二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク
日時: 2014/02/09 17:45
名前: 小雨 (ID: FvJ38Rf9)

はじめまして。
だいぶ遅ればせながらbw発売記念と言う事で、お目汚しさせていただきます。


***注意事項***

*ポケットモンスターの二次創作小説です。

*基本一人称視点で進行。

*bw記念といいつつ、舞台はホウエン地方です。

*登場ポケモンは第五世代までの範囲で登場します。原作のキャラ達も何人か登場しますが、作者はアニメ版をあまり見ていないので、アニメ版には準拠しておりません。ので、アニメを見ている方は違和感を感じることがあるかと思います(すいません)。

*い ち お う ルネシティに住む少年のスピンオフ的作品です。てことで、始まりはルネシティ。なんでそんなモブキャラを選んだのかというと、レジ系ゲットしたくて久々に起動した第三世代ROMのルネシティの雰囲気に魅了されてしまったためです。

*作者の都合のいい解釈、展開、本編との矛盾などが多数出てくるかと思いますが生ぬるい目で見ていただけると嬉しいです。全ては作者の力不足に依るものです。尚、このホウエン地方は皆様の冒険したホウエンではなく、パラレルワールド的なものです。

*作者のランダムマッチにおける勝率は二回に一回程度のレベルです。ネット対戦勝てない人挙手。

*感想等お気軽に頂けると小雨は喜びます。大変申し訳ありませんが、本作品やポケモン等に全く関係の無い話題や雑談等の書き込みはご遠慮くださいますようよろしくおねがいします。


大体ここら辺が許せる方、よろしくお願いいたしますー。

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Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.162 )
日時: 2011/03/03 11:40
名前: 小雨 (ID: 7hsLkTT7)

まさきさん

当初は釣りしかしてませんでしたしねw

投下しまーす。

Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.163 )
日時: 2011/03/03 11:41
名前: 小雨 (ID: 7hsLkTT7)

第37話



ルネシティに住んでいた身としては、町と町を移動するというのがそもそも不思議な感覚だった。
ルネにいた頃は、道路は町と町ではなく家と家を結ぶものだった。
僕は今広い世界の中にいるんだなぁと、改めて実感した。

昨夜の大雨は嘘のように止み、昇る太陽が世界を力強く照らし始める。
僕達は海風を受けながら、121番道路を120番道路へ抜けた。
120番道路は僕が今まで僕が見た事がないような道路だった。
昨日の大雨でいたるところに水溜りが出来ていて、青空と流れる雲を映し出している。
それは普通なのだが、異常に成長した背の高い植物がうっそうと茂っていた。
「…すごいや。外の世界の植物ってこんなに成長するんだ…」
「いやいや、ここの道路は特別みたいだよ。この辺りは特別雨が多いからか、植物が他の地域より大きく育っちゃうんだって。ふふ、ヒワマキに行けばもっとすごいものが見られると思うよ」
モナミさんはなにやら含みを持たせた。
「こ、これよりすごいんですか?なんだかこわいなぁ…」
"木の幹をくりぬいて住んでるとかね"
ルークが冗談ぽく言った。
「まさか…いくらなんでもそんな町さすがにないでしょ」
ルネシティみたいな町も他にあまり無いだろうが、僕は自分の故郷を棚に上げて笑った。
「じゃあ、ちょっと草むらの中を通ろうか。はぐれないようについて来てねー」
言うが早いか、モナミさんは小さなジャングルに突入していった。あっという間に姿が隠される。
僕も慌てて後を追った。
それにしても、岩肌だらけのルネシティとは大きな違いだ。いたるところに生命の気配が満ち溢れている。
僕とルークは草を掻き分けながら必死で歩いた。


草を掻き分ける作業に汗をかいていた時、ふいに冷気がおそった。
「さむっ………ゆ、雪!?なんでこんな季節に…!」
上を見上げた僕は驚いた。相変わらず空は晴れているのに、雪がちらついている。
"ゆき…?"
「あぁ、ルークは雪初めてだよね。雪っていうのはえぇと…気温が低いと、雨が凍って雪になるんだよ。こんなに暖かかったら本来降るものじゃないはずなんだけど…」
"へぇ…真っ白ですごくきれいだ"
ルークは鼻頭に落ちた雪を手で擦りながら言った。
「うわ、なにこれ、雪じゃない!?」
前の方でモナミさんの声が上がる。
外の世界は本当に不思議なことだらけなのだなぁと改めて思ったが、モナミさんの反応を見る限りどうやらこれは外の世界でも普通の事ではないらしい。
僕の常識はここまで通用しないのかと思って一瞬不安になったが、少し安心した。
そうこうしているうちに、雪はすぐ止んでしまった。

「なんだったんだろうねー、さっきの雪」
草むらを抜けたモナミさんが言った。
「さぁ…見当もつかないです…」
「うーん…まぁいいか。すぐ止んだしね。それよりほら、ヒワマキシティが見えてきたよ」

Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.164 )
日時: 2011/03/03 19:04
名前: まさき (ID: vDb5uiaj)

おお ヒマワキについた〜
ルークの勘 かなり鋭い事に笑ってしまったww

ってか 昨日の大雨は嘘のようにやみ昇る太陽が世界を力強く照らし始る
この表現のしかたに感動した

小雨さんの小説は表現力の凄さに驚かされるばかりです、、、m(_ _)m

Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.165 )
日時: 2011/03/04 14:22
名前: 小雨 (ID: 7hsLkTT7)

まさきさん

あたらずとも遠からずってやつですねw

いや、全然大した事は(汗
う、うpいきます///

Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.166 )
日時: 2011/03/04 14:23
名前: 小雨 (ID: 7hsLkTT7)

第38話

主人公の所持ポケモン
ルカリオ(ルーク)
コイキング(未定)



ルネシティに住んでいる僕が言えたものではないかもしれないけど、ヒワマキは不思議な町だった。
建物が木の上に建っている。それに、こんなに緑に囲まれた空間は初めてだった。なんだか町に活力が満ちているような気がする。
僕は上を見上げながらモナミさんについて歩いた。
「私はちょっと知り合いのところに行ってくるから、スズ君しばらく町を見て回ってくれば」
僕は頷いて、町を回り始めた。
ヒワマキのポケモンジムはどこだろう。モナミさんは見て回ってくればと言ってくれたが、ミナモシティでの事を考えるとあまりそうも言っていられない。また灰色達が襲ってきては面倒な事になってしまうし、関係の無い人を巻き込んでしまうかもしれない。僕はジムを探して歩いた。
とりあえず手近にあった梯子に登って町を見下ろして見ると、この町の大きさがよくわかった。大きさというか、高さというか。家と家はつり橋のようなもので繋がっており、木々で隔てられている建物へはそれを渡らないとたどり着けないようだった。
"すごい高さだ。ね、スズ?"
「うん…」
実際に登ってみると、見た目以上に高く感じる。
慣れてしまえばどうってことないのかもしれないけど、この上で生活するというのはちょっと僕にはできそうにない。
"スズ、あの建物は他とちょっと違うよ"
ルークの指差す方向を見ると、確かに他とは少し違った建造物が建っていた。木の上に作られているほかの家とは違い、近代的な建物に見える。
「本当だ。とりあえず向かってみようか…ん?」
上から見下ろして見たところ、どうやら目的の建物まではつり橋を渡らないとたどり着けないようだ。
「これを渡るのか…」
"スズ早くー"
声のした方を見ると、ルークはすでにつり橋の中腹にいた。
「う、うん…すぐ行く…」
僕は下を見ないように意識し、おっかなびっくり足を踏み出した。
"スズ遅いよ。もしかして高いところが怖いの?"
こういうのを高所恐怖症というんだっけか。これまで高いところに登った事なんてなかったから気づかなかったけど、そうか、僕はどうやら高所恐怖症というやつらしい。そういえばシロナさんはルネシティまでガブリアスで飛んできたと言っていたけど、僕にはとても同じ事はできそうになかった。
目的の建物の前まで着くだけでなんだか消耗してしまったが、どうやらこれはジムで間違いなさそうだ。
ミクリさんのルネジムと、ほとんど同じ外観をしていた。
「ちゃんと話聞いてくれるかな…入ってみよう、ルーク」
僕達は緊張しながらヒワマキジムの門をくぐった。

ジムの中は独特な熱気に包まれていた。僕は入り口近くにいたトレーナーと思しき人に声をかけた。
「すみません、あの、ジムリーダーの方は…」
「おっ、君トレーナー?挑戦者なんて久しぶりだな」
「え?いえ、ジムリーダーの方に…」
僕は戸惑いながら言ったが、どうやら相手には届かなかったようだ。
「いきなりジムリーダーと戦えると思ってるの?まずはこのジムのトレーナー全員倒してからだ!すでにポケモン出して、やる気満々って感じか…受けて立とう。華麗な鳥ポケモンの戦いを見せてやるぜっ! 」
「いや、あの、ちょっ」


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