二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。4
日時: 2022/12/14 20:01
名前: 桜 (ID: V1z6MgX2)

新しい日常日和。4に来て下さりありがとうございます。このたび前の掲示板のデータがいっぱいになったことにより後継掲示板で日常日和。を4として再開することになりました。なのでブタのヒヅメとの戦いやぷよクエ実録も今後はここですることになります。それでも私は変わらないし変わるつもりもありませんので見ていただければ幸い!


「目次」


「短編」
多才のわらじ>>1-2
賢者大作戦!>>38-43
成りすましアラビア二番手>>49-50
ツキノちゃんと孤高な天騎士さん>>73
サックスとリンゴ>>78-79
恋愛裁判地獄絵図>>85-89
Ai:birthday>>146-147
可愛い可愛いメイドさん>>177-179
栄光の天騎士ロード>>183-190
隠しの天才>>196-197
疑惑のラブレター>>203-204
悪魔さんの歌と少女のオーボエ>>248-249
2番手vsローティーン共の大戦争>>265-267
フルートの約束>>276-278
海水浴での休暇>>338-342
ふうりんアフェットゥオーソ>>365-369
月光の進化と共に>>374-377
王ドラ、イーブイ達を拾う>>382-383
とっておきのうた>>389-392
ある日降り立ったウーベルチュール>>410-411
学☆芸☆会☆大☆騒☆動>>415-416
サウンド・ショウ・タイム>>420-421
大量の楽器紛失事件>>425-429
龍笛を巡る運命(さだめ)>>434-435
今時の温泉パークはプールも付いているらしい>>451-452
トラブルな仙女!>>467-468
影の怪盗と妹の姫君と操りのポケモン>>471-475
お花見は時に危険なこともあるらしい>>478
争奪のシナリオ>>515-519
Nebula from Sunny>>522-525
勘違いにご用心!>>528-530
舞い降りた花>>543-545
桜版裸族による裸族のための講座2>>548-550>>552-553
解き放たれた恋愛のもつれ>>558-561
8月31日のポルックス>>605-606
月下の明かりの下で>>607-608
Flying to you>>637
ロックパンダは騒動がお好き!?>>638-639
オーボエはギネスブックになるほど難しいらしい>>640-642
ファゴット・ミッション!>>643-646
アリシアと魔法のエメラルドの腕輪>>649-650
Nostalgie Voice>>651-652
雑草達のそばにあるキレイな二輪花>>655-656
薔薇とリンゴとトロンボーンとモノクルの香り>>657-658
狐をめぐるもつれ>>659-660
乙女のカメラ対決!?>>661-662
主の居ぬ間に洗濯!?>>663-671
Mysterious Days>>672
オトナになったもん!>>673-675
若頭と雅楽師と笛と>>676-678
ニュージーランド劇場に参加しまショー!>>681-685
北海道inアンサンブルコンテスト>>686-687
髪は男女ともに命らしい>>688-689
ジャパンの侍犬魂>>690-691
没ネタ2本立て>>692-694
大騒ぎなお嬢様参観日>>695-696
ロックパンダとの別れの時>>697
薔薇色の狙撃>>698-700
嬉し恥ずかし修羅場>>701-704
とある日の海水浴事情>>705-707
NOBUNAGA to visit shores>>710-712
カメラにご注意を>>715
ドタバタ☆アクション!>>741-744
いつの世も儚きや>>773-774
クリスマス☆ラブパニック!>>777-778
森の女王様と闇の美少女と花の魔導師>>781-783
違う時代からの流通者>>787-788
ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜>>794-795
アンダーノースザワでの出会い>>802-804
生徒会番長の苺の裏事情!>>808-811
初夏の露呈式!?>>815-818
天の川の天から舞い降りた落とし子>>822-823
ラブナの隠されたとある秘密>>826
少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語>>829-830
ラブっとvTORIスティック>>849-850
アムール☆トリップ>>854-857
日本のライブではハープやチェロも採用されるらしい>>858-859
やって来たのは少女剣士さま!?>>860-861
全面協力のバレンタインのラプソディ>>871-872
愉快!痛快!寿司狂騒詩!>>873-877
ルナティック・スウィング!?>>878-879
スパイハッピーバースデイ>>880-881
スーパー☆アストルフォちゃん!>>886-887
髪の毛は人間の命らしい>>888-889
一頭身の人形とヒーロー>>890


「やってきた。」
音大生漫画家がスマブラ屋敷にやってきた。>>439-440
ロック・パンダがスマブラ屋敷にやってきた。>>634-636
生意気司令官がスマブラ屋敷にやってきた。>>653-654


「ぷよクエキャラで料理対決!」
その2>>10-16
結果発表>>22-25
オシオキ編>>32


「テストネタ」
テストネタ1>>443-448
テストネタ2>>455-462


「フルート実録」
フルート実録2>>1
フルート実録3>>173


「闇天使の“重責”の呪縛」
猫と踏切と闇天使>>208-209
恋したサックス>>212
一旦の別れ>>215-216
事件の波乱>>221-223
神様も止められない紅蓮の羽四つ>>227-228
ウサギランド出現>>231-234
“願い”の先>>238-244


「ブタのヒヅメ決着」
月長石と星の水晶と黄玉物語>>283-284
全ては「キミ」のため>>289
慕う気持ち、向上心と小さな籠>>292-293
夕焼けの空と曇りの空>>296-298
青空はいつでも夕陽を待っている>>301
ゾーアの覚醒>>307-308
未来への絆>>313-314
悲しみはここに置いて>>318-320
さようなら、ありがとう>>324-326
終わりの始まり>>331-332


「全国学生音楽コンクールでの絆」
夏の花の嵐>>564-565
紅葉からの条件>>568-569
圧倒的な表現力がボレロを貫く>>574-575
四葉宮高校との対面>>578-579
四葉宮高校とのアンサンブル対決!>>582-584
棟梁と魔人と黒音と>>587-589
黒音学園とのアンサンブル対決!>>592-594
それぞれの動向と彼女から手を引いて>>597-598
本来の音>>601-602


「天空のレビアッタでの激闘と決戦」
星の舞う庭>>609-610
ゆっくり回り始めた歯車>>611-615
秋のルビー、悲しみを歌いながら愛しさを>>616-619
激闘の瞬間ーーーときーーー>>620-621
兎蝶グラフィティ>>622-623
道化とスライムのレジリエンス>>626-628
悲しみよりも深く優しく>>629-630
No charge memorys>>631-632
これからの課題と目的>>633


「トランペッターのケロン人襲来!」
占いの結果のトランペットとウラハラとタママ>>747-748
純粋アンチテーゼ100%>>751-752
トランペットでのイリュージョン>>755-756
大切な人からくれた宝物>>759


「マリア・ザ・リッパーの行く末」
休息にトロイメライ>>841-842
White fox the Ripper>>843-844
マリア・ザ・リッパー!>>847-848


「ぷよクエ実録」
時空の旅人クリアまでの道のり>>254
マーベットの挑戦状日和>>270


「前後編」
旋律幻想曲>>56-58>>64-66
果てなき命の宴>>132-134>>139-140
フルートのショコラティエ>>151-152>>156-157
吸血鬼の赤き洗礼>>257-258>>261-262
オルガンストレッタ>>348-351>>356-360
秋のポケモンコンテスト!>>397-400>>405-406
愛と涙のサッカーバトル!>>533-535>>538-540
それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行>>762-764>>767-770
大切な思い出>>833-834>>837-838
ダイ山神話聖杯大戦>>862-866>>867-870
Composer:C>>882-883>>884-885
無垢なるアイの願い星>>891-895>>896-899>>900-905>>906-909(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「特別編5」
序章:八奇人>>94-95
第一章:わがまま>>101-102
第二章:見てきたもの>>107-109
第三章:夢涙>>115-117
第四章:絆>>121-122
終章:響く>>123-124


「特別編6」
序章:オーボエの王子様>>481-482
第一章:小さな店で>>486-488
第二章:シグレの覚醒>>492-495
第三章:目には目を、口撃には口撃を>>500-503
第四章:オーボエの涙>>507-509
終章:運命の奇妙な巡り合わせ>>510-511


「特別編7」
序章:始まりの約束>>718-719
第一章:デートの途中で>>722-723
第ニ章:すれ違い・・・?>>726-727
第三章:本当のこと、その本当の気持ち>>730-732
第四章:報復☆DEATH>>735-736
終章:日本までやってきた来客>>737-738

8月31日のポルックス(その1) ( No.605 )
日時: 2018/08/31 23:05
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はある某少女ファンタジー漫画の話を元にしたポルックスとエルドゥールさんの過去のお話です。ポルックスとエルドゥールのコンビ(カップリング?)はツイッターで見かけてからめちゃくちゃ可愛いです。さくら先生・・・(´;ω;`)






野菜王国の王族の城のある部屋ではエルドゥールは自分の生まれ育った国を滅ぼした敵討ちのための「悪魔狩り」の合間に義妹のポルックスにクッキーを作っていた。そのクッキーを持ちながら彼女の部屋に入ろうとする。


エルドゥール「・・・・・・ポルックス。クッキー焼けたぞ」
ポルックス「えっ?ああ。お兄ちゃん、ちょっと出かけてくるっ」
エルドゥール「・・・・・えっ?ああ・・・・・・えっ!?どこに行く気だ!」
ポルックス「すぐに戻って来る!」


ポルックスが出かける中でエルドゥールは何事かと頭を抱えていた。



エルドゥール「・・・・・・全く何があったんだ・・・」


すると、エルドゥールはふと八月のカレンダーを見る。その8月31日を見た時に彼は気付く。


エルドゥール「・・・・・・そうか、今日は・・・・・・」






それは1、2年前。エルドゥールは既に野菜王国の国王であるサルザーゾに剣の実力を見出されめきめきと頭角を現していた中で同じく頭角を現した同僚であるフリードがエルドゥールの方に駆ける。


フリード「エルドゥール!ピョンっ★」
エルドゥール「・・・・・・なんだ、フリードか」
フリード「なんだとは失礼な!ピョンっ★今日は他国の音楽学校のパーティにチェロ奏者として招かれたって?ピョンっ★」←ちなみにうちのフリードはクラリネット奏者も兼ねています
エルドゥール「・・・・・・ああ。今や呪われた五英雄のトップである俺が呼ばれたんだからな、来るなよ。・・・・・・また女性を口説く気だろう?」
フリード「ケチー、ピョンっ★」


そしてエルドゥールがチェロを持って、そのパーティに出席する中でチェロを弾いた後に多くの女性に囲まれていた。


女性A「可愛いー!目つきは怖いけどチェロを弾けるギャップを持ってるなんてー!」
女性B「あなた、どこの国のチェロ奏者?」
エルドゥール「・・・・・・野菜王国だ」
女性C「へぇー」


すると、人々の叫び声がした!叫び声をあげた男性の近くには巨大な鳥だった!


女性D「な、何!?」
エルドゥール「!?」


すると、その巨大な鳥はエルドゥールに向かった途端に消えた。エルドゥールはこれに戸惑う。


エルドゥール「・・・・・・?」
???「クス、クスクス、クス」


すると、エルドゥールの前にいたのはハープで巨大な鳥を出現させたオッドアイのまだ幼い少女だった。彼女は言う。


???「こーとりさんがにーげたヨー♪」
エルドゥール「・・・・・・あ」


すると、少女が笑顔のままその場から逃げ出す中で大半の女性達が彼の無事を確認しに駆け寄った。


女性E「エルドゥールさん、大丈夫ですか!?」
エルドゥール「・・・・・・今の子、誰だ?」
女性F「パーティを主催している音楽学校の生徒のポルックスよ」
エルドゥール「・・・・・・じゃあ、なんであんなことを?」
女性G「いつもの悪戯よ、ああいう子なの。ハープの実力はかなり優秀だけど、親が生まれつきいない子だったのよ。あの子が入学してから怖いわよね、その音楽学校に不幸なことばかり起こるんだもの。ヴァイオリン首席だったユノが病気になったのはきっとあの子のせいよ。呪われてるわ」
女性H「そうなの?なんか不吉ね・・・あんな子と関わったらダメですよ、エルドゥールさん」
エルドゥール「・・・・・・え・・・?」


エルドゥールは話の内容と彼女を見た瞳からある空気を感じ取る。


エルドゥール(呪われた子・・・?あの子のせいで不幸が起きるのか?だから、みんなあの子が嫌いなのか?)






エルドゥール(だから、あの子は・・・あんなに悲しそうな目をしていたのか・・・?)






エルドゥール「・・・・・・すまん、ちょっと抜ける(あの子を探しに行こう。なぜか気になるーーー・・・」


一方、ポルックスは鳥が飛ぶ際に落ちた羽根を数えながら歌っていた。


ポルックス「小鳥さん、おいでなさい、来ないと、足をもぎ取るよ」


すると、ポルックスはエルドゥールに気付く。彼女は言う。


ポルックス「誰?」
エルドゥール「・・・・・・あ・・・・・・歌が聞こえたから、ここかと思って・・・・・・」
ポルックス「?」
エルドゥール「・・・・・・よかったら・・・俺のチェロと合わせてくれないか?」
ポルックス「アタシと・・・遊んでくれるの?あなたはだあれ?」
エルドゥール「・・・・・・俺はエルドゥールだ。呼び名はなんでもいい。・・・・・・よろしく、ポルックス」


エルドゥールに優しく接されたことに内心戸惑いつつもポルックスは彼に対して愛らしい笑顔を見せた・・・。






それからエルドゥールがその国に滞在する中でポルックスはとある日にハープの音色が鳴らないことに気付く。


ポルックス「エルドゥールさん!音が鳴らないよ!」
エルドゥール「!・・・・・・いくら万能なハープでも音色は星座だからな。夜の星が必要か?」


そして夜になった後にポルックスのハープは音が星座の力により鳴ることに成功した。


ポルックス「エルドゥールさん!アタシのハープの音色が鳴るよ!」
エルドゥール「・・・・・・そうか(たまに星座の力を借りないとダメなのか・・・」
ポルックス「エルドゥールさんもチェロに星座の力を与えてもらおうよ!」
エルドゥール「・・・・・・えっ、ちょっ・・・うわっ!」


すると、引っ張られた途端にエルドゥールは崖に落ちた!エルドゥールは幸いにも無事だったが。


エルドゥール(痛い・・・;でも、ポルックスが受けてきた傷を考えると・・・)
???「あら?異国の方?」


すると、エルドゥールはガラス越しの部屋でベッドで寝ている少女を見つける!


???「何か御用?」
エルドゥール「・・・・・・いや、何も・・・」


すると、ポルックスがエルドゥールを探しにその場所に駆けると、少女を発見する!


ポルックス「エルドゥールさん!あっ!ユノ!」
ユノ「ポルックス!」
エルドゥール(えっ;この美少女がお前の親友なのか!?でも・・・ああいう笑顔もするのか・・・)


すると、ガラス越しに話す二人にある怒声が挟んできた。とある国の音楽学校の理事長だ。


理事長「そこで何をしている!ユノと会うなと言っただろう、ポルックス!早く行け!」
ユノ「待って、理事長!もう少しだけ話を・・・!」


ユノの叫びも虚しく二人は理事長に別の場所へ連れ出される中で理事長は呆れながら言う。


理事長「全く油断も隙もないな。明日からはガラスの窓はなくして部屋一面壁にしよう。もう二度と会うなよポルックス!お前が近づくとユノの病気が重くなるんだ。呪われた子め」


理事長が立ち去る中でエルドゥールはその言葉に反論しようとするが、ポルックスはエルドゥールの袖を掴む。


ポルックス「・・・いいの、エルドゥールさん。言いつけを守らなかったアタシが悪いの」
エルドゥール「・・・・・・ポルックス・・・」


エルドゥールはとある国の音楽学校の理事長のポルックスに対して横暴な態度に腹が立っている中で二人は星空を見ながら話していた。


エルドゥール「・・・・・・あれがお前の学校の理事長か。何かすごく嫌な感じだったな。偉い人じゃないのか?」
ポルックス「理事長はアタシのことが嫌いだもん。ユノの病気はアタシのせいだから。アタシは「呪われた子」だから・・・アタシがそばにいるとユノが死んじゃうんだって」
エルドゥール「・・・・・・そんなのおかしいな・・・」


ポルックスは振り向きながらあることを言う。


ポルックス「でもね、おまじないをしてるの」
エルドゥール「・・・・・・おまじない?」
ポルックス「ユノがね、いつも笑ってたらいいことがあるのよって、言ってくれたんだ。アタシが笑うとユノの病気も治るかもしれないから、いつも笑ってるようにしているんだ」


しかし、彼女は穏やかな声色ながら言う。


ポルックス「・・・でもね、いくら笑ってもユノの病気が良くならないの。いいことが起きないの。いつも笑ってるはずなのに。なんでかなあ」


彼女の暗そうな顔にエルドゥールは口には出さないまま思う。
違うよ、ポルックス。いくら笑ってても、ユノの病気は良くならないし、笑顔も楽しくなくちゃ意味がないんだ。俺は思ったけど、お前を傷つけない、言葉が上手く見つからなくて。ただそばにいて、ただ手を繋いで、ずっと隣に座ってた。






ずっと、ずっとーーー・・・。

8月31日のポルックス(その2) ( No.606 )
日時: 2018/08/31 23:08
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

その数日後、誰かの葬儀が執り行われていた。そう、ポルックスの唯一の友達だった・・・


女子生徒A「ホント急だよね」
女子生徒B「可哀想に・・・」
女子生徒C「将来を嘱望されてたのに・・・ユノが死んだなんて。やっぱり呪われてるのかなあ」


ユノの葬儀に参列していたエルドゥールはポルックスに声をかける。


エルドゥール「・・・・・・ポルックス」
ポルックス「エルドゥールさん」
エルドゥール「・・・・・・大丈夫か?」
ポルックス「何が?」
エルドゥール「・・・・・・何がって・・・」


すると、涙ひとつ見せようとしないポルックスに女子生徒達が陰口を叩いた。


女子生徒E「聞いた?今の」
女子生徒F「友達だった人が死んだっていうのに、あの子には心っていうものがないのかなあ」
エルドゥール「・・・・・・!!バカなこと言うな!!ポルックスは普通の子だ呪われてなんかいない!いい加減なこと言うなよクソガキ!!」
女子生徒E&女子生徒F「ク、クソガ・・・!!?」
エルドゥール「・・・・・・行くぞ、ポルックス!」
ポルックス「エルドゥールさん!?」


エルドゥールとポルックスが葬儀を抜け出す中でエルドゥールはポルックスの手を掴みながら歩いていた。


ポルックス「一体なんなの、エルドゥールさん。痛いよ手。エルドゥールさん?」
エルドゥール「・・・・・・泣きたい時は、泣いていいんだ。悲しい時は・・・・・・」


すると、エルドゥールは振り向きながら自分の受けた呪いと戦いながら言う。


エルドゥール「我慢しなくていいんだ。笑うのは楽しい時だけでいい。俺の妹として一緒に来い。ずっとそばにいる」






エルドゥール「ポルックスの心の一番奥にいるから、俺の前では、泣いていい」






すると、ポルックスは目を閉じながらエルドゥールに抱きつく。その開けた目から・・・






透明な雫が流れていた・・・。






ポルックス「うわあああああーん!!!あああああー!!!」






ーーー後にも先にも、ポルックスが泣いたのを見たのはこの時だけだった。






そして現在。エルドゥールの義妹となったポルックスはある墓の前に花を置きながら座り込んでいた。そこにある声がした。


エルドゥール「・・・・・・ーーー今日はユノの命日だったな」
ポルックス「お兄ちゃん・・・」
エルドゥール「・・・・・・日本の花束だ。野菜王国とは違ってすぐに枯れてしまうが、綺麗だろう?枯れてしまってもそこに心は残る、だろう?」
ポルックス「・・・そうだね」
エルドゥール「・・・・・・なあ、ポルックス」


すると、彼は当時のことを思い出しながら言う。






エルドゥール「俺があの時言った言葉も、変わってない」






すると、エルドゥールは立ち上がりながら言う。


エルドゥール「・・・・・・帰るぞ。今日はクッキーが焼けたんだ。今日のは特別に美味しいんだ」


エルドゥールの言葉にポルックスは微笑みながら立ち上がる。


ポルックス「じゃあ、アタシはチーズケーキとフルーツケーキも食べたい!」
エルドゥール「・・・・・・;それならケーキ屋で・・・」
ポルックス「お兄ちゃんの手作りがいいのー!」


ーーーこれからもずっと、






ポルックスの心の一番そばにいるから。






おしまい






「オリキャラ紹介」


・ユノ
とある国の音楽学校でのポルックスの友達。将来を嘱望されたヴァイオリニストで病気を抱えながらも決してポルックスを色眼鏡で見ずに優しく接していた。


「後書き」


今回は合間を縫ってクロスオーバー要素はなしでポルックスとエルドゥールの過去話を書いてみました。差別は本当にダメで受けた側は一番辛いな・・・。
ちなみに差別を受ける理由は残念ながら色々とあります。容姿だったり、落ちこぼれだったり、あるいは身体や心に病気を持っていたり・・・。私も差別を受けた側の一人ですから、こういった差別は本当に受けた側の気持ちがわかります。差別、ダメ、ゼッタイ。






感想OK

月下の明かりの下で(その1) ( No.607 )
日時: 2018/09/20 16:58
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33810649

今回はクロードさんが月下の明かりの下でポップンキャラ、エージェントに会うお話。エージェントとアリシア、久々に登場です!フルートぷよクエ漫画第一話投稿しました!






クロード「今宵も月下の明かりの下で怪盗クロード、参上!」


クロードは今日も彼を狙う謎の組織が探していたどんな世界征服も叶うという月のフルートを探して発見・破壊するために怪盗の仕事をこなしていた。ちなみに月のフルートは宝石か絵画に姿を変えたと思われたためにどこにあるかは謎の組織も知らないという。そしてクロードは無事に怪盗の仕事をこなして盗んだ宝石を見たが、今回もハズレだった。


クロード「今回もハズレか。これは即時返却しなくては」
ヒショウ「月のフルートは今や宝石か絵画に姿を変えていたからなー。詳しくは分からんけど(通信機を通じて話している」
クロード「まあよい。謎の組織に潜入している「あいつ」が調べてくれてるからな。今夜仕事を終えた後に待ち合わせている」


クロードは人間の姿クロに変えて行きつけの「組合」と呼ばれる表向きはキノコ料理店に行く。そこにはシェフであるぷよクエキャラであるジョゼに会う。


ジョゼ「よう、いらっしゃい!今日は食べに行くか?」
クロ(クロード)「地下で人が待っているのでな」
ジョゼ「ああ、「ナオキ」の方か。まあ、ゆっくり報告を片付いとけ。タンスの後ろにあるドアを辿ればいけるから」


ジョゼはそう言ってピアノできらきら星を弾き、タンスの後ろのドアが開くように操作した。
ちなみに「組合」は世界の各地に密かに存在し、それぞれの支部長はみんな「クリム」と呼ばれている。彼らの仕事は目的を持ち「理由のある悪」=正義として密かに裏社会で活動している者たちへの手伝いをすることだった(彼らとは違う正義側として活動しているアリス団やドロッチェ団、怪盗ドラパンなどは例外)。組合はCOMとも活動は似ているが、裏社会ということを含めば違う。そしてクロードがタンスのドアからの階段から降りて地下に入ってある部屋に入ると、そこには男達がトランプのポーカーを使って賭け事をしていた。


男「ん?誰だてめえ!」


クロードに気付いた男の一人がトランプを投げ捨てて剣の鞘を抜こうとするが、別の謎の男が笑みを浮かべながら止める。


謎の男「いいんだ。彼はいつもの客だよ」
クロ(クロード)「クリム」
クリム「「ナオキ」に用があるんだろう?もちろんあいつが待つ部屋に入るだけの金は用意してあるんだろうな?」
クロ(クロード)「ああ、ここにな」


クロードは自身が持っていた宝石から持っていたものを出す。そこには数十枚の札束だった。


クリム「いいだろう。部屋に行け」


クリムが指差した部屋にクロードは入ると、そこにはポップンのエージェントことナオキがいた。


エージェント「久しぶりだな。まさかこんなに小さくなって」
クロード「元々は小さいのだ!貴殿は本当に相変わらずだな;」
エージェント「まあ、そう言わずに。お前が追っていた謎の組織のことだろう?報告してやるよ」


エージェントは謎の組織についてクロードに報告する。どうやらクロードに頼まれたスパイであることは謎の組織にはバレていないが、ある刺客がクロードに接近しようとしていることを話した。


クロ(クロード)「刺客だと?」
エージェント「ああ。お前の命を狙おうとお前の周囲に接近を始めている。まあ、お前の実力を見込んだ上で言ってるんだけど、油断禁物だぞ?」
クロ(クロード)「バカを言うな。その程度の刺客などーーー倒せないことはない」


そう言って、クロードがエージェントが渡した謎の組織についての報告の書類を持って立ち去る。その翌日、クロードは学校で今日も男女問わずクラスメイトたちにちやほやされていた。


女子クラスメイトA「ねー、クロ君っ。前の学校は有名なお坊っちゃまの男子校だったってマジで?」
男子クラスメイトA「男子校でもモテたりしていたか?」
クロ(クロード)「いや?それほどモテたりしていなかったな」
女子クラスメイトB「でも、彼氏とか他校にも彼女がいたりしたんでしょ!?」
男子クラスメイトB「もし、そうなら法律の壁を越えて俺と一つになって下さい!」
クロ(クロード)「ははは、すまんな」


あいり「モテモテですわね、クロって」
レイト「まあ、美男子の僕を凌ぐ顔立ちだからねー」←ちなみにこの人もモテます
クロ(クロード)「!あいり殿!今日は学校が終わったらデートにでも行かないか?」
あいり「ツーストとの約束がありますので」


すると、クロードのあいりに対する態度にクロードを囲んでいたクラスメイト達は泣きながらあいりを睨みつけていた。


あいり「えっ;私、何かしました?」
レイト「いや、そうでもないんだけどね;」
あいり達のクラス担任「席に着けー。HRだぞー」


すると、あいり達のクラス担任はある発表をする。


あいり達のクラス担任「喜べお前ら!このクラスにまた新しい転入生が来るぞー」
桃実「クロ君とレイトに続き、今度はどんな子なんやろな?(前の席のあいりにヒソっ」
あいり「ふーん・・・」
あいり達のクラス担任「入れー」


すると、教室に入った転入生は個性的なゴスロリシャツを制服シャツとして身につけ、スカートや頭に身につけているリボンや制服リボンにも黒レースを付けている金髪のボブカットの美少女だった。これに男子達は「可愛い女子だー!」と喜び、あいりは彼女の美しさに少しだけ見惚れていた。


あいり(わぁ、美少女・・・)
???「メグル=クリスタチアと言います。イギリスから来ました。よろしくお願いします」
あいり達のクラス担任「じゃあ、席は・・・モモミの後ろな」
桃実「はい、ちゃんと面倒見まーすv(こんな儚げな雰囲気の美少女、誰も面倒を見ないわけがないやろーv」←美少女、美男子、イケメンなどの美形好き


そしてHRが終わった後に桃実がメグルに話しかける。


桃実「メグルちゃん。次実習で移動だから案内するでv」
メグル「ありがとうございます。わたし、ここに来るのは初めてだから、引き続き案内をよろしくお願いします」
桃実「かわええなあv」
あいり「ほら、さっさと実習行きますわよ!」


すると、メグルはクロードの顔を見た瞬間に一瞬気付いたかのような顔をしたが、彼女はまた前の方に向き、クロードはこれに疑問を持っていた。


クロ(クロード)「・・・?」


そして実習の授業ではみんな各自にテーマに沿ったケーキを作っていた。すると、あいりはまた一段と腕を磨いたテーマに沿ったチョコケーキを作る。


桃実「おー!あいり、やるやん!」
あいり「桃実こそ、テーマに沿った上で和菓子を沿ったケーキを作るとは・・・」
レイト「テーマに沿ったホワイトチョコフルーツロールケーキ完成!」
クロ(クロード)「おい、同じ班なのだから、ちゃんとケーキは・・・」←ちなみに得意とするケーキの種類はフルーツを使ったケーキ


すると、メグルは飴細工を使ってテーマに沿ったケーキを作る。とても完成度の高い飴細工にクロードは驚き、あいりはある言葉を口にした。


あいり「・・・魔法みたいですわ!」
メグル「・・・大げさですね(クスッ」
桃実「あ、笑ったやん!」
女子クラスメイトC「何々?見せて!」


メグルの飴細工のさばきに女子クラスメイトや合同実習で一緒になる別クラスの女子達が囲む中でレイトとクロードはそれを見ていた。


レイト「あー、完全に女子達の心を掴んじゃったね」
クロ(クロード)「そうだな(しかし、なぜにメグルという娘は一瞬だけ私を見ていたのだ・・・?」


そしてその放課後、あいりはこれから用事のある桃実からメグルに校内案内をすることを任命され学校中歩いていた。


あいり「んで、ここが音楽室ですわ。グランドピアノがありますのよ〜」
メグル「そうですか。ごめんなさい、時間をかけさせてしまって・・・」
あいり「いいんですのよ。私も転入生ですし(それにツーストが私が遅くても待つって言ってくれますし・・・」


一方、そのツーストは恋人のあいりを迎えに行くために彼女の在籍するフランスの製菓学校の校門前で待っていた。一緒にいたクロスは二人の邪魔にならないようにとっとと立ち去ろうとしていた。


クロス「じゃあ、私は立ち去るから」
ツースト「待てってクロス!お願いだ、一人じゃ恥ずかしいからせめてあいりが来るまで一緒にいろ!」
クロス「まだあやつらのことを気にしているのか」
ツースト「あいりがうっかりクロやレイトに襲われたら俺が助けに行くから、だからそういう気配察知に・・・」
クロス「下らん(バッサリ」
ツースト「!クロスには俺のこのあいりに対する恋心がわからないんだあああああー!!!(号泣」
クロス「分からぬな。私はそういう奴らをバッサリと切れない奴は大っ嫌いだ。お前がただ純粋にあいりを待つなら、一緒に待ってやろうがな」
ツースト「そ、それは一番にあるけど・・・」
クロス「だったら、余計な御託を並べるな。来たらさっさと退散するからな」


ツーストはクロスの言葉に内心では少しの罪悪感を抱いていた。すると、ツーストは秋の涼しさを感じた。


ツースト「季節はもうすっかり秋だなー。クロス、俺が選んだとはいえそのコスチューム、寒そうだな」
クロス「ああ。このコスチュームは防寒にも強いから大丈夫だ」
ツースト「ふーん・・・」


ツーストはクロスに今度マフラーをプレゼントするかと考えるが、するとそこにあいりとメグルの姿があった。


クロス「あっ、あいりが出て来たみたいだな。ゴスロリ風の別の娘と一緒だが」
ツースト「ほんとか?あいりー!」
あいり「ツースト!」


あいりがツーストのところに駆け出す中でメグルは聞く。


メグル「あの、この人は・・・」
ツースト「あいりは俺の幼妻だ」
メグル「えっ」
あいり「違いますわ!彼はツースト。確かにこい・・・びとですがね(顔真っ赤」
クロス「私はツーストの式神だ。あいりの友人ならばよろしく頼む」
メグル「はい」


その夜、今夜のツーストとの第1ラウンドを終えたあいりは彼の膝枕でメグルのことを話していた。


あいり「メグルは飴細工が得意みたいでいい子みたいですわ」
ツースト「へー。そういえば、あいりの友人にもう一人いただろ?紹介してほしいってシアン達が言ってたぞ」
あいり「・・・桃実はいい友達ですけど、ちょっとやめといた方がいいかもしれません;」
ツースト「なんで?隠してる事情があんのか?」
あいり「実は桃実はかなりの美形フェチなんですの。こないだなんかすごいイケメンや美少女を見ただけで声をかけたり抱きついたりとか・・・」
ツースト「サンの美形好き版みたいなものだな;」
あいり「まあ、そうですわね」


すると、ツーストはあいりを撫でながら言う。


ツースト「俺的にはあいりの方が可愛いけどな」
あいり「も、もう!やめてほしいですわ・・・(顔真っ赤」


すると、ツーストはあいりのツンデレに流石に可愛すぎと思ったのか彼はあいりにキスをする。ツーストは言う。


ツースト「あいり・・・誰にも渡したくない。ずっと俺のものでいてよ」


そして今夜の第2ラウンドが始まった後に翌日、スマブラ屋敷ではアリシアにしほみが話しかけていた。

月下の明かりの下で(その2) ( No.608 )
日時: 2018/09/20 17:05
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33810649

しほみ「アリシアちゃーん」
アリシア「なに?」
しほみ「ウサギのぬいぐるみとも遊んでいいからさ、たまにはこっちとも遊んでよ。流石にラン、心配してたよ」
アリシア「・・・エージェントが遊んでくれるから、別にいい。たまにいなくなる時があるけど」
しほみ「!珍しいね。あの人、凄腕のスパイの割には子供にモテてるのに」


すると、ある男が二人の前に現れた。エージェントだ。


エージェント「悪かったな子供にモテて;」
アリシア「エージェント」
しほみ「エージェントさん!聞いて下さいよ、またいのり姉、〆切前なのにまた逃亡したんですよー;」
エージェント「いのりさん、漫画界の旗手と呼ばれてるのに筋金入りの逃亡癖があるからな;探してやるからいのりさんの担当編集さんにはいのり捜索を手伝うと連絡する」
しほみ「ありがとうございまーす」


一方、クロードは二人の仲間達とともに買い物に出ていた。買う物は悶怒がメモに書いた通りである。


クロ(クロード)「しかし、悶怒殿がメモを書けるとはな;」
ヒショウ「しかも、本人が平然と街の中にいて騒がれたのを見たし;」
アクセス「まあ、彼なら当分は死なないでしょ」


すると、クロードはあるものを見る。それは仕事仲間であり、自身が謎の組織潜入の依頼を頼んだイギリスのスパイ・・・


クロ(クロード)「あ」
エージェント「あ」
アリシア「あっ、ヒショウとアクセスだ」
しほみ「二人して買い物ですかー?」


四人はよそに夜しか会わない仕事仲間の二人は突然偶発的に昼に会ったことに固まる。すると、エージェントがクロードを抱えながらどこかに走る!


ヒショウ「えっ、おい!?」


エージェントはクロードを人気のない公園に連れ出す中で彼は周りをキョロキョロと見渡した。


エージェント「ここなら誰もいないな・・・」
クロ(クロード)「くたばれカスナオキ」


すると、クロードは足でエージェントのナニを蹴る!


エージェント「ぎゃあああああー!!!!」
クロ(クロード)「叫びたいのはこっちだ!貴殿、なぜにこんなところに!」
エージェント「アリシアの家に雇われた諜報部員と・・・それとアリシアに頼まれてケーキを買いに・・・スマブラ屋敷にも寄りに・・・」
クロ(クロード)「私のナワバリでケーキを食べるなあああああー!!!全く・・・貴殿はなぜ潜入を引き続きしてないのだ!?」
エージェント「言っただろ?謎の組織は支部が世界中に散らばってるから本部の居場所はわからないと。それに・・・」


すると、エージェントはクロードに耳打ちをする!その内容にクロードは驚愕する。


クロ(クロード)「!?」
エージェント「まあ、今のところは危害を加えないだろうから気をつけておけ。アリシアには俺がお前の頼みで謎の組織にスパイとして潜入していることは内緒な。じゃあな」


エージェントが立ち去った後にクロードはようやくあの時自分の顔を一瞬見られて違う方に振り向いたのかを理解できた。






エージェント『メグル=クリスタチアは謎の組織が送り込んだ刺客のコードネームは「飴細工」である女だ』






一方、当のメグルは自身の今の家である森の中の怪しい屋敷でローブを被りながら怪しいアイテムを作る。それはクロードを模した人形。そう、彼女は・・・


メグル(私は有名ハリウッド俳優を両親に持ち、私も卓越した変装技術の持ち主。だからーーークロード抹殺の依頼の仕事をもらったのはとても光栄。この仕事、果たさせていただきます。先祖代々から受け継いだ赤魔術の継承者として!!!)


一方、クロードは今日も怪盗の仕事をこなしていた。クロードは宝石の前に立ちながら言う。


クロード(・・・悪く思うなよ。あいり殿・・・)


クロードは宝石に手を差し出そうとするが、すると、宝石箱から包帯が伸びてきた!


クロード「!?」


すると、宝石箱から包帯で操っていた探偵インギールが現れた!


インギール「やっぱり来たねクロード!今こそこの手で捕らえてみせるよ!」
クロード「しまった!」


クロードはインギールの包帯を魔法で離させ、すぐに逃げようとするが・・・


メグル(ふふふ・・・)


メグルがクロードの人形に杭を打ち、これにクロードも反応した!


クロード「うぐぅっ!?」
インギール「!?まあいいや、捕らえて!」


そしてメグルがまた杭を打つ中で反応したクロードは警察から手を離し、ただただ叫んだ!


クロード「うわあああああー!!!」


そしてクロードが魔法で消える中でこれにインギールも戸惑っていた。


インギール「クロード・・・」






すると、誰かに呼ばれた気がしたクロードは血が流れた頭を押さえながら歩く中でそこに警察官に扮したロゼが助けに来た!


ロゼ(ミカエル)「クロード!ナオキさんから全て聞いた!すぐに車に乗れ!」
クロード「あ、ありがとう、ロゼ・・・」


すると、クロードが突如飛ばされ、空へと飛ばされた!


クロード「ロゼ!!」
ロゼ(ミカエル)「クロードーーーーー!!!」


そしてクロードが飛ぶ中でただひたすら飛んで行くと、そこにはロジック風のコスチュームを身に纏い仮面を着けた飴細工ことメグルが浮いた王座に座って現れた!


飴細工(メグル)「待ってましたよ、怪盗さん。随分と好色家なんですね」
クロード「私を呼び出したのは貴殿ですね、お嬢さん」
飴細工(メグル)「今更もう遅いですよ?私はとっくにあなたの正体を見抜いているんです」
クロード「大人をからかうもんじゃないですよ、お嬢さん・・・」


すると、飴細工とクロードが今は時が止まった渋谷に降り立ち、クロードは渋谷の大魔法陣に気付いた!


クロード「(かなり難しい大魔法陣・・・!?)いつのまに・・・」
飴細工(メグル)「さて、戯言はそれまでですよ」


すると、飴細工は斧を使って斧に魔力を込めて攻撃する!


飴細工(メグル)「エクストラドラゴン」


クロードは大魔法陣の中で動けないままその攻撃を受ける。クロードがくたばりそうになる中で飴細工は言う。


飴細工(メグル)「あらあら。つまらないですねえ。もう終わりですか?さて、斧を使った最上級魔法で・・・」


すると、雨が降って来た。渋谷では時が止まっているはずなのに。その雨の中で飴細工は戸惑っていた。


飴細工(メグル)「なっ、斧が・・・使えない・・・!?」
クロード「お嬢さん・・・貴殿の赤魔術はもう・・・通じない!」


すると、大魔法陣は雨により消され、クロードは立ち上がった!


クロード「まさか忘れたのではなかろう?私の属性と力を。雨を呼ぶ魔法を使えばそのくらいは簡単なのだよ」
飴細工(メグル)「わざわざかなり難しいとされる魔法を使ったんですね・・・!でも、赤魔術はどんな魔法よりも美しいの!魔法なんてただの魔導師が使うただの嘘ですよ!」
クロード「ああ。だがな・・・」


すると、クロードは急に手品で姿が消え帽子だけが残っていた。


飴細工(メグル)「クロード!?」
クロードの帽子「魔導師も含めて人間はな、それでも・・・」
飴細工(メグル)「黙りなさい!」


すると、飴細工が帽子を掴むと、よくあるびっくり箱の手品みたいに音がなり、ハトも彼女の方に飛んで来た。彼女はこれに微かに微笑んだ。


クロード「頑張ることを、楽しんでいるだけですよ・・・」
飴細工(メグル)「で、でも・・・!」
クロード「貴殿こそ自分の心に嘘を吐いている・・・」
飴細工(メグル)「嘘なんかじゃないですよ!本当に・・・」
クロード「頭の中にはそう思っていても、自分の心とは噛み合わない場合もあるんです・・・その心の奥には・・・」






クロード「綺麗な宝石が眠っていることぐらい・・・お見通しですよ・・・」






飴細工(メグル)「クロード・・・!」
クロード「さようなら、可愛い仮面の斧使いさんv」


そしてクロードが消える中で残ったのは一輪の青い薔薇だった・・・。飴細工は一瞬涙を浮かべるが、すると、謎の組織のトップに立つ「あのお方」を通じる側近から連絡が入る。


側近「飴細工?いいか、お前はうちの組織の幹部の一人なんだ。わかっているだろうな?」
飴細工(メグル)「わかってます・・・飴細工が涙を流したら・・・あのお方がくれた魔力も失ってしまう・・・」


飴細工は涙を堪えながら魔法で青い薔薇を花びらにして消滅させる。一方、クロードの行く先にはエージェントがいた。


エージェント「いや、しかし、お前が一瞬で計算して赤魔術の弱点の雨を降らせるとは・・・大したものだよ」
クロード「いや?たまたま私の頭脳がそう計算していただけだ」
エージェント(キザな奴め・・・)


その翌日、今日はクロードがエマをふたば幼稚園まで迎えに来ていた。


エマ「お兄ちゃん、おかえりー!待ってたよー!」
クロ(クロード)「ああ、帰ったらすぐにご飯を食べよう。ちょうどロゼが買い物を済ませて来たし」
吉永「エマちゃん、さようならー!」


二人が楽しそうに話しながらロゼの待つ車まで歩く中でこれをグライダーで飛んでいた空の上からエージェントは見ていた。


エージェント「何かしら楽しそうだな・・・クロード」


一方、その様子を木の上からメグルが見ていた。メグルは二人の楽しそうになんでも気軽に言い合える絆を目にしたことで思う。


メグル(今はクロードを殺したら、彼が大切に想う義妹が可哀想ですね。しばらくは監視してあげますよ。少なくとも義妹を元の国のミルキーウェイ帝国に帰すまでは!)


メグルがフルートを構えダフニスとクロエの第二組曲の無言劇を吹く。その音色は風のようにかつ聞いた人達もメグルだと分からないまま聞き惚れていた・・・。
さて、謎の組織を巡るお話は、また後々の今度ということでーーー。


FIN






「おまけ」チームクロードの人達に質問


Q:チームクロードの人達はみんなどこの学校に通ってるの?


ヒショウ「俺は科学に特化した日本の学校に通ってるかなー。かなりレベルの高い進学校かな」
アクセス「ヒショウ、頭良すぎだよ;あの学校、日本でもトップクラスの進学校だしね。ああ、俺は学校というところには言ってないけど、たまにプリンプ魔導学校で実習で魔導を教えたりしてるよ」
エマ「僕は学校じゃないけど、ふたば幼稚園に通ってるよ!」
杏「私達は吉祥学園に通ってますん!夏美や小雪と同じクラスですん!」
氷「まさかそこで小雪と再会するなんて夢にも思わなかったな・・・」






ロゼ(ミカエル)(どうしよう・・・秘密をバラせない)←憧れの中学生生活を送るために普段は平日は他のメンバーがいない間はミカエルとして聖MIDI女学園中等部に通っている秘密を持つ&しかも完全無欠の才色兼備である特待生


ロゼさん・・・;






「後書き」


今回はエージェントとアリシアを久々に出せて執筆も楽しく書くことができました。エージェントとアリシアには感謝&これから月3回くらいはポップンし直してきます。
さて、クロードさんが追う謎の組織についてはさておき、今は呪われた五英雄編や青の吸血鬼一族編、もう一つの長編(やっとあるポップンの兄妹がメインの物語だよ)を書かないと謎の組織の伏線を回収した話は(ところどころに仄めかしますが)書けないということです;もうしばしお待ちくださいませ。






感想OK

星の舞う庭(その1) ( No.609 )
日時: 2018/09/22 22:27
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33810649

今回からはヴィオロンことクロラと呪われた五英雄との決着編!最初は雨季とシグレ君メインのお話。シリアスやや強め、ギャグやや少なめ。そろそろポップンがしたい・・・。






いつもの星ノ宮学園の放課後。吹奏楽部は今日もいつものように練習していた。すると、ある人物の姿が生徒達の目を引いていた。彼女の名は朝倉雨季。吹奏楽部でオーボエを担当し、その卓越したオーボエの実力からオーボエパートのリーダーを任されている。


特進科の女子生徒「雨季先輩の音だ!」
体育科の女子生徒「相変わらずすごい綺麗だなー」
服飾科の男子生徒「でも、高等部の芸能科の先輩が雨季先輩に告白して見事に玉砕したらしいよ」
音楽科の男子生徒「マジかよ!?あの先輩、人気俳優だろ!?やっぱ完璧な美人にはもっと完璧な人が必要なのかなあ?」


雨季(聞こえてんのよ。別に理想も高くないし、完璧なんて求めてないわ)
まほろ「今日もモテモテだね、うーちゃん。やっぱりあの人気俳優の先輩よりもシグレ君の方が良かったんだね(ニヤニヤ」
雨季「は!?わ、私がそんなわけ・・・」


すると、誰かがオーボエパートの教室に入って来た。遊びに来たシグレだ。


シグレ「雨季さん、いるかー?」
まほろ「あっ、シグレ君っ」
雨季「な、な、何?(顔真っ赤でどもっている」
シグレ「弁当のお礼です。偶然楽器店でオーボエのリードを見つけてそれで」
雨季「あ、ありがとう」
シグレ「じゃあ、練習頑張って下さい。では、黄の鳥で!」←今夜みんなでまほろの家でご飯を食べる予定


その姿を見たオーボエパートの後輩達はその光景を微笑ましそうに見る。まほろを含めたオーボエパートの人達は言う。


オーボエパートの後輩A「先輩、オーボエもいいんですが、シグレさんとのこと頑張って下さい!」
雨季「何!?」
オーボエパートの後輩B「先輩、超美人だから行けますよ!」
雨季「違うわよ!」
まほろ「うーちゃん、否定するってことは認めるってことだねー」
雨季「だから、違う!」
まほろ「あっ、シグレ君だ。アイオーンさんも・・・」


すると、シグレがアイオーンと楽しそうに話しているのを目撃する。二人の仲睦まじい姿に雨季はショックを受けた。


雨季「」
まほろ(いつもクールなうーちゃんがショックを受けるってことはうーちゃんには悪いけどちょっとレアかも♪)






王ドラ「ーーーそれで私のところに相談しに来たんですか」


その1時間後、雨季は王ドラのところに訪ね、彼にシグレや周囲のことで相談していた。雨季は言う。


雨季「おかげで周囲には冷やかされるし、天川さんやお兄ちゃん達は全く冷やかすのやめる気がないし!あんたなら多分わかるんじゃないかと・・・」
王ドラ「・・・」


すると、王ドラは雨季からの相談を拒否する。


王ドラ「知りませんよ」
雨季「はぁっ!?」
王ドラ「そんなこと自分の心でなんとかしなさい。恋愛運がない私に頼むなんて筋違いですよ」
雨季「ーーーっ!もういいわよ!」


雨季が立ち去った後に王ドラは思う。


王ドラ(雨季さんは自分が恋をするとなかなか認めない言ってしまえば頑固という短所がありますねえ。彼女のオーボエの音色の艶も出て来ましたし、あとは本人が認めてくれればいいんですがねえ)


王ドラはある書を読み、ふとある記事を目にした。それは死亡者の名前に「ヴィオロン」という名前があったからだ・・・。王ドラはこれにやや疑問を持った・・・。


雨季(じいちゃんと知り合いの間柄にあるあんな奴にやっぱり相談なんてするんじゃなかったわ!!女顔の女男なんかに!!)


その翌日、雨季はオーボエの練習をするが、なかなか練習に身が入ってなかった。オーボエパートや同級生らは彼女のスランプの原因がわかっていたが、それでも本来の調子が取り戻せない。すると、誰かが入って来た。ヴィオロンだ。


新堂(ヴィオロン)「おや?雨季さん、本来のオーボエの調子が出ていないようですねえ。スランプですか?」
雨季「新堂さん」
新堂(ヴィオロン)「・・・あなたはシグレ君とアイオーンさんが仲睦まじい姿にやきもきしてはないのですか?」
雨季「!・・・誰に聞いたのよ」
新堂(ヴィオロン)「いえ・・・なんとなく感じたので。そのあなたの疑問を解決してあげますよ」
雨季「は?どうやって・・・」


すると、ヴィオロンが雨季にあることを耳打ちする。雨季は全てのものを払うかのように言う。


雨季「・・・わかったわ。ありがとう」


ヴィオロンは感謝を告げる彼女に微笑みながら立ち去った後に雨季は言う。


雨季「今日は練習しすぎたわ・・・少し・・・休む・・・」


その数分後、まほろが個人練から戻って来た。まほろはいつも待っている雨季の姿が見当たらないことに疑問を感じた。


まほろ「うーちゃん?個人練から戻って来たよー。一緒にパート練しようよー。うーちゃーん。うーちゃーん。うーちゃん・・・?」


その数分後、フラウトが仲間達と共にそれぞれの楽器で音を合わせていた。すると、フラウトが音を外した。


理人(フラウト)「あ・・・ごめん」
ベルナール「・・・(いいよと言うかのように首を横に振る」
ビャッコ「でも、お前の音色、なんか人間らしくなったなー」
理人(フラウト)「えっ?」
クルスト「なんか音色が少しは甘くなったみたいだった。つか、人間味のある演奏だった。間違ってたけどな」
理人(フラウト)「そっか」


すると、オーボエパートの後輩がフラウトを見つけたかのように呼ぶ。


オーボエパートの後輩A「あ!よかった!まだいた!」
理人(フラウト)「?」
オーボエパートの後輩A「あの・・・シグレさんの関係者君だよね?よかった、シグレさん、今仕事だから・・・ちょっと中等部の保健室まで・・・いい?」
理人(フラウト)「何か、あったんですか?」


フラウトがオーボエパートの後輩Aに連れられて中等部の保健室に行くと、そこには高熱でベッドに寝かされている雨季だった!倒れた彼女を発見したまほろが必死に呼びかける。


まほろ「うーちゃん!!しっかりしてー!!」
理人(フラウト)「!すぐに王ドラさんを呼んで!彼なら助手とはいえ医者の基礎はある!」
オーボエパートの後輩B「う、うん、わかった!」
理人(フラウト)「僕は雨季さんの兄にこのことを伝えて来る!噂程度にしか思えないかもしれないけど、僕には本当のことのように聞こえる!」
オーボエパートの後輩A「わかった!先生には私から事情を話す!」


フラウトはオーボエパートの人達の協力を得て学校を抜け出して雨季の兄の美紀貴を探しに行く中で一方、タクトはいつものように昼寝をしていたところを何かに気付く。


タクト「今日は何の用や?クロラさん」
クロラ「あなた・・・ちゃんとシグレ君と雨季さんに配慮しましたか?」
タクト「配慮はしてるで。じゃないとみんな冷やかさなくて内心では応援もしないやろ」
クロラ「仕方ないですね・・・あなたには教えてあげないかと思いましたが」
タクト「?」
クロラ「シグレ君。他に憧れの人がいるみたいですよ」


クロラの発言にタクトはあまり動じなかった。


タクト「だから、なんや?雨季ちゃんがそんなことで動揺したりせえへんで」
クロラ「これから金城君から電話がかかって来ます。あなたはその質問で「雨季ちゃんがどうかしたんや」と聞いてください」
タクト「・・・?」


すると、タクトのスマホに電話が鳴った。金城からだ。


タクト「はい、もしもし」
金城「タクト!?聞いたがお前、朝倉を陥れるように唆したのか!?」
タクト「えっ・・・待ち・・・雨季ちゃんがどうかしたんや?」
金城「・・・。・・・タクト・・・その目で自分がしでかしたことを確かめて来い。今すぐにな!!」


すると、電話が切れる中でタクトは聞く。


タクト「クロラさん・・・あんた・・・何したんや・・・雨季ちゃんに何をしたんや!!」
クロラ「何もしていません。ただ・・・現実を教えて差し上げたんですよ」






新堂(ヴィオロン)『シグレ君とアイオーンさんは最早相思相愛です。でも、考えて見てください。シグレ君は女性ではあなたが好きだと言ってましたよ。だったら、シグレ君の愛人にでもなって下さい。あなたはその可能性が十分にあるということです』
雨季『わかったわ。ありがとう』






クロラ「彼女の記憶に少し細工してやったりしました。きっとこう思うでしょう。自分はシグレ君の二番目の存在であると」
タクト「!!!最低やあんた・・・!!なんてことを!!」
クロラ「・・・よく考えてみてください。あなたが今取り乱しているのは金城君に嫌われるという覚悟ができていないだけです。それにあなたが今この状況にいさせたのはあなたの親戚達ではいのですか?」
タクト「違う・・・きっと景吾に心配をかけまいと・・・」
クロラ「いずれ知れることですよ。親戚達はあなたを音楽にしかわからない鼻つまみ者だと思っているのでは?」


タクトは自分が抱えているものを思い出す。それは幼い頃から自身の身体を少しずつ蝕んでいるもの・・・。クロラは言う。


クロラ「でも、間違えないで金城君はいつもあなたに勝つことばかり考えてましたよ。会いに行けば、金城君はあなたを超えたいと言ってました。あなたは期待されていましたよ。そして残念がっていました。本心を言えば「タクトともう一度遊びたかった」と。あなたは夏のコンクールの時に金城君に勝利を譲って・・・そして仲間と一緒に戦った。夏のコンクールの時に金城君が個人ではあなたに負けていたじゃないですか。あなたを心配してくれた親戚達を背けてまで、これ以上金城君と張り合う意味がどこにあるんですか?タクト君は悪くない。あなたは一人で戦って・・・そして勝った。金城君に負けないなんて他の人に任せて、金城君達を訪ねた後にあなたの身体を蝕むものを治すために病院に行ってください」






クロラ「心配は要りません。全て僕が引き受けます」






そしてタクトが倒れそうになる中でヴィオロンになりすましたクロラは嗤っていた・・・。






美紀貴「雨季!よかった・・・!」


フラウトに連れられた美紀貴は他の人達同様に雨季を看病していたが、熱が引いて彼女が目を覚ましたことに全員安堵する。雨季は幸いにも記憶を少し塗り替えられただけでシグレとの記憶までは失っていないようだ。


金城「お前、高熱隠してたんだって?」
宮島「シグレ、もう仕事が終わったみたいだから呼んでくるわ」
雨季「!そ、それはダメ!」
宮島「えっ;」
雨季「シグレ・・・は・・・」


雨季は言おうとするが、言ってしまったら終わると思い、言えなかった。金城は言う。


金城「そうか。俺達は熱冷まるシート持って行くからお前は安心して休め。あとは朝倉のお兄さんに送ってもらうから」
雨季「うん。ありがとう」


看病した全員が看病道具を持って行くために立ち去るが、フラウトは忘れ物をしたことに気づいた。


理人(フラウト)「スマホ、忘れて来ちゃった。すぐ戻ろう」


すると、彼はその道中でふと目をやると驚く。それは・・・






雨季が目から透明な雫を流していたからだ・・・。






理人(フラウト)(見てしまった;こんな時になんて言えばいい?「雨季先輩なら大丈夫」?「元気出して」?「気にしないで」?なんて無責任な言葉だーーー)


一方、金城達を訪ねたタクトは彼らに土下座しながら謝っていた。


タクト「本当にすまんかった!まさかからかったつもりがこうなるなやんて・・・」
金城「謝っても許されると思うのか?」
タクト「景吾が大好きなおでんを作るわ」
金城「一旦は許す」
宮島「軽いな;」


一見和気あいあいな雰囲気の中で王ドラは雨季のことで疑問を持つ。


王ドラ(おかしいですねえ・・・タクトさんは、今日は東京を訪ねないはずでは・・・?)


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