二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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神様のノート 一冊目
日時: 2015/05/12 18:40
名前: 奏月 昴 (ID: rBo/LDwv)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=28346

始めまして、奏月昴と申します。
pixivでも活動していますが、別の所でも活動したくなり、こちらにやってきました。

基本pixivと同じものを載せていく予定なので、お好きな方を閲覧下さい。


とりあえず今は現在進めているシリーズ物を載せますが、ちょこちょことお引越しさせていく予定です。
設定わかんないけど興味がある方、pixivまでお越しいただけるとありがたいです。
何かいい加減ですみません…。

それでは、よろしくお願いします。


※ざっくばらんなあらすじ
会社から帰宅途中に何故か宙に浮いている少年、MZDと出会った私こと、創造者。
彼から貰った創世ノートを使い、世界と創造者の分身、奏月昴を生み出し、この世界の神様として中からの管理を命じる。
その際、昴と約束し、私の事は他言無用とすることになった。

昴は生まれたその日に、この世界で烈達つぎドカ!メンバーと出会い、仲良くなる。
ある日、創造者から教えられた創世ノートの機能である『召喚』を用い、烈達の記憶と姿、力を基にして鏡達を生み出す。

そして二学期が始まる頃、八十稲羽から悠達ペルソナメンバーが、ペルソナが現実でも呼べるようになり、流石に稲羽にはいられないという事で、烈達が通う学校に転校して来て、仲良くなった。

色々あり、十二月。烈達つぎドカ!メンバーがバトルしてから一年後、パステルくんはワンダークロックと呼ばれる巨大時計をジョーカー一味に壊されている事を思い出し、一人立ち向かおうとするも、それをつけていた烈達つぎドカ!メンバー。
彼等の力を借り、ジョーカーを倒し、ワンダークロックを無事直すことが出来た。
ジョーカー達とは和解し、現在はつぎドカ!メンバーの家に、ジョーカーは昴のいる神殿に住むことに。
ワンダークロックが壊れた影響なのか、全ての人々の体の時間が戻ろうとしており、現在、年齢はそのままで一年をやり直している。

昴の管理と私の監視、それに限界を感じた私は、MZDの提案で、戦い慣れた人をノートの世界に永住させる事を決意。
その時、私が高校時代に考えた理乃達が適任という事になり、彼女等の世界をノートの中に作り出し、全てを話した上で永住してもらう事に。現在は悠達と同じ学年で生活している。



—とまぁ、見て分かるかわからないけど、主要となる人物は、つぎドカ!、ペルソナ4、ジョーカー達、それからオリジナルキャラとして理乃ちゃん達になるかな。


「あ、簡易的なキャラ紹介は、もう一個の“ノートに刻まれた一頁”に移したので、そちらを見てくれよな。URLからも飛べるぞ。」


5/12 最終更新


『目次』

☆料理対決シリーズ
〔第一回・可憐な乙女の料理対決〕
・栗拾いからの料理対決へ&華の乙女の料理対決! >>154-160
・実食 完二&烈&鏡&悠 >>164-168
・実食 凪&陽介&クマ&風雅 >>173-177
・結果発表からのO・SHI・O・KI・DEATH☆ >>180-186

〔第二回・続・可憐な乙女の料理対決〕
・料理対決・再び >>1-7
・実食 ローズ&鏡 >>8-11
・実食 完二&リリィ >>12-15
・実食 悠&風雅 >>16-19
・実食 凪&セシル >>20-23
・実食 陽介&クマ >>24-28
・実食 フランシス&烈 >>29-34
・結果発表と例のアレ >>35-43

〔第三回・豪傑な男の料理対決〕
・何でどうしてこうなった(By昴) >>44-49
・実食 氷海&雪花 >>50-53
・実食 七海&由梨 >>56-59
・実食 鈴花&直斗 >>60-63
・実食 葉月&雪子 >>64-67
・実食 千枝&牡丹 >>68-71
・実食 理乃&りせ >>72-76
・結果発表! >>77-86 ※募集は締め切りました
・O・SHI・O・KI☆前半戦 >>94-101
・O・SHI・O・KI☆後半戦 >>110-123

〔第四回・男女混合料理対決地獄編〕
・戦いをもう一度 >>203-209
・実食 一番&二番 >>222-227
・実食 三番&四番 >>233-237
・実食 五番&六番 >>247-253
・実食 七番&八番 >>260-264
・実食 九番&十番 >>286-290
・実食 十一番&十二番 >>301-306
・実食 裏回 >>326-342
・結果発表! >>384-398 ※募集は締め切りました
・賢者に慈愛を、愚者には罰を 賢者編 >>662-671

〔第五回・料理対決・頂上決戦!〕
・評価五のための頂上決戦! >>415-420

〔番外編・審査員一新!? 選抜メンバーの料理対決!〕
・死亡フラグ立たせた奴。前出ろ。前だ。 >>716-723
・実食 一番&二番 >>728-733
・実食 三番&四番 >>738-743
・実食 五番 >>751-756
・対決 五番の料理 >>784-794
・大団円と実食 六番 >>814-822
・実食 七番&八番 >>840-848

〔番外編・挑戦者=変動審査員!? ゲストもありな料理対決!〕
・概要と募集要項 >>856※募集は終了しました


☆言葉泥棒とワンダークロックシリーズ
・言葉が消えた理由 >>435-441
・異次元に突入! >>442-446
・激突! 鈴花VSローズ >>451-455
・激突! 風雅VSフランシス >>456-460
・激突! 烈VSリリィ >>464-469
・激突! 氷海VSセシル >>470-474
・激突! つぎドカ!VSジョーカー >>478-484
・揺蕩いから、覚醒めの時へ >>485-488
・激突! パステルくんVSジョーカー >>491-497
・おかえりの味とただいまの涙 >>498-506


☆マヨナカテレビ事件シリーズ
〔氷海編〕
・虚ろな映身は現身を打つ >>523-532
・穿たれた水器(みずうつわ) >>533-537
・囚われの氷硝 >>540-545
・冷酷なる御霊 >>546-553
・氷雪の女王 >>563-568
・悪夢の終わり >>569-578
・雲の向こうに捧ぐ向日葵の花 >>582-585


☆神様・悪夢相談室シリーズ
・悪夢:ケース「赤羽 烈」>>805-808
・悪夢:ケース「青柳 氷海」 >>831-835


☆もしももしものちいさなおはなしシリーズ
・カラオケネタ >>192-195 ※募集は締め切りました
・どっちの料理ショー >>274-276


☆ノートの世界のTwitter事情シリーズ
・アカウント一覧 >>589

〔本編〕
・その一 >>590-594
・その二 >>595-598
・その三 >>606-609
・その四 >>614-616
・その五 >>622-623
・その六 >>630-632
・その七 >>633-634
・その八 >>317-319

〔番外編〕
・Let's Twitter with JOMANDA >>602-605
・Let's Twitter with JOMANDA2 >>617
・Let's Twitter with JOMANDA3 >>776-778
・異世界の料理対決 その一 >>880-888


☆新・ワイルド能力者のコミュ事情シリーズ
・烈&氷海 ランク1 >>644-649


☆短編
・はんぶんこ >>128-129
・リミットブレイクと暴走娘 >>133-135
・フラワーギフト >>140-147
・年末恒例巫女さんバイト >>349-359
・玉より食物 >>365-371
・「リンちゃんなう!-Try to Sing Ver.-」 rejected by 相方の皆さん >>510-515
・没案「第四回料理対決六番の料理」 >>516
・思いつくままに書いてみた料理対決案 >>558
・没案「第四回料理対決・その後」 >>624 答え+α >>629
・バレンタインデー☆パニック! >>681-689
・猫の猫による猫のためのお花見 >>699-704
・お知らせと次々回予告(!?) >>708-709
・ほのぼの日和 >>770-772
・小ネタつめつめ >>863
・前奏曲・異世界の第六回目 >>866-868
・お知らせと紹介と >>891-893 new!

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実食 葉月 ( No.65 )
日時: 2014/09/25 21:41
名前: 奏月 昴 (ID: WpxyeKoh)



理乃から差し入れられたミントティーを飲んでホッと一息ついた後、直斗と入れ違いでやって来たのは、葉月だった。

「おっ、次は葉月か。」
「うん。…はぁ…。」
「女子審査員一重い溜息、いただきましたー。」
『こらアイギス。』

不安なのが目に見えて分かる葉月の盛大な溜息に、アイギスは計測結果を話し、それを紅が咎めた。

「不安になるなよ、葉月。みんな不安なんだから…。」
「だよね…。よし、元気だして、さっさと食べて、りせちゃんのボイトレを明日から厳しくしてあげよっと。」
「(根に持ってんなー。)取ってくる。」

昴は溜息をつきつつ、立ち上がってエレベーター前に向かった。

「はぁ…。」

昴が消えた方角を見つめ、葉月はまた溜息をつく。

『葉月ちゃんは、誰の料理が来てほしいのかな?』

そんな葉月を見かねて、風花が話しかける。会話をして気分転換を図ろうと考えているのだろう。

「私ですか? んー…。あ、クマ君! あの子の鉄板焼、リリィちゃんにお勧めされたので!」
『クマの鉄板系は由梨の和食と同じように、群を抜いて上手いからな。…これでふざけたりしなければ、手伝い当番に組み込まれたろうに…。』
「あ、それは思う。」

氷海救出時や自身の覚醒時はどこへやら。最近のクマは特に酷い。
恐らく同室の悠の影響を受けてか、裸族化して来ている気がする。いや、裸族化してる。

「クマ、料理の腕はいいし家事も陽介のお母さんの教育を受けたのか、そこそこできるから手伝わせたいんだけど、鏡に悪影響を及ぼすから嫌なんだよな…。」

戻ってきた昴が、料理を置きながら愚痴を溢す。

「さて、葉月。胃薬とお得意の状態異常魔法で舌を麻痺させる準備はできてるか?」
「ごめん、昴さん。胃薬は用意できてるけど、【パラライズ】は身体中の麻痺しかできない…。」
「…冗談だから落ち込むな。それは分かってたさ…。」

申し訳なさそうにしょんぼりする葉月に、昴も申し訳なくなり、謝罪をする。

「準備ができてるなら開けるぞ。それっ。」

昴が蓋を開けると、そこには…。

「また親子丼か。」
「でも、こっちは普通の色合いだよ? あ、でもちょっとお肉が焦げてるね。」
「にゃぐー。」
『先程のに比べれば、この焦げくらい許容範囲だそうだ。』

四番同様、親子丼のようだが、肉が少し焦げ付いている。
が、上には三つ葉が添えられており、全体的な色合いは普通なので、四番の親子丼に比べれば、とても美味しそうに見える。

「当たりか普通、って所か?」
「最悪でも大ハズレはあるまい。昴殿、動かしてくれ。」
「ああ。」

昴はアワーグラスβのボタンをしっかりと押し、時間を動かした。
出汁のいい香りが、辺りに広がった。

「うん、危険そうな代物もなし。よかったな、葉月。安全に食えるぞ。」
「ホントよかったー…。評価一に当たっても文句が言えないから、何か安心した…。」
「葉月は壁を爆破させなきゃ味普通なんだがな…。いただきまーす。」
「いただきまーす。」

全員、箸を持って食べ進める。

「…うん、可もなく不可もなく。」

卵が程よい半熟で、焦げ以外は全体的に文句はない。が、それ以上の評価点はないようだ。

「普通に食べられるっていい事だよね…。ホント、女子のメシマズ組の料理を食べるとそう思うよー…。」
「うぅ…あの時は本当にごめんなさい…。」

死んだ目を浮かべるパステルくんに、葉月は申し訳なくなって誠意を込めて謝罪をしたとか…。











総評:三


昴:個人評価…三
少し肉焦げてるけど、味付けも合格点だから許容範囲だな。美味かった。

パステルくん:個人評価…三
美味しかった! お肉の焦げは少し落としちゃえば食べられるから十分平気だよ!

にゃぐわ:個人評価…三
色合いも三つ葉で綺麗だし、美味しかったニャ。焦げ? 気にならなかったニャ。

ジョーカー:個人評価…三
うむ、美味い。焦げがあったが美味い。…だが気を付けような?

葉月:個人評価…四
私、こういう薄めの味付け大好き。美味しかったよ。

実食 雪子 ( No.66 )
日時: 2014/09/25 21:48
名前: 奏月 昴 (ID: WpxyeKoh)



満足そうに帰った葉月と入れ替わりでやってきたのは、雪子だった。

「次はお前か…。」
「何だか不満そうじゃない? 昴さん。」
「…そう見えるのは気のせいだろう、多分。取ってくる。」

雪子との話をさっさと打ち切り、昴はエレベーター前に向かった。
話を打ち切られた雪子は、ちょっと不服そうな顔をして椅子に座った。

「誰の料理が来るのかな? 楽しみだね。」
「少なくとも貴様の料理よりはマシだろう。」
「ジョーカーに同意。」
「にゃぐー。」
『にゃぐわも同じ意見だそうだ。』

次々にジョーカーの言葉に賛同する一同に、雪子はむくれた。

「なっ…!? みんなして酷くない!?」
「酷くない。当たり前だ。」

戻ってきた昴が、料理を置きながらぴしゃりと、遠慮も躊躇いも無く言った。勿論これは雪子にとって面白くない。

「むくれるならレシピ通りに料理を作れるようになれ。まずはそれからだ。」
「レシピ通りにやったらつまらないだけだよ?」
「それはレシピ通りに作れるようになってから言おうな? レシピ通り作れないのにアレンジを加えるなんて、建物の基礎ができていないのにいきなり二階から作るようなものだからな?」
「普通基礎から作るよね?」
「例えばの話だ! とにかくお前はまずレ・シ・ピ・見・ろ!」

頭ごなしに怒鳴られた雪子は、しょんぼりと項垂れながら「はーい…。」と答えた。

「さて、準備はいいか?」

昴の問いかけに、全員頷いた。どうやら準備万端のようだ。

「じゃ、開けるぞ。それっ。」

そして、昴は躊躇いも無く蓋を開ける。
そこには…!

「…ここでやっと来たってところかな。分かりやすい奴の料理。」

見た目で分かる、とても美味しそうな…一口大にぶつ切りにされ、焼かれたイカやタコ、ホタテ等々が乗せられたどんぶりがあった。さしずめ海鮮焼き丼と言ったところか。
だが、海鮮だけでなくちゃんと彩りを考える為に大葉や大根の細切りが添えられており、見た目にも工夫がされていた。

「にゃぐー…。」
『にゃぐわ…美味しそうなものを見て涎をたらすのはやめろ。いや気持ちは分かるが…。』

何だかんだ言いながらも、黒はにゃぐわの涎を拭いてやる。さっき自分で拭けと言ったが、何だかんだでいい奴だなお前。

『しかし、これは丼ものにしてもいいが、酒のつまみにあいそうだな。』
「あ、それはわかる。」
「これで一杯キュッといったら美味そうだな。昴殿、今日の酒の魚は海鮮焼きがいい。」
「それは後な。じゃあ、動かすぞ。」

昴はいつものようにアワーグラスβのボタンを押し、時間を動かした。
醤油の香ばしい匂いが、早く食べてと言わんばかりに爆発する。あ、地の文書いてる私もお腹が…。

「(おいおい…。)これは間違いなく、大当たりだな。」
「うん! 当たりでよかった。ゲテモノが来たら燃やすところだった。」
「なら貴様の料理も作ったら即燃やせ。」
「ジョーカー、さっきから酷くない? 燃やすよ?」
「我と殺るつもりか? フン、無駄な事を…。」

アマテラスを出して燃やそうとする雪子に、ジョーカーは見えない力の塊を出して応戦しようとする…。

「あたっ!」
「痛っ!」

が、昴が創世ノートですかさず二人をひっぱたき、アマテラスと力を消した。

「喧嘩はやめなさい。ねっ?」
「はーい…。」
「うむ…。」

女子化しているのに気付いたのか、二人共これ以上何かを言う事はなかった。

「うん、焦がし醤油かな? いい感じに合わさって美味い。」
「単品でも行けるが、ご飯と一緒でも美味い。酒が欲しくなるな。」
「あ、これ混ぜても美味しいよ! んー、おいしー!」
「にゃぐー!」
『ご飯に細工をしても美味いだろうと言っている。こ奴の事だから、失敗せずにやれるだろう。』

美味しい海鮮焼き丼に舌鼓を打つ全員。そして…。

「おかわり!」

来る筈のないおかわりを求めたとさ。











総評:五


昴:個人評価…五
文句ない。焦がし醤油と食べやすい大きさの海産物が食欲をそそるな。これ、混ぜご飯にしても美味しそうだ。
今度はバター醤油にして作ってくれ。酒の魚にしたい。

パステルくん:個人評価…五
おいしかった! うん、美味しいとしか言えない! 鉄板焼なら何でも美味しくなりそうだから、今度また何かやって!

にゃぐわ:個人評価…五
何の文句ないニャ! 今度はタイとかの魚を鉄板で焼いてほしいニャ! 食べてみたいニャ!

ジョーカー:個人評価…五
この料理に感想などいるまい。文句など一つもない。酒の魚に時々作ってほしいくらいだ。

雪子:個人評価…五
美味しかったよ。美味しくてビックリしちゃった。今度料理を一緒に作ろうね。貴方と一緒なら、美味しいものが作れそうな気がする。

実食 葉月&雪子編 後書き ( No.67 )
日時: 2014/09/25 21:55
名前: 奏月 昴 (ID: WpxyeKoh)



後書き de 雑談



—うーん、書いててお腹空いてきた…。


「ははは。いーだろー。」

由梨
「ゲテモノに当たったら泣きたくなるがな。」

理乃
「前回、男子もこう思っていたんですね…。待っている間が怖い…。」

りせ
「ゲテモノが来たらTrue Storyで滅してあげたくなる。あと葉月センパイやめて下さい貴方のトレーニング上達するけど怖いんで!」
※葉月の恐ろしさは誕生日の日に書いた“あるアイドルの一日”参照。

昴&由梨
「じゃあお前料理作ったら即滅しろ。あと、葉月のは当然の報いだ全ての元凶。」

りせ
「酷くない!?」


「当たり前だと思うよりせ。りせが烈に喧嘩を売ったから、烈も買っちゃったんだよ…。」

風花
「りせちゃん、報いは受けよう?」

りせ
「うぅぅ…。み、味方がいない…。あっ、理乃センパ」

理乃
「久慈川さん、私も報いは受けた方がいいと思います。」

りせ
「ひどーい!」

昴&鏡&由梨&理乃&風花
「酷くない。」


—完全にりせちゃんの味方がいないな…。さて、りせちゃんがガックリと落ち込んでいるからこの辺で。





感想あればどうぞ。

実食 千枝&牡丹編 前書き ( No.68 )
日時: 2014/09/27 22:40
名前: 奏月 昴 (ID: P9eWmugO)

採点方法
五段階評価を下す。内訳は以下の通り。


五、 メニューに拘らず、遊び(アレンジ)を加えており、なおかつ美味しい。

四、 メニューに依りすぎな所はあるが、程よく遊びを加えており、美味しい。

三、 メニュー通りの品。遊びなどはないが、メニュー通りなので普通に美味しい。

二、 メニューに沿ったのだろうが、ミスが目立ちすぎて美味しくない。が、まだ改善の余地がある不味さ。

一、 救いのない不味さ。キッチンに立たせたら死ぬ。


お題:『丼』
アレンジは具材のみ。
ご飯へのアレンジは基本的になし。汁だくはOK。


千枝
「次はあたし達か…。」

牡丹
「花千枝来るでしょうか。花千枝希望ですわ。」

千枝
「うん、取り敢えず靴跡残していい? 牡丹ちゃん。」

牡丹
「あら、私とやるといいますの?」

千枝
「うん。顔面靴跡の刑にしたいんだけど。」


「二人共やめろ。牡丹、お前は後で説教部屋。千枝、そこで思いきり殺れ。」

千枝
「おっけー。」

牡丹
「ちょ、ち、千枝さん!? 昴さんも落ちついて下さい!」

実食 千枝 ( No.69 )
日時: 2014/09/27 22:42
名前: 奏月 昴 (ID: P9eWmugO)



上機嫌で帰っていった雪子と入れ違いでやって来たのは、千枝だった。

「雪子の次はお前か、千枝。」
「うん。…雪子、随分上機嫌だったけど、もしかして美味しいの出ちゃった系?」
「ああ。けど、まだ美味しいの作る奴はいるから、絶望はしなくていいと思う。」
「だな。まだ一人目だ。絶望するには早いだろう。」

まだ最高評価は一人しか出てきていない事に、全員安堵していた。というか、ここまで出ないのも珍しい。

「じゃあ、取ってくる。」

昴はいつものようにエレベーター前に向かった。

「はー…。今度はあたし達が審査員になるとは思わなかった…。」
「千枝、これも勉強だよ。美味しいものを食べて、お勉強しなきゃね。陽介の胃袋をキュッと掴む為にね!」
「ぱっ、パステルくん!!」

からかうパステルくんに、千枝は顔を真っ赤にしてしまった。だが、心のどこかでは、パステルくんの言う通りだと思っていた。

「…でも、そうだね…。花村に美味しいもの食べさせるには…もっと学ばないとな…。あたしなんか、完二君や鈴花ちゃんに比べて、まだまだだもん…。」
「出来ない事に気づき、改善しようとするならば、自ずと実力がつくだろう。焦る事はない。一歩一歩進め。我や昴殿も力になろう。」
「ボクも力になるよ! 困ったら遠慮無く聞いて! ついでに結婚式にも呼ん」
「パステルくん、踏むよ?」

机の上に乗り、パステルくんを踏み潰しかねない千枝をにゃぐわとジョーカーが止める。つか、折角ジョーカーがいい台詞を言ったのに…。
そんなこんなで戻ってきた昴を交え、蓋付きお盆を中心に囲んだ。

「さて、千枝。」
「準備はいつでもオッケーだよ。」

千枝はポケットから胃薬と、肉ガムを取り出した。

「よし、開けるぞ。」
(肉ガムは無視か、神。)

何かを突っ込みたそうな紅だが、同じツッコミ属性の昴が無視を決め込んでいるので、そこから先は何も言わない事にした。

「それっ!」

昴が蓋を開けると、そこにあったのは…中華丼。
だが普通の中華丼とは違い、白菜やらキクラゲが下に敷かれている。その上には、細切りにされた竹の子が組まれ、更に上にはうずらの卵が。
それはまるで、鳥の巣のように思えた。

「アイギス、写真写真!」
「これは素晴らしい芸術であります! 是非これは残しておかないと…!」
「崩して食べるのがもったいないよー!」
「にゃぐー…。」
『見た目でこうしてインパクトがあるのは初めてかもしれん。』
『いいなー。私も近くで見たかったなぁ…。』
『くぅ…っ! これは我も食べてみたかった…。あとにゃぐわ、また涎。』

何も食べずにいる救援係の黒は、こればかりは悔しいらしく、にゃぐわの涎を拭きながら苦悶の表情を浮かべていた。

「撮影、完了しました。私のメモリーに保存してありますので、いつでも閲覧可能であります!」
『アイギス、早速帰ったらラボで印刷だね。』
「由梨とか理乃が喜んで見そうだな。」

などと言いながら、昴はいつものようにアワーグラスβで時間を動かす。
鶏ガラの出汁か、いい香りが漂うのを見て、確信する。これは、確実に当たりであると。

「いただきまーす!」

全員、レンゲを手に持ち、名残惜しそうに鳥の巣を崩しながら食べ始めた。

「美味い! あー、鳥の巣が残念だ…。あれ、崩したくないぞ…。」
「同意見だよ…。あれはもったいなかったなー…。」
「うーん…鳥の巣もそうだけど、あたしにはもうちょっと肉がほしかったな…。」
「千枝には物足りなかったか。ん? にゃぐわ、もう完食か。」
「にゃぐー…。」
『にゃぐわにも少し足りなかったようだな。』

大食らいのにゃぐわや肉好きの千枝にとっては物足りなかったようだが、美味しいのには代わりないようだ。
全員、満足した表情で評価用紙に向かった。











総評:四


昴:個人評価…四
鳥の巣みたいな盛り方、崩したくなかったぞ…。味も格別だし、見た目も点数は高い。
店で出しても通用しそうだが、家でたまに食えれば十分かな…レベルだ。
にゃぐわには量も少なかったようだが、俺達みたいな女性や食が細い人には丁度よかった。今後に期待。

パステルくん:個人評価…五
見た目も味も美味しかった! 野菜もたっぷりで栄養価も考えられてるね!
また食べたい! また作ってほしいな!

にゃぐわ:個人評価…四
うーん、ガッツリ系にはちょっと量が物足りないかもニャ。でも、見た目もいいし味も格別だニャ!
この丼でご飯もっとほしいニャ!

ジョーカー:個人評価…五
恐らく、味に自信がないから見た目で頑張ったか? だが、味も何ら問題ない。また作ってほしいくらいだ。
自信を持ってほしいから、評価は高めだ。店に出しても通用するだろう。

千枝:個人評価…四
肉好きのあたしとしてはもっと肉入れてほしかったけど、中華丼ってこんな感じだもんね…。
竹の子とうずらの卵の盛り方とか、参考にしていいかな? 良ければだけど、この中華丼の作り方教えてほしいな。


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