二次創作小説(新・総合)

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ウルトラワールドでの日常
日時: 2020/12/29 16:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

皆さんこんにちは。おろさんという者です。
他の作者方のクロスオーバー小説に憧れてこの小説を執筆することにしました。
まだまだわからないことが多いですが、よろしくお願いします。

~注意事項~

・この小説はクロスオーバー小説です。
・一部キャラ崩壊やオリキャラ・オリジナル設定などが含まれています。
・不定期更新です。
・荒らしや誹謗中傷はお断りしています。
これらを承知してお楽しみください。

タグ クロスオーバー ダンガンロンパ 東方project ポップン スマブラ・スマブラ関連 名探偵コナン 
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【腐女子化・腐男子化 不憫化 裸族化 ギャグカオス化 キャラ崩壊要注意 (キャラ設定撤廃に関して>>440】(等


BUGの依頼応募用紙(ギルド小説と分別しましたので依頼はそちらでお願いします)>>180

Re: ウルトラワールドでの日常 ( No.516 )
日時: 2021/02/02 19:04
名前: 桜木霊歌 (ID: ZPOqFm56)

こんにちわ!桜木霊歌です!
霊歌「虫さん・・・」
ソニック「・・・そういや霊歌、虫が苦手だったか?」
霊歌「ううん。蝶々やセミさん、テントウムシさんは大丈夫・・・でも、幼虫さんは無理・・・;」
優衣「・・・まあ、遠坂さんは良かったです。外の空気を吸うことがいいことと思えるようになったこと」
ギルドの方も含め、次回も楽しみに待っています!
PS マギカロギアと逃走中を更新しました!時間があれば見てください!

コメント返却 ( No.517 )
日時: 2021/02/14 19:46
名前: おろさん (ID: N0SZnmuB)

どうも。おろさんです。トリップ付け忘れてしまいましたがちゃんと本人です。


>>junrisさん
コメントありがとうございます。
希望ヶ峰学園の推薦を蹴ったという遠坂斉練先生。人間関係というのは難しいものです(自分も実際そうだし・・・;)。
大丈夫です。僕も外伝みたいなの作って、その後完全に放置しちゃってますし←

>>桜木霊歌さん
コメントありがとうございます。
虫、まぁ実際苦手意識が高い人は多いですよね・・・うちの妹達もそんな感じです。自分のベッドのところにクモがいた時、それを見た瞬間めっちゃ驚いて、それに自分も驚いたという←
なんだかんだ新しい仲間も増えたようで、今後もどうなっていくのかはお楽しみです。



皆さんコメントありがとうございます。本編までしばらくお待ちください。

チョコレートのように甘い謎を求めたい ( No.518 )
日時: 2021/02/15 18:52
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

・・・どうも。2月となりますと、バレンタインデーです。正直チョコレートは欲しかったおろさんです。

とにかく今回はバレンタインデーに起きたお話。結局バレンタインまで書き終わらせられなかったですけどOTL




・・・あまーい謎をどうぞ・・・!?



<バトリオシティ>


とある日の前夜・・・ビルの屋上で町を見下ろしている者が一人いた。暗闇で見えづらいが、その者は、レディース衣装の探偵服を着た青髪ショートミディアムの赤目少女だった。

その少女は、何やら週刊誌らしき書物を読んでいる。


「・・・へぇ・・・『女性が男性にチョコレートを渡す』・・・こんなスタイルもあるんだねぇ。・・・いや、なんか別の場所でもこういうの見たことあるような無いような・・・まあいいや。私にはどうでもいい話だし。」

少女は、読んでいた週刊誌を閉じて、こう言った。

「・・・さぁて、早く原因を見つけて、『修正』をしますか!」

そう言い放って、少女は姿を消した。

・・・『修正』とは一体・・・?




翌日・・・

<スマブラ屋敷>

アリィ「・・・ふぅ・・・全員分できましたね!!」

スマブラ屋敷にあるキッチンで、ひたすらたくさんの手作りチョコレートを作っていた、愛を語る事象冒険者の少女『アリィ』。

そう。この日は『バレンタインデー』で、『チョコレートを渡して思いを伝える』という愛にあふれた日本独自のスタイル。そのためアリィは、(義理のでもそうじゃなくても)愛をこめてチョコレートをたくさん(アルル達の分はもちろん、関与関係がある方々全員分とかでとにかくかなりすごい数)作っていたのだ。


アリィ「さぁ!早速作ったチョコを・・・まずはバトリオシティ中の人たちの配りますよー!

・・・そのためにはまずチョコを全て荷台に積んで・・・あれ?荷台は何処に置いておいたんでしたっけ・・・」


ラフィソル「・・・;隣の部屋に置いておいただろう。・・・私が持ってくる。」←アリィを手伝ってた

将軍ヘイホー「じゃ、じゃあボクも・・・」←同じくアリィを手伝ってた

色々あってアリィを手伝っていた2人が、隣の部屋に置いておいた荷台を持ってきて、そして作り上げたチョコを全て丁寧に積んだ。


アリィ「・・・さて、無事に積み終えたことなので・・・早速チョコを配りに行きましょう!・・・まずは、ラフィソル!しょうぐんさん!受け取ってください!」


ラフィソル「あ、ああ・・・」

将軍ヘイホー「ありがとうなんだよん。」

アリィにチョコをもらった2人。将軍ヘイホーは義理だとしてもチョコをもらえてご満悦のよう。

アリィ「さあ!今度こそチョコを配りに行きますよー!!まずはスマブラ屋敷に今いる人達に配っていきましょう!!」

将軍ヘイホー「出撃ィィィ!!!」

ラフィソル「はぁ・・・;」


こうして、ほとんど勢いで突っ走ってチョコを配りに行くアリィ(と付き添いの将軍ヘイホーとラフィソル)であった。


<喫茶キャノン・ド>


約2時間後。場所を変えて、喫茶キャノン・ドでは・・・


おそ松「ハァ・・・」

カラ松&チョロ松&一松&十四松&トド松「ハア・・・・」

スウィーツ&ノキオ&ボルト「あああ・・・・」

松野家の六つ子と、竜宮小生徒の3人が、カウンター席でため息をつきながら飲み物を飲んでいた。

猫宮「・・・(無言で皿を拭いている」


ワルイージ「・・・お前ら・・・どう考えても元気ないよな・・・」←たまたま同じ場所に居合わせていた


一松「・・・お前、今日が何の日かわかって言っているのか・・・?」

ワルイージ「え?あ?・・・ああ・・・今日はバレンタインデーだが・・・あっ」

今日がバレンタインデーだという事で、ワルイージは察したのだが・・・。


おそ松「そうだよ・・・」



9名「俺(僕)達まだチョコ貰ってないんだよ!!!(泣」

そう。この9名はチョコをもらっていないのだ。(この人達も全員原作のバレンタイン回でも異性からチョコをもらっている場面を僕は見たことが無い by作者)


ワルイージ「・・・そこまでになるくらいなのか?チョコをもらえないことって。」


トド松「いやそうだよ!ていうかお前はどうなの!?チョコ貰えなくてもそんなショックじゃないの!?」

ワルイージ「いや俺、別にチョコそんなに食わねーし、一応しずえさんとかにもらってたりしてるし。・・・あの人、バレンタインとかに限らず、何らかのイベントがあったら色々用意してくれるんだよ。

・・・あ、あとアリィってやつもチョコをくれたりするな。愛を語ってるあの事象冒険者。」


おそ松「え、マジ?じゃあそいつらと出くわせば・・・」

ワルイージ「どっかのRPG的な言い方やめろ;

・・・あと言いにくいが、しずえさんは今は元の世界で色々やってて時間かかるだろうし、アリィは2時間前にその時スマブラ屋敷にいた奴らにチョコ上げた後、そのまま突っ走っていったぞ。」


十四松「マジ?『時すでに遅し』ってやつ?」

ワルイージ「まぁ間違ってはねぇと思うぞ。・・・まあ、もらえたとしても何時間後とかにもなりそうだぞ・・・」

9名「・・・・ハァ・・・」

猫宮「・・・・・(無言で皿を拭いている」

またため息をつく9名。少々呆れながらもワルイージは、少し気になったことを聞く。

ワルイージ「・・・ところで竜宮小の3名、そういえば名作とむすびのやつはどうしたんだ?」


ノキオ「むすびはおむすびみたいなあの見た目のお陰で女子にモテてるんだよ。(声が低音」

ボルト「金にはがめついのにまんねん。(低音」

スウィーツ「名作はクラスメイトでなんかいい感じになってる女の子から一応もらってるんだよ。(低音」


9名「はぁ・・・(またため息をつく」

ワルイージ「・・・・;」


チョロ松「ところで・・・素朴な疑問なんだけど、ワルイージの相方の方はどうなの?」

今度はチョロ松がこんな質問をワルイージに。

ワルイージ「相方・・・ワリオの事か。何で濁らせて言うんだよ・・・;」

おそ松「あー、あいつ?微妙じゃない?何か似た感じがするから意気投合できるかなーって思ったけどパチンコに誘っても断るし、全然そんなことなかったんだよねー。」

ワルイージ「何でさり気なくそっちに引き込もうとしてるんだよ;

・・・ていうか、アイツの体格とかで判断してワリオがチョコをもらえないだろうなって思ってるだろ;」

9名「そうだけど?(圧」

無駄に圧をかけて、ワリオがチョコを貰えるわけがなかろうと思っている9名。ところが、ワルイージは反論してこう発言をしました。

ワルイージ「あのさぁお前ら・・・あいつは体格とか無関係でも結構チョコをもらってるぞ?」

9名「えっ?」

おそ松「いや無い無い無い。あんなデブが?いや無いでしょ?無いよね?」

ワルイージ「何で頑なにワリオを同士だと思ってるんだよ!?

・・・いや本当の事だぞ?この前も『バレンタインデーの時は、ワリオカンパニーの社員たちとかからよくもらってるからチョコに飢えることは一切ないのだ!』って。あとさっきLINEで『モナ達からチョコ貰ったぞ』って来てたし。自慢するように写真付きで。」

ワルイージは、9名にスマホを見せると、たしかにワリオが今年もチョコをたくさんもらった証拠になる(ワリオがLINEでワルイージに送った)写真が。

9名「・・・・・ハァ・・・(再びため息をつく」

ワルイージ「そんなため息つきまくってるからいつまでもチョコをもらえないんじゃ・・・」

猫宮「・・・お客様・・・」

すると、無言で皿を拭きながら、彼らの話を聞いてた、猫の亜人(?)で、喫茶キャノン・ド店長『猫宮黒須』が。

おそ松「ん?何何?なんかくれんの・・・「グサッ」・・・えっ?」

突然、包丁を飛ばしておそ松が据わってた椅子に(超スレスレで)刺さった。

おそ松「えっ?・・・えっ?」

猫宮「・・・お客様、これ以上憎悪を放つのならばもれなく出て行ってもらいますが?はっきり言って他のお客様に超絶迷惑です。」

9名「・・・すみませんでした・・・(青ざめる」

猫宮店長の圧で、9名は一瞬で静まり返りました。

猫宮「・・・・・失礼しました。」


ワルイージ「圧スゲェな・・・;」

こいし「でしょ?あの人見かけによらないですごい強いよ・・・」

ワルイージ「うおっ!?いたのか・・・」

いつの間にか背後に古明地こいしがい。この作品では、色々あって喫茶キャノン・ドのバイトをやっているのだ(理由?どこかでまた細かく説明するつもりです)。


一方猫宮は、他の客から受けていた注文の品を、その客に渡していた。

猫宮「・・・お待たせしました。・・・コーヒーです。」

さとり「・・・ありがとう。」

その客は、こいしの姉である『古明地さとり』。その一部始終を見ていたワルイージは、こう話しだす。


ワルイージ「・・・あの桃髪?の女・・・『古明地さとり』だったか?お前の姉の。」

こいし「そうだけど?・・・それが何なの?」

ワルイージ「いや・・・よくこの喫茶店の店長・・・名前は『猫宮黒須』だったか?あいつとお前の姉さんがよく何か話し合ってたりするのをよく見るからよぉ。」

こいし「たしかに。・・・あ、もしかしたら・・・」

こいしは何か心当たりがあるようで、こう話しだす。

こいし「そういえばお姉ちゃん、何だかこの世界でよく『探偵業』をやってるってお空から聞いたよ。もしかしたら、店長からなんか依頼を引き受けてるんじゃないかな?」

ワルイージ「探偵?・・・そういうことだったのか。

・・・クレイジーハンドが『異世界クロスオーバーモード』を起動させちゃって色々トラブル起こす前もよくこの喫茶店であの二人の絡みをよく見てるから気になってたんだよな。」

こいし「えっ?『異世界クロスオーバーモード』って、私達を含めていろんな世界の人たちがこの世界に飛ばされたあれだよね?その前にもお姉ちゃんが?」

ワルイージ「ああ。その時は、俺も幻想郷の事を知らなかったから、最初は『誰なんだ』?って思ってたが・・・・・・ん?」

ここで疑問が生じる。古明地さとりは、『ウルトラワールドでの日常』の話を作者が始める前にも、猫宮黒須とよく色々話をしていたという事だ。幻想郷の面子も、(一部を除いて)あの時はウルトラワールドの事を知らなかったはずだが・・・



猫宮「・・・それで・・・さとりさん、『あいつ』に関する進展はありましたか・・・?」

さとり「・・・生憎、最近は全然情報が無いわ。・・・だけど、『近いうちにラブカシティを襲撃する』可能性があるわ。・・・あまり気を抜けないわよ。」

猫宮「そうか・・・」

さとり「・・・あと、少し話が別になるんだけど・・・

・・・BUGが、この前19個目の二十一の謎を解明したって聞いたわね。たしか『超高校級の生物学者』っていう。だから残りはあと二つ。」

猫宮「あと二つ・・・思い当たるものがあるとすれば・・・どちらも『彼女』を助けるためには有効か・・・」



比呂「・・・店長・・・いや、黒須さんもそろそろ動き出してくれるのだろうか・・・」

発目「うーん・・・そこは黒須君次第だし、もう少し様子見かなぁ・・・」

・・・(発目が注文したケーキを比呂が届けながら)猫宮とさとりの会話を聞いていた、迷彩服を着た女性と、オレンジ色のパーカーと黒のワードパンツを着た男性。喫茶キャノン・ドで働いている神門比呂と、姉の神門発目である。

発目「・・・まぁ、私たちもそろそろ動かなくっちゃねぇ

・・・それに、最近またこの町に来たみたいだよ。『時空の探偵』を自称するあの子。」

比呂「あいつか・・・そうだな・・・面倒ごと引き起こす前にどうにかしておかねーとな・・・」

『時空の探偵』というワードを聞いた2人は、所持していた『魔導書』を取り出した。


『時空の探偵』?・・・一体誰なんだろうか・・・?


一旦区切ります。感想まだ。

チョコレートのように甘い謎を求めたい ( No.519 )
日時: 2021/02/15 18:56
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き


<スマブラ屋敷>

少しして、その頃のスマブラ屋敷では・・・


ギルド部屋にて。

おろさん「参ったな・・・」

ウルトラワールドの管理者である作者おろさん。何やら困っている様子。

おろさん「・・・もたもたしている暇は無いか。早いところ・・・「ちょっと邪魔するぞー。」

・・・するとそこに来客が。やってきたのは、ポップンワールドの神のMZDだった。MZDは、悩んでいる様子の作者を見て、早速声を掛ける。

MZD「・・・ん?どうしたんだ作者。なんか珍しく困っている顔してるな。」

おろさん「あ、MZDじゃないか。・・・丁度よかった。実はな・・・」

早速MZDに事情を説明する作者。その内容はというと・・・

MZD「・・・『時空の探偵』?どっかで聞いたことがあるけど・・・誰だったっけ。」

先程も出てきた、『時空の探偵』というワード。彼も聞いたことはあるみたいだが、うろ覚えだったようなので、作者は順を追って説明する。

おろさん「えっとな・・・まず、『時空の旅人』の事は知ってるかな?」

MZD「ああ、そいつは話に聞いたことはあるが・・・たしか、いろんな世界を旅しているとかいう奴だったよな。そいつと何か関係があるのか?」

おろさん「いや、彼自体はこの話には無関係だけど・・・それで、『時空の探偵』っていうのは、『時空の旅人』みたいにいろんな世界を旅しているみたいなんだけど・・・そいつ、多分根は悪くはないんだけど、だいぶ前に何回かトラブルを起こしてる。」

MZD「トラブルか・・・具体的にどういうのなんだ?何か思い出せそう。」

おろさん「・・・改めて説明すると、『時空の探偵』・・・というか、そう自称してるそいつは、世界に発生することがある異常・・・『次元のバグ』と言った方がいいかな。それを修正するために、その発端を探して解決する・・・という方針で動いている存在だ。ちなみに二十一の謎『時をかける探偵』にもなっている。」

MZD「修正か・・・一見そんな危険な存在には思えなさそうだが、作者がそんなに悩んでいるのなら・・・もしかして、そいつの『やり方』に問題があるのか。」

おろさん「・・・おっしゃる通りだよ。あいつは『バグを修正する』という考えしか持っていないらしく、何か物事に興味を持つことが滅多に無い、ほぼ自己中心的、エゴイストに近い性格だ。

・・・だからなのか、何度も何度も荒っぽいやり方で事態を解決しようとして、その結果、被害が大きくなっちまうこともあるらしいんだ。

・・・ウルトラワールドにも何度もやって来たことがあってさ・・・その度に被害を超最小限に抑えるのにすごい疲れるんだ・・・;
 それに、バグと言っても、前にクレイジーハンドがやらかした時(>>3参照)や二十一の謎、ダークアイ帝国関係、他世界で起きている騒動も入ってたりするが、あいつはどういうあれでも無害なパターンでも、バグと決めつけて問答無用で抹消しようとする。当の本人に全く悪気が無いのというのが何よりもタチが悪い。」

MZD「なるほど・・・聞いてみれば、何だか心当たりがいくつかあったな。・・・ん?」

作者の話を聞いていた彼は、何やら察したようで・・・

MZD「・・・待て、じゃあ作者がさっき悩んでたのって・・・まさか・・・」

おろさん「・・・そうなんだよなぁ・・・


・・・あいつ、またウルトラワールドに来やがったみたいで・・・;」



<バトリオシティ:ダンダリ街道>

同時刻。街道を歩いているのは、何やら暇を持て余しているように見える赤髪の少女。

りんご「・・・バレンタインの時期となり、まぐろくんとりすせんぱいはもちろん、アルルのアミティ、お世話になっている方々にチョコを渡して・・・
・・・そして、この世界でもなんだかんだでお世話になっている方々にも、できるのならばチョコを渡そうと、とりあえずウルトラワールドにもやって来たというわけですが・・・


・・・なぜでしょう。どこからか面識のある誰かの視線を感じるような・・・;」

(多分市販の)チョコの入った袋を持って、スマブラ屋敷に向かっているあんどうりんご。なんだかんだでお世話になっている面子にもチョコを渡しに行こうとしているらしい。

・・・なのだが、道を歩いていると、何故だか視線を感じるらしい。

りんご「・・・えーっと・・・このパターンとなりますとおそらく・・・」

エコロ「このパターンってなんだよりんごちゃーん。」

唐突にりんごの背後に現れたのは、全身真っ黒のよくわからない者・・・時空の旅人である『エコロ』だった。

りんご「やっぱりエコロ!さっきからついてきて一体何のつもりですか!?」

エコロ「だってぇ~、今日バレンタインデーでしょ?それなのにりんごちゃん、チョコレートを僕に渡してないでしょ?後回しにしてるのかな?ぶーぶー」

りんご「いやエコロ、そもそもアナタは実態を持たない存在なんですよね?そうなると、チョコ食べれませんよね?」

エコロ「いや確かにそうだけどさー、純粋に欲しいよ?りんごちゃんからのチョコレート。仮にチョコじゃなくても何かプレゼントちょうだいよー。」

りんご「・・・;・・・ていうか、そのためにわざわざこの世界について来たということですか・・・」

エコロ「それはちがうよ。また別の理由でこの世界に用があるから来ただけで、そこにたまたまりんごちゃんもこの世界にいたから後を付けてみただけだよー。」

りんご「・・・えっ?」

『この世界に用があるから来た』と言うエコロ。するとエコロはこう話し始める。

エコロ「・・・今日この世界に来たのは、『時空の探偵』をどうにかするためだよ。」

りんご「じ・・・時空の探偵・・・?」

エコロ「一から説明するとねー、『時空の探偵』を自称しているその子は、いろんな世界で発生している『バグ』みたいなのを修正するために動いている存在なんだよ。」

りんご「バグを修正・・・それだけを聞くと、そう悪い存在とは思えませんが・・・どうにかするって言うのなら、かなりめんどくさい存在ということですか・・・?」

エコロ「そーなんだよねー。あの子、『バグを抹消する』って事以外考えてなくて、いろんな世界で起きている騒動や、異世界転移みたいなのとかをすぐ『バグ』だって認知して、問答無用で抹消しようとする。」

りんご「想像以上にとんでもない存在ですねその探偵さんは・・・;」

エコロ「まぁ行動からして探偵ですらないんだけどさ。・・・この前、この世界の管理者さん・・・名前は『おろさん』だったよね?で、彼にダークアイ帝国っていう連中の件も含めて手を貸してほしいって言われてね。それで、その『時空の探偵』の事も色々教えてもらった。

・・・その話の内容だと、すごーく前にもそんな感じの子が襲い掛かってきたことあったんだよね。知名度がすごく低いらしいから、おじさま(サタン)もボクも全然知らなかったよ。」

りんご「話を聞くに、とんでもない人なのにかなりマイナーな存在なんですね・・・;・・・でも、やり方は別として、問題をどうにかするのはそこまででは・・・」

エコロ「『自分たちの世界の問題は自分でどうにかしろ』って話。別の世界線の者が別の世界線で起きている事情に問答無用で介入しようとしたら、時空にものすごーく強い歪みが生じて被害がひどくなっちゃうんだって。」

りんご「それって・・・ていうか、それだとあの時エコロが問題を起こしたりしたときにもその影響が出てしまうのでは・・・」

エコロ「それとこれとはちょっと話が違うよりんごちゃん。

・・・とにかく!その子を野放しにしてたら本当に冗談にならないの!ていうか、悪いけど手伝ってくれない?」

りんご「ええっ!?何故そこでそうなるのですか!?」

エコロ「いいから!早くついてきて!

色んな世界をさまよってた時に、あの子のせいで何度も抹殺されかけたからその怨みとかを晴らしてやるんだもんねー!」

りんご「それが本心かーい!!?」


なんだかんだで、エコロに連れられて『時空の探偵』を捕まえることになったあんどう氏。

・・・この会話、大分重大な情報なのに、どう考えても外部にほとんど内容が聞こえていた。

・・・こんなすごい内容を、ある少女は聞き逃さなかった。その少女は、探偵っぽい帽子とケープを着て、三つ編みをしている。

???「なるほどなるほど・・・なんとも摩訶不思議なことが現象がたくさん起きているというクロスオーバー世界『ウルトラワールド』に来てみれば・・・早速とんでもない情報を掴んでしまったっす・・・

・・・そうとなれば!その探偵としてあるまじき行動をしているという『時空の探偵』を見つけるために、あの真っ黒いのと、林檎を持ち歩いている多分年下の赤髪女子を追いかけるっすよ!!」

その少女は、自信がもってる緑色の手帳に先程の会話の情報をメモして、エコロとりんごを追いかけて行った。

・・・純粋な疑問だが、この話の冒頭にも探偵っぽい少女がいた。ただ、先程の三つ編み少女とは全く違うような・・・



・・・その頃、ビルの上から人々を見上げている少女が一人。・・・恐らく、例の『時空の探偵』・・・


「んー?何かさっき変な魔力を感じたけど・・・まさか、毎回取り逃がしちゃってるあいつかなぁ。・・・あと、まだなんか変な気配がするなぁ・・・

・・・まあいいや。何かあれば抹消すればいいだけ・・・さぁ、ショータイムだよ・・・クククッ。」


そう言って、『時空の探偵』は姿を消した。


一旦区切ります。感想まだ。

チョコレートのように甘い謎を求めたい ( No.520 )
日時: 2021/02/15 19:01
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き


30分後・・・


一方、喫茶キャノン・ドを後にした六つ子達は、竜宮小の3名と別れて、街道を当てもなく歩いていた。

カラ松「あああ・・・実にバッドだ・・・この日は実にバッドだ・・・」

おそ松「だよなぁ・・・色々試行錯誤しようとした時もあったけど、その時は結局女の子からチョコもらえなかったしなぁ・・・」

一松「あの時の話を掘り下げるな。・・・あ、そういえば、たしか北律って奴の家って確か有名スイーツ店だったよね?そこでワンチャン祈願してみる?」

十四松「あの子の家系はたしかにスイーツ店のだけど、『ショコラティエ』じゃなくて『パティシエ』だからチョコは専門外だと思うけど?」

一松「あっ、じゃあ無理か。」

チョロ松「全く・・・;・・・で、結局どうする?また自分達でチョコ作って兄弟間で・・・もしくは母さんに」

トド松「やめて?もうそれをやってまた八つ当たりしちゃっても意味ないもん。(白い目」

おそ松「・・・そうは言ってもさぁ、こうなってくると『ゼロじゃない』ってのが大事じゃな「それは何が何でも言うな!!!」・・・ですよねすいません;」

途方に暮れていると、誰かが背後に近づいてきた。その者は、おそ松の肩を叩く。

おそ松「・・・えっ、誰・・・」

サモーン「バレンタインでチョコがもらえなかったらシャケを食え。」

何故だか『サモーン・シャケキスタンチン』が。六つ子達にシャケの切り身を配った。

トド松「えっ・・・誰?怖い怖い怖い。」

チョロ松「・・・この人、クイズ大会の時、最後に出てきて何かシャケを渡してきた人だったような・・・」

サモーン「ノンノン!!あの時置いていったのはサーモン!!ちなみに基本的に生で食べれないのが鮭で、生で食べることができるのがサーモン!全然違うシャケ!」

チョロ松「え、あ、はい・・・;」

一松「バレンタインデーのはずなのに怪人に鮭とサーモンの違いを教えられるという。何この感じ」

十四松「為にはなったけどね。実際。」


サモーン「というわけでさらばだシャケ―!!」

そんなこんなで、サモーンが立ち去ろうとしたその時・・・・



「・・・こいつだな~?早速撃退開始っ!!!」


サモーン「む?・・・何か変なにおいがするシャケ・・・ってどわああっ!!?」

突如、何かが光の如く、こちらに向かって飛んで来た。サモーンは釣竿武器『ツリツリケン』で攻撃を防げたようなのだが、その際、とてつもない衝撃波と途轍もない金属音が辺り一面に響き渡り、サモーンはその反動でそのままぶっ飛ばされた。

サモーン「シャケエエエエエエエエエエエエッ!!?(そのまま壁に激突」

チョロ松「どわああっ!!?だ、大丈夫ですか!?」

カラ松「今のは・・・何だかかなりデンジャーなにおいがするな・・・」


「ちぇっ、耐えちゃったの。まあどうでもいいか。どうせ徹底的にやっちゃえば潰せるんだろうし。

・・・ていうか、誰らですか顔が6人ともそっくりなおっさんたち。」


すると、サモーンに直撃したと思われる、レディース衣装の探偵服を着た青髪ショートミディアムの赤目少女が華麗に地に着地する。どこかで見たような・・・


トド松「今度は誰!?何か女の子みたいだけど・・・」

一松「ていうか、今あの子『おっさんたち誰』って言ってたよな。どう考えてもこっちに言って来たよね。」

おそ松「俺たちおっさんって言われるほど年取ってないけど!!?・・・取ってないよな?」

十四松「その筈!その筈だから!」


「そんなことどうだっていいじゃない。・・・それより、邪魔するんだったおっさんたちも抹消するけど?」


チョロ松「抹消!?さり気なくなんてこと言ってるのあの子・・・・・・ん?」


すると、先程の金属音を聞きつけて、りんごとエコロが。

りんご「騒ぎを聞きつけて駆けつけてきましたが・・・なんだか非常にやばい状況なのでは!?・・・そして、目の前に見覚えの全くない少女。・・・エコロ、もしかして彼女が・・・」

エコロ「その通り。彼女が僕が知ってる自称『時空の探偵』。・・・やっと見つけたよ!そこの君!!今まで問答無用、無差別で攻撃してやがってさ!ここでお前をコテンパンにしてやるー!」


「ありゃ、あなたもいたんだねぇ。はぁ・・・この世界は本当にバグが増え続けてちゃって・・・恥ずかしくないのやら。」


エコロ「なんだよ!何の根拠もなく僕を・・・というか、異世界への移動や時空をさまよう存在、いろんな世界で起きてる騒動とかを『バグ』って決めつけて抹消してる君に言う資格なんて1ミリもないと思うけど?」

「・・・はぁぁ?」

エコロの反論に、少女は怒りの感情を露にする。


「何さぁ、あなたがたった数回でもいろんな世界にちょっかいかけて面倒ごと起こしてるの知ってるんだよ。その時点で悪なの。バグなの。わかる?」

エコロ「何だよ。そのいい方は無いんじゃない?」


カラ松「全く状況がつかめないが・・・とりあえず、あのレディが俺達でもドン引きするくらいの身勝手な独自理論を押し付けているのはわかるな。」

おそ松「これめっちゃヤバい状況じゃないの?・・・あっ」


おそ松が振り返ると、そこに誰かがやって来た。りんごたちと同じく、騒ぎを聞きつけて駆けつけてきたのだろう。その人物は、突如現れた少女にこう言う。


おろさん「・・・何があったと思えば・・・やっぱしお前か・・・

・・・『自称』時空の探偵『時野テクノ』・・・」


・・・『時空の探偵』を名乗るその少女の名は、『時野テクノ』というらしい。


テクノ「・・・よりによってお前も来たってわけ・・・」


十四松「えっ!?作者さん!?何でいるの!?どういうこと!?」

おろさん「・・・細かいことは後だ。・・・それより、サモーンを安全なところに避難させてもらえるだろうか。」


サモーン「シャケェ・・・・(失神中」


おそ松「仕方ねぇか・・・行こうぜ。」


六つ子達は、失神中のサモーンを避難させる。



テクノ「・・・何故バグを逃がす必要があるの。」

おろさん「あいつはバグでは無い。たまたまこの世界に紛れ込んでしまっただけだ。少なくとも、サモーンは『怪人』ではあるけどまぁお前の言う『バグ』でも何でもない。それ以前に、お前が『バグ』だと決めつけてたのも全部『バグ』ですら無いし。」

エコロ「よくわかってるじゃん。もっと言っちゃえ言っちゃえー」

りんご「エコロ!今は静かに!(小声」


テクノ「・・・何だよ・・・さっきから・・・私が間違ってたって言うの!?私はただ、『あの人』みたいに・・・」


おろさん「・・・・・」


エコロ「あの人・・・『彼』の事だね・・・」

りんご「えっ?知ってるんですか?」

エコロ「まぁねー。」


おろさん「・・・あいつに憧れるのはまぁいいけど、お前のそのやり方はどう考えてもおかしいし、完全にやりすぎだ。」

テクノ「っ・・・うるさい!!」

時野テクノは、こちらに突っ込んでくる。

おろさん「・・・そいっ」

彼は、片足を、足踏みをして音を鳴らす。そうすると、畳返しの如く、地面の一部がえぐれて、突っ込んできたテクノは顔面を強打。

テクノ「びゃっし・・・」


おろさん「・・・はぁ・・・一応付き合いは長いんだからさぁ、俺が魔道具作りの才があるのは分かってるだろ?」

彼が履いているその靴に、何か魔力を感じる。どうやら彼の自作の魔道具の一種らしい。


テクノ「チッ・・・ここは一時撤退ね・・・(逃走」


おろさん「おい待て!!!」

テクノは逃走する。それを彼は追いかけて行った。



エコロ「こらー!逃がさないぞー!」←同じく追いかけてゆく

りんご「あっ!コラ、エコロ!」


りんごとエコロも後を追う。一方、その二人の後を追っていた探偵っぽい帽子とケープを着ている三つ編み少女は、物陰に隠れて一部始終を聞いていた。


???「今のが『自称時空の探偵』・・・やっと見つけたと思ったら逃げるとは・・・こっちも追いかけるのみっす!!」




<ジョーショー住宅街>


一方その頃、逃走した時野テクノは・・・


テクノ「ハァ・・・ハァ・・・何とか撒いたのかな・・・

・・・ああもうっ・・・何でこんな事に・・・」


おろさん『・・・あいつに憧れるのはまぁいいけど、お前のそのやり方はどう考えてもおかしいし、完全にやりすぎだ。』


テクノ「・・・はぁ・・・こんなはずじゃ・・・「ありゃ、見つけたよー。」・・・っ!?」

すると、誰かがテクノの背後に。迷彩柄の服を着ている女性と、オレンジ色のパーカーを着ている男性。

発目「それにしてもぉ・・・生で見てもホント可愛いなぁ・・・ぐふふ・・・」

比呂「姉貴やめろ。・・・まぁ、それは今はいいか。」


テクノ「ちょっ・・・あんた達誰よ!?・・・何かやばい感じするけど・・・修正してやるっ!!!」


テクノは、神門姉弟に突っこんで行く。


発目「ありゃりゃ、こっちから突っ込んでくるの。・・・まぁ好都合だしいいか。

・・・・そりゃっ。」


すると、発目から謎のオーラが放たれる。

テクノ「!?」



発目「・・・・―――魔法・・・『招』。」

すると、空気中の空間が歪んで、次元の穴ができる。そこから、長い槍を所持して、青いローブを着て、頭に懐中時計のペンダント部分が刺さっているような、青目金髪ツーブロック少年が姿を現す。

その少年が姿を現すと、テクノは動揺する。

テクノ「えっ・・・ちょっ・・・」

青いローブの少年「・・・久しぶりだな。・・・聞いたぞ。いろんな世界で起きている騒動を勝手に『バグ』と決めつけ、『時空の探偵』を名乗って暴れまわっているってな・・・」

テクノ「えっ、あのっ、これにはわけが・・・あの・・・」


青いローブの少年「・・・言い訳はいい。・・・俺を見習ってるつもりなんだろうが、これだと探偵でもないし、ただの一人よがりに過ぎない。

・・・まずは、ちょっとお灸をすえる必要がありそうだな。(槍を天に向ける」


テクノ「ふぇっ、あ、あの・・・」



発目「・・・それじゃ、あとはそちらの問題なのでお暇しまーす。」←去っていく

比呂「失礼した。」←同じく



テクノ「あ、あ、あははあああ・・・・・;;;;;;」



5分後・・・・


おろさん「ったく・・・あいつ何処に行きやがった・・・・・・ん?」

りんご「ぜぇ・・・ぜぇ・・・バレンタインのチョコを渡すためにこの世界に来たつもりが、まさかこんなに走り回ることになるとは・・・」

エコロ「ていうか、食べれなくても僕にもチョコちょうだいよー。・・・おや?」


5分後、3名もジョーショー住宅街に駆けつけてきた。・・・のだが、3名はある状況をを目撃する。


テクノ「ぐふっ・・・」

青いローブの少年「手間をかけやがって・・・全く・・・」


時野テクノは、真っ黒こげになって気絶していた(雷攻撃でも喰らったのだろうか)。彼女をさっきの青いローブの少年が担いでいる。


青いローブの少年「・・・おっ、誰か来たな。知らんのが一人いるけど。」

おろさん「・・・お前か・・・久しぶりだな。」


りんご「・・・えっと・・・彼は一体・・・」

エコロ「・・・彼こそが、本物の『時空の探偵』・・・『UMAタイム』の『時野トキオ』くんだよ。」

りんご「えっ・・・えっ?」


青いローブの少年の名は『トキオ』というらしい。


青いローブの少年→UMAタイム《トキオ》「・・・これだと、またまたこいつが多大なご迷惑をかけちゃったみたいだな。」

おろさん「・・・まぁな・・・かなり大変だったんだぞ・・・;」


りんご「あ、あのすいません、これは一体どういう事なのでしょうか・・・」


トキオ「・・・お前は・・・誰だかよく知らんが、時空の旅人と関わりがあるわけか。

・・・とりあえず、分かりやすいように説明するよ。」

『UMAタイム』であるという『トキオ』は、こう話し始める。

トキオ「・・・まず、こいつ・・・テクノは、俺の妹。時空の狭間に生まれ、共に生きていた。

・・・ある日、俺は探偵業をし初めて、そんで、時空を自在に移動できる『UMAタイム』の能力を駆使して未解決事件とかを解決、もしくは未然に防いでたりしてた。それをこいつはよく知ってて、それでテクノは、俺の活動を見よう見まねで活動をしていた。例えば、時空の探偵を自称していろんな世界を周ったとか。
・・・なんだけど、数十年前、いつのまにやら行動がエスカレートしちまってさ・・・今に至るってわけ。」


りんご「ご、ご兄妹だったとは・・・;」


トキオ「・・・厳密なことは現時点では答えかねる。・・・だが、今回の件も含めて、テクノの馬鹿が本当にすまなかった。あいつの行動をほとんど気づかずに放置してた俺の責任でもある。

・・・とりあえず、受け取ってくれ。」

トキオは、作者に1枚のメダルを渡した。二十一の謎『時をかける探偵』のミステリアルメダルだった。


おろさん「・・・とりあえず、ありがとな。」

トキオ「・・・礼を言われる筋合いなんざないですよ。

・・・じゃあ、俺はこれで失礼する。・・・・気を付けろよ。脅威は迫ってきているからな。」

トキオはそう言って、テクノを担いで去っていった。



おろさん「・・・はぁ・・・」

りんご「なんだか、話がトントン拍子に終わってしまった気が・・・」

おろさん「言いたいことはわかるけどな。・・・それより、そろそろ準備をしなくてはな。」

エコロ「・・・もしかして、前に言ってたあの女の子の事で?」

おろさん「・・・ああ・・・」


エコロが言う『あの女の子』とは・・・



<ダークアイ帝国本部>

ダークアイ帝国の本部。屋上に、黄髪ショートボブで、灰色のラバーカチュームを付けて、右目の部分がひび割れになっていたり、闇の手がたくさん生えていたりしている少女が一人。

・・・ダークアイ帝国の『ドライアイ』の一人、『UMAアンバランス』の『鈴音センリツ』は、何やら資料を見ている。

センリツ「・・・・」

丸司「・・・おや、センリツちゃん・・・もしや、そろそろ・・・」

背後に現れたのは、黒いローブを羽織り、顔を『司』と書かれた張り紙で隠している黒髪男性。同じく『ドライアイ』の『丸司満』である。

センリツ「ひゃっ!?・・・何だ丸司さんですか・・・ええ・・・これで『復讐』を終わらせる・・・」


丸司「・・・まぁ、君が決めたことであれば、僕は止めないよ。」←去って行く



センリツ「・・・・」


・・・センリツは、持っていた一枚の写真を見ていた。その写真には、センリツと思われる少女と、橙髪の水色目男性が写っていた。


センリツ「・・・見ててよ・・・―――さん・・・」





深夜・・・

<喫茶キャノン・ド>


さとり「・・・あら・・・」

深夜、夜道を歩いていたさとり。彼女は、店じまいをしている、猫耳と尻尾を生やした橙髪の水色目の一人の男性を見かける。その途中で彼は、今井の写真を見る。

・・・その写真には、灰色のラバーカチュームを付けた、水色目で黄色い髪色のショートボブの少女が写っていた。


猫宮「・・・もうじきか・・・」


さとり「・・・・・」



比呂「・・・姉貴・・・」

発目「・・・言われなくとも。だよ。」



その頃・・・

<ラブカシティ:地下にある研究室>

その頃の西沢貞奈。彼女は、仲間の研究員と共に、さらに強力な『UMAの能力を抑制する薬』を開発していたのだが・・・


西沢「・・・やった・・・成功した・・・!!」



次回の話に続く・・・・


オマケがあるので感想まだ。


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