二次創作小説(新・総合)
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- ウルトラワールドでの日常
- 日時: 2020/12/29 16:28
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
皆さんこんにちは。おろさんという者です。
他の作者方のクロスオーバー小説に憧れてこの小説を執筆することにしました。
まだまだわからないことが多いですが、よろしくお願いします。
~注意事項~
・この小説はクロスオーバー小説です。
・一部キャラ崩壊やオリキャラ・オリジナル設定などが含まれています。
・不定期更新です。
・荒らしや誹謗中傷はお断りしています。
これらを承知してお楽しみください。
タグ クロスオーバー ダンガンロンパ 東方project ポップン スマブラ・スマブラ関連 名探偵コナン
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BUGの依頼応募用紙(ギルド小説と分別しましたので依頼はそちらでお願いします)>>180
- 襲撃、開始。 ( No.541 )
- 日時: 2021/05/16 18:16
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
今回も『ラブカシティ編』。今回からとんでもない展開になっていきます・・
ニュースキャスター『突如現れたダークアイ帝国の集団により、ラブカ財閥を中心に街を襲撃、警備機能が停止され、そのため警察が現在街に避難命令を発令しています。』
テレビには、ダークアイ帝国の連中が無差別攻撃を繰り返し、悲鳴が響き渡り、町が燃えていっている様子が映っている。
菜乃「えっ・・・これどう考えてもまずいですよ・・・!?」
シンボラー「そういえば1時間前、ルイージ達から『マリオとクッパ達が行方不明になってる』と連絡があったな・・・アクシデントに戸惑ったタイミングで襲われたというのか・・・?」
・・・テレビの映像には、(映像が乱れ始めて分かりづらくなっていたが)センリツと思われる存在も映されていた。
黒須「センリツ・・・っ・・・!」
菜乃「!?黒須さんっ!」
黒須は(とりついていたバクロ婆を振り払い、)店を飛び出して、バイクに乗ってその場を去っていく。センリツを追うためにラブカシティに向って言ったのだろう。
シンボラー「なっ・・・さすがに無茶だ!!無理に突っ込んでは最悪センリツに接触する前にぶっ倒されるだけだぞ!?それに襲撃しているのはセンリツだけではないし・・・」
菜乃「今はどうこう言っている暇はありません!早く追いかけましょう!!」
菜乃はシンボラーに乗り、『そらをとぶ』で黒須の後を追っていく。
さとり「・・・予想はしてたけど、かなり面倒なことになったようで・・・・・・私も早く行かないといけませんね。
・・・お燐、出番ですよ。BUGに関わっている者たちの何名かを、ラブカシティに向かうように受け流せるでしょうか?
・・・前に一回、ほんの少しだけ彼らに手を貸したことがある(>>184-187参照)ので、連絡くらいはできるかと思いますので。」
さとりがこの言葉を発すると、後ろの壁から、猫の姿になって身を潜めていた『火焔猫燐』が物陰から出てきた。
お燐「了解ですさとり様!・・・えっと、向かわせてほしいとなれば、元々ラブカシティに向かう予定だった・・・」
さとり「ええ。主に急用や別の予定でまだ元の世界・他世界にいる方々に伝えておいてください。この世界にいないとなれば、まだ襲撃の情報を耳にしていない可能性がありますし・・・
時間がありません。なるべく早くお願いします。私も早急に向かうので。」
お燐「わかりましたっ!!」
こうして、お燐に伝達を任せ、さとりも黒須を追っていく。
ていうか作戦に加担するメンバーの事の情報もつかんでいるのか・・・;
発目「・・・へぇ・・・なかなかすごい展開になってるじゃん。」
比呂「悠長にそういう事言ってる場合じゃないだろ姉貴。」
発目「細かいことはいいじゃない。私達も『立場上』、私たちは深く彼らの戦いに手は出せないし・・・
・・・まぁ、たしかに少しは手助けしておかないとね。どうやらダークアイ帝国側に、センリツとはまた別で厄介なのがいるらしいしさぁ?」
比呂「・・・それでもそんな気楽でいられる姉貴の思考がイマイチ理解できないんだよなぁ・・・;」
発目「とにかく早く行く必要あるでしょう?裏社会組織のさらに後ろに隠れる不穏分子は取り除いておかないと。」
・・・先ほどまでの会話を聞いていた『神門発目』と『神門比呂』。発目は、何か呪文らしきモノを唱え、魔力のワープホールを作って、2人はその中に入って行った。
・・・この2人、一体何者・・・?
<ラブカシティ>
その頃のラブカシティ。襲撃がテレビで報道される少しだけ前・・・
ロゲルド「ラミカ様・・・逃げ・・・」
ネイゼ「離せっ・・・くそっ・・・」
センリツ「フフッ・・・」
突然センリツがラブカ財閥に乗り込んできていて、ロゲルドとネイゼを複数の闇の手で拘束している状態で登場した。
ルイージ「あふぉあああぁぁぁぁぁっふふふぁぁぉ(怯えてる」
ラミカ「なっ・・・何故ここに・・・そもそもどうやってここに!?そもそも結界を張っておいたはずなのに・・・」
センリツ「こちらの情報収集能力と技術を舐めないでもらいたいのですが?
・・・貴方達が長年私を倒すために、特殊な薬を開発したり、弱点を調べたり色々計画を立てていたのもバレバレなんですよ。」
ラミカ「なっ・・・」
ワリオ「くそっ!よくわからねーけどまずいんじゃねーか!?」
西沢「焦るな!色々バレちまってたみてーだが、まだ負けると決まったわけじゃない!」
カメック「マリオ君やクッパ様が不在とはいえ、我々も十分強い!全力で戦ってやりましょう!!」
センリツ「はぁ・・・さっさと用を済ませたいので・・・邪魔な方々は・・・それっ。」
呆れた表情を浮かべて、センリツが指パッチンをすると、謎の渦巻きが複数発生し、(避けれた人もいたが)財閥に集合いたBUGの面々が強制転移させられた。
パヴァリ「うおお危なかった・・・って・・・他のみんなどこ行った・・・?」
ラミカ「!?皆さん・・・!?い、一体何をしたと・・・」
センリツ「そんな睨まないでください。この町のどこかにバラバラに飛ばしただけですよ。一人だけ飛ばし損ねたようですが・・・
・・・まぁ、全員を始末しても面倒くさいですし得もありませんから。
・・・さぁ、さっさと消えてもらいますよ。いくらこの国があなた達を許したのだとしても、いくら何も知らなかったのだとしても、私はあなた達を許せませんよ。」
ラミカ「っ・・・・・」
センリツは、拘束していたロゲルドとネイゼをそのまま離れた場所に転移させ、ラミカに襲い掛かる。
その頃・・・
<ラブカシティの住宅街>
財閥から少し離れたあたりの住宅街で、センリツの転移能力の渦巻きが発生する。
その渦巻きが開き、そこからルイージとカメックが落下してきた。
ルイージ「いやァふぅーFu-fu-fu-!!!!(絶賛落下中」
カメック「る、ルイージ君!掴まって!!」
カメックはとっさにホウキに乗って空を飛び、ルイージの腕を掴んでそのまま飛んでいく。
ルイージ「焦った・・・;;;」
カメック「間一髪でしたな。
・・・それにしても、まさかあんな技を使ってくるとは予想外でしたな・・・」
ルイージ「ていうか、急いでラブカ財閥の戻らないと手遅れになるんじゃない!?」
カメック「キッ!?たしかにそれはまずいですぞ!フルスピードで向かいましょう!!!」
2人は急いでラブカ財閥に戻ろうとするが・・・
「るるる・・・見つけましたよ・・・」
カメック「・・・むむ?あそこになにか・・・「ピュウン!!!」わわっ!?何事!?」
ルイージ「って待って待って落ちる落ちるうぅぅぅ!!!!」
突然レーザーが飛んできた。避けることはできたが、体勢を崩してしまいそのまま2人は落下してしまう。
『ドガッシャア』とものすごい音を立てて、ビルの屋上に不時着してしまった。
ルイージ「痛たたた・・・;;初っ端からひどい目にあった・・・;;;」
カメック「しかし何だったのでしょうかいまの攻撃は・・・危ないではないですか!「足止めのためにやったのですから危なくて当たり前でしょう?」キッ・・・この声はまさか!!」
2人の前に現れたのは、丸眼鏡をかけた緑色の生物・・・何度かマリオ達と対峙したことのある『ゲラコビッツ』だった。
ゲラコビッツ「るるる・・・お久しぶりですねぇ・・・何故マリオとクッパがいないのかさっぱり分かりませんが・・・
細かいことはどうでもいいでしょう。永遠の二番手ルイージ・・・彼にも因縁はありますし。特に。何が何でも始末してしまいましょう。」
ルイージ「(何か僕に対する恨みが強調されている気がする・・・;;;(『マリオ&ルイージRPG』参照))」
<リゾートホテル>
ラブカシティにあるリゾートホテル。その付近に、同じく強制転送されて不時着したのはワリオだ。
ワリオ「ぐぬぬ・・・よりによって強制ワープってありかよ・・・;;
・・・どうこう言っても時間無駄なだけだな。さっさと戻りに・・・「見つけたぞワリオ・・・」・・・やっぱ一筋縄ではいかねーのかよ・・・」
ワリオの背後に現れたのは、ゲラコビッツと同じくダークアイ帝国に加担中の『シェイキング』。
彼はかつてとある国を乗っ取り好き放題しようとしていたが、ワリオに倒されている(『ワリオランドシェイク』参照)。
シェイキング「久しぶりだなぁワリオ・・・お前は覚えてないのだとしても、あの時よくもオレの野望の邪魔をしてくれたな!!」
ワリオ「あの時・・・?ああ、たしかデルデルのサイフの時の・・・
・・・・・だああああ!!思い出してきたらメッチャ余計なことも思い出した!!よくも余計なこと思い出させてくれたな!ぶっ飛ばす!!」
シェイキング「何言ってんだお前・・・;・・・まあいい。ここで貴様を抹消してくれるわ!!!」
(ワリオが何を思い出したのかはお察し願います;)
<海辺>
一方、海辺付近では、ピカチュウが(お忍びで)観光で来ていたノクスとマタンに付き添っていたのだが、ダークアイ帝国がラブカ財閥に襲撃したりしているのを目の当たりにして焦り始める。
ピカチュウ「おいおい嘘だろ・・・これどうにかしないとやべーぞ・・・」
マタン「あの魔眼のマークがついた服装を身に着けている・・・名前はたしか『ダークアイ帝国』だったかしら・・・」
ノクス「色々理解が追い付かないけど・・・はやく倒さないとダメかもしれないね・・・」
ピカチュウ「ああ・・・だが、今この人数で突っ込むのも危険すぎる・・・ここは応援を呼んでおいた方がよさそ・・・「チュドォン!!!」どおわっ!?」
横から突然シャドーボールが飛んでくる。ギリギリよけることはできたが、この時点で邪魔をしてくる者が出てくるのは確定である。
ピカチュウ「危ねぇ・・・な、何なんだ今の・・・いや待て。あのシャドーボールってもしや・・・「ほう・・・悪くない反射神経ではあるな。」!!お前は・・・!?」
3名の前に現れたのは、黒服の男性・・・同じく、ダークアイ帝国に加担しているらしい『サカキ』である。彼の背後には、ミュウツーらしきポケモンもいる。
サカキ「久しぶりだな。・・・いや、君たちは今回が初対面か。」
ピカチュウ「たしか・・・『サカキ』だったか・・・
・・・つーか、後ろにいるのはミュウツーじゃねぇか!?何でそっち側に・・・」
ミュウツー?「・・・・・」
サカキ「・・・ああ、そういえばこの世界側にもいたのだったな。」
ピカチュウ「この世界側・・・?」
サカキ「簡単な話だ。私やお前たちの存在は別世界にも存在している。そういうことだろう?」
ピカチュウ「チッ・・・別世界からかっぱらって来たって事か・・・」
サカキ「何を言っている?私は私が住んでいた世界のポケモンを捕まえただけだ。
・・・いや、これ以上御託を述べても無駄だろう。
・・・さあ、邪魔者には消えてもらおうか。」
サカキのミュウツー「・・・・・・(攻撃態勢をとる」
ピカチュウ「っ・・・やっぱそうなるか・・・「そういうことならば、やるしかないようだね。」・・・えっ?」
サカキが立ちはだかるのだが、その時ノクスとマタンが前に出て、剣を構える。
ピカチュウ「ちょっ・・・2人とも・・・」
マタン「・・・本当はこのような戦いはやりたくないけど、だからって黙って見ているわけにもいかないわよ。」
ノクス「彼らの好きにさせてはいけない。・・・大事な人を守るために、自分の信念を貫くために、戦う覚悟を決めているのは君だけじゃないだろう?」
ピカチュウ「・・・まぁ、そうだな。」
サカキ「ほう・・・」
一旦区切ります。感想まだ。
- 襲撃、開始。 ( No.542 )
- 日時: 2021/05/16 18:50
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
続き
その頃・・・
<ラブカシティ:入口>
ミスタ「畜生がっ!!あの時チャンスをくれたときあんな意味不明なヘマをするなんてぇ・・・おかげで『入口の見張り』というこんな地味な仕事ばかり任されるなんて!!!」
・・・このシルクハットを被って、タキシード(?)を来ているこの青年。かなり前(ギルド小説を建て初めて最初に書き込んだ時の話)にBUG依頼の話で登場した、相手を強制的に暴走状態にする『UMAクルテル』の能力を持つ『ミスタ』である。
彼は一度祷親子にボコボコにされて逮捕されたのだが、丸司に脱獄させてもらっていたのだ。
そんな彼、脱獄させてもらった後も仕事をさせてもらっているのだが、色々あって大失敗を犯して階級が大降格したらしい。
ミスタ「大体何だったんだよあの色んな意味で暑苦しそうな神輿集団は!?気持ち悪いしなんか怖いし!!あああ!思い出すだけで最早泣けてくる!!(号泣」
魔女っぽい服装の少女「・・・ミスタ五月蠅い。」
ミスタが愚痴を言ってるのを『五月蠅い』と言ってきている魔女っぽい服装の少女。
・・・彼女は『UMAランプ』。アイスキャンデーの件(>>356-357・>>359参照)で、(その時セリフは一切なかったが)ちょっとだけ登場していたUMAである。
ミスタ「何だい『マジョーノ』!!いいじゃないか文句の一つや二つくらい!誰も聞いてないんだから!!」
魔女っぽい服装の少女→UMAランプ《マジョーノ》「私は聞いてるけど。聞きたくもないのにはっきりと聞こえてる。そもそも見張りの仕事もまぁまぁ大切なことじゃ・・・」
ミスタ「あああもう・・・わかったよ・・・・・・ん?」
すると2名は、遠くから通常よりかなり大きい大型トラックがこちらに向かっているのを目撃する。中に数名が乗っている。見たところ、黒須達ではなさそうなのだが・・・
マジョーノ「・・・あいつら、誰?」
ミスタ「知らないな。多分ニュース映像を見て急いでやってきたのだろうが・・・
えーっと?金髪・・・いや黄色か?そんな髪色で白と黒の服の少年少女と・・・エイリアンみたいなのもいるな。ポケモンか?・・・どっかで見た気が・・・。
他にも何人かいると思われるが・・・まあいい。敵っぽいし、さっさと排除を・・・「お、早速見つけた見つけた。」・・・何だ・・・?。」
すると、突然次元の穴が開いて・・・何故かそこから神門姉弟が現れる。
発目「なるべく町から少し離れた場所に飛んでくつもりだったんだけどなぁ。まさか色々と都合がよさそうな場所に移動できた。」
比呂「都合がよさそうって・・・;まぁ座標を正確に合わせられないのは確かに難点のようだが・・・で、あの2名だろ?除去対象は。」
発目「そうだよ?」
マジョーノ「・・・誰?ていうか何の会話してるんだろうか・・・「何なんだ・・・!?」・・・?」
突然現れた神門姉弟を見て、ミスタは怯え始める。
ミスタ「・・・何なんだあいつら・・・・・・何だか俺をコテンパンにしやがった奴等よりヤバい気配を感じる・・・とくに女の方・・・」
マジョーノ「・・・は?言ってる意味が分からないんだけど。・・・どうでもいいじゃない。とりあえず燃やせばいいじゃない。・・・それっ。」
マジョーノは、何処からかランタンを出してそれを神門姉弟に投げつける。
発目「・・・ありゃ、どうやら相手はお構いなしに攻撃しようとするわけね。・・・出番だ弟よ。」
比呂「わかったよ・・・・」
・・・すると比呂は、魔導書を取り出した。それで彼の固有魔法を使用する。
比呂「・・・『人形魔法』・・・『即席人形兵』。」
地面に魔力を注ぐと、人形兵のような魔力の戦闘ゴーレムが複数生み出される。そのゴーレムは、マジョーノが投げつけまくったランプをことごとく破壊した。
マジョーノ「・・・え?何あれ趣味悪。」
比呂「何度でも言っておけや・・・(呆れてる」
ミスタ「周囲の物体を操れるって事かい・・・それなら僕の能力だって効くはずさ!!」
対抗してミスタは、闇の瘴気をその人形兵に浴びせる。そうしたことで、その人形兵たちは暴走して神門姉弟に襲い掛かり始める。
発目「ありゃ、そう来るのね。・・・ていうかどうにかできないのコレ。」
比呂「どうにかって・・・そもそも魔法とUMA能力は色々違う部分が多いせいか、コントロールが効きそうにない・・・つーか見ていないで手伝えよ姉貴!この街に行くって言いだしたのお前だろうが!(怒」
発目「わかったよぉ・・・わかったからそんなすごい形相で睨まないで;;
・・・じゃあ、軽くやりますか。」
・・・弟に思いっきり怒鳴られてたが・・・気持ちを切り替えて、神門発目も魔導書らしき本を取り出した。
発目「・・・ダイス魔法・・・『運命の砲撃:賽三つ』」
魔導書を開いて魔法を唱えると、サイコロが3つ出てくる。彼女はそのサイコロを振る。
地面に転がり落ちると、賽の目はそれぞれ『1』、『5』、『3』と出た。
発目「合計で『9』・・・まぁこれくらいで十分か。」
ミスタ「・・・あいつら何やっているんだ・・・?随分とグダグダトークをかましているが・・・「チュドォォォォォォォォォォォォォン!!!!」・・・(・_・)」
賽を振った瞬間、ミスタの能力で暴走した土人形に魔力の砲撃が直撃して、そのまま壊れた。
ミスタ「おいおいおいおいおい・・・何なんだよあの2人!?規格外すぎる・・・」
マジョーノ「・・・ねぇ・・・もうめんどくさくない?早く帰りたいんだけど・・・」
ミスタ「はぁ!?さすがにそういうワケに行かないだろうが!」
比呂「・・・(後方を見る)・・・姉貴、そろそろあいつら到達するぞ。」
発目「え、うそっ・・・しょうがない。これで終いにしよう。」
・・・突然発目から謎のオーラが放たれ、辺り一面に風が吹き荒れ始める。
発目「・・・術式魔法・・・『黒雷』。」
すると、文字らしき物体が複数と、空からどす黒い雲が発生する。
マジョーノ「・・・なにあれ・・・」
ミスタ「・・・もう嫌だホントこの世界OTL」
その矢先に、ものすごい魔力の雷撃がUMAの2名に直撃した。そのまま2名は失神した。
発目「・・・ざっとこんなものかなぁ。」
比呂「・・・つーかこれ・・・・・・俺の出番必要あったか?」
発目「まぁいいじゃないの。こういう時はどーんと能力を判明させる的なのいいと思うけどなぁ。」
比呂「何だよその生々しい発言は・・・相変わらず姉貴のグダグダ思考は理解できん・・・;」
発目「・・・ま、とりあえずこの辺で帰ろっか。障害は撃退したわけだし。」
比呂「・・・分かってるっつーの・・・黒焦げになって(失神したままのUMA2体を見る)・・・こいつら・・・置いて言っていいのか?」
発目「いいんじゃない?片方一回脱獄してるから、法で裁いてもらった方がベストだよ。
・・・それじゃ、これで役者はそろうわけだし・・・後は見守らせてもらおうかなぁ。」
そう言って姉弟は、その場を去っていった。
・・・この2人、一体何者なのか。・・・今はそれを語る時ではないのである。
この姉弟が去った後、すぐにミスタが見掛けたトラックが到着した。
・・・一方、喫茶店を飛び出して行った黒須を追って、ラブカシティに駆け付けた菜乃とシンボラーは・・・
<商店街らしきエリア>
菜乃「・・・監視を掻い潜って無事にたどり着きましたが・・・」
シンボラー「妙だな・・・肝心の黒須はどこ行ったんだ・・・?道順はなるべく同じところをたどっていったはず・・・」
ラブカシティにある商店街らしき場所に到着していたのだが、どうやら途中で黒須を見失ってしまったらしく、現時点では彼を探している模様。
菜乃「・・・今は後回しにするしかなさそうですかね・・・少しでもセンリツの行動を止めておかないと完全に相手の思うつぼになってしまいますし・・・
・・・とはいえ最もなのは、黒須さんとセンリツを対面させることですが・・・」
シンボラー「・・・彼の話からすれば、『彼女は黒須を自分の手で殺した』と思い込んでいて、よって自暴自棄状態になっている・・・
・・・そして彼女は彼が生きていることを知らない・・・たしかに鉢合わせさせれば確実に・・・「チュドガッシャァァァァァァン!!!」今のは・・・!」
菜乃「・・・考えている時間はないようです・・・手遅れになる前に、急いで財閥に向かわなければ・・・・・・あらっ?」
すると菜乃は、道端に誰かが倒れているのを発見する。・・・急いで駆け寄ってみると、倒れているのはロゲルドとネイゼの2人だった。既にボロボロの状態。
菜乃「えっ・・・ロゲルドさんとネイゼさん・・・!?何があったんですか一体・・・」
ネイゼ「ああ・・・お前は・・・」
ロゲルド「側近として不甲斐なしだ・・・いつの間にか警備システムを破壊されたらしく・・・センリツに・・・不意を・・・突かれて、背後から・・・」
菜乃「っ・・・やはり既に・・・」
シンボラー「警備システムをいつの間にか破壊された・・・そもそも結界を張っていたと聞いたが・・・」
菜乃「・・・確かにそこは気になるとこですが、早くラブカ財閥に向かいましょう。
・・・この2人の手当てもしなければですが・・・」
<ラブカ財閥付近>
ラブカ財閥付近。だいぶ前にウルトラワールドで仕入れた、特種な移動魔道具を使用してすぐにラブカシティに到着すると、早速、センリツが暴れまわっている故に闇の手や魔力が散乱して荒れに荒れているラブカ財閥を目撃した少女が一人。
さとり「・・・ここが『ラブカ財閥』・・・どうやらかなり深刻なことになっているようですね・・・
・・・肝心の黒須さんは・・・おそらく彼が言っていたあの『裏口』から入っていったのでしょうか・・・それにしても、まさか心を読む間もなく、突然あのような行動に突っ走るとは思いもよりませんでした・・・
・・・思わずこの街の中心に飛び込んでしまいましたが・・・仕方がありません。ひとまず、辺りにいる敵陣を片付けながら進みましょう・・・」
・・・こうして、ラブカ財閥の中に入っていった。
<ラブカ財閥:中央室>
その頃の中央部では、たった一人でセンリツに立ち向かい続けているパヴァリ。(ラミカもサポートをしているのだが、彼女の魔法はサポート系なので攻撃ができない。)
・・・センリツの猛攻に対抗しつつも、ダメージ自体を全く与えられていない状態。
パヴァリ「うう・・・やっぱり歯が立たない・・・」
ラミカ「やはり炎以外の攻撃は歯が立たないというのですか・・・」
センリツ「・・・ハァ・・・流石に一筋縄ではいかないとは分かっていましたが・・・もういいでしょう。
・・・はぁ・・・そうですねぇ・・・どうせ彼はもういないのですから・・・力をすべて解放したって何の問題もない・・・」
ラミカ「『彼』・・・誰の事・・・?」
センリツ「・・・貴方達にこたえる義理はありません。もうどうだっていいのですから。さっさと失せ・・・「バキュウン!!!」っ・・・!?」
すると突然銃弾の音が鳴った。音がした方向から注射器らしき物体が飛んできて、センリツの首元に刺さった。
センリツ「これは・・・例の薬ですか・・・「ふぅ・・・間に合ったようだな・・・」む・・・」
・・・撃って来たのは、ウォッチを使用して『ドクターミリオン』に変身した西沢貞奈だった。
ドクターミリオン「すみません、かなり遠くに飛ばされたようで・・・何とか間に合いはしたようですが。」
ラミカ「ああっ・・・西沢さん・・・」
パヴァリ「よかった戻ってきた・・・疲れた・・・;;;」
ドクターミリオン「・・・財閥中にいた敵は片づけておきました。それと、後でメタリヴさんやノリオさん達も駆けつけてきます。」
ラミカ「それなら一応よかった・・・とは言い切れませんが・・・後は・・・」
・・・ラミカ達は、『UMAの力を抑制する薬』を首元に撃たれたセンリツの様子を見る。
薬を撃たれたセンリツは、身体が痺れはじめ、生えていた闇の手も縮まり始める。
センリツ「・・・っ・・・体が・・・あっ・・・」
ラミカ「・・・これで・・・終わらせましょう・・・」
ラミカが、『深海魔法』の魔導書を開き始めたとき・・・
センリツ「終わらせる・・・?そんなことしても何の意味も無いで・・・ナイのですから・・・
・・・こ・・・コンなノで終わラセテタまりマセンヨ・・・終わラセ・・・
・・・・オワラセテタマルカアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!」
一同「・・・!!?!?」
突然センリツの体内から、異常な闇の瘴気とオーラが放出され始めた。
???『ククク・・・ついにこの力を私の手に・・・アハハハハハハハ!!!!』
続きます。感想OK。
- Re: ウルトラワールドでの日常 ( No.543 )
- 日時: 2021/05/16 19:37
- 名前: 桜木霊歌 (ID: TZkODFX/)
こんにちわ!桜木霊歌です!
霊歌「センリツ・・・お願いだから止まってよ・・・!」
優「センリツさんは元々ラブカシティにいた・・・ということは、警備も全て把握していたんですね・・・」
霊歌「・・・何でなの?この子は救われていいはずなのに・・・カスタネイスやダークアイ帝国に利用されて・・・お願い!センリツを助けてあげて!」
優「霊歌さん・・・」
次回も楽しみに待っています!
- コメント返却 ( No.544 )
- 日時: 2021/05/27 18:27
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
どうも。何週間か前に、『Wordの一つのデータに文章を沢山書き込むと重くなるらしい』などと
父親に言われたおろさんです。
最近買ったゲーム、やり込み過ぎてストーリーを約1週間でクリアしてしまったなぁ・・・
>>桜木霊歌さん
コメントありがとうございます。
センリツさん、おそらくダークアイ帝国の技術も利用したのか、警備や計画を完全に把握していたようで。
ほぼ強制的に人身売買組織で働かされた鈴音黒須と、両親から虐待を受け、更に人身売買組織に誘拐されて絶望的な状況に立たされていた鈴音センリツ。横やりを入れたのはどう考えてもカスタネイスですが、センリツは何故ダークアイ帝国に・・・?
2人の運命はいかに・・・
コメントありがとうございます。本編までしばらくお待ちください。
- 魔族『カスタネイス』 ( No.545 )
- 日時: 2021/05/27 18:37
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
まだまだ続いています『ラブカシティ編』。
鈴音黒須(あとマリオとクッパ達)不在の中、一応センリツに薬を打ち込むことができたのだが、何やら様子がおかしくなってきていて・・・
<財閥の通路>
その頃、一旦警備で離れに向かっていて、命令を待っていたが、急いで財閥に戻りに向かっていたメタリヴ。
現在、敵陣の使徒達に行く手を阻まれているようだ。
ダークアイ帝国側の魔導士「フハハハハ!!簡単には通さないぞ!貴様らを倒して私の功績を上げ「邪魔だ!!!」ぶぼべらあ!?!?!(思いっ切りぶん殴られる」
メタリヴ「くそっ・・・数が多すぎる・・・どこから入り込んで来たんだ・・・・流石に体力の限界も近い・・・」
使徒達「覚悟ォォォ!!!!」
メタリヴ「!!しまった背後から・・・」
背後を取られそうになるメタリヴだったが、すると・・・
さとり「・・・心花『カメラシャイローズ』。」
・・・古明地さとりが、スペルカードでハート形の弾幕を飛ばし、それが直撃して使徒たちを撃退した。
さとり「・・・間一髪・・・と言ったところでしょうか。」
メタリヴ「・・・何者だ・・・って待て!桃髪の少女・・・貴様、我々の情報を探っていたという・・・」
さとり「情報を・・・まぁ、あながち間違いではありませんが・・・」
メタリヴは、さとりに質問をしようとする。
メタリヴ「貴様・・・何故こちらの情報を・・・」
さとり「・・・私はたしかにそちらの情報も集めていましたが、私が調べていたのはあくまで『鈴音センリツ』関連の情報です。」
メタリヴ「!?心を読まれた・・・?いや、今はそこはどうでもいい・・・一体どういうことだ。」
さとり「・・・彼女の大切な存在だという方に頼まれましてね。」
メタリヴ「『大切な存在』・・・?そのような人物がいたという情報は無かったが・・・」
さとり「・・・やはりご存じないようですね。
・・・それより、話している時間は無いのではないでしょうか。」
メタリヴ「それくらいわかって・・・
・・・・・考えている暇はないか・・・急がなければ・・・「チュドガシャァァァァァン!!!!!!!」なっ・・・!?」
さとり「・・・・・・!?」
突然、中央部からとんでもない爆発音がなり、瓦礫や破片がこちらに転げ落ちた。
メタリヴ「くそっ・・・早く向かわなければ・・・!!(中央部に突っ走る」
さとり「あっ・・・むやみに突っ走っては・・・」
<中央部>
・・・『UMAの力を抑制させる薬』をセンリツの首元に撃ち込めたのだが、何だか様子がおかしい・・・
センリツ(?)「・・・アハッ・・・」
大量の闇の瘴気が放出された後、先程より闇の手が大量に生えて、更に途轍もないオーラを感じる。
・・・さっきまでの、落ち着いた感じだがどこか気力を失っている気がする表情からはかけ離れており、かなり冷酷で、分かりやすいくらいの狂気の表情を見せている。
センリツ(?)「アハハ・・・これが『UMAアンバランス』の力・・・ついにこの手に・・・ククク・・・」
ラミカ「これは一体・・・」
ドクターミリオン「・・・センリツのやつ・・・予想はしてたけど、今まで本気出してなかったって事かよ・・・」
センリツ(?)「『センリツ』・・・?・・・ああ、そういえば彼はこの少女にそんな名前を付けていたねぇ・・・いや、今はもうコレは成人になってるねぇ」
ラミカ「『名前を付けた』・・・?一体どういう・・・」
ドクターミリオン「センリツのやつ・・・まさか体を乗っ取られたというのか?・・・つーかその口調・・・
・・・っ!まさかお前・・・!」
センリツ(?)「・・・おや、たしか君は・・・あの狐の亜人との混血・・・
・・・ククッ・・・その反応・・・どうやら気づいたようだねぇ・・・」
ドクターミリオン「そこまで知ってんのかよ・・・」
ラミカ「知ってるのですか・・・?ということはもしや・・・」
・・・2人が、現在センリツに起こっている状況に気づくと・・・
センリツ(?)「・・・ああ・・・流石に気づくよねぇ・・・ククッ・・・。」
・・・すると、センリツの背後に、金髪白髪の男性の姿が。この姿は・・・
センリツの背後にいる金目の幻影『・・・ふぅ・・・久しぶりだねぇ・・・』
ドクターミリオン「・・・『Dr.カスタム』・・・!」
・・・その幻影は、『Dr.カスタム』こと『カスタネイス』だった。
センリツの背後にいる金目の幻影『フフフ・・・そのニックネームを他人の口から聞くのは久しぶりだなぁ・・・
・・・やぁどうも・・・初めましての方は初めましてだねぇ・・・』
一旦区切ります。感想まだ
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