二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ウルトラワールドでの日常
日時: 2020/12/29 16:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

皆さんこんにちは。おろさんという者です。
他の作者方のクロスオーバー小説に憧れてこの小説を執筆することにしました。
まだまだわからないことが多いですが、よろしくお願いします。

~注意事項~

・この小説はクロスオーバー小説です。
・一部キャラ崩壊やオリキャラ・オリジナル設定などが含まれています。
・不定期更新です。
・荒らしや誹謗中傷はお断りしています。
これらを承知してお楽しみください。

タグ クロスオーバー ダンガンロンパ 東方project ポップン スマブラ・スマブラ関連 名探偵コナン 
サザエさん ドラえもん ドラゴンボール おそ松さん 妖怪ウォッチ ボーカロイド ぷよぷよ・ぷよクエ 棒人間 幼女戦記 この素晴らしい世界に祝福を! Re:ゼロから始める異世界生活 オーバーロード QMA クレヨンしんちゃん あはれ!名作くん ケロロ軍曹 オリキャラ・オリ設定 
【腐女子化・腐男子化 不憫化 裸族化 ギャグカオス化 キャラ崩壊要注意 (キャラ設定撤廃に関して>>440】(等


BUGの依頼応募用紙(ギルド小説と分別しましたので依頼はそちらでお願いします)>>180

不可視のUMAと永遠の鍵 ( No.561 )
日時: 2021/08/26 18:16
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

*前々回丸司にやられた名堀、関城、ヒカルの3人は、避難させられて、早急に回復されてます。


続きです。



こうして、最終決戦、VS丸司満戦がスタートする。



丸司「・・・じゃあ、早速仕掛けてあげようじゃないか。」

・・・丸司は、数枚の紙を取り出し、四方八方に飛ばす。紙には、魔法陣のような術式が書かれている。


ドクターミリオン「これは・・・まさかさっきの魔力の手をか!・・・だったら、やられるまえに全部打ち抜く・・・」

ツキノワ「・・・いやちょっと待っ・・・」


丸司「・・・もう忘れたのかい?僕のもう一つの力をさぁ。」

再び丸司は、付けている張り紙を外す。そしたら、丸司自身や、辺りに飛ばした紙が消える。


ドクターミリオン「・・・あっ・・・しまっ・・・」

・・・そのまま、不可視状態になった魔力の手で、ドクターミリオンは地面にたたきつけられ、押さえつけられた。全身を強く打ってしまい、変身も解けて失神してしまう。

貞奈「がっ・・・!」

ツキノワ「貞奈っ!!!」


丸司「・・・そんな突っ立ってて良いのかい?」


ツキノワ「っ・・・!」

ツキノワは、コマンドメダルをウォッチに差し込んで、『気配斬り』で気配を察知して、(カービィ達の攻防の邪魔にならないよう)魔力の手を切り裂いていく。貞奈を押さえつけてた手も破壊し、一旦貞奈を避難させる。

ツキノワ「もう・・・考えなしに突っ込むなんて、この人らしくないというか・・・;」


丸司「・・・よりにもよって、か。面倒なのが残ってしまったね。」←張り紙を付けなおして能力解除


ツキノワ「そんなの別にいいでしょうが・・・・・・ていうか、そんなチートレベルの力を貴方も持っているんだったら、何でずっと表に出なかったのさ。」


丸司「別に表に出なかったわけじゃあない。能力で見えなかっただけかもしれないし、この扉を開発していた途中だったから出掛けなかっただけだったり、わざわざ出向く必要は無いって考えたり。まぁ色々理由があるわけさ。


・・・しかし、流石に少々分が悪い。今までかなり侮りすぎていたし・・・またまた使ってしまおうか。」

丸司は、再び『永遠の鍵』を扉に差し込む。・・・そして、扉から、怨霊や怪魔を召喚した。

丸司「・・・で、君は全部倒せるかねぇ?」


ツキノワ「・・・関係ないわよ・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・『斬月栄輪』!!!」

対するツキノワは、斬撃を飛ばしまくって、怨霊や怪魔たちをあっさり全員撃退した。


丸司「・・・ここまであっさりとは・・・さっきの3人とは大違い・・・いや、怒り故か、いつもより力を出しているなどとでも・・・?」


ツキノワ「どっちだっていい!まだ勝負は終わっていない!!あとはお前だけだ丸司満!!」


丸司「まいったなぁ・・・何度も鍵を使うわけにもいかないし・・・仕方がない。自分の実力を全部ぶつけるつもりでやってあげるよ。」


ツキノワ「・・・上等よ。こっちも思う存分やらせてもらうから。」


丸司「ハハッ・・・その威勢は褒めてあげるよ・・・その分ぶっ飛ばしてやるからさぁ!!!!」

丸司は、再び術式の書かれた紙を数十枚取り出して、それを自分の周りに設置する。
・・・そして、魔導書を開いて、魔法を放とうとする。







丸司「合成魔法・・・『不可視魔法ミエルコトナキソノチカラニ』。この最大出力にひれ伏してしまえ!!!」


・・・すると、辺り一面が、正体不明の闇の炎に包まれ始めて、それで丸司の顔を隠していた張り紙が焼け落ち始める。


ツキノワ「!?一体何を・・・・・えっ・・・!?」


丸司「・・・まさか、『コレ』を初っ端から使うことになるとは思わなかったけど・・・まぁ、こういう事も無いとねぇ。容赦なくやってしまおう。」

・・・張り紙が焼け落ちたため、彼の素顔が垣間見えてきた。思いの外スマートな顔つきをしている、赤目の青年だ。


ツキノワ「・・・顔が・・・?」


丸司「顔?ああ、僕の素顔かい。『この時』だけなら、『UMAインジビブル』の力を自在に使うことが出来る・・・だからこうして顔を隠さずとも能力の解除が可能・・・長い年月をかけて作り上げた切り札だよ。

・・・もちろん、出来るようになるのはこれだけじゃァない。・・・水魔法『超・ワイドウォーターウェイブ・不可視インビジブル』!!!」

すると、丸司が張った術式を中心に、魔力でできた大量の透き通った水が発生し始めた。それと共に、その水が見えなくなる。その結果、一同は見えない水を思いっきり被る事になった。


メタナイト「・・・何だ?今の大量の水は・・・先ほど感じられたエネルギーもあるが・・・」

カービィ「何だか嫌な予感がするなぁ・・・」


ギャラクティックナイト「・・・成程。ヤツの本気のほんの一部という事か・・・」



ツキノワ「・・・今のは・・・?・・・待って。もしや・・・」


丸司「おっと、見た方が話が早いよ。・・・氷魔法『オールフローズン・オンリー・マジックウォーター』。」

今度は、視界に見えなかった大量の水が、一瞬で全て凍る。それによって、丸司以外、氷で押さえつけられてしまう。そして、その氷もまた見えなくなった。


メタナイト「今度は何事だ・・・くっ・・・身動きが取れない・・・!!」


ギャラクティックナイト「なかなか強力な力を持っているようだな・・・他人の話に易々と乗るものではないな・・・・・・どれ、ここは見物といくか・・・」



ツキノワ「何となくわかってたけどやっぱりこう・・・一体全体何なのこの力・・・さっきのよりとんでもない・・・」


丸司「どうだすごいだろう『コレ』は。通常は所有するアイテム。基本的に魔力は隠せるわけじゃァない。何かの能力とかで察知されると、魔力の塊みたいな認識になってバレてしまう。さっきの場合は、術式を書いた紙が根本だった故、僕の『UMAインビジブル』の力が効いた。

・・・ただし『この時』ならば、魔力さえも隠すことが可能。魔力を発動する時で一瞬だけ見えてしまうが・・・まぁ、要は『消える魔球』ってのと同じようなものだ。・・・で、君は『コレ』にどう対処するんだい?その氷、かなり高い魔力を使っているから、そう簡単に壊れることは無いよ。」


ツキノワ「っ・・・・・・このっ・・・!!」


丸司「さぁて、後はどうしたものか・・・『あのお方』を復活させる手順は整って、すでにやっているが、まだ復活しない・・・まぁ、待てばちゃんと復活するはずだし・・・「パリーン!!!(氷が割れる音」・・・ありゃ早い。」


ツキノワは、力づくで氷を破壊し、動けるように。

ツキノワ「・・・随分と余裕持ってるみたいだけど・・・まだ勝負は決まっていないわよ。」


丸司「・・・別に分かっているさ。それくらい。・・・だったら、君も全力で来てもらわないと。」


ツキノワ「・・・言われなくとも、こっちも今の全力で思いっきりやるわよ。」

・・・ツキノワは、ウォッチにコマンドメダルを差し込み、技を発動。

ツキノワ「じゃあ、やってやろうじゃない。」

・・・彼女の雰囲気が、少し変わった・・・?


丸司「・・・君も随分と余裕かましているんじゃないかい?・・・ま、そうでなければつまらない。」




一旦区切ります。

不可視のUMAと永遠の鍵 ( No.562 )
日時: 2021/08/28 18:29
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き。



ツキノワ「・・・じゃ、思いっ切りやらせてもらおうじゃない。・・・『煉獄ティータイム』っ!」


丸司「おや、あんまり見たことがない技だねぇ・・・」

・・・鬼火の入ったカップを出して、周りに放ちまくる。そうすることで、辺りに貼り巡っていた氷が溶け始める。


メタナイト「!!・・・これでやっと動けるか・・・」


丸司「・・・氷を解かす技を持っていたか。・・・でも無駄だよ。水は電気を通すから・・・

・・・雷魔法『目に映る事の無い巨大落雷』!!!」

対する丸司は、不可視の雷を辺り一面に落とそうとする。


ツキノワ「だったら・・・(コマンドメダルを差し込む)・・・『マグネットボム』!!!」

ツキノワは、今度は磁石のような物体を出して、見えないハズの雷を吸収した。


丸司「今度は磁石・・・!?」


ツキノワ「まだ終わりじゃないわよっ!!」


先ほど雷を吸収した磁石を、丸司の元にぶん投げる。そしたら、磁力の波動が発生し、丸司を含む広範囲の物体を吹き飛ばした。


丸司「チッ・・・まさかこんなのを隠し持っていたとは・・・二十一の謎のどれかが元になったということか・・・しかも全然情報が得られなかったやつの・・・

・・・面白い・・・面白いじゃァないか!!だったら最大火力を放ってしまおうか・・・」

丸司は魔導書を開き、呪文を唱え始める。そして、彼から途轍もないエネルギーが放たれ始める。

丸司「さぁ・・・これを超えられるかな・・・?

・・・合成魔法『最終奥義フィニッシュ・UMA不可視インビジブル』!!!」


丸司は、発生したエネルギーを魔力弾に変換して、極太レーザーのように、ツキノワに放つ。目には見えないが、圧力のような何がが迫ってくるのは良くわかるようだ。


ツキノワ「・・・全力で撃ち返すっ!!!(コマンドメダルを差し込む)・・・『斬月栄輪』!!!!」

ツキノワは、鎌に力を溜め、それで見えない極太レーザーを受け止めようとする。


ツキノワ「負けるかああああああっ!!!!」

・・・だが、強すぎる力を前に、押され気味のようだ。


丸司「あひゃひゃひゃ!!!どうだ!!!実にすごいだろう!!!お前一人では僕に勝つことは出来ないんだよ!!!!」


ツキノワ「・・・一人じゃないわよ。

・・・ツクヨミさんや、皆がいるんだから!!!」


丸司「またそんな綺麗事を・・・そんなもの・・・それに、どっちにしろもう勝負は決まったようなモノ・・・「まだ終わっていない!!!!」・・・なっ・・・!?」


・・・すると、レーザーを受け止めているツキノワの元に、ハードロック、レディキラー、カマイタチ、ドクターミリオンが駆け付け、技を使って、同じくレーザーを受け止めて押し返そうとし始める。

レディキラー(関城)「さっきはあっさり倒されちゃったけど・・・まぁどうであれ、ツキノワだけに良いところは持って行かせないもんねぇ!!」

ハードロック(名堀)「そこ貼りあうような事じゃないだろうが・・・・・ま、このままやられっぱなしじゃいられないのは同じなんだがな!!」

カマイタチ(ヒカル)「先程は情けない姿をさらしてしまいましたが、何度だって挽回してやりますよ!!」

ドクターミリオン(貞奈)「ここまで来て・・・負けるかってんだよ!!!このままお前も倒して見せる!!!!」


丸司「おいおい・・・もう全快して戦線復帰何て・・・人間離れしてんなぁ・・・」


ツキノワ(佳奈子)「さぁ・・・これで決着をつけるわよ・・・丸司満!!!!!!」


・・・レーザーは段々押し返されていく。相殺して、上回って、やがてレーザーは短くなって、5人はどんどん丸司に近づいていく。


丸司「やるじゃァないか・・・でも・・・僕だって負けてられないんだっ!!!!!」

ツキノワ「私だって!!!!!」


・・・丸司は、5人を押し返そうとするが、ツキノワたちは、どんどんレーザーを押し返す。そして・・・・



丸司「・・・嘘だろ・・・全力出してまでやったというのに・・・」

ツキノワ「・・・これで終わりだよ。」



・・・そのまま、大きな爆発が起こった。










少しして・・・



メタナイト「・・・派手な爆発が起きたせいで吹き飛ばされてしまったな・・・」

カービィ「・・・で、丸司は?佳奈子達は・・・?・・・あっ!」


・・・先ほどの爆発で、ギャラクティックナイトと共に吹き飛ばされていたカービィとメタナイト。すると、そこに、倒れこんでいる丸司を見つける。張り紙は焼け落ちてなくなっているようだが、むやみに技を放ち続けたためか、素顔があらわになっても尚『UMAインビジブル』の強制発動能力が作動していない。



丸司「・・・ハァ・・・結局、最後は正義が勝つってわけか・・・僕みたいな悪の鳴果てには到底勝てないのねぇ・・・

・・・結局何がしたかったんだろう僕は。世界に八つ当たりし続けて、真実に気づいても尚、『あのお方』に縋ろうとして・・・「・・・やっと見つけた。」・・・ありゃ・・・」

・・・するとそこに、変身を解いていた北律佳奈子が、丸司満の元に。

佳奈子「・・・で、あなたこの後どうするつもりなのよ。まぁまず捕まるんだろうけど・・・」

丸司「わかるんだったら何でそういう質問するのさ・・・」

佳奈子「なんとなく。」

丸司「ああそうかい・・・・・・まぁ、どっちにしろ僕の負けか。さっさと捕まえなよ。僕は当分動けない。」

佳奈子「・・・まだ警察とかは来ないわよ。さっきので、かなり時間かかるらしいわよ。」

丸司「そう・・・;・・・で、君は何をやっているんだよ。」

佳奈子「・・・あなたにも『UMAの力を抑制する薬』を打ち込むから、あなたを探してたのよ。」

丸司「ああなるほど。・・・でも、僕の能力は、『力』というより『特性』みたいなモノだ。それでどうにかできるとは・・・」

佳奈子「・・・貴方に打ち込ませるのは、発動条件を変えるタイプのよ。顔を出すことで能力が発動し、顔を隠すことで能力が解除されるんだったら、それを逆にすればいいってわけ。」

丸司「・・・はぁ・・・そういうのもあるのかい・・・やっぱり君らの事を侮りすぎていたようだ・・・

・・・いや、別にもうどっちでもいいか・・・これ以上はもう何かしても意味はなさそうだし・・・・・・やけになった僕は取り返しのつかないことを繰り返した・・・後悔しても遅すぎる・・・」

・・・次第に落ち込み始めた丸司。対して佳奈子は彼にこう言う。

佳奈子「・・・だったら、やり直せるように頑張ればいいじゃない。」

丸司「・・・えっ?」

佳奈子「『えっ』じゃないわよ・・・別に、やり直せるチャンスくらいいくらでもあるんじゃないの?罪を償ってからでも。」

丸司「ええ・・・いや、そんな簡単に出来るわけが・・・」

佳奈子「・・・出来るんじゃないの?貞奈達の所や、BUGの元ならさぁ。」

丸司「それは・・・無咲火花やセンリツの事を考えれば、ありえるかも知れないけど・・・だけど・・・」

佳奈子「固いなぁ・・・まぁ、すぐに考える必要性は無いけどねぇ。」

丸司「じゃぁ何がしたいんだい・・・「プスッ」いっ・・・」

佳奈子は、気を抜いていた丸司に、注射器のようなモノで『UMAの力を抑制する薬』を注入した。

佳奈子「・・・これでよし。」

丸司「・・・あーあ・・・これで完全に僕の負けってわけか・・・仕方ない・・・鍵も君たちにやるよ。」

そう言って丸司は、『永遠の鍵』を取り出して、佳奈子に渡した。

佳奈子「あら、くれるの。だったら、作者さんたちに厳重に保管してもらわないと。・・・おっ」

・・・すると、ウォッチから2枚のメダルが抽出された。・・・一枚は『UMAインビジブル《丸司満》』の召喚メダル、もう一枚は、『永遠の鍵』のミステリアルメダルだった。

佳奈子「・・・これで、『二十一の謎』も全部解明・・・まさに完全勝利って「完全勝利には、まだ早いですよ。」・・・ん?」

丸司「あっ・・・」


・・・すると、佳奈子と丸司の前に現れたのは・・・



カスタマーサービス「・・・私の事を忘れてしまっては困りますねぇ。」


佳奈子「・・・何かしら、さっきまで高みの見物をして、そのままどっか行ってたくせに。」


カスタマーサービス「その言いようは無いのではないでしょうか?・・・まぁいいでしょう。


・・・丸司満、貴方が一向に『あのお方』に縋り続けていたお陰で、こちらの計画も問題なく進んでくれました。色々気づいてしまったようなので、操りを施したのですが、それでも尚・・・」


丸司「ああ・・・そう言えばそうだったなぁ・・・」

佳奈子「あ、操り・・・!?だから最初全然喋ってなかったのね・・・・・・ていうか気づいたって・・・?」


カスタマーサービス「察しが早いようで助かります。・・・さて、もう御託はいいでしょう。見た方が早いでしょうし。」

すると、カスタマーサービスは、丸司が作った扉の前に立ち、怪しげなオーラが入った瓶を取り出す。

丸司「!?あれは・・・」


カスタマーサービス「・・・『この事』を知られなかったのは好都合でした・・・それでは、復活させてしまいましょう。

・・・『あのお方』をね!!!」


・・・怪しげなオーラが入った瓶を、扉の中に放り込む。

・・・そしたら、扉は思いっ切り開き、禍々しいエネルギーを放ち始める。


佳奈子「・・・何・・・あれ・・・?」

丸司「・・・まさか・・・そういう事だったというのか・・・畜生が・・・」



カスタマーサービス「ああ・・・これで『あのお方』が復活するというのですねぇ!私がかつて仕えていた方の先祖に当たるような存在が・・・フフフフフフフ・・・

・・・それでは・・・せいぜい頑張ってください・・・」

そう言うと、突然カスタマーサービスは消滅した。


佳奈子「えっ!?何で消えて・・・「フハハハハ・・・・!!!」・・・!?」


・・・そして、扉の中から、黒いマントを羽織った男が現れ始める。




『・・・遂に・・・遂に蘇ったぞ・・・フハハハハハハハハハハ!!!!!』




続く。

ダークアイ帝国最後の日。 ( No.563 )
日時: 2021/08/31 18:39
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

どうも。最近コメント来ないし出来ていないおろさんです。

・・・なんだかんだでスムーズに進んでます『ダークアイ帝国編』。そして今回は・・・



・・・それでは本編です・・・




「ククク・・・良い気分です・・・」

・・・パワーオーブのような物体から姿を変えて現れたのは、サングラスをかけ、黒いマントを羽織った、割れ顎の男だった。


佳奈子「えっ・・・あれが・・・『あのお方』・・・?」

丸司「ああそうだよ。ああいう見た目だが、かなりすごい力を持っている。」


メタナイト「あの姿はまさか・・・だが色が違うような・・・」

カービィ「なんか厄介なことになりそう・・・」


黒マントの男「・・・ククク・・・丸司満、貴方のお陰で、やっと復活できましたよ。事実を知っても尚私に縋りついたあなたのお陰で・・・」


丸司「・・・」

佳奈子「・・・ねぇ、さっきから気になってたんだけど、その『真実』とか『事実』って一体何なの・・・?」

丸司「・・・分かるやつには実に簡単な話だ・・・・・・お前は『異界の魔術師』の事を知っているか?」

佳奈子「えっ?それならちょっとだけ・・・」

丸司「彼はその、『UMA』の力を人間に植え付けたり、この世界での『怨霊』や『怪魔』と呼ばれる存在を作り出した『異界の魔術師』張本人。とある世界で、ある出来事が起きて消滅したって語られてるけど、実体のない状態でも生きながらえていた・・・
・・・ダークアイ帝国を創設し、そして、僕に『UMAインビジブル』の力を植え付けて、余計苦しめさせた張本人であり、それを見かねて僕をここに引き入れた・・・そういうことだ。冷静に考えてようやく気付いたよ。」

佳奈子「・・・・・!?」

・・・佳奈子達の前に姿を現したのは、『異界の魔術師』と呼ばれる存在だった。

黒マントの男→異界の魔術師「・・・さて、折角復活したことです。・・・それでは・・・世界を混沌に陥れてやりましょうか・・・」


佳奈子「オイ待て!!そんなことさせるわけないで・・・「ガクッ」っ・・・」

・・・佳奈子は、体勢を崩してしまう。丸司と対峙中に、無理に動いたためか、上手く動けない。それを心配して、ツクヨミが。


佳奈子「ぐっ・・・何で・・・」

ツクヨミ「か、佳奈子・・・」


異界の魔術師「やれやれ・・・無理は禁物ですよ?今まで派手に動いたから、身が持たないんですよ。」


佳奈子「むぅ・・・「北律佳奈子っ!!!」・・・!!」

すると、貞奈達4名が佳奈子達の方に駆け付けてきた。(さっきの爆発とかで吹き飛ばされていたらしい)

関城「・・・ってあれっ!?なんで佳奈子ちゃん倒れて・・・まさか誰かが・・・」

ヒカル「・・・いや、これは疲労によるものでしょう。なんだかんだでかなり動いてもらっていましたし・・・」

名堀「・・・で、あの黒マントは・・・」

貞奈「あれって・・・『異界の魔術師』!?なんでここに・・・もしや黒幕ってことか・・・?」


異界の魔術師「おやおや・・・またまたウォッチの使い手が来たようですね。それも4人・・・」


名堀「・・・なんだか放っておいたらやばいんじゃねーのどう考えても!!」

関城「だよね・・・じゃ、佳奈子ちゃんが頑張った分全力で・・・」


異界の魔術師「・・・あなた方はもう用済みです。」


貞奈「はぁ!?何を言って・・・「クシャッ・・・」・・・えっ・・・?」

異界の魔術師は、右手をぎゅっと握りしめる。


・・・そしたら、佳奈子達がつけていたウォッチが粉々になった。

ヒカル「ウォッチが・・・壊された・・・?」

ツクヨミ「・・・!?」


異界の魔術師「ククク・・・これならばUMAの力は使えません。・・・貴方達はここで終わりです。」

・・・異界の魔術師は呪文を唱えると、突風を起こして佳奈子達を盛大に吹き飛ばした。


カービィ「あっ!みんなが吹き飛ばされた!?助けないと!!」

この状況を目撃していたカービィとメタナイトは、(カービィはロボボアーマーを使って)飛んで(丸司含め)名堀たちをキャッチ。佳奈子はツクヨミが瞬時に避難させてた。

ツクヨミ「危な・・・;」


異界の魔術師「・・・おや・・・まだ邪魔者がいたのですか・・・しかも片方は、あの冒険者共にそっくりな・・・」


メタナイト「・・・間一髪だな・・・「おい!お前達!!」む・・・」

すると、井仮から連絡が来た。

井仮『長時間音信不通だったが・・・やっとつながった・・・それはそうと大丈夫か!?』

貞奈「大丈夫ではあるが・・・丸司満を倒せたが、その後突然出てきた『異界の魔術師』にウォッチを全員壊されちまった・・・」

井仮『なっ・・・ウォッチを壊されただと!?それに『異界の魔術師』だって・・・!?』

メタナイト「信じがたい話だが本当らしい。異質な力で色々攻撃し始めている・・・しかも、物理的な攻撃や、魔法系の攻撃も全く効かないらしい。
・・・それにしても、あの『異界の魔術師』とやら、スターロッド関係で、以前カービィが対峙したあの魔術師に似ているが・・・」

井仮『っ・・・であれば、やはり対抗するには『UMA』の力が必要か・・・だが肝心のウォッチが無い・・・しかも、『異界の魔術師』はUMAの力を操作できるような力を持っているしな・・・』

貞奈「どうすればいいんだ・・・作り直すんだとしても時間も材料ももう無いし・・・」


異界の魔術師「さぁ・・・そろそろ本番・・・世界をわが手に収めてしまいましょう・・・そのためには色々順序が必要ですが・・・「待ちなさい・・・」・・・おや・・・」

すると、彼の前に佳奈子(と彼女を背負ってるツクヨミ)が。


貞奈「北律佳奈子!?アイツ何やって・・・」


佳奈子「なんかゴチャゴチャ言ってるみたいだけど・・・お前の好きにはさせないわよ・・・」

異界の魔術師「やれやれ・・・ウォッチを破壊してもまだ足掻くと。・・・いや、壊しただけで、まだ特に何もしてないですねぇ・・・だとしても、無力に等しくなった貴方に何ができると?」

佳奈子「無力じゃない・・・たしかに、正しきを全うするには力は必要らしいけど・・・でもそういう問題じゃないしそんなの関係ない・・・何だっていい・・・私は・・・守りたいものを守るだけ・・・!!」

ツクヨミ「佳奈子・・・」

異界の魔術師「ハァ・・・残念ですねぇ・・・あのまま逃げていれば良かったモノを・・・


・・・貴方が今やろうとしているのは自殺行為に過ぎません・・・それでも立ち向かおうとするのであれば・・・さっさと滅びなさい!!!!!」

・・・異界の魔術師は、佳奈子とツクヨミに向けて、レーザー砲を放とうとする。


メタナイト「待て!!そんな事をさせてたま・・・」


異界の魔術師「部外者は引っ込んでいなさい!!!」

異界の魔術師は、突風を起こして、メタナイトたちを吹き飛ばして遠ざけてしまった。


貞奈「っ・・・近づける術はないのか・・・?」


異界の魔術師「さぁ!!消えてしまいなさい!!!」

ツクヨミ「さ・・・させるかってんだよっ!!!」

異界の魔術師はレーザー砲を放つ。対して、ツクヨミがそのレーザーを、鎌を高速回転させ、盾のようにする感じでレーザーを防いでいく。

異界の魔術師「おや、これは想定外・・・私の操作能力も効いていない・・・かなり珍しい。

・・・ですが無駄です!それはその場しのぎに過ぎないのですから!!」

・・・異界の魔術師が言ったように、レーザーを受け止めてるツクヨミが段々押し出されてきている。

ツクヨミ「くそっ・・・!!」

佳奈子「ま・・・負けないでツクヨミさんっ!!!」


異界の魔術師「さぁ・・・これであなた達は終わりです!!!無力なまま無様に散りなさい!!!!」

・・・段々押し出されていく佳奈子とツクヨミ。ハッキリ言って万事休すの状態だった。

佳奈子「っ・・・さっき言ったばっかりでしょ・・・たとえ力が無く立って・・・無力だって・・・私は守りたいものを守るために・・・大切な今を守るために戦う・・・!!」

ツクヨミ「チッ・・・まだ自分が何なのかも思い出せてないし・・・
・・・それに、佳奈子も・・・この世界も守れないで、散ることなんてできない・・・」






2人「だから・・・終わってたまるかってんだよぉぉぉぉ!!!!!」







































































「・・・それが、君たちの『信念』なんだね。」


・・・謎の声が、脳内に直接語り掛けてくる。


「・・・いいよ。あの異界の魔術師を倒すために少し手伝ってあげるよ。・・・そのためには・・・・・・」



一旦区切ります。

ダークアイ帝国最後の日。 ( No.564 )
日時: 2021/09/01 16:37
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き。




異界の魔術師「・・・さぁ!これで今度こそ終わ・・・「チュドォォォォン!!!」えっ・・・!?」


・・・突如、佳奈子とツクヨミを中心に、計21の強い光と、爆発が発生した。・・・それは、『異界の魔術師』が放ったレーザーによるものとは全く違った。


貞奈「北律っ!!!」

メタナイト「・・・待て、何か様子が変だ・・・・・あれは・・・?」



異界の魔術師「・・・おかしい・・・攻撃を当てたはずなのに・・・今のは・・・「ドガッシャァ!!!」ギャッ・・・・!?」


・・・突然、発生した光と爆発の中から、何かが飛んでくる。それは、異界の魔術師を軽々と吹き飛ばした。


異界の魔術師「ぐっ・・・一体何が起こったのですか・・・?「・・・フフッ。」!?一体誰・・・・・・いや、その姿は・・・」

・・・彼の前にいるのは、半分白で、半分黒の髪色のロングヘア、そして眼鏡をかけて、大きな鎌を所持し、モノクロの制服ている少女・・・
その白黒の制服のは、二十一の謎が描かれたミステリアルメダル21枚『だった』宝石が付いている。

???「・・・なんだか急に力が湧いてきたなぁ・・・この姿も気になるけど・・・」


貞奈「あいつ・・・まさか北律・・・!?」

井仮『お、おい大丈夫か!?なにやらものすごい爆発音がしたが・・・』

メタナイト「・・・いや、大丈夫のようだ。・・・むしろ、逆転の兆しが見えてきたかもしれん。」

井仮『えっ・・・?』





・・・この状況を、高所で見下ろしていた者が2人いた。

発目「・・・へぇ、これまた不思議だねぇ。『UMAシニガミ《ツクヨミ》』の正体は、北律佳奈子の過ち、後悔・・・それらの、忘れようとしていた、正確には、忘れてしまった記憶から生まれた『元■■■■』だったなんてねぇ。」

比呂「ああ・・・北律佳奈子は、『浦野瀬里奈』を死なせた原因を作ってしまったが故、7年以上も、彼女の存在を忘れてしまっていた。

・・・そして、ツクヨミはその忘れ去られた記憶から生まれた存在・・・『死に導いてしまった』という事から、『UMAシニガミ』なんだろうな。・・・そもそも何故『UMA』という形で生まれたのかは一切分からないが・・・

・・・まぁ、そういうわけだからこそ、なんだかんだで今までうまくやれて来たんだろう。・・・二十一の謎をすべて解明させて、そして、想い、魂を共鳴させ、ツクヨミの記憶を呼び起こさせ、2人の『信念』を合わせることにより、完全なる力を得させることが出来た・・・」

発目「ま、細かいことはもういいんじゃない?■■■■の事をよく知っているあのお二方のお陰で、なんとか導けて、覚醒させることが出来たわけだし。私達何もできてないけど。」

比呂「それをいうなそれを;・・・まぁ、とにかく、彼女が得た新たな力があれば、今までの二十一の謎の力も司ることが可能・・・そして、異界の魔術師も簡単に倒せるかもしれない・・・

・・・おっと、そろそろ時間だ。とりあえず、さっさと戻るぞ。」

発目「はいはい。わかりましたよ。



・・・それじゃ、頑張ってね。・・・『ツキヨミ』さん。」








ツキヨミ(佳奈子)「・・・それじゃ、決着をつけようか。・・・『異界の魔術師』さん?」

突如覚醒を遂げた佳奈子とツクヨミ。それによって『ツキヨミ』に変身した。
所持している鎌に、光の力をまとわせて、攻撃の構えをとる。


異界の魔術師「ぐぬぬぬぬ・・・攻撃を無効化できるはずなのに・・・UMAの力と、謎の強すぎる力のせいであっさり攻撃が通るなんて・・・それ以前に、ウォッチも無いハズなのに・・・

・・・ならば、無理にでも攻撃し続けて倒すのみ!!今度こそ散ってもらいます!!!」

ツキヨミ「ならば、こちらもガンガン攻撃するのみ!!」


貞奈「な・・・なんなんだあれは・・・あんなの見たことが無い・・・そもそも『UMAシニガミ』の情報自体そんなになかったが・・・・・・もう少し情報収集の視野を広げた方が良いか・・・;」



異界の魔術師「さぁ、そろそろ本気で行きましょう・・・」

異界の魔術師は、星形の弾幕を大量に放つ。

ツキヨミ「・・・大した障害にならないね!!」

対するツキヨミは、その星形弾幕を何の問題もなくすべて切り刻んだ。

異界の魔術師「なっ・・・・・・!?・・・ええい!!だったらこうです!!!」

異界の魔術師は、今度はレーザーを放つ。

ツキヨミ「甘い!!!」

だがツキヨミは、そのレーザーを斬るどころか、威力が全くでないくらいに分解した。

異界の魔術師「何だと!!!???ちょっと待って!分解ってそんなの」

ツキヨミ「隙ありっ!!!」

ツキヨミは、動揺した異界の魔術師を問答無用で蹴り飛ばした。


異界の魔術師「くそっ・・・一体全体どうなっている・・・ていうかこれだとどっちがラスボスなのかが全く分からない・・・」


ツキヨミ「それ、貴方が言うセリフじゃないでしょ。」


異界の魔術師「ぐううう・・・こうなれば、最大出力を放って消し飛ばすしかないようですねぇ・・・」

『異界の魔術師』は、何やら呪文を唱え始める。そして、巨大な魔力弾を生み出す。

ツキヨミ「ありゃ・・・とうとう最後の切り札的なのを。

・・・じゃあ、こっちもやってしまおうかなっ!!!」

異界の魔術師「何をごちゃごちゃと!!今度こそ本当に散ってしまえ!!!!!」

異界の魔術師は、生み出した巨大な魔力弾を、ツキヨミに向けて放った。

ツキヨミ「それじゃ、やってやるよっ!!!」

ツキヨミは、ソニックシリーズのカオスエメラルドの如く、制服に着いた宝石のエネルギーを引き出させ、鎌にまとわせる。

ツキヨミ「ここぞまさに正念場!!これでダークアイ帝国との戦いに終止符を打つ!!!」

ツキヨミは、異界の魔術師が放った魔力弾に突っ込み、エネルギーをまとわせた鎌をぶつける。

ツキヨミ「うおりゃああああああああああああああああああ!!!!」

異界の魔術師は段々押され始めている。

異界の魔術師「馬鹿な・・・折角復活したというのに・・・折角こっちが優勢だったというのに・・・訳の分からないことが起きてすぐこうだとは・・・



・・・おのれ・・・おのれえええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

・・・異界の魔術師が放った魔力弾は、そのまま分解され、ツキヨミはいつの間にやら異界の魔術師の目の前に。

ツキヨミ「・・・チェックメイト・・・ね。」

異界の魔術師「なっ・・・」

・・・『ザシュ』という音と共に、異界の魔術師は切り裂かれた。


異界の魔術師「ぐぬぬぬぬ・・・よりにもよって何もできず終いなんて・・・



くそっ・・・あんまりだああああああああああああああああああああああ!!!!」

・・・そのまま、異界の魔術師は消滅した。ツキヨミが思いっ切り切り裂いたからか、扉も、ダークアイ帝国本部の4割も思いっ切り壊れ、崩れた。



ツキヨミ「・・・よし・・・これで大勝利・・・あっ・・・」

・・・ツキヨミの変身が解け、そのまま佳奈子とツクヨミは失神した。

そのまま落ちていったが、カービィがキャッチして無事である。


貞奈「・・・なんだかすごい光景を見てしまったな・・・」

メタナイト「・・・正直同意見だな・・・「なるほど、興味深い・・・」お前・・・!!」

・・・メタナイトたちの前に現れたのは、ギャラクティックナイトだった。

ギャラクティックナイト「あのような途轍もない力を持っていたとは・・・これは戦いがいがありそうだ。今はどうやら無理のようだが・・・」

メタナイト「ギャラクティックナイト・・・!?まだいたというのか・・・扉もついさっき破壊されたというのに・・・」

ギャラクティックナイト「我を何だと思っている。あんな半端物が壊れたところで、また異世界に強制的に戻されるわけがない。

・・・さて、何となく高みの見物をしていたが・・・今回は身を引いてやろう。流石に分が悪いからな。」

貞奈「お前の事を私は知らないが・・・一体全体お前は何を考えている。変なことしでかそうとしてるんだったら、全力で止めるだけだが・・・」

ギャラクティックナイト「・・・別に何も企んでいないさ。

・・・まぁ、面白いモノを見せてくれた礼だ。お前たちに忠告をしてやろう。




・・・・近いうち、忘れ去られてはならないものが忘れ去られることになる。しくじれば、貴様らどころか、全世界が滅びの道をたどることになるだろうな。・・・せいぜい気を付けておけ。」

・・・そう言って、ギャラクティックナイトは姿を消した。




メタナイト「・・・一体どういうことだ・・・?」




次回、(やっと)完結。


続く。

また会おう。その日まで。 ( No.565 )
日時: 2021/09/03 19:03
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

・・・今回は、『ダークアイ帝国編』の完結。ダークアイ帝国との戦いを終えて、そしてその先には何があるのか・・・















・・・あれから、何年たったのだろう。もしかしたら、他の世界にいるみんなより年上になったりしているかもなぁって時々思う。



<とある国のマンション>


佳奈子「はぁ・・・外国にいるのはやっぱ慣れないなぁ・・・」



・・・17になった私は今、親の仕事の関係で■■■■の■■にいる。そこで、プレッツェルとかみたいなお菓子とか、スイーツとかの勉強とか色々やってる。ざっくり言えば、一人前のパティシエになるために。
ずっと忘れ気味だったけど、私も一応『超高校級』の肩書を持っている人間ではあるから、一回希望ヶ峰学園にスカウトされたりしたけど、どうも自分の肌に合わないというか・・・とにかく推薦は蹴った。

・・・超高校級と言えば・・・他のみんなはどうしてるのかなぁ。
・・・南と東間は希望ヶ峰学園で学園生活を楽しんでて、ヒカル君は、大分前に母親と共にまぁまぁ遠い国に飛んでいったって聞いたけど。

・・・で、貞奈は・・・まぁ、今まで通りかなぁ。井仮先生やノリオ校長達と、色々BUGに協力してるって事とか、情報収集の幅を広げてるとかってのは耳にしてたし。




佳奈子「・・・あー暇だなぁ。生活が変わるとここまで慣れるのに時間かかるのね・・・「いつまでボケっとしてんだよ。」・・・あっ・・・」

・・・ある国のマンションの部屋で、生活に慣れきれずに、暇を持て余している北律佳奈子。そこにやって来たのは・・・

ツクヨミ「おいおい・・・まーだ慣れてないのかお前は。・・・まぁ放浪してる私が言うのも何だけど。」

佳奈子「・・・まぁね・・・よっぽどバトリオシティでの生活に慣れ過ぎてたのかなぁ・・・;」


・・・ツクヨミさんは、今も放浪したりしてるけど、時々私の元を訪れてくる。まぁかつてのパートナーだったし、そのよしみってやつかなぁ。


ツクヨミ「・・・で、あんたは今どんな調子なの?」

佳奈子「調子って・・・まぁぼちぼち?生活は充実してるっちゃあ充実してるけどさー」

ツクヨミ「まぁそんなもんか。」

佳奈子「・・・そういえばだけどさぁツクヨミさん。」

すると、佳奈子は、ツクヨミにある時疑問に思っていたことを聞きただす。

佳奈子「ツクヨミさん・・・ダークアイ帝国との戦いが完全に終わった後、なんか、思い出したんでしょ?『自分の記憶』を。・・・あの時は何も言ってくれなかったけど・・・その思い出したことって何なの?自分が何者かって事とか。」

ツクヨミ「ああ・・・それか・・・それは・・・


・・・私が・・・・・・・悪い。やっぱ秘密な。」

佳奈子「ええ・・・ケチだなぁ。隠し事は無いでしょー?」

ツクヨミ「そう言うことないだろ。・・・ま、ヒントくらいはあげようか。大ヒントだから聞き逃すなよ。


・・・『汝は我、我は汝』。これがヒントさ。」

佳奈子「な、何時?いや時間の事は言ってないか・・・ってどういう事だよー!?」

ツクヨミ「そこは自分で考えなー。」

佳奈子「もー!!もう少しわかりやすく教えてよー!!!」







その頃。


<バトリオシティ:スマブラ屋敷>

望原茂「ヒカルぅぅぅぅぅぅぅ・・・」

望原ヒカルの父親である望原茂。なにやら落ち込んでいる模様。

みほ「望原さん・・・息子さんがまた外国に行っちゃったからって、そんなに落ち込まないでくださいよ・・・;」

カービィ「まだ立ち直ってないよこの人・・・;この世界でもう何年たったか・・・;;;」

望原「だーってよぉぉぉ・・・『自分は警察としてまだまだ』だって言って・・・まーた妻と一緒に遠い国に飛んでっちゃったからぁ・・・気持ちはわからないくは無いけど、ほぼ何も言わずに行っちゃうからぁ・・・・・(泣)」

みほ「だとしても・・・なんでスマブラ屋敷で・・・;いい加減大地さんに怒られますよ・・・;;;」

望原「上等じゃゴルァぁぁぁぁ・・・」

みほ「・・・ダメだこりゃ・・・;;」

カービィ「なんかおいしい物でも食べさせる?「そう言う問題じゃないと思う;」・・・そうだよねー・・・;」

・・・グダグダ気味な会話をしていると、そこに・・・

大地「おいおい・・・まーた来たのかよ・・・;せめて居酒屋か自分の家で落ち込んだらどうなんだよ・・・;;;」

みほ「あっ、大地さん;;」

・・・スマブラ屋敷の管理人の祷大地が。

大地「つか何でここに来るんだ;」

望原「だって、そっちにはなんだかんだヒカルが世話になっちゃってるんだもん。」

大地「それはそれこれはこれだろうが。いいから早く帰れ;;誰か付き添わせるから。」

・・・そして、望原を無理やり帰らせたら、彼を気にかけてた2人に話しかける。

大地「・・・さて、話を切り替えるが・・・・ちょいとニュースだ。


・・・丸司満の裁判、判決出たらしい。タイムパトロールの元に引き取られるんだってさ。そこで大分長い懲役刑を受けるようだ。」

大地さんは2人に、持っていた新聞を見せる。その新聞の記事には、丸司満の事が色々書いてあるようだ。

みほ「・・・今考えると、ダークアイ帝国って、大分悲しい組織だったのかもね。」

大地「・・・言いたいことは、分からなくもない。権力者に全てを奪われた奴、身勝手な連中に好き放題ボロボロにされた奴、望んでもいない能力を与えられて、それにより一層苦められ続けて、最終的に開き直っておかしくなった奴・・・やったことが許される理由にはならねーけど、たしかに酷い話だ。論外多かったけどな。」

・・・そして、彼は部屋を後にした。

カービィ「・・・なんだか、終わったって感じすごいなぁ。お陰でのんびりできるよ。」

みほ「まぁそれはそうかなぁ。「終わりじゃねーよ。」うおっ!?」

突然、さっき部屋を後にしたはずの大地さんが戻ってきた。

大地「すまん。ちょっとこの部屋に取ってくるモンがあったの忘れてた。」

カービィ「そ、そうなんだ;・・・ところで、『終わりじゃない』ってさっき言ってたけど、どういう事?」

カービィのこの質問に、大地さんはこう答える。

大地「どういう事もないだろ。終わったのはあくまで『ダークアイ帝国との戦い』だけで、お前たちの物語が終わったわけじゃあないだろ?この先何かあるのかはわからないわけだし、この世界で軽々しく『終わった』って言うのは完全にフラグだ。」

みほ「そうなの?」

カービィ「まぁよく考えたら確かにそうだったんだよねー;亜空の使者事件や灯火の星事件が解決した後も、後始末とか色々大変だったの思い出した;」

みほ「経験済みだったんかい・・・;」

大地「ま、人生楽しんで損は無い。・・・とりあえず、今はのんびりしてたらどうだ。何かあったらすぐ動けるようにはしとかないとだけどな。」

・・・そう言って、部屋にあった棚から道具を取り出した後、彼は今度こそ部屋を後にした。

みほ「・・・そういえば私、この世界に来てから、色々と面白いこと体感してばっかりだったなぁ。魔導書ってすごいの手に入れたりとか、色んなバンドとか歌手とか知れたりとか。」

カービィ「そうだよねぇ。僕もこの世界のこと知った最初の時、色んな食べ物とか、ポップスターやスマブラ仲間以外で、面白い仲間とかに出会えたり。今でもより一層楽しくやってられるよ。」








ここは、『ウルトラワールド』。様々な世界を繋ぐ、いわゆる『クロスオーバー世界』。

・・・『人間』はもちろん、『ポケモン』等の不思議場生物、『妖怪』等の奇怪な存在、他にもたくさんいる、科学的、非科学的な存在・・・様々な存在が暮らすことのできる世界。


・・・今日この日も、様々な世界を巡って、奇妙な日常が繰り広げられていくようだ。




『ダークアイ帝国編』

終演





































「・・・『ウルトラワールド』・・・中々面白い世界のようだね・・・


・・・でも、まだ安心はできない。


・・・だって、『自分の行動すべてを『正しい』と思い続ける強大な悪』がまだいるから。


・・・これからは、ダークアイ帝国の時とは比べ物にならないような強大な敵が迫りくるかもね・・・


・・・だから、気を付けた方がいいよ。最悪、何もかもが滅ぶことになるから。



・・・じゃあ、今は、君らや、この先の仲間たちに任せるよ。とにかく、頑張ってね。・・・そして、いずれはあの連中を潰すことが・・・フフフ・・・」





















『ウルトラワールドでの日常』




第1章『UMAの力とダークアイ帝国』


終演。









続く。










後書き


・・・というわけで今回は、『ダークアイ帝国編』完結。そして『ウルトラワールドでの日常』第1章の完結のお話でした。予定よりかなり長くかかってしまった第1章、みなさんいかがだったでしょうか。
・・・さて、これからの『ウルトラワールドでの日常』ですが・・・まことにご勝手ながら、新たな物語に移ると同時に、新たにスレッドを立てようと考えております。まだこのスレッドはロックしませんが、後日、新しいスレッドを公開しようと思います。

・・・それでは、今後も『ウルトラワールドでの日常』をよろしくお願いします。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113