐさまツキノ達を避難させろ!」
サクソン(サンソン)「は、はい!」


サンソン達がツキノ達をツキノの実家に避難させた後に青の吸血鬼一族の配下であった戦乙女と戦う!その最中でロビンフッドはサンソンに言う。


ロビンフッド「お医者様、ビリーが倒れかけてるからすぐに回復できますかね?」
サクソン(サンソン)「できるよ!それぐらいしないと困るからね・・・!」


一方、ツキノの実家で避難していたロージアはぷんすことなりながら言う。


ロージア「もう!せっかくのバーベキューだったのに一体どうなってるのよ!?」
ジャクリン「まあまあ落ち着きロージア」
ベンちゃん「彼らには何らかの理由があると思いますのでどうかご勘弁を」


すると、アサトがハルトマンに砕けた口調で会話する。


アサト「でも、あんた俺と同じ属性とはいえ顔は本当に美形だなあ」
ハルトマン「そうなの?そもそもこんな美形じゃないと・・・」


すると、アサトとハルトマンの間に戦乙女が放っていた矢が飛んできた!レガムントは心配する。


レガムント「大丈夫か二人とも!?」
アサト「大丈夫だ。ん?これはよく見たら矢文か?」


アサトがそれを読むと、すぐさま立ち上がった!ツキノは聞く。


ツキノ「アサトちゃん、どこに行くの?」
アサト「いや、俺は用ができた。済ませたらすぐさま戻るぜ」
ツキノ「わかったの!」


アサトが外に出て矢文に書かれてあった指定の場所にたどり着き周りを見渡す。


アサト「矢文を放った奴はどこだ?いねーなら帰るが・・・」
クー(バーサーカー)「ここだ」
アサト「!」


アサトはバーサーカーのクーが放った攻撃から避けて自らも攻撃する。バーサーカーのクーはアサトが記憶を失っていながらもサーヴァントとしての飛び抜けた実力に少しばかり驚くが・・・


アサト「へっ。あんた、意外とやるねぇ〜」
クー(バーサーカー)「それはお互い様だ。だが、お前には一つ見落としていることがある」
アサト「・・・!?」


すると、アサトはバーサーカーのクーの宝具を受けて大ダメージを受けた!


クー(バーサーカー)「宝具「噛み砕く死牙の獣」だ。思う存分受け取れ」

ダイ山神話聖杯大戦(前編)(その5) ( No.866 )
日時: 2021/01/24 16:01
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

クルーク「は!?アサトがまだ帰って来てない!?」


その夜に戦乙女との戦いを終えて帰ってきたクルーク達はアサトが外に出たまま帰って来ていないことを知った。ハルトマンが説明する。


ハルトマン「なんか俺達のところに戦乙女からの矢文みたいなのが放ってきてアサトがそれを読んで行っちまった」
サクソン(サンソン)「!!あの飄々男!」
エージェント「えっ、サクソン!?」
サクソン(サンソン)「すぐにアサトを探して連れ戻しますから待ってて下さい!」


サンソンは自分が密かに調合していたとある薬を持ちながらアサトを探した!


サクソン(サンソン)「少し荒療治かもしれない。だが、これなら・・・!」


一方、アサトはバーサーカーのクーの宝具で怪我だらけになりながらも辛うじて生きていた。彼は木に擦り付けながら言う。


アサト「ああ。俺はここで死ぬんだな。ツキノにはちゃんと詫びねーといけないんだな・・・」


すると、アサトを呼ぶ声がした。サンソンだ。


サクソン(サンソン)「アサト!大丈夫ですか!?」
アサト「サクソンか。俺はここで死ぬからツキノには伝えてくれ。ちゃんと戻って来れなくてすまなかったと・・・」


すると、サンソンはとある丸い錠剤の薬を持ちながらアサトに詰め寄る。


アサト「なんだ!?」
サクソン(サンソン)「これを飲みなさい。飲まないとあなたは記憶を取り戻せないまま消えてしまいます」


アサトがサンソンに薬を飲まされ、その直後に身体に負った傷が癒された。サンソンは言う。


サクソン(サンソン)「何か・・・思い出しましたか?」
アサト「・・・。自分の真名はまだ言えねーが、全て思い出した。俺はこの山に現界されたはぐれサーヴァント。そこにツキノの親父が拾ってくれたんだなぁ」
サクソン(サンソン)「記憶を思い出したならよかったです。行きましょう」
アサト「待て!ツキノは!?ツキノは無事なのか?」
サクソン(サンソン)「無事です。レガムント殿が守ってくれましたから。行きましょう」


サンソンがアサトを背中に背負ってツキノの実家に帰路に着く。その最中にアサトは聞く。


アサト「あんたもサーヴァントか?」
サクソン(サンソン)「はい。最も中世のフランスで生きた処刑人ですが」
アサト「あんた、処刑人には見えねーなぁ」
サクソン(サンソン)「どういう意味ですか?」
アサト「なんだかんだで助けてくれるんだろ?それはそばにいたマスターがヘタレだけどいい奴だからなぁ。悪いマスターだったらあんたがどうなっていたかわからない」


アサトの言葉にサンソンは朧げにマリーのことを思い出し、目から雫が少しだけ浮かんだ。彼らがようやくツキノの実家に帰路に着いた後はサンソンからエージェントに事情を話してエージェントは驚いていた。


エージェント「は!?バーサーカーのクー・フーリンに遭遇した!?記憶を思い出したならよかったけど、あまりにも無謀じゃねーか!!」
アサト「すまねえ」
あやクル「とりあえず肉料理を作って食べさせるから。それまでは休め」
サクソン(サンソン)「ありがとうございます(うしおとベンさんにも例の薬を飲ませないとな・・・」


青の吸血鬼一族の第五始祖ミリアムによるダイ山での聖杯大戦。それを止めるべく水面下で動くクルーク達だが、そのタイムリミットは刻々と迫っていた・・・。
後編に続く・・・!






感想OK

ダイ山神話聖杯大戦(後編)(その1) ( No.867 )
日時: 2021/02/01 14:13
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はいよいよ後編でござる!真名はネタバレのために言えませんが、新宿のアサシンが欲しい・・・






その翌日。クルーク達は起床してからすぐさま朝食を食べて昨日はできなかったエジソン達のいる異質な工場に向かおうとしていた。その朝食時の間にうしおとベンちゃんはサンソンが薬を混ぜ込んだ青汁を飲んで記憶を取り戻した。


うしお「・・・苦っ!あっ。私・・・」
サクソン(サンソン)「ようやく記憶を取り戻したね」
ベンちゃん「記憶を取り戻したのはいいのですが、あなた方はこれからどこに向かうのです?」
サクソン(サンソン)「エジソンのところですよ。青の吸血鬼一族の一派を倒すための同盟を組むためにね」


そしてツキノの実家の護衛をレガムントとハルトマンに任せてサーヴァントとしての記憶を取り戻したアサト達を連れてエジソン達のいる工場に向かう。その最中でゼオは持っていたレーダーでエジソンの工場を感知していた。


ゼオ「エジソンの工場はここだな。感知はしている」
アイオーン「感知されるとはいくら発明王とはいえ愚かなり・・・」


すると、ゼオの持っていたレーダーに異常があったことを知らせ始めた!


大半の一同全員「!!?」


すると、そのレーダーから映像式で現れたのはエジソンだった!どうやら彼らのレーダーを感知して逆感知したらしい。


エジソン「何やら感知されてると思えばキミ達か!聞けばあのバーサーカーのクー・フーリンやアルジュナ、青の吸血鬼一族の配下の戦乙女に接触したらしいではないか!」
アレク「知っていたのかい!?」
ブラヴァッキー「エジソン。今度の彼らは本気らしいから黙ってて!あなた達が何か理由があるとすればこの工場の王座の扉の前にカルナが待ち構えてるから覚悟してね?」
ラフィーナ「あなた方は!!あとでつまみ出すから覚えてやがれ!!ですわ!!」
アサト「どうやらサーヴァントって変わった奴が多いんだなー」


そして一同が工場に乗り込んで駆け込んだところ王座の扉の前には門番として待ち構えていたカルナがいた!


カルナ「どうやら貴様らは我が宿敵のアルジュナと接触したらしいな。その理由を問いただすために戦いで語り合おう」
ブラック「その言葉を言ったことを後悔するんだな。デオン、ラーマ、フェルグス、行けるか?」
デオン「行けるさ!」
ラーマ「余はまだ本調子ではないのだが・・・助け出してくれたお前らのためだ!」
フェルグス「わかったぜ!捕まった先で助け出してくれたいい女達やいい男達のためだ!」
クルーク「クーの養父、バイなんだね;」
クー「ごめんな、このダイ山での戦いが終わったらすぐに叩き返すから(^ω^#)」


そしてデオンとフェルグスが己の宝具でカルナに戦いを挑む!まずはデオンとフェルグスの攻撃からだ。


デオン「そこだ!」
ラーマ「そりゃ!」
フェルグス「おらぁ!」
カルナ「くっ!」


デオンとラーマとフェルグスはカルナと剣と槍を交わしながらなんとかは三人の優勢で戦っていた。デオンとラーマとフェルグスのクラスはセイバーであるためにランサーのカルナは自分達の弱点が突けれる相手だ。


カルナ「なかなかやるな。だが、これはどうだ!」
デオン「っ!」
ラーマ「!」
フェルグス「ぐっ!」


四人が戦う中でリデルは叫びながら聞く。


リデル「カルナさんは・・・みなさんはなぜ戦うんですか!?」
デオン「それはキミ達を守るため」
ラーマ「それは助けてくれた恩を返すため」
フェルグス「それは全てのいい女といい男を抱くため!」
ハッチン「これ、言うべきじゃねーだろ!!?」
カルナ「それは自分を仕えさせてくれた恩のあるエジソンやブラヴァッキーを守るため」


四人は武器を交えながら言う!


デオン「自分の宿敵の弟とこんな形で戦うなんて何がエジソンとブラヴァッキーを守るためだ!」
ラーマ「助けてくれた恩を返すのはそれだけではないはずだ!」
フェルグス「お前は大事なことをどこかに忘れている!」
カルナ「自分のマスター達をこの聖杯大戦に巻き込むなんて何が守るためや恩を返すためだ!」


そしてカルナは宝具を発動しようとするが、ラーマの咄嗟の攻撃により阻止されて彼に一撃を放たれた!カルナはわずかな擦り傷を見ながら何かを思案する。


カルナ「・・・」
デオン「次に決着を着きたいならエジソンとブラヴァッキーと共に私達と戦え。行くぞ」
ブラック「ああ!」


一同がようやく王座の間に辿り着いてそこに座っていたエジソンは彼らにあることを聞いた。


エジソン「ここまで来たキミ達に問おう。キミ達は我々に何を見出した?」
ゼオ「同盟だ。あんたらと利害の一致で手を組むために同盟を持ちかけるんだ」
エジソン「・・・ほう」


すると、エジソンが立ち上がってブラヴァッキーも武器の宝具の一つの本を構えながら言う。


エジソン「では力づくでも我々に屈してもらおうか」
ブラヴァッキー「カルナ!」
カルナ「・・・ああ」


武器を構えるエジソン達にクルークとエージェントとブラックが彼らと戦える各サーヴァントに声をかける。


クルーク「メイヴ、うしお、行けるかい?」
メイヴ「任せなさい!」
うしお「この女と戦うのは多少気が引けますが・・・利害の一致で手を組んでいるので仕方ありません!」
エージェント「アレク、行けるか!?」
アレク「任せて!」
ブラック「お前ら、連戦だ。今度こそ錨を振り下ろすぞ!」
デオン&ラーマ&フェルグス「おう!」


彼らは三人と武器を交えながら戦い、三人の弱点を突いたサーヴァントと戦っているために実力は互角でありながらもスタミナは僅かながらクルーク側の優勢だった。一方でカルナは宝具を発動しようとしていた!


カルナ「宝具・日輪よ、死に随え」
デオン「ぐっ・・・!!」


カルナの超強力な宝具攻撃でクルーク側のサーヴァント達に大ダメージを与える。すると、メイヴとうしおとアレクがスキルのカリスマを使って三人の攻撃力を上げた!


メイヴ「アレク、行けるかしら?」
アレク「うん。覇王の兆し、いざ参らん!」
エジソン「なんだと・・・?」
デオン「キミらは大事なことを忘れているな。アレクは確かに子供のサーヴァントだが、今のはかなりの宝具攻撃のための底上げをしている・・・つまり、その宝具はすぐに発動されるな」
ブラヴァッキー「なんですって!?」


すると、アレクの宝具が発動する!


アレク「宝具・始まりの蹂躙制覇!!」


アレクは超強力な全体攻撃を出して三人に大ダメージを与えた!大ダメージを与えられたエジソンは最後の手段に出ようとしたが・・・


エジソン「こんな大半が小童共側のサーヴァントに負けるとは!こうなれば、最後の手段である!」
ブラヴァッキー「エジソン!?あなた、まさか・・・!?」
カルナ「・・・」


すると、エジソンが最後の手段の自爆攻撃に乗り出そうとしたところをカルナの武器の槍に阻まれた!


エジソン「!?」
カルナ「エジソン、そこまでだ。確かにこいつらを守ろうとして試そうとした気持ちはわからなくもないが、こいつらの強固な意志は本物だ」
ハッチン「ファッ!?」
ヒメコ「エジソン、あの時も今もあんた達はああ言ってあたし達を守ろうとしてくれたの・・・?」
ゼオ「まあ生きてる時もサーヴァントになった時でも肝心な時に素直じゃないからな。だから、ニコラ・テスラには未だに勝てなかったんだな」
エジソン「!!」


ゼオの核心を突いた棘のある発言にエジソンは図星を突かれていた。エージェントはそれを止めようとしたが・・・


エージェント「おい、ゼオ!いくらなんでもそれは・・・!」
アリシア「エージェント、今はゼオの駆け引きを邪魔しないであげてくれない?」


アリシアに止められてエージェントもうなだれる中でゼオは言う。


ゼオ「まあ、俺はお前の気持ちは少しだけわかるな。俺もフルーティストとして超えたい相手、そしてフルーティストとして追い抜かれたくない相手が二人いるんでな」
エジソン「!」
ゼオ「まあ、俺がそうなった時に言わない方がいいと思ったから言わないけどな。エジソン。子供時代はそうじゃないとしても、青年時代や晩年、サーヴァントになった今はそうだろう?」
ブラヴァッキー「エジソン・・・」


ゼオの自分の本心も含めた核心を突いた駆け引きにエジソンはそれをわかりながらもすぐに偉大で強そうで優しげな面持ちに戻った。


エジソン「・・・小童にこんなことを言われて動かされるなんて私もまだまだだな・・・ならばその小童共に私やブラヴァッキー達も従おう。もちろんゼオ君のサーヴァントとして」
ブラヴァッキー「これからよろしくね、ゼオ!」
カルナ「・・・俺はアルジュナと戦うまでの仮契約だからな」
ゼオ「!ああ。よろしく」
クルーク「ありがとう、三人とも!」


すると、クルークはふと目を見やると自分の隣にいたはずのメイヴがこないだ見た幼い少女の姿に変わっていたのを見た。その少女は言う。


???「よかったわね、クルーク。彼らならきっとあなた達に助力してくれるわ」


クルークが再度目を擦ると、そこにはメイヴがいた。メイヴはクルークの様子に気付いて言う。


メイヴ「?クルーク、せっかくエジソン達が協力してくれるのにどうしたの?」
クルーク「いや、なんでもないよ」
アサト「・・・!」


その夜、クリティクリスタとレガムントとハルトマンが帰って来た彼らを出迎えた後に一同は今日の夕飯を☆5組や☆4組で作っていた。


ゼオ「ご飯をパラパラに炒めろ。そこに野菜とミンチ肉と炒める粉末を混ぜ込め。俺特製チャーハン完成!」
ププル「ゼオ、それどこで覚えたの;」
あやクル「ほわん、そっちの中華スープはどうだ?」
ほわん「もうできてるよ!クルーク君のは?」
クルーク「ボクは麻婆豆腐ができてるよ。麻婆が残ってたから麻婆茄子も!」
レガムント「クルーク、すごいじゃないか。ヤスの回鍋肉も美味しそうだな」
ヤス「実家で鍛えてるからな」
リデル「ヤっさんの実家は美味しい弁当屋なんです」


そしてたくさんの中華料理ができた後にツキノの実家は宴会らしきで賑わっていた。アイオーンが持ってきたブラッド・グレイヴを飲む大人組もいる中でクルークは酒を飲むアサトにジャガーが持ってきたバーボンをお猪口に注げていた。


クルーク「アサト。サクソンから聞いたんだけど、バーサーカーのクーと戦ってたんだって?」
アサト「ああ。あれはなかなかに強かったなー」
クルーク「・・・アサト。ツキノを気にかけてるみたいだけど、そこまで気にかけるのはなんで?」
アサト「なんでかって?まあ、生前のこともあるが・・・ツキノが俺の好きな音楽を高いクオリティのセンスまで導く才能があるからだ。あんなセンスを前にしたら誰だって聞きたくなっちまうだろ?」
クルーク「まあ、ツキノに関してはそうだね」
アサト「でもな。ツキノにも天才というものを知る機会を得たと聞いたんだ。それは今一番人気の新人のバンドのcantabileのピアノボーカルのクルミ。クルミは神出鬼没だしこの場にはいないしゼオのアレンジや作詞の才能もあるが、作った曲は優しくて美しくて力強くて軽快なテンポもあって、まだ子供なのにとにかくカッケーよな!」
クルーク「ーーーーーそれって「クルークー!」
フィン「酒を注いでくれー!」
ハルトマン「こっちも〜!」
クルーク「はーい!」


そして大半の人物が寝静まった後にただ一人眠れていないクルークは外に行ってダイ山からの夜の風景の景色を見ていた。クルークは星を見ながら言う。


クルーク「ああ、星がキレイだなぁ・・・」
???「星は物語も曲も作れるわ。あなただけの」
クルーク「ふーん、そうなんだ・・・えっ?」


すると、クルークの横にクルークが見た幼い少女が現れた。少女は言う。


???「あなたは物語の作者。書くのではなくそこから動くタイプよ」
クルーク「キミ、メイヴから姿が変わって助言を与えていたけど、誰・・・?」
???「わたしはあの子を模した主人公よ。悲しくて美しくて寂しいわたし・・・わたしはあの子でもあるわ」
クルーク「主人公?あの子・・・?」
???「でも、今のわたしはあの騎士さまに呼ばれた存在。だからーーーーー「そう言って私のマスターのクルークを籠絡させるのもいい加減にしてくれないかしら?キャスターのサーヴァント」


すると、とある人物がその幼い少女からクルークを庇って守った!クルークを庇ったのはメイヴだ。


クルーク「メイヴ!」
???「なんでかしら?わたしはあなたに気付かれないようにしたのに・・・」
メイヴ「そんなのあなたが私の霊基を使ってクルークに近づいたことはバレてんのよ。それにアサトから言われて確信に変わったしね。ここまでのことをやってバレてないと思った?キャスターの真名、ナーサリー・ライム」
ナーサリー「・・・うだうだ言ってる場合ではないわね。わたしは騎士さまからあなたを試すように向かえさせたの。あなたがわたしのマスターになれるかどうか見極めさせてもらうわ!」
メイヴ「クルーク、これがあなたに対する試練だわ!だから、あなたのことだから殺さなくていいからナーサリーを認めさせなさい!」
クルーク「うん!」


メイヴとナーサリーが戦う中で明らかにナーサリーの弱点のライダーであるメイヴの方が有利だった。戦いの中でメイヴとナーサリーはお互いに宝具を打ち込む!


メイヴ「宝具「愛しき私の鉄戦車」!」
ナーサリー「宝具「あなたの為の物語」!」


メイヴとナーサリーがお互いに宝具を打ち込んだ後に小さな傷だらけになり、クルークはメイヴの方に駆け寄った!


クルーク「メイヴ!令呪だ!」
メイヴ「!ありがと。でも、あなたは・・・なんでもないわ。私はもう回復したから行きなさい」


察したメイヴに言われたクルークは倒れているナーサリーに令呪を使ってナーサリーの身体を回復させた。ナーサリーは気付いた。


ナーサリー「あなた・・・なんで・・・」
クルーク「キミ一人でもほっとけるわけないだろ?キミが誰だろうと違う人物でも・・・キミもメイヴもクーもボクのサーヴァントだ!それじゃダメなのかい?」


クルークの嘘偽りのない言葉にナーサリーは認めた上で思う。
わたしもあの子も一人だった。でも、あの子と私が違うのはーーーーー曲がりなりでもわたしだと認めてくれたただ一人のマスターができたことだけだった。
一方、ツキノはふと目を覚ましてその目を静かに開けていた・・・。


ツキノ「・・・」

ダイ山神話聖杯大戦(後編)(その2) ( No.868 )
日時: 2021/02/01 14:16
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

その翌日、エジソン達も集合したことでミリアムへの決戦の準備が整っていた。ゼオは言う。


ゼオ「・・・ツキノ達に見つからないように明朝から出発だ。なのにクルーク、その目のクマとそのサーヴァントはなんだ?」
クルーク「いや、色々あって仲間になったんだ」
エジソン「まあ、戦力が増えたのならば構わない。ツキノ君達には気付かれないようにちゃんと決戦を全うするのだぞ、アサト君、うしお君、ベン君」
うしお「はい!」
ベンちゃん「はっ!」
アサト「任せろ!」
ブラヴァッキー「じゃあ、ミリアムのところに行くわよ!相手が相手だからかなりの長期戦になるけど・・・「待ってなの!」


すると、ツキノ達が家から出てきた!クリティクリスタは決戦用の白いふわふわの赤レースで頑丈の服を着て。


ロージア「どうですか、似合いますか?」
アサト「お前ら・・・!」
ツキノ「アサトちゃんもうしおちゃんもベンちゃんもゼオさん達もツキノ達のことを思って言わなかったけど、アサトちゃんが読んだ矢文の内容を見てアサトちゃん達がサーヴァントという存在であることを知ってしまったの」
ホルミー「それにレガさんやハルトマンさんはとっくに気付いてると思いますよ。エージェントさん達が前のプロキオン君とブラック君に関する騒動解決のために天界に乗り込んだ時に」
うしお「!あなた達、知っていたんですか!」
レガムント「・・・」
ハルトマン「いや、天界での職業柄気付く奴はいると思うぜ?」
ジャクリン「うちらのために言わんかったレガさんとハルトマンさんのことは悪く思わんであげてな?」
ベンちゃん「皆様方・・・」


すると、ツキノは強く意を決したかのように言う!


ツキノ「ロージア達もそうだけど、ツキノは絶対に自分を狙ってアサトちゃんに傷を負わせたバーサーカーのクーさんと戦うの!」
アサト「ツキノ・・・」
レガムント「それにミリアムの城への所在地は矢文を放ったあの戦乙女を捕まえてそいつが全て吐いてくれたからようやくダイ山の地図を渡してくれた上で掴んだんだ。狙うはここだ」


レガムントの指すダイ山の地図の所在地にカルナは言う。


カルナ「あのさらに山奥にある派手な青の城か?」
ハルトマン「その城は元は山賊の城でそこを奪って根城にしていたそうだよ」
クー「随分と趣味の悪い城だなー;」


すると、クーの頭にフェルグスからの拳骨が入った後にエージェントは言う。


エージェント「とにかく!敵はダイ山のさらに山奥の青の城にあーりーーーーー!!!」
大半の全員「おぉぉぉぉぉーーーーー!!!!」


ミリアムへの決戦が、始まった。






一方、ミリアムが根城にしているダイ山のさらに山奥の青の城では味方サーヴァントらと新たに契約したゼオ達がすぐに迫って来たのを感じ取った。


クー(バーサーカー)「おい、ミリアム。奴らがサーヴァントと契約して迫って来てるみたいだがどうする?」
ミリアム「ツキノだけは生捕にして、あとの奴らは勝手に煮るなり焼くなりして殺して。あ、でも、ククラ様の子孫であるアイオーンは生捕にした後にククラ様のところに連れて来なさい」
アルジュナ「かしこまりました」
ミリアム「それと・・・もう一人のバーサーカー、真名・ベオウルフ、あいつらの私を裏切ったサーヴァントの壊滅はできるかしら?」


ベオウルフと呼ばれた屈強で傷だらけな肉体を持つバーサーカーのサーヴァントは言う。


ベオウルフ「おう、行けるぜ。こっちはサーヴァントが四人もそっちの陣営に寝返ったんだ。それと比べてみたらこれぐらいお安い御用だ」
ミリアム「そう。壊滅した後に私からの伝言という形であいつらに言いなさい。あなた達が裏切った時点でこっちの勝ちだって」
ベオウルフ「それぐらい言えるさ。サーヴァントを殺せたならな・・・」


一方、ゼオ達がミリアムの配下である戦乙女と戦う中で敵陣営は徐々に減って来てミリアムの青の城までの距離も縮まって来ているのを実感した。


ラフィーナ「この戦乙女、派手にやりますわね!」
アミティ「あたし達もだいぶ疲れたけど、朝にトンカツ食べたから大丈夫!」


一方、リデルはラーマに背中合わせで聞いていた。


リデル「ラーマさん!この戦乙女の大群、5分で行けますか?」
ラーマ「そのぐらいならすぐに倒せる!つか、あのバーベキューの時はちゃんと確認はしなかったがお前、余を操るぐらいの器量は持っているな」
リデル「えっ?でも、令呪は・・・あ」


すると、リデルの腕に確かに令呪があったのを確認した!


ラーマ「知らぬ間に契約したみたいだな。余になんでも命令するが良い!」
リデル「は、はい!ラーマ、令呪を持って命じます!5分で戦乙女の大群を倒して下さい!」
ラーマ「おう!宝具「羅刹を穿つ不滅」!」


一方、ロビンフッドの策と宝具で敵陣営も約6割に減った後にサンソンは言う。


サクソン(サンソン)「あなたの顔のない王としての策のおかげで敵陣営がごっそりと減りましたね」
ロビンフッド「生憎俺は貴族様のあんたとは違って罠を作るのは得意なんでね」
サクソン(サンソン)「僕は貴族じゃない!」


すると、サンソンとロビンフッドの口喧嘩に発展しかけた寸前に矢が飛んできた!彼らは間一髪で避けたがそこにいたのは敵陣営として現れたアルジュナだ。


サクソン(サンソン)「アルジュナ・・・!」
アルジュナ「仲のいい口喧嘩にお邪魔してそれがちょっと心が痛いですね・・・」
サクソン(サンソン)&ロビンフッド「仲良くなってない!」
アルジュナ「息ぴったりじゃないですか。でも、それも残念ですがーーーーー「そうはさせるかアルジュナ」


すると、アルジュナの前にカルナが立ち向かった!ようやく真っ当な決着を待ち望んだ宿敵のお出ましにアルジュナも少しばかり表情が緩んだ後にカルナはサンソンとロビンフッドに言う。


カルナ「お前ら、先に行け。サンソン、自分のマスターが待ってるだろう?」
サクソン(サンソン)「ーーーーーはい。ありがとうございます」
ロビンフッド「あんた、無事でいろよ!」
カルナ「それはこっちのセリフだ」


サンソンとロビンフッドは先に青の城に向かった後にアルジュナは言う。


アルジュナ「カルナ、まさか一緒の地で現界されるとはな。お前との真っ当な決着を望むとはいえこれは数奇な運命だな」
カルナ「アルジュナ、ちょうど俺もお前と同じことを思っていた。今ここでお前を倒そう」
カルナ&アルジュナ「勝負!!!」


カルナとアルジュナが一騎討ちを展開する中で一方、メイヴとブラヴァッキーは戦乙女と戦いながら言う。


ブラヴァッキー「いや、まさかあたしがメイメイと一緒に戦うなんて思わなかったわ!」
メイヴ「私へのあだ名呼びは今だけ特別に許すとして私もエレナ夫人と一緒の班に回されるなんて思わなかったわ」
???「おっと、随分と仲良くなったみてぇじゃねーか」


すると、攻撃が二人の元に飛んできたところを二人は間一髪でそれを避けた!攻撃が飛んで来たのはベオウルフだ。


メイヴ「ベオウルフ・・・!」
ベオウルフ「随分と戦乙女の六割を減らしてくれたみてーだが、こっちは俺がいる限り4割がいれば勝てるんだよ」
ブラヴァッキー「まさかバーサーカーのサーヴァントと戦えと言われるなんて・・・「では俺が行くことにするぜ」


すると、槍がベオウルフのところに飛んできた!クルークのサーヴァントであるランサーのクー・フーリンだ。


ベオウルフ「おっと。まさかランサーのアルスターの英雄が飛んでくるなんてな。よほど恋人を危険な目に遭わせたくないのか?」
クー「恋人の件は否定もするしメイヴのためじゃねーな。メイヴ達に何かあればクルークが悲しむだろ?クルークには自分達の命を見逃してくれた恩があるんだ」
ベオウルフ「ーーーーーあのメガネのガキほどサーヴァントに好かれる人間は初めてだな。俺もちょうどあのメガネのガキに興味があるんでな」
クー「おっ、肉弾戦か?それなら受けて立つぜ!」


クーとベオウルフの戦いという名の殴り合いに発展する中でそれを見たブラヴァッキーは言う。


ブラヴァッキー「うええ・・・男ってなんで殴り合いが好きなのかしらね?」
メイヴ「それだけ素敵でしょうけど、バカでもあるってことよ」


アルジュナとベオウルフをなんとか足止めしている中でうしおはツキノに聞く。


うしお「ツキノ殿、そっちは!?」
ツキノ「こっちはなんとか片付いたの!多分戦乙女の全滅は行けるの!」
うしお「そうですかそれなら「おっと、そうはさせるか」


すると、二人の前にバーサーカーのクーが現れた!


うしお「バーサーカーのクー・フーリン・・・!!」
クー(バーサーカー)「今だけなら生かしてやる。そこのツキノワグマ族の娘。煮るか焼くかはどっちの方がいいんだ?」
ツキノ「ツキノは煮物も焼いたのも好きだけど、どっちも選べないの・・・」


ツキノらしい問いにバーサーカーのクーはあるものを出した!それは肉まんだ。


ツキノ「肉まんなの!」
うしお「ツキノ殿!!」


すると、食べ物に目がなかったツキノはバーサーカーのクーに捕まってしまう!


クー(バーサーカー)「この女はもらっていくぞ。返して欲しければミリアムの待つ王の間に乗り込むんだな」
うしお「ツキノ殿ーーーーー!!!」


ツキノが敵陣営に捕まった後にようやく敵陣営が八割に減った後にププルはフィンに言う。


ププル「フィン、そっちは!?」
フィン「今は戦乙女を大分倒したところだよ。戦いの中でも私のマスターは美しいな」
ププル「あははー;」


すると、フィンの方にゼオの古代の闇魔法が飛んできた!


ププル「ゼオ!」
ゼオ「戦闘中に俺の女といちゃつくな(^ω^#)」
フィン「ほー、怖い怖い」


そして大分戦乙女も倒した後に味方陣営の大半が一斉に集まっていた。


ティムムッド「これで大分片付いたな!」
アイオーン「神の奏でた闇雷が功を奏したか・・・」
姫子「あなたはちょっとは緊迫しなさいよ;」
うしお「レガムント殿、アサト殿、ロージア殿ら!!」


すると、うしおが慌てながら走って来た!


ベンちゃん「牛若丸様、どうしましたか!?」
うしお「ツキノ殿がバーサーカーのクー・フーリンに攫われました!!」
アサト「ああ。あいつ、怪力があるから倒せなくとも撃退すると思うぜ?」
プロキオン「えっ、そうなの!?」
うしお「だめです!バーサーカーのクー・フーリンが持ってきた肉まんにツキノ殿がつられてそれで攫われたんですよ!!」
レガムント「それなら助けに行くぞ!」
アサト「いいねぇ〜!俺様もバーサーカーのクー・フーリンを倒す目的も兼ねてツキノを救出するぜ!」
クルーク「待って二人とも!ボクもミリアムには聞きたいことがあるからメイヴとナーサリーを連れて行く!」
レガムント「いいが、ランサーのクーは?」
メイヴ「今ベオウルフと男の殴り合いになってます」
レガムント「まあ、足止めしてくれてるならしょうがないか。残りのお前らは他のクリティクリスタメンバーを援護しながら戦乙女を守れ」
ハルトマン「わかった」
ロージア「みんな、絶対にツキノを連れ帰って来なさいよ!!」
アサト「ああ。約束は守る!」


それで五人が青の城の王に突入する中で王の間に突入する間にアサトはクルークに言う。


アサト「少年よ、二人だけの話だから聞いていいか?」
クルーク「なんだい?」
アサト「あんた、秘密はあるよな?少なくとも俺には見ればわかるさ」
クルーク「・・・ナーサリーの件といいやっぱりキミにはわかるんだ」


すると、クルークは風が吹いたカーテンの隙間越しに一瞬だけクルミに変身した!クルークに戻った後に言う。


クルーク「キミの気付いた通り、ボクがcantabileのクルミだよ。キミが真名をツキノに教えない限り、メイヴ達にも言うつもりはないけど」
アサト「・・・あんたがどんな姿だろうとあんないい曲を作るのには変わりはないさ」


そして王の間に突入した五人はそこにはバーサーカーのクー・フーリンと彼の後ろの王座に座っているミリアムがいた!

ダイ山神話聖杯大戦(後編)(その3) ( No.869 )
日時: 2021/02/01 14:19
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

クー(バーサーカー)「やっぱり来たか」
ミリアム「あら?アイオーンはどうしたの?」
レガムント「アイオーンは戦乙女と戦ってるからお前のところには来ないさ」
ミリアム「そうなのね。あなた達だけではつまんないわねぇ」


すると、レガムントが無言でミリアムを斬りかかろうとした時にクルークがそれを静かに止めた。クルークは言う。


クルーク「倒す前にキミに聞きたいことが三つある」
ミリアム「何かしら?なんでも答えるわぁ」
クルーク「一つ。キミらはアイオーンをなぜ狙ってるんだ?ただ単に命を奪うだけではアイオーンは楽に死ねるからね」


クルークの真剣な眼差しにミリアムは彼にある何かを見抜きながら微笑みながら答える。


ミリアム「へぇ・・・それはアイオーンが我らの長であるククラ様の子孫だからよ。まあ、もう一人もいたけど、あっちは使えないからね」
クルーク「じゃあ、次は二つ。クロラを連れて去っていたあのマントを着けた骨男はなんだい?」
ミリアム「そうね。あれは確か吸骨鬼の長のボーン・キングだったかしら?てっきり我らと手を組んでるから自分達のことばかり考えていたと思っていたわよ」
レガムント「ボーン・キング・・・」
クルーク「じゃあ、最後の質問。どうしてツキノを生捕りに狙った?」


すると、ミリアムは不気味に笑いながら答えた!


ミリアム「そうね・・・ツキノが唯一私の虜にはならないミューモンだったからよ!クー!」
クー(バーサーカー)「了解」
クルーク「行けメイヴ、ナーサリー!ミリアムはボクとレガムントが倒す!」
メイヴ「いいわよ!」
ナーサリー「楽しいわ!」
レガムント「アサト!」
アサト「よし来た!」


五人がミリアムとバーサーカーのクー・フーリンと戦う中で一方、戦乙女と戦っていた味方陣営はようやく最後の戦乙女を倒した!


ハッチン「ファーッ!今ので俺は100体ぐらい倒したぜ!」
ヤス「そんなに倒してないだろ;」
ヒメコ「まあ、ベオウルフとアルジュナはランサーのクーとカルナに任せてるしいいでしょ」


すると、ブラヴァッキーが何か険しい表情をしながらゼオとエジソンに静かに言う。


ブラヴァッキー「倒せたのはよかったけど・・・ゼオ、エジソン、あたしは何か嫌な予感がするわ」
ゼオ「・・・ああ」
エジソン「ブラヴァッキー君の予感は100%当たるからゼオ君が頷くのは無理はないな」
ディルムッド「どういうことでしょうか・・・?」


そしてレガムントとクルークが見事なコンビネーションでミリアムをようやく倒す中でレガムントはツキノが閉じ込められている王座の後ろの牢屋に駆け込んだ。


レガムント「ツキノ!!」
ツキノ「あっ、レガさん!ツキノ、この檻の柵をずらしたの!」←見た目に似合わず怪力
レガムント「」


ツキノの山育ち故の強運による怪力を見て助けようとしたレガムントも絶句する中で彼の近くにいたクルークは言う。


クルーク「そういえば、ツキノ、この手の檻の柵は強いんだっけ;ロージアちゃんから聞いたところによると罠に引っかかっても怪力による自力で脱出したって言ってたし・・・;」
レガムント「早く言え!!」


倒れたミリアムの元にバーサーカーのクー・フーリンが静かに駆け寄った後に言う。


クー(バーサーカー)「・・・役割は果たせたようだな。やればできる女吸血鬼だよお前は」
ミリアム「あなた・・・やっと、やっと心を開いたようね・・・」
アサト「役割?どういうことだ?」


アサトの問いにミリアムは答えた。


ミリアム「実はね、私は並外れた召喚能力を持ってるの。つまりサーヴァントもアレも気が向いたら召喚できるってわけ」


すると、クルークの通信機が鳴った!エージェントからだ!


エージェント「クルーク!みんな!俺達のところに24柱の魔神柱みたいなのが来てるぞ!!」
クルーク「!!!」
レガムント「なんだって!?」


すると、ミリアムはツキノを見て彼女はミリアムに声をかけた。


ツキノ「?ツキノを見たあなたは誰なの?」
ミリアム「・・・やっぱり私のことなんて眼中になかったのね・・・」


ミリアムはそう言った後に気を失うが、バーサーカーのクー・フーリンはクルークとレガムントを見ながら言う。


クー(バーサーカー)「さて。今度はお前らの番だな」


一方、ミリアムにより24柱の魔神柱が現れた味方陣営は全総力を上げて魔神柱と戦うもあまりのタフさに全員のスタミナは切れかかっていた。


ほわん「ウソでしょ!?これ、ヤバいんじゃない!?」
ジャック「おかあさん、ヒメコさん、なるべくわたしたちから離れないで!」
ヒメコ「あ・・・あ・・・」


ブラック「デオン、ビリー、なるべく魔神柱に攻撃に向かったフェルグスを援護しろ!」
ビリー「OK!」
デオン「なんなのだこの魔神柱はー!!?」


アレク「アリシアちゃん、ベリーちゃん、なるべく離れないで!しっかり掴まって!」
アリシア「うん!」
ベリー「はい!」


彼らが魔神柱を相手に疲れ切っているのを見てエジソンは意を決した!


エジソン「ゼオ君!ブラヴァッキー君とカルナ君のことは頼むぞ!」
ゼオ「!?」
ブラヴァッキー「エジソン!?あなた、もしかして・・・!?」


すると、エジソンの身体が光りだした!


ゼオ「エジソン!」
ブラヴァッキー「いや・・・!やめて・・・!」
エジソン「我が自爆攻撃で全ての魔神柱を倒してくれよ「全くそんなことだから私に勝てんのだエジソン」


すると、とある攻撃が魔神柱に攻撃した!電撃だ。


エジソン「!?その忌々しい声は・・・!!」
???「ナーサリーをあのメガネの少年に向かわせたあの叛逆の騎士に頼まれたと思いきやこんなことになってるとはな。まあ、倒せないことはないだろう!フハハハハハハ!」
ハルトマン「あんた、もしかして・・・!」
エージェント「ニコラ・テスラ!!?」


まさかのエジソンのライバルである本人登場で一同も驚く。エジソンは鼻息を鳴らしながら言う。


エジソン「ふん!自分だけ美味しいところばかりを持って行きおって!そんなんだから貴様は独身なのだ!」
ニコラ「私のような天才についていけなかった伴侶がいなかっただけだ。なぜなら私はエジソンを超える天才なのだから!」
エジソン「くそっ!そんなんだから貴様の伝記も書かせてもらえんのだ!ちなみに私の伝記は世界的に流通してるぞ!」
ニコラ「まあ、貴様に会えたなら叛逆の騎士の頼みも甲斐があったか。私はこの24柱の魔神柱を倒す!」
エジソン「うるさいぞ!私も参加させるがいい!」
ロビンフッド「いや、参加してるじゃん;」


すると、エジソンとニコラの電撃による攻撃に魔神柱に大ダメージを与えたが、それでも倒しきれていなかった。


ニコラ「むっ。やはり火力が足りなかったか・・・」
エジソン「大体貴様の火力が低すぎるからだ!」
アルジュナ「ようやく魔神柱のお出ましですか」
カルナ「まあ、一旦は休戦の協定を結ぶか」


すると、魔神柱の戦いに駆けつけたアルジュナとカルナは24の魔神柱に宝具攻撃を与えた!






アルジュナ「宝具「破壊神の手翳」!!」
カルナ「宝具「日輪よ、死に随え」!!」






そして二人の見事なコンビネーションによる宝具に24柱の魔神柱は息も絶えて消え去った・・・!


シグ「・・・」
あやクル「ウソだろ・・・?」
アミティ「あたし達、魔神柱みたいなのを倒せた・・・?」
ハッチン「ファーーーーーッ!!!!!」


ハッチンの叫びを皮切りに味方陣営は24の魔神柱を倒せたことに歓喜の声を上げた!ゼオはアルジュナに聞く。


ゼオ「アルジュナ。あんたは・・・」
アルジュナ「・・・わかってくれるならそれだけでいいですよ。私はミリアムにいつか召喚される魔神柱を倒す目的で動いていましたので」


すると、エジソンとニコラはいつもの如く口喧嘩になりかけていた。


エジソン「終わったな」
ニコラ「まあ、貴様の発明はこれで終わるのだろうな」
エジソン「むっ!私は貴様を超えた発明をしてるぞ!」
ニコラ「私の方が優秀だ!」


エジソンとニコラが殴り合いに発展する中でブラヴァッキーはベオウルフに言う。


ブラヴァッキー「いるわよねこういうの。でも、彼らは知恵を絞って戦った。まるで今の人間と同じよ。昔は暴力で戦っていたのに今は知恵を絞って状況を打破してるんだもの。歴史の歩みの賜物ね」
ベオウルフ「あの女吸血鬼の言ったことが全てじゃないってか。全く人間も大したもんだな」


一方、青の城の内部ではクルーク達がバーサーカーのクーと戦っていた頃になかなかスタミナが切れかけても粘らない様子を見せない彼らにバーサーカーのクーは静かにあることを決意した。


クー(バーサーカー)「ほう。少しはやるようだな。ならばこっちも本気で行かせてもらおう」


すると、バーサーカーのクー・フーリンの霊基はとある魔神柱に変貌を遂げた!レガムントは言う。


レガムント「あれはなかなかに強い・・・加えて魔神柱に変貌を遂げたら・・・!」
クルーク「そんなー!!エージェントの通信機もなかなか繋いでくれないし・・・!!」


すると、ツキノの左足に何かを見つけた彼女は言う!


ツキノ「みんな、大丈夫なの!ツキノとアサトちゃんに任せるの!」
レガムント「!?」
アサト「ツキノ、それってもしや・・・」


すると、ツキノの左足にあった令呪を使ってアサトに命じた!


ツキノ「新宿のアサシン!令呪を持って命じる!今すぐこの魔神柱を一撃で倒してなの!」
アサト「よし来た!」


そしてアサトは魔神柱に向かって宝具を放つ!






アサト「闇の俠客、ここに参上!宝具「十面埋伏・無影の如く」!はぁっ!!」






そしてアサトの渾身の一撃で魔神柱は大ダメージを与えられ消滅した・・・!


レガムント「ウ・・・ウソだろ!?」
メイヴ「バーサーカーのクーちゃんは惜しいけど魔神柱が消滅したのね!?」
クルーク「やったー!!!バンザーイ!!!」
ナーサリー「ツキノやアサトが今回の隠れたMVPね!」


すると、エージェントの通信機がようやく繋がった!


エージェント「お前ら!こっちも24の魔神柱が消滅したよ!」
レガムント「そっちにいる魔神柱も消滅したのか!」
クルーク「よかったー!!」


しかし、メイヴが気を失っているミリアムを見て彼女に一撃を放とうとする!


メイヴ「とりあえずこの女の駆除が最優先だわ!」


すると、ミリアムが突然消え去った!驚く彼らにとある声があった!


とある声「転送で我らのところに送還したミリアムを倒せたからと言っていいご身分だな。次はアイオーンを狙うし、その時はお前達の命はないと思え」


とある声がそう言い残して消えた後に五人は青の城から帰還して味方陣営に現状を伝えた。


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