二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク
日時: 2014/02/09 17:45
名前: 小雨 (ID: FvJ38Rf9)

はじめまして。
だいぶ遅ればせながらbw発売記念と言う事で、お目汚しさせていただきます。


***注意事項***

*ポケットモンスターの二次創作小説です。

*基本一人称視点で進行。

*bw記念といいつつ、舞台はホウエン地方です。

*登場ポケモンは第五世代までの範囲で登場します。原作のキャラ達も何人か登場しますが、作者はアニメ版をあまり見ていないので、アニメ版には準拠しておりません。ので、アニメを見ている方は違和感を感じることがあるかと思います(すいません)。

*い ち お う ルネシティに住む少年のスピンオフ的作品です。てことで、始まりはルネシティ。なんでそんなモブキャラを選んだのかというと、レジ系ゲットしたくて久々に起動した第三世代ROMのルネシティの雰囲気に魅了されてしまったためです。

*作者の都合のいい解釈、展開、本編との矛盾などが多数出てくるかと思いますが生ぬるい目で見ていただけると嬉しいです。全ては作者の力不足に依るものです。尚、このホウエン地方は皆様の冒険したホウエンではなく、パラレルワールド的なものです。

*作者のランダムマッチにおける勝率は二回に一回程度のレベルです。ネット対戦勝てない人挙手。

*感想等お気軽に頂けると小雨は喜びます。大変申し訳ありませんが、本作品やポケモン等に全く関係の無い話題や雑談等の書き込みはご遠慮くださいますようよろしくおねがいします。


大体ここら辺が許せる方、よろしくお願いいたしますー。

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Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.547 )
日時: 2013/03/16 23:17
名前: 小雨 (ID: DU1UqTFp)

171話 ホウエンに舞う雪は


主人公スズの所持ポケモン
ルカリオ(ルーク)
ギャラドス(ギィ)
ユキメノコ(メメ)
ザングース(ザック)
チルット(チー)
コモルー(ルー)
---




深々と雪の降る、静寂に包まれた真っ白な世界。
故郷は寒かった。
寒かったけど、暖かかった。
穏やかな日々。緩やかに過ぎる時間。
それは停滞の日々とも言える毎日だったが、そこで生きるもの達にとっては満ち足りた日々だった。


ホウエンに迷い込んでからは、暖かかった。
暖かかったけど、寒かった。

辛かった。寂しかった。
慣れない気候。知る者のいない孤独。


少年と出会ってからは、また少し暖かく。そしてやっぱり少し暖かくなった。

少年達との旅は、メメにとって楽なものではなかった。
毎日が変化に富み。時に厳しい戦いもあった。
楽なものではなかったが、変化に富んだ日々はメメにもまた変化を与えた。
平坦だった内面に灯火が。灯火は段々と大きくなり、ある願いを宿すようになった。
少年の力になりたいと願うようになった。
少年たちと一緒にいたいと、願うようになったのだ。



「ギィに手を出すな」
ホウエンの気候はメメの体力を奪い去る。
慣れない戦闘に、精神力はすり減る。
それでもメメは、大好きな弟の前にゆらりと立った。
「…後ろのギャラドスから消してやるのは俺なりの優しさだったんだがな」
ギィはまだ子供だった。体こそメメの何倍もあるが、まだまだ幼いのだ。
姉を失い、絶望の中命を絶たれるか、或いは。過程は違えど結果は同じ。それでも後者を選んだのは、確かにアギィにできる精一杯の思いやりだったのかもしれなかった。
「此岸で待っていろ。すぐにまとめて送ってやる」
容赦ない言葉と共に、アギィがメメに迫る。
腕をだらんと下げたメメは、最早抵抗する力も残っていないように見えた。
「…!おい、やめろ!やるならおいらを…ねぇちゃん!!」
ギィが上げた懇願にも似た叫び声は、アギィの動きを止めるには至らなかった。

「がっ!?」
二人の接触とほぼ同時。驚愕に満ちた声が上がる。
声の主はアギィだった。予想外の攻撃に、瞬間思考が停止する。
「電撃…だと…!」
懐に呼び込んだアギィに、メメの10万ボルトが直撃したのだ。
しゅるしゅるしゅる
アギィの思考が止まった刹那。踏みとどまったメメの掌で漆黒が渦を巻いていた。
まずい…回避………っ!
瞬間、アギィの体を痺れが襲う。全身が硬直する。
「!体が…っ」
渦巻く漆黒が、アギィを捉え、アギィはそのまま壁面に叩きつけられた。
かろうじて意識を繋ぎ留めたアギィに向かって、槍状に形を変えた漆黒が襲う。
体をひねり直撃は回避するも、その四肢は壁に縫い付けられてしまった。
霰が舞い始める。ホウエンでは通常ありえない光景。もはや動けぬアギィは、霰舞うその中心にいる存在に、見蕩れることしかできなかった。
猛吹雪が体を覆い凍てつく冷気に意識が刈り取られるまで、アギィは雪女の姿をその目に焼き付けていた。

Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.548 )
日時: 2013/04/03 22:45
名前: ウメガム (ID: ZoJzIaOM)



つい最近読みはじめて今日追い付きました!

最初は軽く読もうと思ってたけど、随分とはまってしまいましたw

他にも自分の回りに読んでる人がいるんですけどめちゃめちゃ評判いいです!!

更新楽しみにしてます!!!


ちなみにTwitterは上に載ってる奴であってるんですか?

Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.549 )
日時: 2013/04/04 02:35
名前: Aさん (ID: QUWTL7M6)

こんにちは!上のウメガムくんの友人です。
ルネシティという着目点に惹かれ、一気に読ませて頂きました!
スズくんの台詞から彼が実際に原作に登場する少年だと分かったときは、大袈裟ではなく鳥肌が立ちました。

小雨さんの小説は、伏線の張り方、回収の仕方がとても上手で、読み進めていくのがとても楽しみでした。
特にすごいなと感じたのは幻燈鬼の呪いの件です。

また、小雨さんは表現力も非常に高く、戦闘の様子や情景が頭のなかに流れ込んでくるようでした。

それぞれのキャラも非常に立っていて好きです。砂鰐なんていいキャラしてますよね!

長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでポケットモンスター アスタリスクに非常に楽しませて頂きました!続き楽しみにしています!
これからも小雨さんの執筆活動を応援させて頂きます。

Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.550 )
日時: 2013/04/04 03:17
名前: るぴな (ID: Kot0lCt/)


はじめまして!
上二人の友人のるぴなというものです。

最近、自分の周りですごく噂になっていて
それに便乗するかたちでこの小説を読み始めたんですが

作品の構成やストーリーそのものがとても面白くて
昨日の夜から読みはじめて一気に最後まで
読み進めてしまいました。

作品の構成としても分かりやすく
主人公の成長や
ポケモン達がルークの波導を通して言葉を喋り、
その時々の心情をポケモン達自らの言葉で聞ける
というのがとても素晴らしい発想だと思いました。
また砂鰐の話のように野生のポケモン世界での
出来事もとても新鮮でいいと思いました。

小雨さんの執筆活動を応援していますので
これからも頑張ってください!

Re: 【ポケモン】ポケットモンスター アスタリスク ( No.551 )
日時: 2013/04/04 22:13
名前: 小雨 (ID: ucO1mLFu)

> ウメガムさん


うおぉ…コメントがついている…

これは嬉しい…!

しかもお褒めの言葉、ありがとうございます。
更新率低めになってしまっていますが、目を通していただけるととても嬉しいです。

Twitterは上のであってますー。
ちょっとだけ放置気味ですが…^^;


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