二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 短編小説 *BSR Fate*
- 日時: 2014/04/21 17:22
- 名前: ☆Milk☆ (ID: EM3IpZmD)
こんにちは!
題名とか親レスとかが色々変っちゃってごめんなさい(汗)
前は主にバサラとバサラクロスオーバー専用でしたが最近fateが増えてきたためfateも題名に加えちゃいました←
そんな感じに意味が行方を失った短編小説始まります
ごゆっくりどうぞ
※リクエスト受け付けてます。長くなりそうなリクエストや、あまりに抽象的なリクエストはバッサリ無視いたしますので悪しからず。
※荒らし、チェンメ、悪コメはご遠慮ください
※バサラは主に伊達軍、fateは槍兵と弓兵を偏愛してます
※私のオリジナル小説、『僕と家族と愛情と』とリンクしてる時も多々。
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- Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.18 )
- 日時: 2011/10/27 18:32
- 名前: ☆Milk☆ (ID: AUhWJrzr)
>凌空
文才かぁ・・・。
国語この前58点だったけどね。
伊達主従はいいよ。書きやすいっていうのもあるけどね。
次は青年光秀と少女濃姫。
*黒蝶* 〜光秀とお濃〜
「じゃぁね、光秀。行ってくるよ。」
帰蝶は輿に乗る前、俺に向かって笑った。
今日は尾張の小大名、織田吉法師への輿入れの日だ。
俺と帰蝶は従兄妹だからずっと一緒にいたけど、今日でお別れとなる。
今回の輿入れは、家中に反対が多い中、道三様が決定したものだった。道三様は、吉法師は将来大物になると言って譲らなかった。
「帰蝶!ほんとに、気を付けてくださいね!吉法師はうつけ者との見聞がありますので・・・。」
「光秀もお父様と同じだわ。心配し過ぎよ。それに今は私、ちゃんとお濃って名前があるの。いつまでも幼名で呼ばないで!」
「す、すいません、つい・・・。」
すると帰蝶はふふっと笑った。
悪戯な笑いだった。
「大丈夫よ、私ちゃんと気に入られてみるわ。」
「そうですか・・・。」
「光秀、手紙書いてね。書かないと許さないわ。」
「ハイハイ、わかってますよ、帰蝶、いや濃姫様。」
「うん。じゃぁね。行ってくるわ。」
帰蝶の姿はだんだん見えなくなった。
寂しくなるなぁ、今まで当たり前のようにいた人が急に居なくなるなんて。
吉法師が本物のうつけで、帰ってきたくなればいいのに。
「・・・ダメか。」
帰蝶は気に入ってるみたいだったし。そんな都合のいいこと、起こらないか。
・・・と、思っていた矢先。
家中が乱れた。道三様と龍興様の対立が激化し、龍興様が俺たちの居城である明智城を攻撃した。結果、俺たち家族はバラバラになり、仕えるところがなくなった。
「・・・俺、どうしよう。」
どこに支えればいいだろう。そんなことを考えながら京に居座った。そんな時、帰蝶から手紙が届いた。
『仕えるところがないなら、上総助様に支えれば?』
「信長殿に・・・。」
迷いがあった。俺はもう、帰蝶に同じ立場だと見てもらえない。前は違った。仲良しだったからだ。俺は帰蝶と信長殿が一緒に居るところを見て、耐えられるだろうか・・・。
だが金ももうない。迷っていられない。仕えよう。己の身が朽ちるまで。
「お前が光秀か、ようきた。儂が信長じゃ。」
「忠誠を誓います。」
「うむ。」
「ありがとうございます帰蝶。助かりました。」
「ふふふ。相変わらずね光秀。」
「帰蝶はより美しくなられて・・・。」
「いいのよ、世辞なんて。・・・ねぇ光秀。心配しないでね。」
「?」
帰蝶は俺の耳に顔を近づけて言った。
「私、あなたの前ではあの人とイチャイチャしないから。」
俺は自分の顔が一気に火照るのを感じた。
ヒラヒラと俺を困惑に落とす、美しい漆黒の羽の蝶。
*濃姫は『美濃』から来たから濃姫。本名は不明だそうです。
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.19 )
- 日時: 2011/10/28 17:37
- 名前: ☆Milk☆ (ID: 4to6kJuE)
*信じてる from Dad* 〜輝宗と政宗〜
刀が風を斬る音が聞こえる。
息子が剣術の修行をしているのだ。
その後、話すような声が聞こえ、今度は刀が交わるような音が聞こえた。成実か・・・それか片倉と刃を交えているのだろう。
「っは〜・・・。やっぱ小十郎は強いな・・・。」
片倉か。さすが、剣術は達人の域に達している。政宗も適わないか。
俺は一回筆を止め、政宗と片倉がいるところへ顔を出した。
「おう、何をやっているのだ?」
「輝宗様。」
「親父。」
二人が同時に返事をする。息ピッタリだなぁ本当に。
「親父こそそこで何やってたんだよ?」
いやいやいや・・・梵天丸君。君は自分に問われた質問の答えを言わないのかい?・・・まぁいいか。
「ん?ちょっと短歌をな。」
「短歌?何で?」
「辞世の句をと思って。」
「な!?」
片倉が驚きの声を上げる。政宗は鼻で笑う。
「Ha!辞世の句〜!?来年の話で鬼が笑うのに、そんな五年、六年先の話してたら鬼も呆れて物言えねぇぜ!」
政宗が笑う横で片倉は溜め息をついた。
「そうですよ輝宗様。何年先の話ですか?まだ政宗様は十八になったばかりですよ?」
「うん、でもこういうのってやっぱり器の問題じゃん?」
「まぁそうですが。」
「でね、政宗の器はもう俺の器超えてると思うんだよ。」
「「は・・・?」」
ふふふ。二人ともわけ分からんって顔してますな。
しかし察しの良い片倉は気づいたのかな?
「輝宗様・・・まさか・・・。」
「うん。」
「??え?え?」
政宗は鈍いよねこういうの凄く・・・。
分からないかなぁ?梵ちゃんには分からないかなぁ?
「ってわけだから政宗。
俺隠居するから、あとよろしく!じゃ!」
「はぁ〜〜〜〜〜〜!!?ちょっ待て親父ーーーー!!」
政宗の怒声もむなしく俺は地平線の彼方へと逃げていく。(嘘です)
隠居場所として作らせた館山の館に来た。
・・・政宗、辞世の句読んだかな?
「・・・小十郎、この句・・・。」
「・・・はい、政宗様を信じているという意味の句ですね。」
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.20 )
- 日時: 2011/10/29 16:43
- 名前: ☆Milk☆ (ID: QUoEIXRu)
*信じてる from Mom* 〜義姫と政宗〜
「義姫様、藤次郎政宗、此の度父の命により、伊達家当主の座を継ぎました。」
十八になったばかりの息子は、私のところへ挨拶をしにきた。
先ほど式を終え、あの人によって私のところへ挨拶に行くよう言われたのだろう。
「めでたきこと。立派に努めなさい。」
私の口からは乾いた言葉しか出ない。
この子は完璧だった。
剣も学問も何一つ欠けていなかった。性格だって、お人好しなあの人と、強気な私の両方の正確をちょうど良く受け継いで・・・。将来伊達家は絶対安泰だと思ったのに。
疱瘡を患ったとき、どれほど天を恨んだことか。何て仏は不公平なものかと。
左は美しいのに、前髪のかかった右側は醜く痘痕(あばた)が残ってしまった。右目は潰れ、距離感もつかめない。そんな子を、本当なら慰めなければいけなかった。でも・・・どうしても、受け入れられなかった。
現実を信じることができなかったから、『化け物』と思うことにした。
そんな私はもう母として失格よね。
もう、母上なんて呼んでくれないわよね。
私はあなたに、深い傷を作ってしまったもの。
後悔しても、元には戻らないわ。
部屋から出ようとしたとき、微かに聞こえた。
「母上・・・。」
蚊の泣くような声で。
もっとも、聞こえないように言ったのかもしれない。
後ろを向いているから、表情はわからない。泣いてる?うなだれてる?
聞こえたのは気のせい?
「それしか・・・言ってくれないんですか・・・?」
とぎれとぎれに聞こえた。
懐かしい・・・。いつか、聞いたことがある。
そうだあの子の目がまだ両方健全な時、私がいないとすぐあんな声で泣いたっけ。
「母上は・・・俺のこと・・・ほんとに、化け物だって、思って、るんですか・・・?」
声はかすかに震えていた。
泣いているのね。可哀想に。
私には何もできない・・・でも、これだけ言わせて?
「ごめんね・・・政宗。」
「母、上?」
「私ね、ほんとに後悔してるの。拒絶しちゃったけどね、大切に思ってるのよ。今日もほんとに嬉しいの。乾いた声だから嘘みたいに聞こえると思うけど、本当よ。・・・もうちょっと時間くれたら、また暖かい声で話しかけるから、待っててくれる?」
政宗は驚いているのか、何も言わない。
「・・・あの人の後を継いで、奥州を・・・天下を統一するのね。あなたならできるわ。頑張って。
信じてるわ、梵天丸。」
「?梵?どーしたの?なんか機嫌いーね?輝宗様にあのクソ親父っていってったのに。」
「ん?ちょっとな♪」
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.21 )
- 日時: 2011/10/29 20:33
- 名前: 凌空 ◆cQnDzH02tw (ID: G2ENsTvw)
>Milk
輝宗があんな性格だとは…ww
政宗とは全く似ていないね。
じゃあ久しぶりに小説要望をするよ〜
登場キャラ 政宗、成実
あとは…特にないのでご自由にお決めください。
Milkならいいのが出来ると期待しているよ!!
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.22 )
- 日時: 2011/10/30 13:38
- 名前: 鵠流 ◆w2tRc5MALM (ID: l5ZEbWsh)
>Milk
短編…。
私には絶対書けない…。
Milk…。
三成じゃ駄目ですかね?
Milkなら、素晴らしい凶王様が書けると思うんだけど…。
駄目だったらいいんだ。
良かったら、小説要望出すねぇ!
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