逃走中~勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ~

作者/ ヨーテル ◆I.1B0IMetU

20


鷲巣「誰かいるな…」

公園の周りで、他の逃走者を発見した鷲巣。その逃走者とは…



キャロ「あそこに誰かいる…」

キャロだ…

鷲巣「行ってみるか…」

キャロ「行ってみます…」

お互いのベストから放たれる光を頼りに近づく2人。しかし、その近くに、闇にまぎれたハンター…

ハンター「……」

キャロ「うわ!ハンター来てた!」

キャロはハンターに気付き、一目散に逃げ出す。しかし、鷲巣は…

鷲巣「ん?あの逃走者、なぜワシから離れる?」

老眼のため、ハンターの存在に気付いていなかった…!

そして、そのまま…


ポンッ




鷲巣巌           ゲーム残り時間

確保 残り24人       38:40


鷲巣「ぐぬぅ…ハンターいたのか!」

昭和の怪物が、老眼のせいで散った…




久「『公園にて、鷲巣巌確保 残り24人』減ってきたわね…」

圭一「鷲巣さん…正直言って怖かったんだよな…なにがって、あの狂気に満ちた目がさ…」

2ndステージからは、もっと狂気に満ちた逃走者が続々と出てくる…




アカギ「ククク…誰か俺のこと言ったか?」

アクセラレータ「いや、俺の噂をされてる気がするぜえ!」

咲「なんか、すごく嫌なこと言われてる気が…」

なのは「あれ、私も…?」

上から順に、狂人、最強、悪魔、魔王である。

狂気四天王だ…




藤田「誰もいないな~」

他の逃走者を探すハンター。しかし、見つけたのは…

ハンター「……!」

藤田「ハンター来た!」

ハンターだ…

藤田は全力で逃げるが、ベストが光ってる以上逃げ切るのは…



ポンッ



とてつもなく困難なのだ…!




藤田剣人         ゲーム残り時間

確保 残り23人      38:12




izumi「まずいですよ…連続確保です」

竜崎「藤田先輩…捕まったのか」

ベストが光っているという今の状況では、確保率は通常時の比ではない…!




竜崎「さっき竜王と一緒にいたから、まだ竜王は近くにいるよな…電話してみるか」

プルルルル…プルルルル…

竜王(声)「もしもし、竜崎?」

竜崎「お前、まだデパートの近くにいるだろ。ミッションやらないか?」

竜王(声)「いいよ!デパートの中にいるよね?場所教えてくれれば、俺が行くよ」

竜崎「いや、それは悪い。デパート1階の入口で合流しよう」

竜王(声)「分かった、気を付けて!」

竜崎は、うまく竜王と約束を交わせたようだ…




美穂子「あ、スネークさん」

スネーク「福路か…ミッションはまだのようだな。やらないか?」

美穂子「いいですよ」

シュッ!

健康ランド前で出会った美穂子とスネーク。無事、ミッションをクリアできたようだ…




福路美穂子 スネーク  MISSION CLEAR




izumi「まずい…早く誰か見つけないと!」

ゆうやん「あれ…あそこにいるのは…多分だけどizumiさんかな?すみませーん!」

izumiを見つけたゆうやん。ミッションのために、izumiの元へ走る。

izumi「あの声は…ゆうやんさんだ!よかった…」

走ってくるゆうやんとizumiの距離はもうほとんどない。このままミッションクリアと思えた、その時だった…!

ハンター「……!」

ハンターが、2人の姿をとらえた!

ゆうやん「嘘だろ!?こんなときに…!」

izumi「ゆうやんさん、逃げましょう!」

ハンターに見つかってしまった作者の2人。ベストが光っているという圧倒的不利な状況の中で、逃げ切れるのか…!