二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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短編小説 *BSR Fate*
日時: 2014/04/21 17:22
名前: ☆Milk☆ (ID: EM3IpZmD)

こんにちは!
題名とか親レスとかが色々変っちゃってごめんなさい(汗)

前は主にバサラとバサラクロスオーバー専用でしたが最近fateが増えてきたためfateも題名に加えちゃいました←
そんな感じに意味が行方を失った短編小説始まります

ごゆっくりどうぞ


※リクエスト受け付けてます。長くなりそうなリクエストや、あまりに抽象的なリクエストはバッサリ無視いたしますので悪しからず。
※荒らし、チェンメ、悪コメはご遠慮ください
※バサラは主に伊達軍、fateは槍兵と弓兵を偏愛してます
※私のオリジナル小説、『僕と家族と愛情と』とリンクしてる時も多々。

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Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.48 )
日時: 2012/01/30 14:09
名前: ☆Milk☆ (ID: 1JT7H2ne)

裏表ラヴァース

真っ赤に染まった戦場を見た 俺の脳内環境は
『死』という得体の知れないものに 侵されてしまいましてそれからは
どうしようもなく騒ぎ出した 戦の血を
制御するための感情なんか 存在しているはずもないので
不安と期待と焦りと諭しと喜び悲しみをゴチャ混ぜた 言の葉の中
どうにかこうにか大胆不敵に 討ち取って
領地を欲しがっている 将

取立て尽くめのあーしてこーして 泣いて笑って戦は続け
現実逃避は出来ない乱世の 表裏一体の『生きる』『死ぬ』
何処かに良いことないかな、なんて探している自分に云うよ
ある訳ない それよりも その剣で 人を斬れよ Ah,
でも本能的に戦って でも言いたいことも言えなくて
泣いて 喘いで 嘆いて 非情な心は消えなくて
どうにもこうにも 涙も笑顔も 生かすも殺すも
今すぐ戦場に投げ捨てて行け

もう何人も斬っちゃって 刀は真っ赤 染まってて 着られた人間宙舞って
見えない未来 『生きる』『死ぬ』
挑発的に刀振って 人間の肉も切り裂いて
もう皆で逝っちゃってよ 会いたい 愛頂戴

嫌なこと尽くめの戦場を見た 俺の脳内環境は
『恐怖』という得体の知れないものに 侵されてしまいましてそれからは
どうしようもなく逃げたくなった 弱い自分を
奮い立たせる輝きを持つ 小さく欠けた刃のカケラ
死んでも死ななくても 心の奥にずっと残る 人を斬り捨て
どうにかこうにか現在地点の 戦場で 悲鳴が聞こえてたような

とにかく戦で あーしてこーして 怒号と悲鳴で戦場埋まり
現実逃避は出来ない乱世の 表裏一体のこの戦場
何処かに良いことないかな、なんて探している自分に問うよ
有るのなら何処にある? 無いのならそれは何故? Ah,
もう本能的に戦って もう言いたいことも言わないで
耐えて 無視して 足掻いて 非情な心は消えなくて
どうにもこうにも 涙も笑顔も 生かすも殺すも
今すぐ戦場に預けて

もう何人も斬っちゃって 刀は真っ赤 染まってて 飛んでる弓矢も斬り裂いて 
背中合わせ 『生きる』『死ぬ』
挑発的に誘ってきて 挑戦的に刀振って もう皆で逝っちゃってよ
哀?愛?遭い?会い?

もう何人も斬っちゃって 刀は真っ赤 染まってて 着られた人間宙舞って
等身大の 『生きる』『死ぬ』
挑発的に刀振って 人間の肉も切り裂いて
もう皆で逝っちゃってよ 会いたい 愛頂戴!

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.49 )
日時: 2012/02/04 13:38
名前: ☆Milk☆ (ID: ZIpXt3fk)

お約束しました、彩様と政宗のお話です。
暖かい目で見守ってください。



「ねぇ姉様?姉様はどこにも行かないでね?」
彼女の裾をつかむ、小さな男の子。
右目に包帯をした、小さく細い体という容姿。
彼女は、当然でしょう?と少し笑った。

その少女の名前は彩。こう書いて、「さえ」と読む。この名は、彼女の父親、伊達輝宗の色彩豊かな、美しい人生を送って欲しいという願いから来たものだ。
彼女の弟、梵天丸にも由来がある。母親である最上御前。彼女が懐妊する前、夢を見たのだ。白い髭を生やした老人が彼女の胎内を借りたいと申し出た。一度は断ったがそれを夫に話すと、それは良いことだ、次は受けなさい、というので、彼女はそれを受け入れたのだ。その時老人から礼として貰ったものが幣束である。幣束は修験道において梵天と呼ぶ。そこから、梵天丸という名前が付いた。


話を戻そう。

彩と梵天丸はとても仲の良い姉弟だった。
彩は常に弟の面倒を見ていたし、梵天は彩が喜ぶようなことをいつもしていた。そんな二人を、両親は温かい目で見ていた。今、梵天丸は元服し、政宗と名乗っているがその関係は相変わらずだ。彼が今十九、彩が二十四だから、二人は五歳差ということになる。
彩は大名の子だ。もちろん、政略結婚させられる運命だった。
しかしその運命を、彼女の弟はひっくり返してしまったのだ。
その行動は、姉を大切に思うあまりに起こったこと。
なぜ彼がここまで姉と大切にしているか。それを語るには彼が五歳、彼女が十歳の時のある事件を話さなければいけない。

前置きが長くなったが、もう暫く付き合っていただきたい。

奈良の都、平城京。この平城京に、東大寺という寺があり、中には黄金の大仏がある。この大仏は当時の天皇、聖武天皇が都を治めるために造ったものだ。その頃都では「痘瘡」と呼ばれる病が流行っていた。

これは恐ろしい病で、感染すれば最悪死に至り、至らずとも顔に何らかの痕が残る。

奈良時代から約八百年後の奥羽の地で、この病にかかった子供がいた。
その子供が後に「独眼竜」と称される梵天丸だ。
彼は、死に至らなかったものの、顔に無数の痘痕が残ってしまった。そして、彼女の母親はこれを忌み嫌い、梵天丸を避けるようになった。

しかし彩は違った。ずっと、梵天丸のそばにいた。

「・・・姉様は、梵のことキライ?」
「嫌い?何でそんなことを聞くのよ。私は大好きよ、梵天が。」
「本当?」
「もちろんよ。安心して。」

私は、あなたの傍にいるから─────・・・。




前半終了。
すっごく読みづらい。
ごめんなさい。

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.50 )
日時: 2012/02/04 14:12
名前: ☆Milk☆ (ID: ZIpXt3fk)

彼女は言葉通り、彼のそばにいた。
それが彼にとっては唯一の救いだったのかもしれない。
そんな彼にもう一つの光が現れる。後に彼の軍師となる片倉小十郎景綱が彼の教育係としてやって来たのだ。
小十郎は質実剛健、引っ込み思案な梵天丸の心を諭し、さらには彼の飛び出た右目を短刀でえぐりとってしまったのだ。これにより梵天丸は明るく、活発な子供になった。

さて、この頃、彩と梵天丸はしょっちゅう城下町に出かけていた。
やはりこの辺は兄弟、彩にも梵天丸にも、恐れなどなかった。怒られてもそれが何だというように、何度も何度も城下に行った。
いつも二人は一緒だった。

しかし、そんなことがいつまでも続くわけではない。
十五になった彩には、結婚が近づいていた。
しかし、彩には好きな人がいた。よく行く団子屋の跡取りである若者に恋をしていた。
梵天丸もそれは承知していた。そしてあの大胆な行動に出る。
「行くぞ、小十郎。」
「しかし・・・梵天丸様。お父上はもう彩様のご結婚を決意されております。それなのにそれを変えるとは・・・出来るとお思いですか?」
「出来る出来ないではない!どちらにせよ、やってみる価値はあろう!」
たくましくなった、と思うと同時に振り回されることも多くなった、と小十郎はため息をついた。どうせ変わりはしないと諦めていたのだ。

ところが、だ。

「父上!!姉様は結婚相手をすいておられませぬ!どうか、結婚話を破棄してください!」
「そうは言ってものう、田村清顕殿の頼み・・・。簡単には・・・。」
「・・・分かりました。結局は、田村と同盟を組めばよいのですね?」
「ま・・・まぁ、な。」
「なら、俺が、田村の姫と結婚します。これで十分でしょう?」
「な・・・梵天・・・!」

自分が田村の姫と結婚する。そう言って、姉の結婚を破棄し、さらには庶民との結婚まで許させてしまったのだ。

これを彩は大変喜んだ。
ここから彩の新婚生活が始まった。
毎日が楽しい、素晴らしい日々。

しかし、事件が起きた。

彼女の結婚相手を好きだという人がいた。
その女は彩の旦那を殺し、彩をも殺そうとした。これを恐れた彩は弟に助けを求めた。
その頃はもう、梵天丸は結婚し、初陣も果たし、元服もしていて、政宗と名乗っていた。九代から貰った名前だ。
政宗は事情を理解すると、すぐに彩を米沢上に招いた。
ところが、彩は少々人間不信になっていた。人と合うことを恐れてしまうようになっていたのだ。
目の前で夫を殺され、自分も殺されかけたのだ。無理もない、と思いつつも政宗は少し寂しい思いをした。
しかしそれより、早く姉に良くなって欲しいと願った。そして彼の信頼する小十郎ではない、もう一人の教育係、虎哉宗一という和尚に姉を預かって欲しいと頼んだ。和尚は政宗の頼みを受け、彩を寺においた。

しばらくして、政宗が家督を譲り受けた。
政宗はまだ十八と年少で、自身も自体を申し出たが、最終的には輝宗が押し切った。

そしてその後すぐ、とある女の子が現れた。

菊を名乗る女の子だ。政宗に助けてもらったそうだ。
弟の成長と思いやりに彩は感動したが、一方で自由奔放な性格に少し困った。それでもやはり、彼女にとっては大切な弟だった。


「よし、六郎、姉様を幸せにしろ。いいな?」
「・・・!!はいっ・・・!!」


いい弟を持ったもんだわ。

大根を切りながら、彼女はつくづく考えた。




はい、gdgdですな。
お粗末でした。

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.51 )
日時: 2012/02/05 13:19
名前: ☆Milk☆ (ID: BKGAQbzV)

暑い。

8月15日。
俺はベッドの上で寝転がっていた。
蝉の声が耳に響く。

ケータイを見ると、着信があった。もう三十分も前だ。
「・・・やべ。」
いつきからだ。急いでいつきのケータイにかける。
ワンコール、ツーコール、スリーコールでいつきは出た。
<おそーいっ!公園で待ってるから早く来るべ!>
ケータイの向こうからキーキー声が聞こえる。そうとう怒ってるんだな、と思いながら分かったと呟く。

十分くらいで公園についた。
時刻は十二時半。
「あー!何やってたんだべ!?」
「寝てた。で、何の用だ?」
そう言うと、いつきはバカと言ってそっぽを向く。分かってる。ただ暇だから彼氏の俺を呼んだだけなのだ。
「・・・あちぃな・・・。」
「・・・オラも、夏は嫌いだな。」
いつきは猫を抱いていて、その猫を撫でながらふてぶてしく言った。
「楽しいこと、ないだかな・・・。」
そういった時、いつきの腕から猫が逃げ出す。
「あぁ!待つだよ!」
いつきは慌てて猫を追った。すぐ捕まる、と思ったのは大きな間違いで。
信号の点滅に気づいていなかった。

青が、赤になった。
トラックが走ってくる。
「いつき!!」

俺の声はいつきまで届かず、トラックのクラクションの音と、何かがぶつかるような音が一緒になった。
どこも血まみれ。
信号、トラック、道路、標識。
動かないいつき。
血の色といつきの香りが混ざり合って咳をした。

その時俺の目に写った、陽炎。
『嘘じゃないぞ。』
俺の耳にはそう聞こえた。

蝉が泣く。すべて闇に包まれて、やがて何も聞こえなくなった。

_______________________________


「う・・・うぅ・・・。」
寝苦しくて目を覚ました。ベッドが汗で濡れている。
ケータイが鳴った。8月14日。

いつきと公園にいた。そして、ぼんやりとしていた夢を思い出す。
血まみれのいつき。嫌な予感しかしなかった。
「・・・もう、帰ろうぜ。」
「え?まだ来たばっかりでねぇか。」
「・・・いいじゃん、暑いし。」
理由なんて、言えるはずも無く。

道に出た。たくさんの建物がある道。クレーン車が一台、何かを上に運んでいる。
いつきはつまらなそうな顔をしていた。でも、あのまま公園にいたら・・・結果は分かっている。
様子が変だ、と思ったのは前を向いたとき。周りの人が、全員上を向いて、口を開けている。

ガシャンという、音がした。

いつの間にか俺の前に板いつきに、鉄の柱が刺さってる。俺は声すら出ない。周りの人の劈くような悲鳴と風鈴の音が、俺の耳の中で回り、木々の隙間を抜けていく。。

また出た、陽炎。
『夢じゃないぞ。』
嗤っている。

一瞬三田いつきの横顔は、笑ってるように見えた。

_______________________________


逃げろ、逃げろ。何処か、あいつがいないところへ。
陽炎がいないところ。

どこに行っても、付いてくる。

どこへ行っても、いつきは死ぬ。

何十年分の8月14日。

やっと答えと見つけた、いや、もう気が付いていた。

こんなよくある話なら結末は一つだけだろうから。

_______________________________

いつきの腕から猫が逃げる。
その先に信号、点滅している。横にトラック。
俺もいつきを追った。

いつきの腕をつかんで、俺の後ろに押し返す。俺はそのはずみで、道路に飛び出す。

トラックのクラクションが響くことさえ、心地よいと感じる。
瞬間、何か強い衝撃を受けた。
痛い。
感じるのはそれだけ。

陽炎がいた。何か言いたげな。
『ざまあみろよ。』

ずっと繰り返した、よくある夏の日が、ようやく終わった。

_______________________________


「・・・また・・・ダメだっただな・・・。」
「ニャー・・・。」

ただ少女は、猫を抱いていた。




あれ?なんでカゲロウデイズなんだろ?
ちょっとおかしかったようです。
許してくだされぇ!!

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.52 )
日時: 2012/02/05 23:47
名前: 明星陽炎 (ID: ozMnG.Yl)

カゲロウデイズ———っ!!
素敵すぐるによによするぜぃww

そしてリク投下します!

政宗のヴァレンタインデー話、出来れば現パロでお願いします!

無理だったら放置で問題ないっすw


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