逃走中~勇気と頭脳で問題都市に立ち向かえ~
作者/ ヨーテル ◆I.1B0IMetU

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ヨーテル(スタッフ)「え~皆さん!逃走中について、いろいろと話すことがありますので、ryoukiさんからの話をよく聞いてください」
ホテルロビーに集められたのは、生き残っている39人の逃走者たち。
ryouki(スタッフ)「確認しますが、2ndステージは建物内への侵入は不可能です。それともう一つ……現状は、逃走者39人VSハンター3体で戦っていると思っていますね?」
マリオ「そりゃそうだろ?」
煉「あっ、もしかして…!」
ゆうやん「昨日のアンケートの意味は…!」
作者さんたちは、何か勘付いたようだ。
ryouki(スタッフ)「それは違うのです。ただいまの現状は…実はこうです」
モニターに、巨大な文字が映し出された。
【逃走者38人VSハンター3人&通報者1人】
咲「つう…ほうしゃ?」
izumi「あれ?てっきり裏切り者かと…」
ヨーテル(スタッフ)「通報者についての説明は、私からさせていただきます。通報者とは、言ってみれば本家で言う裏切り者のようなものです。しかし、通報者には裏切り者とは違う特徴があります」
再び、モニターに文字が映し出された。
【通報者の特徴】
1.逃走者の居場所を通報し、その逃走者がハンターに捕まればボーナスとして30万円が獲得できる。
2.そのかわり、逃走者としての権利を失う。つまり、ハンターに追われないが、逃走成功で賞金を獲得することが出来ない。
3.通報者は、自分の正体をゲーム残り時間20分まで隠しきれれば、ボーナスが獲得できる。
4.ただし、正体が逃走者にばれ、倒されてしまえば賞金は全て没収となる。
5.通報者を倒すには、エリア内のどこかにあるバトルボールを逃走者が通報者に当てるしかない。
6.ただし、誤って逃走者にバトルボールを当ててしまうと、バトルボールを当てられた逃走者は強制失格となる。
7.通報者を倒した逃走者には、逃走成功時のみ(自首はNG)100万円のボーナスが加算される。
ヨーテル(スタッフ)「以上です。あなた方39人の中に、敵が…通報者が混ざっているという事です。逃走者は、通報者がだれかを推理して、エリア内のどこかにあるバトルボールを探して通報者に当てる…これが、通報者を倒す唯一の方法です」
竜崎「つまり、逃走者が通報者にバトルボールを当てたら、逃走者の勝ち。通報者がゲーム残り時間20分まで自分の正体を特定されず、バトルボールから逃れたら通報者の勝ち……そういうことだな?」
ヨーテル(スタッフ)「その通りです、さすが竜崎さん」
涙子「まずいよ…おかしなことになってきた…」
アカギ「ククク…通報者がだれであろうと、関係ねえな。突き止めるだけさ…!」
状況が変わり、少なからず動揺する逃走者たち。果たして、彼らは通報者の正体に気付き、バトルボールを当てることはできるのか。
ヨーテル(スタッフ)「これからは、逃走中と並行して、裏で通報者を探す推理ゲームが始まります。さあ皆様、通報者の脅威におびえたくなければ、いち早く通報者を撃破してしまうことです…!」
ゲーム開始まで、5分。
・・・・・・
エリアには、3体のハンター。彼らから逃げ切れば、賞金を獲得することが出来る。
それが…
run for money
逃走中!
そして、今回逃走中と並行して行われるゲーム…
エリアには、ハンターに逃走者の位置情報を通報する通報者がいる。逃走者たちは、通報者の正体を推理し、バトルボールを当てなければならない。見事成功すれば、逃走成功時に100万円のボーナスを獲得できる。それが…
think for money
推理中!

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