逃走中~勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ~
作者/ ヨーテル ◆I.1B0IMetU

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プルルルル…プルルルル…
竜崎「またメールか?」
ヴィータ「はやてが捕まった…」
問題なのは、ミッションメールだ…
スライムマン「えっと…『ミッション2 エリア内に4台のハンターボックスが設置された。ゲーム残り40分になると、6体のハンターがエリアに放たれる』…6体?4台なのに?」
ゆみ「『4台のハンターボックスのうち、麻雀教室の中にあるハンターボックスの中には、3体のハンターが入っている』うむむ…」
スバル「『ハンター放出を阻止するには、ハンターボックスの横にあるレバーを下げなければならない。尚、麻雀教室以外の所に置いてあるハンターボックスには、数字が書いてある』数字?」
鷲巣「『その3台に書いてある数字を組み合わせて、麻雀教室の扉の機械に入力することで、鍵がかかり、麻雀教室からハンターは出てこれなくなる』なかなか難しいな…」
マリオ「『尚、すべての元凶は、ラーメン屋で食い逃げをして麻雀教室に逃げ込もうとし、最終的にはハンターボックスを開けてしまうワリオである』おい、ワリオ!」
ミッション2 ハンター放出を阻止せよ!
エリア内に、4台のハンターボックスが設置された。(ただし、麻雀教室に置いてあるハンターボックスには、3体のハンターが入っている)
ゲーム残り時間40分になると、6体のハンターがエリアに放出される。
阻止するには、ハンターボックスの横にある、レバーを下げなければならない。(ただし、麻雀教室に置いてあるハンターボックスだけは例外)
3台のハンターボックスには数字が書いてあり、その数字を組み合わせて、麻雀教室の扉に入力すれば、麻雀教室の中に居るハンターは出てこれなくなる。
少し分かりにくいので、簡単に言うと…
① エリア内にある麻雀教室に置いてあるハンターボックス以外の3台のハンターボックスを封印。
② 封印したハンターボックスに書かれてた数字を、麻雀教室の扉に入力。
③ 麻雀教室からハンターは出てこれない。ついでにワリオも麻雀教室に入れない。
④ ミッションクリア!ついでにワリオも逮捕。
と、なるわけである。
・・・・・・
阪神「よし、じゃあ行こう!」
美琴「ええ!」
先ほど、ミッション参加を決意した阪神と美琴。ミッションの内容を見ても、その気持ちが揺らぐことはないようだ。
マリオ「ミッション…俺も行っておくか?いや、でも功績が残らないしな…」
ミッション参加者の名前は、主催者が敢えて伝えていない。
マリオ「あ、そうだ。いいこと思いついた!これなら俺の功績も残る!」
マリオは、携帯を取り出すと、何やらメールを打ち込んだ。
プルルルル…プルルルル…
衣「マリオから一斉送信だ~」
久「嘘!?一斉送信機能使えるの!?」
先ほど久は、ミッション参加者の名前を教えてあげようと、一斉送信機能を使おうとしたのだが、使えなかった。
しかし、今は使えている。このことから、ミッション参加者の名前を教えようとすると、エラーになることが分かった。
久「えげつないわね…で、内容は『俺は今、麻雀教室の近くにいる。麻雀教室の扉は俺が閉めるから、番号がわかったら教えてくれ』へえ…頭いいじゃない!」
マリオの作戦とは、こうだ。麻雀教室前でマリオが待機。ハンターボックスに書かれてある番号がわかったら、マリオに電話。最後に、マリオが麻雀教室の扉を閉めれば終了である。
マリオ「…よし、これなら俺の功績も残る」
マリオ、評判を気にしているようだ。
ゆうやん「ハンター放出はやばいから…行くぞ!」
竜王「功績は残らずとも…ミッションやる!」
美穂子「みんなの役に立ちたいので…行かせてください」
ルイージ「兄さんがあれだけ頑張ってるんだ…行こう!」
竜崎「よし。とりあえず、ハンターボックスを探そう」
咲夜「これは…どうするべきなの?」
マリオのメールを受け、悩む咲夜。そこに…
レミリア「あら、咲夜じゃない。どうしたの?」
お嬢様の登場だ…
咲夜「あ、これはお嬢様。実は、ミッションに行こうかどうか迷ってまして…」
レミリア「う~ん。とりあえず、エリア内を見渡してみて、ハンターボックスがあったら封印すればいいんじゃない?ほら、早速ハンターボックスが…」
咲夜「そうですね~~って、ええ!?」
レミリアが指差す先に、ハンターボックス…
レミリア「咲夜、封印してきてくれない?」
咲夜「はい、お嬢様!」
主からの命を受け、ハンターボックスを封印しに行く咲夜。しかしそこに…
ハンター「……」
ハンター…
ハンター「……!」
咲夜「うわっ!見つかりました!お嬢様、逃げましょう!」
レミリア「ええっ!私今日2度目なんだけど…」
全力でスタートダッシュを切る2人。
果たして、彼女たちの運命は…?

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