二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 短編小説 *BSR Fate*
- 日時: 2014/04/21 17:22
- 名前: ☆Milk☆ (ID: EM3IpZmD)
こんにちは!
題名とか親レスとかが色々変っちゃってごめんなさい(汗)
前は主にバサラとバサラクロスオーバー専用でしたが最近fateが増えてきたためfateも題名に加えちゃいました←
そんな感じに意味が行方を失った短編小説始まります
ごゆっくりどうぞ
※リクエスト受け付けてます。長くなりそうなリクエストや、あまりに抽象的なリクエストはバッサリ無視いたしますので悪しからず。
※荒らし、チェンメ、悪コメはご遠慮ください
※バサラは主に伊達軍、fateは槍兵と弓兵を偏愛してます
※私のオリジナル小説、『僕と家族と愛情と』とリンクしてる時も多々。
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- Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.472 )
- 日時: 2016/09/14 15:08
- 名前: ナル姫 (ID: Coc0ZMxQ)
転生人間未満教会組+αコピペpart4
ディアル:中学時代、時雨とかなり激しく喧嘩し思わず殴ってしまったため謝ろうと思って『ごめん』とメールしたつもりが予測変換を選び間違えて『ごはん』と送ってた。送る前に気づけ。だが時雨から『ごはんって何?夕飯ないの?食べに来る?』って笑いながら電話きた。仲直りして教会行って一緒に食べた。
時雨:幼少期に書いたっぽい手紙が出てきた。
『にいさんへ まいにちきょうかいのおしごとごくろうさまです。ぼくはしょうらい、いちじくになりたいです。なれたら、きょうかいにくるひとにうってください』
昔のぼくは兄さんに何を伝えたかったのか……ギルにいやディアルに見つかる前に焼却処分した。
ギル:綺礼が書類を書いておったのだが、我との続柄欄が『使い魔』になっておった……貴様はいつまで聖杯戦争を引きずっておるのだ。
時雨:料理中、今日の一句。
『ネギじるが 目に飛び散りて 100ムスカ』
綺礼:見ろ、ディアルムドが大変なようだ。
ギル:少しは助けようとせぬか貴様らァァァ!!大丈夫かディアル!!
ディアル:綺礼さんからの「どうかね。君の為になる話だ。悪くないと思うが」という内容のメールに対し、セキュリティソフトが「フィッシング詐欺メッセージで危険な可能性があります」と警告してきた。
ディアル:社会の窓開いてるぞ。
ギル:ふっ……社会か、この我が背負うに相応しい広さよ……。
ディアル:いいからチャックを上げろ。
ギル:うむ。
時雨:『シャンプーしてる時に視線を感じるのは何でだろう?』という問いに『それはリンスだ時雨。リンスが順番を待っている』と答えたディアルの言葉に何度も救われた。シャンプー中の視線は、リンスの視線だと思ってる。
ディアル:時雨とギルと俺の三人で鉄板焼の店に行ったんだが、店員に『お肉はどのように焼きましょう?』と聞かれて、時雨の『死なない程度に』ってのに対しギルが負けじと『野性的に激しく、かつ哀れみを持って』って無茶苦茶なオーダーをして、もう二度とこの店入れん……。
時雨:この前猫を拾って、名前をつけることになった。
時雨「やっぱり可愛い名前がいいよね」
ギル「呼びやすいのが一番であろう。二文字か三文字くらいでな」
ディアル「呼びやすくて可愛いのなら、食べ物の名前はどうだ?」
結果『麻婆』
…ぼく達は、一体どこで間違ったんだろう…?
ディアル:時雨と自転車二人乗りして信号待ちしてると、園児を連れた保母さんに『影響を与えるので子供たちの前で二人乗りしないでください』って言われて、だが遅刻寸前だったため『すみません急いでるんです!』って信号が青になった瞬間また漕ぎ出したら少しハンドルがぐらつき、交差点を曲がってきた軽トラに轢かれた。
綺礼:幼い時雨が『にいさん…サンタクロースって、本当に…』とそっと耳打ちしてきたから、いよいよかと身構えていたら『本当に一人で世界中を回っているのかな?』と真剣な顔で尋ねてきた。コーヒーを吹きそうになった私を怪訝そうに見つめる時雨の顔が何とも言えなかった。
切嗣:今マックで言峰綺礼と一緒になっちゃったんだけど、彼が『肉が挟まってるやつ』と注文し始めたから戸惑いを隠しきれない。
ディアル:雨の中傘も差さずに仁王立ちしていたギルが『自由とはこういうことだ』とか言ってた。
時雨:ちょっと沈んでる時に、ディアルが『時雨、新しい顔だ』って自分の昼飯用に買ったであろうあんパンを渡してきた。少し元気出たし、美味しかったからまぁいっか。
時雨:『背の高い男は頭を撫でられ慣れていないから、頭を撫でると懐く』って聞いて、座ってる隙を突いてディアルを撫でた。
ギル:懐いたのか?
時雨:一瞬驚いたあとふにゃって笑って撫で返された。
ギル:貴様ららしいな。
クー:(傍から見ると恋人なんだよなぁ…)
綺礼:時雨が幼い頃
綺礼「ピザと十回言ってご覧、時雨」
時雨「ぴざ、ぴざ、ぴざ、ぴざ……」
綺礼「ではこれは?」肘を指差す
時雨「にいさん!」飛び付く
悶え死ぬかと思った。
ディアル:Full in care. Car was to be come. Me is not.
どういう意味だと思う?
時雨:古池や 蛙飛び込む 水の音
時雨:ディアルが冷凍の鶏唐揚を揚げて
ギルにいが惣菜屋の鶏唐揚げを買い
兄さんが肉屋の鶏唐揚げを買って来て
クーさんがエミヤさんから昨日のあまりという唐揚げを貰ってきた
…どうするのこれ。
ディアル:時雨と東京に遊びに行き面白半分で新宿二丁目に行ってみたのだが、二人のオカマが「アンタなんか末代まで呪ってやるー!」「アンタもあたしもゲイなんだから末代なのよぉー!」という喧嘩をしていた。大変申し訳ないことに二人してツボに入ってた。
ギル:我の机の引き出しを徹底的に調べてみたが、タイムマシンはなかった。我は子孫に迷惑をかける生活をしておらんのだな。
ディアル:子孫いないんじゃないか。
ギル:我が毎日見守っている時雨がストーカーの被害に遭っておるだと……!?
時雨:え?何意味わかんない。絵本にして枕元で読んで。
ディアル:甘えるにも程があるだろう…
ギル:若い頃は我もギターで食べようと考えた時期もあったものよ…さすがに考え直して箸で食すことにしたがな。
ディアル:めーだーかーの学校はー
時雨:川の中っ…!
クー:圧倒的激流っ…!
ギル:すべてを飲み込む激流っ…!
綺礼:無くなる学校…
綺礼:回らない寿司が食べたい時
「頑張ってお金を貯めていつか皆と食べよう」となるのがディアルムド
「綺礼さんの金で食べよう」となるのが時雨
「自力で奪うのみ」となるのがギルガメッシュ
「寿司と等速で回れば寿司は止まって見えるんじゃね?」となるのがランサー
クー:なんねぇよ
デリー:知ってるか?目は日焼けするのだとさ。小さい頃見た空は綺麗だったとか、世界が輝いてたとか、そういうのはあながち嘘ではないらしいぞ。
シュティ:ぼくは今見ている景色の方が好きだなぁ。
デリー:今の方が色々見れて楽しいかもな。
シュティ:(それもこれも、君がいるからなんだけど、ね)
- Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.473 )
- 日時: 2016/10/15 15:36
- 名前: ナル姫 (ID: DWz/vbtf)
顔やら腕やら足や、全身の鈍痛で意識が覚醒される。
日の差し込む見慣れない真っ白な壁、カーテンで仕切られた空間、廊下の方から小さく、カラカラという音と、話し声が聞こえる。
……病院だ。
……はて、何故己はこんなところにいるのだったか、痛みで動かない身体の代わりに脳をゆっくり回転させる。
……あぁ、そうだ。
日にち感覚がないため定かではないが、恐らく昨日、父母が離婚して丁度8年が経ったわけだが、中学に入ったあたりから俺と父親の仲は急下降するかの如くであり、夏休み中の現在でも中々顔を合わせることがなかった。朝、父が帰ってくる前のタイミングで俺は家から出て、夕方、父が仕事に向かった少し後に帰る、ということを繰り返していたのだが、たまに父が早く帰ってくる日があり、そんなときは夜の街を出歩いた。
何度となく補導されたが俺に反省する気など全くなく、教師に呼ばれても来ない父の代わりに、現世で再会した幼馴染のシュティ——もとい時雨の義兄である綺礼さんが呼び出される始末。申し訳ないとは思うのだが、どうしても父と顔を合わせるのも、誰かと一緒にいるのも嫌で最早癖と化していた。
昨日は父が早く帰り、いつも通り家から抜けた。進路も決まっていなければろくに勉強もせず成績も悪い、更に素行の悪さも加わって、中学の中ではかなり教師の要注意人物になってしまった俺である。夏休み中は教師も警官も街で良く見かけ、補導されるのが面倒で裏路地に入った——のが悪かった。
いつの間にか不良たちに囲まれ、金品を要求されるも携帯電話しか持ち歩いておらず、腹を立てた彼らに殴る蹴るの暴行を加えられ——あとは覚えていない。気絶したのか、凄く痛かったし、正直死ぬかと思ったが……。
——生きてる……。
右手を顔の前に持ち上げ、手を結んだり開いたりする。小さな傷はあるし、絆創膏やら包帯やらオプションがあるが、ちゃんと俺の手だ。
「……」
一度のみならず二度三度と戦乱に呼び込まれた身であるというのに、情けないとしか言いようがない。
体を動かそうとすれば、ぴしっと体の至るところが引き裂かれるように痛んだ。思わず呻き声が漏れ、体を持ち上げようとした腕から力が抜ける。起きるのを諦めた瞬間、シャッといきなりカーテンが開き驚いて肩を揺らした。
上目遣い気味に、無遠慮にカーテンを開けた人物を見遣れば、見慣れた金髪に珠玉のような赤い瞳。俺が起きているのを認知すると、ギロリと不機嫌極まりなさそうに睨みつけられた。
「……起きたか、愚者が」
「ええと……おはよう、ギルいたたたたい痛い!」
「なぁにが『おはよう』かこの大馬鹿者めがぁ!! 我と! 綺礼と! 時雨が!! どれだけ貴様を案じたと思っておるのだ!!」
「ごめ、いたっ、痛いって耳!」
ぎゅいっと引っ張られた耳が漸く解放される。患部が増えた……。
ギルはカーテンを締めると側にあったパイプ椅子にどかっと腰掛けた。
「ったく……良いか、どうせ覚えておらんだろうから教えてやる。貴様、タイミングよく路地裏の見回りに来た警官に助けられたのだぞ。救急車で運ばれた。それと、貴様が持っていたケータイは無事だ」
言いながら、ぽいっとエメラルドカラーの携帯電話を投げられる。これも細かい傷はついてしまっていたが、壊れてはいないようだった。
「……父さんは」
「さてな。……貴様親の番号くらい入れておかぬか。お陰で教会に電話が来たぞ」
「す、すまん……」
「それと」
まだ何かあるのか、先生が何か言っていたか、怪我が治ったら補導か、進路のことで何か話か……非常に気が重い。
「時雨が、泣いて怒っていたぞ」
予想外の言葉に、一瞬不意を突かれて目を丸くした。数回瞬きし、へ、と漸く間抜けな声が出てきた。
「間抜けた声を出すでない。宥めていた我らの身にもなってみろ、全く……」
余程大騒ぎだったのか、と簡単に予想ができた。各方面で綺礼さんに迷惑がかかってしまった……御子殿にも謝らなくてはならない。
「時雨は……」
「拗ねついでに綺礼と医者の話を聞いておる。直に来るだろう」
「……」
いつもなら時雨が拗ねたところでやれやれで済むところなのだが、今回ばかりはそれで済ませられない。時雨に会うこと自体一週間ぶりくらいではあるし、最後の会話は喧嘩別れだったし、その原因も夜の出歩きだったしで、こんな状況で一体どんな顔をしろというのだろうか。寝起きの脳で最善策を見いだせる訳もなく時は無情にも過ぎ、がら、と病室のスライドドアが開いた。ギルが座ったまま後ろを見てそのまま立ち上がる。
「起きた?」
「うむ。良かったな、存外に元気そうだぞ」
そんな会話のあと、シャッとカーテンが開いた。時雨の瞳もギルと同じく、とんでもなく不機嫌そうなものであり。
「…………」
「…………」
「……えっと……しぐ」
「こんの馬鹿ァァァァァァッ!!」
「ぎゃっ!?」
「何なの!? ディアル馬鹿なの!? 本当に死ぬかと思ったんだけどぼくに謝れ!!」
「待て待て待て待て、時雨! ごめ、悪かったごめんって!」
胸倉を捕まれがくんがくんと揺らされる。脳味噌がごっちゃごっちゃになった気分だ……。
「教会にいきなり電話来るじゃん、出たら『警察の者ですけど』って言われてハァ!?ってなって、ディアルムドさんが暴行を受けて病院へ運ばれまして意識不明でとか、しかも丸一日目ぇ覚まさなくて、もう、さぁ……」
時雨はそのまま力が抜けて床に座り込んだ。
……丸一日起きてなかったのか、という驚きがあったが、それより俺がこんな時雨の声を聞くのが初めてで驚きが勝る。
……本当に不安がらせたんだな。
扉がまた開く。見ると医者と綺礼さんが入ってきた。
「あぁ目が覚めたんだね。どうかな、気分は悪くない?」
「あ……はい」
「よかった。外傷は多いけど、後遺症になりそうな傷は特にないよ。寝起きで食欲はないだろうけど、もうすぐお昼だから少しは食べてね?」
俺達四人の間に流れる微妙極まりない空気を察してか、医者が結構気を使ってくれた。色々と説明とお叱りを頂く。医者が部屋から去るとまた少し微妙な空気だ。
「……さて、ディアルムド。……謝罪は?」
「……えっと……本当にすみませんでした」
「ふむ、一体何度私を学校に呼び出せば君は気が済むのかね?」
「いえ……あの……」
「……まぁ、良いだろう。無事で何よりだ」
「すみません……」
じわりと胸が痛んだ。馬鹿なことをした。散々心配させた。いつもいつもいつもいつも。泣かせるまで心配させた。
…………馬鹿だ。
母には引き取ってもらえず、父とは喧嘩が絶えず。親も何もあったもんじゃないのに、俺は。
小さな頃から、最早本当の血縁より家族のような、この人たちすら捨てるつもりだったのか。
一体狂ったのはいつからだったか。小学校中学年まではこんなことなかった。中学生になって急に狂いだした。手を繋いだりふざけ合いながら帰ったり、仲良しグループだとか男女の差だとか壁だとか、そんなもの一切関係なくずっと一緒にいた。覚えていないはずのこいつがいてくれた、のに。
いつの間にかそれが消えて、消えた状態が当たり前で、俺は。
自然と、身体はベッドの上で正座していた。ぐっと唇を噛み締めた。そのまま、両手を前にして頭を下げた。
「……ディアル?」
「……すみません……心配かけてすみませんでした……もうやめます、こんなこと……ちゃんと勉強します……だから……だから、俺を見捨てないで、ください……」
何も反応がないから、多分三人とも驚いている。……まぁ、すっかり不良になってしまった俺がこんなことしたんだから当然か……。
「……顔上げて、ディアル」
「……?」
顔を上げると、ガンッと左頬に懐かしい衝撃が走った。……痛い。若干睨みつけるように殴った張本人を見ると、存外彼女は涼しい笑顔で、ぱんっと右手の拳を左手で包むようにした。
「これで精算な」
仲直り、という言葉とともに右手を差し出される。
「……精算が痛すぎる」
「ばーか、これでイーブンだ」
文句を言いつつ差し出された手を取ると、ようやくいつものように笑ってくれた。
「真面目にしてなかった分、ちょっと勉強教えてくれ」
「任せろ、スパルタ教育してやっからな」
【雨と緑と仲直り】
- Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.474 )
- 日時: 2016/11/08 23:40
- 名前: ナル姫 (ID: jF5f2bDU)
転生協会組+αコピペ part5
ディアル:何を思ったかある日、ギルと時雨の前で寝た振りをしてみた。
意外にもギルは『こたつで寝ると風邪をひくぞ』とぶつぶつ言いながらも上着をかけてくれた。温かい。
時雨は俺の頭の上に冷凍みかんを積み始めた。冷たい…。
クー:あずきバーって何だ?ショットバーみたいなもんか?
エミヤ:「マスター、あそこの女性にこしあんを」とでも言うのかね。
時雨:デジカメの拙者モードって何?
ギル:そんな機能はない。
ディアル:時雨が、「ヘイ彼女!俺で妥協しない?」という新手のナンパに遭遇していた。
クー:従いたくてやべぇ。
綺礼:では命ずる、自害せよランサー。
クー:ミス、舌が痛くてやべぇ、だ
ギル:伏せから始めるか狗。
ディアル:不忠なる者に罰を…。
時雨:首輪つける?
クー:誤字だっつの!!
時雨:ディアルって一応アイルランド人だよね?じゃぁ英語をちゃんと話すってなったらトマトを「トゥメイドゥ」とか、ポテトを「ポディドゥ」とか、タマゴを「タメィゴゥ」とか発音するの?
ディアル:そうだな…卵はeggって言うな…
ディアル:駅のホームに字が流れていく電光掲示板ってあるだろう?今日何気にその電光掲示板を見てたら、
『架空請求に御注意ください。
使った覚えのないアダルトサイト等から
利用料等を請求してくる悪質な
電車が参ります』
とか言われた。怖い。
ギル:外出で電車に乗っており駅に止まった時、綺礼が空き缶を捨てに外へ出た瞬間扉が閉まって発車。時雨が『兄さーーーーん!!』と叫んだ時点でもう面白かったのだが更にディアルが『こうして二人の絆はたった扉一枚で引き裂かれたのであった…』と完結させていて吹き出してしまった。
ディアル:先程『おおディアルか!今財布を拾ってな!!ふはははは!…む!?我の財布が無いではないか!落としたのか!?我の財布!!ん!?これは我の財布ではないか!!!我の財布を拾ってやったぞ!!ふはははは!!』という三段階馬鹿から電話がきた。
時雨:朝、テレビを見ていたらアボカド料理を紹介していた。それを見ていた兄さんが『最近流行っているな。畑のじゃがいもだったか』
何ひとつ合ってないんだけど、どう訂正すればいいんだろう…というか畑じゃないじゃがいもって何?
ディアル:珍しくギルが台所に立っていてきゅうりを切ろうとしていた。が、右手に握っているものが包丁ではなくしゃもじで、それを指摘すると、『有名な武将は木刀で人を斬ったという逸話がある!我は英雄王ぞ!きゅうりくらいしゃもじで切ってやるわ!!』と切り始めた。
そんなこんなでたたききゅうりが完成した。
クー:先日、俺がディアルと何気無く話をしていると通り掛ったエミヤが、
「お前達はいいな、毎日がエブリディで…」
と言った。アイツは何が言いたかったんだ?
時雨:ディアルの御見舞行ったとき、「俺がアイドルになったらお披露目曲は『Everydayが注射』だな!」とか言ってた。馬鹿だ。
クー:ディアルが大福を皿に乗せて運んでいる途中に、うっかり一つだけ下に落としてしまった。すかさず時雨とギルが「狗/クーさんのが落ちた」と言った。
…俺だけ大福が食べられなかった。
ディアル:この間学校の皆で花札の試合をした時、慎二が突然オリジナルの役を創作し始めた。「ゴルゴン三姉妹」が登場してから試合は突然ヒートアップ。「フィオナ騎士団」「バビロニア」「ローマ皇帝」「暗殺教団」等次々と強力な役が登場、点数もインフレを起こしたが、最終的にセイバーが「円卓の騎士」で4万15点を獲得して終了した。
時雨:兄さんの携帯、衛宮さんからの着信に法螺貝の音が鳴り響くのは何なの?出陣なの?
時雨:ギルにい醤油取って。
ギル:そら。
時雨:これはソースだね。
ギル:何故分かった。
時雨:醤油はぼくが持ってる。
ギル:そうか。
時雨:参ったか。
ギル:うむ。
時雨:いただきます。
ギル:うむ。
時雨:ギルにいこれめんつゆ!
ギル:参ったか。
ディアル:いいからとっとと食え。
時雨:ディアルの『しばらく放っておいて欲しい』は
『しばらくしたら構って欲しい』と同義。
ディアル:何かにつけてセイバーに告白してはこっぴどくフラれるギル。今日も同じことが起こったのだが、今回の振られた理由が『喉仏の出ている人とは付き合えない』だったらしく、いつもは慰めたりからかったりできるものを流石にこのパターンは初めてでなんて声をかけたらいいのかわからない。
綺礼:朝から時雨とギルガメッシュが
時雨「もういい!ぼくは布団と結婚する!夫婦の時間を邪魔しないで!」
ギル「…だが布団は誰とでも寝るぞ。それで良いのか、愚妹よ!」
時雨「え……い、嫌だ……!」
というやり取りをしていた。何をやっているんだ…
ディアル:「体で払ってもらう」というのを強制労働か臓器を売り捌くことだと思っていたらしく、おじさんが女の子に体で払ってもらうぞって言ったとき「俺なら体で払ってもらうなら男だな…」と士郎が同級生の前で口にした。全員二度見した。
時雨:駆け込み乗車しようと走って来た女の人がいて、ちょうどドア近くにいたディアルが手を掴んでぐいっと車内に引っ張り込んだんだけど、あれ絶対ハートも掴んだよね。もうがっしりと
ディアル:コンビニで、「骨無しチキンのお客様〜」と呼び出されたが、凄い罵声を浴びた気分だ。
時雨:ふん、どうせぼくは馬鹿だよ。馬鹿で何が悪い!
ディアル:頭が悪い
時雨:そうだな!
オスカー:この間ディルとバーシュタハが
シュティ「問題」
ディル「なんだ」
シュティ「この世界にぼくがいないとします」
ディル「…そんな世界では生きていけんな…」
時雨「ぼくも…」
なぁ、問題どこいったんだ?
- Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.475 )
- 日時: 2016/11/11 00:09
- 名前: ナル姫 (ID: Coc0ZMxQ)
※架空施設注意
ホウエン地方にて、ポケモントレーナーとして旅立ったユウキは、トウカの森に来ていた。
「ここはむしタイプのポケモンが多いんだな……キノココなんかも見れるといいけど……」
「あっ、ユウキくん!」
「!」
聞き慣れた声に顔を上げる後ろを向くと、同じくトレーナーであり、同い年のハルカが彼に手を振って駆けてくる。
「ハルカ? ムロに向かったんじゃ……もう行ってきたの?」
「うーん、それがね……ムロに船を出してくれるハギさんっていうおじいさんがいるんだけど、その人が小屋にいないの。あの人のポケモンのキャモメもいなかったから、出かけてるのかなぁ……」
「それじゃぁムロに行く手立ては……」
「ゼロって感じ。ところでどう? ミズゴロウの育成はいい感じ?」
「勿論。今12」
「じゃぁ私のアチャモと同じね。他のポケモンは?」
「くさタイプが欲しいけど、ミズゴロウじゃ分が悪くて……先にひこうを捕まえようかなって」
ユウキが苦笑すると、ハルカはなるほどね、というように笑って頷いた。
「私はゴーストが欲しいなぁ。可愛い子がいると最高!」
少女らしい意見をハルカが述べる。ゴーストもいいね、とユウキがいうと、突然近くの草むらがざわざわと動き出した。
「え、な、何……?」
「ポケモンいるのかな?」
少しその草むらを見ていると、す、と可愛らしいポケモンが出てきた。
「このポケモン……」
「この子確か……そう! ムーマ!」
「えっ……ムーマ? この森にいるものなの?」
「わからないけど……チャンスかも! アチャモ!」
言うや否や、ハルカはモンスターボールからアチャモを繰り出した。状況を理解してないムーマが焦りだす。
「ひのこ!」
「チャモ!」
ぐっと空気を吸い込み、アチャモの口からひのこが放たれる。それがムーマに当たりそうになった、その時だった。
「マリルリ、まもる!」
「ルリ!」
男性の声と共に突然マリルリがムウマの前に立ちはだかり、守るを使いひのこを防いだ。ユウキもハルカも、アチャモも呆然とする中、ガサゴソとまた茂みが揺れる。声を出した主であろう、彼らより少し年上に見える男性だった。
「ムーマ……ここにいたか……」
「ムゥっ」
ビクッという表現がムーマに似合う。明らかに現れた少年はこのムーマに対して怒っていた。しかしそのまま説教ということはなく、ハルカとユウキに視線を向けた。
「すまない、驚かせてしまったな」
「い、いえ! こちらこそごめんなさい! 勝手に捕まえようとしちゃって……」
「構わない、こちらの責だ。それと、この森にムーマはいない。覚えておくといい」
「あ……はい」
戸惑いながら返事をすると、彼は笑った。橙色の瞳の緩んだ顔を見ると、中々整った顔であることが覗える。
「ディアルー、ムーマいたのー?」
「……」
新たに聞こえた陽気な声に顔をしかめ、溜息。
「なぁにが『いたのー?』だ。他のトレーナーに迷惑がかかってるぞ。お前も謝れお前のポケモンだろう」
「はいはいっと」
現れたのは、少年と同じ年頃の少女。二人の着ているジャケットやズボン、靴がお揃いであるのを踏まえてみると、二人で旅でもしているのだろう。兄弟には見えなかった。
「いやーごめんね、ムーマが迷惑かけちゃったかな」
「ごめんなさい、野生かと思って捕まえようとしちゃって」
「いいのいいの、気にしないで」
ケラケラと笑いながら、少女はモンスターボールにムーマをしまった。
「あの、お二人はトレーナーなんですか?」
ユウキが二人に口を開く。似てるけど違うな、と二人は言った。
「俺達はヒマワキシティ近くの研究所の助手でな。少し前までイッシュ地方にいたのを、最近ホウエンに戻ってきたんだ」
「ミナモシティの近くに、おくりびやまあるでしょ? あの近くの教会出身なんだ」
「へぇ。助手さんだったんですね」
「はは、それらしくない格好だがな」
「そういえば名乗るのが遅れちゃった。ぼくはシグレ」
「俺はディアルムド。あだ名でディアルと呼ばれている」
「ミシロから来たユウキといいます」
「ハルカです。私のお父さんは博士で、ポケモン図鑑を完成させる手伝いをしています」
「へぇ、偉いね。……ねぇねぇ君のアチャモ、よく育ってるね。ねぇディアル?」
にやっと頬を緩ませ笑うシグレ。ディアルは一瞬、何を言い始めるんだという顔をしたあと、承知したように頷いた。
「あぁ、そう思う」
「……?」
ハルカとユウキが、目を丸くした。純粋に褒めるにしては、どこか言葉が挑発的なように思えた。
「ぼくたちとバトルするつもりはない?」
「バトル……?」
「え、どっちとですか?」
「無論、両方とだ」
「「え?」」
二人の声が被る。にぃっと助手のコンビは口角を上げた。
「タッグバトルははじめてかい?」
「では二人でかかってくるといい」
「ぼくらがお相手してあげよう!」
「練習にはちょうどいいだろうな」
「けど」
「勿論」
「ぼくたち/俺達は、強いぜ/ぞ?」
「……!」
「……」
二人のまとっていた陽気な雰囲気が、一気にぴりっとしたものに変化した。
「どうする?」
「やるかい?」
「……ハルカ」
「……やろう、ユウキ! 私は、図鑑優先でやるけど、ユウキはこの先、ポケモンリーグに挑戦するかもしれない。いい勉強になるかも!」
「……あぁ!」
「決まったかなー?」
「ではそちらのポケモンをどうぞ」
ユウキはモンスターボールを大きくし、投げた。
「いけ! ミズゴロウ!」
「ミジャ!」
「アチャモ、お願い!」
「チャモー!」
「アチャモとミズゴロウ。ディアル、十五レベ以内だ」
「わかっているとも。行くぞシグレ!」
「OKディアル!」
「フラべべ!」
「ムーマ!」
「「キミに決めた!」」
ポンッと同時に投げられたモンスターボールから出てきたのは、先程のムーマと、二人には見馴れないポケモンだった。
「ムーマ!」
「ラベラベっ」
「先攻は譲ろう」
「そっちからどうぞ!」
「はい! ミズゴロウ、みずでっぽう!」
「アチャモ、ひのこ!」
炎がフラべべに、水がムーマに迫る。
「フラべべ、避けてにほんばれ!」
「ラベっ!」
ひのこをあっさりと避け、フラべべが技を発する。かっと日差しが強くなった。
「一瞬で決めるよムーマ、じゅうまんボルト!」
「何っ!?」
「むーっ……」
ばちばちっと電気が溜まっていく。
「まっ!」
「ッ! ミズゴロウ、避けろ!!」
「ミジャっ!」
寸でのところでミズゴロウは避け、苦手な電気技を受けずには済んだ。ちぇ、と笑ってシグレが言う。
「簡単には取らしてくんないか」
「わざマシンか? えげつない技覚えさせたなぁ」
「だってぼくら、ギル兄に鍛えられたし? そういうお前も準備中だろ?」
「ふん、まぁな。少しでいい、時間稼ぎは任せたぞ」
「了解っと。ムーマ、アチャモにあやしいひかり!」
「ムーマっ」
ぽわ、とムーマの首飾りから光が出てきた。戸惑うアチャモの周囲をくるくると回る。
「ちゃ、ちゃも?」
「アチャモ?」
「おっとハルカちゃん、あやしいひかりを受けるのは初めてかな? 相手を混乱させる技、自分で自分を攻撃しちゃうよ」
「!」
「ミズゴロウ、みずでっぽう!」
「フラべべ、動くな!」
「ムーマ、立ち塞がってじゅうまんボルト!」
「ムーマっ!」
じゅうまんボルトとみずでっぽうがぶつかり、軽く爆発が起こる。煙る中から、ひのこが飛んできてムウマに当たった。
「! 優秀なアチャモだね、混乱してはいるけど攻撃はできる。ディアル、準備はいいかい?」
「当然だ、時間稼ぎ感謝するぞ。フラべべ、狙うポケモンはわかっているな?」
「ラベ!」
「行くぞ、フラべべ、ソーラービーム!」
「らー……べっ!」
「ッ……ミジャーーっ!!」
「!! ミズゴロウ!!」
「おー怖。レベル低いとは言え怖」
シグレが笑う。もうもうと立ち込める砂埃が収まってくると、その中にミズゴロウのシルエットが見えた。そして二人が楽しげに笑う。
「おわったね」
「ソーラービームの威力を舐めるな」
ミズゴロウは目を回していた。一方、アチャモは早くも混乱が溶けたらしい。ミズゴロウがやられたこともあり焦っているのか、しっかりこちらを見据えている。
- Re: 短編小説 *BSR Fate* ( No.476 )
- 日時: 2016/11/11 00:11
- 名前: ナル姫 (ID: Coc0ZMxQ)
「……」
ふーむ、とディアルが顎に手を当てた。
「シグレ、これでは差が酷いな?」
「タッグバトルは初めての二人だもんねぇ、仕方ないね」
「そうだな。新米トレーナー、一つアドバイスをしてあげよう。まさかこちらが、何の意味もなくにほんばれを使うはずがないだろう? なんの攻撃が次に来るかはわからずとも、その技が出された瞬間、タイプ相性のいいポケモンにその技の対処をさせるのは可能だ」
「アチャモ、混乱の効きが弱かったでしょ? ひのこをソーラービームに当てるよう指示すれば、ミズゴロウにソーラービームが直撃することはなかったかもしれない」
「……!」
「タッグバトルは個々の強さは元より、ポケモン同士、トレーナー同士の連携が勝敗を握る鍵となる」
「一回休憩、元気のかけらと傷薬を使う時間は上げるよ。もう一回かかっておいで!」
「それとも、もう降参か?」
「っ……」
「……やろう、ユウキ! 諦めたくないでしょ!」
「……あぁ、勿論!」
「その意気や結構! フラべべ、Go!」
「ラベラベ!」
「よっしゃムーマ! いっくぞー!」
「ムーマっ!」
ユウキはシグレから貰った元気のかけらと、自分で持っていた傷薬をミズゴロウに使う。
「ミズゴロウいけるか?」
「ミジャっ」
「アチャモ!」
「チャーモ!」
「今度はこっちが先攻だよ! ムーマ、アチャモにサイコウェーブ!」
「フラべべ、ミズゴロウにぱっぱカッター!」
「ムーマっ!」
「ラベ!」
「ミズゴロウ、みずでっぽう!」
「ミジャっ!」
「アチャモ、躱して!」
「チャモ!」
ぱっぱカッターはみずでっぽうで勢いが弱まり、ミズゴロウへ当たる前に落ち、アチャモはムーマの技を躱した。
「やるねぇ」
「中々だな」
しかしこれでは防戦一方、フェアリータイプのフラべべはとにかく、ひっかくやたいあたりのノーマルタイプで物理の技はムーマに当たらない。
「……ユウキ、急所に当てる作戦で行くわよ!」
「え、でもそんな技は……」
「たしかにミズゴロウはきあいだめを覚えない、でも、相手の視界を塞ぐ技がある……そうでしょ?」
「……! わかった!」
「アチャモ、きあいだめ!」
「チャモチャモチャ……!」
「ミズゴロウ、フラべべにどろかけ!」
「ミジャ!」
「っ! ラベっ」
「今よ、アチャモ、ひっかく!」
「! 時雨!」
「わかってる! ムーマ、アチャモにサイコウェーブ!」
「させるか! ミズゴロウ、みずでっぽう!」
「ミジャー—!」
「ムゥっ」
「! ムーマ!」
「チャモッ!」
「ラベっ!」
「フラべべ!」
「やった!」
ようやく、二匹にダメージが入る。ハルカとユウキはハイタッチを交わした。
フラべべの技のにほんばれによる日差しも、ようやく収まる。
「やってくれたねぇ。じゃぁディアル、もうちょい本気出そうか?」
「ふ、了解した」
「ムーマ、ミズゴロウにうらみ!」
「少々賭けだが、仕方あるまい。フラべべ、アチャモに目覚めるパワー!」
ミズゴロウのみずでっぽうの技ポイントが減る。回数の多い技ではあるが、4減らされるのは痛い。目覚めるパワーはアチャモに当たったが、そこまで削れてはいない。
「アチャモ、ひっかく!」
「ミズゴロウ、たいあたり!」
「チャモー!」
「ミジャー!」
「避けろフラべべ! にほんばれ!」
「らべっ、らべっ!」
ひっかくは躱したが、体当たりは少々当たった。しかし、指示通りにほんばれを発動し、日差しが強くなる。
「ムーマ、アチャモにあやしいひかり!」
「チャモ、チャ……」
アチャモがまた混乱に陥る。流石に、慣れる技ではない。今一度、ソーラービームを食らうのは不味い。そこで二人は、ポケモンになきごえを発動させた。アチャモも、これは成功させた。これで、それなりに攻撃力が下がるはず——そう思っていた。
だがディアルは口角を上げる。
「考えたな……だが、甘い。健闘した慈悲だ、一発で決めてやろう。フラべべ、ソーラービーム!」
「ラベーーっ!!」
「アチャモ、ひのこ!!」
「チャモ……チャーッ!」
「よっし! この混乱は効いたか!」
「ミズゴロウ! 避けっ……」
遅かった。ソーラービームはミズゴロウに命中してしまった。そして、ミズゴロウは再び戦闘不能となった。
「どうして……技の威力は下げたはずなのに……!」
「残念、まぁ俺の今のフラべべは目覚めるパワーによって草タイプでな」
「……?」
「フラべべの特性、フラワーベールは、味方のくさタイプのポケモンの能力を下げられん。よって、威力は変わらん」
「そんな……」
絶望したように、ユウキはミズゴロウを抱き上げた。
「はーい、そんなところでバトル終了かな? ま、いい経験になったでしょ?」
「はい……レベルはそんなに変わらない筈なのに、本当に強いですね」
「はは、まぁぼくたち、キミらより冒険歴もバトル歴も長いからね。何よりぼくらの金ピカ兄がさ、すんごい強いの。もう鍛えられまくったよー」
「その分えげつないことも教えられたがな……さて、急にバトルした詫びだ。どうか使ってくれ」
ディアルが鞄から出したのは、ミズゴロウに使わせるためであろう元気のかけらと、2つのタウリンだった。タウリンを一つずつ、元気のかけらはユウキに渡す。
「さて、じゃぁぼくらはそろそろ行くね。ディアル、教会寄ろう」
「ミナモか、秘密基地は?」
「あ、寄る!」
「了解した」
ディアルは、モンスターボールからトロピウスを出した。二人はトロピウスの背にまたがる。
「ではな、ユウキ、ハルカ。また会おう。元気でな!」
「次はレベル合わせないよ、全力勝負だからねー!」
シグレが言い終わるより少し前に、トロピウスは空高く羽ばたき、二人を乗せて飛んでいった。ユウキとハルカは、呆然としてそれを見送った。
「……嵐みたいな人達だったね」
「……うん」
これから先——二人と何かとバトルしたり、二人の言っていたスパルタな金ピカ兄とであったりするのは——もう少し、あとの話。
※最近のポケモン知識が中途半端です。間違っていたらごめんなさい
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