二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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神様のノート 一冊目
日時: 2015/05/12 18:40
名前: 奏月 昴 (ID: rBo/LDwv)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=28346

始めまして、奏月昴と申します。
pixivでも活動していますが、別の所でも活動したくなり、こちらにやってきました。

基本pixivと同じものを載せていく予定なので、お好きな方を閲覧下さい。


とりあえず今は現在進めているシリーズ物を載せますが、ちょこちょことお引越しさせていく予定です。
設定わかんないけど興味がある方、pixivまでお越しいただけるとありがたいです。
何かいい加減ですみません…。

それでは、よろしくお願いします。


※ざっくばらんなあらすじ
会社から帰宅途中に何故か宙に浮いている少年、MZDと出会った私こと、創造者。
彼から貰った創世ノートを使い、世界と創造者の分身、奏月昴を生み出し、この世界の神様として中からの管理を命じる。
その際、昴と約束し、私の事は他言無用とすることになった。

昴は生まれたその日に、この世界で烈達つぎドカ!メンバーと出会い、仲良くなる。
ある日、創造者から教えられた創世ノートの機能である『召喚』を用い、烈達の記憶と姿、力を基にして鏡達を生み出す。

そして二学期が始まる頃、八十稲羽から悠達ペルソナメンバーが、ペルソナが現実でも呼べるようになり、流石に稲羽にはいられないという事で、烈達が通う学校に転校して来て、仲良くなった。

色々あり、十二月。烈達つぎドカ!メンバーがバトルしてから一年後、パステルくんはワンダークロックと呼ばれる巨大時計をジョーカー一味に壊されている事を思い出し、一人立ち向かおうとするも、それをつけていた烈達つぎドカ!メンバー。
彼等の力を借り、ジョーカーを倒し、ワンダークロックを無事直すことが出来た。
ジョーカー達とは和解し、現在はつぎドカ!メンバーの家に、ジョーカーは昴のいる神殿に住むことに。
ワンダークロックが壊れた影響なのか、全ての人々の体の時間が戻ろうとしており、現在、年齢はそのままで一年をやり直している。

昴の管理と私の監視、それに限界を感じた私は、MZDの提案で、戦い慣れた人をノートの世界に永住させる事を決意。
その時、私が高校時代に考えた理乃達が適任という事になり、彼女等の世界をノートの中に作り出し、全てを話した上で永住してもらう事に。現在は悠達と同じ学年で生活している。



—とまぁ、見て分かるかわからないけど、主要となる人物は、つぎドカ!、ペルソナ4、ジョーカー達、それからオリジナルキャラとして理乃ちゃん達になるかな。


「あ、簡易的なキャラ紹介は、もう一個の“ノートに刻まれた一頁”に移したので、そちらを見てくれよな。URLからも飛べるぞ。」


5/12 最終更新


『目次』

☆料理対決シリーズ
〔第一回・可憐な乙女の料理対決〕
・栗拾いからの料理対決へ&華の乙女の料理対決! >>154-160
・実食 完二&烈&鏡&悠 >>164-168
・実食 凪&陽介&クマ&風雅 >>173-177
・結果発表からのO・SHI・O・KI・DEATH☆ >>180-186

〔第二回・続・可憐な乙女の料理対決〕
・料理対決・再び >>1-7
・実食 ローズ&鏡 >>8-11
・実食 完二&リリィ >>12-15
・実食 悠&風雅 >>16-19
・実食 凪&セシル >>20-23
・実食 陽介&クマ >>24-28
・実食 フランシス&烈 >>29-34
・結果発表と例のアレ >>35-43

〔第三回・豪傑な男の料理対決〕
・何でどうしてこうなった(By昴) >>44-49
・実食 氷海&雪花 >>50-53
・実食 七海&由梨 >>56-59
・実食 鈴花&直斗 >>60-63
・実食 葉月&雪子 >>64-67
・実食 千枝&牡丹 >>68-71
・実食 理乃&りせ >>72-76
・結果発表! >>77-86 ※募集は締め切りました
・O・SHI・O・KI☆前半戦 >>94-101
・O・SHI・O・KI☆後半戦 >>110-123

〔第四回・男女混合料理対決地獄編〕
・戦いをもう一度 >>203-209
・実食 一番&二番 >>222-227
・実食 三番&四番 >>233-237
・実食 五番&六番 >>247-253
・実食 七番&八番 >>260-264
・実食 九番&十番 >>286-290
・実食 十一番&十二番 >>301-306
・実食 裏回 >>326-342
・結果発表! >>384-398 ※募集は締め切りました
・賢者に慈愛を、愚者には罰を 賢者編 >>662-671

〔第五回・料理対決・頂上決戦!〕
・評価五のための頂上決戦! >>415-420

〔番外編・審査員一新!? 選抜メンバーの料理対決!〕
・死亡フラグ立たせた奴。前出ろ。前だ。 >>716-723
・実食 一番&二番 >>728-733
・実食 三番&四番 >>738-743
・実食 五番 >>751-756
・対決 五番の料理 >>784-794
・大団円と実食 六番 >>814-822
・実食 七番&八番 >>840-848

〔番外編・挑戦者=変動審査員!? ゲストもありな料理対決!〕
・概要と募集要項 >>856※募集は終了しました


☆言葉泥棒とワンダークロックシリーズ
・言葉が消えた理由 >>435-441
・異次元に突入! >>442-446
・激突! 鈴花VSローズ >>451-455
・激突! 風雅VSフランシス >>456-460
・激突! 烈VSリリィ >>464-469
・激突! 氷海VSセシル >>470-474
・激突! つぎドカ!VSジョーカー >>478-484
・揺蕩いから、覚醒めの時へ >>485-488
・激突! パステルくんVSジョーカー >>491-497
・おかえりの味とただいまの涙 >>498-506


☆マヨナカテレビ事件シリーズ
〔氷海編〕
・虚ろな映身は現身を打つ >>523-532
・穿たれた水器(みずうつわ) >>533-537
・囚われの氷硝 >>540-545
・冷酷なる御霊 >>546-553
・氷雪の女王 >>563-568
・悪夢の終わり >>569-578
・雲の向こうに捧ぐ向日葵の花 >>582-585


☆神様・悪夢相談室シリーズ
・悪夢:ケース「赤羽 烈」>>805-808
・悪夢:ケース「青柳 氷海」 >>831-835


☆もしももしものちいさなおはなしシリーズ
・カラオケネタ >>192-195 ※募集は締め切りました
・どっちの料理ショー >>274-276


☆ノートの世界のTwitter事情シリーズ
・アカウント一覧 >>589

〔本編〕
・その一 >>590-594
・その二 >>595-598
・その三 >>606-609
・その四 >>614-616
・その五 >>622-623
・その六 >>630-632
・その七 >>633-634
・その八 >>317-319

〔番外編〕
・Let's Twitter with JOMANDA >>602-605
・Let's Twitter with JOMANDA2 >>617
・Let's Twitter with JOMANDA3 >>776-778
・異世界の料理対決 その一 >>880-888


☆新・ワイルド能力者のコミュ事情シリーズ
・烈&氷海 ランク1 >>644-649


☆短編
・はんぶんこ >>128-129
・リミットブレイクと暴走娘 >>133-135
・フラワーギフト >>140-147
・年末恒例巫女さんバイト >>349-359
・玉より食物 >>365-371
・「リンちゃんなう!-Try to Sing Ver.-」 rejected by 相方の皆さん >>510-515
・没案「第四回料理対決六番の料理」 >>516
・思いつくままに書いてみた料理対決案 >>558
・没案「第四回料理対決・その後」 >>624 答え+α >>629
・バレンタインデー☆パニック! >>681-689
・猫の猫による猫のためのお花見 >>699-704
・お知らせと次々回予告(!?) >>708-709
・ほのぼの日和 >>770-772
・小ネタつめつめ >>863
・前奏曲・異世界の第六回目 >>866-868
・お知らせと紹介と >>891-893 new!

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実食 八番 ( No.845 )
日時: 2015/04/23 17:58
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: mSRzWlsB)

『やっほー、来たよ。』
「あ、ラフィーちゃん…。うん、もうそっちも知っちゃってたみたいね。ラスト。」

覚悟を決めた表情でやって来たラフィーに、スバルはそう声をかける。

『最後って本当に損な役回りだよね。てかさ、気づいたけど、大体最後ってポイズン系統か大当たりかじゃない?』
「こっちの第一回が牡丹、二回が七海、三回が完二、四回がリリィ…。あ、確かに。」
「異世界でも確かに五の人間か一か零の人間が最後って言うのが多いよね。言われてみれば。」
『ねぇ、ラストって何でこんな博打的な順番な訳?』

こちらの世界でも異世界でも、ラストに五の人間か零から一の人間が来ている率が高い。ラフィーに言われて気づいた一同は、改めて最後という数字が恐ろしいものだと知る。

「五の人間が来れば大団円で終われるけど、ラストポイズンじゃなぁ…。」
『むしろ何故最後でここまで評価が極端なものばかりが来るのかが知りたい。籤というものは末恐ろしいぞまったく。とってくる。』

紅はシャドウを伴い、最後の料理を取りに行った。

「…。」
『…。』

辺りに、静寂が漂う。
風が木々を揺らす音が、痛いくらいに不気味に聞こえる。

『風達に注意促されたんだけど。今日は乾燥しているから木々が燃えやすいよ、だって。』
「…。」

ラフィーの聞いた風の声が嫌な予感を告げる。
そんなこんなで、紅とシャドウが戻ってきて、丁重にお盆をテーブルに置く。

「…開けるよ。」

意を決し、ひとつ深呼吸をした後でスバルは一気に開け放った。
そこには…何かが揺らめく、赤い、否、紅いオムライスだった。

「オムライスの悲劇を再現してんじゃねぇよあの野郎!!」

蓋を開けたと同時に、全員同じ事を言い放つ。そう、ペルソナ4をご存知ならよく知っているであろう、このオムライス。
この料理対決を生み出したある意味切欠のイベントであり、これの作者が始めて悠達の前で振る舞った料理だ。その時の悠の感想である「鈍痛がする。」は今でもよく覚えている。

『いや、待って。何か変じゃない?』
「変って?」

ラフィーは理乃のやっている横でそのシーンを見ていたのだが、その時のオムライスと今のオムライス、何かが違うと感じていた。

『ねぇ…このオムライスの表面で揺らめいているの、何?』
「え?」

全員、恐る恐るもう一度オムライスをまじまじと見る。確かに何かが揺らめいていた。オレンジ色の、何かが…。

「ね、ねぇ、まさかとは思うけど、この揺らめいてるの…火?」
「」

スバルが恐る恐る口に出すと、全員黙った。

『…悪いが、炎で間違いないだろう。この揺らめきは、我もよく知っている。』
『…。』
『ヴォルトまで賛同しちゃったし。じゃあこれ、炎だね。はい決定。』

灼熱の精霊の現身である紅と、炎属性のマスターを持つヴォルトが賛同し、諦めたラフィーは自棄になって無理矢理纏めた。

「いや、冷静に纏めないでラフィーちゃん! 何で燃えてんの!? あれ!? あまりの辛さで発火点まで上り詰めてファイヤー!?」
「どんな理屈だよ!?」

とにかく、これは流石に危険だが、食べないと話にならない。

「じゃあ…動かすよ。えいっ!」

スバルは覚悟を決め、アワーグラスβのスイッチを押した。
とてつもない刺激臭と一緒に、炎が揺れ踊る。まるで何かに憎しみを持っているかのように、炎は揺れ躍り続ける。

『…し、刺激臭だけでも食べる気失せるのに、何で炎上するオムライスなんか食べないといけないの…?』
「それみんな思ってる。…。」

全員、スプーンの端に一掬い。だが、その一掬いなのに、炎が踊っていた。

「…ちょっと待ってて。私、昴に言い残してる事がある。」
「オレも影に言いたい事があるんだけど。」
『じゃあ、最期の手紙でも書く? あ、遺言状って言った方がいい? 僕も姉さん達とマスターに書きたいし。』

最期かと思うと、途端に言い残した事が浮かんで、全員スプーンを置いて、ノートの力で出したアワーグラスβを使って再び炎上オムライスの時間を止める。そして、同じく創世ノートの力で出した便箋に、そっと文字を書いた。
書き終わるなり、スバルは紅達に手紙と、創世ノートを預けた。

「紅君、シャドウさん、ヴォルトさん、悪いけどこれ届けてくれる? ついでに避難もお願い。」
『…気は進まないが、仕方なかろう。スバル殿、無事で…!』

紅達は言われた通り、中に入っていった。その後、再び時間を戻し、穏やかな顔で互いを見た。

「関係ないけどさ、手紙書いてる間、FF10の『ザナルカンドにて』って曲が脳内再生余裕だったんだけど。」
『奇遇だね、僕も。』
「オレも。」

関係ない話をしつつ、スバルは燃え盛る物体を持ち上げた。

「…じゃあ、みんな。行こう。」

スバルの静かな声が、そっと響いた…。

遺言状 ( No.846 )
日時: 2015/04/23 18:06
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: ijyp/C.M)

スバルの声が響いたのと同じ頃、理乃はシャドウに渡された手紙を、セフィー、ユーティス、フィアレスと共に見ていた。


“親愛なるマスターへ。

 ごめん、どうやら僕はここまでみたい。本当は君の事をずっと見ていたかったけど、流石にあんな料理を目の前にして、生きていられる保証はどこにもない。勝手にいなくなるの、許してほしい。
 初めて理乃と出会ったあの試練の日を思い出しながらこれ書いてるんだけどね。…今だから言うけど、あの時は完全に君の事疑ってた。君も知っての通り、前任の風の司がろくでもないのだったからね。また、奴隷のように扱われると思うとうんざりしてたけど、そんな心配は全然いらなかったね。
 僕は君の精霊でよかった。そう思ったから、異例中の異例である、元風の司となった君でも、僕達を呼ぶ許可をしたんだ。他のみんなも、きっと同じだと思う。
 今だから言える。理乃、君は歴代最高の風の司だよ。

 じゃあ、僕はここでいなくなる事、君の後任である永遠にも伝えといて。
 それから、姉さん達にも。勝手にいなくなってごめんなさい、ずっとずっと大好きだよって伝えて。…フィアレス姉さんはもっとしっかりしてくれ、ってのも伝えておいて。

 最後に。理乃、本当に今までありがとう。

 ラフィー”


『ラフィー! 私、もっとしっかりするから! だから行かないでよ!』

手紙を見るなり、フィアレスは泣き崩れ、何度も何度も叫ぶ。

『ラフィー…! 私達こそ、お前がいてくれて何度助かった事か…!』
『私達も、貴方の事、大好きだよ…。だから、いなくならないでほしかった…! 永遠にはどうやって説明すればいいの…!?』
「…。」

ユーティスとセフィーも手紙を見る中、理乃はそっと手紙をもう一度読み返していた。

「歴代最高の司、か。…精霊一人救えない私のどこが最高なんだか…。」

理乃は立ち上がり、杖を持った。











“影へ

 ごめん、流石にあの料理だと、オレも生きられる気がしない。勝手にいなくなるなって言われたけど、まず無理だと思う。
 そう思ったら、さ。何か無性にお前に話したい事ばかりが溢れてさ、お前との思い出ばかりが過ってきてさ、あぁ、オレはお前の事、好きなんだなって思った。
 お前との出会いはあん時も言ったけど、ミミニャミにジャングルを旅させたあん時だったよな。勝手にディスク盗んで、勝手に世界と世界を繋げて、本来だったらぶっ飛ばす所だけど、寂しかったんだよな。その気持ちがわかったら、何か、ぶっ飛ばすっていう気が失せてさ、お前と一緒に生きてみたいって思うようになったんだよな。だから、お前をオレの影として引き取った。
 その後も色々とあったよな。パーティーの話とか校長にされた時とか、本当に色々とあった。

 ごめんな、オレのせいで色々振り回して。オレも、お前に甘えたバチかな。
 …嘆いていても仕方ないよな。うん。

 影、もうお前は一人じゃない。今度からはオレの影じゃなく、影という、一人の存在として生きろ。それが、オレの最期の願いだ。

 じゃあな、影。また来世で会えたらな。

 最高のパートナーを持てた神様より”


医務室前にて、影はヴォルトから届けられた手紙を読み終えるなり、ぐしゃりと握り潰した。

「ボクを引き取ったなら、最期まで責任持てっつーの、あの馬鹿。」
『…。』
「勿論、助けに行くよ。ヴォルト、医務室の中にいる人達に伝えて。急患三人、ぶちこむよってね!」

影はヴォルトの答えを聞かずに、走り出した。











自室にて、昴は紅や鏡と共に、スバルからの手紙を読んでいた。


“昴へ。

 まず、六番の件はもう不問にするわ。本当に何であんな真似をしたか気になるけど、最後の料理に比べたら雲泥の差だし。
 籤を引いたから想像できてると思うけど、どう考えても私はこれまでっぽい。何かそう思ったら手紙書くしかないなって。
 創世ノートは紅君に預けた。これからは貴方がこれを持ちなさい。この世界は、これから先、貴方が守って、育んでいって。天国で楽しみにしてる。

 それと、いきなり生み出していきなり管理者件神様任命してごめん。あれは私も悪かったって思ってる。
 でも、みんなで協力してよくやってくれてるよ。よく頑張ったね、昴。偉い偉い。
 色々あって辛かったと思う。その度に側にいてやれなくてごめんね。死地に送り出してごめん。

 神様として、聖域のお母さんとして、これからも頑張って。遠い空の上で、応援してるよ。

 スバル”


「あの馬鹿…! 勝手にいなくなるんじゃねぇって約束しただろうが!」

影と同じように、手紙を握り潰して投げ捨て、紅に向き直った。

「紅! 救援の奴等に伝えとけ! 今からあの馬鹿共をぶん殴りに行ってくるから必ず治せってな!」
『ああ、わかった!』
「すーさん、オレも助けにいく!」
「人手は多い方がいいだろうしな!」

昴はスバルから預けられた、本物の創世ノートを手にし、走り出した。

それから ( No.847 )
日時: 2015/04/23 18:14
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: mSRzWlsB)

玄関口まで来ると、同じ事を思っていたのか、理乃と風姉妹、影がいた。

「お前らもやっぱり来たか。」
「あの馬鹿の顔面ぶっ飛ばさないと気が済まないからね。勝手にいなくなるなって言ったのに、すぐ約束破ろうとするんだもん。」
「私も同じようなものですね。」

今から止めるのは難しいと思う。だが、これからすぐに救出すれば、もしかしたら助けられるかもしれない、そう踏んだ昴達は、すぐに玄関に来たようだ。

『ところで、先程から焦げ臭い臭いがするのだが気のせいか?』
「そう言われれば、そんな気がする。」

ユーティスが鼻をひくつかせると、焦げ臭い臭いが辺りに立ち込めているのに気がついて発言したら、他のみんなもその臭いに気づいたようだ。

「…おい、まさか…!」

嫌な予感がして、昴は一気に扉を開け放った。

「」

そこから見える景色に、全員絶句。その風景は…。

「何で森が燃えてるんだよ!?」

あろう事か、聖域の象徴である森が燃えているのだ!
火の手の中心は、スバル達がいる場所だ。わずかに目を凝らしてみたが、ラフィーがよく見るとテーブルクロスを掴んでいた。どうやら彼女が倒れてテーブルから落ちないように必死の抵抗というか、最期に無意識にテーブルクロスを引っ掴んでしまい、上に乗ったオムライスが転げ落ち、乾燥した草木に火種が移ったのだろう。

「ごめん、ボク、クロノクロスっていうゲームのある場所で流れていた曲が脳内再生余裕なんだけど。」
「奇遇だな、俺もだ。」
「すみません、私もです。」
「オレも。」

恐らくそれは炎の孤児院という曲か? まぁ、いい。

「って、呑気にしてる場合じゃない!」
「由梨! 早く来て! 山岸さんは炎耐性がある方と水属性の技を扱える方をありったけ呼んでください! 聖域が火事です!」
「鏡、お前は炎に耐性がある。あいつ等を由梨達が来たら協力して中に運び込め! 理乃、お前は治療に当たれ!」

全員、素早く現状を打破しようと、動いた…。

実食 七番&八番 後書き ( No.848 )
日時: 2015/04/23 18:20
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: ijyp/C.M)

後書き de 雑談



「おい、聖域炎上事件って何だよ! コピーだったから人とかいないしいいけど、これあの世界じゃ笑えねぇよ!?」


「言わないで昴!」

由梨
「五番と言いこいつと言い、ドンドン進化するな。ああ、悪い方に。」

理乃
「…神殿と長老樹に燃え移る前に鎮火できるかしら…。」

葉月
「させるしかないよ、うん。というか、本当に最後の毒物って何でこうなるの。」


「それは言わない約束だと思う。」


「とにかく、何とかして鎮火させないとな。と、言うわけで、この辺りで失礼します。」







今日はここまで。感想あればどうぞ( ゜д゜)ノ
そろそろ別スレッド作らないとな。二冊目のノート。
船の事件(烈君がらみの事件)もこっちに持ってこようかなあ…。

Re: 神様のノート ( No.849 )
日時: 2015/04/24 17:04
名前: ネール・ブン・アリルセ (ID: sE.KM5jw)

こんばんは、ネールでございま…って。
ナンナンデスカー!?聖域ガ大火事ニ———!!?
…じゃない、落ち着け!落ち着いて、私…。
これは…、なんでオムライスであんな大火事になってしまったのか…。

威筑:「……遂に当たったか…。」

悠(ネ):「遂にだな…。」

ですが救援を威筑以外をもう一度行かせるわけにはいかないです…。
なので今度は威筑・碧、まどマギ組から2人合わせて4名を再び救援に向かわせます。

威筑:「頼む…!」

マミ:「分かったわ。此処は美樹さんと佐倉さんの出番ね。
    あそこには鹿目さんやアイギスさんもいるから事態を即解決するのよ。」

さや杏:「了解(ラジャー)!」

此処で一度簡潔に説明します。
この様子では緊急を要するのではないかと思いますので…。

さやかのペルソナは「ヨドノカミ」。
氷結属性魔法を使いますが何故か水を使った攻撃も行えます。
元は「魔女になる存在」であった名残か。

杏子のペルソナは「ツルヒメ」。
火炎属性魔法だけでなく耐性があり、物理属性も共に得意。
しかも分身出せるのは同じく元は「魔女になるはずだった存在」であった名残か。

…以上が再び救援に向かわせる要員二人の説明です。
それから別の子で救援に向かわせて大丈夫でしょう…か…?
更に救援物資として1日一度だけ楓華の魔神(消防用砲台列車形態状態)を召喚出来る「魔神召喚の書」を彼女からの低評価二人+イフリートさんへの吠えメール付きで昴さんに渡します。

では気を取り直して。
今回の試食で7番は善と玲ちゃん、8番は杏子ちゃんに。
+*+*+*+*+*+*+*+*+
<7番>
玲:「おいしい!カレーとハンバーグが絶妙で何皿でも行けます!!
   善、善!これ美味しいよ!!」
善:「そうか。(微笑む)」
玲:「今度また会えたらだけど…、またこのカレー食べていい?
   約束!約束しよ!!いっぱい遊んで、いっぱい食べようよ!!」
善:「玲を喜ばせてくれて感謝する。とても彼女も満足しているようだ。
   それから…、繰り返すようで悪いが葉月にも感謝している。」

<8番>
杏子:「おっ!オムライスか、んじゃいっただきまーす!!
    (思いっきり食べ、咀嚼するも停止)
    ……ゴフベハッ!!(辛さのあまり吐きながら倒れる)」
マミ:「佐倉さん!;」
杏子:「…モモ、父さん、母さん…。どうしたんだよ…、そんな綺麗な場所の向こう側で…。
    アタシも来ていいって…?うれしいよ…、モモだってアッチで一人ぼっちは寂しいもんな…。
    いいよ…、一緒にそっちへ行ってやるよ…。」
さやか:「杏子、カムバーック!!」
陽介(N):「おい!おい!何が起きたんだよ!?;;;」
+*+*+*+*+*+*+*+*+
はい、8番は杏子が犠牲になりました。
救援時は必ず復活していますのでご心配なく…。
それと8番さん、私からも少しお言葉を言わせていただきます(咳払い)。

《多分後々威筑の伝言からも聞くでしょうが大人の味にも限度というモノがありますよ?
 今回は大火事にまで発展させてるんですからこの事件を心に刻んで二度と繰り返さぬよう料理に関しての勉強をしてください》

…という事を言わせていただきましたが大丈夫でしょうか…?(実は不安で…)

それではお返事や新たな物語が来るまで暫しのお別れです。
お互い沢山頑張りましょう。そして長文失礼いたします。


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