二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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短編小説 *BSR Fate*
日時: 2014/04/21 17:22
名前: ☆Milk☆ (ID: EM3IpZmD)

こんにちは!
題名とか親レスとかが色々変っちゃってごめんなさい(汗)

前は主にバサラとバサラクロスオーバー専用でしたが最近fateが増えてきたためfateも題名に加えちゃいました←
そんな感じに意味が行方を失った短編小説始まります

ごゆっくりどうぞ


※リクエスト受け付けてます。長くなりそうなリクエストや、あまりに抽象的なリクエストはバッサリ無視いたしますので悪しからず。
※荒らし、チェンメ、悪コメはご遠慮ください
※バサラは主に伊達軍、fateは槍兵と弓兵を偏愛してます
※私のオリジナル小説、『僕と家族と愛情と』とリンクしてる時も多々。

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Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.377 )
日時: 2014/10/24 11:40
名前: ナル姫 (ID: JFBEfYhr)

誰得ネタ

産業革命期のイギリスをモデルにした世界で色々色恋沙汰とか友情仁義とか


設定
絶対王政の国が舞台
最近科学文明が急速に発展している

王族関係
【王宮】……王の住む城。東西南北の四つの建物に別れており、それぞれは渡り廊下で繋がっている。豪華絢爛な装飾が施され、とても大きい。王が住むのは東館、王妃が住むのが西館、王の子供が住むのが南館、その他王の親族が住むのが北館となっている。家来達の屋敷などは王宮のすぐ側に建てられている。

【王】……百年ほど前、当時の王だった人に謀反を起こしたグループのトップにいた人の子孫。同じグループに所属していた人達の子孫は能力に関係なく重臣に取り立てられる。また、王は何か特別な事情がない限り、王の嫡男が継ぐことが決まっている。一夫多妻制で、万一男子が生まれなかった場合は、近い親族で且つ十五歳以上六十歳以下の者を王にする。条件を満たす者が多い場合、その中で一番年長の者を選ぶ。

【王族】……王の親族。しかし子供が増えすぎて王族が増えすぎても困るため、王を含む二人の兄又は妹を残して、他は家来の家に養子に入れたり兵士にしたりする。

【兵士】……王族出身、家来出身、平民出身の順で身分が決まっている。また、平民出身の兵士は徴兵制であり、十七になった男子は6年間兵役を勤める決まり。しかし、病弱である、家を継ぐ、精神が不安定で役に立たないなど、兵役を逃れる事もできる。役割は、王族出身、上級家来出身の兵士は王宮を守り、中級、下級家来と平民出身の兵士は街の秩序を守る。

【家来】……上級は王の政治補佐を行う。中級は外交などの手続きなどを行う。下級は最早執事や女中と同じ扱い。

【僧侶】……キリスト教の神父など。王国の未来永劫を常日頃祈っており、何もしなくても結構な金をもらえる。

【教会】……言わずもがな。これまた王族の権力で豪華にされている。

平民
街に住む人々。農業をしたり工場で働いたりしている。最下層。
【生糸工場】……絹を作る。一番労働条件が厳しい。

【コーヒーハウス】……コーヒーの提供。昼から深夜まで店を開け、午前は下準備をする。

【農家】……酪農などもやっている。家を店がわりにして野菜などを売る人もいる。

その他、チーズ工場、ガラス工業など職は様々だが、一番多いのは農業。また、性は名乗れない。学校に行く人も少ない。
薬物などが普通に出回っていて、禁止されていない。


登場人物

【コーヒーハウス】
アルトリア
十五歳の美少女。エミヤの事が好き。男勝りで強い。

エミヤ
二十歳の男性。店を切り盛りしているため徴兵を逃れた。

【兵士】
ギルガメッシュ
王宮の警備を任されている上級家来出身の兵士。コーヒーハウスの常連で身分を隠して来る。アルトリアが好き。

クー
平民出身の兵士。ディルムッドの先輩で彼を心配している。

【生糸工場】
ディルムッド
十五歳の美少年。過酷な労働条件で働き情緒不安定。薬物に手を出しかけてる。アルトリアが好き。



ここまで考えて疲れた

Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.378 )
日時: 2014/10/24 07:40
名前: ナル姫 (ID: dXPHeVX6)

もうすぐハロウィンだなーと(テスト中に)思い浮かんだ小ネタ

金剣槍
剣「ランサー! トリックオアトリート!」
槍「うわびっくりした……どうしたんだセイバー、その格好は」
剣「似合わないか?」
槍「いや、とても愛らしいが……と、菓子が欲しいのか」
剣「ふふふ、何の予告もしていないからな、何も用意していないだろう……そう思って私は悪戯の準備を……」
槍「チョコレートがあるんだが、食べないか?」
剣「へっ?」
槍「うん? どうしたその顔は」
剣「あ、あるとは思わなかった……うぅ、悪戯しようと思って来たのに……」
槍「おいおい、ハロウィンのメインはそっちではなかろう?」
剣「くっ……」
金「む? セイバーではないか! 何を雑種と戯れておる? そんな悪魔みたいな格好をして」
槍「お、英雄王か。折角だセイバー。聞いてみたらどうだ?」
剣「……そうだな、トリックオアトリートだ、ギルガメッシュ」
金「む……あぁ、ハロウィンか。ハッ! この我の菓子を欲するかセイバーよ! 実に愛い奴だな貴様は! だがセイバー、貴様は我の嫁だ。故にその身をもって我が甘味となr」
剣「約束された(エクス)ッ−−……勝利のカリバーーーーーーーーッ!!」
金「のぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
槍「英雄王ーーーーーー!?」

師弟
時「綺礼、君にもこれをあげよう」
綺「……チョコレート、ですか……」
時「……あ、済まない、君は甘いものが苦手だったな」
綺「申し訳ございません」
時「まぁ、仕方ない。君の非ではないからな。さて、どうする?」
綺「?」
時「今日はハロウィンだ。菓子がもらえなければ悪戯するのが道理だろう?」
綺「アーチャーや父上に誤解されるので止めてください師よ」

間桐家
桜「おじさん、トリックオアトリート」
雁「桜ちゃん……あぁ、そうかハロウィンか……困ったなぁ、お菓子ないや」
桜「じゃぁ……悪戯する……?」
雁「……桜ちゃん、念のため聞くけど、その右手に持ったでかい麻袋の中身は何かな……?」
桜「おじいさまが、何もくれなかったらこれで悪戯しなさいって」
雁「……うごめいているように見えるけど、まさか……」
桜「トリックオアトリート……おじさん」
雁「やっぱり蟲か!? じじいてめぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!」

ディル前世
セ「……? ネル(バンシーの一人)は何故泣いているのですか」
ネ「ぐすっ……家から追い出されたです……」
槍「……まぁ仕方ないさネル……ハロウィンだから」
セ「ご子息様は御優しいですこと。ネル、いつまでも泣いてないでしゃきっとなさいな。今日だけなのですから」
槍「というかネル、ネルが泣くと洒落にならないから泣き止んでくれないかな」
ネ「ふえっ……?」
槍「だってお前……バンシーだし……何か死期を伝えられている気分になる……」
ネ「ふぐぅっ! ご、ご子息様酷いですぅぅぅっ! うぇぇぇぇん!」
槍「あああああ悪かった! 悪かったから泣くな! ごめんごめん!」
セ「ご子息様も大変ですね」
槍「そういうセーラは何をしに来たんだ? 勉強ならしたし、父さんがくれた菓子は阿保三兄弟ドワーフに見つかる前に食べたぞ」
セ「得に何も。というか、ちゃっかりしてますね」
槍「あいつらすぐ食べるから……というか暇なのかセーラ? 恋人でも作ってその人と過ごしたらどうだ?」
セ「うなっ! 貴方の世話のせいで男が出来ないんでしょうが!」
ネ「うぅっ、それはセーラの性格のせいです……怖いですぅ……ぐすっ」
槍「なっ?」
セ「『なっ?』じゃないです!」

中国地方組
尼「オディナ、今日は南蛮では『はろうぃん』とか言う祭らしいな」
槍「はい主よ。良くご存知で」
無「元はディルの出身、ケルトから始まる年末年始の祭らしいですわよね。ディルもやりましたのです?」
槍「勿論。まぁ子供のころは妖精に囲まれていたからあまりそれらしい事はしなかったな」
元「? 妖精に囲まれていたから何だと言うのだ?」
槍「元は、秋の収穫を祝い、悪霊……シー(ケルトの妖精)を追い出す事をハロウィンとしていたんだ。立場上、シーは年中見ていたし、追い出されたシーは俺と父の住むブルー・ナ・ボーニャに集まってきたから」
無「今ではお化けの格好に仮装した子供達が近所の家を訪れ、『トリックオアトリート!』と言ってお菓子を貰うお祭りになっているらしいですの。お菓子がなければ悪戯するのですわ」
元「なるほどな、晴久、とりっくおあとりーとよ!」
尼「……意訳、『甘味を寄越せ』って事でいいか?」
元「流石晴久優秀よな」
無「尼子様ーっ! 私もトリックオアトリートですの!」
尼「ちょ、まっ!? お、オディナ! とりっくおあとりーと! 二人分!」
槍「!? そ、それは無理です我が主!」
鹿「あーっ! オディナさんまた晴様とお揃いです! 狡いですーっ!」
槍「っ! 鹿之助殿っ!?」
女「本当ですよねぇぇ?」
槍「女之助殿まで!?」
無「お二人も! さぁ! ディルに『トリックオアトリート』と!」
鹿女「と、とりっくおあとりーと?」
槍「ちょ、ま、無銘ぃぃぃぃぃぃぃ!?」
元「菓子はないらしいな」
無「じゃぁ仕方ないですわよね? ディル?」
槍「待て、嫌な予感しかっ……!?」
無「問答むよーう!!」
槍「ぐおっ!? あっ、主ぃぃぃぃぃぃぃっ(泣)」

Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.379 )
日時: 2014/10/28 00:05
名前: ナル姫 (ID: VlEkFmzy)

 週に一度くらいのペースだが、昼から営業するこのコーヒーハウスが、少し賑やかになる時間がある。それは、金髪の兵士が店にやってくるときだ。どこの誰だか知らないが、身につけている飾りを見る限りそれなりに高い身分だとは思う。平民しか来ないこの店に来るということは、ここが気に入っていて、身分を隠してこっそり来ている、という事だろう。
「どうだアルトリア。我の嫁になる気になったか?」
「誰がなるか」
 ふん、と言いながらアルトリアはコーヒーを客の前に置いた。
「アルトリア、いくらなんでも客だ」
 溜息をつきながらエミヤは紅茶の葉を用意していた。店を開くとすぐ、昼休みにディルムッドが工場を出てきて、紅茶を飲みに来るのだ。勿論、ディルムッドは規則を破るような人間ではない。従って、昼に工場を抜けて散歩程度は、午後の仕事が始まる前に戻れば問題ではないのだ。
「……む? おい贋作者、シュガーはどうした」
「シュガーは値上がりしていてな。どうも王族関係が買い占めているらしい。お蔭さまで平民まで大打撃だ」
「……そうか」
 シュガーもミルクも入れていないコーヒーを一口、金髪の兵士は溜息をついた。その時、カランカランとドアベルがなった。
「こんにちは」
 蜜色の瞳を柔らかく緩め、くすんだ青緑色の汚れた作業服の少年が顔を覗かせる……が、その表情が一瞬にして真顔になり、固まった。
「いらっしゃい、ディルムッド」
「あ……あぁ」
 彼が固まったのは、そこにいたのが兵士だと一瞬で分かったからだろう。いくら徴兵令が出ていて、兵士であるのは自らの意志ではないと言う輩が多かろうと、しょせんは王族の犬、平民と違って城と町の見回りだけで充分な食料を貰える存在だ。
 金髪の男と少し離れた椅子に座り、紅茶の注文を取る。予想できていたエミヤは、すぐに紅茶の準備を再開した。座ったディルムッドは被っていた帽子を脱いだ。元々くせっ毛の彼だが、寝癖だろうか、つむじの辺りから変な方向に飛び出た髪が一筋あった。
「ふふっ、どうしたディルムッド、寝癖か?」
「え、あぁ……朝起きたらついてた。直らなくてな」
「櫛持っていたよな? 直してやろう」
「……いや、もうない」
「え?」
「ここ来る時、裏路地通ったら物乞いの老婆がいてな……ここで紅茶を飲めるだけのコインがポケットに入っていて、麻袋には紙屑と櫛しかなくてな……そしたら櫛を売るとか言い始めるから、そんな壊れたうえに汚れた櫛はどこの商人も買い取らないって言って櫛をあげなかったんだが……しつこく後をついてきたから」
 苦笑し、肩を竦める。それを聞いた兵士が、おい、とディルムッドに声を掛けた。
「はい?」
「貴様そのやり取り、他の物乞いに見られたりしたか?」
「……いえ、多分誰にも」
「……なら良い。今後も気をつけろ。見ている奴がいたら貴様は一生付き纏われる。そいつが死ぬまでな」
「……はい」
 ディルムッドが返事をしたのと同時に、彼の前に紅茶が置かれた。ミルクはどうだ?という声に首を振る。
「……シュガーの値段が高騰しているらしいな」
「あぁ」
「では、我は行く」
 二人の会話を遮り、金髪の男は席をたった。アルトリアは去る背中に、ありがとうございましたと言った。ディルムッドは兵士がいなくなったのを見ると、カウンターに身を乗り出し、小さな声で言った。
「……噂で流れているんだが……シュガーによく似た麻薬が出回ってるって」
「……麻薬?」
 こくっ、とディルムッドは頷いた。
「どうも、俺達のような平民……それも、工場労働者の間で出回っているらしい」
「……何故さっきの兵士がいる時に言わなかった」
 言えるか、とディルムッドは座り直した。
「いくら法律で禁止されていないとは言え、俺達みたいな生糸工場で働く人間ですら頑張れば手に入るような物だ。それに、価格は今のシュガーより少し安い程度……存在を知らなかったから、少し無理して買うだろう?」
「……まぁ、そうだな」
「それも普通の行商人のような風貌の人間が取引すると言うのだから質が悪い。とにもかくにも、広まりやすいんだ。こんな話聞かれたら事情聴取で仕事に行き遅れる。遅れればどうなるか分かるだろう?」
 言いながら紅茶を飲む。
 ……分からない訳がない。飯抜き、良くても鞭打ち。或はその両方か、最悪、解雇か。解雇されれば、ディルムッドも路地裏の物乞いのようになるしかないのだ。
「……ディルムッド」
「うん?」
 アルトリアが不安げに声をかける。
「……お前は、そんなものに手を出したり……していない、よな?」
「……どうして不安そうなんだ、軽く凹むぞ」
 苦笑し、紅茶を飲み干す。もう一杯欲しいところだが、そんな金はない。
「俺も戻るな。ありがとう、美味しかった」
 立ち上がる。スラリと伸びた足は、一ヶ月前より細い気がした。アルトリアが扉を開けるためディルムッドの横に並び、扉を開けようとした時。
「っ……」
「! ディルムッド!?」
「大丈夫か!?」
 ふらっとディルムッドが倒れかけた。アルトリアが咄嗟に反応し、彼を支える。
「あ……済まない、アルトリア……」
 弱々しく笑う彼を見、本当に心配になる。いつまで、彼はこの店の紅茶を飲めるのだろうか、と−−。
 休ませてあげたい。出来るだけ食べさせてあげたい。それでもそれは叶わない−−しょせん、自分達は上に逆らえない。
 彼は立ち上がり、今度こそ店から出た。最後に少しだけ微笑んで。
 ままならない状況にたそがれ、溜息を吐くしかないのだった。

Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.380 )
日時: 2014/10/28 20:34
名前: ナル姫 (ID: M22.tfSC)

学校ネタ(本当にあったこと)をチャット風に

1:UBW
今日の古典はテスト返却のはずだった
古典のテスト実施から既に土日含め五日ほど経っている
昨日の授業の時点では丸つけは終わっていなかった
今日こそ配られるだろうと思ったが、今日もまだ無理だと言う
曰く、「すみません、色々あって時間も体力も無かったです……」
沸き上がる笑い
しかし五日経った今でさえ終わっていないとは、先生に何があったのだろうか、気になる

2:蒼の槍兵
>1
先公、無理するなよ……

3:えーゆーおー
古文の時間、凄く眠かった。どうにかして眠気を覚ましたい。
そこで、電子辞書の広辞苑を使い、何かの歌の歌詞を打ち込む遊びをしていた。
眠気は覚めたが、歌詞を打ち込んでいたせいで授業内容を全く覚えていない。寝た方がよかった気がした。

4:約束された勝利の剣
現代文の先生の字が汚い。いつも走り書きで、何かのメモのようだ。しかし誰も先生の字が汚いとは言わないので私も黙っていた。
しかし、今日の授業で先生がちゃんと書いた漢字は綺麗だった。
授業後、クラスの男子が黒板の前に集まり、「ちゃんと書けば字綺麗だな」と話していたのを聞いて安心した。

5:空想フォレスト
>3
本末転倒ね

6:コペンハーゲン
>4
世界史の教師がとても字が汚かった。余りにも読めないから匿名の授業アンケートに文句を書いたが、改善されなかった。俺一人しか文句が無かったなら何も言わまい、しかし同様の意見が多数寄せられていたにも関わらず、だ。しかもその教師の言い分としては、「綺麗に書いているつもり、これ以上は無理」だという。
この世界史の教師は生徒の成績をあげるつもりがあるのだろうか。

7:泉育ち
日本史の先生が、とても楽しい人です。先生は生徒の頭に残るように、所々に面白い言葉を言ったりしてくれます。
ですが、ある日、先生が演じた『越後屋……御主も悪よのぅ』がリアル過ぎてその日学んだ事を忘れました。

8:新妻
>3
その気持ち分かるわ 
私もやってた

9:UBW
>3 >8
授業は真面目に受けろ

10:狐っ子
最近現代文で使うテキストが、センターの過去十年分の本試験と追試験が掲載されたテキスト。
先生はいつも、本試験の方を生徒に解かせるのに、なぜか隣の子がいつも追試験の方を間違えて解いている。
追試験を受けるという予感でもあるのでしょうか、就職希望なのに。

11:ジャンヌラブ
>3 >8
隣の席の人が、何の授業でも基本寝ているか机の下でスマホを弄っているかです
この子の成績とか人間性とか大丈夫でしょうか。

12:えーゆーおー
>11
社会人としてはやっていけないと思うが、自由さだけは人一倍ある(確信)

13:肉食系ヒーロー
>11
友人として注意しろ

14:ハナハナの実
後ろの席の女子に、授業後声を掛けられた。
聞くに、「席の後ろのメモを貼っていい?」
つまり、木と鉄で作られたあのお馴染みの椅子の背もたれに、音楽用語のメモを貼りたいと言う。
困惑した。自分の机に貼るという選択肢はないのかとか色々な思いが脳裏を過ぎったけど、断る理由も得になくて、良いよと返した。
でもこれ、席替えしたらどうするんだろ。

15:蒼の槍兵
>11-14
何だこの自由奔放シリーズ

16:双つ槍
Writingのテストが返却された。どうやら異様に出来がよかったらしく、先生は上機嫌。
大問題1の問9は、動詞の変形問題だった。
答はspeakを過去分詞のspokenに直すのだが、speakingと間違える生徒が多かったそうだ。先生は口ではちゃんとspokenと発音していたにも関わらず、黒板に書かれた文字はspokingだった。
過去進行形を一語で表す事のできる新手の単語だろうか。

17:約束された勝利の剣
英語の先生が漢字が分からない。この前も『仰ぐ』の字を書こうとして『柳ぐ』と書いていた。せめて人偏で書いてほしかった。

18:えーゆーおー
>17
先生が漢字書けないと色々見失うよな

19:寺住まい侍
日本史の授業中、周りの奴らが騒がしい。
分度器を出して、
A「これなんでしょーか?」
自分「……分度器だろう」
A「ったくもー、答教えてやってー?」
B「正解は分度器でしたー」
分度器じゃないか!

20:蒼の槍兵
家庭科の授業で裁縫をやっている。
玉結びが出来ないんだが誰か教えてくれ

21:双つ槍
>20
左手の人差し指の上の方に二回か三回くらい糸を巻いて、親指と糸を巻いた人差し指で糸をコネコネすると出来ます

22:蒼の槍兵
>21
なるほど分からん

23:ハナハナの実
思うに、学校の先生は美術の先生以外絵が下手だ
別に困ることはないけど……ただ、絵が下手な人は図も下手。
数学の先生は困る。

24:空想フォレスト
世界史の教師が、親達の世代で『シルクハットのS(教師の苗字)』と呼ばれていたらしい
今はシルクハット被っていないけど、昔は被っていたらしい。
授業中も被っていたのかしら。

25:肉食系ヒーロー
>23
分かる

26:双つ槍
教師あるある
生徒の好感度と字の上手さが反比例

Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.381 )
日時: 2014/10/30 20:49
名前: ナル姫 (ID: OP8rm8tJ)

「……」
 覚束ない足を動かしながら、働きを拒否する脳を働かせながら、少年は歩いた。しくじった、と本気で思った。せめてコーヒーハウスの二人の前では元気なままでいたかったのだが……そろそろ、それも危うい。

『ディルムッド……痩せたか?』

『……知っているかね』
『近頃、若い奴等がバタバタと死ぬ……女子供も関係なしにな、そいつらの共通点は』
『我々のような庶民であること、工場で働いていること、毎日一杯の紅茶しか飲んでいなかったということだ』
『私の言いたいことは分かるだろう、ディルムッド』

 わかっている。わかってはいるんだ。
 だが、食べるものがなければ……どうしようもない。
 路地裏をしばらく歩くと、急に足が動かなくなった。足首にかかる不快な圧力と感覚に嫌な予感を覚えながら、後ろを見れば予想通り、ごつごつとした手が彼の足首を掴んでいた。
 ……しくじった、本日二回目。見られていたんだ、あの老婆に櫛をやったのを。動かないものだから、完全に死んでいると思っていたのだった。
「……何も持っていない。老婆にあげた櫛で最後だ。離してくれ。仕事に行くんだ」
「じゃ、じゃぁこれから金が手に入るだろ……? 頼む、頼むから金をくれ! 金! 金! 金を!!」
「金なんか貴様にやれるほどない!」
 手首を掴み、足首から離す。だが男は諦めず、ディルムッドに何かを差し出してきた。小さな革袋。開けてみれば。
「……シュガー?」
 何故こんなところにいる男がシュガーを?いや、有り得ない。となると答えは決まっている。
「……要らん」
「頼む! 頼む! 俺にはこれしかないんだ!」
「だからってこんなもの受け取れるか!」
 必死に押し返すのを相手もまた押し返す。こんなことしている暇はないのに、と焦るディルムッド。
 結局相手に諦める気は丸でなく、こんなやり取りをしていても不毛だと感じ取ったディルムッドはその麻薬を仕方なく受けとった。男が気味悪く笑う。もうこの道は通れない。遠回りになるが、これからコーヒーハウスに行くには大通りを通るしかなさそうだ。



 深夜、漸く仕事が終わる。ディルムッド以外の工場で住み込みで働く労働者はベッドに倒れ込み、寝息を立てはじめた。ディルムッドはというと、ベッドには寝転んだが中々眠れない。この麻薬をどうしろと言うのだ。捨てるにしても、どこに?あげるにしても、誰に?
 どうしよう、どうしよう、と言う思いが延々と脳内を巡る。
 皆を起こさないように体を起こし、麻薬の入った革袋を取り出した。そっと紐を緩め、中身を今一度確認する。やはりそれはシュガーではなく、シュガーによく似た麻薬なのだけど。甘い香りもしないし、見た目はシュガーのようでも革袋の上から触った感覚はシュガーより固い。結構違うんだな、などどうでもいいことを考えていた。
 正直な話、好奇心が無かったと言えば嘘になる。だが、彼の恐怖心と正義感の強い心が麻薬の服用を強く阻止し、彼を律していた。
 どんな効果があるのかは知らない。だが麻薬は麻薬だ。依存性が強いのは確かだろう。
「寝れねぇのかい?」
「ッ!!」
 背後から聞こえた声にビクッと肩を竦め、咄嗟に革袋を隠して振り向く。見れば、彼より一回りほど年上の男性が身を起こして火の着いたランプを翳していた。
「あ……すみません、起こしてしまいましたか」
「気にすんなや、起きる予定だった」
「……え」
「坊主もいるかい?」
 男性は言いながら、彼の持ち物だと思われる麻袋から麻薬を取り出した。心臓が凍る。まさか、こんなに身近に持っている人がいるとは思わなかった。
「これな、使うと気持ち良いぞ……やめられなくなる」
「っ……」
 固唾を飲み込む。全身が震えていた。
「お、俺は……い、要りません……」
「そういわずによ」
 男はにやりと笑う。今にも逃げ出したいが、四肢が震えて動かない。
「ほら」
 白い粉は、目と鼻の先にあった。



 翌日の昼、アルトリアは落ち着かなかった。いつもならもう来ている時間なのに、ディルムッドが来ない。来る気配がない。
「……落ち着かないかアルトリア。彼だって労働者だ、それなりの事情があるだろう」
「……そう、だとは思うのですが……何か悪いことに巻き込まれていないか不安で……」
 不安そうにアルトリアは目を伏せた。溜息をつくエミヤだっていつも通り紅茶の準備をしているが、その準備ももうすぐ終わってしまう。彼が来なければ無意味である。勿論他の客が来て紅茶を頼めば話は別だが。
「お邪魔するぜ」
「お、クーか」
「よぉ、客がいねぇのに紅茶の準備たぁ仕事熱心なこって。折角だから飲ましてくれや」
「あぁ、構わん」
 湯を注ぎ、カップに入れて差し出す。ミルクもくれ、と言われて瓶に入れたミルクを出した。
「今日はよ、色々注意しに来たんだ」
「注意?」
 クーはポケットから絹の包みを取り出した。中には白い粉が入っている。
「……これ、知ってるか?」

『……噂で流れているんだが……シュガーによく似た麻薬が出回ってるって』

「……これ、もしかしてディルムッドが言ってた……」
「……麻薬か?」
「知ってんのか?」
 クーが意外そうな顔をした。アルトリアは昨日ディルムッドが教えてくれた事を教えた。
「そうか……きっとあいつが働いてる工場でも出回ってんだろうな……手ぇ出してなきゃ良いんだが」
「……ディルムッドに限って」
「信じてぇけど、アイツは昔から不安定だしな……俺に連れられて、ここに来るようになってからだぜ、アイツが笑うようになったの」
 瓶の中のミルクを入れて、スプーンで掻き混ぜる。
「……」
 無言になった空気に居心地の悪さを感じ、何かを喋ろうとするが話題が見つからない。と、その時だった。
「こんにちは」
「あ、ディルムッド!」
 ふ、とアルトリアの顔が柔らかくなった。エミヤからすれば恋人達を見ているような感覚だろう。クーからすれば、エミヤがアルトリアの行為に気づいていないことも、この恋がどうしようもなく一方通行なままならない関係を築いていることも知っているため、見守るしか出来ないのだが。


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