逃走中~勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ~
作者/ ヨーテル ◆I.1B0IMetU

38
ヨーテルによって明かされた、通報者の存在。通報者は、逃走者を容赦なく通報する…!
通報者を倒すには、通報者の正体を推理し、バトルボールを当てなければならない。
果たして逃走者たちは、通報者に勝つことが出来るのか。
・・・・・・
上条「やべえ…通報者かよ…」
文「一体、誰なんでしょう…」
39人の中に、敵が潜んでいる…しかも、その敵は逃走者としての権利を失ったことで、ハンターに追われない。エリアを歩き放題の通報者に、逃走者たちは怯える。
ヨーテル(スタッフ)「ゲーム開始まで、残り3分です。昨日は、ゲーム残り時間115分でゲームが中断されたので、そこからの再開となります。それと、最後に一つ…主催者さんから手紙を預かっております」
竜崎「手紙…?」
フェイト「一体何…?」
ヨーテル(スタッフ)「内容を、ryoukiさんより読み上げていただきます。ryoukiさん、お願いします」
ryouki(スタッフ)「はい。え~とですね…」
通報者の存在におびえる逃走者たちへ from 主催者
もう聞いていると思うが、39人の中に通報者が潜んでいる。君たちは、これからその通報者がだれかを推理し、バトルボールを通報者に当てることを、逃走中というゲームの中で行うわけだが…
断言しよう。君たちは、通報者を倒せない。これは、君たちが背負った『運命』だ。
この『運命』を打ち破るのは、『奇跡』の力でもないと不可能だ。そしてそんな『奇跡』は、そう簡単には起こらない。それでも、君たちがそんな『奇跡』を起こしたいというのなら…せいぜい嫌われ者の通報者の正体を、推理し続けることだ。
ryouki(スタッフ)「…以上です。では、僕はこれで…」
ryoukiが去った後、ホテルロビーは静寂に包まれた。しかし、それも一瞬のことで、すぐに逃走者たちの声が飛び交う。
マリオ「おい主催者!なめたこと言ってくれるじゃねえか!」
アクセラレータ「こうなったら、ぜってえ通報者にバトルボール当ててやる!」
霊夢「主催者を見返してやりましょう!起こすわよ…運命を変える奇跡!」
圭一「ああそうだ!運命なんてな…金魚すくいの網よりも薄くて、簡単に打ち破れるってことを、主催者に教えてやるぜ!」
竜崎「主催者…お前とくだらない運命論を語る気はない。運命は変えられるものなのだからな…」
主催者からの挑発とも思える手紙によって、逃走者たちのやる気があがったようだ。
ヨーテル(スタッフ)「ゲーム開始まで、あと1分です。皆様、ホテルから出てください。それと、ゲーム終了時まで建物内への侵入は一切できませんので、お気を付け下さい」
魅音「みんな…行くよ!」
全員「おう!(はい!)」
上条「逃走成功するぞ!」
全員「おう!(はい!)」
アクセラレータ「通報者ボッコボコにすんぞ!」
全員「おう!(はい!)」
桃子「主催者を見返してやるっすよ!」
全員「おう!(はい!)」
ヨーテル(スタッフ)「……いい加減ホテルから出てください!」
全員「お…おう(は…はい)」
こうして、逃走中2ndステージは再開されようとしていた…
・・・・・・
2ndステージ再開まで 10秒
9
なのは「緊張するよ~」
8
7
ヨッシー「通報者は怖いですけど、とにかく全力で…!」
マリオ「ヨッシー!その意気だ!」
6
5
大石「んっふっふ~ここはひとつ、警察の力を見せつけるとしますか」
4
3
竜崎「始まるか…」
2
1
アカギ「ククク…」
0
プシュー!プシュー!プシュー!
3体のハンターが建物内から放出され、ゲームが再開した!
ゲーム残り時間
115:00

小説大会受賞作品
スポンサード リンク