現実逃避超空間
作者/ 風そら

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「悠斗!!」
前から直人が走ってきた
無意識にブレーキをかける
「よっ、学校大丈夫だった?」
笑いながら聞いてみる
「大丈夫も何もねぇだろうが部活までサボりやがって!」
そういうお前はどうして今ここにいるんだよw
「わりぃわりぃ、最近ストレスたまってっから。
今からゲーセン行くんだ。お前も一緒に来いよ」
「あったりまえだろ」
直人はスケボーを取り出すと、奥に見えるゲーセンを目指した
もちろん、ゲーセンといってもただのゲーセンではない
広さで言えば東京ドーム10個分、全5階建ての超大施設なのだ
某ゲームを実体験出来たり、シューティングを楽しんだりと、
仮想空間であるからこそできる設備が山ほどある
二人で中に入って真っ先に行くのはもちろん射撃場
「ぜってぇまけねぇ・・・」
そういって、俺はフィールドの中へと足を踏み入れた

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