二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。4
日時: 2022/12/14 20:01
名前: 桜 (ID: V1z6MgX2)

新しい日常日和。4に来て下さりありがとうございます。このたび前の掲示板のデータがいっぱいになったことにより後継掲示板で日常日和。を4として再開することになりました。なのでブタのヒヅメとの戦いやぷよクエ実録も今後はここですることになります。それでも私は変わらないし変わるつもりもありませんので見ていただければ幸い!


「目次」


「短編」
多才のわらじ>>1-2
賢者大作戦!>>38-43
成りすましアラビア二番手>>49-50
ツキノちゃんと孤高な天騎士さん>>73
サックスとリンゴ>>78-79
恋愛裁判地獄絵図>>85-89
Ai:birthday>>146-147
可愛い可愛いメイドさん>>177-179
栄光の天騎士ロード>>183-190
隠しの天才>>196-197
疑惑のラブレター>>203-204
悪魔さんの歌と少女のオーボエ>>248-249
2番手vsローティーン共の大戦争>>265-267
フルートの約束>>276-278
海水浴での休暇>>338-342
ふうりんアフェットゥオーソ>>365-369
月光の進化と共に>>374-377
王ドラ、イーブイ達を拾う>>382-383
とっておきのうた>>389-392
ある日降り立ったウーベルチュール>>410-411
学☆芸☆会☆大☆騒☆動>>415-416
サウンド・ショウ・タイム>>420-421
大量の楽器紛失事件>>425-429
龍笛を巡る運命(さだめ)>>434-435
今時の温泉パークはプールも付いているらしい>>451-452
トラブルな仙女!>>467-468
影の怪盗と妹の姫君と操りのポケモン>>471-475
お花見は時に危険なこともあるらしい>>478
争奪のシナリオ>>515-519
Nebula from Sunny>>522-525
勘違いにご用心!>>528-530
舞い降りた花>>543-545
桜版裸族による裸族のための講座2>>548-550>>552-553
解き放たれた恋愛のもつれ>>558-561
8月31日のポルックス>>605-606
月下の明かりの下で>>607-608
Flying to you>>637
ロックパンダは騒動がお好き!?>>638-639
オーボエはギネスブックになるほど難しいらしい>>640-642
ファゴット・ミッション!>>643-646
アリシアと魔法のエメラルドの腕輪>>649-650
Nostalgie Voice>>651-652
雑草達のそばにあるキレイな二輪花>>655-656
薔薇とリンゴとトロンボーンとモノクルの香り>>657-658
狐をめぐるもつれ>>659-660
乙女のカメラ対決!?>>661-662
主の居ぬ間に洗濯!?>>663-671
Mysterious Days>>672
オトナになったもん!>>673-675
若頭と雅楽師と笛と>>676-678
ニュージーランド劇場に参加しまショー!>>681-685
北海道inアンサンブルコンテスト>>686-687
髪は男女ともに命らしい>>688-689
ジャパンの侍犬魂>>690-691
没ネタ2本立て>>692-694
大騒ぎなお嬢様参観日>>695-696
ロックパンダとの別れの時>>697
薔薇色の狙撃>>698-700
嬉し恥ずかし修羅場>>701-704
とある日の海水浴事情>>705-707
NOBUNAGA to visit shores>>710-712
カメラにご注意を>>715
ドタバタ☆アクション!>>741-744
いつの世も儚きや>>773-774
クリスマス☆ラブパニック!>>777-778
森の女王様と闇の美少女と花の魔導師>>781-783
違う時代からの流通者>>787-788
ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜>>794-795
アンダーノースザワでの出会い>>802-804
生徒会番長の苺の裏事情!>>808-811
初夏の露呈式!?>>815-818
天の川の天から舞い降りた落とし子>>822-823
ラブナの隠されたとある秘密>>826
少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語>>829-830
ラブっとvTORIスティック>>849-850
アムール☆トリップ>>854-857
日本のライブではハープやチェロも採用されるらしい>>858-859
やって来たのは少女剣士さま!?>>860-861
全面協力のバレンタインのラプソディ>>871-872
愉快!痛快!寿司狂騒詩!>>873-877
ルナティック・スウィング!?>>878-879
スパイハッピーバースデイ>>880-881
スーパー☆アストルフォちゃん!>>886-887
髪の毛は人間の命らしい>>888-889
一頭身の人形とヒーロー>>890


「やってきた。」
音大生漫画家がスマブラ屋敷にやってきた。>>439-440
ロック・パンダがスマブラ屋敷にやってきた。>>634-636
生意気司令官がスマブラ屋敷にやってきた。>>653-654


「ぷよクエキャラで料理対決!」
その2>>10-16
結果発表>>22-25
オシオキ編>>32


「テストネタ」
テストネタ1>>443-448
テストネタ2>>455-462


「フルート実録」
フルート実録2>>1
フルート実録3>>173


「闇天使の“重責”の呪縛」
猫と踏切と闇天使>>208-209
恋したサックス>>212
一旦の別れ>>215-216
事件の波乱>>221-223
神様も止められない紅蓮の羽四つ>>227-228
ウサギランド出現>>231-234
“願い”の先>>238-244


「ブタのヒヅメ決着」
月長石と星の水晶と黄玉物語>>283-284
全ては「キミ」のため>>289
慕う気持ち、向上心と小さな籠>>292-293
夕焼けの空と曇りの空>>296-298
青空はいつでも夕陽を待っている>>301
ゾーアの覚醒>>307-308
未来への絆>>313-314
悲しみはここに置いて>>318-320
さようなら、ありがとう>>324-326
終わりの始まり>>331-332


「全国学生音楽コンクールでの絆」
夏の花の嵐>>564-565
紅葉からの条件>>568-569
圧倒的な表現力がボレロを貫く>>574-575
四葉宮高校との対面>>578-579
四葉宮高校とのアンサンブル対決!>>582-584
棟梁と魔人と黒音と>>587-589
黒音学園とのアンサンブル対決!>>592-594
それぞれの動向と彼女から手を引いて>>597-598
本来の音>>601-602


「天空のレビアッタでの激闘と決戦」
星の舞う庭>>609-610
ゆっくり回り始めた歯車>>611-615
秋のルビー、悲しみを歌いながら愛しさを>>616-619
激闘の瞬間ーーーときーーー>>620-621
兎蝶グラフィティ>>622-623
道化とスライムのレジリエンス>>626-628
悲しみよりも深く優しく>>629-630
No charge memorys>>631-632
これからの課題と目的>>633


「トランペッターのケロン人襲来!」
占いの結果のトランペットとウラハラとタママ>>747-748
純粋アンチテーゼ100%>>751-752
トランペットでのイリュージョン>>755-756
大切な人からくれた宝物>>759


「マリア・ザ・リッパーの行く末」
休息にトロイメライ>>841-842
White fox the Ripper>>843-844
マリア・ザ・リッパー!>>847-848


「ぷよクエ実録」
時空の旅人クリアまでの道のり>>254
マーベットの挑戦状日和>>270


「前後編」
旋律幻想曲>>56-58>>64-66
果てなき命の宴>>132-134>>139-140
フルートのショコラティエ>>151-152>>156-157
吸血鬼の赤き洗礼>>257-258>>261-262
オルガンストレッタ>>348-351>>356-360
秋のポケモンコンテスト!>>397-400>>405-406
愛と涙のサッカーバトル!>>533-535>>538-540
それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行>>762-764>>767-770
大切な思い出>>833-834>>837-838
ダイ山神話聖杯大戦>>862-866>>867-870
Composer:C>>882-883>>884-885
無垢なるアイの願い星>>891-895>>896-899>>900-905>>906-909(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「特別編5」
序章:八奇人>>94-95
第一章:わがまま>>101-102
第二章:見てきたもの>>107-109
第三章:夢涙>>115-117
第四章:絆>>121-122
終章:響く>>123-124


「特別編6」
序章:オーボエの王子様>>481-482
第一章:小さな店で>>486-488
第二章:シグレの覚醒>>492-495
第三章:目には目を、口撃には口撃を>>500-503
第四章:オーボエの涙>>507-509
終章:運命の奇妙な巡り合わせ>>510-511


「特別編7」
序章:始まりの約束>>718-719
第一章:デートの途中で>>722-723
第ニ章:すれ違い・・・?>>726-727
第三章:本当のこと、その本当の気持ち>>730-732
第四章:報復☆DEATH>>735-736
終章:日本までやってきた来客>>737-738

スパイハッピーバースデイ(その1) ( No.880 )
日時: 2021/04/28 21:43
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はエージェントさんの誕生日の話。もちろん前回と繋がってます☆






来たるべき1週間後の4日28日。そう、その日は・・・


アリシア「エージェント好きエージェント好きエージェント好きエージェント好きエージェント好き(ry」
姫子「アリシアちゃん、そんな復唱しなくても;」


そう、4日28日はエージェントの誕生日なのだ!だからアリシアはその日に彼に自分の気持ちを伝えようとしていたのだ。姫子の協力も借りた上で。


姫子「つか、テンパって告白しない方がいいんじゃありませんの?エージェントさんもめちゃくちゃ顔がいいからかなりモテるのは分かりますけどね」
アリシア「自分の気持ちが成就しなくても伝えたいの!」
姫子「あえて玉砕前提ですのね;」


一方、クルーク達はエージェントへの誕生日プレゼントを選ぶためにいつものショッピングモールに来ていた。ゼオはエージェントが食すお菓子を探していた。


ゼオ「これ!辛いもの好きなあいつのことだから絶対辛いお菓子だ!」
エジソン「それはゼオ君が食べたいやつではないか;」
ブラヴァッキー「あたしはロボット掃除機とかを探すわね」


それを見ていたクルークはクスッと笑いながら言う。


クルーク「でも、ゼオが食べたいならエージェントが食べたいはずだよ。・・・」


クルークは一瞬メイヴやクー、ナーサリーを見るが流石にこないだのことは気まずかったのかあえて避けていた。それを見たアイオーンは思案する。


アイオーン(クルーク達に何があったのだ・・・?ただ喧嘩したとは思えんが)


一方、サンソンとアレクはアイオーンに貸してもらった彼のサブで使うクレジットカードのブラックカードを持ちながら商品を見ていた。しかしエージェントにぴったりな品物はどちらも品質がいい故になかなか見つからない。


サンソン「どれも品質は良いと思うけど、それゆえになかなか迷うね・・・」
アレク「あっ、あれなんかいいんじゃないのかな?」
サンソン「えっ?これはフルートらしきの高級な値段ですか?アイオーン殿は多少高くても自分がFXというものなどで運用した資産で払うから気にしないと言ってくれましたが・・・」
アレク「見たことないメーカーみたいだけど買おうよ!きっとカッコいいよ!」
サンソン「うーん・・・」


すると、サンソンはそのフルートを手にしてレジまで行った!


サンソン「これ、払うので下さい」


すると、そこにギターの基礎練用の楽譜を買いに来たヤスが通りかかった。


ヤス「エージェントの誕生日プレゼントか?何を買うつもりだ・・・」


しかし、ここで彼は驚愕した!そのフルートは・・・





あのフルートの高級メーカーのパウエルのだったからだ(爆弾投下)


ヤス「」






楽器屋店員「わぁ!誰かへのプレゼントですか?」
サンソン「はい、カードで支払うので・・・」
ヤス「バカ野郎!!そのフルートは高いぞ!!カードをそれのために使うなー!!!」


ヤスがなんとかサンソンからそのカードを取り上げた後にアレクはヤスに文句言いたそうにしていた。


アレク「やっと買えるんだよ!なんで邪魔をするんだ!」
ヤス「バカかてめーらは!あれは流石に値段が高すぎんだよ!あれで払えると思ったのか!?」
サンソン「アイオーン殿が貸してくれたサブのカードでしたので彼ならば払えると思いました」
ヤス「あいつ、そんなことならすらすらとできるんだな;」


すると、偶然来たハッチンがヤスが取り上げたアイオーンのカードの種類を見て何かを確信する!


ハッチン「ふーん。わかった!」
ヤス「何がだ?」
ハッチン「これ、双循が使っているブラックカードと同じ種類だよ!それをサブに使ってるのかよあのヘタレニートギタリストは!」
ヤス「えっ;」


その数分後、クルーク達は昼食のためにいつものフードコーナーに来ていた。アイオーンが奢るというのでみんな好きなように頼んでいた。


クルーク「ああこれ美味しそうだなでも迷うな・・・ん?」


すると、クルークはとある見すぼらしい格好の男性を見かけた。クルークはその男性に声をかけた。


クルーク「あの。なんか奢りましょうか?」
見すぼらしい格好の男性「ああ、いやいい。自分で好きに頼める」
クルーク「そんなわけにもいかないでしょう。服代も奢りますから・・・あっ」


すると、クルークはその男性の顔を見てハッとなる。なんとその見すぼらしい格好の男性の正体は私用で来日したアリシアパパだった!


クルーク「アリシアパパ!?なんでこんなところに!?」
アリシアパパ「しっ!声がでかい!実は我が娘がエージェントに告白すると姫子嬢から知らされたので急遽公務を早く終わらせて日本に来日してきたんだ」
クルーク「そんな無口無骨な顔して結局子供達のことを愛してるじゃん」
アリシアパパ「表向きは堂々とした無口無骨で無愛想なニュージーランド総理で通ってるから!」
クルーク「とにかくアリシアには内緒にして欲しいってことだろ?だったらアリシアママはどうしたの?」
アリシアパパ「あいつはさっき日本に来日して日本のショッピングモールで買い物を楽しんでいるところだ」
クルーク「!このショッピングモール、なんでも揃ってるもんね」
アリシアパパ「だから私がモリアートという名前で通すからクルーク君もそれに合わせて欲しい」
クルーク「わかった。モリアートね。一人は寂しいから一緒に来て」


一方、初めて日本のショッピングモールに来ていたシェリーと彼女の養父と名乗るとあるサーヴァントである仮名のジェームズはその種類の豊富さに圧倒されていた。


シェリー「どれが欲しいのかかなり迷うね」
ジェームズ「私の生きた時代ではこんなものはなかったからかなり新鮮だヨ」
シェリー「そうね。こんなに種類が豊富なショッピングモール、ニューヨークにもなかったかもね」


すると、ジェームズは不審に走っていたとある男性二人を見かけた。ジェームズはそれを感じとって何かを予見していた。
一方、フードコーナーではクルークが連れてきたモリアートことアリシアパパの出立ちにサンソン達も驚きを隠せなかった。


サンソン「クルーク殿。彼はなんという方でした?」
クルーク「見すぼらしい格好のモリアートだよ」
メイヴ(な、中身も見すぼらしいの!?か、可哀想!!)


すると、可哀想に感じたメイヴは珍しく自分のケーキをモリアートにあげていた。


メイヴ「ケーキ食べる?私の分もあげるわ」
クー(あの自己中でビッチな高飛車のメイヴが人間に対して気遣いを!?)
ラーマ(成長しておったな)


一方、後から遅れてきたエージェント達はクルーク達の待つフードコーナーに向かおうとしていた。


エージェント「ショッピングモールではマナーをちゃんと守って過ごすんだぞー」
アリシア&姫子&ベリー&プロキオン「はーい!」
ブラック「なんでオレまで連れてこられなきゃ行けないんだ;」
デオン「いいじゃないか今日はせっかくのアレなんだし」


すると、近くにマシンガンの銃声が鳴った!何かに気付いたエージェント達はその場に隠れた。


フルシュ「どうしたんですか?」
エージェント「静かに;」


すると、近くにはテロ集団がマシンガンを持ちながら襲撃していた!そのテロ集団のリーダー格の男が声明を上げた!


テロ集団のリーダー格の男「我々はこのショッピングモールを襲撃しにきた6月の子持ち嫁だ!」
エージェント(なんて語呂の悪いネーミングなんだよ;)


すると、人質を取った6月の子持ち嫁のリーダー格の男は言う。


6月の子持ち嫁「みなさんは今から我々の大事な人質です大人しくしていれば危害は加えない。我々の目的はショッピングモールの売上金の強奪とこのショッピングモールに売られてある3680円のスーツを買うこと」
大半の人質にされているショッピングモールの客全員(安いじゃねーか!!)


一方、エージェント達は残りのショッピングモールの客を探しにきた6月の子持ち嫁のテロリストの一人に遭遇しそうになった。


エージェント「!お前ら隠れてろ!アリシア!」
アリシア「!?」


テロリストの一人はエージェント達のいるトイレまで駆け込もうとしていたが、エージェントとアリシアがハッタリでキスしているのをみて顔真っ赤になりながら行こうとしていた。


6月の子持ち嫁のテロリストA「くぅ〜!熱いねぇ〜!って違うだろうがこら!!」


しかし、エージェント達はすでに間一髪で逃げていた!


6月の子持ち嫁のテロリストA「おのれ逃げやがったか!」


一方、エージェント達は天井に逃げながらクルーク達に合流しようとしていた。


エージェント「お前ら離れんなよ。どこかに逃げてるクルーク達に合流するんだから」


しかし、エージェントは気付かなかった。なぜならアリシアはハッタリとはいえエージェントの誕生日前に最高のやつをくれたのだ!


アリシア「エ、エージェントの唇・・・!」
姫子「よかったじゃありませんかアリシアちゃん!」
ブラック「おいこんなとこで騒ぐなよ;」
ベリー「いいなー」
エージェント「サンソン、アレク、必ず助けるからな!」
プロキオン「カッコいい〜!」


一方、クルーク達は一つに群れながらテロリスト集団の6月の子持ち嫁から逃げていた!サンソンは言う。

スパイハッピーバースデイ(その2) ( No.881 )
日時: 2021/04/28 21:45
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

サンソン「いいですか。くれぐれも僕達からは離れては行けませんよ」
ほわん「はーい」
ヒメコ「あのマシンガン集団怖すぎ・・・;」
フィン「しかも今あの寿司パーティで見かけた一家連れもこのショッピングモールに来ているのを見かけたからな。今頃はあの一家連れもマシンガン集団の人質に・・・」
ププル「うう、しんちゃん、ひまわりちゃん、ごめんねすぐ助けに行くからね・・・!」
しんのすけ「だったらオラも仲間に入れてよ」
あやクル「ああ、仲間に入れて・・・」
アミティ「って、しんちゃん!?なんでこんなところに!?」
しんのすけ「いつのまにかかあちゃん達が迷子になってたんだゾ!」
ディルムッド「い、いつのまに!?」


しんのすけの無事を確認した一行を見ながらメイヴは何かを発見する。それは先程の楽器店のピアノのチラシだ。


メイヴ「これ・・・」
アイオーン「それはクルークが買おうとしていたピアノである」
メイヴ「やっぱりクルミとして活動していたのも自分のためだったってこと・・・」
アイオーン「いや、そうではない」
メイヴ「えっ?」
アイオーン「それはクルークがかつて自分が通っていたピアノ教室に贈るためのピアノだ。二人の姿を一人で演じながら過ごすのは簡単なことではない。普段のクルークは人に教えて時に一人一人に心を砕いて導き、クルミは自らのファン達に夢を与えてそれに応えようとたとえ二人が一人でも努力する。・・・それに惹かれてついてくる奴は多い」


アイオーンの諭しにメイヴはこれ以上何も言うことはできなかった。


メイヴ「・・・そんなこと初めて聞いたわよ。バカ・・・」


一方、天井から移動したエージェント達はテロリスト集団に見つからないようにクルーク達を探していた。


ブラック「あいつらは今でも生きてるよな?」
プロキオン「うん、生きてる。何よりサーヴァント達が付いててくれるんだもん」


すると、天井から誰かが飛び降りてきた!エージェント達はびっくりするが、その顔ぶれの二人を見知っていた。


エージェント「えっ・・・!ビリー、ロビンフッド!」
ビリー「やあ、エージェント、みんな、ダイ山の時ぶりだね!」
アリシア「どうしてここに?」
ロビンフッド「自分達で調達したお金で服を買おうとしたらマシンガン集団の襲来に遭ってそれで仲間を見つけようとしたところですよ。でも、まさかあんたらが来てるとは」
デオン「だが、そのお金はどこで調達しているんだ?」
ビリー「確かセレンという名のミューモンの少年が僕達の方に来てそれで仕事を紹介してくれたんだ」
ベリー「セレンさんが。どんな仕事ですか?」
ロビンフッド「セレンの親父さん直属の用心棒」
ブラック「あいつ、すっげえ本質を見抜く目に優れてやがる!!」
エージェント「ということは二人とも、今回は力を貸してくれるか?」
ビリー「もちろん!」
ロビンフッド「あんたらがいるんじゃやるとこまでやるしかありませんなあ」
エージェント「ありがとう!」


すると、エージェント一行の周りに気付いたらマシンガン集団の二人のテロリストが接近していた!


6月の子持ち嫁のテロリストB「見つけたぜてめーら!」
エージェント「げっ!!」
ビリー「人間のマシンガンか。僕の早撃ちと比べてみたらどう?」
6月の子持ち嫁のテロリストC「ああ?なんだこのアメリカもどきのクソガキ。痛い目に遭わせちまーーーーー」


パァンッーーーーー


すると、ビリーの早撃ちが6月の子持ち嫁のテロリストCの近くにあった壁を貫いた!6月の子持ち嫁のテロリストCは突然の早撃ちに恐怖に怯えて逃げ出した!


6月の子持ち嫁のテロリストB「おいっ!逃げるなーーーーー!!(6月の子持ち嫁のテロリストCを走りながら追う」
ビリー「人間を殺すのはダメだよとクルークに言われたから壁を狙ったのに意外と呆気なかったねー」
エージェント「お前、壁代弁償しろよ;」
ビリー「わかってるよー」


一方、人質に取られた一人のみさえとひろしはテロリスト集団のリーダー格の男とその部下の話を聞いていた。


6月の子持ち嫁のリーダー格の男「何っ、1階でイワノ山とブリ川が逃げた!?」
6月の子持ち嫁のテロリストD「きっとショッピングモール内を逃げ回ってる奴らの仕業ですぜ」
みさえ(さっきクルーク君達やエージェントさん達を見かけたけど、まさかあの子達が・・・!)
ひろし(多分しんのすけもクルーク君達かエージェントさん達に合流してるはずだ)


すると、しんのすけがジュースを買う代金をもらいに気付かれずにみさえのところに来た!


しんのすけ「かあちゃん、喉が渇いたから自販機代ちょーだい」
みさえ「しょうがないわねえ」
しんのすけ「じゃ(クルーク達のところに戻る」
ひろし「・・・って、何やってんだあいつ・・・;」
みさえ「え・・・;」
6月の子持ち嫁のリーダー格の男「!今のはあなた方のお子さんですか?」


一方、クルーク達はスキルや武器、宝具などを使って大半のテロリスト集団を一網打尽にしていた!クルーク達が緊迫しながらも頑張る中でしんのすけはそれを気にせずにもらった自販機代でジュースを買ってそれを飲んでいた。


しんのすけ「あー、うまっ」
ハッチン「ちょっとは緊迫しろ!!」
エージェント「あっ!」


すると、エージェント一行がクルーク一行を見かけて合流した!サンソンはエージェント達の無事を喜ぶ。


サンソン「エージェント様、みなさん、無事だったんですね!」
エージェント「いやー、まあな。今回は二人も手を貸してくれたからな」
アレク「えっ?あ、ロビンフッドにビリー!」
ロビンフッド「久しぶりっす」
ビリー「元気にしてた?」


すると、ゼオが周りを見渡すとともに言う。


ゼオ「これで大半のテロリストは倒せたな」
エージェント「でも、まだ残りはいるはずだ」
6月の子持ち嫁のリーダー格の男「残りは私と窓山だけだよ」
大半の人達全員「!!」


すると、ナイフを持った窓山に捕まっていたのは手が縄に縛られているみさえとひろしだった!


みさえ「クルーク君達!」
ひろし「エージェント君達!」
クルーク「みさえさん、ひろしさん!」
6月の子持ち嫁のリーダー格の男「ガキ共のくせによくも私の計画を邪魔してくれたね。死ね!」


すると、しんのすけがカンタムロボの動くおもちゃをラジコンで操作しながら言う。


しんのすけ「私はカンタムロボだー」
ジャック「えっ・・・しんちゃん・・・?」
6月の子持ち嫁のリーダー格の男「ふん、そんなおもちゃ如きでーーーーー」
しんのすけ「カンタムロボ、ロケットパーンチ!」


カキーン!


すると、そのおもちゃの動くカンタムロボの飛ばした手を6月の子持ち嫁のリーダー格の男の股間に命中した!ちなみに今回のしんのすけは服を着ています。
あまりの痛さに悶絶する中でエージェントはその隙に窓山の腕を蹴ってみさえとひろしを解放した!


エージェント「大丈夫ですか!?」
みさえ「あ、ありがとう」
6月の子持ち嫁のリーダー格の男「よ、よくも・・・援軍!」


すると、6月の子持ち嫁のリーダー格の男の後ろに残りのテロリスト集団が待ち構えた!


エージェント「ひろしさん、みさえさん、今のうちにしんのすけを連れて逃げて・・・」
ひろし「いや、俺達も戦う!みさえ!(自分の臭い靴を投げる」
エージェント「えっ!?」
みさえ「はい!(その靴をキャッチする」


6月の子持ち嫁のテロリスト集団はなんとかひろしとみさえを殺そうとする中でひろしはとある方法を使った!


ひろし「5日目の靴下キーック!」
6月の子持ち嫁のテロリストE「うわっ!!!」
6月の子持ち嫁のテロリストF「くせぇーーーーー!!!」


一方、みさえは6月の子持ち嫁のテロリストGにひろしの臭い靴を強引に無理矢理嗅がせた!


みさえ「うちの旦那の靴は臭いわよ!」


そして6月の子持ち嫁のテロリストGがあまりの臭さに気絶する中で窓山はひろしを殺そうとするが、ひろしはまた別の方法で倒した!


ひろし「普段は俺は武器を持っているがこれはどうだ?水虫キーック!」
窓山「ぎゃっ!!」


一方、6月の子持ち嫁のリーダー格の男は未だにあまりの痛さに悶絶しながらもみさえとひろしを捕まえようとするが、ひろしの五日目の靴下キック、それに続いてみさえのひろしの臭い靴当たり、終いにはしんのすけの動くおもちゃのカンタムロボを追いかけたことにより無意識的に発生したしんのすけの石頭で股間をぶつけた後にあまりの痛さに最終的にガラスを割った窓からの警察が待つ近くの噴水に落ちた!


みさえ「ひろし〜!」
ひろし「みさえー!」
しんのすけ「ヒメコおねいさん!」
ヒメコ「いいから;」
エジソン「どうでもいいが、この無差別な臭さはどうにかならないのか・・・?」
ナーサリー「ナーサリーでも臭いわ!」
ヤス「一応はダメージはあるみたいだな・・・;」


すると、メイヴはクルークをまっすぐ見ながら言う。


メイヴ「クルークはなんである秘密を隠していたのかはわからないしわかっても動揺していたわ」
クルーク「・・・」
メイヴ「でも、そんなところも引っくるめて私達のクルークなのよね」
クルーク「!」
メイヴ「私達、もう一度あなたのサーヴァントとして立ち上がります!」
クルーク「メイヴ、クー、ナーサリー・・・」


すると、彼らの会話を聞いてないエージェントはモリアートに気付いて言う。


エージェント「ん?この人もクルークの友達か?」
アリシアパパ「わっやめ・・・(ローブを外される」
エージェント「!!あーっ!!旦那様!!?」
ほわん「えっ!?アリシアちゃんのパパ!?」


すると、ショッピングモールの屋上に到着したヘリコプターから降りてきた執事のリキュウと先程屋上で食事を終えたアリシアママが来た!


リキュウ「旦那様!こんなところにおったのですか」
エージェント「リキュウさん、奥様!」
ハッチン「ファッ!?アリシアの母ちゃん!?」
姫子「アリシアママ、こんな時にどこにいたのですか?」
アリシアママ「屋上で食事を楽しんでいたところよ」
ゼオ「よく見つからなかったな」


そしてその1週間後のスマブラ屋敷。会場はエージェントの誕生日会に包まれていた。そして・・・






エージェント以外の大半の全員「エージェント、お誕生日おめでとうー!!!」
エージェント「ありがとう!」






おしまい






「後書き」


今回はエージェントの誕生日話だってのに全然関係ない話ができました;申し訳ない・・・;
さて次の話を書くのはいつやら・・・ここらへんリアルで忙しかったからなー;それでも次回をお待ちいただければ幸い!






「おまけ」シェリーとジェームズのちゃんとした絆


シェリー「私はあのショッピングモールから逃げてよかったけど、ジェームズは気付いてたんだね」
ジェームズ「あまりの不審な動きだったからネ。気付くのも当然だヨー」


〜♪(ジェームズのスマホに着信音)


ジェームズ「おや、時間だネ。じゃあ、行ってくるヨ」
シェリー「うん、人間社会でのアメリカの要人の外務大臣、頑張ってね」






シェリー「モリアーティ」






感想OK

Composer:C(前編)(その1) ( No.882 )
日時: 2021/05/15 23:33
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回は前後編です。つまりチャラ王がメインの前後編!こういう話は書きたかった・・・






チャラ王「うーん・・・ここはあれの方がいいかな・・・」


とある日のチャラ王の豪華そうな家。チャラ王はそのサッカーボール型の離れ家で自身の作曲家としてのPNである麻生夢叶名義で曲を書いていた。離れ家に置いていたピアノで作曲の進行を進めるが、そこに先ほどまで霊体化していたチャラ王の幼馴染のリップのサーヴァントであるトリスタンが来ていた。


トリスタン「クスッ」
チャラ王「いたのかトリスタン・・・;」
トリスタン「ええ。これはあなたの曲ですか?いい曲ですね」
チャラ王「こんなんまだ途中だよ。これはそのうちに壮大な吹奏楽曲になるんだよ。星ノ宮学園の中等部の吹奏楽部長からの直々の依頼で」
トリスタン「金城殿ですか。彼は高名な音楽一家の息子でしょう?その彼から依頼を受けるなんてすごいですね」
チャラ王「いや、金城自身は自分をすごいだなんて思ってない。金城の周りにはすごい人ばかりだからな。だから、あいつにすごいなんて言うのは禁句だな」
トリスタン「ほう」


すると、チャラ王のテレビ通話用のタブレットに電話がかかって来た。チャラ王の父親でDeuilと人気と実力を二分するトップバンドであるcranberryのキーボーディストのトキオからだ。


チャラ王「はい」
トキオ「我が愛しの息子!そして究極の天使!元気にしてるか?」
チャラ王「おい。ここで言うのはやめてくれ・・・;」
トキオ「ワーズ君から聞いたんだけど、リップちゃんに間男が現れたんだって?リップちゃん、なかなかモテるね!」
チャラ王「はあ!?リップは関係ねーだろ!?」
トキオ「相変わらず自覚がないねー。リップちゃん、その間男に本気になるかもしれないから思い直してくれるためにちーもお見合い相手らしきを紹介するから!」
チャラ王「はぁっ!?何勝手なことを・・・!」
トキオ「今郵便で送るから!」
チャラ王「いらねーよ受け取り拒否するからなっ!!」
トキオ「もー、ちーってば〜!」


すると、トキオからこんな爆弾発言が飛び出した!






トキオ「そう言うと思ってお父さん、ロンドンでのジャケ写撮影を終えた後に1週間のオフを取ってもらって今家の前に帰って来てるから!」
チャラ王「!!?」






すると、トキオからドアノックとインターホンが鳴った!トリスタンはそれに応じた。


トリスタン「はい」
トキオ「ただいまー!って、えっ!!?友達かい!?」
チャラ王「違う!!」


そしてチャラ王は蚊帳の外であるトリスタンを跳ね除けて父親のトキオに問い詰めた!


チャラ王「おいこら親父何断りもなしに来てるんだ!!」
トキオ「なんだよこの子は!親が心配してわざわざ来たのに!バチが当たるぞ!はっ!さてはちー、何かお父さんに言えないことがあったのかい!?」
チャラ王「はぁっ!?」
トキオ「まさか誰かを監禁してるの!?それとも危ない動物でも飼ってるの!?一体何を隠したんだー!?とにかくご近所や世間様に迷惑かけることだけは許さないからなあああああーーーーー!!!」
チャラ王「やかましい!!親父がまさに近所迷惑だ!!」
トリスタン(どっちもうるさいですから近所迷惑ですね・・・私は悲しい・・・)


その数分後、悠々とお茶を飲むトキオにチャラ王はさっきのことで怒っていた。


チャラ王「何考えてんだ俺は何も隠してねーよ!!」←半分はトリスタン達の正体を隠してる
トキオ「だってキミ、小さい頃はいわゆるメガネをかけたいかにも真面目少年だったじゃないか」
チャラ王「あれはあくまで子供の頃だろ!今頃言うな!」
トキオ「(でも、ちーは今でも本当は友達想いの優しい子だって父さんと母さんは信じてたよ!ちー、あの頃はいわゆる音符のブローチがついた黒のベストを着てたもんね。黒のベストに音符のブローチ・・・)あの頃の服装は父さんをモチーフにしてたんだろ?」
チャラ王「はぁっ!!?」


すると、チャラ王の好物のみかんのゼリーをもてなしたトリスタンがトキオに聞く。


トリスタン「あの、あなたは一体・・・」
トキオ「一応言うけどキミもちーの友達だよね?」
トリスタン「リップの間男です」
トキオ「えっ、キミが!!?女性っぽい!」
チャラ王「こらっ!!」


すると、トキオがチャラ王の仮の見合い相手の写真数枚を取り出した!


トキオ「まあでもリップちゃんが思い直すために仮の見合い相手の写真を持って来たんだ。どれもめちゃくちゃ美人ばっかりだよ!」
チャラ王「だからいらねーっつってんだろ!!俺は見ない!!」
トキオ「なんだよこの子は!早く進展しないと父さん達は心配で死ぬよ!早く見てよ!」
チャラ王「必要ねーよ!!」
トキオ「!もしかして、今はそんな姿して女の子に興味はないのかい!?それなら父さん達は対策を考えないといけないよ!」
チャラ王「アホか!!わかったから早く見せろ!!」


そしてトキオはチャラ王の仮の見合い相手の写真を見せた!


トキオ「この女の子はミスなんとかに選ばれてめちゃくちゃ美人なんだよ。・・・あんまり美人だと結婚後もモテまくりで困りそうだね。この女性は大企業勤めのバリバリのキャリアウーマンなんだよ。・・・あんまり仕事ばかりだと結婚後は仕事で家庭を疎かにしそうで怖いな。この女性は有名なお嬢様学校の白薔薇女を出て現在は花嫁修行中なんだって。・・・あんまりお嬢様だと世間知らずでちょっと困りそうだね。なんだどれもちーとは合わない気がするなー・・・;」
チャラ王(親父達がそんなんだから俺は面倒くさいと感じるんだ・・・;)


すると、写真を見たトリスタンはそのあまりの美人ぶりに驚嘆する。


トリスタン「あっ、この方はめちゃくちゃ美人ですね。10年後であれば・・・」
チャラ王「おい;」


その翌日、チャラ王は通う学校のポップン学園で父親が帰って来たことをリップに話していた。


リップ「えっ、トキオさんが帰って来てるの!?」
チャラ王「しっ、声がでかい!親父、何の因果か知らねーけど仕事はちゃんとしてほしいよなー」
リップ「なんだ言えばいいのに」
チャラ王「せっかくオフ取って帰らすわけには行かねーだろ。それにリップの親父さん達もうちの親父を気にかけてたみてーだし」
リップ「親同士仲がいいもんね」


すると、いつのまにか来ていたトリスタンが言う。


トリスタン「へー、親同士も仲良いっていうことが今はあることなんですね」
チャラ王「って、いつの間に来てたのか!?」
トリスタン「私は哀しみの子だから親にはあまり恵まれませんでしたね。両親とも死別しましたし」
チャラ王「重い話をコミカル調に話すなよ;」
リップ「でも、こんなところまで来て大丈夫?トリスタンちゃん」
トリスタン「何がですか?」
リップ「だってもうすぐ授業の時間だよ。しかも英語」
トリスタン「セルフの授業参観だと思えばいいでしょう」
リップ「だから、そうじゃなくて・・・」


すると、英語担当の教師であるDTOがトリスタンの首根っこを掴んだ!


DTO「おいリップ、この男は誰だ?困るぜ俺の授業寸前に勝手に入って来られたら」
リップ「あっ、DTO先生」
チャラ王「そいつ、リップの同居人の一人だ」
DTO「ああ、こいつが生徒達の間で噂になってたリップの間男か」
チャラ王(教師達まで浸透してた;)


その放課後、リップの実家のパティスリー店ではケーキを買ってきたクルーク達がトキオのことを聞いていた。


クルーク「えっ、トキオさん帰って来てるのかい!?」
チャラ王「ああ、そうだよ。なんでも親父達は1週間はオフ取ってこっちに来てるんだよ」
ゼオ「cranberry、今やdeuilと人気と実力を二分するトップバンドだからな。世界的に活躍して忙しいから休暇が必要なんだろう。アキトさんには一人娘の空のところにいるしな」


すると、ハッチンが買ってきたケーキを思わず落とす!メイヴが気付く。


メイヴ「ハチ君、どうしたの?」
クー「ハチがこんなことでドジるなんて珍しいな。どした?」
ハッチン「い、今、チャラ王がcranberryのトキオの息子だって言わなかったか!?あの空色の髪の男前女子もアキトの一人娘だって!?」
チャラ王「それがどうしたか?」
ハッチン「俺、アキトさんの個人ファンなんだよ!ほら、アキトさんが出してるギターのコピーやオリジナル曲のCDも持ってる!」
ププル「えっ;」
ヤス(そういえば、こいつの家の部屋にはアキトさんのポスターやグッズもあったな・・・)
ハッチン「おいゼオ、あの男前女子の家はどこにあるんだ!?アキトさんがいるなら案内しろ!」
ゼオ「こればっかりは空に聞いてみないとわからないからな。ちょっと打診の電話するぜ」


ゼオがそう言って空に電話する。すると、ゼオはその後に電話を切る。


ゼオ「空、あっさりとOKしたよ。ただし週刊誌に見つかったら面倒だから家の中でだけど」
ハッチン「ファーーーーーッ!!!よっしゃあああああー!!!」
ブラヴァッキー「嬉しいのはわかるけどうるさいわよ!」
ヤス「ん?でも、トキオさんに息子がいるとは聞いてないような・・・」


ヤスの疑問にチャラ王はあっさりと答える。


チャラ王「世間には秘密にしてるからな。学校でも知ってるのは先生達やリップやルートだけだし」
クルーク「そうなのかい?」
チャラ王「だからお前らも知らないことにしてくれるとありがたいんだが」
エジソン「了解した」
フィン「?待て」


すると、ププルのサーヴァントであるフィンがゼオに聞く。


フィン「空嬢の母上殿の今の年齢は何歳ぐらいだ?」
ゼオ「うーん、若々しいけど32歳だな」
フィン「となると・・・18歳ぐらいで空嬢が生まれたのか!!」
ゼオ「ああ、考えてみれば計算したらそうだな」


すると、先にほわんとジャックと一緒にケーキを食べていたヒメコが聞く。


ヒメコ「そんな歳に空ちゃんが生まれたの!?アキトさんが春陽さんに強姦した上で!?」
チャラ王「それ、イメージダウンになるからやめれ」
ゼオ「違う違う。空からの情報によれば春陽さんの方が先にアキトさんに惚れて猛アタックしてたそうだ。なんでもな春陽さんは他の女優の同業者に嫌なこと言われた時にまだメジャーデビューしたばかりの新人バンドだったcranberryのギタリストのアキトさんに助けられてな、それで惚れたんだと。ただその頃は業界は恋愛に対して複雑でな、春陽さんが空を身籠った時に周囲から猛反対を受けてな、それで仕事を投げ出してまでアキトさんとアメリカに駆け落ちしたんだと。それでバンドリーダーのトキオさんが探しに来た時に空が生まれたことでようやく周囲も納得してくれたんだ」
ほわん「ほわぁ〜、そんなドラマみたいな話があるんだね〜・・・」
ジャック「でも、トキオさんのはまだ隠してるってことでしょ?」
チャラ王「まあな。このまま週刊誌にバレなきゃいいんだが・・・」


すると、リップがとあるチラシを持ちながら出てきた。


リップ「ねえ、今度みんなでここに行かない?」
クルーク「?アルカレのセレンのプロデュース下のショコラトーの先行開店?確かにセレンにしてはショコラが美味しそうなんだけど・・・」
リップ「この店が同じ街に開店されるって聞いたから敵情視察も兼ねて行ってみない?もちろん奢るわ!」
ゼオ「ぜひ行かせろ下さい」


そしてその翌日、一行はセレンのプロデュース下のショコラトーの先行開店に立ち寄った。ついて行かされたエージェントは聞く。

Composer:C(前編)(その2) ( No.883 )
日時: 2021/05/15 23:35
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

エージェント「確かにチョコをリップが奢るとか言ってたけど、トリも連れてくることないか?」
リップ「大丈夫よ。トリちゃんも勝手な行動はしないだろうし・・・」
トリスタン「へー、大学生ですか?アルカレのベースのセレン殿のサイン、欲しくないですか?(早速アルカレの黄金アーティファクトの女子大学生数人にナンパする」
トリスタンにナンパされた女子大学生全員「欲しいーっv」
ルート「もうしてるぞ」
チャラ王「トリイイイイイーーーーー!!!(大激怒」
ゼオ「ついでだから言うけど、フィルも女子をナンパ、メルヴは男子を逆ナンしてるぞ」
フィン「はじめまして、美しい奥方達。私はこの店のチョコを食べにきたチョコの貴公子で・・・」←人前での名前はフィル
美人な奥さん達全員「あら、お上手ねv」
メイヴ「お兄さん、今からでもいいから私とス・テ・キ・な・こ・と・を・・・v」←人前での名前はメルヴ
逆ナンされた男性「は、はい!喜んで!」
ププル「コラーっ!!」
クルーク「メイヴは格闘女王様に雰囲気が似てるけどやっぱり違うんだな・・・;」
クー「悪いことしちまったな」
ディルムッド「わ、我が王が申し訳ございません;」


一方、ハッチンは一緒にいたサンソンにハチミツチョコを見つけたことを意気揚々に話していた。


ハッチン「サクソン!さっきハチミツチョコを見つけたんだ!(目がめちゃくちゃキラキラ」
サンソン「確かにこれは美味しそうですね。一応は買っときましょうか?」
ハッチン「いいのか!?」


一方、アレクはヤスにどうしてそのようなものを目にしても平然といられるのか聞かれていた。


ヤス「お前、どうしてこんなチョコを見ても平常でいられるんだ?」
アレク「平常というよりも僕はこの姿でも一応は王子だからね。だからこの高級な品物を見ても本当に美味しいのか見極めてるんだよ」
ヤス「流石生前は王族の少年姿」


すると、自分の店を訪ねて来たセレンがアイオーン達を見つけて彼らに声をかけた。


セレン「なんか聞き覚えのある声だなーと思えば、アイオーンにクルーク君達?」
アイオーン「セレン」
ナーサリー「彼がセレン君?」
クルーク「うん、そう。アルカレのベースでこの店のプロデュースした代表取締役みたいなものだよ」
セレン「随分と仲間が増えたみたいだけど、その間に何かあった・・・」


すると、セレンはリップの姿を見て何かを思い出した!


セレン「えっ!?キミ、あのパティスリー店アムールの娘さんの・・・!」
リップ「うん、そうだよー。一応クラリネット奏者としてうちの店の前で演奏のデモンストレーターもやってるよ」
セレン「へー!まさか小さいけど有名なパティスリー店アムールの娘さんが来てくれるなんて・・・これは負けてられないよねー!」
アイオーン(相変わらず爽やかな顔でさりげなく嫌味を言う嫌味な見た目小童である)
セレン「ところでデモンストレーターでの曲はキミが編曲してるのかい?」
リップ「ううん、幼馴染のちー君が編曲してるんだよー」
セレン「へー、ちー君ってあそこのギャル男かい?」
リップ「うん!ちー君、あんななりして編曲はもちろん作った曲も誰よりもすごいの。いつかプロになれるかはわからないけどアタシもちー君の作った曲の初演者になるんだ!それがアタシの夢!」
セレン「ふーん」


すると、セレンはチャラ王の姿を見てその見た目から察せないような隠れたオーラから何かを感じ取ってチャラ王に声をかけた。


セレン「キミがちー君?」
チャラ王「ん?あんた、アルカレの・・・」
セレン「ちー君、作曲できるのかい?」
チャラ王「ああ、学校の奴には内緒にしてるけど麻生夢叶というPNで・・・」
セレン「それなら大丈夫か。そんなキミにちょっと依頼したいことがある」
チャラ王「なんだ?」
セレン「こんなこと、今アルカレの新曲を作曲中のチタンには頼めなくてさキミにこの店のPR用の短い曲の作曲をお願いしたいんだけど・・・」
チャラ王「えっ!?」
トリスタン「ちー殿、人気バンドメンバーから作曲の依頼をされるなんてすごいじゃないですか!」
セレン「条件はなんでもいいんだけど、強いて言うなら・・・アムールの娘さん」
リップ「ん?何?」
セレン「ちー君が作った曲のレコーディングにキミのクラリネットも入れたいんだけど、それでいいかな?」
リップ「えっ!?」
ゼオ(そっちに引き抜くとかそういうわけじゃないんだろうけど、多分セレンはセレンなりにチャラ王から何かを感じ取ったんだな)


その夜、セレンからの作曲の依頼を引き受けたチャラ王の話をリップから聞いて彼女の家に居候しているアムールの三人の厨房スタッフ全員は驚いていた。


春海「えっ、有名なバンドメンバーから作曲の依頼!?」
乃木沢「ちー、すげーじゃん!俺なんて認められてもまだなのに・・・」
チャラ王「だから、金城からの作曲依頼もあるから少しは忙しくなると思うが・・・親父もいるけどお袋も休み取って帰って来るしな」
シャルアン「よかったじゃん!」
ルート「でも、曲ができたからってあまり調子乗るなよ。お前の作曲の才能は私もリップもトリもおぼろ達も認めている。だから、天狗になったりはするなよ?」
チャラ王「任せとけ!賞賛を受け流すのは得意だしな!」


一方、そのチャラ王の様子を外から黒づくめの人物が見ていた・・・。
その翌日、チャラ王はようやく2曲ができたことにその出来栄えの良さに聞いた大半の全員が驚嘆していた。


クルーク「いいじゃん、これ!」
ゼオ「へー。この吹奏楽曲を金城達が表現できるかは別としてなかなかやるじゃん」
ハッチン「セレンのショコラトリーのプロデュースでの始まりの曲らしいし、すげーな!」
チャラ王「ありがとな・・・力一杯」
リップ「あとはOKが出るかどうかなんだよね!ちー君の同い年の従弟君も仕事の合間に聞くといいなー!」
ヤス「同い年の従弟って誰のことだ?」
チャラ王「ああ、サインズのベーシストのヒロ。ヒロちゃん」
ヒメコ「えっ!?」
メイヴ「じゃあ、ヒロちゃんもトキオさんの間接的なサラブレッドってこと!?」
リップ「違うよ!ヒロちゃんはちー君のお母さんの弟の子なんだよ!」
クー「つまり母方かー」


すると、バタバタと音がした!チャラ王は何の騒ぎかと出る。


チャラ王「はい。えっ!?」
ルート「お前、ちーのチャラ男仲間の・・・」


すると、チャラ男仲間の人物はボロボロになりながらもあることを口にした!


チャラ男仲間「ちー・・・!逃げろ・・・!奴らに・・・所在が見つかった・・・!」
リップ「えっ!?」
ヤス「とりあえず救急車呼んだ方が良いか・・・?なんか大きな怪我してるみたいだし・・・」
チャラ王「それはダメだ!それで呼んだりしたら・・・!!」
ププル「ボクとゼオが付き添うよ。だから救急車呼ばせて!お願い!」
チャラ王「・・・」


ププルとゼオが付き添う形で大怪我をしたチャラ男仲間が救急車に運ばれた後にクルークはチャラ王に聞く。


クルーク「ねえ、「奴ら」ってなんだい?キミに何か関係があるのかい?なんか尋常じゃないけど・・・」
チャラ王「・・・あんたには関係ないことだ。ほっとけ」
クルーク「できないよ!あの人が大きな怪我してまでここまで来たんなら、ボクだって放っておけないよ。ねえ、何があったの?」
チャラ王「・・・」


すると、チャラ王が何かを口にした。


チャラ王「そこまでして俺が曲を作ることは許されないのか・・・「羽柴家」・・・!」
クルーク「羽柴家・・・?」


すると、それを陰ながら見ていたナーサリーが本を通じて彼女の召喚者であるサーヴァントのモードレッドに連絡した。


モードレッド「羽柴家か?あの高い魔術の腕前を持ちながら冷酷非道で有名な魔術師一家か・・・オレもあの家に関しては秘密警察として調べてるけどまさかあのチャラ男の父方の実家だとは・・・」
ナーサリー「羽柴家の調べていたデータについてワタシの本を通じて送ってくれる?」
モードレッド「もちろんだ。できる限りの資料だがな」
ナーサリー「お願いね」


ナーサリーからの連絡用の本の魔力が一旦消えた後に近くにいたモードレッドの仮のマスターであるしおんは言う。


しおん「・・・行くのかしら?」
モードレッド「ああ、行くさ。悪いけど羽柴家の尻尾を掴むいいチャンスだからな。だが、しおんのもう一人の仮のサーヴァントでオレの秘密警察でのパートナーにも援護を任せてもらう。アーチャー、真名アタランテ」


すると、呼ばれたサーヴァントのアーチャーであるアタランテが姿を現した!アタランテは言う。


アタランテ「任せろ。汝のことだ、それで小さな子供などを平気で泣かせる羽柴家の尻尾を掴めるならそれで構わない」
モードレッド「ーーーーーよし、行くぞ」


それぞれの思惑が飛び交う中で一方、羽柴家の長で有名魔術師である貴族女性はほくそ笑んでいた。


有名魔術師の貴族女性「ふふっ、魔術の才能がなかったトキオの代わりに千悠、あなたは私がお家存続の道具として育てるわよ・・・」


続く・・・!






感想OK

Composer:C(後編)(その1) ( No.884 )
日時: 2021/06/09 21:33
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はチャラ王メインの話の後編です!そして前編のラストに出ていたあの三人も緊急参戦!?






クルーク「・・・」


あの出来事からの翌日。クルークはチャラ王がふと発した「羽柴家」という家名のことが気がかりでいた。しかし、ハッチンはそんなクルークに反して今日の昼にアキトに会えたことを喜んでいた。


ハッチン「ファー、楽しかったなぁ!夢だったアキトさんとの対談・・・まさかギターのつきっきりで個人講習までしてくれるなんて・・・まさか娘(空)がいたなんて思いもしなかったけど、それでも夢のような時間だったなぁ・・・おい、クルーク、何落ち込んでんだよ。尽きるだろうが冥利に」
ヤス「ハッチンは少しは空気読め。うっぜぇ」
ハッチン「ファーッ!!?」
ヒメコ「やめなよ二人とも!」


ゼオはクルークから聞かされた羽柴家について何かしらその家名に聞き覚えがあった。


ゼオ「羽柴家かー。聞いたことはあるな」
ププル「ゼオ、知ってるの?」
ゼオ「実力がない者には容赦なく切り捨てるような冷酷無慈悲な魔術家系だよ。あれから俺なりに調べてみたんだが、まさかトキオさんが羽柴家に連なる者だったなんてなぁ。もう勘当はされてるみたいだが」
エージェント「その羽柴家については詳しくはわかるか?」
ゼオ「ああ、わかるとも。もっと深く調べれば・・・」


すると、とある物が落ちたような音がした!チャラ王が作った曲に関するスケジュール表を持っていたセレンだ。


サンソン「どうしたんですか?何かしらトラブルでも・・・」
セレン「羽柴家ってあの羽柴家!?」
メイヴ「そうだけど、それが?」
セレン「あの羽柴家はすごい金持ちの魔術家系だ!被害に遭ったからって羽柴家はそれをお金で揉み消すかもしれない!だから羽柴家に真っ向から立ち向かうのはやめた方がいいよ!」
クー「確かにそれは金持ちのセレンが言うんだからあながち間違いはなさそうだな」
ナーサリー「そういえば、チャラ王さまは出てこないわね。何してるのかしら?」


すると、ドアがバンと開いたような音がした!チャラ王と彼を追いかけるリップ達だ。


リップ「ちーくん、待って!作曲をやめるってどういうこと!?」
セレン「えっ!?」
チャラ王「それは言えない。だからこれ以上はお前らを危険な目に遭わすわけには行かねーよ!」
ほわん「おぼろちゃん、どういうこと?」


ほわんに聞かれたおぼろは答えた。


おぼろ(モイモイ)「チャラ王君はね、みんなを助けようとしてるのよ。みんなをこれ以上羽柴家の毒牙にかからないために。それが作曲をやめることになったとしても」
アリシア「そんな!」
トリスタン「考え直しなさい。あなたの才能をこのまま埋もれさせるのは私は悲しいですよ!」
チャラ王「うるさい!もうほっといてくれ!」
ルート「ちー!ま「ボクが行くよ」


すると、クルークがチャラ王を引き止めるために駆け出した!チャラ王はクルークに気付く。


チャラ王「なんでついてくるんだ!」
クルーク「キミを引き止めるためにあるじゃないか!みんながこれ以上危険な目に遭わないために羽柴家に一人で生贄として捧げようとしたんだろ!?それならゼオ達もボク達も放っておくわけにはいかないよ!」
チャラ王「・・・ッ」


すると、チャラ王はクルークの迷いない瞳に思わず躊躇う。


チャラ王「・・・なんでクルークの目はそんなにも迷いなくてまっすぐなんだよ。苦手なんだよこういうのは・・・」
クルーク「嫌味だけどこういう性分だもん。それにキミの才能はボク達もちゃんと知ってる。だからもう一人で自己犠牲しようとしないでよ」
チャラ王「・・・」
クルーク「それにボク達、ただの仲間じゃないよね?」


クルークに諭されたチャラ王はようやく折れた。


チャラ王「わかった・・・羽柴家に関する情報は全部話すぜ。だが、羽柴家の目に留まらないようなことは限らないし、どっちにしても命の保証はできない」
クルーク「数多くの修羅場の場数を潜り抜けたんだからそれぐらい大したことはないよ」


そしてクルークに連れられたチャラ王はアムールに戻りゼオ達に羽柴家に関する情報や父親の生い立ちなどを全て話した。


ゼオ「・・・そうか。なら明日COMにそれに関する捜査申請を出そう。COMに事情を話せば多少は動いてくれるかもしれない」
ジャック「でも、その後にわたしたちはどうすればいいの?」
ゼオ「それを今から考えるんだ」


その夜にゼオから明日の羽柴家に関する作戦会議集合を言い渡されたチャラ王は家に戻った途端にドアの隙間越しからトキオとチャラ王の母親のミチカの会話を聞いていた。


チャラ王(母ちゃん、帰って来てたのか)
ミチカ「どうしよう・・・」
トキオ「そうだな・・・」
チャラ王(・・・?)
ミチカ「でも、ちーちゃんももう大きいし・・・」
トキオ「わかってくれるよきっと・・・協力してくれるよ」
ミチカ「でも、私の指揮者としての仕事・・・今本当に大事な時期だし・・・」
トキオ「どう考えたってミチカの身体の方が大事だもんな・・・」
ミチカ「うん・・・でも、思い切ってやってみよっか!新しい生活!」
トキオ「俺もメンバーには話すから・・・」
ミチカ「そうね。もう少しはっきりしたらちーちゃんにも話すわ・・・」
チャラ王(・・・)


チャラ王は二人の会話を盗み聞きしてこれから来ると見越した別れを予感していた・・・。
その翌日、アムールではゼオ達が作戦会議の際の羽柴家に関する資料を使って話していた。


ゼオ「COMには羽柴家に関する捜査依頼は既にパスしている。あとは羽柴家の悪事の証拠を掴めるかだな・・・」
エジソン「冷静に考えるとこれは難しい案件だな」
エージェント「今うちのスパイ組織のスパイが向かわせてるって聞いたんだけどな」
サンソン「羽柴家は悪事を魔術で隠すことでも達者で知られてますからね」
アミティ「あたし達にその羽柴家の悪事を暴くことはできるのかなあ?」


アミティ達も事件解決のための関係者として招集した中でリップはチャラ王の異変に気付いた。


リップ「ちーくん、今日は元気なかったねー」
ルート「どうした?」
チャラ王「リップ、ルート・・・実は・・・」
ゼオ「おい、作戦会議だってのに私語は・・・「ドイツに転校!!?」!?」
ププル「えっ、うそっ、チャラ王さんが!?」
トリスタン「・・・」
チャラ王「ああ・・・昨夜親父と母さんが話してた・・・」
ラフィーナ「えーっ!?いやですわチャラ王さん!また変なことを・・・じゃなさそうですわね・・・」
クルーク「チ・・・」
トリスタン「ちー殿、それは本当ですか?ですが、ドイツ紀行も楽しそうですね」
メイヴ「バカ!あんたこんな時にそんなこと言ってる場合じゃないの!(トリスタンをしばく」
クー「ドイツって確かジャガイモ料理が主流だって聞いたなー。そんな国で大丈夫か?」
ナーサリー「ドイツ語の絵本はあるみたいね。だっ「うるさい!!」


思わず怒鳴り声の主であるクルークははっと我に返り無言で席を外す。シグはクルークを気にかけるが・・・


シグ「クルーク・・・」
あやクル「ほっとけ。どうせ後には伝えるしクルークも解決策を模索しているんだろう」
ラーマ「そういうものか?」


その作戦会議が終わった後にチャラ王は一旦は帰路に着こうとした後に家の前にはクルークがいた。


チャラ王「クルーク。来てたのか」
クルーク「ドイツではドイツの音楽学校の作曲科もあるんだって?変人奇人のボケだらけの!」
チャラ王「入んねーよ!!ツッコミが消えたらどうするんだよ!」


チャラ王の薄ら涙にクルークは聞く。


クルーク「本当なのドイツに行くって」
チャラ王「・・・親父の知り合いがドイツにいるから・・・俺もわかってくれるだろうと・・・っ」


チャラ王の涙にクルークがふいっと横を向きながら言う。


クルーク「男が泣くなよ。・・・リップ共々会いに行くから」
チャラ王「!本当か?」
クルーク「ドラえもんから借りたスペアポケットの中にどこでもドアがあるからね」
チャラ王「クルーク・・・!」
???「ドイツに行く?バカなこと言われちゃ困る」


すると、二人の前に現れたのは黒い着物を着た男達だった!二人は思わず身構えるがその甲斐もなく捕まった!


クルーク「!チャラ王!」
黒い着物を着た男「お前も人質として来い!」
クルーク「くっ!よぞら、キミがボク達が攫われたことをゼオ達に知らせるんだ!」


すると、クルークでモンスターボールの中からよぞらが出現した後によぞらだけが逃れたまま二人は黒い着物を着た男達に攫われた!おそらくは羽柴家の者だろう。


よぞら「すぐにゼオ達に知らせなきゃ!」


一方、ゼオ達は一部が集合時間に遅れていることに苛立っていた。


フィン「遅いな。二人は何をしてるんだ」
ディムムッド「王!あまり苛立っては・・・」
ハッチン「ん?ファッ、あれは!」
ヤス「?」


すると、彼らが助けを求めに来たよぞらを見かけた!クルークのモンスターボールの中にいるはずのよぞらが外に出ていた際のことをゼオ達も事態を察してよぞらを抱き抱える!


ジャガー「くそっ!あの野郎!」
ヒメコ「今そんなこと言ってる場合じゃない!すぐに助け出すよ!」


彼らが羽柴家に乗り込もうとしている中でナーサリーはその最中に密かに連絡手段である本を通じてモードレッド達に連絡していた。


モードレッド「ああ。承知した」
アタランテ「彼らに力を貸すのか?」
モードレッド「ああ、不貞隠しの兜を被った上でな。オレの素性を隠したまま参戦する」
しおん「乗ったわ!」


一方、ゼオ達は事前に掴んでいた羽柴家の家の門の前に現れるが、こうなることは事前に予想していた門前払いを食らっていた。


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