逃走中~勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ~
作者/ ヨーテル ◆I.1B0IMetU

26
美琴「ここはホテルの中だから、ここから出なくちゃいけないのね」
阪神「そういうことになるな。よし、出るぞ美琴!」
竜崎「デパートから出るのか…結構いい場所だったんだがな」
建物内にいる逃走者は、建物の中から出る。
衣「あれ、茶店ってもしかしてここ?」
偶然にも、茶店の前にいた衣。毒の影響をほとんど受けることなく、ミッションクリア…
衣「ラッキー!」
天江衣 2ndステージ進出 残り18人
キャロ「う…早速毒が。なんか、気持ち悪いです…」
毒の影響を受けてしまったキャロ。動くのが、困難なようだ…
ハンター「……!」
そんな状態のキャロを、ハンターが捉えた…!
キャロ「…え?ちょっと、今は無理!無理ですよ!」
体調不良を引き起こしているキャロ。まともに逃げれるはずもなく…
ポンッ
キャロ・ル・ルシエ ゲーム残り時間
確保 残り17人 22:10
竜王「キャ、キャロが確保か…やばい、俺にも毒が…」
スバル「苦しすぎる…」
ゆうやん「ゴホッ!ゴホッ!まずい…」
izumi「ゆうやんさん、大丈夫ですか!」
ゆうやん「大丈夫です…早く移動しましょう…」
逃走中を知り尽くした作者と言えど、毒には敵うはずもない…
ただ、他の逃走者同様、この広いエリアを移動していくしかないのだ。
そして、毒による影響を、一番受けているこの2人は…
赤坂「け、圭一君。大丈夫かい?」
圭一「へっ…赤坂さんこそ、苦しそうじゃないですか」
赤坂「私のことなら心配無用だ。とにかく、ここから喫茶店か茶店までは、少なく見積もっても800mはある。自首するなら、今だ」
圭一「まだ、まだ自首はしませんよ。800m…移動して見せようじゃないですか」
血を抜かれたのに、大したものである。
自首をせず、ミッションクリアに向かうようだ。
咲夜「お嬢様、あと少しです。苦しいでしょうが、頑張ってください」
レミリア「私なら平気よ…それより、咲夜の方が心配だわ。咲夜は人間なんだから…」
咲夜「そういうお嬢様も、苦しそうですよ。もしかしてこの毒は…」
咲夜が察したとおりである。この毒は、人間だろうと動物だろうと魔物だろうと吸血鬼だろうと、等しくダメージを与えてくる。
咲夜「お嬢様、あと50mほどで着きま……ハンターです!」
レミリア「なんですって!?私今日3度目…」
喫茶店近くで、ハンターに見つかってしまった2人。持ち前の身体能力を活かして、いち早く喫茶店に逃げ込もうとする。
ハンター「……!」
しかし、ハンターも驚異的な身体能力で、2人を追いかける。勝者は……
レミリア「やったわ!何とかミッションクリアよ!」
レミリア・スカーレット!
レミリア・スカーレット 2ndステージ進出 残り16人
レミリア「あれ、咲夜は?咲夜は!?」
従者である十六夜咲夜の姿が見当たらない。それもそのはず、彼女は…
咲夜「お嬢様、頑張ってください…」ポンッ
捕まっていたのだから…
あの状況でハンターと出会って、2人とも逃げ切るのは不可能だったのだ。そのため、どちらかが囮になるしかなかった。
咲夜は、主のために囮役を買って出たのだ。
咲夜「咲夜は、お嬢様のために捕まるのなら、それで満足です…!」
レミリア「咲夜ー!!!」
喫茶店の中では、レミリアの叫び声だけが、むなしく響いていた…
十六夜咲夜 ゲーム残り時間
確保 残り15人 21:20
ミッションをクリアしたのは、天江衣、レミリア・スカーレットの2人。
毒の影響をかいくぐって、2ndステージ進出を決めるのは、何人になるのだろうか。
~~~~~~~~~~
1stステージに残っている逃走者の紹介をします。
【逃走中】
マリオ
スネーク
アリス・マーガトロイド
南郷
スバル・ナカジマ
前原圭一
赤坂
御坂美琴
竹井久
福路美穂子
izumi
ゆうやん
竜王
阪神政虎
竜崎悠太
以上、15人です。
時々こうやってまとめますので、参考にしてください。

小説大会受賞作品
スポンサード リンク