逃走中~勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ~
作者/ ヨーテル ◆I.1B0IMetU

17
ミッション2も残り3分。
麻雀教室の扉を閉めるパスワードは『49?』まで判明している。
果たして、あと1つの数字を見つけ、入力することはできるのか…
・・・・・・
ヴィータ「へへん!やっぱアタシって役に立つ女なんだな!」
偶然ミッションに参加したヴィータ。舞い上がっている…
ヴィータ「よし、これからも行けるミッションは行ってやる!」
ミッション2に貢献したことがよほどうれしかったのか、ヴィータはこれからのミッションへの参加を決した。それが裏目に出なければいいが…
阪神「ハンターボックス…どこだ!どこにある!?」
美琴「あと2分半…早く見つけましょう!」
阪神「そうだ、急がないと、マリオが…」
ハンターボックスが見つからず、焦る2人。
そして、他の所でも…
ルイージ「ハンターボックス…ない!もう全部封印したのかな…」
あと1つ、残っている…
衣「あった!と思ったら、もう封印されてる…」
先ほど、ヴィータが封印したハンターボックスの所にやってきた衣。
衣「別のハンターボックスは、さすがに探せない……か」
ミッションを諦めたようだ…
ミッション終了まで 1分
マリオ「やべえ!このまま誰からも電話が来なかったら、マジで『49?』を適当に入力しなくちゃならねえぞ!」
時間が迫る…
そんな危機的状況のマリオの近くに、ハンター…
ハンター「……」
マリオ「くそっ、こんな時にハンターか…隠れるしかねえか…」
建物の陰に隠れたマリオ。どうやら、見つかっていないようだ…
ミッション終了まで 30秒
美穂子「あ、あれって…見つけました!」
古本屋付近で、封印されていない最後のハンターボックスを見つけた美穂子。すぐさま駆け寄った。
美穂子「もう時間がないわ…えいっ!」
ハンターボックス封印 残り1台
美穂子「それで、数字…!一の位の数字って書いてあるけど、これは…『5』!マリオさんに電話を!」
プルルルル…プルルルル…
マリオ「電話が来た!もしもし、福路か!」
美穂子(声)「一の位分かりました!『5』です!」
マリオ「ってことは、『495』か!ありがとう!」
プッ!
これで、すべての番号が判明した。あとは、麻雀教室の扉を閉めるだけだ…
ミッション終了まで 15秒
マリオ「ちきしょう…ハンターがいる…」
なんと、麻雀教室前にハンター。これでは、マリオも近づけない。
と、その時…
スライムマン「ハンター!こっちだ!マリオさん、私がハンターを引きつけます!今のうちに入力を!」
作者さんの1人、スライムマンが登場。自分が囮になると言い出し、ハンターを自分へ引きつけた。
マリオ「お、お前…」
スライムマン「いいから、早く入力を!……マリオさん!」
ハンターは、スライムマンを追う。そのおかげで、ハンターが麻雀教室から離れた。
マリオ「……やろう…………馬鹿野郎!」
マリオは大声をあげながら、麻雀教室の横に設置された機械に、数字を打ち込んでいく。
マリオ「『495』…どうだ!」
パスワード認証 扉LOCK
MISSION CLEAR
そして、囮になったスライムマンは…
スライムマン「これで、少しは役に立てたかな…」
ポンッ
スライムマン ゲーム残り時間
確保 残り25人 40:02
ミッションクリアの代償として、散った…

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