逃走中~勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ~

作者/ ヨーテル ◆I.1B0IMetU

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前原圭一、赤坂衛の活躍により、賞金単価は300円にまでアップした。
しかし、ミッション結果のメールには、誰がミッションをやったのか書かれていない。
残る逃走者は28人。
果たして、何人が1stステージを突破するのか…

・・・・・・

美琴「ミッション…やったの誰なのかしら?誰であろうと、賞賛の言葉を送りたいわね」

ミッション参加者が気になる美琴。

美琴「よし、次のミッションこそ行こう!あ、でも…次のミッションも、参加者が明かされなかったら…私がやったってみんなに知ってもらえない…」

迷う美琴。そこに…


阪神「あ、美琴だ。こんばんは」

阪神だ…

美琴「あ、阪神さんね。どうも」

阪神「突然だが…君はどう思っている?ミッション参加者の名前が、メールに記載されないことについて…」

美琴「う~ん。これは私の勘なんだけどね…なんか、主催者の悪意みたいなものを感じるのよ」

阪神「参加したことがみんなにわからなければ、ミッションに行かない逃走者が増える…か。結果、全滅してしまう」

美琴「そうね…そうよね!結局不利になるんだったら、私、ミッションに行くわ!」

阪神「その意気だ!俺も行くぞ!」

次のミッション参加を、決意したようだ…




・・・・・・

その頃、美味しいと評判のラーメン屋では…

ラーメン屋店主(演:ザフィーラ)「ラーメン1丁、お待ちどう…」

客(演:ワリオ)「おお、これこれ!これが食いたかったのだ!」

店主がブスッとした態度で、客にラーメンを出していた。

これでは人気も出ないだろうと思われがちだが、この店主の態度が逆に評判を呼び、流行りの店となっている。

~数分後~

客「あ~美味かった!おやじ、勘定だ!」

店主「ラーメン1つで、650円になります…」

客「あいよ~って金がねえ…」

店主「…なに?」

客「やべえ……ずらかるか!!」

店主「おい、待て!」

客は、勢いよく店を飛び出した。いわゆる、食い逃げというやつである。

それを見た店主。当然黙ってるわけにもいかず、他の従業員に店を任せ、客を追いかけた。

客「やべえ!やべえって!そうだ、麻雀教室に逃げ込もう!あそこ今日休みのくせに、鍵開けてるからな。入った後で鍵閉めちまえば大丈夫だ!」

客は、麻雀教室に逃げ込むようだ…




エリー「それでは、ミッション2。発令します」

主催者「よし、頼んだぞ」

エリーが、【ハンターボックス転送】の文字をタッチすると、エリアに4台のハンターボックスが設置された…




・・・・・・

プルルルル…プルルルル…

はやて「あ~もううるさいやん!ハンターに気付かれてまうやろ!」

ハンター「……!」

気付かれたようだ…

はやて「うわ!来とる!」

すぐに逃げるはやて。しかし、ハンターの足には敵うはずもない。2人の距離は少しずつ縮まり…

はやて「うわっ!」ポンッ!




八神はやて         ゲーム残り時間

確保 残り27人       55:00


はやて「なんつうタイミングでメールが来るんや!」