二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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短編小説 *BSR Fate*
日時: 2014/04/21 17:22
名前: ☆Milk☆ (ID: EM3IpZmD)

こんにちは!
題名とか親レスとかが色々変っちゃってごめんなさい(汗)

前は主にバサラとバサラクロスオーバー専用でしたが最近fateが増えてきたためfateも題名に加えちゃいました←
そんな感じに意味が行方を失った短編小説始まります

ごゆっくりどうぞ


※リクエスト受け付けてます。長くなりそうなリクエストや、あまりに抽象的なリクエストはバッサリ無視いたしますので悪しからず。
※荒らし、チェンメ、悪コメはご遠慮ください
※バサラは主に伊達軍、fateは槍兵と弓兵を偏愛してます
※私のオリジナル小説、『僕と家族と愛情と』とリンクしてる時も多々。

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Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.8 )
日時: 2011/10/20 21:15
名前: ☆Milk☆ (ID: .O4zlx67)

>凌空
そう?良かった!
また要望あったら書いてね!じゃぁ本編どうぞ





*君は星*    〜政宗といつき〜




今日は星がよく見える。
俺といつきはこっそり家から抜け出して、学校の屋上で星を見ていた。
「女って星みてぇ。」
「光ってるって意味だか?」
「ちげぇよ。違いが分からねぇっての。」
「!?ひ、酷いだ!!」
「うっせぇ!男なんてそんなもんなんだよ!」
夏の空には雲ひとつない。星は出せる限りの光を放っているようだ。
「見た目しかわかんねぇ。」
「見た目?」
「見た目は色だ。中身は光り方っつーか・・・光の加減?まぁ、どのくらい光ってるか。あんまり見て判断できるもんじゃねぇだろ?」
いつきは納得している。たしかになと隣でつぶやいた。
「政宗、あれ、なんだ!?」
いきなり大声を上げる。
いつきが見ている方向には大きな星があった。北の空。
「あれは北極星だ。」
「北極星?」
「スゲー光ってて、おまけに他の星と違って位置が変わんねぇから昔はあれを目印に旅とかしたんだぜ。」
「へぇ、よく知ってるだな。」
いつきは感心して気付かなかったようだが、流星が落ちた。
願い事はしていない。
今、もう叶ってる。
俺の心臓はこいつが隣にいるだけで破裂しそうなほど高鳴ってるのに。
これ以上何も望めない。
「・・・女が星ってことは、政宗の周りには沢山女がいるだな。」
「・・・Hun。そうだな・・・。」
何をこいつ寂しそうに。
俺は既にお前しか見えてねぇのに。
他の星なんて色も光も気にならない。
「こんなにいたら選べねぇな。」
「お前はどうせいっぱい選ぶんだべ?」
「no!一人しか選ばねぇ!」
「嘘くさいだ!」
失礼な奴だな。どんだけ俺、チャラいんだ。
「・・・政宗、おらはどの位光ってる?」
「Hun、秘密。」
「!!何を〜!?じゃぁ隠しきれないくらい輝いてやるだよ!!」
やめろよ、もうお前は十分光ってる。
これ以上光ったら、俺お前を見れねぇから。

この世界に何万、何億、何兆とある星の中で、一番お前が光ってる。

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.9 )
日時: 2011/10/21 16:30
名前: ☆Milk☆ (ID: jl644VQ0)

*君のことを思う雫*      〜慶次とねね〜






「・・・慶次、私あの人と結婚することになったの。」
「え!?」
ねねと一緒に城下を歩いているとき、突然言われた。
あの人とは秀吉のことだ。
織田家の血を引き、前田家の養子となった俺には、秀吉と浅からぬ縁があった。秀吉は今、尾張を統一した戦国武将・・・織田信長の足軽。俺と仲が良かったし、利の家と秀吉の家は隣だった。
ねねは俺の好意に気づいている。でもねねは秀吉を愛している。
俺もそのくらい気づいていた。
「・・・そっかぁ・・・。秀吉がねぇ。・・・秀吉はきっとこれからばんばん出世するから生活楽になるかもな。」
「慶次も、そのくらいの腕があればどこかに仕えられるじゃない?その気になれば天下だって・・・。」
「それ、この前秀吉にも言われたんだけど・・・俺はそんなの欲しくねぇなぁ。自由に暮らしたい・・・。」
「慶次らしいわね。」
ねねは笑った。
もちろん、ねね、天下よりお前が欲しいよ。
気づいてるんだろ?でも、お前は秀吉がいいよな。
「俺・・・秀吉が天下取ったらどうしようかな。」
「どうするって?」
「だって秀吉と仲いいのに、他の・・・謙信とかと仲良くするのはちょっと・・・あれだろ?」
「馬鹿ねぇ、慶次。」
ねねは呆れた風に言った。
「秀吉さんが、慶次が他の人と仲良くするの許さないわけないでしょ?」
「そっかな・・・。」
「そうよ。」
「そっか。」
京都の街は騒がしい。
あっちこっちで太鼓の音だの笛の音だの聞こえる。
「・・・京ってほんとにいいよな。落ち着く・・・。」
「そうね・・・。」
もう・・・限界だな。
「あら?慶次、どこ行くの?」
「もう帰るよ。そろそろ帰んないと、まつ姉ちゃんに叱られる。」
「そう・・・じゃぁね、慶次。」
「うん。じゃぁまた今度。」
帰り道、夢吉の頭に雫が落ちた。
「キ?」
「なんでもないよ、夢吉。」
俺の目から落ちる雫は止まらない。こんな顔、ねねに見せられない。
「キ?キ?」

「お幸せに・・・。」

そうつぶやくのが精一杯だった。

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.10 )
日時: 2011/10/21 21:52
名前: 凌空 ◆cQnDzH02tw (ID: G2ENsTvw)

>Milk

慶次が切ない…。こういう姿もありそう。
やっぱりすごいね〜。Milkは。

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.11 )
日時: 2011/10/22 14:00
名前: ☆Milk☆ (ID: V/GuWnD/)

>凌空

ありがとう♪
慶次のこれはすごく迷ったんだ。寧々視線にするか慶次視線にするか・・・。慶次にしてよかったよ。
次は梓だよ。





*女の子の秘密*     〜梓といつき〜





「梓姉ちゃんは、怖い方のお侍が好きなんだべ?」
怖いって・・・あ、小十郎のことね。確かに怖持てだなぁ・・・。
「うん。いつきちゃんは好きな人いるの?」
「お、おらは・・・。」
いつきちゃんは言い渋ってる。
まぁ、言わなくてもわかるけど。
「お、おらは、青いお侍。」
いつきちゃんの頬は真っ赤だ。
「そっかぁ・・・今言えたらいいのにね。でも今遠征に行っちゃってて居ないし・・・。もうすぐ帰ると思うけど。今日中には。」
あたしはニコッといつきちゃんを見た。
「!!!?む、無理だっ!おらそんなっ!!こ、告白とかできねぇだよ!」
いつきちゃんらしいなぁ。
初心な子。
「と、ところで、梓姉ちゃん子供はどうなんだか?」
そう、あたし梓はこの夏小十郎との子供を授かりました!!神様ありがとう!!
「元気だよ。政宗様小さい子好きだし、子守してくれそう。」
「え〜〜?小さい子好きなんだか?そんな感じしない・・・。女の人のほうが好きそう。」
うーん流石いつきちゃん。反論できないな。
「子供・・・名前どうしようかな・・・。」
「迷ってるだか?」
「女の子が男の子か分からないしね。」
「お侍に決めてもらったらどうだか?」
政宗様に名前決めさせたら、小十郎なんていうかな・・・。
怒ることは確定ね。
「小十郎に怒られちゃうな。」
「おらが決めろって言ってきてやるだよ!」
「はは。ありがと。」
その時、門の開く音。
政宗様と小十郎帰ってきたんだ。
「よーし、言ってきてやるだ!」
「いつきちゃん。」
「?」
あたしはコソッと耳打ちした。

「ついでに告白してきなよ。」

「なななっ!!?そんなことできな・・・。」
「Hey!元気だったか梓!お、いつき!来てたのか!」
いきなり元気に現れた政宗様。
「お、おおおお侍ぃ!?」
「What(何だ)?」
「いつきちゃんが言いたいことあるらしいですよ。」
「な、何にもないだ!」
「AH〜?どっちなんだよ?つか何の話してたんだ?」
政宗様・・・鈍い・・・。
「い、言わないだ!」
「何でだよ?」
あたしといつきちゃんは顔を見合わせて言った。

「「女の子同士の秘密だから!」」

政宗様はちょっとド肝を抜かれた感じな顔して。
「主婦と幼女の間違いだろ・・・。」
と笑った。

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.12 )
日時: 2011/10/23 14:18
名前: ☆Milk☆ (ID: 9w/YL3et)

*守ると決めた日*      〜政宗(梵天丸)と小十郎。〜





俺はなんて無力なんだろう・・・。
梵天丸様を守りたい一心で守役を買って出たのに、結局何もできないじゃないか。
なるほど・・・先輩方が言っていた、止めたほうがいいって言うのは、どうせ出来ないからってことか・・・。
俺はこのまま守役としてここに居て良いのだろうか・・・。
おまけに輝宗様に教育係まで命じられるし・・・。
「小十郎?何をしておるのじゃ?」
「梵天丸様っ・・・!」
「写経の時間じゃないのか?」
「そ、そうでしたね。申し訳ございません。」
ええい!俺が弱気になってどうする!?
梵天丸様はいつも強くいらっしゃるのに・・・!
・・・だが・・・。
「・・・泣いておるのか・・・?」
「え・・・?」
いつの間にか涙目になっていたらしい。
全然気付かなかった。
「・・・いえ。」
「そうか・・・。」
その時、門前が騒がしくなった。
「?なんじゃ?」
「見てきますね。」
「梵も行くぞ!」

「片倉小十郎を出せってんだ!あいつに用があんだよ!!」
あぁ・・・あの人たちは・・・。
俺が養子に出された先の家の方々。
「小十郎・・・。」
「・・・申し訳ございません。ちょっと行ってきますね?」
コクっと頷いた。俺は養家の人々の中に入っていく。
「久しぶりだな。・・・ちょっと来い。」
人の目につかないところへ来た。
「どうしました皆さん、なにかありましたか?」
「お前、このお城の若様のお守りやってるらしいな。」
「・・・それがなにか?」
「お前なんかにそんな大役できんのか?笛吹くしか脳がねぇくせしてよぉ!」
喧嘩になった。だが俺は殴られるまま。この時だった。頬に傷が付いたのは。
「あんな片眼についてて、何が楽しい!?気味が悪いだけだろーが!」
気味が悪い・・・?
「テメェ・・・今なんて言った・・・?」
「は?だから・・・。」
「なんて言った!?」
「っ・・・調子乗ってんじゃねぇぞ!!」
さすがに、大の大人三人に敵うはずも無く、俺は死を覚悟した。
だが・・・。

「止めんか貴様ら!!」

「ぼ・・・梵天丸・・・様・・・?」
「貴様ら!ここに居るものが誰だか心得ておるか!こやつは、十六代当主輝宗が長男、
梵天丸の守役、片倉小十郎であるぞ!」
「梵天丸様・・・!」
梵天丸様は勇敢にも三人に対して刀を向けた。
「さぁ、梵の相手はどいつじゃ?相手してやるぞ。」
三人はさすがに諦めたように帰った。若相手に刀は出せない。梵天丸様はそのことを分かっていたからこそ刀を抜いたのだ。
力業では敵わない。
「小十郎・・・ケガはないか?」
「はい・・。少しだけです。・・・よく頑張りましたね・・・。」
梵天丸様の目から少しずつ涙が落ちた。
「怖かったよぉ・・・。」
「はい。立派でしたよ。」
そうだ。
何を俺は悩んでいるんだ。梵天丸様はまだまだ幼子だぞ。
俺が守らなくてどうする。
「必ずお守りしますから。・・・無理なさらないでくださいね。」

「ふふ。」
「Ah?どうした?小十郎。」
「いえ・・・少し、昔のことを。」
「昔って・・・いつだよ?」
「この傷ができた時ですよ。」
そういうと政宗様の顔は少しずつ紅潮した。
「あれか・・・。sit!恥ずかしいったらねぇぜ。」
「そんなことございません。」
「shot up(黙れ)!」
「・・・次の戦、ご無理なさらず。」
「分かってるよ。
・・・お前が守るんだろ?」
「御意のままに。」


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