二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 短編小説 *BSR Fate*
- 日時: 2014/04/21 17:22
- 名前: ☆Milk☆ (ID: EM3IpZmD)
こんにちは!
題名とか親レスとかが色々変っちゃってごめんなさい(汗)
前は主にバサラとバサラクロスオーバー専用でしたが最近fateが増えてきたためfateも題名に加えちゃいました←
そんな感じに意味が行方を失った短編小説始まります
ごゆっくりどうぞ
※リクエスト受け付けてます。長くなりそうなリクエストや、あまりに抽象的なリクエストはバッサリ無視いたしますので悪しからず。
※荒らし、チェンメ、悪コメはご遠慮ください
※バサラは主に伊達軍、fateは槍兵と弓兵を偏愛してます
※私のオリジナル小説、『僕と家族と愛情と』とリンクしてる時も多々。
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- Re: 短編小説 *戦国BASARA* 【参照1000突破! ( No.198 )
- 日時: 2012/05/31 16:42
- 名前: ナル姫 (ID: 3ZIdEbTb)
フウ様に書いていただいた、『僕と家族と愛情と』のifです。
政宗がBASARAの政宗です。
天高く舞い上がった木剣が正午の太陽を割ったのは一瞬の出来事で、地面に対し垂直に落下を始めたそれの二尺ほど下には、まだまだ背丈の足りない少年のつむじ頭があった。
少年は手から弾き飛ばされた自分の得物には目も向けない。どこぞの兵法書で学んだらしい奪刀術の構えをとってはいるが、渾身の剣術をあっさりと破られた悔しさと驚きは両の手の震えとなり、少なくとも政宗の次の一撃を捉えられる状態ではなかった。
無論、政宗はその動揺を見逃さない。
竜の隻眼が勝利を確信して細まるのを、蒼丸は認識することさえできない。
「ぇぐっ!」
小手突き。喉元でなく胸を狙ったそれに蒼丸は態勢を崩され、何とか踏み止まろうとするも大地さえ龍の味方をしているらしい。滑る砂利に足を取られどっと背中から落ち、鈍痛に目をつむった瞬間に突き付けられるは喉仏手前で止まる主の剣先で、息を呑む間もなく地面を打った己の刀は耳元をかすめていた。
肩で息をしている政宗の首筋を伝う汗が、陽光に照らされ眩く光る。
「Game set」
小憎らしく吊り上がった口の端を最後の意地とばかりに睨みつけたが、——それも数秒のこと。
「ぷっ、はー! また負けたー!」
それはもう無念そうで、しかし初夏の晴天を思わせるひどくさっぱりした声色で、蒼丸は盛大に叫んだのであった。
「殿! もう一手お願いします!」
弾むまりの如く飛びあがるようにして立ち上がり、呆れ顔の政宗に気付いていない蒼丸は再戦を申し込む。
そして案の定、
「いい加減にしろ」
「あいたっ!」
脳天を木剣で打ち抜かれ星が飛ぶ。
「メシ時を一刻も過ぎてんのにこれ以上紛い刀を振ってられるか! そもそも蒼丸、オレはお前の剣法指南をしてやると言った覚えはねえんだぞ」
ちかちかと目がくらむ中、頭をさすりさすり蒼丸は事の発端を思い出す。
そうだった。確か昼の食事の前にひと汗かいておきたいとか何とかで、相手をしろとたまたま伊達屋敷に顔を出していた自分が呼ばれたんだった。しかし途中から完全に、自分が打ち負かされる度に殿にまた試合を挑むという形になってしまい、かれこれ二刻近くも休みもなしに打ち合っていたことになる。なるほど、さっきから腹の虫がきゅるきゅる鳴くのはそのせいだったのか。
でも、だけど。
「も、もう一手! もう一手だけお願いできませんか!? やっと殿の太刀筋が見えるようになってきたのです!だから——」
「Don't let say the same thing!」
「あがっ!」
話している最中の拳骨に、今度は舌を噛みそうになった。
「片付けとけ」
無造作に投げられた木剣を、慌てながらも抱きこむようにして受け止める。呆けたように渡された木刀を見つめ数秒、うろたえながら正面を向くと戦意が全て抜き去った政宗の背中が遠ざかっていくのが見えた。
微風に揺れる稽古着を見ながら思う。
悔しかった。
結局、一本も取ることができなかった。
何百と技を打ちこみ続けて疲弊の極みにある腕に容赦なく沈み込む木剣の重みが、どうしようもなく自分の無力を痛感させる。肺腑の空気を全て吐き出すような嘆息を一息、その大げさな音に政宗は怪訝そうな表情をして振り返る。
「あ、あ! も、申し訳ありません! 僕はただ——」
「焦んな」
へ。
呆気にとられた蒼丸の瞳に映る主は両腕を反対側の袖口に通し、勝気そうな笑みと共に歯を剥き出す。
「焦燥に身を駆られるな。見えるものまで見えなくなる」
それよりも、とつけ加えながら歩み寄った政宗は右手に拳を作り、未だ激しく脈打つ蒼丸の心の臓を小突いた。
「ここに一本軸を作れ」
武人の拳を、腕を、肩を首を視線が伝い、辿りついた竜の隻眼のあまりの力強さに、その口元に浮かぶ下弦の月の鋭さにどくん、と胸が高鳴る。
政宗の言葉に、臣下であり親友である男の教訓が重なる。
「……定行にも諭されました」
苦笑に近い笑みと共に漏らすと、なぜか政宗はばつが悪そうに頭を掻いた。
「お前の教育係か。……shit,カブッちまったな」
今のは忘れろ、と言いながらそっぽを向く顔がどこか可笑しくて小さく吹き出した。鬼さえ射竦ませる睨みを一つ、しかし耐えきれずにくしゃりと顔を歪めて笑いだす。
やがて、
「オラ、さっさとこい。そろそろ小十郎や定行の頭から角が生えてくる頃合いだろうからよ」
拳骨の形で親指だけを突き出して屋敷をさす。
「はい。では早く刀を片づけて——」
「その必要はねえよ。そこらに転がしとけ」
「え」
「太刀筋、見えてきたんだろ?」
そう言って、今度こそ蒼丸がどもりながら呼び止める声を無視して政宗は庭をあとにする。一度迷い、二度戸惑って、意を決したように二本の剣を後方に放り投げ、その背に追いつくために大地を蹴り出す。
呆れるほど高い青空に入道雲がその姿を見せるのは、そのもう少し後の話。
竜の背を追う
フウ様に本当に感謝です。ありがとうございました。
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* 【コメを!!リクを!!】 ( No.199 )
- 日時: 2012/05/31 21:35
- 名前: 冬ノ華 神ノ音 ◆Ui8SfUmIUc (ID: PEk4EpeS)
- 参照: 円堂監督うううううううううう!!!!
どうも!来れなくてすいません(´;ω;`)
あら・・・いきものがかりさんのhanabiの・・・だよね?
俺ブリーチ好きだったから知ってるwwww
本当に来れなくてごめんなさいいいい!!
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* 【コメを!!リクを! ( No.200 )
- 日時: 2012/05/31 22:07
- 名前: ナル姫 (ID: A5wqWgTb)
いえいえ(o^−^o)
そうです!!
いきものがかり様のHANABIです!!!
私もこの歌好きなんです!!てゆうかいきものがかり様好きです(笑)
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* 【コメを!!リクを!!】 ( No.201 )
- 日時: 2012/06/02 16:47
- 名前: ナル姫 (ID: Xnk5AhLs)
ナルバサ
サスケ、サクラ、コスモが遠くへ逃げる。その途中で、何かが割るような音がした。あそこは政宗が戦っている場所ではないか?だが、気にしている暇はない。
「もっと離れるぞ!」
「えぇ!」
三人の忍びが政宗に襲いかかる。
(三人一気に潜幻…行けるか!?・・・いや、やってみるより他ねぇ!)
「雷遁げんじゅッ…」
フッと視界が眩んだ。ヤバイ、そう感じたのは彼の体が地面に倒れそうになる直前。すぐ体は痛みを感じるはずだった。
…おかしい。いつまで経っても痛くない。もう死んだってか?
ボンヤリと頭の中で考えていたら、すぐ耳元でこんな声が聞こえた。
「へっへー!なんだお前ってば、先頭に向いてねぇなぁ政宗!!」
驚いて目を開けると、目の前にナルトの顔。
「うわぁぁぁ!!」
「元気じゃねぇか」
俺はナルトに助けられたのか?次第に回復する思考回路が、体がナルトにお姫様だっこされている事実を認識するまであと少し。
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* 【コメを!!リクを!!】 ( No.202 )
- 日時: 2012/06/02 16:51
- 名前: 冬ノ華 神ノ音 ◆Ui8SfUmIUc (ID: aksXRGAk)
- 参照: 円堂監督うううううううううう!!!!
好きなんですか。いきものがかりが好きな後輩がいます^^
俺も好きですよ(*´∀`*)
頑張って更新された話を読まなければ・・・(汗
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