逃走中~勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ~

作者/ ヨーテル ◆I.1B0IMetU

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オープニングゲームで負けた神社側の逃走者は、80分間生き残らなければ、2ndステージに進むことはできない。

一方、勝利した病院側の逃走者は…

ヨーテル(スタッフ)「おめでとうございます。それでは、逃走者の邪魔にならないように、移動します。エリアの中に、なかなか豪華な喫茶店と茶店があるので、そこで休憩していただきます。一応そこも逃走エリアですが、まあ問題ないでしょう」

桃子「私たちの出番は、まだ先っすね」

しら「体力温存…といったところですね」

喫茶店と茶店に、移動させられていた…



・・・・・・

ネス「もう深夜1時だ…満月はきれいだけど、幽霊とか出ないといいな…」

今回の逃走中は、深夜1時というおかしな時間帯に開催されている。満月と街灯以外の明かりは、ほとんどない。



ゆうやん「なんでこんな時間帯にやるんですか…視界が悪いんですけど」

カメラマン「いや、主催者さんがどうしてもこの時間帯にやれって…なんでも、昼間だと開催できない理由があるらしいですよ」

ゆうやん「何だろ…?人通りが多いからかな…」

カメラマン「まあ、いいじゃないですか。こんなに月がきれいなんですから。ゲームが終わるころには、日の出ですよ」

ゆうやん「おお、日の出!見てみたかったんだ!」



圭一「開始から2分…もう1万2千円か!自首も考えるかな…」

久「これはすごいわね…時給にしたらいくらよ?」

賞金は、1秒100円ずつ上昇。見事200分間逃げ切れば、賞金120万円を獲得できる。
さらに、このゲームは自首も可能。エリア内にある電話ボックスから自首を申告すれば、それまでためた賞金が獲得できる。
しかし、ハンターに捕まれば、賞金は…0。




・・・・・・

主催者「それじゃあ、まずは小手調べといくか」

主催者が、モニターのボタンにタッチすると、エリアに、1つの機械が設置された。

主催者「さて、ミッション参加者0なんてことは、やめてくれよ…」

主催者は、静かにミッション発令のボタンを押した。





プルルルル…プルルルル…



逃走者に、1通のメールが届いた。

スネーク「ミッションか…って、なんだこれは!?」

南郷「さ、最初からこんなミッションありかよ!?」

どうやら、ミッション1から驚愕のミッションらしい。




ヴィータ「とりあえず、早く読み上げろよ!」

レナ「えっと…『ミッション1。これより、君たちに賞金アップのチャンスを与える』おお!」

美琴「『この街の北東にある病院前に、君たちの血を抜き取る道具が設置された』血…?」

竜王「『ゲーム残り60分まで、この道具で血を抜くことが出来る。血を抜いた人数×100円の賞金がアップする。ただし、抜き取る血は…』嫌な予感がする…」



『1人、800ccだ』



マリオ「800ccだとおおおお!!!!」

インデックス「一気にそんなに抜いたら…」

ゆみ「確実に、ゲーム中はフラフラだな。判断力もままならんだろう」



ミッション1 賞金単価をアップせよ!

街の北東にある病院前に、血を抜き取る道具が設置された。
ゲーム残り時間60分までに、この道具を使って血を800cc抜き取ると、賞金単価がアップする。
抜き取った人数×100円ずつ賞金は上昇し、上限はない。
ただし、800cc抜き取ると、確実にフラフラになるので、注意されたい。


賞金は、以下のように変動する。

賞金単価      最終金額

1秒100円   120万円
1秒200円   228万円
1秒300円   336万円
1秒400円   444万円
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