二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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神様のノート 一冊目
日時: 2015/05/12 18:40
名前: 奏月 昴 (ID: rBo/LDwv)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=28346

始めまして、奏月昴と申します。
pixivでも活動していますが、別の所でも活動したくなり、こちらにやってきました。

基本pixivと同じものを載せていく予定なので、お好きな方を閲覧下さい。


とりあえず今は現在進めているシリーズ物を載せますが、ちょこちょことお引越しさせていく予定です。
設定わかんないけど興味がある方、pixivまでお越しいただけるとありがたいです。
何かいい加減ですみません…。

それでは、よろしくお願いします。


※ざっくばらんなあらすじ
会社から帰宅途中に何故か宙に浮いている少年、MZDと出会った私こと、創造者。
彼から貰った創世ノートを使い、世界と創造者の分身、奏月昴を生み出し、この世界の神様として中からの管理を命じる。
その際、昴と約束し、私の事は他言無用とすることになった。

昴は生まれたその日に、この世界で烈達つぎドカ!メンバーと出会い、仲良くなる。
ある日、創造者から教えられた創世ノートの機能である『召喚』を用い、烈達の記憶と姿、力を基にして鏡達を生み出す。

そして二学期が始まる頃、八十稲羽から悠達ペルソナメンバーが、ペルソナが現実でも呼べるようになり、流石に稲羽にはいられないという事で、烈達が通う学校に転校して来て、仲良くなった。

色々あり、十二月。烈達つぎドカ!メンバーがバトルしてから一年後、パステルくんはワンダークロックと呼ばれる巨大時計をジョーカー一味に壊されている事を思い出し、一人立ち向かおうとするも、それをつけていた烈達つぎドカ!メンバー。
彼等の力を借り、ジョーカーを倒し、ワンダークロックを無事直すことが出来た。
ジョーカー達とは和解し、現在はつぎドカ!メンバーの家に、ジョーカーは昴のいる神殿に住むことに。
ワンダークロックが壊れた影響なのか、全ての人々の体の時間が戻ろうとしており、現在、年齢はそのままで一年をやり直している。

昴の管理と私の監視、それに限界を感じた私は、MZDの提案で、戦い慣れた人をノートの世界に永住させる事を決意。
その時、私が高校時代に考えた理乃達が適任という事になり、彼女等の世界をノートの中に作り出し、全てを話した上で永住してもらう事に。現在は悠達と同じ学年で生活している。



—とまぁ、見て分かるかわからないけど、主要となる人物は、つぎドカ!、ペルソナ4、ジョーカー達、それからオリジナルキャラとして理乃ちゃん達になるかな。


「あ、簡易的なキャラ紹介は、もう一個の“ノートに刻まれた一頁”に移したので、そちらを見てくれよな。URLからも飛べるぞ。」


5/12 最終更新


『目次』

☆料理対決シリーズ
〔第一回・可憐な乙女の料理対決〕
・栗拾いからの料理対決へ&華の乙女の料理対決! >>154-160
・実食 完二&烈&鏡&悠 >>164-168
・実食 凪&陽介&クマ&風雅 >>173-177
・結果発表からのO・SHI・O・KI・DEATH☆ >>180-186

〔第二回・続・可憐な乙女の料理対決〕
・料理対決・再び >>1-7
・実食 ローズ&鏡 >>8-11
・実食 完二&リリィ >>12-15
・実食 悠&風雅 >>16-19
・実食 凪&セシル >>20-23
・実食 陽介&クマ >>24-28
・実食 フランシス&烈 >>29-34
・結果発表と例のアレ >>35-43

〔第三回・豪傑な男の料理対決〕
・何でどうしてこうなった(By昴) >>44-49
・実食 氷海&雪花 >>50-53
・実食 七海&由梨 >>56-59
・実食 鈴花&直斗 >>60-63
・実食 葉月&雪子 >>64-67
・実食 千枝&牡丹 >>68-71
・実食 理乃&りせ >>72-76
・結果発表! >>77-86 ※募集は締め切りました
・O・SHI・O・KI☆前半戦 >>94-101
・O・SHI・O・KI☆後半戦 >>110-123

〔第四回・男女混合料理対決地獄編〕
・戦いをもう一度 >>203-209
・実食 一番&二番 >>222-227
・実食 三番&四番 >>233-237
・実食 五番&六番 >>247-253
・実食 七番&八番 >>260-264
・実食 九番&十番 >>286-290
・実食 十一番&十二番 >>301-306
・実食 裏回 >>326-342
・結果発表! >>384-398 ※募集は締め切りました
・賢者に慈愛を、愚者には罰を 賢者編 >>662-671

〔第五回・料理対決・頂上決戦!〕
・評価五のための頂上決戦! >>415-420

〔番外編・審査員一新!? 選抜メンバーの料理対決!〕
・死亡フラグ立たせた奴。前出ろ。前だ。 >>716-723
・実食 一番&二番 >>728-733
・実食 三番&四番 >>738-743
・実食 五番 >>751-756
・対決 五番の料理 >>784-794
・大団円と実食 六番 >>814-822
・実食 七番&八番 >>840-848

〔番外編・挑戦者=変動審査員!? ゲストもありな料理対決!〕
・概要と募集要項 >>856※募集は終了しました


☆言葉泥棒とワンダークロックシリーズ
・言葉が消えた理由 >>435-441
・異次元に突入! >>442-446
・激突! 鈴花VSローズ >>451-455
・激突! 風雅VSフランシス >>456-460
・激突! 烈VSリリィ >>464-469
・激突! 氷海VSセシル >>470-474
・激突! つぎドカ!VSジョーカー >>478-484
・揺蕩いから、覚醒めの時へ >>485-488
・激突! パステルくんVSジョーカー >>491-497
・おかえりの味とただいまの涙 >>498-506


☆マヨナカテレビ事件シリーズ
〔氷海編〕
・虚ろな映身は現身を打つ >>523-532
・穿たれた水器(みずうつわ) >>533-537
・囚われの氷硝 >>540-545
・冷酷なる御霊 >>546-553
・氷雪の女王 >>563-568
・悪夢の終わり >>569-578
・雲の向こうに捧ぐ向日葵の花 >>582-585


☆神様・悪夢相談室シリーズ
・悪夢:ケース「赤羽 烈」>>805-808
・悪夢:ケース「青柳 氷海」 >>831-835


☆もしももしものちいさなおはなしシリーズ
・カラオケネタ >>192-195 ※募集は締め切りました
・どっちの料理ショー >>274-276


☆ノートの世界のTwitter事情シリーズ
・アカウント一覧 >>589

〔本編〕
・その一 >>590-594
・その二 >>595-598
・その三 >>606-609
・その四 >>614-616
・その五 >>622-623
・その六 >>630-632
・その七 >>633-634
・その八 >>317-319

〔番外編〕
・Let's Twitter with JOMANDA >>602-605
・Let's Twitter with JOMANDA2 >>617
・Let's Twitter with JOMANDA3 >>776-778
・異世界の料理対決 その一 >>880-888


☆新・ワイルド能力者のコミュ事情シリーズ
・烈&氷海 ランク1 >>644-649


☆短編
・はんぶんこ >>128-129
・リミットブレイクと暴走娘 >>133-135
・フラワーギフト >>140-147
・年末恒例巫女さんバイト >>349-359
・玉より食物 >>365-371
・「リンちゃんなう!-Try to Sing Ver.-」 rejected by 相方の皆さん >>510-515
・没案「第四回料理対決六番の料理」 >>516
・思いつくままに書いてみた料理対決案 >>558
・没案「第四回料理対決・その後」 >>624 答え+α >>629
・バレンタインデー☆パニック! >>681-689
・猫の猫による猫のためのお花見 >>699-704
・お知らせと次々回予告(!?) >>708-709
・ほのぼの日和 >>770-772
・小ネタつめつめ >>863
・前奏曲・異世界の第六回目 >>866-868
・お知らせと紹介と >>891-893 new!

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Re:りゅーとさん、ユリカさん ( No.715 )
日時: 2015/03/01 23:02
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: KdcttUFL)

りゅーとさん:


はい、氷海パパもとい冷一さんに名前を与えたのと、つぎドカ!メンバーに苗字を与えました。
私も属性関連とは考えましたが、既に名前に入っているので、何か同じ属性のを繰り返す苗字も…うん。と考えたので、結局色に落ち着きました。
次々回予告は…関連性のある人から聞いているので、昴の料理対決話は結構有名です。審査員の一人であるパステルくんも元締め仲間ですからね…。MZDはもうどうしようもないです。やる時はやるいい奴ですが、普段はこれです。どうあがいてもこれです。

MZD「酷くね!?」

裏回(ぽそっ)。

MZD「スミマセンデシタ!!」

よろしい。
理音は…多分、昴でも勝てるかどうかわかりません。色々な意味で。
ダイスは…何も言わないで下さい。


まさかそちらで本家クトゥルフが出るとは思いませんでした。
あ、ちなみにそちらの料理は食べさせてはいません。ただ、蓋の裏にあった名状し難いものを全員見てしまっただけです。葉月ちゃんはそういったのになれていて、風花ちゃんはシャドウはある意味あんなのなのでちょっと慣れていて、ジョーカーさんは何となくなれてそうなので、発狂とまでは行きませんでした。凪は…多分、運よく見なかったのだと思います。

七海「何か変な形だしちょっとおいしくなーい。」
葉月「何で貴方はこれ食べて平気なの。どうあがいてもやばい物じゃん。しかも美味しくないの!?」

あの丼は、七海に処理させました。
あぁ、クトゥルフにもそんなやばい発狂状態があったんですね…。今度クトゥルフのルールブック買ってみようかな…。

昴「お前、それを烈達にやらせる気か?」

多分ね。理音と一緒にまたやるかも。
とりあえず、殺人癖は由梨とフランシスがかかると完全にアウトです。ジョーカーや理乃といった強い力を持つ存在がなってもアウトです。神殿どころかこの世界が滅亡します…。
つぎドカ!sが緊張症になったら、完二と直斗と昴が暫く立ち直れないんですね分かります。そして烈氷が暫く喧嘩するんですね。すぐ修復は可能そうですが。
パラノイアはその二人にさせたらアカンです。リリィと氷海と七海がショックで立ち直れなくなります。
ついでに健忘症になったら雪千枝と理乃&七海の親友コンビの片割れが恐らくショックを受けそうです…。

七海「理乃が昔みたいになったらもう立ち直れないお。」

性的趣向を抱いた純粋組は何するか分かりませんのでそれも危ういですね…。

鏡「ねーねー、昴ー。(ピー)ってなーにー?」
昴「」※フリーズ
鏡「(ピー)するとねー、気持ちよくなるって雪姉言ってたよー? 昴も気持ちよくなるー?」

こんな風に、下手をすると昴と鏡、烈とリリィ、ローズと鈴花、理乃と七海か由梨でR18展開が…。純粋ゆえに恐ろしそうです…。

やばいブツが出たら七海に食わせて何とか逃れます。…そういえば、あと三品やばいのがあるんでしたよね…。

では、この辺りで失礼します。







ユリカさん:


はい、つぎドカ!メンバーに苗字を、氷海の父親に名前を授けました。
カルマ君は知ってますよ。暗殺教室、単行本集めてるので。


由来もそちらのキャラ設定を読みましたが…すみません、シンフォギアは分からないです…。


あ、また料理対決始めますよ。

昴「冷やし中華はじめましたみたいに言うなし。」

ええ、あの通りです。ご想像の通りです。しかもエイヴさんと葉月さんの感想のところでチラッと予告している方にも彼女が出ます。あ、第六回と番外編、オシオキは既に決めているので受け付けませんが、物資は受け付けます。
ええ、その二回は確実に死にますので。

昴「…まぁ、いつもの事だけどよ。」

場数だけは踏んでるから覚悟は出来てるみたいねー。

では、この辺りで失礼します。

料理対決・番外編 前書き ( No.716 )
日時: 2015/03/06 23:16
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: mIyy9UND)

前書き de 雑談『精霊達について』



—すっかり忘れてたけど、理乃ちゃん達が使役する精霊達の簡単な説明だよ。


シルフ
風の精霊。マスターは理乃。
セフィー、ユーティス、フィアレス、ラフィーの四姉妹であり、一応ひとつの存在だが、性格が全く違う。
応急処置程度の回復魔法が扱えるも、大体は自分達の武器で攻撃するのがメイン。理乃が呼んだ場合のみ、他人に宿る事が出来、その際に各々の翼が生えて飛べるようになる。レアバード以外の移動手段。
弱点は全員共通で土。

セフィー
シルフ四姉妹の長女で、黄緑色の服に鳥の羽が特徴。武器は大剣。
しっかり者のお姉ちゃんで、カオス展開だとツッコミを入れたり、場合によっては理乃を避難させたりするも、裸族を見ると一発で気絶する。

ユーティス
シルフ四姉妹の次女で、紫色の服に蝶の羽が特徴。武器は弓。
やや男勝りのお姉さんタイプで、カオス展開ならば適度に制裁をしたり理乃を避難させたり。しかし、彼女も裸族を見たら気絶する。

フィアレス
シルフ四姉妹の三女で、橙色の服に花びらのような羽が特徴。武器は盾。
悪戯好きなギャグカオス組。そういう展開になったら確実に悪のりして暴走する上に煽る。その度に由梨や妹のラフィーに締められている。

ラフィー
シルフ四姉妹の末っ子で、緑の服に虫の羽が特徴。武器は特になし。イメージはエターニアのシルフ。彼女のみ別の場所からとった。
姉達がこれなので、完全にツッコミの苦労人。酷い時にはカオスクラッシャーに成り代わる。その時は姉であろうが完全に容赦ない。

ルナ
月の精霊だが、括りとしては光属性。ドレスをまとい、杖を持って三日月に乗っているのが特徴。アスカとは対でありながらも同一存在。マスターは理乃。
アスカと共に高い回復魔法を扱え、理乃が最も頼る精霊。
おっとりとしてのんびりした心優しいお姉さん的な存在。裸族やギャグカオス組を見ても動じずに、『あらあら、寒くないのかしら?』とか言う始末。結構天然入ってます。
弱点は闇。

アスカ
光の精霊。大きな金色の鳥。ルナとは対でありつつも同一存在。マスターは理乃。
ルナと同じような魔法を使えるので、理乃の頼れる存在。
しっかりとした性格の精霊。シルフ達姉妹が姉妹なので、ギャグ展開や裸族が出たら真っ先に純粋組を避難させる役割を持つ。その間に由梨やラフィーが締めるので助かっているのだとか。
弱点は闇。


ヴォルト
雷の精霊。雷をまとった球体に目がついてるだけの姿。マスターは由梨。
精霊達や司達にしかわからない言葉で話すも、感情が豊かなので何が言いたいかは何となくわかる。ちなみに、由梨は基本的には彼しか呼ばない。
相方のイフリートがアレなので、完全にツッコミ組。純粋組が避難したら真っ先にカオスクラッシャーに早変わり。苦労人ポジ。
弱点は水。

イフリート
炎の精霊。筋肉質の男。マスターは由梨。
ノリの良い男。楽しい事やギャグカオス的な事が大好き。
何で影響を受けたかはわからないが、裸族になってしまった。いや、元から裸みたいなものだったが、更に色々酷くなった。いつも由梨やセルシウスに締められている。
弱点は氷。


ウンディーネ
水の精霊。水のような体を持った人魚。武器は大剣で、マスターは葉月。
優しい清らかな性格で、面倒見もいいお姉さん。
その清らかな性格が災いしてか、裸族を見ると確実にぶっ倒れる。
弱点は雷。

セルシウス
氷の精霊。水色の髪を持った格闘家。マスターは葉月。彼女の容姿はマイソロ基準。
勝ち気なお姐様タイプ。早い話が由梨みたいな感じ。
対となる精霊、イフリートがギャグカオス組&裸族であるのと、相方のウンディーネが気絶組なので、場を沈めるカオスクラッシャーの苦労人になってしまった。基本イフリートは彼女が沈めている。
弱点は炎。


ノーム
土の精霊。リボンがついた土竜。マスターは七海。
ローズの花畑計画を応援している優しい性格だが…実はギャグカオス展開が大好きな奴。黙っていれば可愛いのに。
また、誰に似たのか、舌こそ正常なものの、胃が頑丈。ゲテモノ処理半の一人。
弱点は風。

シャドウ
闇の精霊。スライムのような体と、中心にある大きな目が特徴。マスターは七海。
無口で無愛想で事務的な印象を抱くも、意外にもノリは良い方。
だが相方のノームやマスターの七海がアレなので、カオスクラッシャーポジ。ラフィーと共にノームを締めている。
弱点は光。



「おい、精霊達のカオスクラッシャーになった理由。大体が相方のせいかよ。」


—苦労してんのね。

ラフィー
『いやまったく。でも、何でここで僕達の設定を?』


—お仕置きが上手くまとまらなくてうがーってなったから気分転換に書いたものをカキコ限定であげようかと思ってね。それで、精霊達のデータがちょっと必要だから、載せたの。


「内容は?」


—いつもの料理対決。の、番外編。…今回の料理対決はちょっと趣向を変えて…固定審査員を一新します。その固定審査員が原因で、ある括りでしないといけないの。


「また料理対決かよ!」

ラフィー
『よくやるよねー…。で、括りって何の?』


—それは本編にて。あぁ、安心なさい、昴。貴方は今回…地獄は見ないから。


「…? まぁ、いい。では、本編どうぞ。」

死亡フラグ立たせた奴。前出ろ。前だ。 ( No.717 )
日時: 2015/03/06 23:21
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: mIyy9UND)

これは、とある日の事。BEMANI学園学園長室にて。

「はー、暇だぁ…。」
「暇なら仕事してよ馬鹿神。ほら、手が止まってるよ。」

影はMZDに呆れつつも、手を動かす。ついでにMZDのもやってあげるのも偉い。

「はー、何か腹減った…。」
「何もしていないのにお腹が空くなんて君のお腹どんだけなの…。まったく…。はい、これ。」

ぶーぶー文句を言うMZDに、影がしぶしぶポケットからカロリーメイトを取り出した。

「なんだこりゃ、カロリーメイト?」
「カロリーメイト。」

影は袋から取りだし、食べながら仕事をする。

「えー、理乃の飯が食いてぇ…。」
「文句言うなし。」

もぐもぐと食べる影。その間にも、書類が減っていく。
対するMZDの方は、減っていない。カロリーメイトも、書類も。

「はー、誰かメシウマ組の飯食いてぇ…。」
「呼んだ?」

話を聞いていたのか、りせと七海がやって来た。手には鍋が握られていた。
しかし、片方は強い刺激臭が漂い、片方は何かがガタガタと蠢いていた。

「呼んでないし、その手の物をそっと持って帰って自分で食え。」
「酷くない!?」
「昴さんに持っていったらMZDが食べてくれるって言ったから持ってきたのに!」

どうやらここに来る前に昴の元に持って行ったようだが、やんわりと断られたので、食べてくれると言うMZDに持ってきたようだ。昴、然り気無く押し付けたね。

「(アイツめ…!)いい加減自覚しろよ、お前ら。昴もアイツもいつも言ってるだろ、そろそろ自分がどんなゲテモノを作るか、理解しろよ。」
「ゲテモノじゃないし! ちゃんと食べられるものじゃん!」
「いーや、りせはどう考えても激辛過ぎてある意味毒物だし、七海のは論外だ。お前のはどうして生物になる。」

自覚しない二人に、MZDは容赦なく言い放つ。

「ごめん、今回ばかりはこの馬鹿の肩持つわ。二人共、いい加減に自覚しなよ。君達のせいでどれだけ周りが被害被ってると思ってるの?」
「それはそっちが分かってくれないからじゃん!」

二人同時に、影に反論する。これにはMZDも黙ってはいられないようだ。

「そうか。それ程までにわかんねぇのかよ。よし、分かった。もう一度料理対決を開いてみようぜ。審査をして評価をもらえば、今自分がどんな料理作るか、理解するだろ。」
「ちょっ、MZD!?」

突然言い出したこの言葉に、影はびっくりして彼を見る。

「ただし、審査員は昴達じゃなくてオレだ。それから、もう一人呼ぶ。この一人がいるから、今回はメンバーをオレの方で決定させてもらうぞ。あぁ、お前ら二人は含まれてるから安心しろ。」
「もう一人って誰よ?」
「…もう一人は、お前等がよく知る人物だ。何とか説得して来てもらうさ。」

全員、首を傾げるも、どうやら納得してくれたようだ。審査員の一人は分からないが、MZDがメンバーを決めるのと、自分達も挑戦者側である事、その審査員を説得するのは分かった。

「じゃあ、明日にでもメールを送るから、集まってくれ。その時に全部説明する。」
「わかった。じゃあ、明日ね。」

りせと七海とはそう言って分かれた。

「ねぇ、MZD…審査員ってまさか…。」
「ああ。アイツらが一番逆らったらまずい人物だよ。来てくれるかわからねぇけど、説得してみる。」

MZDはそう言って、姿を消した。

死亡フラグ立たせた奴。前出ろ。前だ。 ( No.718 )
日時: 2015/03/06 23:26
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: mIyy9UND)

現実世界…。
私は溜息をつき、ノートを閉じた。

「で、そう言う経緯で私を勝手に巻き込んだって訳?」
「本当にすまねぇ…。口喧嘩に乗せられちまって…。」

MZDは私の部屋に入ってくるなり、土下座で謝罪をした。
まぁ、今ノートでその口喧嘩は見たし、その審査員が私って何となく分かってたから、覚悟はしてたけどね。

「…まぁ、いいけど。どの道私も遅かれ早かれ、こうなるとは思ってたけどね。」
「覚悟はしてたのかよ。」
「一応ね。何だかんだで試食とかに私を指定してきた時とかを見越していたけど…まさか身内が最初だとは思わなかったぞ。」
「…本当に悪かった。」

あら、今日は割と素直。

「うるせぇ。勝手に巻き込んで悪かったとは思ってるんだよ。」
「いつも思ってくれるとありがたいけどね。さて、どうするの? 悪いけど、私も貴方も審査員は初めてだから、あの子に相談に乗ってもらう?」

いつもいつも料理対決で審査をしている昴に相談しようとしたけど…MZDに止められた。

「いや、今回はアイツは作る側に回ってもらう。」
「あら、どうし…あ。」

気づいてしまった。MZDが言っていた、括りに。

「気づいたか。そう、今回は全員で出来ない。お前が審査員である以上な。」
「となると、事情を知るメンバーに固定される…。」
「ああ。つまり、昴、鏡、紅、りせ、風花、理乃、由梨、葉月、七海となる。だけど紅は除外して、救援メンバーとして働いてもらうさ。…勘のいいお前なら、この面子が意味する事は…分かるだろ?」

いや、貴方に言われなくとも括りの時点でやばい事には気づいていたんだけど。

「…まぁ、対策はしておこうよ。簡単なもの、で。」
「だな…。」

私は暫く、MZDと協議をしていた。
なるべく簡単な料理を、私達が死なない料理をと考えるけど…。





まぁ、この面子じゃ死ぬのは確定だよね。だって…。





“食べられる料理を作るのが二分の一しかない”し、“四分の一で死ぬ”もの。

死亡フラグ立たせた奴。前出ろ。前だ。 ( No.719 )
日時: 2015/03/06 23:32
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: mIyy9UND)

そして、翌日…聖域・長老樹前…。

「で、何でこんな所に呼び出したんだよ、馬鹿神。」

昴は悪態をつきながら、いきなりメールで呼び出したMZDを睨みつける。
ここには今、昴、鏡、紅、りせ、風花、理乃、由梨、葉月、七海の八人と一羽が揃っていた。

「言ったろ? 料理対決を再びやるって。で、お前等全員挑戦者な。あ、紅はいつも通り救援で。」
「え、じゃあ、すーさんも作る側? 誰が食べるの? MZDは確定だろうけど…。」
「…お前達が一番逆らっちゃいけない奴を説得したんだよ。中に入ってくれるか?」

MZDは長老樹の前に立ち、樹を叩いた。
すると、目の前に大きな扉が出てくる。

「え、何これ!?」

始めて見たのか、全員、その仕掛けに驚きを隠せない。

「アイツが特別に用意した空間に繋がる扉だよ。」
「…おい、MZD。まさか、もう一人の審査員って…!」
「中で待ってるから行こうぜ。」

昴が何かを察知したのか、MZDに訊ねるも、彼はすぐに中に入っていった。
他のメンバーも渋々中に入る。

「…え?」

中に広がっていたのは…よく見慣れた景色。
そう、そこは聖域だった。

「え、聖域!? 何で!?」
「聖域をまるっとコピーしたのよ。」

ざりっ、という足音と共に、昴やりせ、司組にとっては聞き覚えのある声が響いた。

「俺!?」
「スバルさん!?」
「すー姉!?」
「スバルお姉ちゃん!?」

顔を見た事のあるりせや司組、分身である昴は彼女—スバルの登場に驚く。

「え、すー…姉…さん…?」
『本当に神にそっくりなのだな…。』
「お、驚きました…。」
「あぁ、鏡君達や風花ちゃんとはこうして面と向かい合うのは初めてだっけ。うん、私がいっつも君達の手帳を見てる本人だよ。まぁ、こっちに来たのは思念体だけど。流石に生身だと危ないってMZDが言ってたし。」

彼女を間近で見た事がない鏡、紅、風花は、初めて見る彼女の顔に、驚いていた。あまりにも昴に瓜二つな為、びっくりしたのだろう。

「まぁ、話は後でゆっくりとするとして…まずは、MZDから聞いてると思うけど、また料理対決を開かせてもらうよ。食べるのは私とMZDだから、よろしく。」
「じゃあ、俺も挑戦者側?」
「ええ。寧ろ貴方が挑戦者側にいないと困るんだけど。メンバー的な意味で。」
「…ああ。」

昴はメンバーを見回し、スバルの意図を理解した。

「お題は…ご飯を使った一品でお願い。五目御飯でもいいし、オムライスでもいいし、チャーハンでもいいし。シンプルにおにぎりでもいいよ。とにかく、ご飯を使った一品を作って食べさせる事。準備期間は一週間開けるね。」
「ご飯…結構幅広いですね…。」
「カレーとかかけるタイプでもいいのか?」

由梨が聞くと、スバルは頷く。

「うん、いいよ。とにかく、ご飯を使ってくれれば何でもいい。最悪ご飯炊いてレトルトカレーぶっかけるだけでも許す。」
「おい、それいいのか? 料理として。」

苦言を呈する昴だが、死ぬよりはマシである。

「料理とは確かに呼べないけど、それでもいい。死ななければね。」
「あぁ、それはわかる。」

スバルの言葉に、ゲテモノ組以外全員納得してしまった。

「いつも通り、私とMZDを殺害しようものなら、私から直々にお仕置き飛ぶから、覚悟しなさい。あぁ、内容は私が決めるから、募集はしない。」
「あの、スバルさん、医療班はどうなさるのですか?」

お仕置きの有無について確認した所で、理乃が訊ねた。そう、確実に死ぬこのメンバーだが、スバルがいる以上、冷一達には頼めない。
それに、回復魔法を扱える理乃も昴も挑戦者側。余程のピンチには出てくるも、頼めない。残るは影のみ。だが一人では心許ないだろう。

「うーん…影君一人じゃ心許ないからなぁ…。でもだからと言って冷一さんを呼ぶのも決まりである以上…。」
「…え? ちょっと待ってね。」

スバルが考えている最中、急に理乃が誰かと話している様子を見せた。が、それも少しの間で、すぐにスバルに向き直る。

「スバルさん、ルナとアスカが話したい事があるそうです。」
「え? 理乃ちゃんが契約する光の精霊さんが? うん、わかった。こっち来て大丈夫だよって言っといて。」
「わかりました。」

まぁ、言わずとも伝わっているだろうが、とにかくこちらに来てもらう事となった。
程なくして、光と共に様々な姿をした存在が現れた。ざっと見て、十二体はいるだろうか。

「あれ? ウンディーネにセルシウス。」
「ヴォルト、どうかしたのか?」
「ノームにシャドウも。どったの?」
「あら、セフィー達。どうしたの?」
『さらっとオレを飛ばすな由梨!』

現れたのは、理乃達と契約する精霊達だった。突如現れた精霊達に疑問を持つ司達。さらっと誰かが飛ばされたのは、触れないでおこう。

『じ、実は、その…私達にも料理を食べさせてほしいと思って…。』
「+α審査員をやるって事?」

代表して黄緑を基調とした服を着て鳥の翼を持つ風の精霊・シルフ四姉妹の長女、セフィーが答えると、スバルは首を傾げた。彼女の問いに、セフィーは頷いて答える。

『はい。死ぬのは多い方がいいかと思いまして…。その、寂しさ的に。』
「まぁ、一人で死ぬよりかは何か安心感はあるかな。」
「ちょっと、説得力ありすぎてお母さん何か悲しいんですけど。」

審査員の経験が一番豊富な昴の言葉に、スバルは思わずツッコミを入れた。

『それに、上手くいけば理乃や由梨の料理に当たったり、頑張る葉月の成長が見られるかもしれないからな。』

もうひとつの目的を語った水色の髪をたなびかせた格闘家のような女性・氷の精霊セルシウスの言葉に、葉月はちょっと顔を赤らめた。

「うーん、それぞれの思惑はわかった。確かにちょっとメンバーは欲しいかなと思ってたから、丁度いいよ!」
『それから、私とアスカは理乃並みの治癒魔法を使えるので、医療班に回して頂きたいのですが、構いませんか?』

三日月に乗り、美しいドレスを纏った月の精霊・ルナが傍らに控えていた金色の大きな鳥…光の精霊・アスカと共にスバルに頼んだ。

「ルナさんとアスカさんなら心強いね。」
「審査員と医療班の問題は解決したし、ひとまずこれで解散か?」

昴が話が終わった事を確認すると、スバルは頷いた。

「うん。そうだね…。審査員は司組の精霊達。あ、でもヴォルトさんとシャドウさん、どうやって食べるの?」

口が見えない雷をまとった球体のような雷の精霊・ヴォルトとスライムのような黒い体を持つ闇の精霊・シャドウは困ったような顔をした。

『…。』
『…流石ニ、我等ハ、難シイ…。ヴォルトモ、ソウ言ッテル…。』
『では、我と共に救援班でよかろう。それからヴォルト殿の通訳を頼みたい。我ではわからぬからな。…それで構わぬだろうか。』

紅の妙案にスバルは頷きを返してから、笑みを浮かべた。

「救援を求めるのは多い方がいいからね。それから紅君、私の事はスバルで構わないよ。」

どうやら、呼び方に困って間を開けたのを見破ったのか、スバルの言葉に紅は『すまない。』と返した。

「じゃあ、救援係は紅とシャドウとヴォルト。医療班は影とルナとアスカ。審査員はオレとスバルを固定審査員として、+αに司組の精霊達、それで決定だな。」

MZDが纏めると、全員頷いた。


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