二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。4
日時: 2022/12/14 20:01
名前: 桜 (ID: V1z6MgX2)

新しい日常日和。4に来て下さりありがとうございます。このたび前の掲示板のデータがいっぱいになったことにより後継掲示板で日常日和。を4として再開することになりました。なのでブタのヒヅメとの戦いやぷよクエ実録も今後はここですることになります。それでも私は変わらないし変わるつもりもありませんので見ていただければ幸い!


「目次」


「短編」
多才のわらじ>>1-2
賢者大作戦!>>38-43
成りすましアラビア二番手>>49-50
ツキノちゃんと孤高な天騎士さん>>73
サックスとリンゴ>>78-79
恋愛裁判地獄絵図>>85-89
Ai:birthday>>146-147
可愛い可愛いメイドさん>>177-179
栄光の天騎士ロード>>183-190
隠しの天才>>196-197
疑惑のラブレター>>203-204
悪魔さんの歌と少女のオーボエ>>248-249
2番手vsローティーン共の大戦争>>265-267
フルートの約束>>276-278
海水浴での休暇>>338-342
ふうりんアフェットゥオーソ>>365-369
月光の進化と共に>>374-377
王ドラ、イーブイ達を拾う>>382-383
とっておきのうた>>389-392
ある日降り立ったウーベルチュール>>410-411
学☆芸☆会☆大☆騒☆動>>415-416
サウンド・ショウ・タイム>>420-421
大量の楽器紛失事件>>425-429
龍笛を巡る運命(さだめ)>>434-435
今時の温泉パークはプールも付いているらしい>>451-452
トラブルな仙女!>>467-468
影の怪盗と妹の姫君と操りのポケモン>>471-475
お花見は時に危険なこともあるらしい>>478
争奪のシナリオ>>515-519
Nebula from Sunny>>522-525
勘違いにご用心!>>528-530
舞い降りた花>>543-545
桜版裸族による裸族のための講座2>>548-550>>552-553
解き放たれた恋愛のもつれ>>558-561
8月31日のポルックス>>605-606
月下の明かりの下で>>607-608
Flying to you>>637
ロックパンダは騒動がお好き!?>>638-639
オーボエはギネスブックになるほど難しいらしい>>640-642
ファゴット・ミッション!>>643-646
アリシアと魔法のエメラルドの腕輪>>649-650
Nostalgie Voice>>651-652
雑草達のそばにあるキレイな二輪花>>655-656
薔薇とリンゴとトロンボーンとモノクルの香り>>657-658
狐をめぐるもつれ>>659-660
乙女のカメラ対決!?>>661-662
主の居ぬ間に洗濯!?>>663-671
Mysterious Days>>672
オトナになったもん!>>673-675
若頭と雅楽師と笛と>>676-678
ニュージーランド劇場に参加しまショー!>>681-685
北海道inアンサンブルコンテスト>>686-687
髪は男女ともに命らしい>>688-689
ジャパンの侍犬魂>>690-691
没ネタ2本立て>>692-694
大騒ぎなお嬢様参観日>>695-696
ロックパンダとの別れの時>>697
薔薇色の狙撃>>698-700
嬉し恥ずかし修羅場>>701-704
とある日の海水浴事情>>705-707
NOBUNAGA to visit shores>>710-712
カメラにご注意を>>715
ドタバタ☆アクション!>>741-744
いつの世も儚きや>>773-774
クリスマス☆ラブパニック!>>777-778
森の女王様と闇の美少女と花の魔導師>>781-783
違う時代からの流通者>>787-788
ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜>>794-795
アンダーノースザワでの出会い>>802-804
生徒会番長の苺の裏事情!>>808-811
初夏の露呈式!?>>815-818
天の川の天から舞い降りた落とし子>>822-823
ラブナの隠されたとある秘密>>826
少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語>>829-830
ラブっとvTORIスティック>>849-850
アムール☆トリップ>>854-857
日本のライブではハープやチェロも採用されるらしい>>858-859
やって来たのは少女剣士さま!?>>860-861
全面協力のバレンタインのラプソディ>>871-872
愉快!痛快!寿司狂騒詩!>>873-877
ルナティック・スウィング!?>>878-879
スパイハッピーバースデイ>>880-881
スーパー☆アストルフォちゃん!>>886-887
髪の毛は人間の命らしい>>888-889
一頭身の人形とヒーロー>>890


「やってきた。」
音大生漫画家がスマブラ屋敷にやってきた。>>439-440
ロック・パンダがスマブラ屋敷にやってきた。>>634-636
生意気司令官がスマブラ屋敷にやってきた。>>653-654


「ぷよクエキャラで料理対決!」
その2>>10-16
結果発表>>22-25
オシオキ編>>32


「テストネタ」
テストネタ1>>443-448
テストネタ2>>455-462


「フルート実録」
フルート実録2>>1
フルート実録3>>173


「闇天使の“重責”の呪縛」
猫と踏切と闇天使>>208-209
恋したサックス>>212
一旦の別れ>>215-216
事件の波乱>>221-223
神様も止められない紅蓮の羽四つ>>227-228
ウサギランド出現>>231-234
“願い”の先>>238-244


「ブタのヒヅメ決着」
月長石と星の水晶と黄玉物語>>283-284
全ては「キミ」のため>>289
慕う気持ち、向上心と小さな籠>>292-293
夕焼けの空と曇りの空>>296-298
青空はいつでも夕陽を待っている>>301
ゾーアの覚醒>>307-308
未来への絆>>313-314
悲しみはここに置いて>>318-320
さようなら、ありがとう>>324-326
終わりの始まり>>331-332


「全国学生音楽コンクールでの絆」
夏の花の嵐>>564-565
紅葉からの条件>>568-569
圧倒的な表現力がボレロを貫く>>574-575
四葉宮高校との対面>>578-579
四葉宮高校とのアンサンブル対決!>>582-584
棟梁と魔人と黒音と>>587-589
黒音学園とのアンサンブル対決!>>592-594
それぞれの動向と彼女から手を引いて>>597-598
本来の音>>601-602


「天空のレビアッタでの激闘と決戦」
星の舞う庭>>609-610
ゆっくり回り始めた歯車>>611-615
秋のルビー、悲しみを歌いながら愛しさを>>616-619
激闘の瞬間ーーーときーーー>>620-621
兎蝶グラフィティ>>622-623
道化とスライムのレジリエンス>>626-628
悲しみよりも深く優しく>>629-630
No charge memorys>>631-632
これからの課題と目的>>633


「トランペッターのケロン人襲来!」
占いの結果のトランペットとウラハラとタママ>>747-748
純粋アンチテーゼ100%>>751-752
トランペットでのイリュージョン>>755-756
大切な人からくれた宝物>>759


「マリア・ザ・リッパーの行く末」
休息にトロイメライ>>841-842
White fox the Ripper>>843-844
マリア・ザ・リッパー!>>847-848


「ぷよクエ実録」
時空の旅人クリアまでの道のり>>254
マーベットの挑戦状日和>>270


「前後編」
旋律幻想曲>>56-58>>64-66
果てなき命の宴>>132-134>>139-140
フルートのショコラティエ>>151-152>>156-157
吸血鬼の赤き洗礼>>257-258>>261-262
オルガンストレッタ>>348-351>>356-360
秋のポケモンコンテスト!>>397-400>>405-406
愛と涙のサッカーバトル!>>533-535>>538-540
それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行>>762-764>>767-770
大切な思い出>>833-834>>837-838
ダイ山神話聖杯大戦>>862-866>>867-870
Composer:C>>882-883>>884-885
無垢なるアイの願い星>>891-895>>896-899>>900-905>>906-909(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「特別編5」
序章:八奇人>>94-95
第一章:わがまま>>101-102
第二章:見てきたもの>>107-109
第三章:夢涙>>115-117
第四章:絆>>121-122
終章:響く>>123-124


「特別編6」
序章:オーボエの王子様>>481-482
第一章:小さな店で>>486-488
第二章:シグレの覚醒>>492-495
第三章:目には目を、口撃には口撃を>>500-503
第四章:オーボエの涙>>507-509
終章:運命の奇妙な巡り合わせ>>510-511


「特別編7」
序章:始まりの約束>>718-719
第一章:デートの途中で>>722-723
第ニ章:すれ違い・・・?>>726-727
第三章:本当のこと、その本当の気持ち>>730-732
第四章:報復☆DEATH>>735-736
終章:日本までやってきた来客>>737-738

勘違いにご用心!(その3) ( No.530 )
日時: 2018/06/11 23:50
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33308723

その翌日、アイオーンは単体での撮影のためにその現場に来ていた。いのりは言う。


いのり「アイオーン君!こっちこっちー!」
アイオーン「松乃先生」
いのり「会いたかったわ!(アイオーンの肩を組む」


演技とはいえいのりの行動にスタッフ一同がざわつく中で凛音が来る。


凛音「あら、アイオーン君?あたしと一緒に仕事することになって来たのかしら?」
アイオーン「ーーー・・・」
いのり「凛音ちゃん。私達は付き合ってるの。アイオーン君に近づかないでくれる?」
凛音「・・・」


すると、凛音は一瞬驚いたような顔をしたがすぐに元の表情に戻った。


凛音「そう」
いのり「さっ、アイオーン君、行きましょ」
アイオーン「あ、ああ」


アイオーンといのりが立ち去る中でアイオーンは聞く。


アイオーン「いいのか?恋人役だからって・・・」
いのり「いいのいいの。少なくとも抱きしめやキスやそれ以上のことはダメなんでしょう?あれぐらい大丈夫よ」
アイオーン「そうですか・・・」


アイオーンといのりが話しているのをロムが見かける。ロムはその光景に疑問に思う。


ロム「・・・え、なんだあの組み合わせ;」


一方、リデルはシグレと会い、アイオーンの近況について話していた。


シグレ「ーーーって感じだったよアイオーンは」
リデル「すごいですねアイオーンさん、吟遊月華の新曲を完成させたんですか!」
シグレ「そうそう(アイオーン・・・なんとか上手く撒く」


一方、いのりは凛音を欺くための一つとして持ってきた弁当のウィンナーをアイオーンの口にあーんをしていた。


いのり「はい、あーん」
アイオーン「あーん(パク」


こんな恋人役の状況が続く中でアイオーンは撮影の仕事をこなしていた。いのりはそのアイオーンの表情をスケッチに描く。


いのり「やっぱり、アイオーン君絵になるわねー」
凛音「へー。松乃先生、デッサンの勉強ですかー?」
いのり「うん、そうだけど。スケッチをするのは漫画家として当然のことよ」
凛音「ふーん」


そして撮影が終わった後にsopranoのモデル達は言う。


モデルA「ねえねえ、アイオーン様も松乃先生もいるし、打ち上げにカラオケでも行かない?」
モデルB「いいね、行こうよ!アイオーン様達は?」
アイオーン「ヴ・・・」
いのり「いいね、行こう!凛音ちゃんは?」
凛音「・・・いいね、行くわ」


そしてカラオケ店では他のモデル達や凛音が歌う中でいのりとアイオーンはデュエットで歌う。


BGM:流星ドリームライン


モデルC「ねえ、アイオーン様、キョドッてるけどなんか可愛いよね」
モデルD「私もわかるー!」


そして歌う中で凛音は言う。


凛音「さっ、王様ゲームするわよ!」
モデルE「キター!」
凛音「さっ、行くわよー。王様ゲームだーれだ!あたしだ」


すると、凛音は言う。


凛音「2番の人があたしとキスね!」
アイオーン「あ、神は2番・・・!!?」


すると、アイオーンは凛音の企みに気付く。王様ゲームのくじが凛音によって仕組まれたことに。凛音は手をアイオーンの肩に乗せて言う。


凛音「しょうがないわよねぇ。王様の言うことは絶対だから」
アイオーン「ヴッ!?(どうしよう助けてリデルーーーーー!!!」


すると、何者かが机を叩く。机に並べられたものは二人分の参加費。この参加費を並べたのは・・・


いのり「これ、私とアイオーン君の参加費。なので王様ゲームに参加するのはやめておくわね。じゃあね」


いのりはアイオーンを連れてカラオケ店を後にする。その後に待っていたのは悪口大会ではなく・・・いのりの男前ぶりの賞賛だった。


モデルF「うっそ、松乃先生男前じゃん!!!」
モデルG「松乃先生が男だったらあたし惚れたよ!」
モデルH「つか、男前に見えて実は女は反則!!」


その賞賛を聞いた凛音は怒りで歯を食いしばっていた・・・。一方、リデルはシグレと近況を話す中で言う。


リデル「シグレさん、あんな嬉しそうに話してて本当にアイオーンが好きなんですねえ」←友達として
シグレ「えっ!?ち、違うから!!そんなつもりじゃ・・・」


すると、ロムが二人の元にやってくる。ロムは言う。


ロム「リデル、お前の男が大変なことになってんぞ。なんかお前を守って凛音を欺くためにいのりの恋人役やってるらしい」
シグレ「!!」
リデル「えっ?」


一方、アイオーンといのりは帰路に着く中で言う。


いのり「凛音ちゃんの顔はどういう意味だったのかしら?恋の気持ちってそうかもね♪」
アイオーン「・・・役に立ちました?」
いのり「役に立ったわー」


一方、まほろ達と一緒にクレープを食べていた金城はその二人の姿を目撃する。


金城「えっ?なんだあの組み合わせ;」
まほろ「ただ一緒にいるだけじゃない?」
宮島「そうだとしても松乃先生といるなんて羨ましいあの理事長の孫!!」
雨季「こら;」


すると、ある人物がアイオーンといのりの前に現る。凛音だ。


いのり「凛音ちゃん」
凛音「ふーん。二人は仲良いわねー。あたしをないがしろにして」
アイオーン「当然だろう。神が好きなのはリ・・・いのりさんだけだ」


すると、凛音はため息を吐きながら言う。






凛音「知ってるけど?」
アイオーン「ヴッ?」






すると、凛音は言う。


凛音「アイオーン君と松乃先生が二人で楽器店にいるのを見かけて・・・それで二人は付き合ってると確信したの」
アイオーン「ヴッ?ヴッ??(つまり・・・」


全部アイオーンの勘違い・・・;アイオーンは落胆する中でいのりは言う。


いのり「まあ、漫画家としていい経験になったわ」
凛音「ちょっとあんた。安心して言ってるけどさー・・・松乃!あたしはあんたが大っ嫌いなの!」


凛音の言葉にいのりは落ち込む様子を見せないまま言う。


いのり「そんなの知ってるわよ。私がこんな性格だからさー」
凛音「違うわよ!」


すると、凛音はいのりを嫌う理由を言う。


凛音「音楽高校で一番だったあたしは同じ芸大に進学してから、あんたのせいでいつも2番!!トップモデルでモテモテだったあたしはあんたと同じ芸大に進学してから男達は・・・」






男性モデルA「凛音ちゃんと同じ芸大の松乃先生の連絡先を教えてくれ!」
男性モデルB「あっ、これ松乃先生に渡してくれ!(手にはいのり宛のラブレター」






凛音「という感じで男達とあんたの連絡先のはしご係に!!あんたのせいでどれだけあたしが惨めな想いをしたのか・・・」
いのり「それ私悪くないじゃん」
凛音「だから、あんたとアイオーン君が一緒にいるのを見た時考えたの・・・」


すると、凛音はアイオーンの肩を組みながら言う!


凛音「松乃の彼氏落としたらあたしの方が上になるじゃんって!」
アイオーン「ヴッ?」
凛音「だからアイオーン君、あたしと付き合って!」


アイオーンは突然の状況に戸惑う中、凛音はなおも食いさがる。


アイオーン「ヴッ、あの・・・」
凛音「あたしの方が美人だし、オーボエ吹けるし、トップモデルだし!松乃なんて別れちゃいなよ!」
アイオーン「ヴッ、ヴッ(誰か・・・!」


すると、何者かが凛音から手を離させた。ロムに連れられたリデルだ!


リデル「離してあげて下さい!」
アイオーン「リデル・・・!」
凛音「えっ;なんでっ、ホルンの天使様が・・・」
リデル「この人が好きなのは私ですから」


リデルの告白にアイオーンは顔を赤らめながらリデルを後ろから抱きつく。後からやってきたロムは言う。


ロム「こんなことだろうと思ったよ;」
いのり「ロム様!どうしてここに・・・」
ロム「なんかそこの女からお前に対して敵意のようなものを感じたのでな。社会人なめるなよ」
いのり「は、はい・・・(トゥンク・・・」


すると、全てを知った凛音は言う。


凛音「ふーん・・・ということはアイオーン君はあんたの漫画のファンで、そこのロムさんがあんたの片思いってこと?」
いのり「えっ!?(顔真っ赤」
凛音「ふーん。これは面白くなっちゃったな〜。安心してアイオーン君!ホルンの天使様とのことは誰にも言わないから!」
リデル「?」
アイオーン「か、感謝する・・・」


すると、シグレが後からやってきて言う。


シグレ「ロムさん、リデルさん、酷い!俺を置いていくなんて・・・」
ロム「シグレ」
凛音「!?」


すると、凛音がその名前を聞いて驚く。凛音はシグレに問う。


凛音「あなたがシグレ君!?」
シグレ「はい、そうですが・・・」


すると、金城達がシグレの元に来る。金城はロムに聞く。


金城「シグレ、どうしたんだ?」
ロム「話せば長くなるが・・・」
金城「!!姉貴!」
ロム「姉貴じゃねーぞ;」
金城「どうしてこんなところに?」
まほろ「えっ?」






凛音「景吾!久しぶりじゃない!」






ロム「まさか凛音が金城のお姉さん!!?」
大半の人達「えええええー!!!?」


なんと凛音が金城の姉だった!!(爆弾投下)つか、アイオーン様やシグレが凛音の顔に疑問を持っていたのは金城と凛音が同じ顔をしていたからなんですね;金城は凛音のことを苦手そうに言う。


金城「絶対に気付かれたくなかったのに・・・;」
雨季「あんた、凛音さんの弟だってことどうして隠すのよ!?」
宮島「そうだそうだ!うらやましー!!」
まほろ「凛音さん、お久しぶりですー。凛音さんが帰ってなくて代わりに従兄のタクトさんが景吾君の家に週三回で押しかけてきて景吾君、大変だったんですよー」
凛音「あらそうだったの。タクトには後で言っとくわ」


すると、金城がその場から逃げる!シグレは気付いたが時既に遅かった。


シグレ「金城!?」
凛音「あらー、やっぱり根に持っちゃったみたいね。まあいいわ時間も必要でしょうし。松乃!」
いのり「はいっ」
凛音「あんたには絶対に負けないから!覚悟しなさいよ!」
いのり「う、うん・・・」
ロム(いのりに次いで嵐のような女だな・・・;)


その数分後、シグレとアイオーンとリデルがまほろの実家の唐揚げ屋黄の鳥にご飯を食べに行く中で耕爺さんが一同の話を聞いて楽しそうに聞く。


耕爺さん「凛音、松乃先生をライバル視してるのか〜」
シグレ「なんか変な人間関係になっちまったな;」
宮島「でも、トップモデルの凛音さんが金城の姉ってうらやま」
金城「姉じゃないあんなのっ!」
大半の一同全員「!?」


すると、耕爺さんが金城にげんこつする!


耕爺さん「姉に向かってなんじゃその態度は!!?」
雨季「そうよなんであんなこと・・・」
耕爺さん「“父親違い”でも“姉”は“姉”じゃろ!!」
アイオーン「ヴッ!?」
金城「おい耕爺さん・・・!」
耕爺さん「ここまで来て隠す方が感じ悪い!」


すると、耕爺さんは金城家の事情を語り出す。


耕爺さん「景坊主のお母さんは生まれる前に既に事故で亡くなった昔の恋人の子を妊娠して・・・それを知った景坊主のお父さんが我が子同然に育てることを決意して金城家の当主の大作曲家のワシの友人も結婚の経緯を知った上で賛成して・・・その子が生まれた後に景坊主が生まれた。その姉が父親違いの姉の凛音っていうわけじゃ。以上!」
金城「・・・人ん家の複雑な事情をハキハキと喋りやがって・・・(怒」
シグレ(耕爺さんが言うと悲しそうにしか聞こえないんだが;)


金城は凛音のことでムカつきながら言う。


金城「そんな事情は昔から薄々と気付いていたが・・・だんだんムカついて許せなくなってーーー」
まほろ「ガキだねぇ〜」
金城「は!?」
まほろ「傷つけまいと思って事情を隠してた身内やそれを吹っ切りながら頑張ろうとしている凛音さんの事情も察してあげないなんてーーー「分かりたくないそんなもん!!」


すると、金城はまほろに壁ドンをする!


金城「俺だったら本当に好きな奴にこのことを話すしかないだろ!!絶対にーーー」
シグレ(金城、まほろさんのこと本気なんだ。だけどーーー)


すると、アイオーンが金城の手を壁から離させる。彼は言う。


アイオーン「・・・お前の言う凛音と今の凛音は、多分・・・違う。金城の言う凛音は過去の人間だ。だからーーー今の凛音はそんなことで簡単に信頼を揺らいだりはしない。お前だってわかるはずだ」
金城「・・・。・・・頭を冷やしに帰るわ俺」


金城が帰る中、すると、買い物に行っていた夏目とみちるとちえりが帰ってきた。


夏目「あれ?景吾は?」
みちる「帰っちゃったの?」
ちえり「のー?」
リデル「あー;ちょっと色々あって・・・;」
夏目「まあいいけど。まほろ、とうとうオーボエの王子様が目の前に現れたんだって?」
まほろ「うん!シェゾ様って言って、魔法も使えるしオーボエも吹けるし、努力家だし・・・とにかく目つきは怖いけどすごくいい人なの。実はLINE交換もしちゃったの!」
夏目「へー。おめでとー」
リデル「えっ?シェゾさんにはかのむぐっ!!?」


すると、言おうとしたリデルをアイオーンが口を塞ぐ。雨季はシグレに聞く。


雨季「?リデルちゃん、何か言おうとしてた?」
シグレ「いや、なんでもない!本当に!(今の状態で言ったら最悪なことになりかねない!!」


一方、金城が高層マンションの一室に帰ろうとすると、そこにはサイレントヴァイオリンを持ったロックジャズヴァイオリニストの男が座っていた。その制服は明らかに他校の制服。そう、神戸にあるセレブリティな学び舎として知られる月宮学院高校の制服・・・!その妖しい色気が纏う青いロン毛を一つ後ろに縛った髪のメガネをかけた男に金城はため息を吐きながら言う。


金城「またお前か。何事だこんな夜に。タクト」
タクト「やれやれ・・・ほんまに嫌味な王子様やね。従兄の俺の自由や」


高瀬拓人。通称タクト。今や月宮学院高校の管弦楽部の音楽科在籍の副部長で、彼の従弟に当たる金城がライバル視しているロックジャズヴァイオリニストである・・・。


FIN






「後書き」


今回はまさかの金城の姉&従兄登場。タクトさんは元々金色のコルダ3(知ってるけどやってはない;)のライバル校出身のキャラをイメージして作ったオリキャラですが、タクトさんがこれから今回の物語の黒幕(!)に関する重要な鍵を握るキャラクターですので今後を見守っていただければ幸いです。
そのキャラは個人的には好きですが(可愛い・カッコいい声フェチなので声でやられた)、乙女ゲーなのでしたいようでしたくない気分になりますね;音楽がメインなのですが。






感想OK

Re: 日常日和。4 ( No.531 )
日時: 2018/06/12 16:54
名前: パール (ID: XE823/fp)


 こんにちわ!
パールです!

 今回の話は金城の姉と従兄が
初登場しましたね。

タクトさんが今回の話の黒幕に
関するキャラなんですか!?

気になりますね・・・・。

コメント返し! ( No.532 )
日時: 2018/06/14 15:14
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

〉パールさん
今回は金城の父親違いの姉と従兄が初登場しました!タクトさんが今回の黒幕に関する鍵となっていくので今後も行く末を見守っていただければ幸いです。

愛と涙のサッカーバトル!(前編)(その1) ( No.533 )
日時: 2018/06/14 18:38
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33308723

今回の前後編は今年のW杯記念作!日本が勝てるといいな!






シェゾ「おー、なんとか勝ててる!」


とある日のスマブラ屋敷、シェゾは未来のトーキョーで行われているサッカー大会の記事を見ていた。そのサッカー大会にはドラえもんズとクルル以外のケロロ小隊のチームが出場していたが、彼らは準決勝に進んだのだ。


シェゾ「最初は準決勝にも進めないと思っていたが、まさか予想以上にいい結果を残すとは・・・こうなったからにはこのまま優勝まで行けばいいが・・・」


すると、走る音が聞こえた。その音によってある人物が飛びかかる!


マサオ「シェゾさーん!!!」
シェゾ「うわあああああーーーーー!!!?」


シェゾはマサオの飛びつきを間一髪で避ける!彼は心臓がバクバク鳴りながら聞く。


シェゾ「どうしたんだよマサオ!?そんな泣いて・・・」
マサオ「実はドラえもんズとクルルさん以外のケロロ小隊が所属してるチーム「キャットケロッツ」の大半の人達が倒れたんですー!!!」
シェゾ「は!!?」


シェゾは医務室に駆けつける中で倒れた原因を聞く。


シェゾ「で、原因は?」
ドクター「実はキャットケロッツが快勝祝いとして誰かから取り寄せたペリメニを食べたせいで・・・」






ドクター「大半の全員が食中毒に・・・」
シェゾ「タヌキとカエルがそんな今年のW杯の開催地のロシア料理食うんじゃねえええええー!!!!」






すると、食中毒を免れた一人である王ドラが彼らに呆れながら言う。


王ドラ「しっかりして下さいよー」
シェゾ「お前は無事なんかい!!!」
王ドラ「私達は先に寝てましてね。ドラリーニョやタママさんも同様に先に寝てましたよ」
ドラリーニョ「ドラメッド、大丈夫ー?」
タママ「まさか食中毒を知らない間に免れるとは・・・;」
シェゾ「お前らも無事か!だが・・・」


食中毒を免れ残されたのは王ドラとドラリーニョとタママ二等兵の三人。サッカーチームの最低人数は11人。とても試合には出られない。


ドラリーニョ「無事なのが三人だけじゃサッカーできなーい」
王ドラ「春我部防衛隊にも大人に変身できるとはいえまだ子供ですので頼むことはできませんし・・・」
シェゾ「・・・。俺、いい適任の奴知ってるぞ!」
王ドラ「変な予感がするのは気のせいですか?」


シェゾはその人物にキャットケロッツのチームヘ引き入れるために会いに行く。その人物は・・・


カービィ「サッカー大会!?」
シェゾ「ああ。キャットケロッツの大半が倒れて残り三人だけでは出られないんだ。それでどうだ?断るなら他探すから・・・」
カービィ「ボク、出るー!」
グリル「ボクちんもー!なんか面白そー!」
マルク「擬人化してもOKなんだろ?じゃあ、ボクも出るのサ」
マホロア「ボクもー!」
タランザ「タランザも必要だったら行くのね〜」
シェゾ「あ、メタナイトも出るよな?」


すると、メタナイトがシェゾの申し出に断る!


メタナイト「断る!あと、カービィ達を王ドラのサッカーチームに引き入れないでほしい」
マルク「は!?なんでサ!?」
メタナイト「しょうがないだろう、こっちはカービィとのデートや修行があるんだぞ?ギャラクも修行があるし、スージーも仕事があるだろう?」


すると、ギャラクとスージーが王ドラのサッカーチームに興味津々で目を輝かす!


ギャラク「面白い!私も出てみよう!」
スージー「私も出たいです!ちょうどサッカーに関する開発をしてますし!」
メタナイト「えっ!!?」
シェゾ「メタナイトが出ないんだったら、他探してみようと思うんだが・・・」
メタナイト「・・・っ」


すると、とうとうメタナイトが折れた!


メタナイト「他の奴やカービィがそう言うんだったら、私も出てみてやる!!」
シェゾ「えっ、ほんとか?」←確信犯
カービィ「サッカー、早く練習したーい!」


一方、ドクターは例のペリメニについて食中毒の成分がないか調べていた。


ドクター「おかしいなー;完全に腐るまで放置した形跡もないし・・・;」
王ドラ「・・・」


王ドラはその言葉にある確信を抱く。そう、これは準決勝で当たることになっているあるチームの仕業であることを・・・。






一方、東京にある街のある場所ではタクトが例の如く神戸から金城の家に遊びに来ていたのだ。彼と一緒に出かけている金城は言う。


金城「なんで俺達がこいつに観光案内しなきゃならないんだ・・・;」
まほろ「いいじゃん!タクトさんが気にかけてるみたいだし」
雨季「タクトさんも忙しいから私達ができる範囲でしかできないけど・・・」
宮島「でも、ファンに見つかりそうになってるけど大丈夫か?」
タクト「平気や。ここに来るまでファンには金で撒いたし」
夏目「そういえば、景吾の実家、ジャズの音楽一家の上に爺さんが大作曲家でセレブリティだもんな・・・」


一方、シグレはフラウトとゼオとププルとアイオーンとあやクルとフィーバー五人組とアイスを食べに行っていた。シグレはゼオのアイスのかなりの量に驚く。


シグレ「もうそんなに頼んだんですか!?」
理人(フラウト)「よく食べますねえ」
ゼオ「うんv暑いから」
ププル「ゼオってば、またアイスを多く頼んで・・・」
アイオーン「いいではないか(リデルやゼオ達可愛い・・・」
リデル「アイオーンさん、アイスがほっぺに付いてますよ」
クルーク「これから猛暑か〜・・・;」
ラフィーナ「私は水着が着れるのが楽しみですわ!」
アミティ「女の子の憧れだもんね〜!」
あやクル「ほら、シグ、アイスが口に付いてるぞ!(水で濡らしたハンカチで拭き拭き」
シグ「うーへー」


すると、2組は互いに遭遇する!


大半の一同「あ」
シグレ「金城、お前らもアイスを食べに来たのか?」
金城「いや、シグレ、アイスを食べに来たんじゃなくて・・・」
タクト「・・・」


タクトは金城とシグレの様子に少し驚いた様子を見せながらいつもの妖しい色気を纏った表情に戻す。


タクト「あんたがシグレ君?初めましてやな」
シグレ「あ、はい」
ラフィーナ「えっ!?この人って・・・あなた、イケメンロックジャズヴァイオリニストで神戸にある月宮学院高校の音楽科3年生の管弦楽部の副部長の高瀬タクトさん!?お会いしたかったですわ!」
タクト「なんや、話のわかる子やね。そんな話の分かるあんたには白いバラをあげるわ」


すると、タクトは手品を使い、白いバラをラフィーナに優しく授ける。ラフィーナは顔真っ赤になりながら言う。


ラフィーナ「あ、ありがとうございますわ・・・」
タクト「おおきに。そこの二人はcantabileのヴァイオリニストとフルーティストやろ?」
ププル「は、はい」
ゼオ「?」
タクト「二人は恋人同士やろ?経験豊富な俺がいざという時の恋愛相談したるからよろしくな」
ププル「は、はい!」
ゼオ「・・・」
金城(なんかウィグルゥ、嫌な顔してるしタクトから妖しい匂いがする!!!)
タクト「そういえば、クルミちゃんは?」
アミティ「クルミちゃんは神出鬼没ですので」
タクト「そうか。嬢ちゃん、ありがとうな(アミティの頭を撫でる」
アミティ「えへへー」
タクト「リデルちゃんとライオン君も何かあったら俺のところにきいや。俺が恋愛相談に乗ったるで」
リデル「ありがとうございます」
アイオーン「ヴッ」
あやクル「すまないが」


すると、あやクルがシグ達を後ろにやり、タクトに言う。


あやクル「こいつらへの軽率な態度・・・どうか慎んでもらいたいな」
タクト「おっと、あんたらの噂は知ってるで。赤き魔物とその子孫とそしてたくさんの人達が一目置くメガネ君・・・」
クルーク「ボクですか?」
タクト「そうや。あんたみたいなのは月宮学院にいなかったタイプやで。理人君も女の子みたいですかわええなあ」
理人(フラウト)「・・・ありがとうございます」


すると、タクトがシグレに握手を求める。


タクト「俺はあんたらとは仲良くなりたいんや。景吾と仲良うなったあんたらと。だから、握手な♪」
シグレ「あ、ああ、よろしくお願いします・・・」


金城がタクトの態度には彼の従弟であるために変な予感に包まれる中で一方、人数の補充を完了したキャットケロッツは擬人化姿で練習スタジアムでサッカーの練習に励んでいた。

愛と涙のサッカーバトル!(前編)(その2) ( No.534 )
日時: 2018/06/14 18:42
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33308723

ドラリーニョ「ほら!まだまだ練習が足りないよ!」
タランザ「うへー;」
マルク「ボク流の蹴り方があるのサ〜!玉乗り!(器用に玉乗りをする」
タママ「それはサッカーでは通用しないですぅ!!!(汗」
スージー「私が開発したキックシューズでシュートもイチコロですわ!」
王ドラ「不正したって疑われるでしょう!!?」


キャットケロッツに選手として参加した大半の一頭身組の自由すぎる態度に王ドラは喝を入れる!


王ドラ「あなた達、本当にやる気があるんですか!?」
カービィ「だってこんなにキツいなんて思わなかったんだもん;」
メタナイト「私が代わりに怒られるからどうかカービィだけは・・・」
マルク「あーっ!!!テメーだけボクのカービィをかばうなんてずるいのサー!!!」
マホロア「年寄りは引っ込んでろヨォ!!!」
タランザ「ジジイのくせにー!!!」
ギャラク「年寄り、ジジイとは私も含まれてるのか!!?私のカービィの前で失礼だな!!」
メタナイト「お前が一番年寄りだろうが!!」


メタナイトとキャットケロッツに参加したカービィ大好き組の愛しのカービィに関するもみ合いにとうとう王ドラがブチ切れた!


王ドラ「ドラリーニョ。ゴー!!」
ドラリーニョ「はーい!(悪意なきままに複数のサッカーボールを蹴りながら攻撃する」
キャットケロッツに参加した大半のカービィ組全員「ぎゃあああああーーーーー!!!!!」


練習スタジアムがサッカーボールによって破壊寸前にされる中で王ドラは再度喝を入れる!


王ドラ「あなた達!!これぐらいのこともできないとサッカー大会の準決勝での相手にも勝てませんよ!!ドラリーニョなんてこれ以上のキツい練習を楽しみながらこなしてるんですよー!!!!(号泣しながら大激怒」
タママ「リニョりん、サッカー選手がキミに一番向いてる天職の仕事ですぅ;」
ドラリーニョ「ほんと?ありがとう!」
タママ「いや、褒めてるんじゃなくて;」


すると、グリルは言う。


グリル「でも、ボクちん達はサッカー初心者なんだ。準決勝と決勝まであと10日。流石に短期間では・・・」
王ドラ「そんなことわかってますよ!だけど、それでもあと10日あるんです短期間でこれぐらい上達しなきゃ意味ないんです!」
ドラリーニョ「そうだもん!ぼくだってドラメッド達が食中毒になって出られなくなったから、みんなと一緒にサッカーがやりたいなー・・・」
マルク「ドラリーニョ・・・」


ドラリーニョの良くも悪くも純粋な言葉にキャットケロッツに参加した大半のカービィ組もようやく反省する中ですると、ある声がした。


???「あれ?ようやく代わりを見つけたのかい?」
王ドラ「!!」


その声の人物に一同は気付く。そのサッカー選手のユニフォームを着た14歳ぐらいの男の子に王ドラは名前を呼ぶ。


王ドラ「マレフィさん!!」
マレフィ「食中毒で大半の仲間が倒れたって聞いたけどようやく人数集めは解決したみたいだね」
王ドラ「あんたらが食中毒になりそうなものを混ぜ込んだんでしょう!?何しらばくってんですか!!」
マレフィ「僕達は何もしてないよ。そんなことする暇があったらサッカーしてるし。今日は隣の練習スタジアムで練習があるからじゃあね」


マレフィが嫌味な物言いを言ったまま立ち去る中、メタナイトはマレフィのことで聞く。


メタナイト「誰ださっきの奴は?」
ドラリーニョ「マレフィだよ。有名サッカー選手のマラシアの息子で本人も少年サッカー選手のFWでぼく達が準決勝で対する相手の「トワイライト」のエース!」
グリル「えっ、あの優秀リーグで有名なサッカーチーム!?そんな強豪サッカーチームとボクちん達のチームが対戦するの!?めっちゃヤバい奴じゃん!」
ドラリーニョ「とにかくサッカープレーは反則してないけどすごいんだ。マレフィがぼくにライバル心むき出しなのを他のみんなは良く思ってないみたいだよ」


あのスーパーストライカーのドラリーニョを優秀リーグのチームのエースがライバル視しているのを考えれば・・・たかがサッカー大会だと侮っていた一頭身のカービィ組はようやく自分達の甘さとサッカー大会の厳しさを知る。


メタナイト「・・・れ、練習するか;」
マホロア「ソウダヨォ!時間ないヨ!」
スージー「頑張りましょう!」


大半の全員がようやく真面目に練習する中、グリルは聞く。


グリル「待って。そのサッカー大会ってどんなシステム?」
王ドラ「よくぞ聞きましたね。トーキョーのサッカー大会はアマチュアでもリーグの上下でも関係ないプロアマ大会なんです。でも、トーキョーのプロアマ大会は他のサッカー大会とは一味違うんですよ」
グリル「どんなの?」
王ドラ「優勝したらただ一つなんでも願いを叶えるシステムです」
グリル「えっ!?なんでも!?」
王ドラ「なんでもですよ」
グリル「じゃあ、ボクちんも練習頑張るね!」


BGM:とべとべおねいさん


キャットケロッツはサッカーの猛練習に励む中でサッカーの厳しさと楽しさを知る。そしてサッカー大会の準決勝と決勝の1日前になる中でなんとかは人並み以上のサッカースキルを身につけた一頭身のカービィ組は三人に聞く。


カービィ「どう?これで文句ない?」
王ドラ「・・・ふ、あはははは!」
カービィ「何がおかしいのー?」
王ドラ「あなた達、泥だらけですよー!まあ食中毒を免れた私達もですけどー!」


王ドラの笑いにつられてキャットケロッツも温かい笑い声に包まれた。それを仲間達と見ていたゼオは言う。


ゼオ「シェゾさんが言ってる通り本当に頑張ってるみたいだな」
タクト「無理やで。あんな短期間で高いレベルに上達なんてできるわけないで」←いろんな才能があり、なんでもすぐに上達するが努力が嫌い
金城「「努力に勝る天才はなし」という言葉を知ってるかタクト;」
シグレ「・・・!」


すると、シグレが何かを思いつく!


シグレ「なあ、金城!はっぴとかハチマキとかは持ってないか!?」
金城「持ってるけど・・・なんで?」
シグレ「ーーーーー」
金城「・・・わかった。それでいいんだな?」


すると、タクトが何かに気付く。


タクト「そういえば、まほろちゃんは?」
クルーク「今キャットケロッツに差し入れに行ってるシェゾと会ってます。よほど好きみたいですね;」
ラフィーナ「えっ?シェゾさん、かのむぐっ!!」


察したププルがラフィーナの口を塞ぐ中でシグレはテレパシーを使って謝る。


シグレ(俺の頼みでこんなことさせて・・・すみません;)
ププル(いいんだよ。金城君には嫌われたくないんでしょ?)
クルーク(せっかくの信頼を壊されたくないもんなー;)
ゼオ(とりあえず俺達に任せろ)
アイオーン(ヴッ)
シグレ(ありがとうございます・・・)


そのテレパシーを微かに察したタクトはシグレを何かで興味深そうに見ていた・・・。






司会「ではこれよりトーキョーのプロアマサッカー大会準決勝と決勝を開催します!」


そして迎えるトーキョーのサッカー大会!準決勝に参加するキャットケロッツを含めた4チームは開会式で(一部以外は)堂々とした振る舞いをし、キャットケロッツの応援に来た一人のデデデが聞く。


デデデ「本当にメタナイト達は大丈夫ゾイ!?」
王ドラ「大丈夫ですよ短期間でこれだけ上達したんですから」


すると、マレフィ率いる優秀リーグのサッカーチームトワイライトがキャットケロッツに会う。


マレフィ「今日の2時間後の準決勝、よろしくお願いするね。まあ、ドラリーニョ以外は当然無理だろうけど」
王ドラ「ムカつきますね(^ω^#)」


すると、ドラリーニョは王ドラを後ろに立たせて言う。


ドラリーニョ「マレフィ、今日はよろしくね。お互いベストを尽くそうね」
マレフィ「・・・せいぜい頑張れば」


トワイライトが立ち去る中でカービィは言う。


カービィ「今日はドラえもん達の分まで絶対に優勝しようね!」
王ドラ「そうですね。勝ちましょう!」


一方、他の仲間達もキャットケロッツの応援に来る中でゼオ達が来てないことを感じていた。


ツースト「あいつら肝心な時に来てねーな;」
あいり「なんか金城さん達との用事が済んだら来ますって」
クロ(クロード)「そんなこと言って逃げたのでは?」
あおい「ちょっと!そういうことは言わないで下さいよ!」
レイト「ボク、本当にサッカー観戦に来るなんて初めて!」
クルスト「ボクもサッカー観戦というものに来るなんてこれ以外になかなか機会がないな」
ガスパ「なら良かった。生で見るのはみんな楽しそうですよ」
ロゼ(ミカエル)「クロ達にサッカー観戦をさせるなんて・・・」
ヒショウ「いいじゃん好きにさせようよ!」
アクセス「ロゼはちょっと保護者すぎ」
杏「そうですん、サッカー観戦は悪いことではありませんよ!」
氷(兄さんの女装がよっぽど悪いけどね。女装でも美人だけど)
ラビ「あいつら、こんな場所でプレーすることはできるだろうか?」
サン「できるアル!短期間でかなり上達したアルから!」
ショコラーナ「観戦でチョコを食べようかしら?」
ぽぽか「それなら売店で・・・ん?」


すると、ぽぽかはある人物を見かける。先ほどまでエレキヴァイオリンで弾いて女性に囲まれているタクトだ。


あおい「うっわ、あんな色気のある奴が・・・」
ぽぽか「でも、エレキヴァイオリンで女性の注目を集めるってことはかなりの実力派ヴァイオリニストですね」
あおい「!?ぽぽかってああいう色気がある人が好きなんですか?」
ぽぽか「えっ、違いますよ!・・・まあ嫌いではありませんけど」
あおい「ガンッ!!!」


一方、魔導ARSSとギガディスとクリオラとエターニャとプニィは観客席入り口前でトーキョーのプロアマサッカー大会のプログラムを見ながら観客席まで歩いていた。


サタン「決勝は5時間ぐらい後か・・・」
ギガディス「キャットケロッツが準決勝で勝てたら決勝ってところだな」
ルルー「まあ、あの子達ならなんとか勝てますわよ」
クリオラ「そうですわよギガディス様!」
プニィ「ププル、結局遅れた・・・」
エターニャ「しょうがないだろう用事なんだから;」
シェゾ「あいつら、ちゃんとやれるかな怪我なんてしないかな;」
アルル「大丈夫だよ!上達も早かったみたいだしちゃんと・・・「ドンッ」あっ!すみません!」


すると、アルルがぶつかった紳士風の男性はキャットケロッツやトワイライトとは別の強豪サッカーチーム「ベンガルロード」の監督のアランだ。


アラン「いや、僕もごめんね」
クリオラ「あなた、もしかしてあの強豪サッカーチームのベンガルロードの監督のアランさん!?」
アラン「僕のことも知ってるなんてキミ詳しいね」
ルルー「そりゃあサッカー中継番組をドラリーニョがずっと見ていたら詳しくなるわよ;」
アラン「今日の準決勝でキャットケロッツが勝ちあがれたらいいね。僕もずっと目をかけてきたんだ」
シェゾ「あ、ありがとうございます!」
サタン「キャットケロッツがこんな風に強豪サッカーチームの監督にも目をかけてもらえると嬉しいな」
アラン「そうだよね!じゃあ、また会おうね!」


一方、とある場所が先ほどの開会式の司会の女性のリリルがオレンジジュースを飲みながら窓の方からスタジアムの景色を見渡していた。彼女は怪しい笑みをしながら言う。


リリル「ふふふ・・・そんなに必死にならなくても優勝するのはあなたのチームよ?」


その言われた相手は顔は隠れて見えないが、マレフィに似た影の中でオレンジジュースを注いだコップを持ちながら乾杯していた・・・。


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