二次創作小説(新・総合)
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- りりすたーと!マガイモノとか俺得とかのにちじょ短編
- 日時: 2020/09/13 20:23
- 名前: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=11984
メイドウィン
「レッツゴー時空監理局から一転してすげぇ頭悪そうなタイトルになったな」
たくっちスノー
「るっさい、こういうのが流行りっぽいし良いじゃん別に」
【注意】
マガイモノ
オリキャラ
ネタバレ?知らねぇよそんなの!!
ギャグ、おふざけが足りてる
原作設定は最大限放棄!
メイドウィン
他のメイドウィン小説と時系列が繋がってることあり!
俺得作品
【トライヒーロー計画】は>>95-204 まで
【お知らせ】
2020年夏の小説大会 二次創作部門で銅賞を受賞しました!!
皆さん、ありがとうございます!!
- 『トライヒーロー計画』【11】 ( No.193 )
- 日時: 2018/09/28 11:52
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: npB6/xR8)
海底
「なんてことでしょう...私は、結局貴方を救うことが出来なかった...」
レイチェル
「エデンさん、貴方は一体何者なんです?」
海底
「何者...私は、単なる無力な人間ですよ...」
海底
「ずっと昔...私は、太陽のように惹かれていた...私は、強くて心優しい貴方が好きだった...」
海底
「なのに、私は...貴方が辛かったあの時も、苦しめられていたとき...見ていることしか出来なかった」
海底
「無力だったんです...私は」
海底
「貴方に幸せになってほしかった、また明るく楽しい生活を送る貴方が見たかった...」
海底
「だから私は貴方のような方が、幸福になれる場所、楽観の地『楽園』を作りたかったのです」
レイチェル
「.....」
海底
「でも、結局私は出来なかった、私は貴方に何もしてやれなかった」
海底
「私は...結局無力な人間でした」
レイチェル
「そんなことありませんよ」
海底
「...?」
レイチェル
「貴方が私の事をそんな風に思ってくれただけでも、感謝出来ますよ」
レイチェル
「貴方のやっていたことは間違っていたかもしれない、ですが...私は貴方の考えを咎めるつもりはありませんよ」
海底
「...ははは、相変わらず、ですねぇ」
海底
「本当に...貴方という人は...優しすぎて、涙が出てきますよ...」
ソウル(海)
「エデン...」
海底
「レイチェル様...脱獄した後、今の貴方を調べたんです」
海底
「今の貴方は、新しい村で...新しい人と、仲良くしていた...」
レイチェル
「...はい、今の私は、とっても幸せです」
海底
「よかった...ずっと、それを聞きたかった...私の役目はこれで終わる...!!」
ソウル(海)
「エデン...!?」
海底
「お偉いさん、小さなヒーローさん」
海底
「レイチェル様に会わせてくれて...ありがとう...レイチェル様、貴方や貴方の大好きな人が、これからも幸せでありますように...」
海底
「さよなら」
そう言うと、海底から白い煙が抜けていった
レイチェル
「...お疲れ様、天使さん」
たくっちスノー
「...エデンも、元々は俺達と同じヒーローだったんだ」
ソウル(海)
「ああ...あの人も、悲しきヒーローだったんだ...」
- 『トライヒーロー計画』【11】 ( No.194 )
- 日時: 2018/09/28 18:32
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
海底
「ぐうああああああ!!」
たくっちスノー
「...エデンの力が無くなって本来の海底に戻った!?」
ソウル(海)
「何にせよ...もう終わりだけどね」
海底
「俺は...俺様は、楽園を作るんだ!!俺の...自分自身による...!!」
ソウル(海)
「貴様!!いい加減にしろ!!」
海底
「グワアアアアアアアアアアア!!」
ソウル(海)は海底の顔面を殴り、海へと沈んでいく...
シュイイン
海斗
「...こ、今度こそ終わった」
たくっちスノー
「よし、戻るよ!」
海斗
「あ、そういえば海の中だった...しかと沈みすぎ...どうしよう?」
たくっちスノー
「任せて海斗君!ここにあるのは、みーんな君の成分!」
たくっちスノー
「君の成分は元々、僕から与えられたもの!今この海は僕そのものだ!」
そう言うと、たくっちスノーから触手が伸びていき海斗とレイチェルを掴み浮き上がっていく
たくっちスノー
「間に合え!!」
...
ブクブクブク
海上
「ん?」
たくっちスノー
「うりゃあああああああ!!」
ザバーン
海から、二人を引っ張るたくっちスノーが飛び出してきた
海上
「やはり来てくれたか」
海斗
「うっ、ゲホッ!!」
たくっちスノー
「大丈夫!?やっぱり急に息を吸ったから...」
海斗
「へへ...なんともありませんよ、ほら!雪さんの成分のおかげでまた再生してますし」
レイチェル
「何はともあれ、無事で良かったじゃないですか」
たくっちスノー
「...ほんとだよ!」
海上
「...全く」
...
しばらくして...
海斗
「...もう行っちゃうの、雪さん」
たくっちスノー
「石動に逃げられてるし、エデンは無くなった...ここに残る理由はもうないんだよ」
海斗
「もうちょっとだけ居ても...」
たくっちスノー
「ダメだよ海斗君、今回は休暇じゃない...ちゃんとした仕事で来てたんだから」
たくっちスノー
「それに、レイチェルさんを元の世界に帰さないといけない」
レイチェル
「早めに帰ってお着替えしませんと風邪ひいてしまいます」
海斗
「...そっか」
T
「あ、なんだ...もう帰る準備しているのかい?」
たくっちスノー
「T兄さん!」
T
「戦場海斗、よくやってくれた...現在の戦場一族を代表して礼を言うよ」
海斗
「いえ...」
T
「それはそれとして、だ...君に話しておきたいことがある」
T
「君の能力についてだ」
海斗
「俺の?」
END
- 『トライヒーロー計画』【12】 ( No.195 )
- 日時: 2018/09/29 10:22
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
前回のあらすじ
皆が色々頑張って遂に戦場海底を倒した
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海斗
「俺の能力って『振動力』じゃないんですか?」
T
「それは海上が何も知らずに名付けた名前さ」
海斗
「何も知らず...って、どういうことですか?」
T
「実は過去にも一人だけ、君と同じ能力を持つ戦場が存在しているのさ」
海斗
「え!?ダブったりすることもあるの!?」
たくっちスノー
「まぁ、数百年も続く一族だからなぁ...」
T
「たくっちスノー、帰る前に君にも聞いてほしいんだ」
たくっちスノー
「...まぁ、数時間程度なら待てるよ」
海斗
(結構待ってくれるんじゃん...)
T
「...その能力、本来は『共振力』というのさ」
海斗
「共振力...でも、なんで振動力でも発動したんだろう?」
T
「イメージでどうにかなる代物だからね」
海上
「超怪力やら何やらも、個人が勝手に名付けたに過ぎん」
たくっちスノー
「そんなイナズマイレブンの新必殺技みたいな...」
T
「その能力を持っていたのは...確か、戦場海皇だったかな?」
たくっちスノー
「か、海皇って...」
T
「恐らく、戦場一族の中では最強とも言える存在かな」
たくっちスノー
「えっ、海底よりも?」
T
「同じ時代に生まれていたら、恐らくね」
海斗
「どんな人だったんですか?」
T
「正しく君のような人だった」
海斗
「え?」
T
「あの人は...そうだな、強く、明るく、優しく、正しく...」
T
「君たちの言葉を借りるなら、正に『ヒーロー』だった」
T
「でも、まぁ...ありがたい存在なのに、いなくなってほしくもないのに、大事な人を置いて一人でいつの間にか死んでしまう、薄情な奴でもあるのさ」
たくっちスノー
「...老衰で死ななかったのか?」
T
「くだらないことさ、泳げないくせに...海に沈んだ犬を助けに飛び込んで、仲間が気がついたときには...浮かんでいたそうだ」
海斗
「.....」
T
「たくっちスノー、なんでヒーローっていうのは、死ぬ寸前まで正義の味方であろうとするんだろうね」
T
「彼らだって生き物なんだから、死んだら悲しいに決まってるのに」
海斗
「...Tさん、その犬って助かったんですか?」
T
「ああ、それは確かだ」
海斗
「そうか...無事に助けられたなら、あの人も本望だろうなぁ」
- 『トライヒーロー計画』【12】 ( No.196 )
- 日時: 2018/09/29 11:32
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
T
「彼の能力、共振力」
T
「君がやってきたように相手に振動を浴びせ、能力をコピーする」
T
「たくっちスノーの『キャラクターチェンジ』の上位互換さ」
たくっちスノー
「...あれも五分しか持たなかったし、かなちゃん様達には効かなかったしなぁ、本当に自分の能力より強い」
海斗
「え?雪さんも似たようなことが出来るんですか?」
海上
「そういえばお前は見ることが不可能だったか」
たくっちスノー
「うん、自分は『世界』をアニメという形で観る事によって設定を得て、自由自在に形を変えられたんだよ」
たくっちスノー
「まあ...昔の事だけど」
海斗
「...それって、例の時空犯罪者っていう」
たくっちスノー
「なんでそれを!?」
海斗
「天背院ミカヅチっていう天使が...」
たくっちスノー
「そうか、彼から...」
T
「話を戻していいかな」
たくっちスノー
「ああごめんね...続けて」
T
「だがその共振力にはもう1つ力がある」
T
「自身の心臓の鼓動を速め、肉眼では捕らえられない速さと凄まじい回復力を得るが、その分心臓にも負担がかかり寿命を縮める」
海斗
「俺にそんな能力があったなんて...でも、なんで今回の騒動までに発現しなかったんだろ?」
T
「君の体に爆発力と再生力を促進させるものが与えられたからだろう」
T
「爆発力とはマガイモノ成分により覚醒した鬼の力」
海斗
「では再生力は?」
T
「...うーむ、非常に言いにくいのだが」
T
「多分、レイチェルとやらが用意したフェニックスの尾だろう...」
海斗
「えっ」
レイチェル
「あー!なるほど!」
レイチェル
「私のところの蘇生アイテムが、結果的に彼の能力を発現させたわけですね」
海斗
「あ、だからあの時レイチェルさんが出てきたのか...」
たくっちスノー
「いや、そのりくつはおかしい」
T
「多分、世代の差で血筋が薄れているから我々が来るまでは出したくても出せなかっただろう、つまり...」
たくっちスノー
「自分とレイチェルさんが居たから?」
レイチェル
「フェニックスの尾にこんな使い方があったなんて驚きです!」
たくっちスノー
「多分、海斗君だけだと思うな...」
- 『トライヒーロー計画』【12】 ( No.197 )
- 日時: 2018/09/29 15:35
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
「海斗君にそんな力があったなんて...でも、さすがに一時的なものでしょ?」
T
「そう思うだろう?」
たくっちスノー
「...そう思いたいんだよ」
T
「では海斗、超怪力を使ってみてくれないか」
海斗
「はい...超怪力!!」
海斗は難なく能力を発動した
たくっちスノー
「えっ...」
海斗
「嘘!?」
たくっちスノー
「...!!」
T
「見ての通りさたくっちスノー、彼は手に触れ能力を一度でも真似すれば、彼のものに出来る」
たくっちスノー
「...!!」
海上
「上手くやれば、奪うことも可能だが...大体はこちらもそのままだ」
T
「だが...まさかレイチェル氏の魔術や技術まで真似できるとは」
レイチェル
「気付かなかったんですか?」
T
「気が付かないというか...この世界には戦場の一族以外に能力者もいないしね...」
たくっちスノー
「......」
T
「恐れているのかい?」
たくっちスノー
「......」
海斗
「雪さん?」
たくっちスノー
「そりゃ、自分にだって苦手なものはある」
たくっちスノー
「数学は解けないし、イカは食べられないし...でも、何より...自分みたいな自由自在のコピーキャラが現れることを、何よりも恐れていた」
たくっちスノー
「よりによって...こんなところで...」
T
「...『第二のたくっちスノー』が現れるかもしれないから、恐れていたのだろう?」
たくっちスノー
「.....多用な能力を手にいれたときの恐ろしさは、自分が一番よく分かっているんだ」
T
「そう...なら、どう導けば正しい方向に向かえるかも分かるはず」
たくっちスノー
「え?」
T
「君は時空監理局なのだろう?何も犯罪者を止める事だけが使命ではない」
レイチェル
「悪い方に進むから強大な力が恐ろしく感じるんですよ、イメージ改善っていうのも悪くないんじゃないですか?」
たくっちスノー
「正しい方に...か」
レイチェル
「彼がそんな簡単で単純なことも出来ないと思ってるんですか?気付くのは大変ですが、やるのは案外楽なんですよ」
レイチェル
「それに...どんなに恐ろしい力でも、一人で背負い込む必要は無いと思うんです」
レイチェル
「...どこかのご主人様が、そんなことを仰ってましたかな?」
海斗
「...」
たくっちスノー
「...」
海斗
「俺は大丈夫ですからね!」
たくっちスノー
「...ああ、そうだったね、君は自分と違って一人じゃなかったもんね」
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