二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【完結】風林火山プリキュア!
- 日時: 2017/08/01 13:12
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=31539
初めまして!愛と言います!
今日からは、オリジナルのプリキュア、通称オリキュアの小説を書きたいと思います!
初の試みなのでグダグダとかになると思いますが、暖かい目で見てやって下さいw
よろしくお願いします!
追記:上記URLにて風林火山プリキュアの劇場版という名目の中編を載せています。良かったらそちらも見てやってください。
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- Re: 【感謝】風林火山プリキュア!【参照1000越え】 ( No.100 )
- 日時: 2017/05/20 10:23
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第15話「母の日ならぬ妖精の日?ありがとうの気持ち!」3
「えっと、手紙は書いたけど」
私の言葉に、朱莉はニッと微笑んだ後で、私の鞄を引っ掴んだ。
そして中からライデンを取り出し、叩き起こす。
「何するライ!」
「ライデンさぁ……千速の実家まで戻る方法、知ってない?」
「知って……るけど」
「え、本当!?」
私がつい聞き返すと、ライデンは頷いた。
「でも、あの村は、怨念が渦巻いていて、オンネーンの魂がそこら中を飛び回っている。幽鬼軍の本拠地みたいな場所だ!」
「でも、折角の妖精の日? だよ? ライデンだって、皐月さんから祝ってもらったりしたいんじゃないの?」
朱莉の言葉に、ライデンは「グッ……」と口を噤んだ。
私はそれに、「もうやめて」と言った。
「別に大丈夫よ。……その気持ちだけで」
「でも……」
「私は平気。それに、こんな手紙届けられるなら……助けに行くわよ」
私の言葉に、朱莉は「あっ、そっか……」と、悲しそうに呟いた。
ライデンはそれに悲しそうに俯き、その場に座る。
「せめて、林の書があったなら……」
「林の書……?」
ライデンの呟きに、蜜柑が微かに反応する。
林の書、か……結局、あれから見つかっていない。
「まぁ、まだ、フウマルに会うには早いってことだよね。……幽鬼軍を倒せるくらいの力をつけてからじゃないと」
「千速……」
「早く強くなって、皆で行きましょう? 私のいた村に」
私の言葉に、朱莉達は頷いた。
それにしても、折角書いた手紙、無駄になっちゃったなぁ。
苦笑していた時、朱莉が「そうだ!」と手を打った。
「だったらさぁ、今日中に林の書を見つけて、千速の住んでいた村に行って、フウマルさんを助けるついでに幽鬼軍を倒しちゃお!」
「……は?」
「朱莉ちゃん……流石にそれは無理だよ……」
呆れながら言う蜜柑に、朱莉は「えっ、なんで!?」と呆ける。
そりゃ無理でしょう……。
「大体、林の書を見つけたところで、誰に戦わせるのよ?」
「うーん……プリキュアに理解がある人とすると、真梨香ちゃんかなぁ?」
「増子さんとかでも良いんじゃない? あの人、ノリノリで戦ってくれそうだし」
「いや、それはちょっと……」
増子さんという言葉に、私は最近掲示されていた学校新聞を思い出した。
私……キュアウィングの写真ばかりが貼られた、あの新聞を。
以前のように私達の正体を明かそうというつもりはないらしいけど、私限定にだけ、明らかに異常な愛を抱いている。
「ま、それは追々考えれば良いよ。じゃあ、探しに行こう!」
「えっ、ちょ、本当に行くの!?」
困惑する私を他所に、朱莉は私の腕を引いて走り出す。
唯一の頼みの綱である蜜柑ですら、「おー!」とか言って、私の背中を押している。
無茶苦茶だし、突飛な行動だ。でも……。
「……楽しい、かな」
誰にも聴こえない程度の声で、私は呟いた。
- Re: 【感謝】風林火山プリキュア!【参照1000越え】 ( No.101 )
- 日時: 2017/05/20 21:41
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第15話「母の日ならぬ妖精の日?ありがとうの気持ち!」4
「見つからないねぇ〜」
「そりゃ今まで見つからなかったのに、近所を歩いただけで見つかったら、苦労はないわ」
「あはは……まぁ、気長に探そうよ。ね?」
蜜柑の言葉に、朱莉は「ぶー」と頬を膨らませた。
子供みたいな態度に私と蜜柑が苦笑した時だった。
「うわーん!」
子供の泣き声が聴こえ、私達は同時に立ち止まった。
見ると、公園で転んだ少年が、地面に座り込んで泣いていた。
「あの子、怪我したのかな?」
「多分ねー……どうする?」
「どうするって……私達には怪我を治すことなんてできないし……」
私の言葉に、二人とも「うーん」と言って顎に手を当てた。
その時、彼の母親のような女性が、心配そうな表情で駆け寄るのが分かった。
「大丈夫?」
「痛いよぉ……ふえーん」
泣く男の子の頭を母親はよしよしと撫でて、口を開いた。
「我慢しないと。男の子でしょう? ヒーローになれないよ」
『これくらい我慢してないと、立派な女になれないぞ。家帰ったら治療するからな』
「あっ……」
母親とフウマルが、そして、男の子と私が重なった。
泣いていた男の子は、「うんっ」と言って立ち上がり、母親と手を繋いで帰って行く。
その様子を見ていて、私は再確認した。
今の私があるのは、やっぱり、フウマルのおかげだったんだ……って。
「千速〜?」
「……私、やっぱり、フウマルにこの手紙くらいは……届けたい。無理、だけどね」
私の言葉に、朱莉は「だねぇ」と言って笑う。
「それじゃあ、早く林の書を見つけて、フウマルさんに会えるように頑張らないとね」
蜜柑の言葉に頷いた時だった。
「いいや、それは叶わないな」
「えッ!?」
顔を上げるとそこには、赤い着物を着た男が立っていた。
彼は鋭い目を親子に向けて、ニヤリと微笑む。
まさか……!
「邪悪なる魂よ……」
「ダメぇ!」
ほとんど咄嗟に、私は男と親子の間に立ちはだかった。
すると、体に黒い影のようなものが当たる。
「千速ッ!」
「千速ちゃんッ!」
「む……? まぁ良い。邪悪なる魂よ! 我に仕えよ! いでよ、オンネーン!」
その言葉と同時に、私の中に恨みや憎しみが一気に溢れだす。
憎い……私は憎いッ! 村を襲った幽鬼軍がッ! 憎くて、嫌悪感が溢れ出て、止まらないッ!
「グッ……あぁ……ッ!」
私は、咄嗟に自分の体を抱きしめ、耐えようとする。
しかし、徐々に私の恨みが獣の姿になって、体から溢れ出そうになる。
ダメ。耐えて。私。ここで朱莉達の手を自分の手で煩わせるの?
彼女達に迷惑を掛けているのは、私じゃないか。私の村を救うために、彼女達は戦っている。
それなのに、私、が、面倒をかけるわけには……ッ!
「ぁあッ!」
声が漏れると同時に、一気に私の体から黒い何かが溢れだし、オンネーンと化す。
薄れていく意識の中で、私は、何度も彼女達に謝った。
「「プリキュア! フォースオーラチェンジ!」」
最後に聴こえたのは、二人の掛け声だった。
- Re: 【感謝】風林火山プリキュア!【参照1000越え】 ( No.102 )
- 日時: 2017/05/21 10:18
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第15話「母の日ならぬ妖精の日?ありがとうの気持ち!」5
<朱莉視点>
「侵掠すること、火の如し! キュアフレイム!」
「動かざること、山の如し! キュアモンテ!」
どうやら二人の時はチーム名の掛け声は無いらしい。
そんなことを考えながら、私達は千速から生まれたオンネーンに視線を向ける。
しかしその時、オンネーンが滅茶苦茶に暴走し始めた。
「えっ!?」
「な、オンネーンッ! プリキュアを攻撃しろ!」
慌ててそう命令する男。しかし、オンネーンは私達に攻撃することなく、本当に、駄々をこねる子供のようにその場で滅茶苦茶な感じで暴れ始めたのだ。
私達もその場で固まり、動くことができない。
「ねぇ、これ、どういうことだろう……?」
「さぁ……とにかく、朱莉ちゃんのフレイムバーンで浄化を!」
「わ、分かった! 動くこと……」
私はそう言いつつ、腕を構える。
けど、オンネーンは予測不能な動きで暴れるので、上手く標準が合わない。
しかも、千速から生まれたからか、その動きは明らかに速い。
見た目は……鹿のような見た目をしている。
「どうしよう、これじゃあ……!」
「うーん……これじゃあモンテムーロで動きを封じるのも難しいからなぁ……」
そう言っていた時、オンネーンの動きから攻撃が繰り出され、私たちの体は吹き飛んだ。
近くの塀に背中を打ち付け、私たちは崩れる。
顔を上げると、相変わらずオンネーンは滅茶苦茶な動きで暴れている。
せめてウィングがいれば……って、あのオンネーンがウィングなんだっけ……。
「ちっ……千速ぁッ!」
私は咄嗟に叫んだ。
<千速視点>
冷たい水に浸かったような、変な感覚。
きっと、浸かったばかりの時は、寒くて、冷たくて、きっと、嫌な感覚だ。
でも、段々皮膚の感覚が麻痺して、自分の存在がその中に同化していくような、そんな感じ。
———ぁッ!
どこからか、声がする。
そもそも、ここは……どこ……?
———千速ぁッ!
次はハッキリと聴こえた。
ハッ、と、私は瞼を開いた。
そこは、まるで真っ暗な闇のような場所。目を瞑っていた時と、何も変わらない。
でも、遠くに……微かに光が、見える。
「千速ぁぁぁぁぁぁッ!」
声だけが、聴こえる。
この声は、えっと……朱莉?
「千速ちゃぁぁぁぁんッ!」
蜜柑の声もする。
咄嗟に光に向かって手を伸ばしてみるも、それはただ、空を切るだけ。
その時、何かが私の服の中で光った。
取り出してみるとそれは、フウマルに書いた手紙だった。
「ふう……まる……?」
『……私、やっぱり、フウマルにこの手紙くらいは……届けたい』
過去の自分の声が蘇り、私は、すぐにもがく。
ここがどこなのか分からない。でも、あの光の元に行かなくちゃ!
まるで夢の中で走っている時のように、一生懸命体を動かしても、中々体は前に進まない。
それでも、必死に腕を動かして、私は光に向かって走る。
「私は、フウマルに……皆に、会いたいッ!」
そう叫んで光に手が触れた瞬間、一気に視界が真っ白になる。
すると、一瞬視界が真っ暗になり、それが晴れると、先ほどの街並みが視界に広がっていた。
「な……! オンネーンでの支配を、打ち破った……!?」
「支配っていうか、あのオンネーン滅茶苦茶に暴れていただけじゃん」
フレイムのツッコミに、男は何も言わずに立ち去ろうとする。
その時、私は衝動的に男の元に駆け寄り、肩を掴んだ。
「ちょっと待って!」
「何だよッ!」
「これ……フウマルに届けてほしいの。私をオンネーンにしたんだから、これくらいしてよ」
そう言いながら手紙を差し出すと、明らかに嫌そうな顔をする。
「なんで俺がそんなこと!」
「お願い。……届けるだけで良いから」
私が頼み込むと、男は渋々手紙を受け取り、大きくため息をついた。
やがて、男は去って行き、二人は変身を解いた。
- Re: 【感謝】風林火山プリキュア!【参照1000越え】 ( No.103 )
- 日時: 2017/05/21 11:18
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第15話「母の日ならぬ妖精の日?ありがとうの気持ち!」6
「迷惑かけてごめんなさい!」
改めて私が謝ると、朱莉は「いーよいーよ!」と言った。
「あれは千速のせいじゃないんだし、結果的になんとかなったんだからさ!」
「そうそう。終わり良ければ全て良し、だよ!」
蜜柑の言葉に、私は「でも……」と口を開く。
すると、朱莉が「でもじゃなーいの!」と言って私の両頬を引っ張った。
「あひゃひ?」
「千速は私達と違って苦労人なんだし、これくらいのことで遠慮しないのっ! ……私達、友達なんだし」
「ひぇほ、わひゃひは……」
「え、なんて?」
「……」
ジト目で見つめてみせると、朱莉は「あ、そうか!」と言って、私の頬から手を離した。
私はジンジンとした痛みが走る頬を押さえつつ、「私は……」と口を開く。
「今回のことだけじゃなくて、元々、自分の村を救うために二人に戦わせているようなものだし……私がいなければ、二人は今頃、普通の生活だって……」
「そんなのつまんないもん!」
朱莉の言葉に、私は口を噤んだ。
彼女は続ける。
「普通の学校生活なんて、退屈なだけだもん! それに、プリキュアやってなかったら、私は千速と友達になれていなかったし。プリキュアやってたから、千速とも仲良くなれたし、蜜柑とだって前より仲良くなれたんだよ!?」
「そうだよ。私たちは、今更それを迷惑だなんて思ってもいないし、むしろ、千速ちゃんがそうやって遠慮しているの、やだな」
「朱莉、蜜柑……ありがとう」
私がお礼を言うと、二人は嬉しそうに笑った。
その時だった。
「あ、あのぉ……」
背後から声を掛けられ、私は顔を上げた。
そこには、先ほど私が助けた親子がいた。
「貴方達は……」
「先ほどは……ありがとうございます。貴方のおかげで、私たちは、化け物にされずに済みました。ホラ、お礼言いなさい」
母親であろう女性がそう促すと、小さな男の子は私の前までテケテケと駆けてきて、「ありがとう!」と笑顔で言った。
少し迷った後で、私はしゃがんで、男の子と視線を合わせて頭を撫でてあげた。
「こちらこそありがとう。……貴方は男の子なんだから、これからは、お母さんを守るんだよ?」
「……! うんっ!」
私の言葉に、キリッとした表情になった男の子は頷いた。
それから親子と別れを告げると、朱莉が私の肩を叩いた。
「良かったね千速」
その言葉に、私は少し間を置いてから、「えぇ」と頷いた。
−−−
戻って来たオウガが持つ便箋のようなものを見た瞬間、オルコは面白がるように身を乗り出した。
「何それ、手紙? ラブレター!?」
「ちげーよ。……フウマル」
オウガが名前を呼ぶと、ずっと項垂れていたフウマルは顔を上げた。
それに弾くように封筒を飛ばすと、フウマルの目の前に落下した。
フウマルは、それを鎖で繋がれた手で拾い、開いた。
そして、書いてある文章を読んで、顔を綻ばせた。
「え、何その手紙!」
「何か、キュアウィングがこれをフウマルに渡せって言ってきたからな。何が書いてあるのかは知らんが」
「へぇ〜。ま、仮に俺達に不利な情報でも、ソイツが今更行動することはできないからね」
オルコがそう言うのを聴きながら、フウマルは何度もその手紙を読み返す。
何度も書き直したであろう、紙の裏にうっすらと残る線。
そして、考えに考え、最終的に彼女が納得いったであろう、短い文章。
『フウマルへ
今まで助けてくれてありがとう。
次は私が助ける。
千速より』
- Re: 【感謝】風林火山プリキュア!【参照1000越え】 ( No.104 )
- 日時: 2017/05/21 16:37
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第16話「今日は誰の誕生日?祝え二人のBirthday!」1
「星座占い?」
私が聞き返すと、朱莉は「そう!」と言って身を乗り出す。
現在、昼休憩も半分程度過ぎ、弁当を先に食べ終えた朱莉と蜜柑は、何やら雑誌を読んでいたので何を見ているのかと聞くと、星座占いだと返ってきたのだ。
「そう。星座で今月の誕生日とか、星座同士の相性とかを調べるんだ」
「私は8月11日でしし座。朱莉ちゃんは、12月7日でいて座だから、その欄を見て運勢を知るんだよ」
「へぇ……」
雑誌を覗き込むと、12個くらいの星座が並んでいた。
私の様子を見ていた蜜柑が、「そういえば」と口を開く。
「千速ちゃんの誕生日はいつ?」
「私? 私は……9月19日、だけど……」
「じゃあ……おとめ座だね」
「……そういえば、もうすぐ皐月の誕生日だ」
私の独り言に、二人は「えっ?」と私を見た。
確かに脈絡が無さ過ぎた。
私は慌てて訂正する。
「あぁ、いや……今度の5月21日が、皐月の誕生日なの。と言っても、本人がいないから、祝えないけど」
「そういうことか。……皐月さん、は……行方不明なんだっけ」
申し訳なさそうに言う朱莉に、私は「気にしなくていいわよ」と笑った。
「私は気にしていないし」
「でも……」
「大丈夫。それより、星座占いだっけ?」
私がそう言いつつ雑誌を覗き込んだ時、手を握られた。
見ると、朱莉が真剣な目で私を見つめていた。
「あ、朱莉……?」
「祝おうよ! 皐月さんの誕生日!」
「いや無理でしょう……本人いないのに……」
私が言うと、朱莉は「でもでも」と駄々をこねる素振りをする。
それに、蜜柑が「ケーキを作るくらいは良いんじゃないかな?」と言ってくる。
だから本人が食べられるわけじゃないのに意味ないって……。
「それじゃあ、今度の日曜日、21日に、皆でケーキ作ろう!」
「おー!」
「って……やっぱり私も混ざってるのね」
私の言葉に、朱莉は「当たり前じゃん!」と元気に言った。
−−−
「身内をオンネーンにしてもダメ。本人をオンネーンにしてもダメ。……中々手強いわね。プリキュア」
忌々しそうに呟く冥姫に、オルコが「だねぇ〜」と暢気な口調で言った。
「仕方ないんじゃない? だって、伝説の風林火山の書の内、三つを所持しているんだから」
「だからそれを奪うんじゃない。……やはり、正攻法ではダメね」
冥姫の呟きに、オウガはふと顔を上げた。
彼の反応に、冥姫は怪しい笑みを浮かべた。
「何をするつもりだ?」
「さぁ……ちょっとだけ、千速さん達と遊んでくるだけですよ」
微笑む冥姫の顔を、オグルは無表情で眺めていた。
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