二次創作小説(新・総合)

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ウルトラワールドでの日常
日時: 2020/12/29 16:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

皆さんこんにちは。おろさんという者です。
他の作者方のクロスオーバー小説に憧れてこの小説を執筆することにしました。
まだまだわからないことが多いですが、よろしくお願いします。

~注意事項~

・この小説はクロスオーバー小説です。
・一部キャラ崩壊やオリキャラ・オリジナル設定などが含まれています。
・不定期更新です。
・荒らしや誹謗中傷はお断りしています。
これらを承知してお楽しみください。

タグ クロスオーバー ダンガンロンパ 東方project ポップン スマブラ・スマブラ関連 名探偵コナン 
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【腐女子化・腐男子化 不憫化 裸族化 ギャグカオス化 キャラ崩壊要注意 (キャラ設定撤廃に関して>>440】(等


BUGの依頼応募用紙(ギルド小説と分別しましたので依頼はそちらでお願いします)>>180

武器商人のお医者さん ( No.441 )
日時: 2020/11/16 19:46
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

・・・何かとちょいちょい登場していたあの赤髪トンガリ少女『西沢貞奈』。遂に彼女の謎が明らかになる・・・!?・・・他にもいろいろ判明しそうな今回です。



<エンダーマンション付近>

久留井「それでハ、行ってきまス。」←コートを着てどこかに出かけていく

雨宮「いってらっしゃいませ。・・・久留井様・・・たまに一人で出かけていくことがありますけど・・・気になるところですが・・・むぅぅ・・・」



小泉「・・・行ったみたい・・・」←物陰に隠れていた

・・・『西沢貞奈』を見つけるべく、彼女と関係がある『天風久留井』の後をつけようとする小泉真昼。

小泉「・・・さて、早く追いかけに行こう・・・と言いたいところだけど・・・(後ろを見る」


佳奈子「・・・本当にあの時の赤髪の人と関係あるの?」

ヒカル「はい・・・雨宮さんはそう言っていましたし・・・」

マリオ「・・・ところで、その『西沢貞奈』って人?・・・なんだかどこかで見たことあるんだよね・・・」

名堀「そうなのか?」

関城「むむむ・・・なんか色々ややこしくなりそうな気がするけど・・・」


小泉「・・・なーんでついてきちゃったんだろう・・・;」

色々あって、この人たちがついてきたんです。

小泉「・・・で、何でついてきたのよ;まぁ何となく察しはつくけど・・・」

佳奈子「まぁね・・・あの貞奈って人、何故かウォッチ持ってたしさ・・・調べる必要はあるだろうし。」

小泉「・・・とにかく、久留井ちゃんに気づかれないように行くわよ。」←久留井を追う


7分後・・・


<駅付近>

久留井「~~~~♪」←駅に向かって行く


関城「お、駅に向ってるね。」

名堀「・・・電車に乗るのか。・・・あそこはラブカシティに行くやつだったな。」

マリオ「・・・ラブカシティって、前に協力関係を結んだところじゃないか。「・・・あれ?兄さん・・・?」・・・え?」

すると、後ろからルイージがやって来ました。オヤ・マー博士と、『UMAペイント』の『レリス』も後からすぐにやってきたのです。

マリオ「ルイージ?それにオヤ・マー博士と・・・誰?」

レリス「『レリス』と申します。」

ルイージ「・・・それで、一体どういう状況なの・・・?」←オバキュームを背負っています

小泉「・・・アタシが説明するね。・・・(事情を説明中・・・」


オヤ・マー博士「なるほど。ならばちょうどいい。わしらも諸事情でラブカシティに行くところだったのじゃ。車を使おうとしたが、生憎修理に出しておってのう・・・」

ヒカル「そうでしたか。・・・それなら、一緒に行きましょう。」


(久留井に気づかれないように)電車に乗って約10分後。(尚、レリスに関しては電車内で説明しました。(レリスに関しては>>410-414参照)


<ラブカシティ駅>


久留井「・・・早いところいきますカ。」←すぐさま駅を出て行った


15秒後

<ラブカシティ>

小泉「・・・ここがラブカシティ・・・」

マリオ「大自然の中にある常夏の街って聞いたけど・・・随分と神秘的な所だね。」

ヒカル「・・・そういえば、オヤ・マーさん達はどういう理由でラブカシティへ?」

オヤ・マー博士「今日の朝、招待状が届いてのう。どうやら誰かさんがわしの発明品に目を付けたらしいのじゃ。それと、『そちらが捕まえたというキングテレサの事を調べたい』・・・というわけでな。貴重なオバケコレクションも見せてくれるようなので行くことにしたのじゃよ!」

ルイージ「オヤ・マー博士、こういうのに目がないんだよ・・・;」

オヤ・マー博士「だから、オバキュームを使いこなしてくれるルイージ君と、わしが作った義足『スーパーメタルレッグ』を付けておるレリス君にも来てもらったのじゃ。あと、前の時みたいに騙されるといけないからのう。」

レリス「オヤ・マーさんの発明、ずいぶんとすごい物ばかりですからね。」

マリオ「それは確かにそうだけどさ・・・;」

佳奈子「(そういえばこういう個性すごい人結構いるなぁ・・・)「・・・あれっ?・・・貴方達は確か・・・」・・・ん?」

・・・突如声がしたので後ろの方向を見たら、そこには『シゲツ』、『ヴァーレン』、『アゼル』の『ブラックスチームナイトメア』の3人がいました。

シゲツ「えっと・・・ごめんほぼ全員初対面だからあんまりわからねぇ;BUGの関係者だとかということならわかるけど・・・」

アゼル「しっかりしなさいよ・・・;」

シゲツ「なんだよ。アゼルの方だってどうなのさ。」

アゼル「ギクッ;」

ヴァーレン「・・・図星。」

アゼル「うっさいわね!(半泣き」


小泉「・・・えっと・・・」

マリオ「この3人はカービィ達と面識があるんだって。」

ヒカル「・・・あの、何故ここに来たんですか?」

シゲツ「いや・・・何分か前に3人で今後の事とか世間話とか色々話してたら久留井のやつを見つけたんだよな。・・・たまにああやって出歩くから、滅茶苦茶気になってたんだよな。それで後を付けてみた。」

名堀「・・・そんなに出歩くこと多いのか?」

ヴァーレン「はい。彼女とボク達は同じ事務所なので、事務所内でこの話題が飛び交っているのをよく耳にします。」

関城「へぇー・・・」

アゼル「・・・で、何でアンタたちは久留井の後を付けてるのよ。」

小泉「・・・これ以上の話は後にして。じゃないと久留井ちゃんを完全に見失ないそうだから・・・;」

一同「あっ・・・・・;」



~補足~

・ブラックスチームナイトメアの3人の服装等(かなりしっくりくるようなので私生活でもアイドル衣装としても来てたりするらしいです)

シゲツ:スチームパンクの水色のフリル水着みたいな服装(というか、水着とのハイブリットらしい(スチームシティで市販で売っているが、自分が着ているのは自分で少し手を加えたもの)。本人曰く、『何故だかおなか出してるやつが可愛いし結構しっくりくる。あと、休みの日とかはソロキャンプとか水浴びとかやるからこの服装でいることがほとんど。』らしい)と、スチームパンクのロングジャケット(ラッシュガードとのハイブリットらしい。通気性がちょうどいいので冬でも普通に着用できる)、あと左辺りに目玉の髪留めを付けている(何故か左半分の髪の毛が結構伸びやすく、切ってもしばらくしたら髪が伸びて結局左目が隠れてしまうので母親が付けていたのを付けたらしい)。

ヴァーレン:黄緑色のパジャマワンピースをスチームパンク風に魔改造したやつ。というか安眠を求めるどこかの囚われの姫の服装にちょっと近い。あとつけられるところにぬいぐるみストラップとか金属物(鎖とか)をありったけつけていて、着用する時ヴァーレンは風魔法をうまく使って重さ等を調整しているらしく、他の人が着たらかなり重いらしい(どう考えても付けすぎなのでテレビに出たりするとき等は8割は渋々外す)。それと、いくつか(等身大、ミニサイズ等の)ぬいぐるみを常にリュックに丁寧に詰めている。テレビ出演時など以外の時はアイマスクを常につけており、いつでも寝る準備OKと、安眠に関してすごい執念。

アゼル:着なくなったサバゲー用の迷彩服を、スカートを付けたり、2、3割ほど肌を露出させるようにしたり等と(ヴァーレンが勝手に)魔改造した。サバゲーに必要なゴーグル、エアガン、ストール、手袋、マガジンポーチ等を常に身に着けているので。常にサバゲー気分(テレビに出たりするときは一応外す)。もちろんサバゲ―をやる際は新しく仕入れた迷彩服を着るが、サバゲ―仲間にも『いつも着てるやつの方がいい』・・・と言われるのがちょっと悩み。


・・・何だかんだで補足したのですが、その間に久留井を追っていく小泉一同。


<とあるボロ屋敷>

久留井「ふゥ・・・ついたでス。」←屋敷に入っていく


小泉「・・・何だろうあの屋敷・・・怪しい・・・」

佳奈子「・・・で、結果的に全員がここに来たんだけど・・・?」

オヤ・マー博士「地図によれば、この場所で合ってるんじゃがのう。」

シゲツ「これ一体どうなってんだよ・・・何かあんまり関係なさそうなことに首突っ込んじゃった気がするな・・・;」

とにかく、久留井が入っていった屋敷に入っていく一同。入っていくと、中には階段があった。多分、久留井も階段を下りて行ったのだろう。

とりあえず、マリオとブラックスチームナイトメアの3人はここで待機することにして、小泉達は階段を下りていく。


マリオ「・・・・西沢貞奈・・・か・・・」

シゲツ「ん?どしたんだ髭のおっさん?」

マリオ「髭のおっさんって・・・;・・・いや、小泉達が探してる西沢貞奈って女なんだが・・・」

アゼル「あー・・・何となくその貞奈って人の話は聞いたことがあるけどさ、その人、どこから来たのかとか、どういう人物なのかとか、一切情報が無いみたいでさー。」

ヴァーレン「・・・マリオさん、何故西沢貞奈を探しに佳奈子さん達と?」

マリオ「・・・なんていうか・・・やっぱりどこかで見たことがあるんだよ。あいつらが言ってた『UMAダンガン』ってやつも・・・その時はルイージも一緒にいた時だったはずだし・・・」




<屋敷の地下室>

屋敷の地下室は、何かちょっとだけどこかのマッドサイエンティストの研究所のようになっていた。

何のために使うのかは不明なのだが、怨霊や怪魔、UMAが格納されている。

佳奈子「・・・普通に何だろ?支離滅裂っていうか・・・カオスっていうか・・・全然状況飲み込めない・・・;」

ヒカル「・・・・・・」

怨霊「キシャアアアアアアア!!!」

関城「ひゃっひう!!?」←驚いて名堀に抱きつく

名堀「ふぁっ!?ちょっと待・・・(赤面」

オヤ・マー博士「おおお!これは実に珍しい怨霊オバケじゃ!」←さっき奇声を上げた怨霊をガン見

ルイージ「やっぱり兄さんと一緒にいればよかったかなぁ・・・;」

レリス「どっちにしても強制的に連行されたんじゃないですか?(小声」

小泉「・・・いろいろ気になってつい何も考えずに来ちゃったけど・・・一体どうなって・・・」


「・・・ありマ。あの人の読み通り本当に来たんですカ。」


小泉「・・・!」

・・・すると、姿を現したのは、さっきまで小泉達が追っていた天風久留井だった。

久留井「・・・フフッ。」


小泉「!!久留井ちゃん・・・!・・・ていうか、アタシ達のことどこから気づいてたの・・・?」

久留井「ほぼ最初からでス。随分と大人数で尾行していたのデちょっとしたらすぐに気づきましタ。」

小泉「やっぱりそうなるのね・・・;・・・で、『本当に来た』って・・・どういうことよ・・・?」

久留井「フフッ・・・詳しいことはすぐにあの人が説明しますヨ。」

・・・そしたら、久留井の背後から、白衣を着た赤髪トンガリ少女・・・『西沢貞奈』がやってきた。

西沢「・・・待ってたぞ。・・・特に、『バースト幻想時計』・・・いわば『妖怪ウォッチバースト』を持つ4人・・・『北律佳奈子』、『名堀東間』、『関城南』、『望原ヒカル』・・・お前らをな。」

佳奈子「・・・・えっ?」

ヒカル「・・・・・」

小泉(この人が西沢貞奈・・・)



一旦区切ります。感想まだ。

武器商人のお医者さん ( No.442 )
日時: 2020/11/16 19:51
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き


なんだかんだで、久留井と貞奈に連れられ、奥に案内された一同。奥には、UMAや怨霊、怪魔を使って実験したりなどをしている研究員、機械や薬品を作っている人達等が研究に励んでいた。

名堀「何か・・・なんつーか・・・こういうところは慣れないっていうか・・・;」

関城「それは・・・私も同じだから・・・;」

オヤ・マー博士「おい!早くオバケコレクションを見せてくれんか!」

西沢「後でちゃんと見せるから待ってくれ。」

・・・そして、一番奥の部屋に案内されたが、そこでは何名かの研究員が。極秘で何か特殊な薬品を作っていた。

佳奈子「・・・ここは?」

西沢「・・・ここでは現在、ある人物を退けるために、特殊な薬を極秘で開発している。」

ルイージ「特殊な薬・・・?「・・・ここからは私が説明します。」ん?」

・・・すると、そこにやってきたのは、ラブカシティを治めている『ラブカ財閥』の当主である『ラミカ』だった。後から、それぞれ七つの大罪を名乗っている、色欲の『ミダレ』、強欲の『パヴァリ』、嫉妬の『ネイゼ』、怠惰の『ロゲルド』、暴食の『ギガルム』、傲慢の『ノアロ』、憤怒の『メタリヴ』もやってきた。(ちなみにこの人たちについては>>267-268>>270>>272参照)

ラミカ「・・・初めましての方々は初めまして。私は『ラミカ』という者です。」

ルイージ「ラミカって・・・たしか大地さん達が言ってた人だよね・・・・」

ヒカル「・・・それで、一体どういう事なんですか?西沢さんも、ウォッチの事も含めて説明してほしいのですが。」

ラミカ「わかりました。・・・ここで極秘で作られている薬は、私の頼みで作ってもらっているんです。・・・作ってもらっているのは、『UMAの力を抑制する薬』。ダークアイ帝国に『UMAアンバランス』こと『鈴音センリツ』・・・という人物がいるのはご存知でしょうか?・・・彼女を退けるために、ここに頼んで開発してもらっているのです。・・・もちろん、ある程度はこちらも手伝っているのですが。」

ルイージ「『UMAの力を抑制する薬』・・・?・・・あ!それって・・・」

西沢「ああ。『絵を描く絵画』の件で、オヤ・マーさんのところに完成品の薬を送ったのは私達だ。あと、久留井に薬を投与したのも私だ。」

久留井「・・・そうなんですよネ・・・。」

レリス「・・・・・・!」

オヤ・マー博士「そうじゃったのか・・・・・・しかし、あの時こちらに完成品を送ったのなら、何故まだ薬を開発しているのじゃ?」

西沢「・・・『念には念を』ってやつだ。仮に、薬がセンリツの力を抑制できなかった場合、手を付けられなくなってしまうからな。今より効果を高めるために試行錯誤を繰り返しているんだ。」

佳奈子「・・・それで、ウォッチの方はどういうことなの?そもそも、何で私たちに渡したり・・・」

「・・・・・ウォッチに関しては・・・俺らが説明する。」

・・・すると、佳奈子達の背後から、白髪ロングヘアーの黒目男性と、マリオらしき青い服装の人物がやってきた。

ルイージ「!?いったい誰・・・あれ?兄さん?」

マリオ?「・・・兄さん?・・・ああ・・・人違いですよ。彼とは外見も顔も完全にそっくりなのでよく間違われるんです・・・;」

白髪黒目男性「・・・全く・・・本当に学園に顔を出さないで・・・貞奈・・・せめてちょっとでも顔を出してほしいんだがな・・・」

西沢「・・・・・」

小泉「えっと・・・いったい誰・・・?「ちょっ・・・」・・・ん?」

すると、神鳴坂学園に通っている、佳奈子達は、突然やってきた2人組を見て驚いた。

佳奈子「井仮先生!?何でいるんだろうかでしょうかい・・・?」

名堀「井仮先生?・・・あー・・・佳奈子のクラスの担任の・・・えっ?」

関城「それと・・・あのマリオさんに似ている人は・・・」

ヒカル「うーむ・・・確か校長先生・・・?」

ルイージ「えっ!??」

白髪黒目男性→井仮「・・・まぁ・・・いずれ言うつもりだったが・・・」

マリオ?→ノリオ「ちなみに、私はマリオではなく『ノリオ』です。神鳴坂学園で校長を務めています。」

西沢「・・・・・・ハァ・・・(ため息」

佳奈子「ちょいちょいちょいちょい;待ってくださいよ;一体全体どういう事!?」

ラミカ「・・・彼らもまた、あなた方が所持しているウォッチの開発関係者ですよ。」

名堀「そうなのか!?・・・だとすれば・・・それぞれ窮地に追いやられた時に、ウォッチを俺たちに渡したのは・・・」

井仮「たしかに俺だ。」

ヒカル「・・・僕がウォッチを渡された時は・・・約1,2年前、捜査が難航している闇競売に、一人で勝手に潜入してしまった時です。・・・フウカさんに初めて出会ったのもその時です。競売にかけられそうになっていたのを助けようとして、それを裏社会組織に見つかって・・・その時でしたね・・・だとしたら・・・」

ノリオ「・・・ご名答です。」

関城「・・・それで、そもそもがどういうことなの?だんだんこんがらがってくるんだけど・・・;」

井仮「・・・遥か昔、突如として生み出された存在・・・人々はそれらをひとまとめにして『UMA』と呼んだ。UMAは、生物体だったり、人に乗り移っていく実態を持たなものだったり等と、様々な種類があった。どこから生まれて、どこからやってきたのかはいまだに解明できていない。それも理由だからなのか、UMAの能力は暴走して人々に害をもたらしてしまうが故に、かなり悪いイメージが根付いていたことがあったんだ。そこで、俺たちの種族は、UMAの能力を最大限に引き出し、かなり良い方に使えたりできないかなどと考え、『バースト幻想時計』・・・いわば『妖怪ウォッチバースト』を開発した。・・・ざっくり言えばこういう感じだ。」

ノリオ「・・・ただし、ウォッチを使用するには、いくつかの条件が必要でした。

・・・1つは、使用者には少しでもUMAとの関わりがある事。もう1つは、使用者が『混血』であることです。」

佳奈子「『混血』って・・・?」

オヤ・マー博士「異種族と異種族の間に生まれる子のことを言ったりするぞ。」

関城「そうだとすれば・・・いや、だとしてもそもそも私の両親も祖父母も亜人とか異種族とかじゃなかったと思うけど・・・?」

名堀「それは俺も同じだな。」

井仮「・・・家計を徹底的に調べれば、多分どこかで異種族との関わりがあることはわかるはずだ。昔は亜人や異種族への理解があまりなかったからな。もしかしたら亜人や異種族だということを隠していたのかもしれない。・・・もしくは、周りが亜人や異種族だということが分かっていなかった等というケースもある。・・・ちなみに、ウォッチを使って、UMAを憑依して変身する際、それぞれ混血の種族・・・その特徴がある。」

関城「マジすか・・・;」

名堀「・・・じゃあ、二人は・・・?」

ヒカル「・・・『イタチの亜人』・・・でしょうね。おそらく母親の代・・・」

佳奈子「あー・・・お父さんが『狐の亜人ではないのか』・・・って近所に噂されてたような・・・」

小泉「・・・そうなんだ・・・だったら、えっと・・・貞奈ちゃんは・・・」

西沢「ちゃん付けはやめてくれ;・・・まぁ、たいてい予想はついてるんだろうがな。」

井仮「・・・貞奈は、狐の亜人との混血。俺たちの種族で、唯一ウォッチを使える。」

ルイージ「ちょっとまって。さっきから『俺たちの種族』って言ってるけど・・・」

ノリオ「・・・私達の種族は、人間とはまた違うモノ。・・・人々からは『魔族』・・・等と呼ばれています。」

佳奈子「魔族・・・?」

井仮「ああ。外見とかは人間と全く同じだが、体質や所持能力等が少し違う。・・・昔から同族が人間を襲ったりしてしまうので、俺らも何かしら忌み嫌われる存在だったんだ。」

ヒカル「そういう事なんですか・・・話が少し変わりますが、何故、あなたたちはラブカ財閥の人たちに協力を?」

西沢「・・・半分は利害の一致・・・もう半分は『罪滅ぼし』。」

関城「利害の一致と・・・罪滅ぼし?」

ノリオ「・・・およそ20年前・・・何かと人々に忌み嫌われていた私達は、行く当てがないまま一族一行で彼方此方をさまよっていました。・・・その道中で・・・当時のラブカ財閥の当主・・・ラミカさんの母親に匿ってもらったのです。・・・その後、行く当てのなかった私たちを、この街ラブカシティに住まわせてもらったのです。」

ラミカ「・・・・・・」

井仮「・・・だが、その4年後・・・彼女は持病で亡くなってしまい・・・その際、究極彼女の夫(ラミカの父親)が当主(現在はラミカが当主になっているので先代)になったのだが、彼はラミカさんをほったらかしにし、俺たち魔族を迫害し、街を徹底的に近代化させたり、暴力団や裏社会組織を雇ったり、街の人たちからみかじめ料やら税金やらを払わさせたり、更に裏で非常に危険だとされる『合成獣キメラ実験』を行っていたり等と、かなりひどいことをしていたんだ。」

名堀「ちょっ・・・それ相当酷いな・・・それと、合成獣キメラって何だ・・・?」

井仮「・・・合成獣キメラは、亜人や異種族とは違い、人の手によって作られた、2種類の生物を持った個体だ。『人造生物』等と言ったりする。」

ノリオ「・・・そして、合成獣キメラ実験を行っていた先代ですが、ある日彼は、合成獣キメラ実験のために人身売買で買った少女と、特殊な条件で生み出されるというある危険生物を使って実験を行ったようで・・・その合成獣キメラは大暴走してしまい、先代含めた、合成獣キメラ実験に関わった者達全員、たくさんの街の人々、私たち魔族の8割が亡くなり、町も大半が壊滅。最終的にはラブカシティはまぁ先代が徹底的に街を近代化させる前のように大自然にあふれましたが、それでも、大量の犠牲者を出してしまったことや、先代の外道さ等はどうすることもできませんでした。・・・そして、先代が作ろうとした合成獣キメラ・・・それこそが、『鈴音センリツ』・・・『UMAアンバランス』なのです。」

佳奈子「なるほどね・・・・・・で、鈴音センリツと合成させられた危険生物っていったい何なの?」

西沢「・・・『バグ』っていうやつだ。・・・コンピュータープログラムに潜んでいる誤りの事を言うが、合成獣キメラ実験に関わっていた奴に、それを実体化させることができる奴がいたらしい。」

井仮「・・・それ以来、大暴走を起こした後に消息不明となった『鈴音センリツ』及びダークアイ帝国を退けるために、俺たちはラブカ財閥と協力することを決めたってところだ。これが『利害の一致』。」

ヒカル「そういう事だったんですね。・・・では、『罪滅ぼし』とは・・・?」

ノリオ「・・・実はなのですが・・・先程、合成獣キメラ実験に『コンピューターのバグを実体化させることができる者がいた』等という事を言いましたよね?


・・・その人、『Dr.カスタム』と呼ばれていた我々魔族の仲間なんです。」

ルイージ「魔族の仲間!!?」

ノリオ「ええ。彼は元から我々や先々代(ラミカの母親)の事を気に入ってなかったようで、根本的な理由は不明だったのですが彼は先代と協力して合成獣キメラ実験を行っていました。『Dr.カスタム』・・・彼はついさっき言った『コンピューターバグを実体化できる』等のような非常に不気味な能力を所持していたり、考えていることもかなりひどいマッドサイエンティストでもあったので周りから大分浮いていました。」

西沢「・・・『Dr.カスタムを野放しにして、結果的にとんでもない事態にしてしまった』等ということで、『罪滅ぼし』・・・なんだとさ。」

井仮「・・・これが我々魔族がラブカ財閥と協力している理由だ。」

小泉「・・・・・・・」

オヤ・マー博士「・・・オイ!さっきからわしにはあんまりよくわからない話をしているが・・・というかそもそもわしを何故ここに呼んだんじゃよ!それと肝心の貴重なオバケコレクションは何処にあるんじゃ!まさかさっき入り口辺りにあったのだけとは言わんじゃろうな!?」

ノリオ「あああっ、落ち着いてください;その理由はちゃんと話しますしオバケコレクション(正確には色々調べたりするために捕獲した怨霊や怪魔)も見せますから!」

オヤ・マー博士「それならいいのじゃが。というか本当ならばすぐい見せてほしいけどな。」

井仮「・・・まぁ、どっちにしろ話終わったからすぐ話すつもりではあったがな。・・・オヤ・マー博士・・・今回あなたを呼んだのは、招待状に書いてあった通り『キングテレサを調べたい』・・・という事と、さっき言った『UMAの力を抑制する薬』の効果増幅を手伝ってほしい事、そして、捕獲した怨霊オバケを調べてほしかったり、そしてあなたの発明を使って、何かしらの強化等々をやってほしい・・・という感じだ。」

ルイージ「えっと・・・どういう事?」

ノリオ「・・・詳しいことは、また隣の部屋で・・・」

・・・そういうことで、隣の部屋に案内される一行。

隣の部屋には、研究員たちが総出でガラス張りの壁の向こうに閉じ込めてある大量の怪魔や怨霊、UMAの生態などをを本格的に調べ上げていた。

オヤ・マー博士「おおお!正直さっぱりわからんのもおるが実に珍しい物ばかりではないか!」

レリス「・・・それで・・・さっきの発言はどういう事なんですか?」

井仮「・・・オヤ・マー博士、まず『キングテレサを調べたい』という事だが・・・前に二十一の謎『絵を描く絵画』での『UMAペイント』騒動の時・・・というかレリスを閉じ込めていた額縁怨霊に関係することなんだが・・・」

レリス「えっ?・・・あっ・・・」

ルイージ「額縁怨霊って・・・」

井仮「ああ。実はなのだが、そっち側が騒動を解決した後、ドデカクラフト美術館に一時的に残っていた怨霊の瘴気を採取してな。・・・そしたら、『オバケエネルギー』って言うのが抽出されたんだ。だいぶ邪悪なのが。」

オヤ・マー博士「なるほど。レリス君を閉じ込めていた額縁怨霊オバケの瘴気から、キングテレサに近い魔力やオバケエネルギーが抽出されたからキングテレサを調べたいのじゃな?」

ノリオ「大体そんな感じです。・・・そして、『UMAの力を抑制する薬の効果増幅を手伝ってほしい』、『捕獲した怨霊オバケを調べてほしい』というのは・・・以前、あなたの発明品のすごさや性能の高さ等を見させてもらいました。・・・そこで、あなたの技術力で、我々にも色々と協力してほしいのですよ。」

オヤ・マー博士「うーむ・・・もし本当に、キングテレサが『絵を描く絵画』の件と関係があるのならば気になるのう。少々信じがたいところもあるが・・・ひとまず、キングテレサを・・・(鞄から何かカプセルのようなものを出す。キングテレサが格納されているらしい」


一旦区切ります。感想まだ。

武器商人のお医者さん ( No.443 )
日時: 2020/11/16 19:56
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き


2分後・・・

なんだかんだで、オヤ・マー博士はキングテレサを格納しているカプセルから、キングテレサを大きなガラスケースに移転させた(移転のやり方は井仮が説明した。)。

オヤ・マー博士「よし、問題なく移転ができたぞ。」


キングテレサ『・・・ああ?どこだここは?・・・って!ルイージとメガネジジイ!あとよくわからないやつら約9名!・・・あと、マリオ・・・か?』

ノリオ「似ているけど私はノリオです。」

ルイージ「ど、どうも・・・;」

井仮「・・・早速だが、質問を・・・」

キングテレサ『オイ!ここから出せ!さっさと出せ!額縁に閉じ込めるぞ!!』

井仮「・・・だから話を・・・」

キングテレサ『だからここから出せっつってんだろうが!!!無視してんじゃね「・・・ポチッ(井仮がボタンを押して電流を放つ」あびゃびゃばびゃばば』

オヤ・マー博士「オイ!そんな荒い扱いをするな!捕まえるのにどれだけ苦労したと思ってる!!」

ルイージ「実際捕まえたのは僕なんだけど・・・;」

井仮「・・・すまない。このままだと埒が明く気がしなくてな・・・あと、今の電流はただただ対象を怯ませるだけでダメージを与えるような効果はないから安心しろ。・・・で、少しは落ち着いたか。おとなしく話を聞いてほしい。」

キングテレサ『ぐうう・・・しゃーねーな・・・で、質問って何だよ。』

ノリオ「・・・『異界の魔術師』・・・をご存知でしょうか?」

キングテレサ『『異界の魔術師』ぃ?どこのどいつだ?もう少し細かい質問してくれねーと思い出せそうにねーんだが・・・』

ノリオ「・・・では、『UMA』、『怨霊』、『怪魔』という単語は分かりますか?」

キングテレサ『『UMA』・・・?・・・ああ、そうだ思い出したぞ。100年以上前にちょっとだけ仲良くなったヤツだな。』

ルイージ「ひゃ、100年以上・・・?」

オヤ・マー博士「そりゃあオバケなんじゃから100年以上生きててもおかしくないじゃろ。」

キングテレサ『なんていうか・・・考えの概念?それが同じ感じだったから意外と意気投合できたんだよ。何か、『UMAの能力を人間に植え付けることができるようになった』とか、『あなたの額縁を一つもらいたい』とか言ってたな。』

井仮「・・・そうか・・・」

レリス「額縁・・・」

オヤ・マー博士「・・・おい、『異界の魔術師』とは一体何何なのじゃ?」

ノリオ「・・・『UMA』は元々は生物体ですが、それから能力を奪い、そして人間に植え付けていた者がいました。・・・それが『異界の魔術師』なのです。・・・恐らく、レリス君に『UMAペイント』の能力を植え付け、暴走した際に額縁に閉じ込めたのも『異界の魔術師』です。」

レリス「そうですか・・・」

井仮「・・・それで、『異界の魔術師』に関して、他に何かわかるか?」

キングテレサ『他に?・・・ん?何か思い出せねぇな。名前も聞いたことあるはずなんだけどな・・・100年以上前の話だし、少ししたら姿を消しちまったからだんだん忘れちまったなぁ。』

ノリオ「・・・そうですか・・・」

ルイージ「・・・ねぇ、レリスはその『異界の魔術師』の事は知らない?」

レリス「ええ・・・全く・・・むしろ初めて聞きました。」

ノリオ「・・・『異界の魔術師』は、名前や所在等、情報が一切無いんです。どこを調べても全くデータが無く・・・なので、『異界の魔術師』と少しでも関わりがあったUMAや怨霊、怪魔に色々聞きだしているのですが、みんな『まるで記憶を消されてるかのように思い出せない』らしく、全く大きな進歩は無いのです・・・」

井仮「・・・少なくとも、人間にUMA能力が移っていくことの発端は『異界の魔術師』で間違いなさそうですね。キングテレサから額縁をもらったのも、怨霊化のためでしょう。」

ノリオ「・・・そうですね・・・・・・とりあえず、キングテレサの事はもう少しいろいろと調べた方がよさそうですね「ちょっと待てよ。」・・・む。」

するとそこに、西沢貞奈がこっちに来た。

西沢「・・・」

井仮「・・・貞奈・・・何のつもりだ。」

西沢「・・・私はまだ納得できない。何故BUG側に協力する必要があるのか。ラブカ財閥がBUG側と協力することになったからなのはまだわかる。・・・私たち魔族の存在や、私たちが『妖怪ウォッチバースト』を開発した事を教えるのはまだしも、何で『異界の魔術師』の事も教える必要がある。」

久留井「ちょッ・・・貞奈さン・・・」←後から来てた

西沢「・・・それにだ。どうしてあの4人にウォッチを渡したんだ。色々条件がそろっていたり、緊急だったりとかもあるとはいえ、まだいまいち納得できない。あと、何故望原ヒカルを神鳴坂学園に転入させたんだ。まぁ、ウォッチを所持させたことも理由なのだろうが。」

佳奈子「えっ・・・そうなの?」←久留井と同じく

ヒカル「まぁ、たしかに僕は校長先生・・・ノリオさんの推薦で神鳴坂学園に転入したのですが・・・」←同じく

関城「そうなんだ・・・;」

名堀「・・・つーか・・・何がしたいんだこいつ。」

ノリオ「言おうとしたこと持っていかれた・・・;・・・とにかく、一体どういうつもりですか。」

西沢「・・・とりあえず、実際にこいつらの実力を確かめてないのに、トントン拍子に話を進めているのが納得できない。・・・だから、私に見極めさせてもらいたい。」

佳奈子「えっ、それはつまり・・・」

西沢「・・・そうだ。・・・『勝負』だよ『勝負』。・・・ウォッチの使い手同士でバトルするっつーことだよ。もちろん『4対1』でな。」

井仮「っ・・・・・・」


小泉「・・・・・・」←背後で話を聞いていた



2分後・・・

<バトルフィールドらしき場所>

こうして、バトルフィールドに案内された一同。ルイージが待機していたマリオとブラックスチームナイトメアの3人に事情を話して来てもらい、何だかんだで準備オーケーのようだ(オヤ・マー博士は、キングテレサが逃げ出さないように関してるらしい。レリスも強制的に)。

西沢「・・・それじゃあ、始めていいよな。」


ノリオ「ええ。問題ないですよ。」

井仮「・・・ノリオさん・・・本当にいいのですか?」

ノリオ「・・・貞奈の言う通り、私達はBUG側の実力を見ていただけであり、確かめたことはありません。我々魔族は人間と違うところがある分、かなりの強さを発揮できる。貞奈も十分強い。・・・これにBUG側が勝てたなら貞奈も素直に協力してくれるようですし、ここは見守っておきましょう。」


久留井「・・・貞奈さン・・・」


マリオ「・・・そうだ思い出したぞ。あの西沢貞奈ってヤツ、結構前にBUG依頼の際に助けてくれたトンガリ女じゃないか。」

ルイージ「あっ!そうだよ!なんか見覚えあると思ったら!」

シゲツ「ん?何の話だ?」

アゼル「多分、私たちと関わってなかったときの話じゃないの?」

ヴァーレン「むぅぅ・・・」

小泉「・・・(西沢を見て何か考えている」


西沢「・・・準備はいいよな?」


佳奈子「・・・もっ、もちろん!やるからには勝つしかないでしょう!」

関城「東間君も大丈夫だよね!?」

名堀「まぁな。こういうのは何だか腕が鳴るぜ。」

ヒカル「・・・この勝負・・・負けるわけにはいきませんしね・・・」


西沢「・・・そんじゃ、行くぞ。(ウォッチを構える」

佳奈子達「・・・・・!(同じく」

・・・5人はまず、ウォッチに召喚メダルをそれぞれ差し込む。

・・・佳奈子は黒いセーラー服を着た死神の鎌を持った黒髪ロングヘアの女性『UMAシニガミ《ツクヨミ》』、関城は四角い黒い箱にデジカメレンズがついているような4足歩行ロボのような『UMAクリア《ミエーノ》』、名堀は鎖の付いた錠前のような『UMAジョーマエ《キーロ》』、ヒカルは黒いローブを羽織り、口元をスカーフで隠している緑髪の少女『UMAタツマキ《風切フウカ》』を召喚。

一方貞奈は、銃弾に魚のひれが付いたような『UMAダンガン《ザ・ミリオン》』を召喚。


西沢「・・・そんじゃあ・・・」


5人「変身っ!!!(変身メダルを差し込む」


佳奈子はツクヨミを憑依し、妖怪ウォッチシャドウサイドの義経みたいな服装になり、狐のお面を付けて髪色が白から黒に変わり、三日月の印を頭につけて『ツキノワ』に変身。

関城はミエーノを憑依し、チューブガスマスクをつけ、ローブを羽織い、黒いガンダムのズゴックのアイアンネイルような爪が付いて『レディキラー』に変身。

名堀はキーロを憑依し、灰色のマフラーとぷよクエのアポストロがつけているような仮面をつけてサイバースーツのような服を装着して、『ハードロック』に変身。

ヒカルはフウカを憑依し、牛若丸のような服装になり、イタチのお面をかぶって2つの鎌を手に取る。そして『カマイタチ』に変身。


貞奈はザ・ミリオンを憑依し、狐のお面をかぶり、中に様々な武器を仕込んだ濃い紫色のフード付きロングコートを羽織って『ドクターミリオン』に変身。


ドクターミリオン「・・・それじゃ、軽くいきますか。」


一旦区切ります。感想まだ。

武器商人のお医者さん ( No.444 )
日時: 2020/11/16 20:17
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き

ドクターミリオン「・・・早速やるか。」

ドクターミリオンは、ウォッチにメダルを差し込むと、大量の武器が入ったケースが出てきた。

カマイタチ「!!あれはたしか・・・」



ドクターミリオン「・・・『ミリオンボックス』。ここから・・・」

ドクターミリオンは、ミリオンボックスからマシンガンらしき武器を2丁取り出した。

ドクターミリオン「・・・喰らえっ!!!(マシンガンをぶっ放す」


ハードロック「!!来るぞ!」

レディキラー「こういう時は・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・『音速スラッシュ』!!!」

レディキラーは、『UMAクリア』の力で瞬間移動して、アイアンネイルでマシンガンの弾をすべて切り裂いた。

レディキラー「これくらい簡単に・・・「遅い。」・・・えっ?」

ドクターミリオンは、一瞬でレディキラーの目の前に飛んできて、そしてレディキラーを蹴とばした。

レディキラー「ふぉぎゃっ・・・」


ハードロック「!!レディキラー!!「次はお前だ!!」ゲッ!!」

レディキラーを蹴とばした矢先に、ハードロックの目の前に飛んできた。

ハードロック「こういう時は・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・『ロックチェーン・ザ・レイン』!!!」

ハードロックは、『UMAジョーマエ』の力で大量の鎖をドクターミリオンに向けて飛ばす。

ドクターミリオン「・・・無駄だ。(警棒のような武器を取り出し、鎖をすべて破壊する」

ハードロック「・・・嘘だろ「スパァン!!!(警棒でたたきつける」がっ・・・」


カマイタチ「・・・ならば・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・『トルネードクロス』!!!」

カマイタチは、2つの鎌で竜巻でできた2輪の車輪を生産し、ドクターミリオンに飛ばす。

ツキノワ「私も・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・『斬月栄輪』!!」

続けてツキノワは、鎌で三日月の斬撃を飛ばす。


ドクターミリオン「・・・そんな攻撃、簡単に・・・」


カマイタチ「まだです!(連続でトルネードクロス」

ツキノワ「こっちだって!(連続で斬月栄輪」


ドクターミリオン「むっ・・・そう来るのか。・・・だが・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・『ミリオンショット』!!!」

対してドクターミリオンは、大量の武器で千発放ち、連続で飛んでくるトルネードクロスと斬月栄輪を全て相殺した。更に、残った弾がすべてこちらに飛んでくる。

ツキノワ「噓っ!?・・・いや、ここは・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・『スタースパイラル・スラッシュ』!!!」

星形の斬撃を発生させ、それをうまく使って弾をすべて弾く。

ツキノワ「とりあえず何とか・・・「あがっ!!!」・・・えっ?」

ドクターミリオンが突如背後に移動しており、スタンガンのような武器でカマイタチを気絶させてしまった。

ドクターミリオン「・・・機転はまぁまぁいいみたいだが・・・それでもまだダメだな。(ツキノワにスタンガンを当てようとする」

ツキノワ「・・・チッ!(気絶してしまっているカマイタチを避難させると同時に避ける」



ノリオ「・・・あの4人、随分と手こずってるみたいですね・・・」

小泉「・・・ねぇ・・・ドクターミリオン・・・というか、貞奈ちゃんっていったい何者なの・・・?魔族とかの種族の話じゃなくてで・・・」

ノリオ「・・・貞奈は、UMAアンバランスの件があった2年後に、魔族の女性と、狐の亜人男性の間に生まれました。・・・あの時のラブカシティは、立て直している最中でもあったので、これといったような娯楽施設やイベント等はそこまでありませんでした。・・・なので、彼女はあの街にいるとかなり退屈だったのでしょう。」

井仮「・・・だが、貞奈にはやることは一応あった。・・・貞奈の両親は、どっちも医者の家計で、そうなると夫婦で医者をやっていて、貞奈は両親を見習って、『将来は医者になりたい』と言っていた。」

ノリオ「・・・そういう彼女ですが・・・ある日、脳卒中の患者を診察していました。ですが、原因を全く見つけることができず貞奈のご両親は手詰まり状態でした。・・・ですが、勝手に診察室に入ってきてしまった貞奈は、脳卒中の原因をすぐに見つけてしまったのです。しかも、貞奈が言った治療法をやってみたら、患者は五体満足で退院することができたというのです。」

小泉「五体満足で・・・?」

井仮「・・・それで、後に貞奈は『超高校級の医者』の肩書がついた。貞奈の才能は世にかなり評価されたようで、アイツの知識で助かった患者はざっと2000人。治療費とかも集まって、おかげでラブカシティも立て直すことができた。だがその分、両親は徐々に自信を失ってしまったのだが。

・・・街を立て直せることができて3日後、彼女の両親は死んだ。」

小泉「・・・・えっ・・・?」

井仮「直接的な原因は交通事故だったのだが、貞奈は大きなショックを受けてしまい、それ以来医療界に顔を出すことは無くなったんだ。」

ノリオ「・・・そんなある日、彼女の前に現れたのが『UMAダンガン《ザ・ミリオン》』なんです。・・・どういった経緯で出会ったのかは分かりませんが、あれから何故か彼女は様々な武器に興味を持ち始めたです。」

井仮「ウォッチを開発しようと言い出したのも、貞奈なんだ。」

小泉「・・・そうだったんだ・・・」

ノリオ「・・・ですが、やはり両親を突如失ったことをあまり受け入れ切れていないようで、武器に興味を持ったのも、『嫌な思い出をごまかしている』という感じがしますし・・・やがて、彼女の心には、いつの間にか大事な『何か』が欠けてしまいました。それだからか、誰であろうと戦う相手に対して容赦無くただ攻撃をし続けるところがありまして・・・ザ・ミリオンもまるでその片鱗なのでしょうか、彼女がドクターミリオンに変身している時には、少々荒っぽい性格に・・・」

小泉「・・・・・・・」


久留井「貞奈さン・・・」


ツキノワ「ハァ・・・ハァ・・・(大分ダメージを受けてしまっている」

ドクターミリオン「・・・諦めが悪いな。・・・つーか、これはあくまで『確認』とかそういうのであって、ガチのやつじゃねーんだ。何でそんな本気でやる必要がある。」

ツキノワ「・・・私は・・・これ以上苦しみ続ける人を出したくないだけ・・・・・・それが自分なりの贖罪だから・・・」

ドクターミリオン「・・・何が言いたい。」

ツキノワ「・・・だって・・・


・・・あなた・・・さっきから何かに怯えてるじゃない・・・何かを必死にごまかしているように見えるわよ・・・!」


ドクターミリオン(貞奈)「っ・・・・・!」




幼いころの貞奈『・・・何で・・・何で・・・何で死んじゃったんだよぉ・・・お父さん・・・お母さん・・・!・・・私のせいだ・・・私がお父さんとお母さんの生きがいを奪ったんだ・・・!』

・・・あれから・・・心のどこかにモヤモヤが出来ていた。

・・・何もわからなくて、『UMAミワク』の能力を持つ、天風久留井と初めて出会ったときは、何だか私が感じているものと同じようなものがある気がした。

・・・だから、久留井と関わっていれば、心のもやもやが晴れると思ったけど・・・モヤモヤがずっとついている私には、久留井の心の傷を癒すことができず、結局、久留井の心の傷を治せたのは、あの『小泉真昼』っつー写真家の女・・・

・・・ずっとわからなかった・・・今でも・・・

・・・父さんと母さんが死んだことを受け入れられていない私は、何かでごまかそうとするのに必死だった。

・・・だから、ドクターミリオンに変身している時は、何だか少しだけ心が晴れた気がしてた。

・・・それでも・・・やっぱり何かが足りない・・・それがどうしてもわからない・・・

わからない・・・わからない・・・



ドクターミリオン「・・・・・ああ・・・」

ツキノワ「・・・!?」

ドクターミリオン「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

ドクターミリオンは突如怒り狂い始めた。

ノリオ「!!行けません!感情をコントロールできずに暴走し始めています!!」


マリオ「何かマズイぞ!?おい!早く逃げろ!!」


ツキノワ「しかし・・・」


ドクターミリオン「・・・潰す・・・潰す・・・潰す潰す潰す潰す!!!!(ありったけのレーザー砲を取り出す」


マリオ「!!あれは・・・前にオヤ・マー博士が言ってた『不可触アンタッチャブルレーザーキャノン砲』じゃないか!?あれから放たれるレーザーに当たったら圧死してしまう!!」

ルイージ「えええ!?だったら急いでみんなを避難させなきゃ!!(気絶しているハードロックとレディキラーを避難させる」

レリス「早くこの場を離れた方がよさそうです・・・!(気絶しているカマイタチを避難させる」


小泉「っ・・・!(ドクターミリオンの元に行く」

久留井「!?小泉さン!?危ないですヨ!!」

井仮「おい!突っ込んだらダメだ!!」


ドクターミリオン「失せろ・・・失せろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


小泉「・・・・やめなさいっ!!!!!!」

小泉は、『光魔法』の魔導書を開き、光のリングを3つ出す。

小泉「光魔法『不壊アンブレイカブルリング・トリプル』!!」

3つの光のリングは、ドクターミリオンを拘束した。

ドクターミリオン「がっ・・・離せ離せ離せ!!!」

小泉「・・・光魔法『浄化・レクイエム』。」

小泉は、光のオーラでドクターミリオンを包んだ。

ドクターミリオン「あっ・・・・・・」

・・・すると、ドクターミリオンは正気を取り戻し始めた。

ドクターミリオン「ぐっ・・・うらぁっ!!!(拘束リングを破壊」

小泉「きゃっ!?」

ツキノワ「くっ!(リングの破片を避ける」

ドクターミリオン「・・・ハァ・・・ハァ・・・」


井仮「・・・暴走が止まった・・・?」

ノリオ「・・・いえ、まだ完全にではなさそうです。」


ドクターミリオン「・・・取り乱したようだな・・・・・・」

小泉「・・・で、どうする?」

ドクターミリオン「・・・まだ勝負はついていない。・・・さっさと終わらすぞ。」

ツキノワ「・・・そう。(攻撃態勢になる」

小泉「・・・ふぅ。(場外に戻る」


ドクターミリオン「・・・じゃ、行くぞ。」

ツキノワ「・・・オッケー。」

ドクターミリオンは、ツキノワの目の前に突っ込む。

ツキノワ「また・・・!!・・・ハッ!(キックをくらわす」

ドクターミリオン「っ!!(少しだけ蹴とばされる」


マリオ「!!初めて攻撃が通った!?」


ドクターミリオン「・・・面白れぇ・・・だが・・・勝つのは私だ!!!(姿が消える」

ツキノワ「!!消えた・・・?・・・それだったら・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・・『気配斬り』。」

すると、ドクターミリオンはツキノワの背後に。

ドクターミリオン「・・・とどめだ!!(コマンドメダルを差し込む)・・・ミリオンショッ・・・「スパァン!!!」・・・えっ」

・・・ツキノワは、背後にいたドクターミリオンを、強力な鎌の一撃を与えた。

ドクターミリオン「・・・何故・・・」

ツキノワ(佳奈子)「・・・フフ。私がツクヨミさんにもらったメダルは『4枚』なんだよね。・・・今のはそのあと1枚。使う機会無かったからすっかり忘れてたわ。」

西沢「・・・・ははっ・・・そっか・・・」←戦闘不能になったと同時に変身が解ける

佳奈子「ふぅ・・・何とかなったかな。・・・あっ。」←変身が解ける

すると、佳奈子のウォッチから、『武器商人のお医者さん』がイメージされたメダルが抽出された。

佳奈子「・・・14個目・・・二十一の謎関係だったんだね・・・」


西沢「・・・はぁ・・・(そのまま倒れこんでる」

小泉「・・・・・ほら、立ちなさいよ。(西沢に手を伸ばす」

西沢「・・・・・ハハハ・・・」

・・・彼女は笑みを浮かべてこう言った。

西沢「・・・負けたよ。(小泉の手をつかむ」

小泉「・・・フフッ。」


久留井「・・・・!!」


井仮「・・・もうこれでいいよな?」

西沢「・・・しょうがねぇな・・・わかったよ。『BUG側と協力する』・・・それで話を進めておいてくれ。」


・・・こうして、西沢貞奈との戦いは終わった。新たな仲間も加わり、BUGはさらに強くなるだろう。


西沢「・・・私に欠けていた『何か』・・・か・・・なんだかよく分かった気がするな。」



終演


~後書き~
今回は赤髪トンガリ少女『西沢貞奈』に関するお話でした。何だかんだで大変だった・・・;
・・・さて、次回は仮想世界にれっつらごー・・・?
・・・今回はここまでです。感想OK。

Re: ウルトラワールドでの日常 ( No.445 )
日時: 2020/11/16 20:41
名前: 桜木 霊歌 (ID: a5L6A/6d)

こんにちわ!桜木霊歌です!
霊歌「あ!絶縁少女の以来の時の女の子だ!?」
ソニック「そういや、霊歌はあいつに助けられたんだっけ?」
霊歌「うん!今度会えたらお礼言わなくちゃ!」
優衣「相変わらず律儀なことですね・・・」
BUGの小説含め、次回も楽しみに待ってます!
PS 『きらびやかなマギカロギア』という小説を始めました!時間があれば見てください!


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