二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。4
日時: 2022/12/14 20:01
名前: 桜 (ID: V1z6MgX2)

新しい日常日和。4に来て下さりありがとうございます。このたび前の掲示板のデータがいっぱいになったことにより後継掲示板で日常日和。を4として再開することになりました。なのでブタのヒヅメとの戦いやぷよクエ実録も今後はここですることになります。それでも私は変わらないし変わるつもりもありませんので見ていただければ幸い!


「目次」


「短編」
多才のわらじ>>1-2
賢者大作戦!>>38-43
成りすましアラビア二番手>>49-50
ツキノちゃんと孤高な天騎士さん>>73
サックスとリンゴ>>78-79
恋愛裁判地獄絵図>>85-89
Ai:birthday>>146-147
可愛い可愛いメイドさん>>177-179
栄光の天騎士ロード>>183-190
隠しの天才>>196-197
疑惑のラブレター>>203-204
悪魔さんの歌と少女のオーボエ>>248-249
2番手vsローティーン共の大戦争>>265-267
フルートの約束>>276-278
海水浴での休暇>>338-342
ふうりんアフェットゥオーソ>>365-369
月光の進化と共に>>374-377
王ドラ、イーブイ達を拾う>>382-383
とっておきのうた>>389-392
ある日降り立ったウーベルチュール>>410-411
学☆芸☆会☆大☆騒☆動>>415-416
サウンド・ショウ・タイム>>420-421
大量の楽器紛失事件>>425-429
龍笛を巡る運命(さだめ)>>434-435
今時の温泉パークはプールも付いているらしい>>451-452
トラブルな仙女!>>467-468
影の怪盗と妹の姫君と操りのポケモン>>471-475
お花見は時に危険なこともあるらしい>>478
争奪のシナリオ>>515-519
Nebula from Sunny>>522-525
勘違いにご用心!>>528-530
舞い降りた花>>543-545
桜版裸族による裸族のための講座2>>548-550>>552-553
解き放たれた恋愛のもつれ>>558-561
8月31日のポルックス>>605-606
月下の明かりの下で>>607-608
Flying to you>>637
ロックパンダは騒動がお好き!?>>638-639
オーボエはギネスブックになるほど難しいらしい>>640-642
ファゴット・ミッション!>>643-646
アリシアと魔法のエメラルドの腕輪>>649-650
Nostalgie Voice>>651-652
雑草達のそばにあるキレイな二輪花>>655-656
薔薇とリンゴとトロンボーンとモノクルの香り>>657-658
狐をめぐるもつれ>>659-660
乙女のカメラ対決!?>>661-662
主の居ぬ間に洗濯!?>>663-671
Mysterious Days>>672
オトナになったもん!>>673-675
若頭と雅楽師と笛と>>676-678
ニュージーランド劇場に参加しまショー!>>681-685
北海道inアンサンブルコンテスト>>686-687
髪は男女ともに命らしい>>688-689
ジャパンの侍犬魂>>690-691
没ネタ2本立て>>692-694
大騒ぎなお嬢様参観日>>695-696
ロックパンダとの別れの時>>697
薔薇色の狙撃>>698-700
嬉し恥ずかし修羅場>>701-704
とある日の海水浴事情>>705-707
NOBUNAGA to visit shores>>710-712
カメラにご注意を>>715
ドタバタ☆アクション!>>741-744
いつの世も儚きや>>773-774
クリスマス☆ラブパニック!>>777-778
森の女王様と闇の美少女と花の魔導師>>781-783
違う時代からの流通者>>787-788
ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜>>794-795
アンダーノースザワでの出会い>>802-804
生徒会番長の苺の裏事情!>>808-811
初夏の露呈式!?>>815-818
天の川の天から舞い降りた落とし子>>822-823
ラブナの隠されたとある秘密>>826
少年戦士ト麒麟ノメイドノ物語>>829-830
ラブっとvTORIスティック>>849-850
アムール☆トリップ>>854-857
日本のライブではハープやチェロも採用されるらしい>>858-859
やって来たのは少女剣士さま!?>>860-861
全面協力のバレンタインのラプソディ>>871-872
愉快!痛快!寿司狂騒詩!>>873-877
ルナティック・スウィング!?>>878-879
スパイハッピーバースデイ>>880-881
スーパー☆アストルフォちゃん!>>886-887
髪の毛は人間の命らしい>>888-889
一頭身の人形とヒーロー>>890


「やってきた。」
音大生漫画家がスマブラ屋敷にやってきた。>>439-440
ロック・パンダがスマブラ屋敷にやってきた。>>634-636
生意気司令官がスマブラ屋敷にやってきた。>>653-654


「ぷよクエキャラで料理対決!」
その2>>10-16
結果発表>>22-25
オシオキ編>>32


「テストネタ」
テストネタ1>>443-448
テストネタ2>>455-462


「フルート実録」
フルート実録2>>1
フルート実録3>>173


「闇天使の“重責”の呪縛」
猫と踏切と闇天使>>208-209
恋したサックス>>212
一旦の別れ>>215-216
事件の波乱>>221-223
神様も止められない紅蓮の羽四つ>>227-228
ウサギランド出現>>231-234
“願い”の先>>238-244


「ブタのヒヅメ決着」
月長石と星の水晶と黄玉物語>>283-284
全ては「キミ」のため>>289
慕う気持ち、向上心と小さな籠>>292-293
夕焼けの空と曇りの空>>296-298
青空はいつでも夕陽を待っている>>301
ゾーアの覚醒>>307-308
未来への絆>>313-314
悲しみはここに置いて>>318-320
さようなら、ありがとう>>324-326
終わりの始まり>>331-332


「全国学生音楽コンクールでの絆」
夏の花の嵐>>564-565
紅葉からの条件>>568-569
圧倒的な表現力がボレロを貫く>>574-575
四葉宮高校との対面>>578-579
四葉宮高校とのアンサンブル対決!>>582-584
棟梁と魔人と黒音と>>587-589
黒音学園とのアンサンブル対決!>>592-594
それぞれの動向と彼女から手を引いて>>597-598
本来の音>>601-602


「天空のレビアッタでの激闘と決戦」
星の舞う庭>>609-610
ゆっくり回り始めた歯車>>611-615
秋のルビー、悲しみを歌いながら愛しさを>>616-619
激闘の瞬間ーーーときーーー>>620-621
兎蝶グラフィティ>>622-623
道化とスライムのレジリエンス>>626-628
悲しみよりも深く優しく>>629-630
No charge memorys>>631-632
これからの課題と目的>>633


「トランペッターのケロン人襲来!」
占いの結果のトランペットとウラハラとタママ>>747-748
純粋アンチテーゼ100%>>751-752
トランペットでのイリュージョン>>755-756
大切な人からくれた宝物>>759


「マリア・ザ・リッパーの行く末」
休息にトロイメライ>>841-842
White fox the Ripper>>843-844
マリア・ザ・リッパー!>>847-848


「ぷよクエ実録」
時空の旅人クリアまでの道のり>>254
マーベットの挑戦状日和>>270


「前後編」
旋律幻想曲>>56-58>>64-66
果てなき命の宴>>132-134>>139-140
フルートのショコラティエ>>151-152>>156-157
吸血鬼の赤き洗礼>>257-258>>261-262
オルガンストレッタ>>348-351>>356-360
秋のポケモンコンテスト!>>397-400>>405-406
愛と涙のサッカーバトル!>>533-535>>538-540
それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行>>762-764>>767-770
大切な思い出>>833-834>>837-838
ダイ山神話聖杯大戦>>862-866>>867-870
Composer:C>>882-883>>884-885
無垢なるアイの願い星>>891-895>>896-899>>900-905>>906-909(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「特別編5」
序章:八奇人>>94-95
第一章:わがまま>>101-102
第二章:見てきたもの>>107-109
第三章:夢涙>>115-117
第四章:絆>>121-122
終章:響く>>123-124


「特別編6」
序章:オーボエの王子様>>481-482
第一章:小さな店で>>486-488
第二章:シグレの覚醒>>492-495
第三章:目には目を、口撃には口撃を>>500-503
第四章:オーボエの涙>>507-509
終章:運命の奇妙な巡り合わせ>>510-511


「特別編7」
序章:始まりの約束>>718-719
第一章:デートの途中で>>722-723
第ニ章:すれ違い・・・?>>726-727
第三章:本当のこと、その本当の気持ち>>730-732
第四章:報復☆DEATH>>735-736
終章:日本までやってきた来客>>737-738

Re: 日常日和。4 ( No.246 )
日時: 2017/05/17 01:09
名前: 紅音 (ID: UruhQZnK)

こんばんわです。紅音です。

フェス3枚…凄いデスね。

私もフェスが一枚だけいるんです。(not使用)

私のところにはわんさか聖夜軍団がいます。
フェスさん主体よりもミリアム王子(聖夜)の方が強いんですよね。あの人のカード金でB1までいきましたから。(白目)

後のメンツは今の所、サリヴァンさん(聖夜)、ナソスちゃん、フローレさん(聖夜)、マングースカさん、です。

データが一度消えて今のデータがありますが、中身がこっちの方が断然いいです(確信)

モーリスくんとシグレくん、ガラテアちゃんいたんですけどね…

さて。

やはり闇の学園トップといえばエドガーさんですよね。
でも結局はニナちゃんとパトリくんが止めてハッピーエンドになりましたね!
天界の縦社会…うーん…星座シリーズで今現在襲来中のエルナトさんは権力持ってそうですけど、ダビーちゃんが権力握っているところを頑張っても想像できないんですよね。
いつか星座シリーズの子達のお話も読んでみたいです。
それでは、次のお話も気長に楽しみに待ってますね。
更新頑張ってください。

それでは。

コメント返し! ( No.247 )
日時: 2017/05/19 16:29
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

〉きらりさん
今回は闇天使主体編最終回でした。やっぱり操っていたのはエドガーでしたが、パトリとニナの活躍によって止めることができました。立ち向かえる仲間がいるのは本当です。次回もお楽しみに!


〉紅音さん
ツイッターを見ても思うことですが、フェス一枚だけでもまだいい方みたいですよ。それに私のデータには聖夜の魔法使いがいませんから、紅音さんが羨ましいです。聖夜の魔法使い、私も欲しいと思うんですけどね・・・。
やっぱり闇の学園トップはエドガーですが、パトリとニナが全力で止めてハッピーエンドになりました。いつか星座シリーズの子達の話も書きますのでこれからのお話もお楽しみに!

悪魔さんの歌と少女のオーボエ(その1) ( No.248 )
日時: 2017/05/19 18:20
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回は前回に負けず劣らずのシリアスなお話・・・。ヘドさんの過去です。ヘドさんが周りの対岸の火事の中でも歌い続ける理由とは・・・?






同い年の子供(ガキ)と一緒に遊んでも楽しくなかったし、


学校で勉強する意味がなかったし、


家にいても親とは喧嘩ばっかりで苦しいだけで、


救いなのは歌だった。


今思えば俺は、






歌に居場所を求めていただけだったのかもしれない。






三年前。ある日、ヘドは中学に行っていた。その不良だったヘドに他の同級生は怯えながら陰口を叩く。


同級生A(ヘドだ;)
同級生B(学校に来るのめずらしー;)


俺に近づく奴なんて、学校(ここ)には一人もいない。


???「ヘド!」
ヘド「?」


ーーーそう。






???「なんで先に行くんだよー!?同じ方向だから一緒に行こうって言ったじゃん!」


こいつ、オーボエ奏者の上条真央(マオ)を除いて。






マオ「子供の一人歩きは危ないんだよ!?」
ヘド(ウザ・・・;今、朝だし;)


家が近所だか大学で勉強中だったバーテブラに頼まれたのか知らないけど昔から何かと絡んでくる。将来を嘱望されているオーボイストなのに吹奏楽部にも入らずに。変な奴・・・。


ヘド「スタジオに行って帰るわ」
マオ「あっ、ちょっと!?自分でお金をコツコツ貯めて買ったオーボエを見せたいんだ!」
ヘド(いや、音楽バカの奴)
マオ「ほら!」


マオはそのオーボエでモーツァルトのオーボエ協奏曲のソロを吹く。その音にヘドは思わず見惚れた。他の同級生も見惚れる中、外ではダブルリードがパサパサになるため演奏を終えたマオは言う。


マオ「これね、ヤマハのYOBー432なんだー!ずっと欲しくてお母さんのオーボエを使いながら自力で貯めてたんだ!」


「自分のだから」と或いは母親と離婚したあとの一緒に暮らしても離婚前から愛人の女を作ってる父親と上手くいかないのか貯めてたからなのか。どんだけ頑張り屋なんだよ。俺には到底理解できない。
すると、ヘドが所属している不良バンドが来た。彼らは楽器をアクセサリー代わりに使っているコピーバンドだ。


杉谷「ヘド。お前も付き合えよ」
ヘド「・・・」
マオ「・・・あれって・・・窃盗とかの事件を起こしてる不良のコピーバンドだよね!?ヘド、まだあいつらと関わってるの!?」
ヘド「お前に関係ねーだろ」
マオ「ヘド!待ってよ!どこに行くんだ!?」


マオの引き止めもむなしくヘドは向こうに行ってしまう。マオは新しく買ったオーボエのケースを持ちながら言う。


マオ「ーーーヘド・・・」


一方、ヘドはライブハウスで歌っていた。杉谷は言う。


杉谷「流石ヘド。中学生とは思えねー歌声だな。お前が切れたらどうなるか見てみてーわ。ハハッ」
ヘド「・・・別に」


俺の居場所はここ。お前とは住む世界が違うんだよ。






その夜。ヘドは不良バンドと一緒に何をしようか雑談していた。不良バンドのギタリストは言う。


不良バンドのギタリスト「ヘド、どうするー?」
ヘド「なんでもいい」
不良バンドのギタリスト「ハハッ、お前いつもそれじゃん!」
ヘド(・・・そろそろこいつらといるの飽きたな。まあ、俺の居場所はここしかねーけど)
マオ「ヘド!」


すると、マオがヘドを迎えに来た!ヘドは驚く。


ヘド「マオ・・・?」
マオ「ほら、帰ろう!こんなところで歩くのは危ないよ!(ヘドの手を引っ張る」
杉谷「!待てよ。ヘド、嫌がってんじゃん。帰るなら一人で帰りなよ嬢ちゃん」
マオ「うるさいどけよ(杉谷の股間を蹴る」
杉谷「いだー!!!何すんだてめー!!!」
マオ「ヘド、こっち!」
ヘド「ーーーっ・・・」


バカじゃんこいつ。俺のことなんてほっとけばいいのに。なんでそんな必死な顔してんだよ。
しばらく走った後にヘドは止まる。

ヘド「・・・」
マオ「ヘド?」
ヘド「バカじゃねーのかこんなことして。あいつらに目を付けられるぞ」
マオ「あー、うん・・・ま、いいや。そしたらあたしが倒してあげるよ」
ヘド「!・・・バーカ、普通逆だろが」


ヘドの泣きそうな顔にマオは慌てる。


マオ「えっ、あたしが泣かしちゃったのかい!?泣かしちゃっただろう!?」
ヘド「・・・るさい」
マオ「あっ、こんな時はあたしのオーボエで元気付けてあげるよ!」


マオはオーボエで世界に一つだけの花を奏でる。それに泣きやんだヘドは思わずその歌を歌う。これにマオは気付く。


マオ「ヘド?」
ヘド「はっ!?」
マオ「やっぱり、ヘドは不良よりもボーカルか歌手が似合うよ」
ヘド「!・・・マオ、いちいちくせーんだよ」
マオ「えっ、あたし、ちゃんと洗ったよ!?」


マオといると俺の冷めきった心は溶け出して、涙が出そうになる。俺の居場所は、マオのそばにあるかもしれない。
その1ヶ月後、ヘドは杉谷に不良バンドを抜けると伝える。


杉谷「俺達のバンドを抜けるだぁ?はっ、認めねえな」
ヘド「ーーーなんだよ。それなら勝手にやめてやる!」


すると、杉谷はマオの写真をヘドに見せる。


ヘド「!!」
杉谷「将来を嘱望されているオーボイストの上条真央(マオ)、今オーボエのコンクールの最中なんだってなあ?お前が裏切ったりしたら、こいつがどうなるか分かってるよなぁ?」
ヘド「・・・(拳を握り締める」


その翌日、マオが歩く中でヘドを見かけて声をかけた。


マオ「ヘド!あたしはオーボエのコンクールが今本選に行ってるんだ!それを見にバテ兄と一緒に来てよ。・・・ヘド?」


すると、ヘドの顔には傷があった・・・。マオは聞く。


マオ「あいつらと・・・まだ関わってるのかい・・・?もうやめようよこんなこと・・・」
ヘド「うるせぇ黙れ!別にどこでやろうが俺の勝手だろ?いちいちお前に指図されるのめんどくさいんだけど?それにお前にはオーボエのコンクールがあるしな。目障りだから二度と俺の前に現れるな」


ヘドはそう言い放って立ち去った・・・。






大丈夫。俺は強いから大丈夫。マオがオーボイストとして大成してくれたら、そこが俺の居場所になるんだから。






その後日、ヘドはスタジオの前に寄っていたが、ある声が聞こえた。


不良バンドのキーボーディスト「ハハッ!死ねや!」
ヘド「ーーーなんだ?集団リンチ?」
不良バンドのギタリスト「あー、やっと来たかヘド。ムカつくからみんなでシメてんだよ」
マオ「ーーーお願いします!!」


すると、ヘドの前に不良バンドに殴られているマオがいた。大事なオーボエの入ったケースを握りしめながら。


不良バンドのドラマー「るせぇーんだよ!(マオを蹴る」
ヘド「(マオ!?)オイッ・・・」
杉谷「お前を不良バンドから抜けさせるためにわざわざお願いに来てくれたんだぜ?泣かせる話だよなぁー」
ヘド「(そんな・・・)マオ、何やってんだよ!もういい!もういいから!」
マオ「やめろ・・・これはあたしの大事なオーボエなんだ・・・お願いします・・・ヘドは本当は優しい子なんだ・・・こんなこと、やめさせて・・・」
杉谷「あ?聞こえねえな」


すると、杉谷はマオの背中を蹴る!マオが倒れる中、他のメンバーはやりすぎと思いつつ笑う。


不良バンドのキーボーディスト「す、杉谷、ひでー;」
不良バンドのドラマー「気絶しちゃってんじゃん」


これにヘドは怒りが湧き上がってきた。ヘドは杉谷を呼ぶ。


ヘド「ーーー杉谷」
杉谷「あ?」


バキッ


ヘドは杉谷を蹴る。これに他のメンバーは驚く!


不良バンドのギタリスト「うわああああああー!!!」
不良バンドのキーボーディスト「ちょっ・・・待てよ!」


許さねぇ・・・。こいつらのやり方だけは、絶対許さねぇ・・・!


不良バンドのギタリスト「うあああああー!!!」
不良バンドのドラマー「ヤベェこいつ、強すぎんぞ!!」
不良バンドのギタリスト「誰か止めろー!!!」
マオ「・・・っ(目を覚ます」
ヘド「離せ!!」
マオ「ヘ・・・」
杉谷「チッ、子供(ガキ)がなめやがって・・・ビビらせてやるよ・・・!(バイクに乗る」


すると、それに気付いたマオは立ち上がり、言う。


マオ「ーーーあたしだって、好きな人ぐらい自分が守ると決めたんだ。ヘド・・・」


しかし、マオはヘドをかばった反動で・・・






キキィッ、ドンッーーーーー






ヘドはその光景に呆然としていた。それに気付いた不良バンドのギタリストは恐怖で叫んだ。


不良バンドのドラマー「オイッ、誰か救急車!!」


ヘドは事故で倒れたマオを見ながら彼女の名前を呼ぶ。


ヘド「・・・マオ・・・?」






ヘド「いや・・・だ、マオォォォォォー!!!!!」

悪魔さんの歌と少女のオーボエ(その2) ( No.249 )
日時: 2017/05/19 18:30
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

その後日、児童相談所にいたヘドは無表情で「バイク事故、将来を嘱望されたオーボイストは重体」の記事を読んでいた。これを見た職員は言う。


職員「ーーーええ、生活態度はいたって真面目なんですが、・・・本人の様子がねぇ・・・まるで無表情なんですよ・・・」


ヘドは今は昏睡状態となったマオの見舞いに来ていたが、しかし、彼は・・・


看護師「あら、ヘド君、今日もお花を持って来てくれたのね。さっ、早く中へーーー・・・」
ヘド「ーーーいいです」


マオに合わせる顔がない。俺がもっと大人だったら、守れたのにーーー・・・。






ーーーその2年後の春。唯一受け入れてくれた七彩高校の一年生になったヘドはあれから理由もなく猛勉強をして七彩高校に入学した。当時の担任の先生は言う。


担任の先生「いやー、ヘド君が入学できてよかったよ!あの事件から猛勉強して試験で留年はなしになったもんなー。軽音部があるけど、近頃は楽器をアクセサリー代わりに使っていてなー・・・」
ヘド「・・・」
担任の先生「あっ、ヘド君のことじゃないよ!?全く音楽をやるならプロ目指せって話だ!」
ヘド「・・・先生」
担任の先生「えっ?」
ヘド「この本に写っているオーボイストは・・・何?」


すると、そこにあったのは・・・






歴代のオーボエのコンクールの順位表の本に第1位に上条真央(マオ)の名前が載っていた・・・。






担任の先生「ああ、この子は将来を嘱望されたオーボイストだよ。この子は人の背中を押す音色を奏でるらしいけど、今留学してるのかな?」
ヘド「・・・!」






マオ『あたしはオーボエのコンクールが今本選に行ってるんだ!それを見にバテ兄と一緒に来てよ』






ヘド「・・・マオ・・・」


お前の居場所は、舞台(ステージ)にあったんだな。
ヘドが涙を流す中、先生は気にかける。


担任の先生「?ヘド君・・・?」
ヘド「軽音部があるって言ったな?」
担任の先生「はっ、はいっ!」


上等じゃねぇか。
ヘドはマオの居場所を守るためにバンドを立ち上げることを決意する!






それからヘドは軽音部に入部し、同じ年に入学し、同じクラスだったストルナムがギターの神業級のテクニックを持っていたため、軽音部に入部もといヘドのバンドにギタリストとして加入し、ストルナムの中学時代の後輩で別のコピーバンドに加入していたコスタがヘドと利害が一致したためにそのバンドを抜けてベーシストとして加入し、バーテブラが一度断るものの実はメンバーのために教免を取るための勉強の真っ最中でそれに合格したため元から並行して続けていたドラムでドラマーとして加入し、ペルヴィスが元々ピアノを演奏していたが、バンドをやりたいと考えていたためにヘド達のオーディションに自ら立候補しそれに合格したためキーボーディストとして加入した。そのバンド名の「devil」はヘドは一見「五人の悪魔だから」と言っていたが、実は幼なじみのバーテブラしか知らないが、「一人の少女の居場所を守るためにたくさんの人の背中を押す悪魔五人の演奏」という意味が込められていたのだ・・・。






そして半年後に中小だが粒揃いの事務所リトルモンスターにスカウトを受けてメジャーデビューし、軽音部を本気にプロになる気持ちを目覚めさせた結成から1年後(本編の時間軸)そのライブで今日も多くのファンを湧かせた。devilのチーフマネージャーであり紅葉の暴走族の三代目副総長だったフランクな性格の石森すみれは言う。


すみれ「はっろーん、devil!今日も絶好調ね!これから紅葉と吟遊月華などを呼ぶから打ち上げに来ない!?なんなら好きな食べ物でも・・・」
ヘド「俺、用事があるから行かなーい(立ち去る」
ストルナム「ちょっ!?ヘド!?可愛い子猫ちゃんが来るのにー!」


ヘド(面会時間が過ぎるっつの。見てろよ、マオ。これ以上、不良バンド(あいつら)みたいな奴の好きにはさせねぇ。お前の居場所は、俺がずっと守ってやるからな)


俺の居場所は、ずっとステージ(ここ)にある。






お前が目を覚ました時、すぐ舞台(そこ)にたどり着けるようにーーー・・・。


おしまい






「後書き」


今回はヘドさんの桜オリジナルの過去でした。某少女バトル漫画を元ネタにしたし、ヘドさんの過去がみなさんに受け入れられないんじゃないかと心配です;
ヘドさんが「自分のせい」だと言っていたのは多分今回の話が理由です。闇天使主体編を書き始めた時からずっとあたためてた奴なので満を持して書きました。
さて、これからマオちゃんが目を覚ますのか、そしてそれを某闇の太陽神様が知ったらどうなるのか。いつかブタのヒヅメ決着編のどこかのシーンで書きますのでお楽しみ!星座シリーズの子達の話もあるのでいつか書かなきゃね。






感想OK

Re: 日常日和。4 ( No.250 )
日時: 2017/05/19 20:12
名前: きらり星カービィ (ID: fR1r/GEI)

現在 きらり星カービィ城 機械竜室


きらり星カービィ
「・・・・・・」

スターライトグリマー
「どうしたのよ 星空の女王
 青ざめて 何か大変なことがあったわけ?」

きらり星カービィ
「・・・いや 何故
 私は このメカドラゴンを使って
 侵略していたことがあって・・・」

スターライトグリマー
「邪悪な心に囁かされてるの?
 私も同じよ」

きらり星カービィ
「私もです もう 暗躍なんてごめんです・・・
 何度も操られましたから 散々な目にあっているんです・・・」

スターライトグリマー
「そう・・・ 悲しいわね 私は悪の道へ走ってしまったことが
 間違いだったの・・・」

きらり星カービィ
「もう2度と 悪の道に踊らされるわけにはいきません・・・!
 もうこのことは忘れて 明るい日記を書いて作業を始めましょうか!
 ヘドの過去編ですね」

スターライトグリマー
「ヘドとマオの喧嘩は良くないわよ その原因で
 不良バンドに襲われて大怪我しちゃったじゃない・・・
 でも ヘドは立ち直って マオがたどり着くことを祈っているわ」


というわけで今回の話を語ったスターライトグリマーたちでした♪
今回はヘドの過去ですね。
ヘドとマオの喧嘩で解散してしまい その後に
不良バンドに襲われてマオは大怪我をしてしまったのですね・・・
でも ヘドは自分で立ち上げ マオがここにたどり着くまでがんばるという
期待があふれる話ですね。
次回も楽しみにしています。
以上、きらり星カービィでした♪


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