「彼」を探そうと思った。 あんなに苦しんでいる 「あの人」 を見るのはもう嫌だ。 「あの人」 が 「彼」 を求めているのなら、ぼくは探してやる。 つくりものの 「彼」 を。 ぼくと同じ名前を与えられた少年を。 探してやる。 そしてもし見つけることができたのなら、 血肉を喰らい、孕むまで貪って、「ぼく」 が 「彼」 になってやる。 そうしたら、 「あの人」 はきちんと 「ぼく」 を見てくれるだろうか。
第1部 始まり
第1部 第1章
第1部 第2章
第1部 第3章
第1部 第4章
第1部 終わり、そして次のはじまり
第2部 はじまり
第2部 第1章
第2部 第2章
第2部 第3章
第2部 第4章
第2部 第5章
番外編
第3部 はじまり
第3部 第1章
第3部 第2章
第3部 第3章
第3部 第4章
第3部 第5章
最後の彼らのお話
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