二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。4
日時: 2022/12/14 20:01
名前: 桜 (ID: V1z6MgX2)

新しい日常日和。4に来て下さりありがとうございます。このたび前の掲示板のデータがいっぱいになったことにより後継掲示板で日常日和。を4として再開することになりました。なのでブタのヒヅメとの戦いやぷよクエ実録も今後はここですることになります。それでも私は変わらないし変わるつもりもありませんので見ていただければ幸い!


「目次」


「短編」
多才のわらじ>>1-2
賢者大作戦!>>38-43
成りすましアラビア二番手>>49-50
ツキノちゃんと孤高な天騎士さん>>73
サックスとリンゴ>>78-79
恋愛裁判地獄絵図>>85-89
Ai:birthday>>146-147
可愛い可愛いメイドさん>>177-179
栄光の天騎士ロード>>183-190
隠しの天才>>196-197
疑惑のラブレター>>203-204
悪魔さんの歌と少女のオーボエ>>248-249
2番手vsローティーン共の大戦争>>265-267
フルートの約束>>276-278
海水浴での休暇>>338-342
ふうりんアフェットゥオーソ>>365-369
月光の進化と共に>>374-377
王ドラ、イーブイ達を拾う>>382-383
とっておきのうた>>389-392
ある日降り立ったウーベルチュール>>410-411
学☆芸☆会☆大☆騒☆動>>415-416
サウンド・ショウ・タイム>>420-421
大量の楽器紛失事件>>425-429
龍笛を巡る運命(さだめ)>>434-435
今時の温泉パークはプールも付いているらしい>>451-452
トラブルな仙女!>>467-468
影の怪盗と妹の姫君と操りのポケモン>>471-475
お花見は時に危険なこともあるらしい>>478
争奪のシナリオ>>515-519
Nebula from Sunny>>522-525
勘違いにご用心!>>528-530
舞い降りた花>>543-545
桜版裸族による裸族のための講座2>>548-550>>552-553
解き放たれた恋愛のもつれ>>558-561
8月31日のポルックス>>605-606
月下の明かりの下で>>607-608
Flying to you>>637
ロックパンダは騒動がお好き!?>>638-639
オーボエはギネスブックになるほど難しいらしい>>640-642
ファゴット・ミッション!>>643-646
アリシアと魔法のエメラルドの腕輪>>649-650
Nostalgie Voice>>651-652
雑草達のそばにあるキレイな二輪花>>655-656
薔薇とリンゴとトロンボーンとモノクルの香り>>657-658
狐をめぐるもつれ>>659-660
乙女のカメラ対決!?>>661-662
主の居ぬ間に洗濯!?>>663-671
Mysterious Days>>672
オトナになったもん!>>673-675
若頭と雅楽師と笛と>>676-678
ニュージーランド劇場に参加しまショー!>>681-685
北海道inアンサンブルコンテスト>>686-687
髪は男女ともに命らしい>>688-689
ジャパンの侍犬魂>>690-691
没ネタ2本立て>>692-694
大騒ぎなお嬢様参観日>>695-696
ロックパンダとの別れの時>>697
薔薇色の狙撃>>698-700
嬉し恥ずかし修羅場>>701-704
とある日の海水浴事情>>705-707
NOBUNAGA to visit shores>>710-712
カメラにご注意を>>715
ドタバタ☆アクション!>>741-744
いつの世も儚きや>>773-774
クリスマス☆ラブパニック!>>777-778
森の女王様と闇の美少女と花の魔導師>>781-783
違う時代からの流通者>>787-788
ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜>>794-795
アンダーノースザワでの出会い>>802-804
生徒会番長の苺の裏事情!>>808-811
初夏の露呈式!?>>815-818
天の川の天から舞い降りた落とし子>>822-823
ラブナの隠されたとある秘密>>826
少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語>>829-830
ラブっとvTORIスティック>>849-850
アムール☆トリップ>>854-857
日本のライブではハープやチェロも採用されるらしい>>858-859
やって来たのは少女剣士さま!?>>860-861
全面協力のバレンタインのラプソディ>>871-872
愉快!痛快!寿司狂騒詩!>>873-877
ルナティック・スウィング!?>>878-879
スパイハッピーバースデイ>>880-881
スーパー☆アストルフォちゃん!>>886-887
髪の毛は人間の命らしい>>888-889
一頭身の人形とヒーロー>>890


「やってきた。」
音大生漫画家がスマブラ屋敷にやってきた。>>439-440
ロック・パンダがスマブラ屋敷にやってきた。>>634-636
生意気司令官がスマブラ屋敷にやってきた。>>653-654


「ぷよクエキャラで料理対決!」
その2>>10-16
結果発表>>22-25
オシオキ編>>32


「テストネタ」
テストネタ1>>443-448
テストネタ2>>455-462


「フルート実録」
フルート実録2>>1
フルート実録3>>173


「闇天使の“重責”の呪縛」
猫と踏切と闇天使>>208-209
恋したサックス>>212
一旦の別れ>>215-216
事件の波乱>>221-223
神様も止められない紅蓮の羽四つ>>227-228
ウサギランド出現>>231-234
“願い”の先>>238-244


「ブタのヒヅメ決着」
月長石と星の水晶と黄玉物語>>283-284
全ては「キミ」のため>>289
慕う気持ち、向上心と小さな籠>>292-293
夕焼けの空と曇りの空>>296-298
青空はいつでも夕陽を待っている>>301
ゾーアの覚醒>>307-308
未来への絆>>313-314
悲しみはここに置いて>>318-320
さようなら、ありがとう>>324-326
終わりの始まり>>331-332


「全国学生音楽コンクールでの絆」
夏の花の嵐>>564-565
紅葉からの条件>>568-569
圧倒的な表現力がボレロを貫く>>574-575
四葉宮高校との対面>>578-579
四葉宮高校とのアンサンブル対決!>>582-584
棟梁と魔人と黒音と>>587-589
黒音学園とのアンサンブル対決!>>592-594
それぞれの動向と彼女から手を引いて>>597-598
本来の音>>601-602


「天空のレビアッタでの激闘と決戦」
星の舞う庭>>609-610
ゆっくり回り始めた歯車>>611-615
秋のルビー、悲しみを歌いながら愛しさを>>616-619
激闘の瞬間ーーーときーーー>>620-621
兎蝶グラフィティ>>622-623
道化とスライムのレジリエンス>>626-628
悲しみよりも深く優しく>>629-630
No charge memorys>>631-632
これからの課題と目的>>633


「トランペッターのケロン人襲来!」
占いの結果のトランペットとウラハラとタママ>>747-748
純粋アンチテーゼ100%>>751-752
トランペットでのイリュージョン>>755-756
大切な人からくれた宝物>>759


「マリア・ザ・リッパーの行く末」
休息にトロイメライ>>841-842
White fox the Ripper>>843-844
マリア・ザ・リッパー!>>847-848


「ぷよクエ実録」
時空の旅人クリアまでの道のり>>254
マーベットの挑戦状日和>>270


「前後編」
旋律幻想曲>>56-58>>64-66
果てなき命の宴>>132-134>>139-140
フルートのショコラティエ>>151-152>>156-157
吸血鬼の赤き洗礼>>257-258>>261-262
オルガンストレッタ>>348-351>>356-360
秋のポケモンコンテスト!>>397-400>>405-406
愛と涙のサッカーバトル!>>533-535>>538-540
それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行>>762-764>>767-770
大切な思い出>>833-834>>837-838
ダイ山神話聖杯大戦>>862-866>>867-870
Composer:C>>882-883>>884-885
無垢なるアイの願い星>>891-895>>896-899>>900-905>>906-909(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「特別編5」
序章:八奇人>>94-95
第一章:わがまま>>101-102
第二章:見てきたもの>>107-109
第三章:夢涙>>115-117
第四章:絆>>121-122
終章:響く>>123-124


「特別編6」
序章:オーボエの王子様>>481-482
第一章:小さな店で>>486-488
第二章:シグレの覚醒>>492-495
第三章:目には目を、口撃には口撃を>>500-503
第四章:オーボエの涙>>507-509
終章:運命の奇妙な巡り合わせ>>510-511


「特別編7」
序章:始まりの約束>>718-719
第一章:デートの途中で>>722-723
第ニ章:すれ違い・・・?>>726-727
第三章:本当のこと、その本当の気持ち>>730-732
第四章:報復☆DEATH>>735-736
終章:日本までやってきた来客>>737-738

Re: 日常日和。4 ( No.236 )
日時: 2017/05/13 23:06
名前: 紅音 (ID: yOB.1d3z)

初めまして、桜さん!
二次創作(映像)で日常系小説を書いている紅音(あかね)です。
よかったら私の小説も覗いてみてくださいね。

ところで、ぷよクエやってるんですね!
私もやっています。一応バトルクラスはA1クラスです。
桜さんはバトルやっていますか?
よかったらどんなカードを持っているか教えてください!

さて…

黒幕の狙いはまさかのレトリーだったなんて…
結末が楽しみです!
それでは、これからも更新頑張ってくださいね!

コメント返し! ( No.237 )
日時: 2017/05/16 14:41
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

〉きらりさん
今回からはようやくクライマックスパートです!みんなのためなら頑張る人達ですが、困難な戦いになると思います・・・。そして黒幕の狙いはレトリーを捕獲することでした。次回はどんな結末になるのかお楽しみに!


〉紅音さん
初めまして!桜です!私もぷよクエのバトルをやってます。一応今のところはS1クラスとS2クラスに行ったり来たり(しかもSランク未だに継続中)しています。私はボス、童話、賢者、聖獣拳士なら持ってます。魔界もいるのですが、エルマだけは持ってません;魔導と初代と天使とSUNは全員揃っており、雅楽師三人と漁師四人は持ってますが、どちらもあと少しといった状態です(特に紫のスキルぷよ変換がまだいないの・・・;)フェスキャラはロッピー、赤アミ、白シェゾだけです。バトルではよく白シェゾ、赤アミ、セイリュウがバトルのリーダーとして使っています。最近出た特攻シリーズの中でサゴだけは持っています。
さてさて、本題ですが、黒幕の狙いはまさかのレトリーでした。どんな結末になるのかはお楽しみに!

“願い”の先(その1) ( No.238 )
日時: 2017/05/16 17:43
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回で闇天使主体編最終回!少しずつ解決していきます。






一方、捕まったレトリーは鎖で手を縛られたままウサギウイルスに侵された人達に連れられて、黒幕のところに向かっていた。しかし、黒幕との対面はレトリーにとっては好都合だった。


レトリー(いよいよ今回の黒幕とご対面、か・・・)


すると、真上から見知った声がした。


???「レトリー、連れてきたんですね」


その声にレトリーは上を向きそしてその姿に驚愕した。そう、その人物こそ今回の黒幕のランによく似た少女だった。


レトリー(そんな・・・まさか・・・いや・・・そんな・・・!!)
ランによく似た少女「ウサギウイルスになって前の記憶を忘れた人もいちゃって・・・捕まえた人はレトリーファンでしたのに覚えてなかったんですから」
レトリー(ウサギ・・・ラン・・・か。ちょっと様子は違うみたいだけど)
ランによく似た少女「どうしてウサギランドを造ったのかと思いますか?」


ランによく似た少女は普段とは似ても似つかぬ三日月笑いになりながら言う。


ランによく似た少女「だって、ミューモンが最初から面白く思わなくならないと面白くないでしょう?」


ランによく似た少女は怯えるレトリーを見て嗤っていた・・・。






一方、無事だった人達はレトリーを探しながらドラミから話を聞いていた。ファルコは言う。


ファルコ「ランは・・・どうしてこんなことを?」


ファルコは問いにドラミは答える。


ドラミ「・・・ドラえもんズがこのタワーに侵入した時、ウサギウイルスに侵された人達はそれほど執着を見せなかった。ということはランさんの目的は世界征服ではなく、別の目的があった」


ドラミはその目的を言う。


ドラミ「私は調べている最中にモーリスさんとかリゼットさんとかいう人達に捕まってそれから全く覚えてなかったんだけど、ノワールランさん・・・ということにしましょうか、ノワールランさんの目的はレトリーさんを捕まえてヤイバさんを絶望させることだった」


ドラミの証言にギロロは舌打ちをする。


ギロロ「確かにあいつは世界征服を望まんが、それでなくともこんなのは悪戯の域を超えている!ありえない」


自分の恋人がこんなことをしたことを聞いたことでドラリーニョは震えていた。すると、ヤイバが何かに気付く。


ヤイバ「!?レトリー!?」
ロム「ヤイバ!?」
ヤイバ「レトリー!!!」
クロウ「ヤイバ!?」


ヤイバはレトリーの匂いがしないことに気付き走る。桜サイドのレトリーは身体からアスターのほのかな匂いがしているのだ。しかし、その匂いがない。


ヤイバ「レトリー・・・!!!」


助けるからどうか無事でいてくれ・・・!






ノワールランはレトリーをタワーの最上階に連れて行った。そこには闇天使であるモーリスとリゼットがいた。レトリーはノワールランに聞く。


レトリー「・・・ボクをどうするつもりなの」


この問いにノワールランはクスッと笑いながら答える。


ノワールラン「決まってるじゃないですか。思い出させてあげるんですよ」
レトリー「!?」


レトリーは突如謎の空間に閉じ込められた。ランは奇しくふふっと笑った・・・。






・・・ここはどこ?BRRの事務所。戻って来たのか・・・。あっ、あそこにシアン達がいる。


レトリー「シアン。ボク・・・」
シアン「あれ?」






シアン「今誰かにゃんか言ったにゃ?」






チュチュ「言ってませんわよー!」
モア「もー!シアンったらー!」
シアン「そうか、ごめんにゃーん!」


突如思い出されるトラウマ。すると、クリティクリスタがボクの頭に水をかけてきた。


ロージア「ごめんなさーい、手が滑ったんですー」
ツキノ「もー、ロージア、天然なのー」
ジャクリン「ほんまになー」
ホルミー「ぷっ、クスクス」


また思い出されるトラウマ。そうだ、ボクはあの学校で・・・。
すると、シンガンクリムゾンズとガウガストライクスがボクの顔や身体を密かに撮っていた。彼らはボクを見て陰湿に笑う。ボクは昔、その学校では学校中を巻き込んだいじめを受けていたから。誰も助けてくれなくてそこで引きこもったんだ。きっと、BRRの仲間達も・・・


レトリー「・・・ヤ・・・イ・・・」


ボクは無意識にヤイバの名前を呼びかけた。しかし、誰も助けてくれない。きっとこのヤイバだって・・・。


レトリー(怖い・・・いやだ・・・助けて・・・なんでこんな酷いことをするの?どうして、どうして誰も助けてくれないんだ!いやだよ。悲しいよ。ここにいたくない)






レトリー「ここにいたくない!!!」

“願い”の先(その2) ( No.239 )
日時: 2017/05/16 17:49
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

すると、誰かがレトリーをいじめたクロウを殴った。その瞬間、クロウ達は空間とともに消えた。そう、この最低なBRR組と空間はレトリーのトラウマから生み出した幻影。すると、レトリーの後ろから聞き覚えた声が聞こえた。


ヤイバ「遅れてすまなかった・・・レトリー」


そのレトリーを抱きしめる優しい手に彼女は涙をポロポロと流した。


レトリー「ヤイ・・・バ・・・」


ヤイバは聞く。


ヤイバ「レトリー。立てるか?」


レトリーは首を横に振る。さっきのトラウマを思い出したからだ。


ヤイバ(社長から聞いたレトリーのトラウマとはいえそれを思い出されたのだろう・・・酷いことを。拙者の魂が目的とはいえこのやり方はなかろう・・・!)


そのヤイバの姿を見たノワールランとモーリスとリゼットの顔に驚きが隠せなかった。ノワールランは聞く。


ノワールラン「どうして・・・ここが分かったんですか?誰にも見つからないようにしていたのに・・・」
ヤイバ「愛の力だ(キッパリ)ここは匂いを制御できるようにしているのだな。最上階の空間だけの匂いを制御するのはどういうことかわかっているな?」


つまり、そこにレトリーがいるのを導く。ヤイバはそう語った。彼は言う。


ヤイバ「それぐらいのことも気付けなかったのか?所詮月の巫女とはいえまだまだだな」
ノワールラン「まさかあなたに気付かれるとは思いませんけ「ランちゃん!!」


すると、ヤイバを追ってきたドラリーニョと王ドラが来た。これにノワールランは言う。


ノワールラン「・・・何」
王ドラ「ランさん」






王ドラ「あなた、誰ですか?」






王ドラの問いにノワールランは一瞬沈黙し、そして三日月に笑った・・・。






ハマル「青のヴァイオリン。狐を置き去りにして、平気かい?」
パトリ「・・・?どういうことですか・・・?」
ハマル「狐を捕まえるということは、好きなもので誘き寄せるということだ。比喩的表現は嫌いかい?」






ハマル「全て罠だよ。キミの会長、エドガーの」






ノワールラン(エドガー)「おや?バレちゃったんですか?正確に言えば、赤いカワウソのゾフィスの姿でおびき寄せて月の巫女の身体を乗っ取ってるだけなんですけどねぇ」
レトリー「どういうこと?だって、パトリ達がヤイバの名前を死期名簿から消すってミイから・・・!」
ノワールラン(エドガー)「気付いてなかったんですか?あれはパトリ達の目をそらさせるために彼女が提案したことですよ。現しなさい」


すると、ある人物が現れる。そう、彼女が今回のことでパトリ以外のエドガー達と組んだニナだった。


王ドラ「ニナさん・・・!!」
ノワールラン(エドガー)「もっと早くにこうすべきでした。慎重さも時に後悔の種となります。ヤイバさんの魂はボクたちによって狩られるべき運命なのです!」


すると、ヤイバと王ドラはスキルを発動させながら言う。


ヤイバ「そんな運命、故に知ったことではない!」
王ドラ「運命は自分の力で切り開くものですよ」


そしてレトリーはドラリーニョが診て戦いが始まる中、一方のパトリはハマルから五人の光の天使の牢屋の鍵を渡される。


ハマル「少年と少女達の牢屋の鍵だ。名簿には私でさえ手を加えることはかなわない。それでも見極めたいのなら人間界に急ぎなさい」
パトリ「どうして・・・」
ハマル「私も、天界人だからだ」


ハマルの神の啓示のような微笑みにパトリはペコリと頭を下げて行った。一方、光の天使達が閉じ込められた牢屋で打撲音がした。


シエル「!?」
ルクス「パトリ!待ってたよ!」
パトリ(裏)「早く出ろお前ら!!逃げるんだ!!早く!!」


パトリはこれまでの事実を飛びながら光の天使達に話した。


フローレ「エドガー達がヤイバの魂を奪うために人間界に降りた!!?」
パトリ(裏)「ニナを引き込んでいたんだ!!俺達にこの計画を提案したのもあいつだった!操られていたのかもしれない!!」
アビス「あんのバカ女風紀委員ーーーーー!!!」


そして扉の前に行くと、結界はまだ開いていた。


パトリ(裏)「よかった・・・!まだ結界は開いてる!」


バササッ


人間界に駆けつけようとする全員「!?」


すると、下っ端の闇天使達が弓を持ちながらパトリ達を捕まえるために向こうから飛んでいた!


ロコ「追っ手!?」
フローレ「ハマル様が行けって言ったんじゃないのか!?」
パトリ(裏)「この短時間で下っ端まで伝達が届くわけねーじゃねーか!今の俺達はただの脱獄犯だ!!」
アビス「畜生がーーーーー!!!」
パトリ(裏)「・・・」


すると、パトリは光の天使達を結界の外に逃す!これに光の天使達が驚き、パトリは言う。


パトリ(裏)「ここは俺が食い止める!!早く行け!!」
アビス「何言ってんだバカ!!あんな数の闇天使を相手にできるわけないだろうが!!」
パトリ(裏)「バカなのはお前らの方だろうが!!大体一人で十分なのにノコノコと付いてきやがって!!」
アビス「なんだと!?ミイのために付いてきたんだろうが!!」


パトリとアビスの口喧嘩の後、パトリは結界の檻越しに言う。


パトリ(裏)「・・・アビスの言う通りだった。俺は・・・ミイが好きなんだ」
アビス「!」
アビス以外の光の天使全員「えっ!!?」
パトリ(裏)「だから・・・大切な友達であるニナにこれ以上酷いことをさせるな・・・!止めてやれ!」


父の背中を、追い続けた、昔には戻らない。「ボク」だって、「俺」だって変わるんだ。


パトリ(裏)「ヤイバを・・・死なせるな・・・スマブラ屋敷の奴らは生と死の匂いを連れて迷う俺達の唯一の光(だから、これは強がりだ)あいつを生かすことができたなら、光の天使と闇天使が共和できると思わないか?(気付くな光の天使)だから、絶対に離すな!死なすなんて行けない・・・!行け!お前ら!あいつはシンガンクリムゾンズやレトリー達のために生きるって言った!!」


パトリの迷いなく見える決意に光の天使達は向こうに行こうとする。そして下っ端の闇天使が近づいた時、彼らは矢を放ち、パトリは鎌のヴァイオリンのスキルを発動する!


パトリ(裏)「これはボク(俺)の意地だ!!最後まで張り通す!!!」


すると、パトリの前にある人物が矢からかばった。それは・・・






パトリを助けるために戻ってきた光の天使達だった・・・!






アビス「・・・お前一人、置いてなんか行けるか。たとえどんなに偉い神様が許さなくても・・・ボク達にとってはお前も仲間だ。それじゃダメなのか?」


パトリはアビスの溢れんばかりの思いにパトリは涙を流した・・・。
もし、神様がボク達を許さなくても構わない。だって一生分かり合えないと思った人達が俺を許してくれたから。消せない過ちを許してくれたんだから。


パトリ(裏)「ありがとう、お前ら・・・戻って来てくれて・・・俺はこれで終わりにできる。何が何でもみんなで帰ろう!」


そしてパトリを含めた六人はそれぞれの武器を構えながらパトリは言う。


パトリ(裏)「俺達、やっと解放されるんだ!」


父の背中はもういない。だけど、ボク(俺)はもう一人じゃない。

“願い”の先(その3) ( No.240 )
日時: 2017/05/16 17:55
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

一方、ノワールランことランの身体を乗っ取ったエドガーと交戦の中、両者とも互角でなかなかエドガーからランを引き離すことができなかった。


王ドラ(相手は飛行能力スキル持ちですか・・・ならば、それ以上のジャンプで飛べばいいだけですね)


すると、王ドラはエドガー以上のジャンプで飛ぼうとするが、そこにリゼットのファゴットを模した吹き矢で王ドラの足に命中する!


王ドラ「!!」
ヤイバ「王ドラ!!」


ヤイバが王ドラに駆け寄る中、エドガーは二人に攻撃しようとする!


ノワールラン(エドガー)「これで最後ですヤイバ!」
ヤイバ「くっ・・・!!」


すると・・・






青の手品の波動と赤の月の剣の波動がエドガーに攻撃してきた!






ノワールラン(エドガー)&ヤイバ&王ドラ「!?」


その姿にヤイバと王ドラは見覚えがあった。エドガーはその姿に驚きを隠せなかった。


ノワールラン(エドガー)「くっ・・・!お前達がいましたか・・・!」
王ドラ「・・・来るのが遅いですよ・・・」


その姿はぷよクエ亜種の姿とラピストリアの時の衣装。そう、その正体は・・・!


クロード「遅れてすまなかったな、オレンジの悪魔殿、ヤイバ殿(変装のクロードの姿で登場」
ユーリ(ポ)「王ドラとヤイバはお前に言われたかないがな」
王ドラ「まあ、ギリギリセーフということにしてやります・・・」


強力すぎる助っ人の登場に驚きを隠せないヤイバは聞く。


ヤイバ「どうしてお主らがここに・・・!?」
ツースト「助けを求めて来たんだよ。クロードやツアー中だったdeuilに」
王ドラ「ツーストさん!?それにチームクロードや月島姉弟やクロスさん、サンさんも・・・!」
あいり「私の後ろにいるバカ花の魔導師と悪魔族がね」


すると、現れたのはカレンとランリだった。そう、彼らがランのことでクロードやdeuilに助けを求めた人達・・・。


ヤイバ「カレン、ランリ。どうして・・・」
カレン「・・・実は・・・」






クロ(クロード)『貴殿が花の魔導師か。なぜランリが付いてきているのに私に頼むと?』
カレン『・・・と、友達の同居人がヤバい奴にやられてるの・・・正直今の私達じゃどうにか奴からあの子を引き離す術を持ってない・・・でも、あなたにはそれぐらいの力がある!ユーリも頼んだらクロードと一緒に戦うと!ユーリと一緒に戦えるのはあなたしかいないの!だから・・・お願い・・・!』
クロ(クロード)『・・・わかった。その代わり、条件がある』
ランリ『?』
クロ(クロード)『ストルナムの衣装を貸してもらうよう彼に頼め。彼はすでにウサギランドにーーー』






ランリ「ーーーって、ストルナムにカレンが頼んだらあいつ、半裸になって承諾してくれたよ」
王ドラ「クロードさんの衣装、よく見たらストルナムさんの衣装じゃないですかぁ!!!」


ちなみにクロードがストルナムの衣装を着ているのは公式にそうです(本当です)杏は言う。


杏「ヒショウはクルルさんのサポートをするために向かわせましたし、私達と一緒に来たサタン様とギガディス様は今レトリーさんを診てますし、他の一同は後から来たアッシュさんやスマイルさんやタイマー兄妹、パワえもんさん達がゼオさん達を率いてウサギウイルスに侵された人達を威嚇して一面に囲んでますん。ギガディス様は流石に今のレトリーさんに手を出さないでしょうし、多分大丈夫ですん」
ドラリーニョ「杏ちゃんの言う通りだよ!」
王ドラ「!ドラリーニョ!」
ヤイバ「・・・お主ら・・・」
ロゼ「それにな」


すると、ロゼは投げナイフで再度吹き矢を放とうとしたリゼットの吹き矢を打たれた反動で微傷ながら命中する!


リゼット「!」
ロゼ「あおい様がパソコンで調べてくれたのでな。わざわざオレンジの悪魔に吹き矢で足を命中させるようにしたのか。賢いがフェアじゃない」
リゼット「・・・」


すると、モーリスが電力室に駆けつけ、そして暗く消す!


エマ「!?何!?」
クロス「この原因はなんだ・・・?」
王ドラ「あれっ!?ドラリーニョは!?」
ツースト「コラーッ!!!王ドラ、走るなー!!!」
ノワールラン(エドガー)(よくやりましたよモーリス・・・もらいました!)


すると、エドガーは先手を打たれて見きったクロードとユーリに攻撃された。


ノワールラン(エドガー)「・・・なっ・・・!?」
ユーリ「・・・その程度の闇では私は惑わされんぞ」
クロード「ついでに言えば、その程度の闇の対策は習得済みだ」


すると、エドガーは自分は擦り傷だけで傷ついていないことに気付く!下を見ると、そこにはサッカーボール。そう、これは・・・!


ノワールラン(エドガー)「!!サッカーボール!あの黄緑色ダヌキが月の巫女を傷つけないように頼んだのですか・・・」


そしてノワールランからエドガーは引き離され、そして通常のランに戻る。そして光が明るくなり、ドラリーニョは気付く!


ドラリーニョ「ランちゃん!」
ラン「いたた・・・」
カレン「怪我はない?」
ラン「平気です。ちょっとエドガーさんに乗っ取られた時のことは覚えてないんですけど・・・」
カレン「ラン!よかった!」
ユーリ「ところで・・・」


ユーリは聞く。


ユーリ「一緒にいたプリンスは実は操られてないんだな?」
クロード「えっ!?」
ラン「うん。プリンスはただ一緒にいたいという思いで付き合ってくれたんだと思うよ」


すると、エドガーが高笑いをする。これに全員は気付く。


エドガー「いやー、騒ぎましたねー」
ヤイバ「ゆえっ!?あれが正体か!?」
エドガー「月の巫女から出て行かれましたけど・・・花の魔導師。今度はあなたの身体で遊ばせなさい。月の巫女よりは具合が良さそうですねぇ」
カレン「!?」
ランリ「デビルサンダー!」


カレンに近づくエドガーにランリは悪魔魔法で攻撃する!エドガーの目論見は失敗し、エドガーは笑う。


エドガー「ははっ。言っとくけど、ボクは悪魔族なんて怖くもないんですよ」
ヤイバ「(エドガーを変えるには・・・)ニナ!!お主に何があったか、教えろ!!」


ヤイバの問いにニナは目を微かにそらす。モーリスは言う。


モーリス「無駄だ。これも全てニナが望んだことだ」
大半の全員「!」
リゼット「可哀想な子よ・・・綺麗過ぎるあなた達に触れるたびに自分が汚いと心で泣いている。純粋なあなた達の心を知るたびに、自分の醜さを思い知り、ずっと・・・」
ヤイバ「嘘だ!ニナはあの時拙者に言ったのだ!“行かないで”とな!」


ヤイバはあの時のことを思い出す。それと同時にニナが大事そうに瓶を持っているのに気付く。


ヤイバ(ニナが大事そうに持っているあの瓶は何なのだ?だが、不気味な感じがする・・・まるで囚われ人を縛る鎖のように)


一方、ニナは思う。


ニナ(所詮この世界に綺麗なものがあるものか。だから、紛らわしい人達(もの)は消さないと。あたしの思い出に救いなどなかった。最後の一つにも、絶対。あたしの前に安っぽい希望をちらつかせるのはやめて。あたしはもう疲れた。もう傷つきたくない)


ヤイバは聞く。


ヤイバ「どうして、天界は縦社会なのだ?」
エドガー「強いものが生き残り、弱いものが切り捨てられる天命です」
ヤイバ「強いもの・・・」


一方、ハマルは水晶玉の上で静かに眠ろうとしていた。すると、水晶玉がフルートの音楽から現場の映像に映された。


ヤイバ「拙者らは・・・ずっと気になっていたことがあるのだ」






ヤイバ「誰がお主らの天界の縦社会を決めたのは」
ハマル「!」






エドガー「天界の星座の宮廷の奴らです。ボク達よりもずっと強大な力を持っている上司です。今はそれぞれに名がありますが」


違うよエドガー。我らをそう決意させたのは名前も知らないフルーティストの音色。彼が吹いた「マタイ受難曲」は私達にそう言った。だから、私達はーーー。


ハマル「私達は天界の星座の宮である。生きるべきなら上である私達に従った方が良い。生きたいのならそう従うんだ」


エドガー「あなた達を頂点とし上司とし、一生服従し祀ることを誓いましょう」


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