二次創作小説(新・総合)

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ウルトラワールドでの日常
日時: 2020/12/29 16:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

皆さんこんにちは。おろさんという者です。
他の作者方のクロスオーバー小説に憧れてこの小説を執筆することにしました。
まだまだわからないことが多いですが、よろしくお願いします。

~注意事項~

・この小説はクロスオーバー小説です。
・一部キャラ崩壊やオリキャラ・オリジナル設定などが含まれています。
・不定期更新です。
・荒らしや誹謗中傷はお断りしています。
これらを承知してお楽しみください。

タグ クロスオーバー ダンガンロンパ 東方project ポップン スマブラ・スマブラ関連 名探偵コナン 
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BUGの依頼応募用紙(ギルド小説と分別しましたので依頼はそちらでお願いします)>>180

生物学者は人と関わりたくない ( No.511 )
日時: 2021/02/02 18:29
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き



翌日・・・



<神鳴坂学園>


担任「・・・えーっと、まず今日は転校生を紹介するぞー。」


関城「ありゃ、転校生?誰だろ。」

名堀「・・・・・・」

この日はどうやら転校生がやってくるらしい。ちなみに関城と名堀のクラスは『2年B組』。(北律佳奈子と望原ヒカルのクラスは『2年A組』です)

教室内の生徒たちは、『一体誰なんだろう』と心を躍らせながら担任の話を聞いていました。
  そして、担任が声を掛けると、教室のドアが開きました。
・・・教室に入ってきたのは、どこかで見たような赤髪トンガリ少女。・・・というか、西沢貞奈だった。

西沢「・・・西沢貞奈だ。よろしく。」


関城「・・・おっ!貞奈ちゃん「おい静かにしろ!!(by名堀」すいませんすいません;;(席から立ち上がれないように抑えられました」



担任「・・・それじゃあ席は・・・関城の後ろの席だな。」


貞奈は担任に言われた通り、関城が座っている席の後ろの席に行って着席した。関城の席の隣は名堀が据わっているので、親しい中のがそろった感じになりました。

・・・少ししたら、関城は貞奈に話しかけ始めた。

関城「貞奈ちゃん神鳴坂に転校してきたんだね。」

名堀(まあ、こういうパターンが起こるのは想定済みだが・・・)

西沢「・・・ちゃん付けをするな関城南。・・・前からノリオさんに『転校してきなさい』的なことをずっと言われてたからな。まぁ、今探ってる二十一の謎とかでも色々とちょうどよかったし。」

名堀「二十一の謎?この学校にもあるってことか?前に北律が言ってた戦道チアリの件(>>222-224参照)とか以外で。」

西沢「まぁな。・・・つーか、そういう理由で私がここに転校してくることをBUG側に伝えたはずなんだがな・・・いや、単に情報がお前らの耳に入ってなかっただけか・・・昨日の話だし・・・」

関城「あーそういう。・・・とにかく、学園内でもよろしくね貞奈ちゃん!」

西沢「だからちゃん付けをするなって・・・」

名堀「人称に関してはあきらめた方がいいんじゃないか・・・;」



かれこれ昼休み頃に・・・


関城「・・・フフッ・・・♪」

食事をとって少し経つと、関城は何やら上機嫌に。

西沢「・・・あいつ、何か妙に上機嫌だな・・・」

名堀「次の5,6時間目は美術だからな。『想像を形にするのはこの授業がうってつけなんだ』みたいな事であいつは美術の授業に時間が好きなんだよ・・・」

西沢「はぁ・・・;」

すると関城南、何か思い出したのか、またまた貞奈に喋りかける。

関城「・・・あ、ところで貞奈ちゃん、今探ってる二十一の謎って何なの?」

西沢「ちゃん付けしないでくれ・・・;・・・まぁ今はいいか。・・・で、今探ってる二十一の謎っつーのが・・・たしか『超高校級の生物学者』っつー・・・」

名堀&関城「ヴェッ!!?!?!?」

西沢「!?いきなりどうしたんだお前ら・・・」

貞奈の発言に2人は驚いてしまう。それもそのはずで、『超高校級の生物学者』は昨日モノクマにも話した話題だったからです。

名堀「いや、超高校級の生物学者って・・・うちの学校の非常勤講師の遠坂先生がそう呼ばれてたようでしてはい・・・」

西沢「えっ、そうなのか?・・・待て。それならあいつらがそのことを事前に伝えておくと思うが・・・」


井仮「いや、生憎伝えられなくてな。」

背後から突然声をかけられて振り向いてみますと、神鳴坂学園で数学教師を務めています『2年A組』担任で、貞奈同様ラブカシティに協力している魔族の井仮京介先生。

名堀「!!?井仮先生!?」

関城「いつの間に背後にいたんだ・・・;」

佳奈子「私達もいまーす。」←名堀たちの教室付近に連れてこられた

ヒカル「こんにちはです。」←同じく

西沢「北律佳奈子も望原ヒカルもいたのか。・・・おい、伝えられなかったとか言ってるけどどういうことだよ。」

井仮「・・・いや、伝えようとしたがお前が話を最後まで聞かずに直行していったってのもあるが・・・
生憎、『遠坂斉練』に関しての情報が無さすぎるのも事実。彼女が学生時代から空き教室を勝手に使って生物を飼っていたようなので、俺らがこの学園に来る前に彼女を空き教室から追い出そうとしたらしい。
・・・だが、教室の扉にかなり厳重な錠前をかけているようでな。ほとんどその教室から出る姿を見たことがない。
そうなれば、強行突破を諦めて、教師たちは今度はどこかで食料とかが尽きるだろうと思って待っていたらしいが、どうやら、あしながポケモンの『アリアドス』と、コブラポケモンの『アーボック』を持ってるらしくて、そいつらにお使いを任せたりしているらしい。
お金とかも受賞とかの賞金などでどうにかできているようなので、生活に困ることは無かっただろう。
・・・結局、教師たちは空き教室から追い出させることは不可能と判断して、結果的にそのまま放置しちまったらしい。一応ノリオさんも俺もどうにかしようとしたけど案の定全く相手にされなかったよ。」

関城「ええ・・・遠坂先生、ほとんどあの空き教室に閉じこもってるって事?昨日放課後に潜入してみようって思ったけどそういうのだったら無理かぁ・・・じゃあ、どうしたら遠坂先生が使ってる空き教室に入ればいいんだろう・・・」

佳奈子「南ちゃんそんなこと考えてたの・・・;」

ヒカル「・・・そういう事なので、スマブラ屋敷にそのことを伝えていたようなんですよ。そこで、その空き教室に入るために助っ人を要請したようです。」

名堀「助っ人?誰だそいつ。」

助っ人の話になると、井仮はこう言い始める。

井仮「・・・一応、空き教室にかけられている錠前を調べてみたんだが、どうやら特殊な超音波やサイコパワーを浴びせないと開かないらしいんだ。」

西沢「・・・で、誰なんだよそいつは・・・私は厳密なこと聞かされてないんだがどういうことだ。」

井仮「話を最後まで聞かないで直行していったお前も悪い。」

西沢「わかったよ・・・;」

井仮「・・・まぁ、どの道放課後になったら来るように言っておいたからな。それまで待っていろ。」



なんだかんだで放課後・・・


授業が終わった後、さっきの場面で井仮に引っ張り出されていろいろ事情を聴いた北律佳奈子と望原ヒカルは、例の空き教室近くで待機して、暇を持て余していた。


佳奈子「・・・それで、放課後になって30分くらい経ったわけだけど・・・」

ヒカル「・・・何故僕ら以外の人たちが来てないのでしょうかね・・・部活動とかでしょうか・・・」

佳奈子「さぁ・・・・・あっ、そういえば・・・」

『部活』というワードを聞いたら佳奈子は、こんな話をし始める。

佳奈子「・・・ところで、みんな部活動何処に入ってるんだっけ・・・」

ヒカル「僕は部活動には入ってませんよ。警察の仕事などで色々忙しいですし・・・佳奈子さんは?」

佳奈子「いや・・・私はちょっと前までは家庭科部に入ってた。部員や先輩後輩と意見が合わなくなってやめちゃったけど・・・」

ヒカル「そうですか・・・」

佳奈子「・・・はぁ・・・・」

会話がすぐに終わってしまったので、また別に話題を取り上げました。

佳奈子「・・・にしてもさぁ、ヒカル君はすごいよ。中学生にしてエリート警察だし。」

ヒカル「いえ・・・そうでしょうか・・・まぁ、種族などの問題でこの世界の労働に関する法律があやふやになってしまっているのもあるのでしょうが・・・」

佳奈子「あやふや?・・・えっ、もしかしてこの世界だと中学生でも超高校級の肩書ついたりするのってそれが理由なの?」

ヒカル「そうらしいですよ。この世界がクロスオーバー世界となってから、様々な種族の者たちが住んだりしましたからね。
・・・エルフのような種族が成長速度が速かったりなど人間と成長速度がかなり違う生物もたくさんいます。なので、一部の年齢制限による規制等を除いて、年齢に関しての法律や基準などがあやふやになってしまっているらしく
・・・今思えば、僕が14なのに警察出来てるのもそれが理由なんでしょうね・・・;」

佳奈子「意外とまだ問題残ってるもんだねぇ;」

ヒカル「ですよねぇ・・・」


この世界に関する世間話をしていたら、井仮先生と西沢貞奈がやっと来た。


井仮「・・・すまない、遅くなった。」

西沢「おまたせーっと。」


佳奈子「・・・あ、やっと来た・・・」

ヒカル「・・・あれ?関城さんと名堀さんは・・・?」

井仮「えっ、まだ来ていないのかあいつら。部室にはいなかったが・・・」

西沢「・・・これ、なんか嫌な予感がするんだが・・・;」



一旦区切ります。感想まだ。

生物学者は人と関わりたくない ( No.512 )
日時: 2021/02/02 18:32
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き



関城「・・・おお・・・なんだろう・・・いろんな生き物がいっぱい・・・」

名堀「まぁといっても、主に虫や爬虫類や両生類とか熱帯魚とかだがな・・・つーか俺たちどうやってここに入ったんだ?」

関城「えっ・・・あれ、よく考えたらここどこだっけ?」

名堀「えっ・・・言われてみりゃあたしかに・・・」

関城と名堀は、いつの間にか虫や爬虫類などの生物が水槽やケージなどに入っている部屋にいました。ていうか部屋全体が水槽やケージ、それらを載せている棚がいっぱいあって、その結果迷路になっている状態の部屋です。


関城「えっと・・・私達、理科室に行ってて・・・そこで何か見覚えのない扉を見つけて・・・そこで気になっちゃったから入ってみまして・・・で、この状況で」

名堀「だから入るのはやめとこうって言ったんじゃねぇか・・・;」

関城「いいじゃんそーゆーの!「誰だ。」ふぇっ!!?」

すると、どこからか女性の声が聞こえた。見つかると嫌な予感がするので、近くの物陰にとっさに隠れる。

名堀「ちょっ・・・おい隠れるぞ!!」←物陰に隠れる

関城「はぁい・・・;」←同じく


???「・・・おかしいな・・・確かに声が聞こえたんだが・・・」

声の主は、すぐに名堀たちがいたところに来た。暗くて見えづらいが、その者の方には、何やらデュエマの奇石アムベルのような銀色のトンボ型生物がとまっていたということはわかった。

トンボ型生物「キリキリ・・・」

???「・・・ん?・・・あー、言われてみればこの辺りが怪しいな。」

『キリキリ』と鳴き声(???)を発したトンボ型生物は、女性に何かを伝えたようだ。そうしたら、名堀と関城が身を潜めている所に近づいてくる。


関城「ちょっ・・・これは怖い怖い怖い!冗談じゃないって!!(小声」

名堀「とにかくここはやり過ごすしかねぇよ!!(小声」

女性は手当たり次第に、部屋に入ってきた者たちを見つけようと辺りを探ってみる。

???「・・・えっと・・・・・・あー、暗くてよく見えないけど・・・

・・・うーん・・・いないな・・・やっぱ気のせいだったかなぁ・・・」←去っていく

かなり大雑把なやり方で探していたようで、女性はそのままその場を離れて行った。

関城「・・・ハァ・・・何とかやり過ごしたみたい・・・」

名堀「だ・・・だな・・・」

安心したそのつかの間・・・

???「・・・なんてなああああああああああああ!!!!」←カムバック

名堀&関城「ぴぎゃああああああああああああああ!??!?!?!?」





その頃


井仮京介は、スマブラ屋敷からの連絡を受けていた。

井仮「・・・そ、そうか・・・わかった。(電話を切った」

佳奈子「・・・どうかしたんですか?」

井仮「それが・・・この時間帯に来るはずだったBUGの者達なのだが、急用で遅れてくるらしくて・・・」

ヒカル「はぁ・・・まだ待たないといけませんね・・・」

西沢「・・・つーか、名堀東間と関城南はどこに・・・「ぴぎゃああああああああああああ!?!??!?」ふぁっ!?」

突如、空き教室から叫び声が聞こえてくる。

佳奈子「えっ・・・何今の声・・・怖っ」

・・・少し経つと、扉にかかっていた錠前が突然外れ、扉が開いた。

井仮「む・・・扉が開いた・・・?」

そこから、白衣を羽織っている青目の金色ショートボブの女性出て来ました。この女性は確か・・・

ヒカル「あっ・・・たしか遠坂先生・・・?」


青目金髪の女性→遠坂「・・・ん?井仮先生と・・・たしかこの学園の生徒の北律佳奈子と望原ヒカルと、新入生の西沢貞奈か。・・・何やってるんだ?」

佳奈子(生徒と先生たちの名前全部把握してる・・・?)

井仮「あ、いや、別に・・・・・・ん?」

西沢「・・・って、名堀東間と関城南!?」

名堀&関城「きゅううう・・・・・(失神中」

遠坂斉練に引きずられてたようですこの2人。状況がつかめないので色々聞いてみたところ・・・

遠坂「・・・あ、この2人?・・・理科室に隠してた裏口を偶然見つけては行っちまったんだよなぁ。」

トンボ型生物「キリキリ・・・(『それを言ったらアカン』みたいなことを言っているようだ」

遠坂「あっ、いけね・・・」

名堀と関城、どうやら遠坂斉練が勝手に使用している空き教室に入り込んでしまったらしいのです。偶然が重なるって怖いなー(ry

トンボ型生物「キリキリ・・・」


佳奈子「・・・ちょっと待って、肩に乗ってるトンボ?って・・・何すかこの生き物。」

ヒカル「どこかで見た記憶はあるのですが・・・」


西沢「こいつ・・・UMAじゃねぇか・・・」

井仮「『UMAトンボノ』か・・・いや、その上となる『UMAギヤマ』か・・・何故そのUMAを・・・」

遠坂「『UMAギヤマ』?・・・あ、『ロベルト』の事か?」

トンボ型生物→UMAギヤマ《ロベルト》「キリキリ・・・」

井仮「ロベルト・・・とは・・・;」

ちなみに『UMAトンボノ』というのは、BUGを結成する前、突如として姿を現したダークアイ帝国が大軍で送り出したトンボ型UMA。超音波で攻撃したり、増殖したりするのだが、体力はそんなに無いのですぐさま倒されたのです。
・・・そして、その『UMAトンボノ』より能力や性能などに違いがあったり優れていたりしているものが、『UMAギヤマ』というUMAらしいのだ。(>>163-165>>169参照)


ロベルト「・・・キリキリ・・・」

遠坂「・・・え?いやだよめんどくさい。」

佳奈子「ちょっと待ってこの人あのトンボ(??)の言ってることわかるの!?(小声」

ヒカル「僕もよく分かりません!!(小声」


『ロベルト』と命名されている『UMAギヤマ』はまた遠坂に話しかけたらしいのだが、遠坂本人は何だか面倒くさがっている模様。


ロベルト「キリキリ・・・・」

遠坂「あー・・・あーもうわかったよ・・・;」

何か猛抗議したしく、最終的に遠坂の承諾を得たらしい。なんて言っているのか全く分からないのでどういう会話をしているのかがよくわからないのです。

名堀&関城「うう・・・」

そうこうしていると、失神中だった2人が起き上がりました。

関城「・・・あれ・・・ここどこだっけぇ・・・(寝起き」

名堀「・・・ん?何で井仮先生が・・・」

井仮「どれだけ記憶が飛んでいるんだお前たちは・・・;」

関城「・・・あれっ?さっきのカニ○リズムピエロはどこ行ったの・・・!?」

名堀「いや少なくともピエロじゃなかった気がするが・・・」

西沢「何寝ぼけてんだよ・・・」

関城「・・・ってあれ?遠坂先生・・・?」


遠坂「・・・ああ・・・やっと起きたのか。・・・じゃあもういいか・・・」

遠坂は空き教室の外に名堀と関城を移したら、早速扉を閉めようとした。

ロベルト「キリキリ・・・(『ちょっと!話が違くなるでしょ』と言っているようだ」

遠坂「うっ・・・いいだろ別に!部室を案内する必要なんてねぇだろ?」

遠坂さん、どうやらロベルトに『生物部の部室を案内したら?』みたいなことを言われていたらしい。

佳奈子「部室?ここって空き教室じゃ・・・」

井仮「彼女が勝手にそう呼んでいるだけだろう。・・・まぁ、無断で使っているとはいえ、あの部屋の奥をパッと見る限り水槽やケージがたくさん並んでいるようだし・・・よく考えたらもうこれだと空き教室ではないな。」


遠坂「・・・ていうかお前ら・・・何しに来たんだよ。近くの教室に用があるのならさっさとどっか行け。」

井仮「え、あ、いや・・・」

遠坂「いいからどっか行けっての!!!」

遠坂は怒って、空き教室近くから井仮たちを追い払ってしまった。


佳奈子「むうう・・・気難しい人だなぁ・・・;」

ヒカル「・・・それで、どうします?」

井仮「参ったな・・・ここは、もうすぐ来てくれるはずのBUGの者達を待つしかなさそうだ・・・」

西沢「・・・あれっ、名堀東間と関城南は・・・?」

佳奈子「え?一緒にいるはずじゃ・・・えっ?」

一同は、名堀と関城がまたいなくなっていることに気づく。

井仮「おい・・・あいつら本当にどこ行ったんだ!!?!」



<生物部室(勝手に使われてる空き教室)>

井仮達を追い返した後、遠坂は扉に鍵をかけて、また空き教室に閉じこもった。

遠坂「ったく・・・」

ロベルト「キリキリ・・・」

遠坂「・・・いいんだよ。別に。あまり面倒ごとを起こすわけにはいかないし。・・・ん?」

すると、奥から『アリアドス』と『アーボック』がやってきた。

アーボック&アリアドス「・・・・・・(心配そうに遠坂を見つめている」

遠坂「お前らか・・・安心しろ。何も心配する必要もないさ。」


そう言って、遠坂は生物達を連れて、奥の部屋に行った。

・・・少しした後、入り口近くの物陰から誰か出てきた。


関城「・・・ふぅ・・・良かった良かった。今度はバレなかったみたいだね。」

名堀「・・・そうみてーだな。」

またまたこの二人でした。どうやら、井仮達が追い払われる直前、遠坂が目を離したすきに入り込めたようだ。


名堀「・・・入り込めたのは良かったが・・・どうする?このままだとまたバレる可能性があるぞ。」

関城「うーん・・・」

扉を見てみると、先ほど遠坂先生がかけた錠前がかかっている。廊下側にも同じ錠前がかかっていたが・・・

関城「この錠前・・・外側にも内側にもかけてあるのかな・・・?片方を開け閉めすればリンクしてもう片方も自動的に開け閉めできるみたいな。」

名堀「よくわからねぇが・・・これだと佳奈子達を部屋に入れることは無理だな・・・」

関城「どうしよう・・・ん?あれっ?」

名堀「どうしたんだ南?」

関城「・・・東間君、再度言うけど、この錠前、外側にも内側にもかけてるけど・・・」

名堀「わかってるよ。もう一回言わなくたって・・・あっ;」

・・・そうです。錠前は廊下側にも部屋側にもかかっていますので・・・



2人は自力で扉から外に出ることができません☆


関城「えーっと・・・えーっと・・・;;;」

名堀「あー・・・・;;;


・・・・誰かああああ!!!聞こえますかあああああ!!!」

関城「これ外にちゃんと聞こえてるよね!?防音じゃないよね!?」

2人はテンパってドアをたたきまくって外に助けを求める結果になりました;

関城「そ、そうだ東間君!!キーロ(名堀の相棒のUMA《ジョーマエ》)はどうなの!?」

名堀「鍵を開けること自体は専門外だって前に言ってた。」

関城「やっぱ誰かああああああああああ!!!!!」




奥の部屋では・・・

遠坂「ん?まーた誰か入り込んできたのか・・・」

ロベルト「・・・キリキリ・・・」

遠坂「え?『また追い返すつもりなのか』だって?当たり前だろ。あんまり面倒ごとを増やされたら困る。・・・行くぞ。」

ロベルト「キリキリ・・・」


そうして、ロベルトを連れて、扉の近くに向って行った。

・・・窓の外から、誰かが遠坂とロベルトを見ていたが、彼女達はそのことに気づいていなかった。


ゲラコビッツ「るるるる・・・あの女性の肩に止まっているのが『UMAギヤマ』というわけですか・・・
・・・これは利用価値があるるる・・・そうとなれば捕まえましょうか・・・」

するとゲラコビッツは、闇の瘴気を吹きかけた種を飛ばして、空き教室の中にいた『ある生物』に刺したのだ。



その頃、ルカリオが神鳴坂学園に向かっていた。

ルカリオ「参ったな・・・急用で遅れてしまった。急いでおかなければ・・・


・・・すまないな。わざわざ来てもらったのに・・・」

ルカリオと共に学園に向かっていたのは、2足歩行の宇宙人みたいなエスパーポケモン。彼は確か・・・

エスパーポケモン「・・・気にする必要はない。・・・む・・・?」

ルカリオ「どうしたんだ?・・・っ!?」

学園の近くに着いた2名は、何やら悪しきオーラを感じ取った。

・・・ぎょろっとした目で彼方此方を見たり、長い舌を伸ばしたりしながら、透明になって学園の壁に溶け込んで、何かを待ち構えているような・・・

ルカリオ「・・・急いだほうがよさそうだな・・・」


一旦区切ります。感想まだ。

生物学者は人と関わりたくない ( No.513 )
日時: 2021/02/02 20:00
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き


<生物部室(勝手に使われている空き教室)>

遠坂「おーい、そこに誰かいるんだろー?」

名堀と関城が外部に全力で助けを呼んじゃったため、遠坂が扉付近に来てしまいました。


名堀「げげっ;遠坂先生がもう来ちまった!?」

関城「あああっ!!焦りすぎて本来の目的とか完全に忘れてたああああ!!!」


遠坂「・・・この声・・・さっき理科室からの隠し通路から入ってきちゃった2人だな・・・何度も入ってきやがって・・・」

ロベルト「キリキリ・・・」

遠坂「は?『そんなに怒らなくてもいいんじゃ?』だって?別に怒ってはない。」

ロベルト「・・・・・(呆れた表情をしているようだ」

遠坂「何だよその表情は。」


名堀「・・・何か立ち止まってるのか・・・?(小声」

関城「とりあえずこれがチャンスじゃない?早いところ移動して・・・(小声」

遠坂がロベルトと会話(?)をして気を取られているうちに、名堀と関城は、少し離れた辺りに移動する。


遠坂「まったく・・・今日のお前はなんか変だな・・・いや、前からそんな調子だったような・・・」

ロベルト「・・・ソンナチョウシッテ・・・」

遠坂「は?文句あるのか・・・ん?なんか今・・・」

ロベルト「キィ・・・?」

遠坂「・・・気のせいか・・・・・・さーて、ここに・・・」

遠坂は、とかくの物陰を捜索したのだが、2人は今隠れていたところから移動したので遠坂がそのエリアを探しても何もいないのだ。

遠坂「あれ・・・おかしいな。さっきまであんなに大きな声が聞こえたはずなのに誰もいねぇ・・・」

ロベルト「・・・」

遠坂「ああ・・・さすがにどっかに移動したわけか?ったく手間を取らせやがって・・・」

・・・遠坂は、『まだどこかに隠れているはずだ』と思い、また別のところを探そうとする。すると・・・


『シャアア・・・・』


遠坂「・・・仕方ない。とりあえず、次は研究結果やレポートとかをまとめてる別室に行ってみるか。あそこは生物が間違えてレポートを汚したりするとヤバいから部屋を区切ってるし、そうなると隠れやすい場所のはずだし・・・」

ロベルト「・・・・・・・ッ!?」

遠坂「ん?どうしたんだロベルト・・・」

すると、遠坂の背後に、何やら長い舌のようなものが・・・


遠坂「・・・・・えっ?」




一方その頃、佳奈子達は、名堀と関城がどこに行ったとか、いつ呼んでおいたBUGの者達が来てくれるのかなどで話が色々と成り立たなくなってきていた。



佳奈子「あの二人本当にどこ行ったのかな・・・なんかまたどっかの誰かさんが突飛な行動でめんどくさいことになっているのかそうじゃないのか・・・」

ヒカル「井仮先生が読んでくれたという方々はまだ来ないようですし・・・この錠前、確かに普通に開錠することは無理みたいですし・・・遠坂先生が連れていたトンボ型UMAが、超音波を使用したりして出入りしていたというわけですか・・・?」


西沢「・・・なぁ、本当にBUGの連中を呼んだんだよな?」

井仮「ちゃんと呼んだはずだ。・・・おかしい・・・急用で遅れるとは言っていたとはいえかなり遅い・・・そろそろ来るはずなんだがな・・・「ピキッ・・・」・・・む?」

すると、空き教室の扉がミシミシ言い始めて、ひび割れができ始める。


佳奈子「えっ、今度は何!?絶対嫌な予感しかしないんだけど・・・」

西沢「そういう発言をはっきり言うな北律佳奈子。・・・だが・・・たしかにこれは・・・」

・・・やがて、扉がだんだん割れて行き・・・


「キシャアアアアアアア!!!!!」


扉は完全に破壊されて、奇声と共にカメレオン型の怨霊が飛び出してきた。

怨霊《ホカクレオン》「シャアア・・・」


井仮「怨霊だと!?何故こんなところに・・・む?あれは・・・!?」


よく見てみると、遠坂斉練が怨霊《ホカクレオン》に捕まっている。ホカクレオンの長い舌で拘束されてている状態だった。

遠坂「離せっ・・・何なんだよお前は・・・」

ホカクレオン「シャアッ!」

するとホカクレオンは、腕から、隠し持っていたナイフを出して遠坂に向ける。

遠坂「ッ・・・」


佳奈子「ちょっ・・・これだと遠坂先生が人質状態なんじゃ・・・」

ヒカル「っ・・・下手に手出しができなそうですね・・・」

井仮「卑劣なやつめっ・・・!」


ホカクレオン「シャシャシャ・・・・・・ム・・・」

すると、ホカクレオンは、右隣にロベルトを発見。先程捕まえ損ねたというわけだろう。

ロベルト「キィ・・・・・・!」

ホカクレオン「シャシャシャ・・・コンドコソ・・・!」

ホカクレオンは、今口からまた舌を出した。遠坂を拘束しているのとはまた違うようで、どうやら舌をいくつも隠し持っているのだろう。

ホカクレオン「キシャッ!!(舌2をロベルトがいる方向に伸ばす」

遠坂「なっ・・・逃げろロベル・・・「ヤカマシイ・・・」・・・ぐううっ・・・(締め付けられる」

ロベルトは、ホカクレオンが伸ばしてきた舌2を何とかよける。

ロベルト「キィ・・・」

ホカクレオン「コザカシイ・・・」


西沢「あいつ・・・さては狙いは『ロベルト』っつーあのUMAギヤマか・・・」

佳奈子「・・・とにかく、早いところ倒して遠坂先生達を助けないと!」


ホカクレオン「!!・・・・邪魔ヲスルナ!!!」

ホカクレオンは、口から更にもう1つ舌を伸ばす。4名はこれを避けることはできたが、大量の舌や、遠坂斉練が人質状態になってたりしていることで、このままだとロクに手出しができない。


ヒカル「参りましたね・・・このままだと相手の思うつぼです・・・」

井仮「っ・・・」



<空き教室>

その頃名堀と関城は、遠坂に見つからないように移動している真っ最中・・・

関城「えっと・・・こっちがあっちでどっちがそっちで・・・?」

名堀「あー・・・迷路みたいになってるせいでどこでどう移動すればいいのかさっぱりわからねぇ・・・;;;」

・・・というより、さっきと同じ感じで完全に迷子状態である;ていうかこれって短時間で完全に迷ったってことですか・・・?

関城「えっと・・・結局どうしよう・・・これじゃあ遠坂先生に見つかってまた追い出された方がましだったよぉ・・・(泣」

名堀「ああ・・・完全に色々判断ミスったな;;「ドガシャアアッ!!!」えっ!?」

すると、どこからかかなり大きな音が聞こえてきた。おそらく、怨霊《ホカクレオン》が扉を突き破ったときの音だと思われる。

関城「今度は何なのこのすごい音!?」

名堀「イヤな予感がするな・・・急ぐぞ!!」

関城「そ、そうだね東間君・・・あれ?でも・・・ここが今どのあたりで、さっきの大きな音がどこから聞こえて、そもそもどうやって脱出すればいいのか・・・」

名堀「OTL」

完全に迷子状態となって、もう下手に動くことができなくなった2人。すると・・・

関城「うう・・・どうすればいいの・・・「カサカサ・・・」・・・ん?」

名堀「ん?今なんか聞こえたような・・・・・・えっ!?」




一方その頃、佳奈子とヒカルと貞奈の3名は、ウォッチを使って変身し、ホカクレオンと戦っていた。遠坂が拘束されているため、隙をついて攻撃を繰り返しているのだが、ホカクレオンの肌は一同の攻撃を弾いてしまうのだ。


ホカクレオン「邪魔ヲスルナトイッテイルダロウガ!!!」


ツキノワ(佳奈子)「断る!そういわれて簡単に引き下がるか!」

カマイタチ(ヒカル)「生憎、僕らはそう黙って引き下がるような人じゃないので。」

ドクターミリオン(西沢)「そういうわけだ。引き下がるのは貴様の方だよ。」


ホカクレオン「ナマイキナ・・・キエエエエ!!(大量の舌を伸ばしまくる」



井仮「・・・マズイな・・・一応対応はできているものの、まだ遠坂斉練は怨霊に拘束されているまま・・・」


ホカクレオン「チッ・・・ドコダUMAギヤマ!!!」

遠坂「っ・・・ロベルトを狙って・・・何が狙いだ貴様は・・・「黙レトイッテイルダロウガ・・・」がっ・・・(また締め付けられる」


ロベルト「・・・キリキリ・・・」

現在、物陰に隠れているロベルト。遠坂を助け出すタイミングをうかがっているようだが、攻撃が弾かれてしまったり、狙いが自分だったりするため、下手に動くことができなかった。


ツキノワ「・・・そこだっ!!!」

ホカクレオン「キエアアアアアアアア!!!」

ツキノワ「なっ・・・!」

・・・ホカクレオンはいくつもの舌を一気に伸ばし、攻撃態勢をとった際にできた隙を狙って、ツキノワ達を拘束してしまう。


ホカクレオン「シャシャシャ・・・ヤットトラエタ・・・」

ドクターミリオン「やべぇ・・・動けねぇ・・・」


井仮「何だとっ・・・!」



ロベルト「ッ・・・・!!」

ホカクレオン「!!・・・ソコダアアアアアア!!!」

ホカクレオンは、ロベルトが身を潜めていた場所に舌を伸ばして、ロベルトを拘束しようとする。

ロベルト「!!」

遠坂「ロベルト!逃げ・・・「グググ・・・(締め付けている」がはっ・・・」


ロベルト「ッ!!・・・・・ハアッ!!(衝撃波を放つ」

ロベルトは衝撃波を放つ。だが、ホカクレオンの肌や舌は攻撃を受け流してしまい、全く効果なし。

ロベルト「ッ・・・・・・!!」

ホカクレオン「トラエタリイイイイイイイ!!!「チュドオオオオン!!!」ガッ・・・!?!?」

万事休すかと思われた瞬間、ホカクレオンは横から攻撃を喰らい、ダメージを受けた。怯んだ拍子に、ホカクレオンは舌で拘束していた遠坂達が解放された。

カマイタチ「ッ・・・何とかなったのですか・・・?」

遠坂は、ホカクレオンの締め付けをかなり喰らっていたからか、拘束を解かれた瞬間に失神。ドクターミリオンは遠坂を見事キャッチしました。

遠坂「ううっ・・・(失神中」

ドクターミリオン「あっぶな・・・」

ツキノワ「ところで・・・なんであの怨霊は怯んだのかしら?」


ホカクレオン「ナゼダッ・・・・・・ムッ・・・!?」

攻撃を喰らった部分を見ると、ホカクレオンの肌に毒が染みついていた。毒の効果で肌が腐食し、攻撃を受け流すことができなかったという事だろう。

ホカクレオン「ナッ・・・・・」


井仮「毒か・・・?これは・・・「はぁ・・・」・・・むっ?」


すると、空き教室から名堀と関城の2人が出てきました。

名堀「やーっと出られた・・・」

関城「そんで、なんか今何とかなってる状況って事ね・・・」

井仮「名堀東間と関城南!・・・何故また空き教室から・・・」

関城「あ、井仮先生・・・いやぁ、なんだかんだでうまく潜入できたと思ったら鍵かかったりで部屋から出るのに結構戸惑っちゃってですね・・・」

名堀「・・・そこを、出口の方向とかをこいつらに教えてもらったんです。」


すると、空き教室から、アーボックやアリアドスの他に、遠坂に飼われていた生物たちが出てきました。


アーボック&アリアドス&生物たち「(ホカクレオンを睨んでいるようだ)」

ロベルト「・・・・!!」


名堀「・・・じゃ、こっちもやっておかねーとな。」

関城「そーだね!」

2人は、ウォッチを使い、『ハードロック』と『レディキラー』に変身。

ハードロック(名堀)「・・・とりあえず、早いところ終わらせないとな。」

レディキラー(関城)「そのためには、確実に仕留めないとね。」


ホカクレオン「グヌヌヌ・・・!!

・・・ナメヤガッテエエ!!キサマラゼンインヤツザキニスルベシ!!!」

するとホカクレオン、今度は体を透明にして、素早く移動する。腐食している部分は隠せていないようだが、それでも見えにくい。


ツキノワ「・・・今度は透明になった・・・」

ドクターミリオン「・・・『カメレオン体質』というやつか。いやまぁあの怨霊、カメレオンの怨霊だからそりゃそうなんだろうけども。」

カマイタチ「・・・感心している場合ではありません。これだとどこから攻撃が来るかが分かりづらいですよ。」


戸惑っている間に、背後から・・・


ホカクレオン「トラエタァァッ!!!」


ホカクレオンが透明状態のまま背後から攻撃しようとしてくる。すると・・・


「見つけたぞ・・・!」

「・・・そこだっ!!!」


すると、『シャドーボール』と『はどうだん』が飛んできて、透明化してたホカクレオンにクリーンヒット。

ホカクレオン「ぎゃふぉっ・・・・・!?」


ツキノワ「ッ!?そこにいたのか・・・!?」

アーボック&アリアドス「・・・・・・!!」

ホカクレオンが怯んだと同時に、アーボックとアリアドスは『どくづき』でホカクレオンを集中攻撃。ホカクレオンの肌を腐食させてダメージを与える。それを、ツキノワ達は腐食した部分を攻撃しまくり、さらにダメージを与えた。

ホカクレオン「うぐっ・・・」


井仮「よし!押しているぞ!・・・しかし、今のシャドーボールとはどうだんは・・・「間に合ったようだな・・・」・・・!!」

するとそこに来たのは、ルカリオと、いでんしポケモンの『ミュウツー』だった。

ルカリオ「・・・遅れてしまってすまない。トラブルがあってかなり手間取ってしまい・・・」

ミュウツー「・・・『特殊な錠前を開ける』というわけで私も来てみたが・・・どうやら、それどころでもなくなっていたようだな・・・」

井仮「・・・いや、気にすることはないが・・・「うう・・・」

すると、失神していた遠坂斉練が起き上がった。

遠坂「うう・・・何が起こった・・・あいつらは無事か・・・?」


ホカクレオン「!!・・・・始末シテヤル!!!」

すると、ホカクレオンはやけを起こし、遠坂に攻撃をしようとする。


ハードロック「やべぇ!あいつ遠坂先生を・・・」

レディキラー「・・・そうはさせないからっ!!(アイテムメダルをウォッチに差し込んだ)・・・出でよっ!『シャイニングソード』!!」

ハードロック「じゃあ俺も・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・『ロックチェーン・ザ・レイン』!!」

レディキラーは『シャイニングソード』を装備し、ハードロックは無数の鎖でホカクレオンを拘束しようとするが、追いつかない。


ホカクレオン「クタバレエエエエエエエエエエエエ!!!!」


遠坂「・・・ん・・・?」


ロベルト「ッ・・・キエエエエッ!!!」

すると、ロベルトは遠坂を守ろうと、ホカクレオンの前に。

遠坂「・・・!?・・・ロベルト!?お前何やって・・・」

ホカクレオン「ジャマスルナアアアアアアア!!!」

ロベルト「・・・・・」

するとロベルトは、力をためて・・・


ロベルト「・・・・キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」


強力な超音波を放った。鼓膜にものすごく響いたようで、ホカクレオンは思いっ切り怯む。

ホカクレオン「アアアアアア!!?!?耳ガッ!?!?!」

その瞬間、ハードロックが飛ばした大量の鎖がホカクレオンを拘束する。

ハードロック「よし!結果的に間に合ったぞ!」

レディキラー「それじゃあ、とどめよ!!」

レディキラーはシャイニングソードを構え、ホカクレオンを一刀両断しようとする。

ホカクレオン「ぐぐ・・・こんな鎖簡単に・・・」

ミュウツー「・・・・ハァッ!!!(サイコキネシスでホカクレオンの動きを止める」

ホカクレオン「アガッ・・・・ク、苦シ・・・」

レディキラー「・・・とどめよ!!!」

ホカクレオン「グアアアアアアッ!!!」

そして、ホカクレオンを真っ二つに切り、ホカクレオンはそのまま消滅した。


関城「・・・一件落着かな?(変身が解ける」

名堀「また疲れるようなことを・・・はぁ・・・;(同じく」


ロベルト「・・・大丈夫・・・カ・・・」

遠坂「ああ・・・何とかな・・・ん?やっぱ今人の言葉を喋ったような・・・」

ロベルト「キリ・・・?」

遠坂「・・・・・?」



一旦区切ります。感想まだ。

生物学者は人と関わりたくない ( No.514 )
日時: 2021/02/02 18:42
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き


30分後・・・


<保健室>

負傷を追ってしまった遠坂は、保健室のベッドで安静にしているように言われた。ちなみに井仮先生と佳奈子とヒカルは、駆けつけてきてくれたミュウツーとルカリオと、部屋を直したり等の後始末とかを手伝うことに。


遠坂「・・・・・」


名堀「えっと・・・大丈夫ですか遠坂先生・・・」

遠坂「・・・心配される筋合いはない。」

関城「そ、そうはいってもですね・・・」

遠坂「・・・で、あの時部屋に押しかけてこようとしたのは・・・やっぱり、私の事で色々聞きたいことでもあるんだろ・・・?」

名堀「あー、はい・・・」

関城「そうだよ遠坂先生!遠坂先生が飼ってる生き物たちの表情を見て何となくわかったんですけど・・・遠坂先生、どうして人との関わりを避けているんですか?」

名堀「そうですよ。さっきも井仮先生たちを追い返してたし・・・」

・・・遠坂はこう言った。

遠坂「・・・そう・・・特に深い理由はないんだよ。『生物の生態の研究にはまりだしてから人と話すことが少なくなって、だから今更関わる必要はないかな』って思っただけ。」

名堀「・・・だとしても、空き教室に閉じこもってたり、知り合いが言うには『希望ヶ峰学園の推薦を蹴った』とか聞いたし・・・」

遠坂「・・・それか?・・・あー・・・何だったっけな・・・多分その時は、夢中で研究に励んでたからなぁ。全然わからねぇや。」

関城「えっ・・・そんな理由ですか・・・?」

遠坂「うん。そんな理由。」

名堀「ええ・・・;;;」

かなり単純な理由であったりしたので、2人は反応に困ってしまった。そこで遠坂は話を切り替える。

遠坂「・・・それより、あいつらは・・・」

名堀「あ、遠坂先生が飼ってる生物たちの事ですか。・・・すっと扉付近で見守ってます。」



生物達「・・・・・(心配そうに遠坂を見つめている」


遠坂「えっ、ちょっ・・・

・・・ああ・・・部屋に閉じこもりすぎてたからかなぁ・・・あんなに心配されてたのか・・・」


名堀「・・・そうみたいですね・・・」


遠坂「ああそうだ・・・そういえば・・・あったなぁ。何年もあの部屋にほとんど閉じこもってたもう一つ理由になるような話。」

関城「えっ・・・?」

遠坂は、こんな話をし始めた。

遠坂「・・・私の過去とか、10年以上前の話になるけど・・・私の家庭は、父親と母親、双子の妹と4人で暮らしてた。私の両親は、妹だけを可愛がっててさ。こっちがどんなにいい成績をとっても何故かほとんど無視される。妹だけいい学校に通わせて、私は適当なところに送られる。・・・両親は私を完璧人間にしようとしてたのか、妹の方が出来がいいと思ったのだろうか・・・今でもわからない。
  ・・・まぁ、私は昔から虫とかカエルとかの生物好きだったし、それを含めると『気味悪い』って思われてたかもだけどな・・・

・・・それで・・・10歳のころだったかなぁ・・・家にいるのが嫌になって、朝早くにほとんどノープランで家を出て行っちゃって・・・食べ物は冷蔵庫にあった缶詰とか持って行ってさ。」

関城「・・・それで・・・どうしたんですか?」

遠坂「・・・あてもなく適当なところを歩き回ってた。・・・それで・・・たまたま、私が通ってた学校・・・というか、この学園の近くの芝生辺りにたどり着いた。」

関城「・・・ん?当時の遠坂先生は10歳だったんだよね・・・?」

名堀「・・・この学園は小中高の一貫校だぞ;」

関城「あ、そうだったっけ・・・;」

遠坂「・・・続けるぞ;・・・それで、そこにたどり着いたけど、何もすることもなくただ座り込んでいたらさ・・・そこでトンボみたいなやつ・・・私がロベルトって名付けたトンボ型生物に出会った。」

・・・最初は互いに戸惑ったりしたけど・・・『周りから迫害されてた』っていう同じような境遇にいたみたいで、意外と意気投合してさ。」

関城「似た境遇・・・」

名堀「井仮先生が言ってたな・・・『『UMAギヤマ』は、『UMAトンボノ』より能力が優れていたりするため、同族の『UMAトンボノ』から迫害されやすい』って。」

遠坂「・・・ちょっとしたら、ロベルト以外にも学園の裏庭に住んでたいろんな生物と友好関係を築けてさ。今は寿命とかで亡くなったやつらもたくさんいたけど・・・

・・・それで、段々『どういう生体になっているのか』とかが気になって・・・そこから、生物の研究にのめり込みだしたんだ。たまたま鍵が閉まってなかった空き教室に入って、理科室とかから研究とかに使えそうな道具を持ってって。」

関城「・・・じゃあ、理科室とあの部屋をつないでた扉って・・・」

遠坂「もともとあの部屋は第2準備室だったらしいんだ。理科の実験とかで使う道具が多すぎて、予備みたいなので準備室にしたとか。・・・少し前に、理科の実験で事故が起きて使用する道具が制限されたりしてだんだん使われなくなったらしい。


・・・それで、私は生物の生態を解剖とかの方法以外で調べたり、その生物の性質や特性、能力を使った道具とかも作ってみたんだ。」

名堀「あの部屋にかかっていた錠前もそのうちの一つだったんですか?」

遠坂「ああ。・・・で、いろんな研究をしたり、部屋から追い出そうと奮闘していた教師達を門前払いしたりして、ざっと6年後・・・当時の理科教師が私の研究とかを見込んで、どっかの生物研究会に行くことになってさ。・・・そしたら、滅茶苦茶評価されてさ。


その時、すごく嬉しかったよ。自分の努力が始めて認められたからさ。・・・だったんだけど・・・」

関城「『だったんだけど・・・』って・・・何かよくないことが・・・?」

遠坂「ああ。いくつかな。まず、最初に話した双子の妹が、過度な暴力や窃盗で逮捕された。まぁ、かなり甘やかされて生きていたんだろう。どっかで金の使い方とかが荒くなったんだろうな。

・・・あと、私に関する記事が載ったり、ついさっき言ったように双子の妹が逮捕された時とかに、両親が学園に何度も押しかけてきたこともあったな。どの時も門前払いしたけど、あいつらはかなりしつこかったよ。」

名堀「・・・血縁がある人が犯罪を犯したりすると、周りから大分批判されるやつか・・・」

関城「とりあえず、遠坂先生の両親が非常識だったりしたから色々めんどくさいことになったってことですか?」

遠坂「いや、これは大した問題にはならなかった。どっかで両親が私を放棄したり迫害していたことがバレたみたいで、それから周りに攻め立てられて、最終的に破産したって聞いた。
・・・私もまぁ色々周りから疑問に思われたことはあったけど、元が元だったから、そこまでこっちの人生とかにかかわるような損傷はそんなになかった。」

名堀「・・・じゃあ、他に理由があるってわけですか?」

遠坂「ああ・・・」

遠坂は、こう言いだした。

遠坂「・・・一番悲しくなったのが、『だんだん周りにつまらない大人しか集まらなくなった事』。・・・いろんな研究をしていればしているほど、エゴイストな人間達から勧誘されたりしてさ。そうじゃないのもいたけど。

・・・それから人づきあいに疲れちまってさ・・・やがていろんなところから、推薦とか勧誘とか来たけど、全部無視して、ほとんどの時間を研究とかに費やしてた。」

名堀(・・・その中に、希望ヶ峰学園の推薦も入ってたってわけだな。・・・・まぁ完全無視されたらそりゃモノクマも怒るか・・・)

遠坂「・・・ハハッ・・・何だか自分がばからしくなってきたよ・・・ひとりよがりになってたのかなぁ・・・・名堀東間、関城南・・・何だか迷惑かかっちゃったみたいで・・・悪かったな。」

名堀「い、いや別に・・・」

関城「謝る必要なんてありませんよ。別に迷惑かかったわけでもないですし・・・」

遠坂「そうか・・・じゃ、とりあえず私は・・・」

遠坂は立ち上がると、生物たちのもとに。

ロベルト「キリキリ・・・」

アーボック&アリアドス&生物達「・・・・?」


名堀「と、遠坂先生?何するつもりで・・・」


遠坂「・・・ちょっとこいつら連れて、校長先生と相談して来る。」


関城「・・・・・えっ?」



翌日・・・


<スマブラ屋敷>

モナ「わぁ!・・・このカエル、目玉がくりくりしててかわいい!」

シグ「ムシだぁ~」

この日・・・スマブラ屋敷に来ていた虫好き期爬虫類好き両生類好きの方々が、庭で生物たちと触れ合っていた。


ルカリオ「・・・それで、一体何があったんだ・・・?」

名堀「いや、どうやらノリオ校長先生に色々相談してもらったみたいだが、校長先生が作者にも相談したらしくて・・・それで作者が『スマブラ屋敷に良い場所があったはず』だとかで・・・」

ルカリオ「それで空き倉庫が・・・;」

・・・実は、スマブラ屋敷に使われていない『空き倉庫』があったのですが・・・

名堀「・・・にしても、空き倉庫なんてあったんだな。」

ルカリオ「ああ。ここがスマブラ屋敷になる前は元々遊具をしまってたらしい。それで、巡り巡って未使用の空き倉庫になったらしい。


・・・いや、だからと言って、空き教室で飼われていた生物共々空き倉庫に引っ越しさせるのもどうかと思うぞ・・・;;」



・・・文章だけでは説明しづらいのですが・・・どうやらあの人、ノリオ校長に言われて最終的にスマブラ屋敷にある空き倉庫に引っ越しちゃったのです☆


遠坂「いやぁ、まさかこんなに適した場所があったなんてねぇ。」←黒い悪魔(虫)が大量に衣服にくっついてる

関城「いやあああああ!!?生理的に無理とは言わないけど流石にここまでGを付けてるのは気持ち悪いですってぇ!!」

遠坂「えっ;」

ミュウツー(私は何も見ていないからな・・・・!)

ロベルト「・・・・・;」


ルカリオ「・・・これでいいのだろうか・・・;」

名堀「・・・まぁ、『終わり良ければ総て良し』っていうからいいんじゃないですか;・・・あっ・・・」


すると、名堀のウォッチから、3枚のメダルが抽出された。

1枚は『UMAギヤマ《ロベルト》』の召喚メダル、もう一枚は、二十一の謎『超高校級の生物学者』のミステリアルメダルだった。

名堀「そういやそうだったな。これで19個目だったっけ・・・・・何だろうこの終わり方。」


遠坂「はぁ・・・外の空気を吸うのがここまでいいって思ったのは初めてだなぁ・・・」

ロベルト「・・・マ、ベツニイイカ。」

遠坂「えっ?今なんか・・・」

ロベルト「・・・・」

遠坂「・・・気のせいか。」



終演


~後書き~
何だかんだで今回は19個目の二十一の謎のお話でした。生物は美しいなぁ(棒)
・・・さて、そろそろバレンタインデーですし、時間はそんなときにおこった出来事でも・・・
・・・今回はここまでです。やっと書き終えられた・・・;
感想OK。

Re: ウルトラワールドでの日常 ( No.515 )
日時: 2021/02/02 18:53
名前: junris (ID: GbhM/jTP)


どうも、現在逃走中小説執筆中の一方で日常回のネタが思いつかなくて困ってるjunrisです。

〈今回の話〉

遠坂さんが推薦を断るなんて珍しいなあと思ってたんですが、理由が自分の周りに良くない大人しかいなかったために人間関係が嫌になってしまったというのを知ってなんだかかわいそうになってきました。それで後にいい人に出会えて良かったなあと思いました。

以上で失礼します。


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