二次創作小説(新・総合)
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- ウルトラワールドでの日常
- 日時: 2020/12/29 16:28
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
皆さんこんにちは。おろさんという者です。
他の作者方のクロスオーバー小説に憧れてこの小説を執筆することにしました。
まだまだわからないことが多いですが、よろしくお願いします。
~注意事項~
・この小説はクロスオーバー小説です。
・一部キャラ崩壊やオリキャラ・オリジナル設定などが含まれています。
・不定期更新です。
・荒らしや誹謗中傷はお断りしています。
これらを承知してお楽しみください。
タグ クロスオーバー ダンガンロンパ 東方project ポップン スマブラ・スマブラ関連 名探偵コナン
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【腐女子化・腐男子化 不憫化 裸族化 ギャグカオス化 キャラ崩壊要注意 (キャラ設定撤廃に関して>>440】(等
BUGの依頼応募用紙(ギルド小説と分別しましたので依頼はそちらでお願いします)>>180
- VSダークアイ帝国使徒 ( No.386 )
- 日時: 2020/08/14 12:04
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
続き
かれこれあって、襲撃してきたダークアイ帝国の連中を一掃して行った一同。約30分以内で何とか下っ端連中の8割を片付けたものの、妨害電波等のせいで未だに警察や医者をまともに呼ぶことができなかった。
<フードコートエリア>
その頃、不二咲はBUG依頼の際に使用できるようになった『眼魔法』、大和田は持ち前の戦闘能力等で何かとダークアイ帝国側の下っ端を撃退していた(石丸はスタッフや他の来客を避難させている)。
大和田「やっと片付いたぜ・・・つーか、ここ一帯を襲ってた下っ端魔導士や宇宙海賊団部下だけで計50体近くはいるなんてな・・・・・・そういりゃ不二咲、通信はとれそうか?」
不二咲「それが・・・まだダメみたい。どうやら、どこかに妨害電波装置を設置してるみたい・・・アルターエゴでもボクと通信を取るのが限界みたい・・・」
大和田「かなり手間をかけさせるじゃねぇか・・・」
不二咲「ここフードコートのエリアでも500平方メートル近くあるのに・・・会場全体だけで6000平方メートルあるから・・・みんなと連絡も取れないってなるとぉ・・・相当時間がかかりそうだよぉ・・・」
大和田「くそっ・・・どうすりゃいいんだ・・・「チュドォォォォォォォォォォォォン!!!」なっ!!?!?」
すると、かなりの大爆発音が鳴った。
大和田「な・・・何だったんだ今の爆発・・・」
不二咲「・・・そういえば、さっきから何かと爆発音はなってたけどぉ・・・・・・大和田クン!ボク、さっきまで爆発がしたところに行ってみるよぉ!」←爆発がした場所に向かって行った
大和田「お、おい待て!!・・・行っちまった・・・」
石丸「兄弟――!スタッフや観客たちを安全なところに避難させたぞー!・・・ん?不二咲君は・・・?」←戻ってきた
大和田「それが・・・さっきかなりでかい爆発音がしてな・・・その方向に行っちまった・・・」
石丸「そうか・・・って、だったら追いかけなければだめではないか!直ちに追いかけるぞ!」
大和田「あっ!やべぇそうだった!!」←石丸と共に不二咲を追う
そして、爆発がしたところ(フードコートエリアなのは変わりないのだが、(破壊されたされてない問わず)売店やベンチがめちゃくちゃ並んでたので結果ほとんど遠回り)に駆け付けた不二咲。
不二咲「ハァ・・・ハァ・・・あんなにお店が並んでたからすごく遠回りになっちゃった・・・さすがにきつかったよぉ・・・・・・って・・・・・・!!」
やっと先程爆発がした場所に着いた矢先に、不二咲はどう考えても見過ごすわけにはいかないような光景を目撃する。
四角メガネをかけた狐の亜人女性「・・・ったく・・・予想以上に手間かけさせるんじゃないわよ・・・・・・ま、どの道火力勝負は私の勝ちってことで♪」
アゼル「グフッ・・・・」←深手を負っている
30分ほど前に楽屋を飛び出してフードコートエリアに直行してたアゼルが、ダークアイ帝国の使徒と思われる狐の亜人女性にかなり深手を負わせられていたのだ。
狐の亜人女性「は~ぁ・・・にしても、この娘のおかげでこの辺を攻撃しまくってた下っ端どもの大半が蹴散らされちゃったし・・・やっぱり、ゴミカスの下っ端はいつになってもゴミカスのままねぇ・・・ま、それは置いといて、さっさととどめ・・・・・・ムッ」
不二咲「眼魔法『逆光の隻眼』!!」
不二咲は、宙に浮かばせた無数の魔眼で光線を放つが、狐の亜人女性はそれを素早く避ける。
狐の亜人女性「・・・あーあ・・・手間取りすぎちゃったからかなぁ・・・まーた邪魔が入っちゃったわね・・・」
不二咲「・・・・・・(エネルギー銃を構える」
狐の亜人女性→コニレク「・・・まあいいわ。何か味気なかったし。・・・一応名前を名乗っておくわ。私は『コニレク』。ちなみにダークアイ帝国の使徒の中では3番目くらいの強さなのよー。」
不二咲「わざわざ自己紹介どうも。」
コニレク「なによぉ。ちょっとくらいでも驚くところでしょそこは。」
不二咲「そもそも、力の差とか強さとかそういうの関係ないでしょ。そうやって何の罪もない人達を必要以上に傷つけてさぁ・・・ついでに言えば、憂さ晴らしにどこかの村のたくさんの村人たちを爆殺させて、逮捕された後も反省しないで罵り続けて死刑になったどこかの狐の亜人にそっくりだね。(『バトリオウルトラガーディアンズ』での回参照」
コニレク「・・・へー・・・あなた、コニルクちゃんのこと知ってるんだ。」
不二咲「・・・それが何?」
コニレク「・・・何って・・・私はとーっても大切なかわいいかわいいコニルクちゃんの姉よ。タイムパトロールってやつらに連行されたせいであの子をゴミカス共から救え出せなかった自分に腹が立ってるわ・・・・・・情報によれば、コニルクちゃんを捕まえた人の中に、ウサギみたいな小柄な子がいたなんて聞いたことがあるけど・・・あなたの事だったのねぇ・・・徹底的に消し炭にしておかないと気が済まなくなったわ。」
不二咲「・・・どっちにしても、憂さ晴らしに人を殺したり、人を簡単にゴミカス呼ばわりしたり、明らかに自業自得な事するようなそっちだって悪いじゃん。」
コニレク「は??言い訳なんて聞きたくないわよ。あなたはコニルクちゃんの人生を奪ったようなものなのは大して変わりないでしょ?その時点で道理だとかあなたの言い分だとかなんて通るはずがないでしょー??バカなのー???それとも超絶単細胞のクズ野郎なのー?」
不二咲「・・・・・・っ」
・・・すると、不二咲を追いかけてきた大和田と石丸が。
大和田「不二咲ー!大丈夫かー!?」
石丸「・・・むっ!?あそこに怪我人がいるではないか!!」
不二咲「!大和田クンに石丸クン・・・!・・・2人とも・・・この人を医務室に連れて行ってあげて・・・さっきあそこの狐の亜人に深手を負わされてるから・・・」
アゼル「うぐっ・・・」
石丸「し、しかし・・・不二咲クンはどうするつもりなんだ!?」
不二咲「・・・ボクは・・・あの『コニレク』って人をどうにかするから・・・」
石丸「なっ・・・だがそういうわけにも・・・「行くぞ・・・」なっ・・・」
大和田「・・・ここから医務室まではそう遠くなかったはずだ。早いところこいつを医務室に連れてくぞ。」←アゼルを背負う
石丸「きょ、兄弟・・・「早くいくぞ!!」・・・っ!・・・分かった。」←大和田と共にアゼルを医務室に連れて行く
コニレク「・・・よかったの?お仲間をこの場から避難させちゃってさ。」
不二咲「・・・そっちこそ、会話してて隙だらけだったのを攻撃しなくてよかったのかな?」
石丸「・・・しかし兄弟、本当に大丈夫なのか?いくら何でも・・・」
大和田「・・・正直悔しいが、今あの狐女とまともに戦えるのはアイツしかいねぇ。・・・それに、お前だってわかっているはずだ。あの狐女、パッと見ただけで、滅茶苦茶ヤベェ奴だって事が伝わってくる。・・・今は不二咲を信じて行くぞ。」
石丸「・・・ああ。「待って・・・」むっ」
アゼル「あいつと正面から戦ったら・・・だめ・・・」
大和田「おい!あんまり動いたら尚更傷が悪化するんじゃねぇか?」
アゼル「・・・・・・そう・・・だったわね・・・そっか・・・私・・・負けちゃったんだね・・・・・・情けないし・・・悔しいなぁ・・・・」
一旦区切ります。感想まだ。
- VSダークアイ帝国使徒 ( No.387 )
- 日時: 2020/08/14 12:10
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
続き。VSコニルク戦
こうして、コニレクとの戦闘が始まった。
コニレク「・・・さーて・・・君、見たところ狙撃に適した魔法を使うみたいねー・・・・・・ということは・・・狙撃対決と行きましょうか・・・」
不二咲「・・・・!?」
するとコニレクは、姿を消すように素早く移動した。
不二咲「(い、一体どこに・・・・・・あの人、前にBUG依頼で倒したコニルクって人のお姉ちゃんなんだよね・・・それなら多分爆発関係の魔法を使うはず・・・それに、さっき『狙撃対決』って言ってたから・・・)・・・眼魔法『測定の天眼』!(魔導書を開き、『測定の天眼』を発動」
コニレク「爆破魔法『スナイパーボム』。」
コニレクは離れたところから、魔力弾を撃つ。
不二咲「・・・・・!!」←素早く避ける
すると、その魔力弾は爆発を起こした。不二咲はすぐさま避けたが、地面に当たったその魔力弾は半径1メートルほどの範囲を抉り取った。
不二咲「・・・・・!!」
コニレク「ふーん。超手加減してるとはいえ、あっさり避けちゃったか。・・・だーったら、術式で無咲様に能力を分け与えてもらったことでできるようになったことを見せてあげましょっと。」
不二咲は、『測定の天眼』で発生させた無数の魔眼でコニレクの位置を特定する。
不二咲「・・・よし。とりあえず位置は分かったけどぉ・・・・・・!!」
すると、また『スナイパーボム』が放たれる。
不二咲(!!また来た!)
不二咲はまた素早く避けるが、その途端に魔力弾は爆発した。
不二咲「うわぁっ!!?」
コニレク「フフフ・・・魔力の動きを読み取れるんだとしても、いつ爆発するかわからないからそうなるわよねぇ・・・・・・無咲様が持つUMAの能力を分け与えてもらったことで、自身の移動速度を速めたり、魔力弾の速度を変えられるだけじゃなく、厳密に言えばちょっと違うけど、爆発する時間をいつでも変更出来る。・・・さらに、私は視野が広い狐の亜人。遠くの物体も結構良く見えるから、なんだかんだで私は相手がどう動くのかも大体予測できる。イコール、私が放つ魔力弾は高確率で命中するってこと。・・・とりあえず、徐々に減るであろうあなたの体を守る魔力はいつまで保つかしらね・・・・・・さて、場所を移動しましょーっと。」←再び移動する
不二咲「・・・ううっ・・・思った以上に厄介だね・・・とりあえず、位置は予め特定しておいたけどぉ・・・・・・・!!」
体勢を立て直す暇すらも与えずに、『スナイパーボム』が容赦なく連続で放たれる。避けようとしても、UMAの能力が混じっているようで、不二咲の『眼魔法』だけではまともに対抗することができなかった。その結果、不二咲はかなりの大ダメージを受けてしまう。
不二咲「ぐっ・・・・どうしよう・・・・・妨害電波のせいでアルターエゴとも通信ができないし・・・このままじゃ一方的に攻撃され続けられるだけだよぉ・・・」
不二咲『・・・うう・・・体のあちこちがまだ痛い・・・流石にちょっと無理しちゃったなぁ・・・一人でこっそり特訓するのは失敗だったかなぁ・・・』
ロゲルド『・・・おいお前、さっきからごちゃごちゃうるせーぞ。』
不二咲『!!?えっと・・・たしか『怠惰』だとかの・・・『ロゲルド』さん・・・だったかなぁ・・・何でここにいるのぉ・・・?』
ロゲルド『それは半分こっちのセリフだ。ここはラブカシティとバトリオシティを繋ぐいわゆるショートカット隠し通路だよ。俺やラミカ様くらいしか知らないようなやつだがな。』
不二咲『そ・・・そうだったんだ・・・』
ロゲルド『・・・ところでお前さぁ、さっきから独り言が駄々洩れだったけど、特訓してるんだって?なーんでそんなめんどくせーことしてんの?』
不二咲『そ、それは・・・』
ロンゲル『・・・お前、やっぱ男なんだろ?』
不二咲『!?!??!えっ、ちょっ、あのっ・・・』
ロゲルド『・・・分かりやすく動揺するなや。・・・まあ、お前の声色からお前の性別くらいはおおむね予想できるんでな。・・・で、無理に言わせようとはしないが、さっき特訓だのなんだのしてた理由を聞かせてもらおうか。』
不二咲『・・・ボク・・・ちょっとコンプレックスがあって・・・本当はちゃんと『男』としてみんなと仲良くなりたいんだよぉ・・・まぁ、最近ボクが男だっていう事を知った人が結構続出しちゃったんだけどぉ・・・・・・とにかく、ボクは強くなりたいんだ。』
ロゲルド『・・・それじゃあ、お前は今でも自分の事を弱いとでも思っているのか?』
不二咲『えっ・・・それは・・・』
ロゲルド『・・・お前は今でも十分強いと思うぞ。なんせ、この俺と対等に戦えた奴は、ラミカ様や他の『七つの大罪』名乗ってるやつの一部以外ではお前が初めてだったからよぉ。あの時俺にぶつけたお前の実力というモノは本物だしな。お前が使えるようになったその『眼魔法』・・・それも自分の実力とか強さの内だろ?それに、お前は『超高校級のプログラマー』らしいな。その才能をもってして特性の武器を作り上げたんだろ?
・・・要するに、人は誰も最初から弱いなんてことは無ぇんだよ。人は、自身がもつ個性をうまく活用して、人それぞれ強くなるものだと俺は考える。お前は『個性』とか『才能』だとかをたくさん持っている。お前が使える眼魔法だって個性だ。違うか?・・・お前がちゃんと男として人と向き合いたいってことは否定しない。・・・だが、まずは自分の個性を活かす。それこそ、『強くなる』っつーものだ。多分だがな。』
不二咲『・・・・・・・!』
不二咲(・・・そうだ・・・そうだよぉ!自分なりに強くなる方法を考えて・・・その結果としてボクは、1週間かけて今のボクなりに・・・みんなを守るために作り上げたあれがあったよ・・・!)
コニレク「・・・は~ぁ。さっきから避けようとしてばかりでほとんど何もしてこないわねぇ。・・・まあいいわ。さっさととどめを刺そう。・・・私からコニルクちゃんを奪ったことを後悔しなさ・・・・・・ん・・・?」
すると不二咲は、魔導書を開き、魔導書の中から(通常の50倍ほどの大きさの)ロケットランチャーのような武器を取り出した。
不二咲「・・・・眼魔法・・・『絶対的命中魔眼砲』。」
コニレク「・・・なにあれ。当たったらさすがにヤバそうだけど・・・・・・まあ、今の私にあんなのが当たるわけないでしょ。」
不二咲「・・・・はぁっ!!!(魔眼砲を発射する」
魔眼砲から発射された極太レーザーは、コニレクに向けて一直線に放たれた。
コニレク「・・・無駄無駄無駄無駄。そんなレーザー簡単に避けれるわよ。・・・(軽やかにかわす)・・・ほーらね!」
不二咲「・・・・・(ニヤッ」
すると、魔眼砲レーザーは急カーブして、再びコニレクにロックオンされる。
コニレク「えっ、ちょっ・・・噓嘘嘘!!?まさかの追尾効果ってやつ!!?・・・こうなったら・・・」
コニレクは不二咲に近づき、ゼロ距離で攻撃しようとする。
コニレク「こうなったらやぶれかぶれよ!!このまま・・・」
不二咲「・・・何か肝心なことを忘れてないかなぁ?(エネルギー銃を向ける」
コニレク「あっ・・・」
不二咲はエネルギー銃で放ったエネルギー弾をコニレクにクリーンヒットさせた。
それにより、コニレクはそのまま先程放った魔眼砲レーザーも命中。コニレクは一撃必殺並みのダメージを受けてそのまま戦闘不能になった。
不二咲「・・・『人生を奪った』・・・たしかにそれは間違ってはいないかもしれない。
・・・でも、だからって、何が理由でも、対象に罪があったんだとしても、何をやったって許されるわけじゃないよ。」
不二咲千尋、逆転勝利デェス!!!
一旦区切ります。感想まだ。
- VSダークアイ帝国使徒 ( No.388 )
- 日時: 2020/08/14 12:15
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
続き
コニレク「ぐふ・・・・・・・」←拘束された
不二咲「・・・とりあえず、何とか倒せたけど・・・・・・・あれ・・・?」
不二咲は、付近に何か装置があるのを発見する。
不二咲「・・・あれって・・・妨害電波装置かなぁ・・・・・・とりあえず、会場全体を妨害電波で覆うのにはちょうどいいくらいの・・・・・・よし、時間はかかるもかだけど、あの装置をハッキングして妨害電波を解除できそう!」
<ステージ付近の観客席エリア>
一方その頃、『ブラックスチームナイトメア』のリーダーである『シゲツ』は、現在ダークアイ帝国使徒の傘型UMAと対峙していた。
シゲツ「くっ・・・・」
・・・だがしかし、シゲツはその傘型UMAと何とか対等に戦うことはできていたものの、傘型UMAは互角のダメージを受けているのにも関わらず、平然としていた。シゲツは傘型UMAの攻撃をもろに喰らっているため、立っているのが少し辛くなってきていた。
傘型UMA「・・・ドウシタ少女ヨ。モウ限界カ?」
シゲツ「・・・そんなことは一言も言ってないぞ・・・・・・水魔法『ストリームランス』!!(水の槍を飛ばす」
傘型UMA「・・・・・(水の斬撃を飛ばす」
傘型UMAが放った斬撃は、シゲツの魔法を相殺した。
シゲツ「・・・くそったれ・・・・」
傘型UMA「・・・・・サテ、ソロソロトドメヲ刺ストシヨウカ。(水の極太レーザーを放つ」
シゲツ「!!マズイ・・・今の状況であれを防ぐのは・・・・・・!」
傘型UMA「・・・コレデ終ワリダ・・・・・!!」
すると、シゲツの前に何者かが飛び込んできて、ボディカウンターで極太レーザーを跳ね返した。
傘型UMA「ナッ・・・コレハ想定外・・・ウオッ!?(避ける」
・・・砂煙が止むと、そこにいたのは『キングクルール』だった。
キングクルール「・・・ケッ。避けたか。」
シゲツ「・・・お前は・・・一体・・・?」
キングクルール「へっへっへ。・・・何を隠そう。俺様はクレムリン団総帥である『キングクルール』様というのは俺の事だ。」
シゲツ「誰?」
キングクルール「・・・って、知らんのかい!!?」
シゲツ「しゃーないだろ・・・あたしはそういう厳密なことを把握してるわけじゃないからよぉ・・・」
キングクルール「あーそうか・・・・・・カービィ達を知ってるだろ?そいつらの身内みたいなモンだよ。」
シゲツ「・・・あー・・・なるほど。」
キングクルール「・・・そういうわけで・・・そこにいる傘野郎。お前一体何なんだ?少なくとも、ダークアイ帝国側なのはわかるけどな。」
傘型UMA→ブレラレン「傘野郎トハ失礼ナ。・・・私ハ『UMAダクリュー』ト呼バレテイル『ブレラレン』・・・トイウ者ダ。私ガ持ツ能力ハ、水ヲ発生サセ思ウガママニ操レルトイウモノダ。私自身ガ発生サセタ濁ッタ水ニ限定サレルガナ。・・・タシカニ、私ハダークアイ帝国側サ。」
キングクルール「・・・だとすれば・・・やるか?」
ブレラレン「・・・マァ、命令デハアルカラナ。・・・ダガ、コノ私ニ勝ツコトガデキレバ、イイ情報ヲ教エテヤルヨ。・・・・勝テタラダガナ。」
キングクルール「・・・あっそう。・・・おい、お前たしか『シゲツ』だったか?・・・下がってろ。今のその状態じゃどうこうできないだろ。」
シゲツ「・・・・・だよなぁ・・・・・」←物陰に下がる
ブレラレン「・・・デハ、戦オウデハナイカネ。(渦潮を2発放つ」
キングクルール「うお!早速来たか!・・・だが、俺の腹の硬さをなめちゃ困るぜ!(もう一度ボディカウンターで跳ね返す」
ブレラレン「・・・案ノ定ソウナルカ。・・・ダガ、イクラ跳ネ返ソウト、ソレヲ操ルコトハマダ可能ダ。」
ブレラレンは、キングクルールが跳ね返した渦潮を操り、再びキングクルールに向けて渦潮を放つ。ただし今度は背後に。
キングクルール「!!チイッ!!」←避ける
ブレラレン「・・・ヤハリナ。オ前ガ使用スルカウンタート反射技ノハイブリット技・・・マァ、ソレニ限ラズ、反射技ハ背後カラ来ル攻撃ヲソノ攻撃ヲ放ッタ相手ニ向ケテ跳ネ返スコトナドハデキナイカラナ。」
キングクルール「・・・だが、それを知っただけで俺様を倒せるわけじゃねーだろ?」
ブレラレン「・・・マァタシカニソレハソウダナ。・・・ダケドナァ、私ノ持ツ能力ハ、サッキノ少女ガ使ウヨウナ魔法トハ違ッテ、『上限』ダトカ『限界』ダトカトイウモノガ無イノダヨ。ダカラコソ、私ノヨウナ者ハ『UMA』ト呼バレテイルノダヨ。何ダカ皮肉ナモノダロ?」
キングクルール「・・・・・そんなもん知らねーよ。」
ブレラレン「・・・マア、ソウ理解シニクイノハ分カルサ。・・・ダガ、君ガ私ニ勝テルトイウ保証ハナイダロ?・・・トイウカ、君デハ私ニハ到底勝テナイダロウナ。」
キングクルール「・・・それを決定付ける証拠があるのかい?」
ブレラレン「・・・簡単ナ事ダ。」
ブレラレンは大量の水の手を発生させる。
ブレラレン「・・・カウンター技トハ、『掴ム』トイウ動作ニ非常ニ弱イ。貴様ヲコノ大量ノ水ノ手デ拘束シテ、存分ニ地面ニ叩キツケテシマエバ余裕デ勝テルハズダガナ。」
キングクルール「・・・それなら、拘束される前にこいつでぶっ放せばいいだけだ。」
キングクルールは、『ブラストマティック砲』のようなデザインのブラスターを取り出した。
ブレラレン「・・・何ダソレハ?」
キングクルール「へへっ。こういう時にあいつらと共同で作り上げたブラスターだ。元になった『ブラストマティック砲』とは威力が劣るが、こいつから放たれるレーザーを食らえばひとたまりもないぜ?(レーザーを放つためのチャージをする」
ブレラレン「ホウ。ナカナカ趣味ノ悪イ。・・・ダガ、ソノ武器、ドウヤラ放ツノニ時間ガ必要ナヨウダナァ。恐ラク放ツノニオヨソ1分・・・ダガ・・・・・・ソノ1分デハ間ニ合ワン!!(水の手で拘束しようとする」
キングクルール「・・・へっ。1分で十分だぜ。」
ブレラレン「ヌ・・・・・・?」
すると、物陰から何者かが飛び出してきた。
「水魔法『拡散・ストリームランス』っ!!!」
無数の水の槍が放たれ、ブレラレンが生産した水の手を退ける。
ブレラレン「ナッ・・・・・」
シゲツ「・・・好都合だったなぁ。お前がワニのおっさんに気を取られてたお陰で少しでも魔力が回復したよ。」
キングクルール「おっさんって言うなや!!?・・・だが、これで終わりだぜ!」
ブレラレン「・・・・・チッ・・・・・・判断ミス・・・トイウヤツカ・・・・」
そして、ブラスターから放たれたレーザーはそのままブレラレンに命中した。
ブレラレン「グハァッ・・・・・」
キングクルール「・・・見くびったな。・・・まあ、お前が水魔法の女を逃がしたことがもっともの敗因なんだがよぉ。」
シゲツ「・・・うっ・・・(よろける」
キングクルール「!!おい!さっきは助かったが無理するな!(シゲツを支える」
シゲツ「・・・ごめん・・・」
キングクルール「・・・しゃーねぇ・・・この傘野郎を拘束した後、こいつを医務室に連れていくか・・・「チョット待チナ・・・」ん?」
ブレラレン「・・・オ前ハ私ニ勝ッタンダ・・・・・・コイツヲ受ケ取レヨ・・・」
ブレラレンは、キングクルールにUSBメモリをキングクルールに投げる。
キングクルール「?これは何だ?」
ブレラレン「・・・ソノUSBメモリニハ、ダークアイ帝国ガ関ワッテイル裏社会組織ノ大半ノ居場所ナドノ情報ガ入ッテイル。ソレヲ調ベレバ、ダークアイ帝国ノ戦力ハ駄々下ガリダロウヨ。」
キングクルール「・・・そんなスゲェ情報をあっさり渡しちまっていいのか?」
ブレラレン「・・・実ハナ、ダークアイ帝国ヨリ上ノ裏社会組織トモ協力シテモラッテイルノダガ、ソノ一部ガ実ニ酷クテネ。・・・今回ノ襲撃モソノ組織ニ気ニ入ラレテイル奴ガ絡ンデイルンダヨ。・・・トイウカ、本来ハ『アイツ』ノ悪事ヲ明ルミニ出スノト始末ダケデ済マセルハズダッタノダヨ。」
キングクルール「・・・アイツって・・・誰だ?」
ブレラレン「・・・ソコニイル『シゲツ』・・・トイウ少女モ、アイツニ関スル噂モ少シハ聞イテイルダロウ?」
シゲツ「噂・・・?
・・・・!!おいワニのおっさん!「おっさん言うな!!」あ、悪い・・・;・・・とにかく、早く急いでVIPルームに・・・・」
キングクルール「・・・・・・えっ?」
一旦区切ります。感想まだ。
- VSダークアイ帝国使徒 ( No.389 )
- 日時: 2020/08/14 13:15
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
続き
<スタジオエリア付近>
ニット「・・・もうっ!あの場所からスタジオエリアまでは近いはずなのに、何でこの辺りにやたらと氷の壁ができてるのよっ!!?」
その頃、スタジオエリアに向かっていたニットだったが、何故か配管の無数のひび割れから不自然にできていた氷の壁のせいで遠回りする羽目になっていた。
ニット「・・・ハァ・・・ハァ・・・やっとスタジオエリアに到着したわ・・・・・・よし、扉は凍ってないわね・・・・・・それにしても、あの氷の壁・・・やっぱり魔法かしら・・・」
そして、スタジオの扉を開けてスタジオエリアの中に入っていく。
ニット「なっ・・・・」
スタジオエリアに入っていったら、ダークアイ帝国使徒と思われる青髪の籠手男棒人間がヴァーレンに深手を負わして失神させていた。
ヴァーレン「ううっ・・・・・(失神中」
青髪の籠手男棒人間「・・・・新手か・・・参ったな・・・滅茶苦茶手こずってやっと片付いたのによぉ・・・」
ニット「・・・・・(魔導書を開いて攻撃準備」
青髪の籠手男棒人間→フリザ「・・・案の定そうなるか・・・・・・一応戦う前に名を名乗っておこう。俺は『フリザ・Q・ヴェルム』。分かりやすく『フリザ』と呼ばれている。ちょっと訳ありでダークアイ帝国に加担している身だ。・・・話を変えるが、お前の名は一体何だ。」
ニット「・・・私は『ニット』よ。」
フリザ「・・・そうか。・・・ニットよ。お前は何故俺たちに歯向かう。お前たちは俺たちの何を知ってダークアイ帝国を倒そうとしているんだ。」
ニット「・・・・・・?」
フリザ「・・・まあ、予想通りの反応だな。」
すると、フリザは黒いサングラスをかけてこう言い始めた。
フリザ「・・・お前はこの世界・・・というか、世の中に不純物と言えるものが多すぎるとは思わないか?・・・不純物・・・というか、あまりに身勝手な人間が多すぎると思ったことはないか?」
ニット「・・・・・・!!」
フリザ「・・・世の中はあまりに酷すぎる。地位や名誉、信頼を失いたくないがために、自身が犯した悪事や罪を隠し、更に人によってはその罪を他人に押し付けたりまでしてやがる奴、自分の理想というものを部下や他の会社の人間に押し付け、そいつらの個性を殺すようなことをしている奴、気に入らないやつを徹底的にいじめて、ターゲットにされた人間を最悪自殺にまで追い込む奴等々・・・そんなDQNだとかの非常識、マナーが悪い等という知識や知能が乏しい粗暴な奴等・・・世の中そんなふざけた思考のやつらが多すぎる。・・・まあ、もちろんすべての人間がそうではないのはわかっている。だが、悪人より善人の方がよっぽど怖いと考える奴等もいる。・・・例えば、誰かの家族や親しい連中が犯罪を犯した、もしくは冤罪で逮捕されたとする。・・・そうなって、世間に報道された途端、そいつらが世間からみられる目はガラッと変わりやがる。仕事先で『犯罪者の子供』だとかと呼ばれ、名前等を偽ったりしない限りまともに働けなくなったりとかな。しかも、ネットで誹謗中傷とかで叩かれたり、あちこちから特ダネとかスクープ目当てで記者がわんさか押しかけてきて追い打ちをかけてきたり・・・そのように、世間から平等な扱いを受けてもらえなくなる。流石に例外もあるんだろうけどよぉ。仮に、その人の関係者等の無実が証明されたりした際、所によっては警察とかは全く反省せずに、誤認逮捕や冤罪逮捕の補償を行おうともしない奴等までいる。・・・まとめると、俺はそういうモラルとかそういうのがない人間が大嫌いだ。・・・実際、ダークアイ帝国の上層部辺りに、身勝手且つ自身の腐った幻想とか理論とかを他人に押し付けるような魔導士が何故か数え切れないほどいたからなぁ・・・正直、嫌気が差してたんだよなぁ・・・」
ニット「・・・それなら、どうしてダークアイ帝国に・・・」
フリザ「『どうしてダークアイ帝国に加担しているんだ』って?・・・簡単だ。俺は『復讐』という利害の一致で手を組んでいるだけだ。」
ニット「復讐・・・・・?」
フリザ「・・・そうだ。この際話しておく。・・・ざっと3年前、俺はどっかの某企業に真面目に働いてはいたが、もともと持っていた自身の変わった魔法と、上司に俺の仕事ぶりが結構評価されてたことで、社内で同僚や先輩後輩とかに嫉妬されて陰口を毎日のように言われてきた。少しだけは慣れていったんだけどな。それでも、毎日のように陰口を言われてたもんだからよぉ、会社で働くのに少し嫌気が差してた。・・・それとはまた別で、俺には妹がいてな。どういうときでも笑顔を忘れることは滅多に無かった。妹は高校を卒業した後3年くらいで花屋を開いた。・・・売り上げはそこまで伸びなかったから、従業員を雇える余裕もなく、俺が手伝いに行くとき以外は殆ど一人で働いてたし、俺が成人になった時に両親がぽっくり逝っちまったもんだから、結果的にアパート暮らし。そうなると、1ヶ月分の家賃と食品や電気代水道代をどうこうするのも少し苦しかった。・・・それでも、社内でやたら妬まれてた俺には、妹の笑顔が唯一の支えだった。というかもはや俺には妹が人生の全てだみたくなってたけどな・・・
・・・・・そんなある日、俺が手伝いに来ていた時・・・黒服の男2人組が妹の花屋にやってきてな。そしたら、どこの人間かも名乗らずに突然『この土地を売ってほしい』って言ってきた。当時あの花屋の土地は、両親の保険金を使って買ったものだから、土地の権利書は妹が持っていた。当然俺と妹は、有り余った大金を見せられても花屋の土地を売ることを何が何でも拒んだ。何度も拒んだら2人組は大人しく帰っていったけどな。
・・・だがその数日後、妹が死んだ。」
ニット「えっ・・・・・・?」
フリザ「・・・遺体を調べると、背中に銃弾と、その銃弾で打ち抜かれたと思われる痕が残っていたから、他殺だということはすぐ断定できた。・・・だが、警察がどれだけ厳重に調べても証拠が一切見つからなかった。妹が殺害された場所には、監視カメラがあったんだが、ハッキングされたらしく、妹が殺害される少し前から殺害された少し後の時間までのデータが奪われていた。・・・結果、今でも解決していない未解決事件の一つになっている。・・・妹を失って絶望していた俺は、ショックのあまり、1ヶ月以上は食事をとること以外の動作が何もできなかった。・・・上司からも言われて、俺は会社を退職した。それと、妹が営んでいた花屋の土地は、俺が権利を引き継いだんだとしてもどの道手放すことになっちまうんだろうし・・・結局、どっかの公益財団に土地を買い取られちまった。1ヶ月後には解体工事をされる。早くしないと妹が頑張って営んできた花屋の面影とかはなくなる。
・・・こうして、アパートも追い出されて、行き場を完全に失くして時がたっていった・・・・・・そんな時、2ヶ月前。無咲さんと出会った。行き場がないって言ったら、ダークアイ帝国本部に連れていかれてな。・・・それで、今までの事を色々根掘り葉掘り言わされていったんだが・・・・・・その後、真実を教えてもらったんだ。妹を殺害した真犯人の事をな。ダークアイ帝国より格上の裏社会組織に気に入られている『アイツ』が『言う事を聞かなかったから殺した』何ていう理由で殺したと・・・花屋に押しかけてきた2人組は、アイツの表社会側の部下らしくて、裏社会組織を後ろ盾にしていることは全く知らないようだったが・・・・・・犯人を決定づける監視カメラの映像をアイツが気に入られている裏社会組織に頼んで映像データを奪ったらしいと。
・・・そういわけだ。だから、俺はアイツへの復讐のために、無咲さんと利害が一致したことで、俺はこうしてダークアイ帝国に加担している。無咲さんがどういう理由でアイツに復讐しようとしてるのかは知らないがな。」
ニット「・・・そういうこと。・・・・ていうか、『アイツ』っていったい誰なの?・・・それに、どうしてわざわざこんな大事に・・・」
フリザ「・・・そう。たしかに、本来ならアイツを暗殺した後に、あいつが行っていた悪事を全て明るみに出すだけでよかったんだ。・・・それなのに、アイツが『もう面倒くさくなっちゃったからぶっ壊しちゃってくれない?』・・・何てダークアイ帝国に頼んできやがったんだ。・・・一応アイツが気に入られている裏社会組織とは手を組んではいるが、どっちにしろダークアイ帝国より格上。結局頼みを断ることは不可能だった。」
ニット「・・・だから、『アイツ』って誰なのよ・・・!?」
フリザ「・・・お前も少し聞いたんじゃないか?アイツに関する噂をよぉ・・・・」
ニット「噂・・・・?
・・・・・・・あ、そういうことね。(魔導書を開いて攻撃態勢をとる」
フリザ「・・・とりあえず、理解が早くて助かるよ。・・・だが、戦う前に・・・」
するとフリザは、ヴァーレンに何か液体薬をかけ、その後魔導書を開き、魔法で氷を作り、ヴァーレンを拘束する。
ニット「!!ちょっと・・・何をやったの!?」
フリザ「慌てるな。今投げたのはただの回復薬だよ。出血を止めるくらいの効果しかないけど。・・・それに、復帰してしまっても面倒だがな。・・・というわけで、勝負と行こうじゃないか。」
フリザは、水筒を天井に投げつけた。そしたら、何故かその水筒は破裂して、辺り一面水浸しになった。
ニット「!!?」
フリザ「・・・さぁて、俺に勝てるかなっ!!?(水浸しの床に手を触れる」
すると、辺り一面が凍って、更に床から氷でできた無数のイバラのようなものがニットに向けて攻撃してきた。
ニット「・・・はぁっ!!!」
ニットは糸魔法を使用し、糸でドリルのようなものを作って氷のイバラを破壊していく。
フリザ「・・・なるほど。なかなか珍しい魔法だな。・・・だが、俺のも十分珍しいがな!」
フリザは先程破壊された氷のイバラの破片をニットに投げる。そしたら、その破片は水蒸気爆発を起こした。
ニット「!!?危ないわねっ!?」
フリザ「隙ありだ!!(もう一度氷のイバラを作る」
ニット「くっ・・・・・!(魔力の糸で壁を作りガードする」
フリザ「・・・チッ。糸と言っても。束にすればやっぱ固いか。」
ニット「・・・それにしても、あなたの魔法って何なのかしら?氷魔法とは違うみたいね・・・」
フリザ「・・・そう。俺の魔法は『状態変化魔法』。液体を気体、もしくは固体に、固体を液体、もしくは固体に、気体を液体、もしくは固体に・・・・・・と言うように、俺の魔法はそういう理科とか科学とかそういう類いなんだよ。決して魔力で無から氷を作るわけではないが、使えないわけではない。水分さえあれば、いくらでも攻撃材料を増やせる。すなわち、空気中からでも水分さえあれば、氷や水を作ることができる。当然、状態変化では質量を変えることはできないからどの道限度はあるのだがな。」
ニット「・・・そう。だったら・・・糸魔法『バタフライスパークリング』!!(糸で蝶を作り出す」
フリザ「!!電気属性の技を持ってるとはな。・・・だが、その魔法技、調に接触しなければ意味はないだろう。」
ニット「そんなことはわかってるわよ!!」
フリザは、氷を作って蝶を凍らせる。その矢先に、ニットは隙をついて糸で作ったドリルでフリザに攻撃しようとする。
フリザ「うおっ!!」←わずかに掠る
ニット「・・・一応当たったけど・・・わずかに掠っただけね・・・」
フリザ「・・・なかなか考えるじゃないか。・・・だが、下手に攻撃するのは逆効果だと思うぞ?」
ニット「えっ・・・?」
フリザ「・・・知ってるか?人体の70%は何でできているのかをよぉ!」
フリザは、かすり傷から流れてきた血液から氷の刃を作り出す。ニットは攻撃を避けようとするが、所々に刃が掠ってしまう。
ニット「くっ・・・・」
フリザ「・・・そう。水分。血液にも水分は十分含まれるからな。・・・だが、体内に含まれる水分を使いまくると、下手すりゃ水分不足で脱水症状とかを起こしちまう。・・・そこで、俺が着けている籠手の出番だ。この籠手は、魔力の水を加工している魔道具でな。これを付けていれば、使用する水分を本来の10倍にまで水増しさせることができる。さっき破裂させた水筒も、質量を10倍に増やしたことで、破裂してこの辺りがすぐに水浸しになったのさ。よって、『状態変化魔法』のデメリットを減らせるんだよ。」
ニット「・・・どの道、一撃で倒さないとダメっていう事ね。」
フリザ「そういうこと。・・・ま、これ以上反撃のスキは一切与えないけどな。・・・言ってしまえば、俺の手がお前の肌に触れたら、水蒸気爆発とかで簡単にお前を殺すことも可能な。まあ、俺はあくまでアイツに復讐するためだけに動いているから、アイツ以外を殺すつもり何て一切ないから。」
ニット「・・・わざわざ手加減どうも。」
フリザ「・・・とりあえず、君にも少し眠ってもらうよ。(氷の刃を生産して襲い掛かる」
ニット「!!来る・・・!・・・今よ!!!」
フリザ「?一体誰に言って・・・・・・!!?」
すると、フリザの動きが突然鈍る。
フリザ「なっ・・・一体何故・・・」
ニット「・・・私に気を取られてくれたおかげでうまくいったわ。」
バタフリー「私の『しびれごな』はどう?」←フリザの背後にいた
フリザ「なっ・・・『しびれごな』だと・・・!?」
何と、ニットは事前にバタフリーをモンスターボールから出しておいていたらしく、フリザがやたらと色々話をしていた際にうまく背後に回り込んでいたようなのだ。
ニット「それじゃあ、行くわよ!!」
フリザ「・・・なーんてこったい・・・」
ニット「行くわよバタフリー!(糸でクモの巣を張る」
バタフリー「オッケー!・・・ということで・・・ギガインパクト!!!」
バタフリーは、ニットが魔力の糸で作ったクモの巣をバネにして、大技ギガインパクトを放つ。しびれごなでマヒ状態になっているフリザは避けることができず、そのままダイレクトアタックを喰らうのであった。
フリザ「あがっ・・・・」
ニット「・・・よし!勝ったわね!」
1分後・・・
フリザ「・・・・・・」←ニットに拘束された
ニット「・・・それじゃあ、早くこの子を医務室に連れて行かなきゃ。(失神しているヴァーレンを背負う」
フリザ「・・・待てよ・・・」
ニット「・・・何?一応まだ警察が来てないから、あなたも問答無用で連れて行くわよ?」
フリザ「・・・そっちじゃねぇよ。・・・・・・分かってるかもしれないが、早いとこ急いだほうがいいぞ。何が何でもアイツがやっている事を絶対に許してはならない。」
ニット「・・・そうね・・・急ぎましょ。」
こうして、ダークアイ帝国使徒3名を何とか無事撃退したのであった。
・・・しかし、『アイツ』とは一体・・・・・・?
「・・・チッ・・・期待はこれっぽっちもしていなかったが・・・役立たずめ。」
続く。感想OK。
- Re: ウルトラワールドでの日常 ( No.390 )
- 日時: 2020/08/14 12:49
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: RHpGihsX)
こんにちわ!桜木霊歌です!
霊歌「分かんない・・・でも、ブレラレンやフリザが簡単に情報渡すくらいだし・・・よっぽど碌でなしな人達なのね・・・」
ソニック「大事な奴を失う苦しみが、一番辛いよな」
優衣「比較的、フリザさんには同情はできますが・・・」
次回も楽しみに待ってます!
PS 日常を更新したので、時間があれば見てください!
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